米倉涼子

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よねくら りょうこ
米倉 涼子
米倉 涼子
生年月日 (1975-08-01) 1975年8月1日(48歳)
出生地 日本の旗 日本 神奈川県横浜市[1]
身長 168.5 cm[2]
血液型 B型
職業 女優ファッションモデル
ジャンル テレビドラマ映画舞台CM
活動期間 1992年 -
配偶者 一般人男性(2014年 - 2016年
事務所 オスカープロモーション(1992年 - 2020年)
Desafio(2020年 - )
主な作品
テレビドラマ
天気予報の恋人
ラブ・レボリューション
非婚家族
整形美人。
武蔵 MUSASHI
松本清張 黒革の手帖[1]
女系家族
不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜
交渉人〜THE NEGOTIATOR〜[1]
ナサケの女〜国税局査察官〜
ドクターX〜外科医・大門未知子〜[1]
35歳の高校生
リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜
ネットドラマ
新聞記者
エンジェルフライト 国際霊柩送還士
映画
ダンボールハウスガール
GUN CRAZY 復讐の荒野
交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦
受賞
備考
スリーサイズ 84 cm - 58 cm - 85 cm[3]
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米倉 涼子(よねくら りょうこ、1975年昭和50年〉8月1日[1] - )は、日本女優ファッションモデル神奈川県横浜市出身。オスカープロモーションを経て[4]、2020年4月から個人事務所「Desafio」に所属[5]松田秀知の作品に携わることが多かった[6]

略歴

横浜市立南希望が丘中学校を経て、神奈川県立旭高等学校卒業[1]

5歳からの15年間、クラシックバレエを続けていた[1]。小学3年生からは牧阿佐美バレヱ団のジュニアスクールに通い、その後AMスチューデンツに合格、谷桃子バレエ団にも通ってコンクールにも出場した[7][注釈 1]

1992年、高校生の時に友人が応募してくれたことがきっかけで[8]オスカープロモーション主催「第6回全日本国民的美少女コンテスト」の審査員特別賞を受賞[注釈 2]、翌年モデルとしてデビューし、ファッション雑誌 『CanCam』(小学館)などに掲載された。

1999年6月30日、「女優宣言お披露目発表会」を行った。以後は女優として、トレンディードラマを中心に活動する。女優に転じた際には誰かのようになりたいとは考えていなかったが[10]、ドラマ『非婚家族』(フジテレビ系)で共演、芝居を教えてくれた真田広之の姿を目の当たりにして、「真田広之のような芝居が好きな役者になりたい」と決意する[8]。「米倉と松本清張の3部作」である『松本清張 黒革の手帖』、『松本清張 けものみち』、『松本清張・最終章 わるいやつら』(いずれもテレビ朝日系)では悪女役を演じて役柄を広げ[11]、2006年秋には『黒革の手帖』の舞台版で本人念願の舞台を公演した[12]。これが予想以上の反響を呼び、本人が役者としての精神を持つきっかけとなった[1]

2008年には『CHICAGO』の日本版で、ミュージカルに初出演。米倉はブロードウェイで鑑賞したこの作品に魅了され、日本版の構想を聞きつけると自ら売り込んで主役を得た[13]。それまで本格的な歌を披露した経験はなかったが[14]、主役をこなし、月刊誌『ミュージカル』が選んだ「2008年ミュージカルベストテン」の女優部門で7位に入った[15]。2010年にも同作品を再演、この頃からブロードウェイ進出を考え始め、2011年には渡米して三ヶ月間ジャズダンスやバレエのレッスンを受けた[16]。2012年7月には『CHICAGO』でブロードウェイで主演デビュー[17]日本人女優がアジア系でないアメリカ人の役柄を演じるのはブロードウェー史上初で、アジア出身の俳優としても初めて[18]。同年10月から主演を演じる『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリーズ(テレビ朝日系)は当たり役であり、最高視聴率27.4%を記録するなど人気シリーズとなっている。

2014年12月26日に2歳年下の一般人男性と結婚[19]。しかし、2016年12月30日に協議離婚が成立した[20]

