巣状分節性糸球体硬化症

巣状分節性糸球体硬化症

微小変化型ネフローゼ症候群とは異なり、一部(巣状)の糸球体のうちの部分的(分節性)に血管が硬くなる形態が認められます。リンパ球の働きが原因のこともありますが、メタボリック症候群などの方にも生じることがあります。
発症は急激であることが多く、微小変化型ネフローゼ症候群と同じような経過をとります。

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治療は?

ステロイド薬*免疫抑制薬*を使用しますが、効果の認められない(治療抵抗性の)患者さんも多くみられることが微小変化型ネフローゼ症候群との大きな違いです。25年で約3/4の患者さんは腎不全となり透析を余儀なくされています。