1970年代の日本

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1970年代の日本(1970ねんだいのにほん)では、1970年代日本の出来事・流行・世相などについてまとめる。

日本の元号では、昭和45年から昭和54年に当たる。

できごと[編集]

1970年[編集]

1971年[編集]

1972年[編集]

1973年[編集]

1974年[編集]

1975年[編集]

1976年[編集]

1977年[編集]

1978年[編集]

1979年[編集]

戦争と政治[編集]

政治[編集]

佐藤内閣
田中角栄内閣
三木内閣
福田赳夫内閣
大平内閣
1970年代の内閣総理大臣

社会[編集]

  • 学生運動が退潮する。
  • 赤軍が日本国内外で暴動を起こす。
  • 全国各地に暴走族が現れる
  • 海外旅行の一般化が始まるが、アジア諸国で日本人男性の買春旅行が問題となった。
  • 総理府の「国民生活に関する世論調査」(1979年5月調査)で、「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.9%)が「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.3%)を初めて上回る[Web 2]
  • 1976年に行われた「国民における元号の使用に関する世論調査」によると、「元号を主に使用している」と答えたのは87.5%で、「併用している」が7.1%、「西暦のみを使用している」は2.5%とあり、この頃は西暦よりも元号の方がまだ国民の間で一般的であった。なお、新聞テレビなどのメディアを筆頭に1980年代にかけて西暦の使用は増えていったが、公文書などを除いて元号より西暦が多用される転換となったのは、1989年に元号が昭和から平成に変わったことの影響が大きい。

経済[編集]

災害[編集]

科学と技術[編集]

文化と芸術[編集]

流行[編集]

ファッション[編集]

建築[編集]

サンシャイン60(1978年4月6日)
超高層建築物・構築物

アニメーション・漫画[編集]

芸能界[編集]

前半(1970年から1973年)

中期(1974年から1976年)

後半(1977年から1979年)

スポーツ[編集]

人物[編集]

政治と防衛[編集]

政治
政治活動家
旧日本陸軍帰還兵

哲学・思想・評論[編集]

学者[編集]

宗教家[編集]

経済[編集]

実業家

文学[編集]

芸術[編集]

写真
建築
漫画・アニメ

ファッション[編集]

芸能[編集]

演芸
お笑い
司会

音楽[編集]

クラシック音楽と現代音楽
日本の伝統音楽
ポピュラー音楽

映画・演劇・舞踏[編集]

俳優
映画プロデューサ・映画監督
映画評論
演出
古典芸能
舞踏

スポーツ選手[編集]

野球
サッカー
相撲
柔道
ボクシング
プロレス
競馬

冒険[編集]

その他[編集]


フィクションのできごと[編集]

  • 前半 - 中国青海省北西部に地球外生物円盤が着陸し、未知の科学兵器を用いて周辺への攻撃を開始。人民解放軍が応戦するも、通常兵器は通用せず大損害を受け、戦闘はチベット地区および新疆ウイグル自治区甘粛省、さらにはソ連の中央シベリアやインド、ネパールなどの中国国外へも拡大する。これを受け国連は「世界非常事態宣言」を採択し「大国連軍」を設置する。(小説『見知らぬ明日』)[1]
  • 後半(昭和5×年) - 地震研究所が築かれたノロシ山の松代皇居にあるトンネルが、1945年7月の工事中の松代皇居の中央坑道と繋がる。その後、昭和5×年の日本政府と帝国陸軍が接触し、決号作戦の援助のため1945年への自衛隊の介入が開始される。(小説『パラレルワールド大戦争』)[2]
  • 197X年(後半)6月 - タッシリ・ナジェールの先史遺跡から、かつて白鳥座方向から来訪したと見られる地球外の珪素型生物の頭脳「緑の石」が、関連する土偶や壁画、石板などとともに発掘される。同時期に、米国国立電波天文台が銀河系中心核から放たれるガンマ線強度の上昇を観測する。(小説『緑の石』)[3]
  • 197×年1月半ば - 富士山の噴火とともに「東京大地震」が発生し東京は壊滅。直後に川崎市直江津市を結ぶ形で本州を二分する地割れが生じ、そこから現れた「怪物」が世界中の通信機に向けて脅迫を発する。その後の調査により、一連の出来事は1億年前(または6千万年前)に太陽系外から飛来した他天体の生物の機械によるものと判明する。(小説『北北東を警戒せよ』)[4]
  • 197×年 - 日本各地で中型地震や火山の噴火が多発し、7月26日には天城山三原山の噴火を伴う「伊豆地震」が、8月16日には「京都大地震」が発生する。同時期に、地球物理学者の田所博士が、日本列島近傍のマントル対流のパターン急変の兆候を察知し、急変の結果としての「日本沈没」を予測。これに対する調査研究を目的とした「D計画」が開始される。(小説『日本沈没』)[5]
  • 197*年2月1日 - 稲荷の境内で決闘に臨もうとしていた横田順弥と鏡明、そしてその介添人ら6名の中学生が、突然出現した空飛ぶ円盤の中に吸いこまれ、宇宙人Xによって人間の脳細胞にひそむ超人能力をひきだされる。その後、6名は「超革命的中学生集団」を結成する。(小説『超革命的中学生集団』)[6]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 日清食品から「カップヌードル」(1971年)、「日清焼そばU.F.O.」(1976年)、「どん兵衛きつねうどん」(1976年)。まるか食品から「ペヤングソースやきそば」(1974年)。東洋水産から「マルちゃん赤いきつね」(1978年)