2020年3月24日、27年間所属したオスカープロモーションとの契約を同月31日を以って終了、退社することが発表される[4]。同年4月3日、個人事務所「Desafio(デサフィオ)」を設立して再始動[5]

2022年9月28日、主演が決まっていたブロードウェーミュージカル『シカゴ』のブロードウェイ公演および日本凱旋公演について、「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」と診断され、ドクターストップがかかったことから降板することが発表された[21]

年表

人物

名前の由来
  • 8月の非常に暑い日に生まれたことから、名前だけでも涼しくということで両親が「涼子」と名付けた[24]
主演女優
  • 米倉は自分自身のことを「クールな役を演じることが多いからかっこいいイメージがありますが、実は暗い性格で自信がなく、よく周りのスタッフから「お前は自信がなさ過ぎる」と言われる」と語っており[25][26]、『松本清張 黒革の手帖』『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』などのゼネラルプロデューサーを務める内山聖子は「実はもの凄く小心者」「人見知り」「姉御肌というより、甘えっ子です」と語っている[27]
  • ドクターX〜外科医・大門未知子〜』では難しい手術シーンもすべて本人が演じている。テレビ朝日関係者によると念のために本物の医師をスタンバイさせているが、米倉の方がうまかったので「もはや、簡単な手術ぐらいならできちゃうかも」と本人が発言したこともある[28]
その他
  • 当初、高校卒業後は英語の専門学校か、トリマーの専門学校[注釈 4] への進学を希望していた。しかしトリマーの学校の方は、ちょうど犬の病気が増えていた時期だったことから、仕方なく辞退した[7]
  • 初恋の人と語っていたのは、弟が幼稚園児の時に所属していたサッカークラブのコーチ。そのコーチは、当時高校生だった[7]
  • 神田うのとは、中学1年生の時に横浜のバレエ教室で一緒にレッスンをしていた間柄だった[7]
  • 大河ドラマ武蔵 MUSASHI」(NHK)での共演をきっかけに2003年から2005年春まで市川海老蔵(現:十三代目 市川團十郎)と交際していた[29]。2007年3月、パリ・オペラ座へ海老蔵の歌舞伎公演を観に行ったことで復縁説が浮上していたが、米倉は否定している[30]
  • 仕事などで古いつきあいのある松岡昌宏TOKIO)が好きであることを2013年頃から公言している。2014年4月に『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演した際には、松岡を「理想のタイプ」と評したほか、松岡に対し何度も結婚を迫っていることも明らかにされた[31]
  • 天海祐希のことを「親方」と呼び、プライベートでも仲が良い[32]
  • 早河洋(現:テレビ朝日会長)のことは、「洋」と呼び捨てで呼んでいる[33]
  • 2019年に難病の低髄液圧症候群を発症。2022年1月現在も病気と闘っていることを明らかにした[35]

出演

テレビドラマ

その他のテレビ番組

  • ソトロケ(1999年、読売テレビ
  • 明石家マンション物語(2001年、フジテレビ)
  • 明石家ウケんねん物語(2001年、フジテレビ)
  • 第43回日本レコード大賞(2001年、TBS) - 司会
  • THE夜もヒッパレ(2002年、日本テレビ) - 司会
  • 24時間テレビ 「愛は地球を救う」33(2010年、日本テレビ) - チャリティーパーソナリティー
  • EARTH fiendly スペシャル「米倉涼子ドイツ未来街道を行く森と古城&エコライフを訪ねる旅」(2012年10月21日、BS朝日) - ナビゲーター
  • 米倉涼子・悪女伝説を訪ねて〜コンスタンツェ・モーツァルト〜(2013年4月6日、BSフジ) - ナビゲーター
  • Mistake!(2013年、SMAP×SMAP、フジテレビ) - 郁美 役
  • ZIP! 半熟ことば(2013年、日本テレビ)
  • 米倉涼子 フランス 美食の旅〜ワインと料理 マリアージュの奇跡〜(2014年3月16日、BS朝日) - ナビゲーター
  • 米倉涼子のなんでもやります! 私ニューヨークでも失敗しないのでSP(2014年10月5日、テレビ朝日)
  • 米倉涼子のミュージカルライフ〜ブロードウェイ生活と「ピピン」との出会い〜(2015年7月26日、BSフジ)
  • 小さなレストランの挑戦〜米倉涼子を魅了した三ツ星の味〜(2015年8月8日、北海道放送制作・TBS系列) - ナビゲーター[41]
  • BSフジ開局20周年記念番組「私しか知らない森光子〜豪華スター涙と笑いの初告白〜」(2022年3月6日、BSフジ)[42]

