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大正 三年 九月 二 4 '日印 刷 有朋 堂文库 

大正 三年 九月 二十 三 U 發 行 日蓮 上人 文集 (非資 品) 

東京 市 》 田 a-siwl T M + A» W 

編輯 兼 三 f 里 

發 行者 三 理 

印 § 者 1^ 井 登 

W ま 市 * 所 Bsc WBS 地 

印刷所 5 版 £1^^ 式 食 I 分 H5? 

•W 京 布 w 田 & 1 丁 IS 十九 

發行所 有 朋 堂 書 



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了 龍 立 同 a 
s 樹主正 女 、, 

15 菩 安 5^ 

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論 



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守 問 文物 木 同妄菜 
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料師 尾の 1 
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索 引 # ャ 1 ョラリ レロ 六 八 



同 K ラ 一 

ル 

00 1111- ノ 一 

流通 分 WIK ノ S 

〇 令 法久は 1 き 二 

歷劫 修業 0y 六 

老少不定 さ 一 I 一二 

六宗 ew ノ セ 

六波羅 密教 5 八ノ 1_1 

08NH 一一 身 ws ノ V 



n 逮 上人 文集 索引 



や 

藥 王大士 IIIP 二 

亦 信 亦 解 一 

病 —難治の 病 ISB- US 

OS 1 大事 ラ HI 

o 唯 有 一 w 乗の 妙法 SIh 六 



霞 ノー 

爵ノ 山; 



〇 豫讓 11 

欲 S: 具足 道 a. : 1' ^ 



き 八 ニー 一一 

一一 ユラ 一 一 

尋 S 



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一六 ラー 二 

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二 量 ノ B 

ニーつ 1 



唯 我 一 人能爲 救護 

唯 譏 諭 

同 

唯一 佛乗名 爲巣分 

唯 心 法界 

〇 弓 S 守屋 





索 



六 七 A 



〇 本 間 六 郎左衞 門 SM 九 ニニ 

〇 本 門壽量 品の 三 大事 IS さ ニー 

本 門の 四 依 一一 一二 ニノ 六 

〇 每 自作 是念 -s>s 

末代 九八ノ 

末法 き 一つ i 

〇 末法 燈明記 き ニー 11 

松 浦 佐與姬 六五 ーゥ 六 

〇 宽佛 八 『二 

〇 慢煩惱 5 ラー 二 

〇 摩耶 夫人 S さつ 10 

〇 未顯 眞實 . II 一 ラー ー1ー 

〇 未 道教 W1 八ノ 六 

身延山 sm ノ 一 

妙 

妙の 意義 一八つ 二 

同 §, « 



日輪と 雷の 如し 

<ffi! 聖教の 肝心 

凡夫の 本尊 

妙法 蓮華の 意義 

〇 菩薩 所 具の 十界 

菩提心 觐 念の 念怫 

〇 菩提心 論 

〇 法 華 折伏 被權 門理 

法 華 Si 藥 

〇 佛の記 文 

〇 木 因 本 巣の 法 鬥 

〇 木 化 弘通所 化の 機 

本 時の 娑婆 世界 

本尊 

〇 本 地久成 

煩惱障 

〇 煩惱卽 菩提 

〇 凡夫 

凡夫の 往生 

凡夫の 菩提心 

凡夫と 本尊 



妙の 一 字の 德 一 <フ A 

〇 妙樂 大師 一一き つ 九 

同 二 

妙法 蓮華— 意義 一七 ラ 八 

〇 彌勒 菩薩 一 ラ IS 

同 11 二 九 ニニ 

み 

〇 無 一 不成佛 1 

同 五 

〇 無間地獄 一 

〇 夢想 四 

同 £ 

同 ■ ノー 一一 一 

〇 無 生 忍 ラニ 

〇 無 著 菩薩 110 ,ニー 

無 二 亦 無 三除佛 方便 說 $y M 

〇 無邊行 き 九 ニー 一一 

無量 義錢 法華輕 との 勝 劣 15 ノニ 

メ 



六八ノ 八 

六 g ノ 七 

重 ノ 1 



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九 八 八 3i3HiCD さ 二 九; 二ち 




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六 七 八 



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阿 鬼 地獄の 業 U1P B 一 

五 逆と 誇 法との s: の輕 

重 S1 ノ m 

上中下 雑の 謗 法 IS ゥ 

謗法^!?の業因 一 g 二 一 

謗 法 退治の 證文 S! ラニー 

謗 法の 怠 S ラ 111 

誇 法の 根 嫁 究ノニ 

誇 法の 邪教 BO ノ 1 

謗 法の 相貌 s ラニ 

謗 法の 罪 IK.- 八 

法 門| 五味 W 九ノ せ 

〇 法華錢 

一切 宋 生の 善 知議 六ウ九 

祈禱の * 典 K づ ^ 

行者の 祈禱 HI 

行者の 心得 BIB 二 111 

行者の 大難 臺ラ 11 

行 11? の 住 g -sy 

纖^ の 法 さ, 



廣宣 流布の 時 

止觀と 法華経 

眞言 三部 錢 との 碎劣 

信者の 德 

信舉の 所以 

IS 迦 如来の 御 魂 

% 尊の 正 言 

修行の 安心 

正直 捨 方便 

成 佛の法 

諸 絰の王 

序 品 

大菓箕 の 位 

螯^^十ニ^の持終者 

頓! 菩提の 指南 

內 典の 孝 接 

七つの 大事 

二十の 大事 

二種の 信心 



如說 修行の 行者 

如來 出世の 本懐 

槃轾 I の 勝 劣 

<^3^法藏の肝心 

般若 转 と名異 體 

誹謗の 相貌 

誘 の 滞 

资塔品 

方便 ng 

法 華 經と釋 .^J の說教 

法 華 3- と 善導 

法 華お は 結綠 なさ 衆生 

法 華教の 怨敵 

同 

法華經 の恩德 

法 華! S! の 座 

法 華 Si の 三 大部 

法華^sの文字 

鏃量毂 J« との » 劣 

法 華 の s = 

SB の劝德 



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六 P!^ 3t 九 八 六 
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翼 馬 法, © 



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六 七 七 



^刻 相 應の道 

釋; il 以後の 佛教 

釋抛 以前の 怫敎 

第 一 の 大事 

傳來の 由来 

怫界所 具の 九界 

佛說無 川 

佛 道に 入る 根本 

佛 法の 初 門 

父母の 後世 

亡 國の法 

怫と經 との 將劣 

佛と なる 道 

我 國釋迦 念 佛の始 

我國 流布の 佛法 

不知 恩 

〇 佛眼 

佛國 

佛種 

〇 佛性論 

武 帝の 頼 



〇 普 明如來 一七 0丄0 

0J ニニ 九ノ S 

不了 義經 11 一つ 一 

ホ 

法 

諸 佛の師 

法 は 人 に 因りて 貴し 

法 雪 法師 

舉戒 

報 肩 

同 

謗 者 

〇 報 障 

法相 三論 

法體 

北 條六郞 

〇 方 等 

寶塔品 

法然 上人 

同 



プ 

符 sch Si 

〇 不依讖 ノ 七 

〇 不依人 六, W 

〇 不可思議 HIS ノ S 

覆相教 Wl 八ノ 六 



普賢の 善 知 譏 

夫妻 

同 

同 

不信 

不信者 I 墮在浞 梨の 根元 

不說 一字 1 一二 I ノ 七 

〇 佛教 

値 ひ 難き 佛法 さ,' 二 

國王 大臣 四 衆との 關係 ! S ノーニ 



ニノ 一一 一 

M 七ノ m 

8y 二 

w 八九ノ 七 



九 七 ゾ< 八 o ノ-ニ 六 六セ "t; ほ 一— - k ち 



J. 亡 能 女 地 成 1)5^ 女一 ift 
ネ 國斷 人 獄佛妬 人 切れ 
の伟 のの のの る 
港 種 心 使 業 女 》& 
子 障 人名 




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被 被 伯 被 

ItH 夷戒 

の叔 '、 

因 齊 



〇 〇 〇 
同 能 同 能 能 
被 生 w 
法 



ノ 




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六 七 六 



〇 罰 

八大 地獄の 因果 

〇 八 萬 塞 « 

八 w 大 菩薩 

被佛 

〇 破 怖 法の 因緣 

C 被 法 —被 法の 二種 

〇半 行 半 坐 三昧 

般若 a« 

。波羅轰 

〇 比 叙 山 

非 信 非 解 

人 I 人の 恐る i 者 

〇 比 g 

贫 女の 一 燈 

01H 畀千如 • 



人界所 具の 十界 

OK 和 忍 辱 衣 

入唐 迷 禮 記 

入大 乘爲本 

乳 味 

〇 如意 齊珠 

〇 如說 修行の 行者 

同 

女人 

の 敵 



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二 

一一 一 

二 

霊 ノ 

1 八 12 一-一 

1_» ノ 11ー 

七ノ W 

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0^/ 一一 一 

一八 ラ 一 

一お ノ 九 



11 八つ 1 一一 



捸 拾の 位 

SJlss^s- の 肝心 

法 華 經と勝 劣 

法華経の 爲の 流通 

念佛 三昧 

0糞宗 

同 



S フ 九 

s ラ 七 

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八フ 11 

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二 五ノ 二 

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三度の 高名 SO 九ノ 九 

怒悲 さ 一つ » 

初心の 時の 存念 SI セノ HI 

素姓と 修行 きーー ラ 九 

大難 1 

龍の 口の 難 g 八 ノーニ 

教 大師と B 蓮 Is ーノ 10 

常 帝の 父母 一;; 七 ノ 一一 一 

= 蓮の 魂魄 1ー§ ノ w 

n 蓮の 師 Is セ ノーニ 

B 本 第 ! の 僻 人 七 

1= 本 第 一 の 富者 lis 九ノ 一 

n 本 第 一 の 法 華 經の行 

者 零 S 

B 本の 柱と ならん 1 きつ 六 

如說 修行者 

八 種の 大難 Is ち 一 

般泥 桓經と n 蓮が 生涯 Is; ノー S 

佛勅. ^蒙りて 此の 土に 

生る 一き ーラ 八 

法華宗 唱導の 年^ 六 S ルノ ー1ー 



同 

〇 難 信 難解 

南無 妙法 蓮華 錢 

同 

同 

二 

〇 仁王 經 

二乗 

〇 二乗 作佛 

同 

二 龍 

OHM 

〇 日蓮 

閻浮第 一 の 法 華 終の 行 

者 

閲目 妙の 心 

御勘氣 vi< 蒙る 

御 粒 免 

佐波圃 流罪 



佛に. ならん 第 一 の 方 人 



山 籠 

立 正安國 論の 符合 

流罪 は 今生の 小 苦 

OH 種 

〇Hr 本國 

外道な し 一 S1 ノ « 

四 衆と 七大 地獄 111 八ノ 1^ 

被 法の 國 11 七ラ 一 

佛 教傳來 の由來 1 きつ 一 

同 さ 11, 11 

佛教の 種類 ニー 一 

亡國 の現證 gs ノ セ 

誇 法の 國 S 九つ 5 

♦ 法 華 經有緣 の 地 S ノー S 

法 華 經受持 者 110ラ HI 

法 華 二度の 顯現 S7 九 

佛の 在世 は 今にも リ ES 一一 一 ノ S 

末法の 始 き 一 ゥ 二 

靈 山の 大戒始 る 一 ま, 一 一一 

〇 人界 き I ノ << 



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二 九九 ノーニ 

一一 ーノ 1 一一 

1 一一 一 一つ 七 

霧 r ほ 



1 一一 一 

山ハ 

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地 除 澄 中^ 

?£r 佛観 IftSE 忠繫孝 孝 
6* 方 の 家 養の 

の 使 手の のチ 

mist 本 孝 本本 



〇 〇 〇 〇 

夭 傳天額 天 同 天 

鬼 法 變倒傳 天 天 天 W 血觀台 尊 

院地 解法 台 台 台 種 脈法宗 

の妖義 の 已弘の 相 

本 本 證逾釋 承 

m 总 の! {t 最 



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六 七 四 



道 善 房 

同 

道 * 開悟 

頭 被 作 七 分 

CS 一 

德ー 大》: 

頓證 菩提の 教 

olsii 法師 

乃至 十 念卽^ 往生 

〇 內 心の 佛界 

內 典の 9? 人 

中 臣嫌子 

難お 16 劣の 二道 

雄 行 

〇 南 三北 七 , 



一八 ラ ^ 

え B/ 六 

lis 九 二 11 

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二 WB ノづ 一 

考 二 



論 ぉラ li 一 

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帝王 ニー.' 八 

天界所 具の 十界 g ラ せ 

教大 » 

弘通 tf ざろ 正 法 きー0 ノ S1 

B 本 第 一 の 根 木 大師 S 八 九, HI 

末法 燈 明記 SMm 

天子の 正 言 B さノ 1|_ 

天 親 菩薩 二 

天 B 大 at BMP ^ 



天上 天下 唯 我揭尊 三界 苦 我 



常 度 之 



要の 法 

化の 85 

法 



〇 等活 地獄 

同 

道掉 録師 

〇 同 生 同名 



ラ 六 

一八 七ノ 二 

一八 九ノ 九 

璧ーノ 11 

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大同 大同 提同 提大大 大大大 大大 同大 酷大大 

疫 妄 婆 婆 H 日 難 道; » 大 大乗 聖 集 醐願阿 

語 品 達 如 經 心 熱乘乘 ま <5 易. 

多來 她 小の 地 

の 獄乘 ra m 
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六 七三 



智顗 法師 - S 六九ノ m 

畜生 

畜生 界所 具の 十界 W0 ラ 一 

畜生道 八ノ 一!? 

畜生の 心 srlll 

〇 竹 杖 外道 二づ づー 

智光戒 K IS 一 Irs 

地獄 七/ 八 

同 n 究ノ. 一 

〇 特國 の闪緣 £0r つ 11 一一 

〇 地震— 正嘉の 大地 鴦出來 

の 因 £0" 六 

知 止 名佛見 Ills-No 

智者 大師 S 一; 七 ニー 一一 

持佛 法の 因緣 BS つ ニーー 

〇 鎭護阈 家 

鎮護 國 家の 法 一き マ S 

鎭諫國 家の 三部 一一 一九 七ノ 八 

〇 忠孝 

外典の 所 1^ 5 つ 一 S 

孝の 至 S ノ 七 



〇火 藥王樹 

C 平淸盛 

〇 平左衞 1: 

平重衡 . 