出典[編集]

  1. ^ 小松左京『見知らぬ明日』角川春樹事務所、1998年、11,22-27,41,51,57,58,68,99-110,123-126,158,172,183-186,200,216-222頁。ISBN 978-4-89456-426-8 
  2. ^ 豊田有恒『パラレルワールド大戦争』角川書店、1980年、10,19-79,96-98,106-113,121,123頁。ISBN 978-4-04-137720-8 
  3. ^ クライン・ユーベルシュタイン 『緑の石』 ダイヤモンド社、1977年、1・3 - 7・14 - 43・83頁。NCID BN11710047
  4. ^ 光瀬龍『北北東を警戒せよ』朝日ソノラマ、1975年、146-179,185,186,210-220頁。ISBN 978-4-257-76003-0 
  5. ^ 小松左京『日本沈没(上)』光文社、1973年、11,90-95,101-104,128,133,135,181,196-210頁。ISBN 978-4-334-72043-8 
  6. ^ 平井和正『超革命的中学生集団』早川書房、1974年、13-35,49-53頁。ISBN 978-4-15-010144-2 
書籍
  1. ^ a b c 総合年表2、p.685
  2. ^ 昭和二万日14、p.178
  3. ^ 昭和二万日14、p.183
  4. ^ a b c d e 総合年表2、p.683
  5. ^ 昭和二万日14、p.208
  6. ^ 総合年表2、p.683,p.685
  7. ^ 昭和二万日14、p.256
  8. ^ 総合年表2、p.684
  9. ^ 昭和二万日14、p.296
  10. ^ 昭和二万日14、p.275
  11. ^ 昭和二万日14、p.274-275
  12. ^ a b c d e f 総合年表2、p.687
  13. ^ 昭和二万日14、p.280
  14. ^ 昭和二万日14、p.283
  15. ^ 昭和二万日14、p.284
  16. ^ 昭和二万日14、p.297
  17. ^ a b 昭和二万日14、p.303
  18. ^ 昭和二万日14、p.304-305
  19. ^ 昭和二万日14、p.307
  20. ^ 昭和二万日15、p.38-39
  21. ^ 昭和二万日15、p.40
  22. ^ 昭和二万日15、p.44
  23. ^ a b c 総合年表2、p.686
  24. ^ a b 昭和二万日15、p.50
  25. ^ 昭和二万日15、p.52
  26. ^ a b c d e 総合年表2、p.689
  27. ^ 昭和二万日15、p.58-59
  28. ^ 昭和二万日15、p.58
  29. ^ 昭和二万日15、p.66
  30. ^ 総合年表2、p.688
  31. ^ 昭和二万日15、p.70
  32. ^ 昭和二万日15、p.70-71
  33. ^ 昭和二万日15、p.94
  34. ^ 昭和二万日15、p.98-99
  35. ^ 昭和二万日15、p.113
  36. ^ 昭和二万日15、p.116
  37. ^ 昭和二万日15、p.123
  38. ^ 昭和二万日15、p.134-135
  39. ^ 昭和二万日15、p.166-167
  40. ^ 昭和二万日15、p.166
  41. ^ 昭和二万日15、p.170-171
  42. ^ a b 総合年表2、p.690
  43. ^ 昭和二万日15、p.192
  44. ^ a b c 総合年表2、p.691
  45. ^ 昭和二万日15、p.206
  46. ^ 昭和二万日15、p.207
  47. ^ a b c 昭和二万日15、p.224
  48. ^ a b 昭和二万日15、p.234-235
