毘沙門町

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毘沙門町
びしゃもんちょう
日章旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 奈良県
自治体 奈良市
面積
0.002031055km²
世帯数
10世帯
総人口
19
国勢調査、2010年10月1日現在)
人口密度
9,354.74人/km²
隣接地区 公納堂町十輪院町薬師堂町芝新屋町芝突抜町・鵲町
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毘沙門町(びしゃもんちょう)は、奈良県奈良市の中央部、市街地の中央部に位置する地区である。ならまちに位置する町の一つ。郵便番号は630-8383。

毘沙門町の昼の風景

地理[編集]

奈良市に位置する。北は鵲町、北東は公納堂町、南東は十輪院町、南西は薬師堂町、西は芝新屋町、北西は芝突抜町に接する。

地名の由来[編集]

町の西側に毘沙門天を安置する「毘沙門堂」があることからその名がついた。信貴山本尊にあった毘沙門天が、兵乱時に持ち出され、現在の毘沙門町付近に捨てられていたため、この毘沙門堂に安置されたといわれている。現在は法徳寺にあるとされる。

歴史[編集]

もともと、町の西側には元興寺大塔院の境内が、東側には元興寺禅院境内があったという。宝永年間(1704年1711年)には春日若宮祭に出演する能役者や、参勤する大名らに宿泊所を提供する宿割町として栄えた。1859年に火事によって元興寺大塔が焼失した。また、昭和30年頃には多くの店が立ち並びにぎわいを見せていたが、現在はほぼすべての店が閉まっている。

施設[編集]

交通[編集]

近鉄奈良駅から徒歩で約13分。

小・中学校の学区[編集]

奈良市立飛鳥小学校および、奈良市立飛鳥中学校校区にあたる[1]

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 29 奈良県』角川書店、1990年 ISBN 4-04-001290-9

脚注[編集]

  1. ^ 通学区域”. 奈良市. 2017年12月29日閲覧。

関連項目[編集]