〇 平 知 盛 

平宗盛 



〇 第 六 天の 魔王 ISO 七 

阈侵逼 難 g ラ 一 11 

多 造 塔 寺 堅固 i フニ 

橘 寺 さラ 八 

〇 能の 口 ls,50 

多 寶如來 S ノ 六 

民の 正 言 s>il ノ 五 

彈呵 SST m 

o 誕生 mBplo 

o 植特山 一.' SI 

〇 達磨 禪 璧ラ Hi 

チ 

智慧 5 八ノ 二 

同 . ま; ラ w 



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雪 雪 是聖誓 世 須誦須 須の彗 
山山 » 人宫雄 梨 法 菩逢因 星^ 

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遨蘇則 卽卽速 蘇 蘇雜草 像佾植 相同雜 仙 
言生斷 身萄疾 我我 木 法 尼 持 思 行 法 

タ 姓 一成 成歷宿 .5^, の I 院樹 ジ 
切佛佛 劫镅子 修末 

世 化 行 世 
間 導 の 
佛 R lb 
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六 六 六 さ 六 さ 六 

ニニ 六 は 五 さ;^ 
― ニニ 一 :^o 八 ョ九六 



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六 七 二 



初 成 Isnr 11 

〇 初 成 迸 5 ノ 一一 一 

序 正 流通 m, 1 

〇 諸佛 SS 經の 怨敵 101 ノ 七 

058 法 如是 相 E10 ノ 11 一 



文 永の 大 彗星 出来 

i ノ 六 



者 

特 



子 

子 



ラー 11 

S ノ 11 

考 九 



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111 六 ノーニ 

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同 

說法 « 見 

善 能 被 

C 渐教 

善 星 比 £ 

同 

0!i 定 

驊 定の大 妄語 

霹宗 のニ说 

扉 宗の請 1» 

! * 宗の禍 

天 鬼 外道の 法 

園提 

善 知 議 

同 

選 揮 集 

同 

〇 善導 和 倚 

〇 善人 

oaMn 比丘尼 



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1E ラー 

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六^^^八ニ七 ■z^ 七ズく pa 八 四 pa 二 さ 七 二 六 ニー 五 



〇 儒外內 1 八. r 二 

〇 守護 國家論 一 ラー 一 11 

〇 主師親 K 七ノ 1 

同 S ニー 

〇 種子 無上 さ 一七 ノ S 

〇 種熟脫 S 七ノ 1 

〇 衆生 

衆生の 習學 すべき 物 一八 七ノ 1 

衆生の 尊敬すべき 者 一八ち 1 

〇 俊寬 六 一 ラー 二 

〇 修羅 界所 具の 十界 一 一一 ニノ 一一 一 

〇 所以 諸 法 如 幻 如 化 1 六七ノ i 

〇 性 二 ノニ 

〇 章 安 大師 一一 九九 ノ 一 一一 

正 機 一き! 1 フ 六 

き九ノ 七 

正 行 一一 一九 二 ー1 一 

〇 淨行 11 元ノ S 

〇 上 行 き, 一一 一一 

〇 上 根 上 機 12 ノ づ 一 

〇 生死 六九ノ 一一 一 



生死 卽 涅槃 ノ 八 

攝受 折伏 S 一二 

〇 正宗 lilK つ II 

〇 正宗 分 sy 一一 

小乘敎 ョ一ノ 六 

同 一一 ー1< ノ 

同 きーラ n 

〇 小善 根 Is- ノ ぶ 

C 聖 僧の 謦 敵 101 ノ 八 

正 像 末 一 ユラ 六 

同 H 二八 ニー 一一 

〇 靑提女 



常住 佛性 久遠 箕成 

常啼 

OSS 道 

聖道門 

黎德 太子 

淨土 

同 



同 

〇 淨土宗 

淨土家 諸 師の釋 

淨土宗 の 意 

淨土宗 の 误 

〇 聖人— 和漢の 二 聖人 

滞 熱 地獄 

成怫 

正 法 

相 法— 立穀 

淨名 居士 

C 聖武 天皇 

生滅 四 諦の法 門 

生滅 诚已 寂滅 爲樂 

〇 常 樂我淨 

聲聞界 所 具の 十界 

上郞 

〇 攝論師 の諜論 

諸行 往生 

諸行無常 是 4il 滅法 

〇 所 生 



〇 
釋 

布 入 天 it 雙說衆 主 釋釋三 最五教 as 

教滅上 生 林 教生 惑 初 十 法 

の 天の 最の無 親の の 已ゃ年 

7C 



下 n 後艇邊 

唯の の 序の 
我 不通 練 

可 言 顔 
尊 思 

議 



師三 断說の 
說 の教說 
佛 教 



〇〇〇〇〇〇 
邪 深 心 信 人 信 

娃崈 如心臣 rm 

經ェ 



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一二 3iL 六 二 

八 ini = 一お 

九 八-九 八 3 九 一 



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二 SiO — ニニ 3i 五一 3£ 

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修十 


宗 


十 


同 十 十 同 


行 宗 




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十 衆 秀邪同 捨续同 同 邪 s$g 邪 



五合 句法 
埴地 
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法 



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抛 



見 門尊教 



釋 



の 

依伟 

ん 
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3E. n — 
九 二 
力 二 五 



索引 シ 六 七 



七 n 八 食 

〇 七寶華 

〇 十 界互具 

〇 十 界互具 久遠 K 成 

〇賓 教 

〇 資大 業 

〇 十 方 華 王 

〇 十 方鮪怫 の 意趣 

〇 似 被 

同 

〇四 辯 八 音の 說法 

〇 柱末教 

&: 言宗の 肝心 

言の 愚者 

邪教 

二 % 

立 我 

心 資 相 我 一 切 本初 



八ーノ 九 



0/ 山ハ 

B ノ 七 

二 

ニー 一八 ノー a 

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S 八 ニニ 



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1<20 



セ七七 七 九 六 六 六 Hil£ia ズ 《0 



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サ シ 



ムハ 六 九 



〇 三 善道の 業 一二つ 七 

〇 三十 四心斷 結成? 53 の佛 一一 一 0, 一 

〇1 二十 二相 一 211 

〇 三 障 m 八八ノ 八 

〇 三乘 ニゥ :\> 

〇 三 仙 K 九ノ 九 

〇 三千 HIS ノ ifl 

〇 三千 塵點劫 SS:?lhlO 

〇 三智 一 2 一 1 一 

〇 三諦 一一 一 ノ 

〇 三諦卽 一 go ノ 八 

〇 三 衣 一 鉢 一一 KS ニハ 

〇 三部 經— 法華經 との 勝 劣 一 完ウ八 

〇 三 密相應 の 秘法 . 一一 g ノ m 

山門と 王家 11 九ラ 一 

〇 三論 宗 1 一 ウー n 一 

〇四 安樂の 修行 きーーラ1 一一 一 

四 威儀 S づ 二 

五韋陀 一八 九 ニ0 



同 一一 一 CS ノ 山: 

C 怒 恩太師 八 3h 1 

〇 四 依 11 まラ S 

四 恩 ニ九ノ S- 

慈 恩 大師 一 ューノ 六 

〇 自界 叛逆 一一 一一 一八.' 六 

〇 怒覺 大師 き サ 一 

怒覺 大師の 夢想 ニ九づ 一 一一 

同 き ノ ml 

止觀— 止觀と 法華經 一 き ーノ 九 

〇 色 境 一七 ノ SI 

自在 さ 10 ノ 九 

師子王 i フ 一 

同 IS 六ラ n 一 

〇 獅子. a 中の 蟲 七 一二 

OS; 種 三昧 §3 ノ l^s 

〇 四聖 1 八七メ A 

同 

〇 始 成正覺 

事相 

〇 七宗 S- 八. '一一 一一 



權大乘 

〇 權 佛の說 

〇 描 論 

〇 虛妄 方便 不了義 經鬼說 

サ 

〇 西 海侵逼 

〇 最澄ハ 傳敎 大師,^ 見 fo 

〇 災難— 災難 拉び 起る 譜文 

才能 

最明寺 入道 

坐 行 

〇 酒 I 三十 六の 失 

〇 薩 達磨 芬-陀 利 伽 蘇多撻 

薩哩逢 磨 

〇 三惡道 

〇 三界 無 安猶 如 宅 

〇 三觀 

〇 三 主 

三災 

〇 散 心 ^ 



索 弓 



六 六 八 



下桟下 機 

〇 解晚整 s: 

OS 

〇 桀王 

決定お 有 疑 

外典 

同 

同 

〇 外道 

, 外道の »! 理 

外道の 善惡 

外道の 所詮 は內 道 

る 郎最要 

無 見 

C 解而不 3;5 

〇1« 空 

同 

〇 遺 使 》NS 

OS 信潘都 

〇 現 a 

〇 ま奖 三蔵 



に 入 



一六 ーノ n 一 om 果の四 法 HIS/ * 

S づ 10 〇 顯水逮 毒の 說 一 六 ラー 11 

g 八 ニー 一 〇 主文 1 八八ノ 二 

0y 八 下郎 s,s 

KINO 

一八 八 二 3 

1 もつ 5 孝輕 0y 九 

二 二 皇 as 天皇 さ 一 つ 五 

劫 K 名 « i, 七 

1 さノ 1 孔子 一一 SI ノ 一 

i つ 1E E 1< つ 九 

〇 業 障 八ノ 九 

一考 10 行 淺功深 以顯終 力 二八 B ノ 五 

gl 二 15 oltt 法 大師 

Ig ニー 一 T» 法の 18 go 二 

寻 B 入唐 i ノ B 

灵ノ S 伟の說 法と 弘法 大 W の 

il ノ 一一 一 筆 11 九 S ノ 一一 

111 セノ 1 〇 光明 如来 六 一 ノ 一一 

一 11, 八 高野山 B 九 一, 1 

さ 八! 1 一 ノーニ 〇 五 *« 一 B 一二 



一 邑/ 赠 1 

ん. にヒ --sy 

OS 樂 き 一.' n 

〇 心 二 二 マ 

〇 已心證 の 止 «« ノー 1; 

〇 己 心中 所行 法 I: § ゥ モ 

〇 己 心の 釋尊 W1B ニニ 

〇 已 心の 菩薩 W1B 二- 

〇 五 性 各 別 lirs 

〇 五 障 三 « 八 二 B 

〇 後生の 疑 . きノ B 一 

画家 一 

頃 家と 鬼神 1 ニノ ml 

泰平の »s 一 S ノ 八: 

接 護 國 家の 法 i つ 1 

佛法 B 家の -sy 11 

〇 五 s 軎點劫 ま a 二 

〇 五ち 漢羅 lllT ? 

〇藹 法清辨 Irr ^ 

五味 2 九メ 七 



—九 K?i pa 三 

二八 pa お o 

-t5 3t, -li — * — 



索 



キク. t- 



六 六 七 



o 義眞 

〇 起 信 論 

徽宗 皇帝 

0祇 陀 太子 

祈禱 

雨の 祈 

同 

當 世の 祈禱 

〇 欽明 天皇 

〇 逆 路伽耶 ^ 

〇 經 —諸 經の將 劣 

〇 叫喚 地獄 

教^ 諍 論 

〇 行者— 佛敎 弘むる 用心 

〇 教相 

〇 教蹿 

〇 清澄 山 

同 

ク 



E< ん- 

1 一一 八" 

3 八ノ 

四 九九, 

g つ 

i つ 

KS 八, 

1 ョ 

51, 

g う は 

i ノ 二 

憂 ラニ 



〇 空 海 (弘法 大師,^ 見よ) 

〇 久遠 下種 大通 結緣 S ラ 力 

〇 久遠 實成 1 一 0? ノ ^- 

〇 九界所 具の 佛界 - Is つ 六 

〇瞿伽利尊^1.9 1 二つ 5 

〇 苦 空 無常 無我 SIS.- 五 

〇 弘决 SS 二 S 

〇 俱舍論 きつ 二 

〇 苦 得 , さ 一一 ニニ 

〇 瞿曇 11110.- 二 

苦の 衆生 • , 八ノ 5 

〇 九 品 往生 1§ ノ 八 

タ 

〇 華嚴經 

華厳 經の 肝心 Sll ラ SS 

華 嚴經の 時 5. 八 

二つの 失 一 きっせ 

離 批間淨 眼 品 Ir-l 一一 

〇 華 嚴宗— 舊譯 と新譯 二, 一一 一 



惡の刀 sr- 九 

善の 刀 八 ノー 

〇 月 氏 さ 一 ノー 

同 



〇、迦^8^色迦王 

鎌 食. I 一 門繁 Hi の 原因 



〇 觀昔主 

觀經の 肝心 

〇 潁^ 於 業 1三っ 八 

〇 元 興 寺 六 S ノ ! IS 

觀心 go,- 111 

O 觀心 修行 W 一 完.' 二 

觀智 の镊軌 sy 九 

OS . ?<ノ 九 

〇 觀名佛 nws 二 

〇 桓武 天皇 一一 一八 一 ノーニ 

キ 

〇 祗 圜精舍 E1 一八, MS 

鬼子 母祌 IST 七 

〇 鬼神 S3 ニニ 



七 八 CD 八 六 二 六 二八 九ョ セ 二;^ 六ミ 

二 六 九 二 — 八 セノ、 KM — 凡 八 八 九 Hi ― 



〇 〇 〇 〇 〇 〇 
S»» 傲 S 王同往 往往 



室 守 



岐難 

法 



生生 生 凡 成 



要 




夫者佛 


生 


生 


集 




の 


往 


の 


易 


の 




往 


生 


障 




序 




生 


の 












な 
























が 












す: 



















〇 〇 〇 〇 
往 3i 慮お 應王 
往往 生赛身 壞化尹 
摩 弗 
羅眞 



九 五 七 ニニ B* 九 3t 六 や as. ^ ぎ!! 9 九ち 

八 rx ニニ 二 i 一 一二—' 《 六 八 -G -to -t: 八 in» o >•< 九 



〇 oo〇o 〇〇〇〇〇 
刀 同 Se 富 過 覺》 は 效華懐 皆 開 
菜 鲜去德 &鬼鬼 界胎成 三 



尊 

45 



の 
宿 



道界 
所 
具 
の 
十 



佛顔 

道一 



力 

ク 
ク 



〇 〇 

園欽父 三國ー 
城 酒 母 « 王 切 

寺 のの の 衆 
恩 恩 恩 生 
の 
恩 





ォ、 チ 力、 クヮ 



六 六 六 



慧心 S 都 

依智 

同 

〇 依 智不依 議 

o« 土 

〇 依 人 不依法 

江の 島 

〇 依 一!« 集 

依不了 義转不 依了義 

依 法 

依 法 不依人 

同 

緣覺界 所 具の 十畀 

OSS 

OB 浮提 第一 の 邪見 

依了義 不依不 了 義ぉ 

ォ、 タ 



二, 

二 21 

二 2:11 

二々 七 

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六 六 五 



日蓮 上人 文集 索引. SK^i^s 



〇 易 行 一二 九 ニー 一一 

〇 以信得 入 1 六フ 九 

〇 一乗 要訣 

〇 一念 三千 lln 一七 ノ !!! 

