femme fatale (アイドルグループ)

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femme fatale
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
活動期間 2018年 -
レーベル femme fatale
公式サイト 公式ウェブサイト
メンバー

femme fatale(ファムファタール)は、日本の女性アイドルユニット。戦慄かなの頓知気さきな姉妹による完全セルフプロデュースユニットである[1]

概要[編集]

戦慄かなのが少年院から自宅に戻り、久しぶりに妹の頓知気さきなに会ったときに、そのかわいさに「一緒にアイドルをやるしかない」と、姉妹によるアイドルユニットの構想を思い立つ[1]

それから2年、経験や人脈を得てユニットが本格的に始動。衣装(頓知気がデザイン)も曲(初ライブで披露した楽曲3曲のうち、2曲は戦慄が作曲[2])も自分たちでできるということでセルフプロデュースを選択[1]

2018年10月22日、「Idol Lollapalaooza!!!」(新宿ReNY)で初ライブ。しかし、前日に頓知気が突然辞めると言い出して、戦慄から依頼されたミスiD実行委員長の小林司や同選考委員の吉田豪大森靖子が説得に当たるという一幕もあった[3]

戦慄は初ライブの時点でZOCでの活動を既に始めており(2020年7月8日に卒業)、頓知気も2019年から2021年3月まで「青春高校3年C組」(テレビ東京)にレギュラー出演していたことから、femme fataleとしてのライブ出演は多くないが、2020年より2人でYouTubeやネットラジオ、TikTokを始めている。

ファンの名称は「隠し子」。

2020年11月13日、1stミニアルバム「femme fatale」、1stシングル「安眠swimming/恥晒し(feat.ゆゆうた)」が同時リリース[4]

2020年11月29日、大阪(umeda TRAD)でのライブ公演中に、公式サイト兼ファンクラブサイトの「隠し子倶楽部」のオープンが発表された[5]

2021年4月2日、2ndシングル「鼓動/ピューピル」をリリース[6]

エピソード[編集]

  • ユニット名の由来は、頓知気の記憶にあったクリムトの絵画のモチーフであるファム・ファタール(運命の女,魔性の女)。それは戦慄にも「あ、これだ」「ウチらのカワイイは femme fataleだ」と思わせた[7][注 1]
    • 名前を決める前にアイドル像を模索して、レファレンスになりそうな作品を2人で挙げて行く中、ファム・ファタールはイタリア映画の『女性上位時代』などでテーマとして描かれ、戦慄にも「凄くピッタリ」な言葉に感じられた[7]

メンバー[編集]

  • 戦慄 かなの(せんりつ かなの、1998年9月8日 - 、姉)
    • 可愛い担当
    • 作詞・作曲・振り付け担当
    • メンバーカラーは水色

作品[編集]

順位はオリコン・ウィークリーランキング最高順位[9]

アルバム[編集]

# 発売日 タイトル 収録曲 順位
1 2023年4月28日 f**kin' sisters
  1. Role of a Life
  2. Club Moon
  3. Dang Dang Love
  4. 鼓動
  5. だいしきゅーだいしゅき
  6. Cupid
  7. ジェットコースター
  8. ピューピル
  9. mellow mellow
  10. Step Into
-

ミニアルバム[編集]

# 発売日 タイトル 収録曲 順位
1 2020年11月13日 femme fatale
  1. down shout leaf
  2. after light
  3. フェイズ
  4. サバイバー
  5. JR
  6. バタフライ
46位

シングル[編集]

# 発売日 タイトル 収録曲 順位
1 2020年11月13日 安眠swimming / 恥晒し(feat.ゆゆうた)
  1. 安眠swimming
  2. 恥晒し(feat.ゆゆうた)
51位
2 2021年4月2日 鼓動 / ピューピル
  1. 鼓動
  2. ピューピル
104位
3 2021年10月22日 Club Moon / Cupid
  1. Club Moon
  2. Cupid
42位
4 2022年12月9日 Step Into / Dang Dang Love
  1. Step Into
  2. Dang Dang Love
-

配信シングル[編集]

# 発売日 タイトル 収録曲 順位
1 2022年3月4日 だいしきゅーだいしゅき[10][11]
  1. だいしきゅーだいしゅき
-
2 2022年4月29日 Role of a Life
  1. Role of a Life
-
3 2022年6月17日 ジェットコースター
  1. ジェットコースター
-

ライブ[編集]

※フリーライブやインストアライブは除く

開催日 公演タイトル 会場 セットリスト 備考
2019 9月4日 戦慄生誕 21歳は素行がめっちゃファビュラス 新宿MARZ
2020 3月5日 オトナ頓知気爆誕祭 Veats Shibuya フェイズ初披露
9月7日 戦慄かなの生誕祭「22歳もファビュラスをお見舞いしちゃうよぅ♡」 Veats Shibuya 1 femme fatale