ネットドラマ

映画

舞台

テレビアニメ

吹き替え

CM

  • ワコール「マジカルトップブラ」(1995年)
  • 花王「ジェンヌ」(1997年)
  • 東芝「carrots」(1998年)
  • カネボウ化粧品
    • アリィー」(2000年 - 2002年)
    • 「SALA」(2001年 - 2004年)
    • 「レヴュー」(2001年 - 2002年)
    • 「ヴィタロッソ」(2002年 - 2004年)
    • 「オルフェ」(2002年 - 2004年)
  • フィットハウス(2000年 - 2002年)
  • 大塚製薬「ポカリスエットステビア」(2000年)
  • フレッシュアイ(2000年)
  • リンクカード(2000年)
  • 横浜市「元気な街横浜」(2000年)
  • 日清食品
    • 「麺の達人」(2001年)
    • 「アジアンヌードル」(2005年)
    • 「フォー・はるさめ」(2005年 - 2006年)
  • 丸井「ru」(2001年 - 2003年)
  • シード
    • 「コンタクトレンズ」(2001年 - 2003年)
    • 「シード1dayPure EDOF」(2019年 - )[57]
  • ジアス(2001年 - 2003年)
  • LG電子ジャパン「エアコン」(2001年 - 2002年)
  • NTT DoCoMo 関西(2001年)
    • 「503i」
    • 「503iS」
  • 富士フイルム「nexia Q1」(2001年)
  • JOMO(現:ENEOS)「JOMOカードプラス」(2002年)
  • アサヒ飲料
    • 「中国緑茶 凛」(2002年)
    • 「アサヒクリアラテ from おいしい水」(2018年)
  • 明治製菓(現:明治
    • 「アーモンド・マカダミア」(2002年 - 2003年)
    • 「レガ」(2002年)
    • 「クイックス」(2003年 - 2004年)
    • 「うすまきアーモンド」(2004年)
    • 「リッチフラン」(2005年)
    • 「テオブロ」(2005年)