同 一 一九 九ノ 八 

〇 一念 信 解の 劝德 一一 一七 ノ山ハ 

同 SS, 八 

同 K ラー 

一 念隨 喜の 劝德 0/ 七 

一 切經 0^y 一一 一 

〇 一心 三觀の 修行 璧ゥ八 

同 11 ほ ラー 一 1 一 

一心 三 觀傳於 一言 g 一つ 二 

〇 因果 . ss; ノ S 

〇 因 行 果德の 二 法 1111123 



タ 

悪緣 

〇 惡業起 罪の 因綠 

〇 惡知譏 

〇 惡道 

惡法 

阿 含經の 肝心 

阿闍世 王 

阿那律 尊者 

天 照 

〇 阿 彌陀經 

〇 阿彌^ 佛 

〇 安樂 集 

〇 安立 行 

ィ、 ヰ 



マ 一 

5 ノ 5 

111 一九 ノー 11 一 



〇 印性 房 - ノー 

娃女 ssh 

〇 因 綠听生 法 , 一一 W づ » 

因 分:? 說巣分 不可 說 1K 六ノ 二 



叙 山 

〇 依 義不依 語 

〇 依 不依教 

〇 依識 不依智 



屮經^ 指,, 末法 始, 也。 此 恐怖 惡世 中次 下 安樂 行" g 等 云。 於 末世 等 云云。 同 本 異譯正 法華^ 

く く にく の は るに れ 

云。 然後 末世。 又 云 然後來 末世。 添 品 法華經 云。 恐怖 惡世 中等 云云。 發時當 世 三 類敏人 有, 之 

. . の - よ たま は も し ひた, 03 し r,1 の のて. 0が ち す ♦* せ £5 を ベ 3. "れ: a 4# しむ 

祖 八十 萬 億 那由佗 諸 菩薩 不, 見,, 一 人; 如,, 乾 潮不, 满月 辭不, 满" 淸, 水 浮, 月。 植, 木 棲, 

鳥。 日蓮 八十 萬 億 那由伦 諸 菩薩 爲,, 代 ion, 中, 之。 彼 諸 菩薩 請,, 加 被, 者 也。 此 入道 佐渡國 

きす りす,?' れさも る W ひ ろの ひに す を ォ して すに 

可, 爲 = 御供, 之 由 承,, 申 之; 可, 然 用途 云 かたがた 有, 煩 之 故 還, 之。 御 志 始不, 及, 申 候。 

人人 如, 是申 袷。 很囹情 等懸, 心 候。 便宜 之 時 早早 可, 聽, 之。 穴 賢 穴 賢。 

十月 二十 二日 辰の 時 日 蓮 花押 

土木 殿 



消息文 類 追加 六 六 三 



H 蓮 上人 文集 六 六 二 

經已前 ^_ 華 IS 經等; 已後 如,, 涅 *8 等; 又 天竺 法華経 有,, 印 眞曾; 譯? 1?: 略, 之。 羅什 名- 

妙法 經; 加,, 印 眞言; 善無畏 み, 大 曰經, 献。 譬 如, 正 法 華 添 品 法 華 法 華 三昧 薩云 分陀利 等, 

^ てに たる は it- てに て た- は V の 

也, 佛诚後 於. - 天竺, 得 = 此說, 龍樹 菩薩。 於,, 漢土, 始得, 之天台皆^!^大師也。 具; wii 畏 

の の の は れ さも に たり に 

等 華厳 i 牙 澄觀等 三論 宗嘉祥 等 法相 宗慈恩 等 名 侬,, 自宗, 其 心 落,, 天台宗; 其 門弟 等不, 知 = 此 

如何艮 誘 法 失, 乎。 或 人 難,, 日莲,ー^^。不, 知. si 立,, 患 義, 難. 或 人 云. 如,, 勸持 品, 者 深 

位 菩薩 義也 遠/安樂 行 品; 或 人 云, - 我存- 此義, 不, 言 云云。 或 人云パ 唯 敎鬥計 也。 雖-, 具 我存, 

V は らる を *; よ tic は て け ろミ ふ- *- 1 八ミ にの ふ- V りミ だ 5 よきな を が 

之卞和 切, 足淸丸 給,, 于稳 丸 云 名-欲, 及 = 死罪; 時人 晚, 之。 雖. 然其人 未, 流-善 名; 汝等邪 

難 亦 可, 0, 勸持品 云。 有,, 諸 無智 人, 惡ロ罵 a 一一 M 等 云云。 曰莲當 ,, 此經 文; 汝等 何不, 人,, 此經 

文; 及 加 刀 杖 者 等 云云, 日莲 讀,, 此經 文; 汝等 何不, 請, 此終文 常 在 大衆 中 欲 毀 我等 過 等 云 

云 向國王 大臣 婆羅門 居士 等 云云 惡ロ而 l^gs! 数 數見按 出; 教数者 度度 也, 日 按 aa 度度 流罪 

1 一度 也。 法 華經 三世 說法 儀式 也 * 過去 不軽品 今 勒持品 今勸持 品 過去 不輕品 也 今 勸持品 未來 

可, 爲,, 不軽 品; 其、 時 曰 莲卽 可, 爲,, 不軽 菩薩; 一部 八卷ニ 十八 品 天竺 刺 經布ニ 出 旬-承 パ疋 

可, 有,, 數品; 今漢土曰本ニ十八品^?之中要也。 正宗 之, 至,, 流通, 寶 品 三 箇救宣 令. 