  49. ^ 昭和二万日15、p.236-237
  50. ^ 昭和二万日15、p.242
  51. ^ 昭和二万日15、p.249
  52. ^ a b c d 総合年表2、p.692
  53. ^ 昭和二万日15、p.264
  54. ^ 昭和二万日15、p.266
  55. ^ 昭和二万日15、p.278
  56. ^ a b 昭和二万日15、p.286
  57. ^ a b 総合年表2、p.
  58. ^ 昭和二万日15、p.292
  59. ^ 昭和二万日15、p.302
  60. ^ 昭和二万日15、p.304-305
  61. ^ a b 昭和二万日16、p.36
  62. ^ 昭和二万日16、p.42-43
  63. ^ 昭和二万日16、p.68
  64. ^ a b 総合年表2、p.694
  65. ^ 昭和二万日16、p.76-77
  66. ^ 昭和二万日16、p.76
  67. ^ 総合年表2、p.695
  68. ^ 昭和二万日16、p.88
  69. ^ a b c d e f g 総合年表2、p.697
  70. ^ 昭和二万日16、p.102-103
  71. ^ 総合年表2、p.696
  72. ^ 昭和二万日16、p.110
  73. ^ 昭和二万日16、p.118
  74. ^ 昭和二万日16、p.132
  75. ^ 昭和二万日16、p.134
  76. ^ 昭和二万日16、p.140-140
  77. ^ 昭和二万日16、p.144
  78. ^ 昭和二万日16、p.148
  79. ^ 昭和二万日16、p.149
  80. ^ a b 昭和二万日16、p.150
  81. ^ 昭和二万日16、p.154
  82. ^ a b c d e f 総合年表2、p.699
  83. ^ a b 昭和二万日16、p.190
  84. ^ 昭和二万日16、p.193
  85. ^ 昭和二万日16、p.192-193
  86. ^ 昭和二万日16、p.199
  87. ^ 昭和二万日16、p.204-205
  88. ^ a b c 総合年表2、p.698
  89. ^ 昭和二万日16、p.206
  90. ^ 昭和二万日16、p.210
  91. ^ 昭和二万日16、p.212-213
  92. ^ 昭和二万日16、p.223
  93. ^ 昭和二万日16、p.222
  94. ^ 昭和二万日16、p.224
  95. ^ 昭和二万日16、p.230
  96. ^ 昭和二万日16、p.248
  97. ^ 総合年表2、p.700
  98. ^ 昭和二万日16、p.276
  99. ^ 昭和二万日16、p.280-281
  100. ^ 昭和二万日16、p.299
ウェブサイト
  1. ^ 神戸を例とした日本港湾への提言1” (PDF). 神戸大学・経済学部 菊地徹研究会. 2021年9月5日閲覧。
  2. ^ 「国民生活に関する世論調査」(昭和54年)”. 内閣府大臣官房政府広報室. 2021年9月5日閲覧。

参考文献[編集]

  • 加藤友康、瀬野精一郎、鳥海靖、丸山雍成『日本史総合年表 第二版』吉川弘文館、2001年5月20日。ISBN 4-642-01344-X 
  • 講談社/編集『昭和―二万日の全記録 (第14巻) 揺れる昭和元禄―昭和43年〜46年』講談社、1990年7月24日。ISBN 4-06-194364-2 
  • 講談社/編集『昭和―二万日の全記録 (第15巻) 石油危機を超えて―昭和47年〜50年』講談社、1990年8月24日。ISBN 4-06-194365-0 
  • 講談社/編集『昭和―二万日の全記録 (第16巻) 日本株式会社の素顔―昭和51年〜54年』講談社、1990年9月24日。ISBN 4-06-194366-9 

関連項目[編集]