2 down shout leaf

3 フェイズ

4 after light

5 サバイバー

6 悲しみスターライト

7 JR

8 安眠swimming

9 バタフライ

10 うれしいたのしいさみしいガール(戦慄かなのソロ)

11 フォーリンラブ(戦慄かなのソロ)

JR/安眠swimming初披露
2021 3月9日 頓知気さきな生誕祭「今日から頑張る!2021」 TSUYATA O‐EAST 1 femme fatale

2 down shout leaf

3 フェイズ

4 鼓動

5 ピューピル

6 安眠swimming

7 JR

8 Juicy Fruity Lady(頓知気さきなソロ)

9 バタフライ

ピューピル初披露
5月9日→6月5日 ユートピア Zepp Haneda 緊急事態宣言により公演延期
7月27日 femme fatale Zepp Tour 2021 in Sapporo Zepp Sapporo
8月13日 femme fatale Zepp Tour 2021 in Nagoya Zepp Nagoya
8月14日 femme fatale Zepp Tour 2021 in Osaka Bayside Zepp Osaka Bayside
8月16日 femme fatale Zepp Tour 2021 in Fukuoka Zepp Fukuoka
2022 1月11日 femme fatale ワンマンライブ 「A Night to Remember」 中野サンプラザ
9月10日 お騒がせファビュラス、23歳になったよぅ EX THEATER ROPPONGI
7月28日 東名阪ツーマンライブツアー2022『異文化交流会』 Spotify O-EAST
8月2日 東名阪ツーマンライブツアー2022『異文化交流会』 心斎橋 BIGCAT
8月4日 東名阪ツーマンライブツアー2022『異文化交流会』 名古屋ダイヤモンドホール

出演[編集]

テレビ[編集]

インターネットラジオ[編集]

  • femme fataleハウス(iOラジオ、2020年1月1日 - )

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ (ユニット名について)頓知気さきな:「ファムファタールっていう名前は私が考えたんですよ。フランス語で、運命の女とか魔性の女的な意味があるんですよね」(『週プレNEWS』2020年7月29日)[8]

出典[編集]

  1. ^ a b c 少年院出身アイドル・戦慄かなの、可愛すぎる実妹との姉妹ユニットが本格始動”. 日刊SPA! (2019年1月29日). 2020年2月22日閲覧。
  2. ^ IDOL AND READ 017」(シンコーミュージック・エンタテイメント)p.213
  3. ^ 「IDOL AND READ 017」発売記念 戦慄かなの(ZOC)トークショー・リポート”. シンコーミュージック・エンタテイメント. 2020年2月23日閲覧。
  4. ^ 戦慄かなの 頓知気さきな実姉妹ユニット「femme fatale」結成2周年で新展開”. ドワンゴジェイピーnews. 株式会社ドワンゴ (2020年10月22日). 2021年4月7日閲覧。
  5. ^ 戦慄かなの・頓知気さきなによる実姉妹ユニット「femme fatale」のファンクラブがついにオープン!”. 歌詞検索サイト【UtaTen】. IBGメディア株式会社 (2020年11月29日). 2021年4月7日閲覧。
  6. ^ 戦慄かなの×頓知気さきな!実姉妹ユニット“femme fatale”のゲリライベントに渋谷騒然”. M-ON!MUSIC. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2021年4月2日). 2021年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月7日閲覧。
  7. ^ a b 取材 / 臼杵成晃、文 / 倉嶌孝彦、撮影 / 星野耕作 (2021年4月10日). “戦慄かなの×頓知気さきな femme fataleインタビュー、ケンモチヒデフミ提供の新曲で体現する実姉妹ユニットが“本当にやりたいこと” - 特集・インタビュー「私たちのやりたいことは femme fataleにある」”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ. 2021年4月22日閲覧。
  8. ^ 取材・文/榛村季溶子 (2020年7月29日). “「青春高校3年C組」センター・頓知気さきなが熱狂的グラビア愛を語る!「ずっと見続けたくなる写真には、リズムがあると思うんです」”. 週プレNEWS. 株式会社集英社. 2021年4月22日閲覧。
  9. ^ femme fataleの作品”. ORICON NEWS. オリコン. 2022年4月1日閲覧。
  10. ^ TikTokでバズった。 『だいしきゅーだいしゅきー』はTikTokでなぜバズったのか? 戦慄かなの&頓知気さきなの王道回帰”. 2022年8月26日閲覧。
  11. ^ 【TikTok Weekly Top 20】femme fatale「だいしきゅーだいしゅき」3週連続首位、変態紳士クラブ「溜め息」が初登場”. 2022年8月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]