被,, 塞 山窳空 大衆; 勸持品 1 一 萬 八 萬 八十 萬 值等大 菩薩 御 誓言 不, 及 H 蓬 淺智; 但 恐怖 悪^ 



是。 所詮侬,,佛敎,起,,邪見;糟.1111^1?;,轉,,大山; 今 八 宗十宗 等 多 門 故 至 „ 諍 論; 淫獎經 第 

に * くみ やう;;?.' t*-,/ r の ii く ミは は にの く 

十八 贖 命 重 寶と巾 法 門 あり。 天台 大師 料簡 云。 命 者 法 華經^ 重 寶若涅 紫 經所, 說 前三敎 也。 

伹 Jffi 槃經 所, 說圓敎 如何。 此 法華經 所. 說佛 性? e 住 重説. 1 乙 令,, 籂本; 以,, 涅槃 經圓 常, 攝,, 法 

華經; Jffitl^ 經 得分 但 限,, 前 三敎; 天台 玄義三 云。 Iffi 樂贈命 重 寶重抵 U 攀耳也 云云。 籤 三 云。 今 

家? 意 指,, 大經 部, 以爲 n 重寶, 等 云云。 天台 大師 四 念處巾 文。 法 華經す 雖示 種種 道 之 文; 先 

めミね ..ffj のの はの の の のお b はくに く は 

四 味 又 定,, 重寶, 了。 若爾者 法華經 前後 諸經爲 法華經 1 重寶 也。 世間 舉者 想 云。 此 天台 1 

宗義也 諸 宗不, 用, 之 等 云云。 曰莲 案, 之 云。 八宗十 i 示 等 皆 自,, 佛威 後, 起, 之 論 師人師 立, 之。 

以_, 滅 後宗, 不" 可. 計,, 現在 經; 天台 所 刺 依. 叶 = 1 切經; 屬,, 於 一 宗, 不. 可, 弃. 之。 諸宗 is 

する の. *J* に はなせに はり じ はら ひ を に は してし を ミがを 

等 執,, 自師 誤, 故。 或 事寄, 機。 或 讓- 前師; 或 語 = 資王; 結句 最後。 惡心强 盛 起 = 闢諍; 無, 失考 

な ふ を ^ t € に にい 仁し * で のお らほくに く はの 

損, 之爲, 樂。 諸 宗之中 眞言 宗殊 至,, 僻 案; 善無畏 金剛 智等想 云 二念 三千 天台 極理ー 

の のきる の. はくく をの の 

代 肝心 也。 顯密 1 一道 可, 爲, 詮之 心地 三千 且置, 之) 此外印 與,, 眞言, 佛敎最 要 等 云云。 其 後眞 

言師等 事寄,, 此義; 無,, 印眞 F 經經 下, 之 如,, 外道 法; 或義 云。 大 S 經釋迦 如来 之 外說- 或 

- 一く の なり ミ 二 じて ミ き を じて * ヒくミ をして 4* の す 

義云。 敎中: 釋尊第 一 說。 或義 現,, 釋尊, 說,, 顯經; 現,, 大日, 說 n 密經; 不, 得 = 道理; 無壶 僻見 起 

をへ は るへの を なぜ ク} も の., V る がら じ し?^ の しる は 

, 之 。譬 ^ 不, 辨,, 1_ 荠作, 種種 邪推, 不, f 本色; 又 如 = 象譬; 今汝等 可, 知 大曰經 等 法 華 

消息文 類 追加 六 六 一 



日蓮 上人 文集 六 六 



追 加 

寺 泊 御 書 

驚 目 一 結 給 候畢。 心 ざし あらん 諸人 は 1 處 にあつ まりて, 御聽間 あるべ し • 

, たって A い つ X ちの き のく * がは の. i, 、; マ . . *, -pat, 力 I : 1^ 

今月 t】 月 十日 起- 相 州 愛 京郡侬 智郷; 付 = 武载國 久目河 宿; 經-于 十二 日- _ 越後 國寺: S 

--. ^て する に A.€ のに -t の を のの もく ぞ? にも • 

^5^;声此互_-大海;欲- 至, 渡 國; 順風 不, 定不, 知-其 期; 道 間 事 心莫, 及。 又不 K 及" 筆。 伹 

し しる なれ て ずミ きに くむ を JJ, 、も, は r * すら L 

喑 ~ 可,, 推 度; 又自, 本 存知 之 上。 始非, 可" f . 之。 法 華 經第四 云。 而此經^1^。 如来 現在 猶多 = 

P *rv みこく くして あだ しじ にくの のの くく 

怨嫉.;5^威度後。第五卷,^^。 一 切 世 問 多" 恐 難に 信。 涅^ 経 三十 八 云。 爾時 一 切 外道 衆 成 作, -是 

.r り りの ,、 タス なり の ののに き hT その もミに て i ,w 

言; 大王 今 者 唯 有,, 一 大惡 人; s» 沙門。 一 切 世 問惡人 爲,, 利 養, 故。 注,, 集 ■ 其 所; 而 爲,, 眷 場- 

不, 4 i^ria^ 呪術 1% 調-伏.. 迦葉及 舍利弗 目犍連 等- 云云 ,此5^ 槃經文 一 切 外道 我本師 

二 天 三; i 所 Hi 經 4 きて^ 佛陀- 所" 出惡言 也。 法 華 終 文佛非 怨。 經文 天台 意 云。 一切 聲 

t,-- ふや せ んミ * んミ -0 は iCt! に レて を ,も るニミ め の 

開 緣覺れ t 樂- 近 成- 菩薩 等 云云。 不" f 閉不" 欲, 信 不- 當- 其 機; 出 ^ 靖 皆 定-- 怨 嫉 

_ d, 在^, £ 一 威 後; 一 切 諸 宗舉者 等 皆 如, - 外道; 彼 f M 一 大惡人 者當- 日 蓬: 一 切惡人 

tr..1<s*; 日 i^e- 子 也。 彼 外?! 先 佛說敎 流 偉之 後 謬つ <. 一 後 佛爲, 怨。 今 諸 宗舉者 等 亦 復.^ 



四條金};^,11殿御返事 

つ もら ひ かんろ せいす た はじめ 

满 月の ごとくなる 餅 二十、 廿 露の ごとくなる 淸酒 一つ i 給び 候 ひ维ん ぬ。 春の 始の 御悅 

み しほ くさ あめ おぼしめ 

は 月の 满 つ,^ がごと く、 潮の さすが ごとく, 草の かこむ が 如く、 雨の ふるが 如しと 思 食 

そ も 》\ おの H- おんち * しゃか ぶつ 54* ひ ふ 

すべし。 抑 八 B は 各 の 御 父 釋迦佛 の 生れさせ^ 候 ひし 日 也. 彼の 日に 三十 二の 不 

思議 あり, 一 に は 一 切の草木に^^^晚きみなる、 一 一 に は 大地より 一 切の 寶 涌き づ, 三に 

でん はた ふ わい よ ひる 4- か,, 

は 一 切の田^!に雨降らすして水涌き出づ、 四に は夜變 じて 晝の 如し, 五に は 三千世界に 

な ゆき こ ゑ かく きちず, さ-./ い らい 

歎の 聲 なし。 是の 如くの 吉瑞の 相の みに て 候 ひし。 是 より 已 * 今にいた るまで、 二 千 二 

zr, ちじ しか じ つ ほんこく A な 

三十 餘 年が 問、 苦 事に は 八日 をつ かひ 給 ひ 候 ふ 也。 然るに 日本 國皆釋 迦佛を 捨てさせ 袷 

くわ こ ぜんごん 一 ご しんじん - 

ひて 候 ふに、 いかなる 過去の 善根に て や、 法 華 經と釋 迦佛と を 御 信心 ありて、 各々 あつ 

まらせ 給 ひて、 八日 を 供養 S. させ 給 ふの みならす、 山中の 日蓮に 華 香 を 贈らせ 候 ふやら 

ん。 尊した ふとし。 恐々。 

正月 七日 日 蓬 花押 

人 々御 返事 

消 惠文類 六 五 九 



B 蓮 上人 文集 六 五 < I 

歡. 1^5 し U ぎし けん。 されば は 側 向きて、 八十 萬 億那. m 伦の諸 菩薩 を こそ, つくぐ と 

しか • されば 女人 は、 由な き 道に は 名 を 折り 命を捨 つれ ども、 成 佛の道 は 弱 かり 

S ** つ tl, じょにん ものお ぽ し •* 1 びす 

ける やと 免え 候 ふに、 今 末代 惡 世の 女人と 生まれさせ 給 ひて, か i ろ物覺 えぬ 島の 夷に 

I 百ら れ ^;; たれ Sk めら れ、 ^び. 法華経 を弘 めさせ 袷 ふ、 彼の 比丘尼に は 雪 泥 勝れて ありと, 

佛は 化 ti て裨竟 あるらん * 彼の比^!-尼の斜名を 一 切 衆生 旯佛と 申す は 別の 事に あら 

す, 今の 妙法 尼 御前の 名に て険 ふべ し。 王と なる 人 は 過去 にても 現在 にても 十 善 を 持つ 人 

な しし 13 なか は おんこ ミ fl ?ゎ 

の 名 也、 名 はか はれ ども 師 子の 座 は 一つ 也 • 此の 名 も is るべ からす • 彼の 佛の 御言 をき 

にす 尼 だに も、 一切衆生 喜 Has と 名 づけら る • 是は佛 の, を 違へ す、 此の 娑婆 世界まで 

名 を. 失 命 をす つろ 尼 也 • 彼 は 養母と して 捨て 給 はす, 是は 人と して 捨てさせ 給 は 

115 の佛也 • ^でかさる 事 は 候 ふべき。 況ゃ 「其 中 衆生 悉是 吾子」 の經 文の 如くな 

らば、 ゲの尼 は f 子 也, 彼の 尼 は 養母^, 養母 を桧 てす して 女子 を捨 つろ の 街 意 や ある 

べき • 此の 1! 理を 深く S: 存知 あるべし。 繁 ければ 止め 候 ひ畢ん ぬ。 

日 I* 花押 

妙法 尼斜前 



おん. J* はぎみ t いは じ や は :.: いび くに わらかん L や, プ もん 

し。 佛 の御姨 母、 摩訶波 闍波提 比丘尼 は 女人 ぞ かし。 而 るに 阿羅漢と ならせ 給 ひて 聲聞 

X 1!5 ふじ やうぶ つ みち すがた きさ S くら ゐ 

の 御名 を 得させ 給 ひ、 永 不成佛 の 通に 入らせ 給 ひし かば, 女人の 姿 を かへ、 后の 位を捨 

おん うや ** ほさ たも ひる に ゆ 

てて 佛の 御す よめ を 敬 ひ、 四十 餘 年が 程 五 百戒を 持ちて、 晝は 道路に たよす み、 夜 は 枝 

下に 坐して 後生 をね が ひしに、 成 佛の道 を 許されす して、 永 不成佛 の 憂き 名 を 流させ 袷 

くち を じょに A くわ こ ん 一 ふ な 

ひし、 口惜し かりし 事ぞ かし。 女人 なれば 過去 遠 遠 劫の 間、 有る に 付けても 無き に 付け 

.« だな はづか くち * い か たち *i J 

て も 虚名 を 立てし、 恥し く 口惜し かりし ぞ かし。 ; の 身 を 厭 ひて 形 を やつし、 1^ と 成り 

て 候へば、, か.. -る嘆 は 離れぬ とこ そ 思 ひしに、 相違して ニ乘 となり、 永不成 佛と閒 きし 

は、 いかばかり あさましく 御座せ しに、 法華經 にして 三^の 諸 佛の御 勘氣を 許され、 一 

切 衆生 喜 見佛と 成らせ 給 ひし は、 いくら 程 か 嬉しく 悦 しく 御座し けん。 さるに て は、 法 

おんため いか * じ それ のた 》*u 

華經 の御爲 と. E. すに は, 何なる 事 有りと も 背かせ 給 ふま じき ぞ かし。 其に、 佛の 言 く 

以,, 大昔 誘 iEpk 衆; 誰 能 於,, 此, 娑婆 國土; 廣,. 說,, 妙法 華經 I 等 云云。 

我も我もと 思 ふに、 諸 佛の恩 を 報, ぜんと 思 はん 尼 御前 女人 達、 何事 を も 忍びて 我が 後に 

しゃ は せかい ひろ がタ おん もち ひ 

此の, 娑婆 世界に して、 法 華 經を弘 むべ しと, 三箇 度まで いさめさせ 給 ひしに、 御用な く 

てた はう の ごく タ に くの べん 4- よく — 4 ミ くしん あ ま いく fi 

して T お 一 佗 方 國 土- 廣 宣, 一 此經匚 と 中 さ せ 給 ひし は、 能々 不 得心の 尼ぞ かし。 幾く か 

消息文 類 六 五 七 



n: 蓮ヒ 人文 集 六 五六 

し i う fV< 'じ いさご もち く や 5 えんぶ だい しんにょ 

勝 童子 は 沙の餅 を佛に 供養し 奉りて 阿育 大王と 生まれて 一 閻浮提 の 主たり き • 貧 女の 我 

.f- しら おろ A ぶら しゅふ せん ¥ け , 

が 頭 を 剃して 油と 成せし が, 須彌山 を 吹きぬ きし 風 も 此の 火 を 消さす • されば 此の 二三 

ザ 1- し よ, た ふ た,.' り て 人 く す 

の 鷲 目 は, 曰 本國を 知る 人の 國を 寄せ、 七 黉の塔 を仿利 天に 組み あけた らんに も 通ぐ る 

じ し * つし や-つ ごミ し-. .-.0 *v さ 

ベ し, 法 華經の 一 字 は 大地の 如し, 萬 物 を 出 生 す • 一 字 は 大海の 如し、 衆 流を納 む。 

一字 は B 月の 如し, 四 天 T を 照す。 此の 一字 變 じて 佛 となる • 稻變 じて 苗と なろ, 苗變 

くさ よね ひま ほ まけ /人 

じて 艸 となろ • 艸變 じて 米と なろ • 米變 じて 人と なる。 人變 じて 佛 となる。 女人 變 じて 

妙の 一字と なろ • 妙の 一字 變 じて 臺 上の 釋迦佛 と 成るべし • 南無 妙法 莲 華經 南無 妙法 莲 

華經。 恐々 謹言 • 

日 蓬 花押 

王 日 殿 

妙法 尼 御前 御 返事 

• 5- たびら た t- よじん おん A おく し 人. も 4Jtt ► V* . 

明 衣 一つ 給び 畢んぬ • 女人の 御身, 男に も 後れ, 親類 を も 難 れ ニー 人 ある 娘 も はかば 

かしから す、 便な き 上、 法 門の 故に 人に も怨 まれ させ 給 ふ 女人 * さながら 不輕 菩薩の 如 



も を ミこ こ お 

母に も 兄弟に も 後れ はてて、 いと をし き 夫に すぎ わかれたり しか ども, 子ども あまた 御 

は こ. •* な 4/3 ぃミ. >< てこ ご のこ ご みめ i-t ち 

座し ませば, 心 慰 みて こそお はし 候 ふらむ。 愛しき 子, しかも ER 兒。 容姿 も 人に すぐれ、 

A ■ • ひ み つぼ 

心 も かひ <\.> しく 見えし かば、 よその 人々 もす *i しく こそ 見 候 ひしに, あやなく 蒼め る 

はな み に はか 5 お ぼ 

花の 風に しほみ, 莆 つる 月の 俄に 失せた るが ごとく こそ 覺 すらめ。 まことと も 覺ぇ候 は 

ねば, 書きつ くる そら も 覺ぇ候 はす。 又々 申すべし。 恐々 謹言 

. 九月 六日 日 蓬 花押 

上野 殿御 返事 

追申。 此の 六月 十五 日に 見 奉り 候 ひしに * あはれ 肝 ある 者 哉、 男 也 男 也と 見 候 ひしに、 

又 見 候 は ざらん 事 こそ 悲しく は 候へ。 さは 候へ ども、 釋 迦佛、 法 華 經に身 を 入れて 候 

りんじ, f め で り や-.' ぜんじ や,..'? か ラベ 

ひし かば、 臨終 目 出た く 候 ひけり。 心 は 父君と 一所に 靈山淨 土に 參 りて, 手 をと り 頭 

みは よろこ 

を 合せて こそ 悦 ばれ 候 ふらめ。 あはれ なり, あはれ なり, 

王 日 殿御 返事 , 

辨の 房の 便宜に 三百 文、 今度 二百 文 給び 琳ん ぬ。 佛は眞 に 尊く して 物に よらす。 昔の 得 

消息文 類 六 五 五 



H 蓮 上人 文集 六 五 四 



妙 一 尼 御前 御 返事 

それ ベち め $z をし ミこ め いのち 

夫 信心と 申す は 別に はこれ なく 候 ふ。 妻の 夫を惜 むが 如く、 夫の 妻に 命 をす つるが 如く, 

親の 子 を 捨てざる が 如く、 子の 母に 離れ ざろ が 如くに、 法 華經、 釋迦、 多賓, 十 方の 諸 

しょてん ザん じん しん ミ な しんじん 

佛 菩薩, 諸 天 善 神 等に 信 を 人れ 奉りて、 南無妙法蓮華経と 唱 へたて まつろ を 信心と は 申 

し 候 ふ 也 > しかの みならす, 正直 あ 方便 不 受餘経 一 偈の^ 文 を 女の 鏡 を 捨てざる が 如く. 

男の 刀 を さすが 如く、 す、 J しも 捨 つ る 心なく 案じ 給 ふべ く 候 ふ • あな かし, J あな かし、 )。 

五月 十八 日 日 蓬 花押 

妙 一 尼 御前 御 返事 

上野 殿 後家 尼 御前 御 書 

ご し ,よ i*^ レ ttf ひ ち ぐ t や ,f 

^條 七郎 五郎 殿の 御 死去の 御 事、 人 は 生れて 死す る 習と は、 智者 も 愚者 も 上下 一同に 知 

りて 候へば * 始めて 嘆くべし 驚くべし とは覺 えぬ よし, 我 も 存じ 人に も敎へ 候へ ども、 

A め 》 ぼろ. i わぎ は, い. f-A ぶ 

時に あたりて 夢 か 幻 かい まだ 辨 へがた く 候 ふ。 まして 母の 如何が なけ かれ 候 ふらむ • 父 



胡國 I 匈奴 もさ 

す、 今の 蒙古 



W うし 者 Is ひ 

し 者 



漢 王の 御 使に 胡國と 巾す 國に 入りて 十九 年、 妻 も 夫 を 離れ, 夫 も 忘る よ 事な し。 あまり 

? , so^ ,ヽ おも ひ ミほ fc 

の戀 ひし さに、 夫の 衣 を 秋 ごとに 確の 上に てうちけ るが、 思 や 通りて 行きに けん、 夫の 

f /• こ ちんし もの め ミこ はな わ ひま ミ 

耳に 開え けり。 陳子 というし 者 は、 女 夫 離れけ るに、 鏡 を 割りて 一 つづつ 取りに けり。 

忘る. -時は 烏 出で て告 ゆけ り。 相思と いひし もの は、 夫を戀 ひて 墓に 至りて 木と なりぬ。 

さう し じゅ だいた- f わた し が 2:7 じん ,5* ミこ もろこし 

相 甲 I 植と a. す はこの 木 也。 大 唐へ 渡る に, 志 賀の明 神と 巾す 神お はす、 夫の 唐 へ ゆき 

しを戀 ひて 神と なれり。 島の すがた 女に 似たり、 松^^佐與姬とぃふ是也。 いにしへ より 

い ** . おやこ わかれ し-3じ*^' *s ミこ, んな わかれ 

今にいた るまで 親子の 別 主從の 別、 いづれ かつら からざる。 され ども wf^ 女 の 別 ほ 

くわ こ ん (- , でんな を ミこし C. は さいつ ^ ぜ A ち しき 

どた とへ なかり ける はなし。 過去 遠々 より 女の 身と なりし が、 この 夫 娑婆 最後の 善知識 

なりけ り。 散りし 花落ちし 栗 實も晚 き 結ぶ、 など か は 人の 返ら ざるら む。 去年 も 憂く、 

今年 も つらき 月日 かな、 思 はいつ も 晴れぬ もの ゆ ゑ。 法 華經の 題目 を唱 へま ゐら せて ま 

ゐら せ。 - 

十一月 二日 日莲 花押 

持 妙 尼 御前 御 返事 



消息文 類 



六 五三 



B 蓮 上人 文集 



を 乙 lis か 

践— 手本 



六 五 二 



漆に 水 を かけ、 空 を 切り. U る やうに 候 ふぞ, 三位 房が 事は大 不思議の 事 ども 候 ひし かど 

も、 殿原の 思に は 智慧 ある 者 を そね ませ 給 ふかと、 愚 癡の人 思 ひなんと 思 ひて, 物 も 巾 

はら ぐろ だいな 人 5 ん. t 

さて 候 ひしが、 i!^ 心と なりて. K 難に も あたりて 候 ふぞ。 なかく 散々 とだに も 巾せ しか 

たす へん ふ し ぎ 

ば 助かる 邊 もや 候 ひなん。 あまりに 不思議 さに. S- さ V- りしな り • 又 かく. S- せぱ、 を こ 

ども は、 死亡の 事 を 仰せ 候 ふと 申すべし • 鏡の ために G. す. 又 此の 事 は 彼等の 人々 も if 

e は怖ぢ おそれ 候 ふらむ と 覺ぇ候 ふ ぞ* 人の 騒けば とて、 兵士なん ど 此の 一門に せられ 

ぱ, _此 へ 書きつ けて たび 候へ。 恐々 謹言。 

十月 一日 日 花押 

人々 御中 

さぶ らう ざ ゑ もん 殿の もとに、 留めら るべ し • , 

持 妙 尼 御前 御 返事 

おん Isf ザん れラ おく こ じふ だ i タ Q ^-く ひ *- %-r 

iti^ul 何 1 御 惜饍料 送り 給 ひ畢ん ぬ. すでに 故 入道 の隱る ia にて おはしけ ろ 殿- と かう 紛れ 候 



けて 



ひける ほどに、 うち 忘れて 候 ひけろ 也 • よも それに は 忘れ 給 はじ。 蘇 と. & せし tKl は. 



、 w ざ, 仏け A il ® ろ *.7 ほさ ざん ゆん もち _ 

を 人の! 11 言と 知りて 許しし なり。 今 はいかに 人中す とも 閗き 解かす して は 人の 讒言 は 用 

ひ 給 ふべ からす。 設ひ大 鬼神の つける 人な りと も. 日蓮 をば 梵釋 日月 四 天 等 天照大神 t::- 

幡の 守護し 給 ふゆ ゑに 罰しが たかる ベ しと 存じ 給 ふべ し。 月々 日々 に 强り給 へ 。 す、 J しも 

た ゆ ま -7 ぼんぶ つたな やう ろん t=i おで 一 

撓む心 あらば 魔た より を 得べ し。 我等 凡夫の 拙 さは、 經論に 有る 事と 遠き 事 は 恐る よ 心な 

v やう へいら じ や,? b い 5- さん, 4\ し 9 つたい まな こ ひさ くわ、 

し 一定と して 平等 も 城 等も瞋 りて 此の 一門 を 散々 となす 事 も 出来せば、 眼 を 塞いで 觀- 

念せ よ。 ぶ も 時の 人々 の筑 紫へ か 指されん すらむ。 又 ゆく 人 又 かしこに 向へ る 人々 を, 我 

が 身に ひきあてよ。 當 時まで は 此の 一門に 此のな けき-なし。 彼等 現に はかくの ごとし。 

ぢ こく ゅ&ん あ i*j しゃ ラ 1* ミ 

殺され は 又 地獄へ 行くべし。 我等 現に は 此の 大難に 爐ふ とも、 後生 は佛 になり なん。 設 

やい ミ その ミき いた く ** り いた あつよら ぐ 

へば 灸治の ごとし。 當時は 痛 けれども、 後の 藥 なれば 疼くて いたから す • 彼の 熱 i の 愚 

ち い は ゅ** んさ かれら aiA よ ふし 

癡の者 ども、 言ひ勵 して 脅す 事な かれ • 彼等に はた V- 一圓に 思 ひ 切れ、 善 からん は不思 

vr わ, ろ ひだ. が き «5 .* し 5 む かん ぢ , ごく 

惡 からん は 一 定と 思へ。 空腹し と 思 は *i 餓鬼道 を敎 へよ。 寒し とい は V* 八 寒 地獄 を 

をし • I メ ■ / たか ^"じ ねこ ねずみ fc にん これ 

へよ 恐ろしし とい は *t is にあへ る 雉、 猫に あへ る 鼠 を、 伦 人と 思 ふ 事な かれ。 此は 

こまぐ と 書き候 ふ 事 は、 かく 年 どし 月々 日々 に 申して 候へ ども、 名 越の 尼、 .^^輔房、 

能 登 房, 三位 房なん どの やうに 候 ふ、 臆病 物覺 えす、 欲深く 疑 多き 者 ども は, If れる 

消 森 文 類. 六 五一 



日蓮 上人 文集 



六 五 



纏 KIH 入 全 B 

81A -? によ 

D- て ASK 

SBSI 目に ft え 

ぬ 所よ 0- 下 



1 日. 頭に 疲を 被り 左の 手 を 打ち 折らる、 同じき 文 永 八年絲 九月 十二 日^ 渡の 國へ 配流, 

又 i の 座に 臨む • 其の 外に 弟子 を 殺され 切られ 追 出し、 過料 等 かす を 知らす • 佛の 大難 

すぐ そ でん yp なら 

に は 及ぶ か、 勝れた ろか. 其 は 知らす、 龍樹, 天 親, 天台、 傳敎は 余に 肩を拉 ベが たし • 

じち ん だい *45 つ 一 だい こ つ し. M-rAO-v' 

