見事な眼鏡橋(熊本県荒尾市にある岩本橋) - 日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

MENU

見事な眼鏡橋(熊本県荒尾市にある岩本橋)

見事なアーチの石橋を見つけました。

熊本県荒尾市にある
岩本橋(いわもとばし)です。
実に綺麗な形です!

 

(見事な二連アーチの石橋)

岩本橋は熊本県と福岡県の県境を西に流れる横川(井出川)にかけられた二連アーチの石橋です。全長32.7m、幅4m(道路部分3.4m)、高さ7.4mあります。

また二連のめがね橋の直径は12.5mと12.6mです。
とにかく、絵になる橋 です!!

下から見た、アーチの曲がり具合が実に綺麗でなめらか!表面も綺麗!

(三池往還に建設)

その昔、肥後と筑後を結ぶ軍事上かつ経済上の重要な道路として三池往還がありました。

この三池往還は、豊臣秀吉が九州を平定した1587年から熊本城主の加藤清正により整備されました。

三池往還の熊本県の肥後と福岡県の筑後の藩境には関川(井出川)が流れていて、軍事的要因で肥後藩が橋を架けることを許可しませんでした。そのため旅人は歩渡りか舟で川を渡っていました。

また、ここには肥後細川藩高瀬奉行所の岩本番所があり、1869年(明治2年)の番所廃止まで旅人の通行手形の確認作業や人の流れを監視していました。

しかし、川が豪雨で増水すると渡れず旅人が足止めを余儀なくされることから橋の建設許可願いが何度か出されていました。

そして江戸時代末期の1833年8月に仮土橋の架設の申上覚が提出され、後日許可されました。

郡代手附横目役前川十左衛門の功績を記した「町在」(永青文庫)によると1863年
石橋の架橋が許可され1868年4月までには完成したそうです。

 

(岩本橋は橋本勘五郎作??)

この岩本橋は大牟田檪野(いちの)の石を使用し、石工は皇居の二重橋を築造した、
肥後種山(熊本県八代郡東洋村)出身の橋本勘五郎だという説もあります。

岩本橋はきれいなアーチ型をしていて、今も頑丈で
上を歩くこともできます。

実に絵になる橋です。

 

現在、岩本橋周辺は公園化されており、水遊びなどができる自然豊かな施設として市民に親しまれています。
近くに駐車場とトイレや農産物の直売所があります。

熊本県公式観光サイトの岩本橋】


<<岩本橋への行き方>>

これは車でないと無理です。

住所:熊本県荒尾市上井手182-2

 

岩本橋は1991年(平成3年)には、
建設省の「ふるさと手づくり郷土賞」を受賞しています。