受賞歴

作品

写真集

出版

映像

  • 米倉涼子 in fiji(1995年、ソニーPCL)ビデオCD
  • 米倉涼子 digi+KISHIN(2003年、小学館)DVD

脚注

注釈

  1. ^ 週刊文春』でレオタード姿を披露したことがある。
  2. ^ 同期にグランプリを受賞した佐藤藍子がいる。[9]またその特別賞を押したのは格付けで共演した加賀まりこ
  3. ^ 「女優宣言お披露目デビュー発表会」。
  4. ^ 自身が好きであるため、当時ペットトリマーになりたかったことを理由としている。
  5. ^ 2007年の来日公演を紹介するTV番組のインタビューにおいて、同演目はニューヨークで初めて3回見て以来のファンであり、いつか主演してみたいと語っていた。
  6. ^ 矢田亜希子佐藤江梨子と共演し、背広姿が話題となる。
  7. ^ 2004年度の954ベースボールエンジェルスとして出演。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.121.
  2. ^ Desafio 米倉涼子
  3. ^ 米倉涼子”. 2021年9月25日閲覧。
  4. ^ a b “米倉涼子 オスカーとの契約終了、独立へ…古賀社長「今後とも米倉に支援を」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2020年3月24日). https://www.daily.co.jp/gossip/2020/03/24/0013219000.shtml 2020年3月24日閲覧。 
  5. ^ a b “オスカー退社の米倉涼子、個人事務所「Desafio(デサフィオ)」で再始動”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2020年4月3日). https://hochi.news/articles/20200403-OHT1T50126.html 2020年4月3日閲覧。 
  6. ^ “米倉涼子「導いてくれた人の1人」ドクターXなどでタッグ松田秀知さん追悼”. 日刊スポーツ. (2021年10月18日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202110180000305.html 2021年10月18日閲覧。 
  7. ^ a b c d 週刊文春』 2004年10月14日号『阿川佐和子のこの人に会いたい』(148-152ページ)より。
  8. ^ a b 米倉涼子さん(2/3) - インタビュー - ひと”. どらく. 朝日新聞社. 2010年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月3日閲覧。
  9. ^ 『日刊スポーツ』1992年8月21日付22面。
  10. ^ vol.2 米倉涼子さん 「誰かみたいになりたいと思ったこと、ないんです」 - 2 -”. MSNエンタメ. 美女に直撃!思い出テレビ. 2011年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月3日閲覧。
  11. ^ 米倉涼子主演“松本清張3部作”最終章がスタート、ORICON STYLE、2007年01月18日。
  12. ^ 米倉涼子インタビュー&動画コメント掲載!!『黒革の手帖』特集”. e+ Theatrix!. Entertainment Plus. 2007年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月3日閲覧。
  13. ^ 「ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』 THE MUCICAL ――シカゴ―― 米倉涼子」『ミュージカル』第26巻第10号、2008年10月、36-37頁。 (題名は原文ママ)
  14. ^ “米倉涼子“念願”ミュージカル初挑戦”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2008年2月1日). オリジナルの2008年2月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080203142603/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/02/01/10.html 2020年4月3日閲覧。 
  15. ^ 「1位は「スカーレット ピンパーネル」 08年ミュージカル・ベスト10」『毎日新聞』2009年2月10日付夕刊5面。
  16. ^ 「ダンス大好き! 自分への投資がいつかきっと… 米倉涼子 女優」『ダンスマガジン』第21巻第7号、新書館、2011年7月、67頁。 
  17. ^ “米倉涼子、念願のブロードウェイで主演デビュー! 涙浮かべ会見”. ORICON NEWS (oricon ME). (2012年3月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2008474/full/ 2020年4月3日閲覧。 
  18. ^ 米倉涼子:ブロードウェーデビュー決定 「とにかくうれしい」と歓喜の涙、まんたんウェブ、2012年3月15日。
  19. ^ “米倉涼子結婚!2歳年下会社経営の男性と”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2014年12月26日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20141226-1414042.html 2016年12月30日閲覧。 
  20. ^ “米倉涼子が協議離婚成立を発表「私事でお騒がせ お詫び申し上げます」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年12月30日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/12/30/kiji/20161230s00041000127000c.html 2016年12月30日閲覧。 
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  28. ^ 週刊女性』2017年11月14日号
  29. ^ 市川海老蔵、米倉涼子 破局していた、スポニチ、2005年12月6日。
  30. ^ 米倉涼子、海老蔵の新恋人に「かわいそう」、ORICON STYLE、2007年5月15日。
  31. ^ 米倉涼子、TOKIO松岡へ突然の愛の告白、松岡は「俺とヨネだったら、うまくいく」 - Business Journal 2014年5月1日
  32. ^ 米倉涼子 「親方」と呼び慕う天海祐希にドクターXで勝利、NEWSポストセブン、2016年11月3日
  33. ^ 米倉涼子 テレ朝社長を局内で「ひろし~!」と呼び社長喜ぶ、NEWSポストセブン、2012年11月22日
  34. ^ 『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』2011年12月30日”. gooテレビ (2011年12月30日). 2014年9月7日閲覧。
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  36. ^ 「ドクターX」大門未知子2年ぶり復活!独立から1年米倉&ファミリー待望”. 日刊スポーツ. 株式会社日刊スポーツ新聞社 (2021年5月19日). 2021年5月19日閲覧。
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外部リンク