日蓮 末法に 出です ば、 佛は大 妄語の 人" 多寶十 方の 諸 佛は大 厳 妄の證 明 なり, 佛被後 

えんぶ だい ふこ £tt fcr くわ こ 

二 千 二百 二十 餘 年が 間, 一 閻浮提 の. S: に佛の 御言 を 助けた る 人、 伹日蓬 一人な り • !« 去 

f 在の 末法の 法華經 の 行者 を輕賤 すろ 王臣萬 民始は 事な き檨 にて 終 亡びざる は 候 はす • 

JJ ち!; ん ぽ じ * し. し し ぽんし やく 

日蓮 又 かくの ごとし。 始は驗 なきやう なれ ども 今 二十 七 年が 間、 法 華經守 護の 梵釋日 

し 4、- * つ *-.<; おんち;' ひ ひ &ん だい e や 5 >* 

月 四 天 等 * さの み 守護せ すば. 佛 前の 御 譬 むなしくて, 無間大 城に 墮っ べしと 巩-- ろしく 

P6 お Gl ^rts ,つな らく ま 

想 ふ 間、 今 は 々はけ むらむ • 太 田の 親昌、 長 崎 次 郞兵銜 の 尉 時 鋼、 大進 房が 落馬 等 は 

f- ち a ち io だ い やくび やう 

法華経の 罰の あら はるよ か、 罰は據 罰、 別 同 現 S ?、 其 罰, 四 候 ふ, 日本 國の大 疫病と 

だいけ v*9 ? し ,, ち た こく せ f a .9 や c ひや 5 A や- >f< ち 

大 S 港と、 同士 SS と、 侘 SJ より 攻めら る i は總罸 なり。 疫病 は 其罸 なり. 太 田 等 は 現 罰 

し 9 わ 5 おさ お 

なり 別ば ちな り • 各々 師子 王の 心 を 取り出して、 いかに 人 脅す とも 怖づる 事な かれ • 師 

じ5 お ♦£ やおん ほ, JJ ちれん * I 

子 王 は百默 に怖ぢ す、 師 子の 子 又 かくの ごとし. 彼等 は 野 干の 吼 ゆるな り 日 莲. 力 一門 

ほ こ さいみ や 5!L) ク J の I V* - £^ I 

は師 子の 吼 ゆるな り。 故最明 寺^の 日 蓬 を釋 ししと、 此の の 許しし は 禍な 力り ける 



日速法華宗ほ53^ 

の 年 時 



太 神の 御廚、 右大將 家の 立て 始め 給 ひし 日本 第二の みくりゃ、 今 は 日本 第一な り。 此の 

郡の 内、 淸澄 寺と 申す 寺の 諸佛坊 の持佛 堂の 南面に して, 午の 時に 此の 法 門 申し はじめ 

こ- 1' みん S 

て、 今に 二十 七 年、 弘 安二 年战 i なり。 佛は 四十 餘年、 天台 大師 は 三十 餘 年- 傳敎 大師 

は 1 1 十餘 年に 出 ^ の 本 懷を遂 け 給 ふ。 其の 中の 大難 巾す 計りな し、 先々 に 申す がごと し • 

余 は 二十 七 年な り, 其の 間の 大難 は 各々 且知 召せり。 法 華 經に云 はく、 

而此經 者 。如来 現在。 猶 多-, 怨嫉; 況 減 度 後 云云。 

しゃ だ にょらい かず 5* むぎ こ ゆび す, ぷっ しんけつ だいしゃく 

釋迦 如来の 大難 は數を 知らす。 其の 中に 碟の麥 ももって 九十 日、 小指の 出佛身 血、 大石 

の 頂に かよりし、 善 星 比丘 等の 八 人が、 身 は 佛の御 弟子、 心 は 外道に 伴 ひて, 晝夜 十二 

ひお むり や、? しゃくし はるり ゎラ で し * く ざ- ^.N ふ 

時に 佛の短 を ねら ひなし、 無量の 釋 子の 波 璃 王に 殺されし, 無量の 弟子 等が 惡 象に 踏 

まれし、 阿闍世 王の 大難 をな せし 等, 此等は 如来 現在の 小難な り • 況ゃ 滅度 後の 大難 は、 

り, 5 じ は てんじん てんだい でんけ- フ あ ぎ や. f じ や ぎ やう 

龍 横、 天 親、 天台、 傳敎 いまだ 値 ひ 給 はす。 法華^の 行者なら すと いは r、 いかで か 行 

じ や ほ s け ち A ャ いか 

者に てお はせ ざるべき。 又 行者と いはんと すれば、 佛の ごとく 身より 血 を 滴され す。 何 

に 況ゃ佛 に 過ぎた る 大難な し。 觀 文むな しきが ごとし。 佛說 すでに. K 虛妄 となりぬ ,而 る 

に日莲 二十 七 年が 閒、 弘長 元年 g 五月 十二 日に は 伊豆の 國へ 流罪、 文 永 元年 ,十一月 十 



消 文 類 



六 四 九 



日 速 上人 文集 



六 四 八 



Kts 有 51 その 

16 多き 



B もな ナ乙 i 



胂祇 は, 過去の 輪陀 王の ごとし • 白馬 は日莲 なり * 白鳥 は 我らが 一 門な り • 白馬の 鳴く 

は 我等が 南無 妙法 蓬 華 經の聲 なり • 此の 聲を闭 かせ 給 ふ 梵天 帝釋 日月 四天王 等、 いかで 

か色を^:し光を昌になし桧はざるべき、 いかで か 我等 を 守護し 袷 はざる べきと. 强々 と 

おぼしめ そ も C > へんい が もく こ >| し 

思 召すべし。 抑 貴 »3 の 去ぬ る 三月の 御佛 事に, 鷲 WJ 其の 數 有りし かば、 今年 一 百餘人 

やし" * ミき よ だんぎ ♦* つ だい 6 く ♦* 

の 人 を 山中に 養 ひて、 十二時の 法 華 經を讀 ましめ、 談義して 候 ふぞ, 此らは 末代 惡 はに 

え 人ぶ だい いく く くれ こ しゃ や 5 うれ しゃくそん 

は、 一 閣浮提 第一 の佛 事に てこ そ 候へ。 若干 か 過去の 聖 璽 も媳 しくお ほす らん。 尊 

は 孝養の 人 を 世 尊と なづけ 袷へ り、 貴邊 あに 世 尊に あらす や • 故大進 w 鬩^ の 事, なけ 

これ ま ろ ふ しゅったい いんん ん -71 

かしく 候 へ ども、 此又法 華經の 流布の 出來 すべ き因緣 にて や 候 ふらんと 思 召す ベ し- 事 

さ いのち 

事 命ながら へば、 其の 時. S. すべし • 

弘 安二 年 己 卯 八月 十七 日 B 莲花扦 

脅ハ 4: の 道宗判 返事 . 

〇 德人 御難 事 

去ぬ る 建 長 五 年 ^脇 四月 二十 八日に、 安房の 國長狭 郡の 內、 東條の 今 は 郡 也, 天 照 



壊 劫 1 この 世界 ■ 

こはる- i 時 



境 —H: 的、 as 象 



だいじゃ せ. つじ や ほふ だい あく ほふ はな なら 

あまさ へ 禪宗 と. 5. す大 邪法、 念 佛宗と 申す 小 邪法、 眞言と 申す. K 惡法. 此の 惡宗鼻 を拉べ 

こく S かん てん せラ だいじ ,c た t しひ "ひレ な -ひぢ I ご t は *< ん だいぼ 3 つ ゐ Kv» 

て 一 國に 盛な り。 天 照 太祌は 魂 を 失って 氏子 を 守らす、 八幡 大 菩薩 は 威力よ わくして 

しゅご けっく た こく ら の VA^ 

國を 守護せ す。 結句 は 佗國の 物と ならむ とす。 日蓮 此の よしを 見る ゆ ゑに、 「佛法 中怨俱 

に xf -,.ー く せめ おそ ほ r こくし 9 しめ じ C- ぎ たば 》^ん 

墮 地獄」 等の 責を 恐れて 粮國 主に 示せ ども、 かれらが 邪義に 誑ら かされて 信じ 給 ふ 事な 

し。 還って 大 怨敵と なり 給 ひぬ。 法 華 經を失 ふ 人、 國 中に 充満せ りと. S- せど も, 人知る 事な 

ければ、 た r 愚癡の 失ば かりにて ある 事、 今は乂法華經の行 出 來せり* 日本 國の人 

おろか うへ いかり おこ あい にく さくがう じ や- あん ん 

人癡の 上に、 瞋を 起す 邪法 を 愛し、 正 法を惡 む。 三毒强 盛なる 一 國, いかで か 安. 穩な 

るべき。 壞 劫の 時 は大の 三災 起る、 いは ゆる 火災 水 災風災 也。 又 減 劫の 時 は、 小の 三災 起 

け かち かっせん だいまん やくび やう ぐ ち 

る、 いは ゆる 飢渴、 疫病、 合戰 なり。 飢 渴は大 貪より 起り、 疫病 は 愚 凝より 起り、 合 

しんに こ VJ 

戰 は瞋恚 より 起る、 今日 本國の 人々、 四十 九 億 九 萬 四千 八 百 二十 八 人の 男女. 人々 異な 

れ ども 同じく 一 の 三 なり。 所謂 南無 妙法 蓮華 經を 境と して 起れ る 三 毒 なれば, 人 ごと 

に釋迦 多寶十 方の 諸佛 を、 一時に 罵 責め 流し 失 ふなり。 是卽ち 小の 三災の 序な り。 しかる 

るゐ しはくし ふ だんな 

に 日蓮が 一類い かなる 過去の 宿 習に や, 法 華經の 題目の 擯那 となり 給 ふらん。 是を もて 

おぼしめ ぼん でんたい しゃくに ちぐ わつ てんてんせ 5 だいじん まんだいば さつ 

思 召せ、 今 梵天 帝驛 日月 四 天 天照大神 八幡 大 菩薩、 日本 國の 三千 一 百 三十 一 一社の 大小の 



消息文 類 



六 四 七 



日蓮 上人 文集 六 5H ハ 

> おは , こ だいし し AyM ん け ごん 

とや 思 ひけん 弘法 大師 去ぬ る弘仁 十四 年 正月 十九 日に、 眞言 第一. 華厳 第二、 法 華 第 

け ろん 1,1 ふ v^^i へん -0, .u.>ij ん ふ & 

三, 法 華 經は敷 譲の 法, 無明の 邊域、 天台宗 等は盜 人な りなん ど a. す 書 ども をつ くりて, 

模|- の 皇帝 を e. しかす め 奉りて、 七 宗に眞 言 宗を 5. し 加へ て, 七宗 を?^ 便と し. 凰言 宗 

は眞實 なりと 申し立て 举ん ぬ。 其ぬ 後 日本一 州の 人 ごとに. 炱言 宗 になり し 上, 其の後 

艾傳敎 大師の 御 iSj 子、 慈 整と 申す 人 漢土に わたりて、 天台 眞言の ニ宗の 奥義 をき はめて 

き て -J こんが ちゃ 5 き や -f* しっち, ゃラ じょ 人た 5,0\ 4! い y ん 

歸 朝す, 此の 人 金剛 頂经蘇 地經の 二部の 疏を つくりて. 前 唐 I と 申す 寺 を 山に 中 

*T は * 5 ち こ 5 ぽふ くわなん 

し 立て 畢ん ぬ。 此には 大曰經 第一、 法華經 第二、 其の 中に 弘法の ごとくなる 過言 數 ふべ か 

らす • 前々 に少々 申し 畢ん ぬ, 智證 大師, 又 此の 大師の 後 を 橙で 阅城 寺に 弘? i せり。 當時, 

てら わ v-tt ひ てら 1 いざん じ ^4:ち.'しょ.*' しんつ 一ん 

寺と て國の m と 見 ゆる 寺是也 • ^山の 三千 人 は 慈 覺智證 おはせ すば J1S 一一 n すぐれた りと 

もち ちん JJ ん:: いし 3 い しょじん ふ こ *ー ま 

e. す をば 用 ひぬ 人 も ありなん。 圓仁 大師に 一 切の 諸 スロを 塞がれ 心 をた ほら かされて、 言 

を 出す 人な し * 王臣の 御歸依 も 又傳敎 弘法に も 超過して 見え 候 へ ぱ. 叙 山、 七 寺、 日本 一 

州, 一 同に 法 華經は 大日 經に 劣れり と 云 々。法 華 經の弘 通の 寺々 ごとに 眞言 ひろまりて, 

法 華 終の 頭と なれり • かくの ごとくして、 すでに 四百 餘年 になり 候 ひぬ 。やう やく 此の 象 

見增 上して, 八十 一 乃至 五の 五 王す でに 失せぬ *佛 法 失せし かば * 王法す でに 査 き 畢んぬ • 



七大寺 15<*- 

興 福, 元 興 寺, 

$*\ 藥師 寺、 

西大 寺、 怯 H 寺 

十 五大 寺 ー 七大 

寺に、 法 i、 

新築 師寺、 本元 

興 寺、 招提 寺、 

東 寺、 西 寺、 四 

天 王 寺、 祟 福 寺 

を 加 ふ 



還って 笑き 失 ふ 也、 之に よって 天 もい かり、 i 寸 護の 善 神 も 力 弱し 云々。 所謂 法 華 經を譽 む 

といへ ども、 返って 法 華の 心 を 殺す 等 云々。 南都 七. K 寺、 十 五大 寺, 日本 國 中の 諸 寺 諸 

L よそ. 3 . き いか てん V く たいてん かんさ だ. つし しゅったい 

山の 諸佾 等、 此の ことば を 間き て 大きに 怒り、 天竺の 大天、 漢土の 道士、 我國に 出来せり, - 

さいちよ こ ぼ ふし せん ゆ V- ころ し, C わ き 

所謂 最 澄と 申す 小 法師 是也。 設 する 所 は、 行き あはむ する 處 にて 頭 を 割れ、 肩 を 切れ 落 

.7 の け A わ. つ たづ ひがつ > ミ 

せ、 打て 詈れと 巾 せし かど も、 桓武 天皇と. S. す s« 王 尋ね あきらめて、 六宗は 僻事な りけ 

りと て、 初めて 比: S 山 を 建立して 天台 法華宗と 定め 置かせ、 圓頓 S. 戒を 建立し 給 ふの み 

ならす、 七大寺 十 五大 寺 の 六宗の 上に 法華宗 を 副 へ 置かる。 詮 する 所 六 宗を法 華 經の方 

便と なされし なり。 例せば、 神の 佛に負 けて 門 守と なりし がごと し。 日本 國も 又々 かく 

の ごとし。 法華最 第一 の經文 初めて 此の 國に顯 はれ 給 ひ、 「能 竊爲 一人 說法 華經」 の 如来の 

使 初めて 此の 國に 人り 袷 ひぬ。 桓武平 城 暖峨の 三代 1 一十 餘 年が 間 は、 日本 一 州 皆 法 華經の 

ぎャ 3 じ や せんだん い ら人 しゃく モん にい は でん ゆうだいし こうぼ ふ に いし 

行者な り。 しかれば 根 欖には 伊 繭, .釋 尊に は提 婆の ごとく、 傳敎 大師と 同時に 弘法 大師 

しゃう にんし ゆつ ゆん かん-ど しんごんし, 7 なら 

と 申す 聖人 出現せ り。 漢土に わたりて 大日 經眞言 宗を習 ひ、 日本 國 にわたり て ありし 



かど も、 傳敎 大師の 御 存生の 御 時 は、 いたう 法 華經に 大日 經す ぐれたり とい ふ 事 はい は 

ざり ける が、 傳敎 大師 去ぬ る弘仁 十三 年 六月 四日に かくれさせ 給 ひて 後、 ひま を 得たり 



消息文 類 



六 四 五 



日蓮 上人 文集 六 四 四 

れい もりや てんじん ち じん fc- や そ がみ あが 

しなり • 例せば, 守屋は 日本の 天神 七 代地 神 五代が 間の 百 八十 神 を 崇めた てまつ りて、 

V f\9 ひろ てん いの しゃ ぅミ くたい し 、> ほん * ん 

佛 敎を弘 めすしても との 外典と なさん と 祈りき • 聖德 太子 は 敎主釋 尊 を 御本尊と して. 法 

華經ー 切經を 文書と して 兩 方の 勝負 ありし に、 つ ひに は 神 はおけ 怫は 勝た せ 給 ひて、 神國 

つ こく てん 一, く か. c9j 

はじめて 佛國 となりぬ。 天竺 漢土の 例の ごとし • 「今此 三界 皆" 疋 我お」 の經文 あら はれさ 

せ 袷 ふべき 序 也。 欽 明より 桓武 にいた るまで 一 一十 餘代 一 一 百 六十 餘^ が 間、 佛を 大王と し、 

神を臣 として 世 を 治め 袷 ひしに、 佛敎は 勝れ 神 は 劣りたり しか ども, 未だ 代 治る 事な し, 

うたが ほぞ y よ- ゥ でん t 、つ VI いし しゃ 5 にん おんが 

いかなる 事に やと 疑 はれし 程に、 桓武の 御宇に 傳敎 大師と €. す 聖人 出来して、 おへて 云 

はく、 神 は 負け 佛 はかた せ 袷 ひぬ * 佛は 大王 神 は 臣下 なれば、 上下 あ ひついで f 鼬 儀 正し 

ければ 國中 治るべし と 思 ふに、 國の靜 ならざる 事 不審なる ゆ ゑに, 一切 經 をかん がへ て 

候 へ ば、 道理に て 候 ひける ぞ、 佛敎に 多き なる 失 ありけ り、 一 切經の 中に 法 華經と 申す .K 

王お はします、 ついて 華 嚴經、 大 品經、 深 密經、 阿 含經等 は、 あるひ は臣の 位、 あるひ は 

さ ぶら ひ くら, 3 すぐ じんみ つ 

侍 の 位、 あるひ は 民の 位な りけ るな、 或は 般若 經は法 華 經には 勝れたり、 (三論 宗) 或は 深密 

經は 法華經 にす ぐれたり、 (法相 宗) 或は 華 嚴經は 法華經 にす ぐれたり、 (華 班宗) 或は 律宗は 

しょし 5 は I ぎ やう じ や せ けん 、じ 4 

諸 宗の母 也なん ど 巾して, 一 人と して 法 華經の 行者な し、 世 問に 法華経 を讀 誦する は 



成 劫 —この 世の 

出來 上る 時期 



せつ けられけ り。 其の 時 馬 鳴 菩薩と 巾す 小僧 一 人 あり、 召し出されければ, 此の 僧の 給 は 

こくち ラ じ c-!*f ふ ふ Is ぐ づ.? .7*^ なか 

く、 國 中に 外道の 邪法 を 止めて 佛 法を弘 通し 給 ふべ くば、 馬 を 鳴 せん 事 やすしと いふ。 

ちょくせん お ほせ ま ミナ さし 7 

宣に云 はく、 仰の ごとくなる べしと。 其の 時に 馬 鳴 菩薩、 三世 十 方の 佛に 祈請し 

f びやく 飞 5 しゅったい びやくめ こ ゑ ,ひま こる W 

中せ しかば、 たちまちに 白鳥 出來 せり。 白馬 は 白鳥 を 見て 一. 聲 なきけ り。 大王 馬の 聲 

まなこ ひきない し びやく 

を 一 こ ゑき こしめ して、 眼 を 開き 給 ひ 白鳥 二 匹 乃至 百 千いで きたりければ、 百 千の 白 

め じ よろこ おんいろ じっしよ く ほん ふく ちから 

一時に 悦びな きけ り。 大王の 御 色な ほる こと、 日蝕の 本に 復す るが ごとし。 身の 力、 

さ? ぐ はい きさき く チ はん みん 

心の はかり 事、 先々 に は 百 千 萬 倍 こえたり。 后 も よろこび、 大臣 公卿い さみて, 萬 民 も 

た こく か 5 ベ たぶ これ たが てんじん 

掌 を あはせ 伦國も 頭 を 傾けたり と 見えて 候。 今の 世 も 又 是に違 ふべ からす。 天神 七 代地 

いじ や、,.' じ や、 ひこ ふ せ 八せ かいりき ふ, くりき こんじ ャ, フ 

神 五代 已上 十二 代 は 成 劫の ごとし、 先 世の 戒 力と 福 力と によって、 今生の はけみ なけれ 

くに を さ じゅみ やう じん わ- フ X だい あ ひだ せん. せ かいりき す こ ,f 

ども, 國も 治り 人の 壽命も 長し。 人 王の 代と なりて I 一十 九 代が 間 は、 先 世の 戒カも 少し 弱 

く 今生の 政事 も はかな かりし かば、 國に 漸く 三災 七難 起り 始めたり。 なほ 漢土より 三皇 

てい .,5* さ ふみ それ もが さい * ぷん しづ にん わ- リ 

五 帝の 世 を 治むべき 文書 わたりし かば、 其 を もて 神 を 崇めて 國の 災難 を鎭 む。 人皇 第三 

S ん めいてん わ, T せんせ かいふく めく しんが うじ や V いでき ぎんしん 

十代 欽明 天皇の 世と なりて、 國には 先 世の 戒福 うすく、 惡心强 盛の 多く 出来て、 善心 

おろかに 惡心 はかし こし。 外典の 敎は あさし、 罪 も 重き ゆ ゑに、 外典 捨てられ 內典 になり 



消息文 類 



六 四 三 



Bsa 上人 文集 六 四 二 

i せば 蝦模と 中す 蟲、 母の 啼く聲 を 間いて 生長す るが ごとし • 秋の 萩の 鹿の 鳴く に 華の 咲 

v-.r -, f7 いかづち こ *! は 4 じゃくろ * 5^ 

くが ごとし。 象牙 草の 雷 の聲に 孕み、 柘榴の 石に 逢うて 榮 ゆるが ごとし • されば 此の 王 

ひゃくめ r ぴ やくて 5 a» f 

白馬 を 多く あつめて 飼 はせ 給. V 又 此の 白馬 は 白鳥 を 見て なく 馬 なれば 多くの 白鳥 を あ 

わん を i さか てん; - 

つめ 給 ひし かば、 我が身の 安穩 なろ のみなら す、 百官 萬 乗も榮 え、 天下 も g 雨 時に 顒ひ、 伦 

こく ベ か 仁 す ねん つりつ 1 ミ 1-0 はんべ し ふ くわ;!::: 

國も頭 を 傾ぶ けて 數年 すごし 給 ふに, 攻 事の 相 達に や 侍り けん、 又 宿業に よって 果報 や 

壶 きけん、 千 萬の 白鳥 一時に 失せし かば, 又 無量の 白馬 もな く 事 F みぬ • 大王 は 白馬の 

こえ しぼ つき しょく おん A 

聲を きかざり しゅ ゑに、 華の 萎める がごと く, 月の 蝕す ろが ごとく, W 身の 色 か はり 

ち i- ら こん 》45/\ ほ きさき ts-t 

力よ わく、 六 根 惨々 として 耄れ たるが ごとく ありし かば、 后 も 情 々しくなら せ 給 ひ、 百 

いおん な ゆ くも だいふ.,' ち け A ちゃく r- や..' し 

官禹乘 も 如何が せんと 欺き、 天 も! 111 り 地 も ふろ ひ. 大風 旱 e し, 凱 揭 疫病に 人の 死す る 

事, 肉 は 塚、 骨 は W と 見えし かぱ、 伦國 よりも 襲 ひ 来れり, 此の 時 大王い かんが せんと^ 

き 給 ひし ほどに、 詮 する 所 は彿 神に 祈ろ に は 若く ベから す, 此の 國 にもと より 外道 多く 

國々. M» けり、 又佛 法と いふ 物 を 多く 崇め 置きて 國の 大事と す • いづれ にても あれ、 白 

鳥 を 出して 白馬 を 鳴かせん 法を崇 むべ し。 まづ 外道の 法に 仰せつ けて, 數日行 はせ けれ 

やくて. 7 1. ひゃくめ ゆ だ 5 いの. 9 ^つけ 5 おは 

ども、 お 烏 一疋 も 出で こす、 白馬 もな く 事な し. 此の 時 外道の 祈 をと V* めて、 佛敎に 仰 



る こと 是 より 始れ り。 國の 費の み 入ッて 祈と ならす、 還て 佛變 じて 魔と なり. 鬼と なり、 

ないし ゎづら これ い にんな じ, -' 

國主 乃至 萬 民 を 煩 はす 是 なり。 今 法 華經の 行者と 擅那 との 出來 する 故に、 百 獸の師 子 王 を 

rAf おそ しはら すぐ 

厭 ひ、 草木の 寒風 を 恐る よが 如し。 是は且 く 置く。 法 華經は 何の 故 ぞ諸經 に 勝れて 一 切 衆 

生の 爲に用 ふる 事なる ぞと 申す に、 譬 へば、 草木 は 大地 を 母と し虛空 を 父と し、 甘 雨 を 

じき た ** しひ めの ミ はな この & r じつ さラ 

食と し 風 を 魂 とし, 日月 を fsi として 生長し、 華 さき 菓な るが 如く. 一 切 衆生 は實相 

ひ ? 9 二 C.? じょ,..' い こんた, *N こ ミは ぢ やう ゑり きしゃ-.' 一 * 一ん 

を 大地と し 無 相を虛 空と し、 一 乘を廿 雨と し、 已今當 第 一 の 言 を 大風と し, 定慧カ ^嚴 

めう やく あんらくぶ つく わ この A 

を 日月と して 妙覺の 功德を 生長し, 大慈大悲の 華 さかせ、 安樂 佛果 の菓 なって、 一切 衆 

じき たも じき つち A づ 

生 を 養 ひ 給 ふ。 一 切 衆生 又 食す るに よりて 壽, 命 を 持つ。 食に 多數 あり、 土 を 食し 水 を ft 

ひ かぜ |> ゆし ャラ ぐら むし ,1 ぐろ もち しょく 

し 火 を <K し 風 を 食す る 衆生 も あり。 求羅と 申す 蟲は風 を 食す、 驟 鼠と 申す 蟲は土 を 食す。 

ひ にく こつ „T.O f じ やう 

人の 皮肉 骨 髓等を 食す る 鬼神 も あり、 尿 糞 等 を 食す る 鬼神 も あり。 壽命を 食す る 鬼砷も 

あり、 聲を 食す る 鬼神 も あり。 石 を 食す る 魚、. 鐵を 食す る獏も あり。, 地 神 天神 龍神 日 

たいし おく ぶつ! S ふ た *♦ しひ むかし りんだ 

月 帝 釋大梵 王ニ乘 葚薩佛 は、 佛法 をな めて 身と し 魂 とし 給 ふ。 例せば、 乃往 過去に 輪陀 

わ 5 ん んぶ だい く 1* 一 

主と 巾す 大王 まし ましき、 閤浮提 の 主 也。 賢 王 也。 此の 王 はなに 物 を か 供御と し 給 ふと 

いな. 《 くこ ゑ しゃう ちゃ, f あん をん X 

巾せば、 白馬の. 嗚 聲を きこしめて、 身 も 生 長 し 身心 も安穩 にして 代 をた もち 袷 ふ。 

消息文 類 六 四 一 



B 蓮 上人 文集 六 Ho 

故知 法華爲 SS 糊 正 主 等 云云, 

此の 釋は 正しく 法 華經は 五味の 中には あらす、 此の 釋の心 は、 五味 は *w 命 を 養 ふ、 毒 命 は 

し * ふたつ け ん as さ i-JI んじ やね はん だいご A 

五味の 主 也 • 天台宗に は 二の 意 あり、 一に は 華厳 方 等 般若 涅篥法 華 同じく 醒糊味 也 • 此 

の釋の 心は爾 前と 法 華と を 相似せ るに 似たり。 世間の 畢 *; 等、 此の 筋の み を 知りて、 法 

華 轻は& 味の 主と 申す 法 門に 迷惑せ る ゆ ゑに 諸宗 にた ほら かさる 也、 開 未開 異なれ ど 

ゑん しゃ,、 もん t» a ふ 

も、 同じく 圓 なりと 云々。 是は迹 門の 心なり。 請經は K 味、 法 華經は 五味の 主と 申す; 1:8 

門 は、 本 門の 法 門 也。 此の 法 門 は 天台 妙樂扭 書かせ 給 ひ 候へ ども、 分明なら ざろ 間, 舉 

ム ん 《- すくな か だいもく け レ か 

养の 存知 少し。 此の 釋に 「若 論 敎旨」 と 書かれて 候 ふ は、 法華経の 超 目を敎 旨と は *5 かれ 

て 候 ふ。 「開 權」 と 申す は、 五 字の 中の 華の 一字 也。 顯 遠と & かれて 候 ふ は、 五 字の 中の 

建の 一字 也。 「獨 得 妙 名」 とか i れて候 ふ は、 妙の 一字 也, 「意 在 於此」 と 赛 かれて 候 ふ は, 

法き經を一代の意と中すは|^目なりと書かれて候ふぞ。 此を 以て 知ん ぬべ し、 法 華轻の 

"いもく さいき や -r 4it しひ ゆん もく ik いひんく T 

超 目 は 一 切 緩の 神, 一 切 終の 眼目 也 • 大日經 等の 一 切經 をば, 法華經 にて こそ 開眼 供養 

すべき 虔に、 大日 終 等 を 以て 一切の 木 轚の佛 を 開眼し 候へば、 日本 國の 一切の 寺 塔の 佛 

rc.^ ほミけ に .5- い ぐ ちちし や 

像 等、 形 は佛に 似れ ども、 心は怫 にあら す, 九界の 衆生の 心なり • 愚賓の を 智者と す 



五 妹 I 牛乳 を 精 

a? る 五の 段 

階。 乳眛、 酷眛、 

牛:! g 味、 000. 



曾 谷 殿御 返事 

燒 米ニ傻 給び 举ん ぬ。 米 は 少と思 食し 候へ ども、 人の 壽命 を繼ぐ 物に て 候 ふ。 命 をば 三 

千大 千世 にても 買 はぬ 物に て 候 ふと 佛は說 かせ 給へ り。 k は 命 を 繼ぐ物 也 U 譬 へば f 

あぶら もしび あぶら 

は 油の 如く、 命 は燈の 如し。 法 華經は 燈 の 如く 行者 は 油の 如し。 擅那は 油の 如く 行者 は 

燈の 如し。 一切の 百味の 中には、 乳 味と 申して 牛の 乳 第一な り。 涅紫經 の 七に 云 はく- 

猶 如,, 諸 味 中 乳最爲 第一, 云云。 

に うみ せ 八 らくみ らくみ せん だいご み 

乳 味 を 煎 すれば 醅味 となる、 酷 味 を 煎 すれば 乃至 醋醐 味と なる、 醍醐味 は 五味の 中の 第 

一也。 法 門 を 以て 五味に たと へば、 儒家の 三千、 外道の 十八 大經は 衆 味の 如し。 阿含經 

は 醍醐味な り。 阿 含 經は乳 味の 如く、 觀經 等の 一 切の 方 等 部の 經は醅 味の 如し。 一 切 

の 般若 經は生 蘇 味、 華 嚴經は 熟 蘇 味、 無量 義經と 法 華經と 涅槃 經と は醒 糊の 如し。 又 、澡 

獎經は 醍醐の ごとし、 法 華經は 五味の 主の 如し。 妙樂 大師 云 はく、 

若 論,, 敎旨; 法 華 唯 以,, 開權顯 遠; P 敎正 4^; 獨 得,, 妙 名; 意 在 = 於此, 云云、 

又 云 はく、 



消息文 親 



六 三 九 



蓮 上人 文集 



六 三 八 



Ac— 東北 



へがた し。 又 涌 出品 は、 日蓮が ために は 少し 綠 ある 品 也。 其の 故 は、 上 行 菩蘿 等の 末 

法に 出現して * 南無 妙法 蓬 華 經の五 字を弘 むべ しと 見えたり. しかるに, 先日 ISI 人出 

来す。 六 萬 S 沙の 菩薩より、 さだめて 忠賞を 被るべし と 思へば 頼もしき 事 也 • とに か 

f* けき や 5 しん ミの しんじん 

くに, 法 華 經に身 を まかせ 信ぜ させ 拾へ • 殿 一 人に かぎろ ベから す • 信心 をす i め 給 ひ 

て 過去の 父母 等 を 救 はせ 拾へ。 日 蓬生れ し 時より、 いまに 一日片時 も 心 易き 事 はなし • 

此の 法 華經の 題目 を弘 めんと 思 ふば かりなり。 相 かまへ て 相 かまへ て、 自 佑の 生死 は 知 

々i h- んじ 3 ».』 ざ A しゃ J.- じ ち .r-i^ 人 かなら りか ひ しょぶ つ 

らね ども, 御 臨終の 刻 生死の 中間に, 日蓮 必す迎 に ま ゐり候 ふべ し。 三世の 諸 佛の成 道 

U J* し Irt* り ミら ,ざ A rv や,, 'だ v v-f 'しょ S もん ご,、 ?7 

は 子 丑の 終、 寅の刻の 成 道 也 • 佛 法の 住處、 鬼門の 方に 三國 となに 立つな り, 此等は 相 

承の 法 門なる べし • 委しく は 又々 申すべく 候 ふ. 恐々 謹言。 

かつゑて 食 をね が ひ、 渴 して 水 を 慕 ふが ごとく、 戀 ひて 人 を 見た きが ごとく、 病に 藥 

をた のむ がごと く、 溶 よき 人、 杠 粉 をつ くるが ごとく、 法 華 經には 信心 を 致させ 



給へ。 さなく して は 後悔 あるべし 云々。 

弘 安二 年 己 卯 卯月 二十日 

上野 殿御 返事 



B 



^花押 



字に あ ひたる 人 を 問 かす。 不輕 菩薩 は 杖 木 瓦 石と 見え たれ は、 杖の 字に あ ひぬ, 刀の 

難 は 間 かす。 天台, 妙樂、 傳敎等 は、 刀杖不 加と 見え たれば、 是义缺 けたり。 日蓮 は 刀 杖 

の 二字と もに 5g ひぬ。 剩 へ刀の難は前に巾すがごとく、^5-條の松原と龍のロとなり。 一 

度 も あ ふ 人な きなり。 日蓮 は 二度 あ ひぬ、 杖の 難に はすで に少輔 房に 面 を 打 たれし かど 

も、 第五の 卷を もて 打つ。 うつ 杖 も 第五の 卷、 打 たるべし と 云 ふ 經文も 五の 卷" 不思議 

み らいき >. -ャ うもん t 5 はう ち f しんち- f 

なる 未來 記の 經文 也。 されば、 少輔 房に 日 莲數十 人の 中に して 打 たれし ST の 心中に は、 

ゆる〕 ぼんぶ 5 fc て あ ひ t: つ A! 、ひ ほ ちから 

法 華經の 故と は 思へ ども、 いまだ 凡夫 なれば 無情 かりけ る 間、 杖, を も 奪 ひ、 力あるなら 

ば、 踏み 折りす つべき こと ぞ かし。 然れ ども、 つ ゑ は 法 華經の 五の 卷 にて まします。 い 

vfc こミ おも おや つき がくもん し 

ま 思 ひ 出で たる 事 あり。 子 を 思 ふ 故に や、 親、 槻の 木の 弓 を もて 象 文せ ざり し 子に 敎へ 

たり。 然る 閒、 此の 子うた て かりし は 父、 憎 かりし は概の 木の 弓。 され ども 終に は修學 

增 進して、 自身 得脫 をき はめ、 又 人 を 利 盆す る 身と なり、 立ち 還って 見れば、 つきの 木 

ゆ- そミは < vr. "た た ひけ 

を もて 我 を 打ちし 故 也。 此の 子卒堵 婆に 此の 木 をつ くり、 父の 供養の ために 立て、 手 向 

けりと 見えたり" 日 蓬 も 又 かくの 如く あるべき 歟。 日蓮 佛 * を 得む に、 爭 か少輔 房が 恩 

を捨 つべき や。 何に 況ゃ法 華 經の御 恩の 杖 を や。 かくの 如く 思 ひつ,. i け 候へば、 感淚押 

消 <„i 文 六 三 七 



n 蓮 上人 文集 



六 三 六 



玄文: yl 法 》 玄 

«, 法 * 文句、 

摩 a7£l の 一一 1 書 



能 ま 二- ,* へ 

る * と! « へ らる 

s 者 とは 一 つ K 

て 二つなら ず 



_6 由 は ISS* 

千億 或 a 萬值と 

14 ナ 



多 寳佛は 皆 是眞實 すと て、 法華經 にかぎ りて 卽身 成佛 ありと さだめ 給へ り。 爾前 経に 何 

ん- 

I.. ノ 



樣 に成佛 ありと も說 け、 樣宗の 人々 無量に 言 ひ 狂 ふと も、 た V. 焙 35 千に 槌 一つなる ベ 

し。 法 華 折伏 破 權門理 と はこれ なり。 尤もい み じく? s_ 奥なる 法 門 也。 又 天台の 舉者慈 «^ 

よりこの かた、 立, 文、 止の 三 大部の 文 を、 とかく 料簡し * 義理 を 構 ふと も, 去年の 暦 

の ふ じき け ふ つ :?- ふ ゾ- いもく はな 

昨 の 食の ごとし、 今日の 用に ならす * 末法の 始の五 百年に、 法 華 經の超 目を離れ て 成 

佛 ありと いふ 人 は、 佛說 なりと も 用 ふべ からす。 何に 況ゃ人 師の義 を や。 爱に rllji* 思 ふ 

だい a ほん だい は む かし む かし f し 

やう、 提婆品 を 案す ろに、 提婆 は釋迦 如来の 昔の 師 なり, 昔の 師は 今の 弟子な り, 今の 

でし し の、 3 しょ ふ に しんい A く y や,、 だつ 

弟子 はむかし の師 なり、 古今 能 所 不二に して、 法 華の 深意 を あら はす。 されば 惡 逆の 達 

多に は 慈悲の 釋迦 如来、 師 となり、 愚 嫁の 龍 女に は 智慧の 文殊, 師 となり、 文殊 釋迦如 

にちれん か だい は り-' によ 

来に も、 日蓮 劣り 奉るべからざる 献. 日本 國の 男は提 婆が ごとく、 女 は 龍 女に あ ひに た 

V. やくじ »ん -' - これ こ-ろ くわ. <ぢ ほん な 

り, 逆順 ともに 成佛を 期すべき なり。 是提婆 品の 意な り * 次に 勸持 ag に、 八十 萬億那 

由伦の 菩薩の、 異口同音の 二十 行の 偶 は、 n 蓮 一人 ilw めり • 誰か 出で て 日本 國 唐土 天竺 

三國 にして、 佛の滅 後に 讀 みたる 人 や ある • 又我讀 みたり と名宣 ろべき 人な し。 又 ある 

お ぼ ,ふかた う in や 5 じ ぢゃ、 f fci 

べしと も覺 えす。 及 加 刀 杖の 刀 杖の 二字の 中に, もし 杖の 字に あ ふ 人 は あるべし、 刀の 



一代に 分紹ぇ I 

12? 1 代 中に 比 

すぺ きものな き 



おん S ゑ くわん おな にょにん めし ぢ f 

此は法 華 經の御 故^" され ども 法 華經の 第五の 卷は, 同じき なり。 彼女 人の 足 地獄に 入ら 



ざらん に, 此の 兩の手 無 間に 人るべき や。 た r し 彼 は 男を惡 みて 法華經 をば 惡ま. K 此 

は 法 華經と 日蓮と を惡む なれば、 一身 無閒に 人るべし。 經に云 はく、 「其 人命 終 入-一 阿 鼻 

獄,」 と 云々。 手ば かり 無閒に 入る まじと は 見えす。 不便な り. 不便な り。 遂に は日莲 にあ ひ 

ぶつく わ .1 か ふぎ やうば 3 つ じ や..' まん しゅ それ .5<ii じん 

て佛 5^ を 得べき 歟。 不輕 菩薩の 上 慢の四 衆の ごとし。 夫 第五の 卷 はー經 第一 の 肝心な り, 

龍 女が 卽身 成怫 あきらか なり。 提婆 はこよ ろの 成佛を あら はし、 龍 女 は 身の 成佛を あら 

ぶ, た ほふ もん でん i,> だいし て yr,- くわ すぐ 

はす。 一代に 分絕 えたる 法 門 也。 さて こそ 傳敎 大師 は、 法華經 の、 一切 經に 超過して 勝れ 

たる 事 を 十 あつめ 給 ひたる 中に、 卽 身成佛 化導 勝と は 此の 事 也。 此の 法 門 は 天台宗の 最要 

にして、 卽身成 佛義と 申して 文句の 義科 也。 眞言 天台の 兩宗の 相 論な り。 龍 女が 成佛も 

法華經 のが 力 也。 文殊 師利 菩薩 は、 「唯 常宣說 妙法 華經」 とこ そ 語らせ 給 へ 。 唯 常の 一 一字 は 

じ んんう ほ たいしん ろん せ, Q S-0 もミ 

八 字の 巾の 肝要 也。 菩提心 論の 唯 眞言 法 中の 唯の 字と、 今の 唯の 字と、 いづれ を 本と すべ 

ゆ ゐ おそ ださ 

き や, 彼の 唯の 字 は、 恐らく は あやまり 也。 無量 義經に 云 はく T 四十 餘年 未, 顯, 眞實 ;」 

法 華 經に云 はく、 

世 尊法久 後 要 當, 說,, 眞實; . 



消 文 観 



丄ハ三 五 



= 蓮ヒ 人文 集 六 三 E 



上野 殿御 返事 

抑 B 蓮 種々 の 大難の 中には、 龍 の^の 頸の 座と、 東條の 難に は 過ぎす。 K の 故 は、 諸 

なん いのち す ほ^ の おむ じつ 

難の 巾に は 命を捨 つろ 程の 大難 はなき なり。 或は 罵りせ め、 或は 慮を逐 はれ、 無 實を云 

おもて し, しん 

ひつ けられ、 或は 面 を 打 たれし など は 物の かすなら す。 されば 色 心の 二 法より 起り て, 

そし じつ ほんこく t-- ほけ ,7 

謗られ, たる 者 は 日本 國の 巾に は 日蓮 一人也。 但し ありと も, 法 華經の 故に は あら じ。 さ 

て もさても 忘れざる 事 は、 少輔 房が 法 華 經の第 a の卷を 取りて、 日 tsr か 面 を 打ちし 事 は、 

f ちゃ •r't 'やく JJ つ ミ 'のこ や 

三 より 起る 處の打 i なり。 天竺に 嫉妬の 女人 あり、 男 をに くむ 故に、 家. 2: の 物 を こ 

5 やぶ うへ はらだち すがたけ し s •* にな か 1; や 

とぐ く 打ち破り、 其の上に あまりの 腹 立に や、 姿 氣色か はり 眼 は 日月の 光の ことく 輝 

ほのほ は 1 6,?* おに あかお に ミし 5 一ろ よ • -.i, 

き、 口 は 炎 を 叶. くが ごとし。 すがた は 靑鬼赤 鬼の ごとくに て、 年来 男の 讀み 奉る 法 華径 

の 第五の 卷を 取り, 兩の 足に て 散々 に 踏みけ る。 其の後 命つ きて 地獄に 墮っ • 兩の 足ば か 

り 地獄に 入らす。 獄卒 鐵杖を もって 打て ども 人ら す *是 は 法 華經を 踏みし 逆緣 の功德 によ 

い 4* じく せ ,.'<|,-' ミ おもて これ r 

ろ。 今日 莲を惡 む 故に、 少 房が 第五の 卷を 取りて 予が面 をう つ。 是 も逆緣 となるべき か 

てん if く にょにん を s こ h- や, ひ しつ ミ 

彼 は 天竺 此は 日本。 かれは 女人、 ) れは 男。 かれは 兩の あし • , i れは兩 の 手。 彼 は 嫉妬の 故 



べし。 例せば、 有德國 王の 覺德 比丘の^ にか はりて、 釋迦佛 とならせ 給 ひしが ごとし。 

法 華經は 祈と はなり 候 ひける ぞ。 あな かしこ あな かしこ。 いよく 道心 堅固に して、 今度 

佛 になり 給へ。 御 一 門の 御 房た ち、 又 俗人 等に も& かる うれしき 事 候 はす。 かう 申せば 

こんじ や-つ よく お ぼ ぼんぶ ラへ よく はな 

今生の 愁と覺 すか。 それ も 凡夫に て 候へば、 さも 候 ふべき 上、 您をも 離れす して 佛 にな 

みち かんじん 

り 候 ひける 道の 候 ひける ぞ * 智賢經 に、 法 華經の 肝心 を說 きて 候 ふ。 

不. 斷, m 惱, 不. 離,, 五 欲, 等 云云。 

天台 大師の 摩 討 觀に云 はく、 

烦惱卽 菩提。 生死 卽 Si 槃等 云云。 

龍樹 菩薩の 大 論に、 法華經の 一 代に勝れてぃみじき樣^^釋して云はく、 

譬. il 大藥師 能變, 恭爲 ^ 藥等 云云。 

小藥師 は藥を 以て 病 を 治す、 大 醫は大 を もって 大 重病 を 治す 等 云々。 

弘 安元 戊 K 年 十月 日 日莲 花押 

四條 吾 殿御 返事 , 



消 鹿 文 類 . 六 三 三 



日蓮 上人 文集 六 三 一: 

一所 は 三百 貫と 云々。 かぶる 處 なりと 承 I な。 何となく とも 同 隸と いひ、 薪し き 人々 と 

す れら よろ ミの, KS> おんく ii t 

申し 捨て はてられて 笑 ひ 喜びつ るに, 殿 岡に 劣りて 候ふ處 なりと も. 御 下し 文 は 給 ひた 

く 候 ひつる ぞ かし。 まして 三倍の 處 也と 候 ふ • いかに 惡く とも 惡 きょし 人に も 又 上へ も 申 

させ 給 ふべ からす 候 ふ。 よき 所よ きと ころと 申し 給 は r、 夂 かさねて 給 はらせ 給 ふべ し。 

惡 き處德 分な しなむ ど 候 は r、 天に も 人に も 捨てられ 袷 ひ 候 はむ する に 候 ふぞ。 御 心得 

あるべし。 阿 閤世王 は 賢人な りしが、 父 を 殺せし かば、 卽 時に 天に も 拾 てられ、 大地 も 

ゃぷ ころ わ りゃう り や,, 'すうねん く 了 

破れて 人り ぬべ かりし かど も, 殺されし 父の 王、 1 日に 五 百 輛五百 ST 數 年が 間怫を 供養 

しま ゐら せたり しが a ^と. 後に 法華經 の欖那 となるべき 功德 によりて、 天 も 捨てが たし、 

ちわ つ ひ S ?、 ミの き やう だい す 

地 も 割れす、 遂に 地獄に 隨 ちす して 佛 になり 袷 ひき。 殿 も 又 かくの ごとし. 兄弟に も捨 

fn-.l あ に s-.- だち *t- に I's ん -,| く に; 

てられ 同僚に も怨 まれ、 公達に も 窄められ、 日本 國の 人に も惡 まれ 給 ひつれ ども 去ぬ 

る 文 永 八 年の 九月 十二 日の 子 丑の 時, 日 蓬が 御 勘氣を 被りし 時, 馬の 口に 執りつ きて, 

ゲ まくら ,が. A えち お, C えんぶ だい PArf S 

嫌 倉 を 出で て、 相 摸の 依智に 御と も ありし が、 一 閣浮提 第 一 の 法華経の 御 方 人に て 有り 

しかば, 梵天 帝釋も 捨て かねさせ 給へ るか。 佛 になら せ 給 はん 事 も かくの ごとし。 いか 

なる. K 科 ありと も、 法 華經を 背かせ 給 はす 候 ひし. 御と もの 御 奉公に て佛 になら せ 袷 ふ 



五月 一日 日蓮 花押: 

四 條金吾 殿御 返事 , \ 

驚 nn 1. 貫 文 給び 候 ひ舉ん ぬ。 御 所領 上より 給 はらせ 給 ひて 候 ふなる 事, まことと も覺ぇ 

す 候 ふ。 夢 かと 餘 りに 不思議に 覺ぇ候 ふ。 御 返事なん ども、 何樣に 申すべし とも 覺 えす 

S る! S の にちれん ならび か ** くら ぢラ ふ うち 

候 ふ。 其の 故 は、 殿の 御身 は、 日蓮が 法 門の 御 ゆ ゑに, 日本 國拉に 鎌 倉 中、 御 内の人々 

公達まで うけす、 不思議に 思 はれて 候へば、 其の 御內 にお はせ むだに も 不思議に 候 ふに、 - 

御恩を被^^せ給へば、 うちかへ し 又う ちかへ しせ させ 給へば、 いかばかり 同僚 ども も不 「; 

し ぎ かみ お ぼ たび A .TP 

思議と 思 ひ、 上 も あまりな りと 思 すらむ。 されば この度 はいかんが 有る ベ かるらん と 疑: 

ひ 思 ひ 候 ひつる 上、 御内の 數十 人の 人々 訴 へて 候へば、 されば こそ いかにも 叶 ひ 難 かる 

べし。 あまりなる 事な りと 疑 ひ 候 ひつる 上、 兄弟に も 捨てられて おはす るに、 か よる 

めんもく ミ の.,? * か & is い さ くに 

御 恩、 面目 申す ばかりな し。 かの 處は, 殿 岡の 三倍と あそばして 候 ふ 上、 佐 渡の 國の も 

のの これに 候 ふが よくく 其處を 知りて 候 ふが. S- し 候 ふ は、 三 箇鄉の 内に、 いかだと 申す 

は 第一の 處也, 田 s£ はすくな く 候へ ども, 德は 量な しと e. し 候ぞ。 二 所 は 御 年貢 千 s、 

消息文 顔 六 三 1 



H 蓮ヒ 人文 集 六 三 〇 

或は 山林に ii るべ し。 敎主釋 I の 稗 使 を 二度まで 街路 を 渡し、 弟子 等 を牢に 入れ、 或は 

新し, 或は 害し, 或は 所 國を逐 ひし 故に、 其の 科必す 其の 國々 萬 民の 身に 一 々に « ^ろべ 

し。 或は 又??、 瘰黑 瘕諸惡 重病の 人々 多 かるべし。 我が 弟子 等, 此のお を存ぜ させ 給へ。 

恐々 謹言。 

九月 九日 日莲花 

此の Ik は 別して は 兵 銜の志 殿 r 擦 じて は 我が 一門の 人々 御竟 有ろ べし • 他人に^ 

かせ 給 ふな, 

松 野 殿御 返事 

し *~ ん くづ じょじん asw , • ゥ ひ ,- ^ 

E 月 は 地に おち、 須彌山 は 崩る とも、 彼の 女人 彿に 成らせ 給 はん 事 疑 なし あら 精 も 

しゃ たのもし や。 

古酒 ひ isi- .角踪、靑#* ^. 5^ 々の 物 送り 狯 ひて 候 ふ。 草に さける 花、 木の 皮 

if り?, じ ゆせん 42 いは. < a ね く 5:! tt く *5 ビ W - 

を 香と して 佛に 奉る 人、 ISIK 山へ 參ら ざる はなし。 況ゃ 民の 骨を碎 けろ 白米 人の 血 を 

しょ ムも? ナ t よじん じ や、,.' ぶつ ミ くだ i 

絞れろ が 如くなる 古酒 を. 佛、 法 華 经にま ゐらせ 拾へ る 女人の 成佛 得道 疑 ふへ しゃ" 



革の 後に— 餘 K- 

の 後 》- て き殘 



平の 軍— 執權 

職 北 條義時 を" 

ふ 



に 貴邊の 御身に あり。 又眞實 の 經の御 理 を- 代 末にな りて 辦% あながちに 齢れば • 

人世に 出づ べしと 見えて 候 ふ。 喩 へば 松の、 霜の後に木の王^0見ぇ、 菊 は 草の 後に gjf 

1 よ なさ ま けんにん みだ ぐ こん 

と 見えて 候 ふ- 代の 治れる に は 賢人 見えす、 代の 亂れ たるに こそ 聖人 愚ぶ ま顯ょ れ tis; へ。 

た ひら さ ゑ もん さの さが A タの もち 

ぁはれf^}■の左衞門殿、 相 摸 殿の、 日蓮 を だに 用 ひられて 候 ひし かば、 過ぎに し 蒙. ^::^ の 

つか ひ ,、び き くや -. ;う 

® 使の 頸 は よも 切らせ ま ゐらせ 候 はじ。 惜しく おはす らん。 人皇 八十 一代 安德 天皇と 

巾 す 大王 は、 天台の 座主 明 雪 等の 眞言 師等數 }E 人 かたら ひて、 のお 將軍頼 朝 を せ 

んぢ やお ほんにん みや、 7 うん .3 づっ 

し 力ば 還 著 於 本人と て、 明 雪は義 仲に 切られぬ。 安德 天皇 は 西 海に 沈み 給 ふ。 人皇 八 

十二 三 吗隱岐 の 法皇、 阿 彼の 院, ffis 院、 £ お、 已上四 人、 阒憎 正、 15、 f 二 

井 等の 四十 餘 人の 高 佾等を もて、 平の 將軍義 時 を 調伏し 給 ふ 程に, 又 還 著 於 本人と て、 

上の 四 王 島々 に 放 たれ 給 ひき。 此の 大惡法 は、 弘法、 慈 81^、 智證, の 三 大師、 法 華 經最第 

よ びやく けん i-i しんよ、 f 

) 讀み給 ひし 僻見 を 御 信用 

有りて, 今生に は國と 身と を 亡し、 後生に は 無 問 地獄に 墮ち給 ひぬ。 今度 は 又 此の 瞬お 

三度な り。 今 我が 弟子 等 死した らん 人々 は、 佛 服み もて 是を見 給 ふらん。 ^づれ なくて 

生きた らん 眼に 見よ" 國主等 は 他 國へ資 め わたされ、 調伏の 人々 は 或はが I、 或は ^i、 



の釋 尊の 金言 を 破りて、 法華最 第二 最 第三、 大日 經最第 



泡 息 文 類 



六 二 九 



B 蓮ヒ 人文 集 六 二八 

日 jJSi 花押 

四 條金吾 殿 

兵衛志 殿御 書 , 

お ぼつ.? - なに " レ y たい 

久しく ラけ袷 はり 候 はねば、 よく 覺束 なく 候 ふ。 何よりも あはれ に 不思議なる 事 は、 大 

ふ さく はんさの ミの ふしぎ X す A いじん けんじ 人 

夫 志 殿と 殿との 御 事 不思議に 候 ふ。 常 ざまに は、 世 末にな り 候へば、 聖人 S3; 人 も 皆 かく 

V. 了 C "じんね,, - じん わ Vv ん S よくり じ..' ま, < た * 一 

れ、 た^-畿人佞人和讒^理の者のみこそ、 國に は充满 すべきと 見えて 候へば、 -J^ へば 水 

4-,、M いけ ふ しづか X すゑ か 人 ほち Is れい 

少く なれば 池 さわがしく * 風 吹けば 大海 靜 ならす、 代の 末にな り 候へば、 早 魅 疫^ 大雨 

;. ひろ *:M ILI-l しん じ V けん 

大風 吹き かさなり 候へば、 廣き心 も 狭くな り、 道心 ある 人 も 邪見に なると こそ 見えて 候 

へ, されば 他人 はさて 匿き ぬ, 父母と 夫妻と 兄 is^ と 諍 ふ 事、 IS 廊と 鹿と 猫と 鼠と, IS と 

維との i しと 見えて 候 ふ。 iiS 觀 等の 天魔の 法師ら が 親父 左衞 門の 大夫 殿を賺 し、 和 殿ば 

•f しな か しこ にちれん いさめ <tt ふたつ 

ら 二人 を 失 はんとせ しに、 殿の 稗 心 賢く して、 日莲が 諫を御 もち ひ 有りし ゆ ゑに、 二の 

わ く. 0*4 ふたつ 二 な ふ t つ ミ rl.-* 

輪の 車 をた すけ、 二の足の 人 を 荷 負へ るが 如く、 二の 羽の 飛ぶ が 如く, H 月の 一切衆生 

を 助く るが 如く, 兄弟の 御 力に て 親父 を 法華經 にだれ ま ゐらせ させ 給 ひぬ る 計 ひ、 偏 



あら かるべ か * 

flat- を 荒 ま. 

めず 自重す ぺ • 

とな ジ 



穴 賢 I 宛 字 *y 

リ、 あな 畏 しの 

意、 恐々! &百 な 

ど M ふに 同 t 



す は 主に 勝つ 物 也。 いかに 愛し 離れ じと 思 ふ 妻 なれ ども、 死し ぬれば かひな し。 いかに 

しょ リ や-' ,> -ぉぼ ににん さか ミレ * し 

所領 を 惜しと 思す とも、 死して は 他人の 物。 すでに 榮 えて 年 久し、 すこしも 惜む 事な か 

a おく a い わかき 

れ。 又 さき <^.s. すが ごとく さき ^よりも 百 千 萬 億 倍 御用、 な あるべし。 日 蓬 は少ょ 

り 今生の なし、 R 佛 にならん と 思 ふ 計り 也。 され ども 殿の 御 事 をば、 ひまな く 法華經 

につ てん S ゑ いのち つ おも 

釋迦佛 日 天に S. す 也。 其の 故 は 法 華 經の命 を 繼ぐ人 なれば と 思 ふ 也。 穴 賢々々、 あら か 

るべ からす。 吾が 家に あら すん ば 人に 寄 合 ふ 事な かれ。 又 夜 廻の 殿原 は ひとり も 頼もし 

き 事 はな けれども * 法 華經の 故に 屋敷 を 取られた る 人々 なり, 常は眤 ばせ 給 ふべ し。 又 

ようじん ミの まもり せ、 fjc- み さ 

夜の ffl 心の 爲と 申し、 かたぐ 殿の 守と なるべし。 吾 方の 人々 をば 少々 の 事 をば 見す 閒 

ほふ もん きか お ほ まみ 

かす あるべし。 さて 又 法 門なん ど を 聞ば やと 仰せ 候 はんに、 悦んで 見え 給 ふべ からす。 

いかんが 候 はんすらん、 御 弟子 共に. S. して こそ 見 候 はめと、 和々 と あるべし。 いかにも 

-7 れ いろ み., 1- は お ぼ こ-ろ つ ひも 

嬉し さに 色に 顯れ なんと 覺ぇ, 開かん と 思 ふ 心 だに も 付かせ 給 ふなら ば、 火 をつ けて 燃す 

てん ふ はんじ す こ Ai-J t より 

がごと く、 天より 雨の 下る がごと く、 萬 事 を 拾 てられん するな り。 又 今度い かなろ 便 も 

出来せば. したよ め 候 ひし 陳狀を 上 ゆらるべし。 大事の 文 なれば、 ひと 騷は必 す あるべ 



し。 穴 贤々々 * 

消息文 類 



六 二 七 



日蓮 上人 文集 



六 二 六 



ほ麵| 粗目の こ 

なる i* 二人と 

せる は. 5 ぶか レ 



が 如くなる べし。 其の 故 は佛法 日本に 立ちし 事 は、 蘇 我の 宿禰と 馬子との 父子 二人の 故 

ぼん わうたい しゃく もの-ベ 

ぞ かし。 釋迪 如来の 出世の 時の, 梵王 帝釋の 如くに てこ そ あらまし なれ ども、 物 部と 守 

•r しな もん くら .0 ち ぎ や はんじゃ f 

屋とを 失 ひし 故に, 只 一 門に なりて 位 も あがり、 國をも 知行し、 1 鬥も 繁昌 せし 故に. 

もが h' す じゅんて AT わ. .ci じ ころ A こ 

高 辜 をな して 崇峻 天皇 を 失 ひたて まつり、 王子 を 多く 殺し、 結句 は 太子の 稗 子 二十 三人 

、- 'まこ 一い, Oil .7 しな くわ 5*- よく てん わ-.' なか ミ& rtc はから ひ 

を、 馬子が 孫 入 鹿の 臣下、 失 ひま ゐら せし 故に. 皇極 天皇 は 中臣の i» 子が 計と して、 

救 主 釋耸を 造り 奉りて、 あながちに. a- せし かば、 入 鹿の 臣拉に 父 等の 一族】 時に 滅び 

ぬ • 此 ももて 御 推察 あるべし。 又 我が 此の 一 門の 中に も. S. し 通らせ 袷 は ざらん 人々 は、 

かへ りて 失 あるべし。 日莲を 恨み させ 給 ふな • 少輔 房、 能 登 房 等 を 御 iW あるべし • かま 

X こミ 2 き しゃう お プ た f 

へて かまへ て 此の間 は餘の 事な りと も,. 御 起請 か せ 給 ふべ からす • 火 は 夥 しき 樣な 

し まら しめ ,<づ のろ や; 9 i ご X 

れ ども. 暂く あれば 威る。 水 は 鍵き 樣 なれ ども、 左右な く 失 ひがたし • 御 邊は腹 あしき 

も ゆ ぢゃ 5 し 5 こ vfMl や はら す 

人 なれば、 火の 燃る がごと し。 一定 人に すかされなん • 又 主の 遲々 と 言 和 かに 嫌 させ 

ひ A づ ^5 お ぼ ,た かね 

給 ふなら ば, 火に.^ を かけた る 樣に御 わたりあり ぬと 覺ゅ • 紫 はぬ 金 はさかん なる 火に 

こ 3ゥ » つもぎ たいく わ し? if 

人 るれば 疾く 蕩け 候 ふ、 氷 を 湯に 入る i がごと し * 劎 なんど は 大火に 人 ろれ ども 暂くは 

とけす, 是き たへ る 故 也。 前に かう. &すは if ふなるべし。 佛 法と 巾す は 道理 也。 33 理と申 



二 &I 、界 

S 王 I 禹 王、 as 

王、 S 王 



おん,. > やり ^pi fr.y t の に-.' し *, へ 

は、 佛 の俾舍 利と 釋迦 佛の畫 像と a 部の 經を 本尊と 恃 估み 給 ふ。 道士 は 本より 王の 前に 

して、 習 ひたりし 仙 經三境 五 典 ニ聖三 王の 書 を 薪に つみこめ てやきし かば、 古 は燒け 

はい さき うか みづ き じん よ きた 

ざり しが 灰と なりぬ。 先に は 水に 浮びし が 水に 沈みぬ。 . ^神 を 呼びし も 来らす。 あまり 

はづか ちょせんし A ひし S くさい :a. ひし おも じに せつ 1^. ふ 

の 恥し さに、 祐善 信、 費叔才 なんど 巾せ し 道士 等 は 思 ひ 死に 死し ぬ。 二人の 聖人の 說法 



ありし かば、 舍利は 天に 登りて 光 を 放ちて 日輪 見 ゆる 事な し。 畫 像の 釋迦佛 は 眉間より 

光 を 放ち 袷 ふ。 呂慧通 等の 六百餘 人の 道士 は歸 伏して 出家す。 三十日が 間に 十 寺 立ち 

ぬ。 されば 釋迦 佛は嘗 罰た しき 佛也。 上に 舉 ぐる 三代の 帝拉に 二人の 臣下、 釋迦 如来 

の敏 とならせ 給 ひて、 今生 は 空しく 後生 は惡 道に 墮 ちぬ。 今の 代 も 又 これに 變る ベから 

.£-ん^>』 しん ひ もりや につ ほん しんぎ 

す。 漢土の, 士信費 等、 日本の 守屋等 は、 漢土 日本の 大小の; t?i を 信用して、 救 卞_釋 尊 

の 御 敵と なりし かば, 砷は佛 に隨ひ 奉り、 行者 は 皆 ほろびぬ。 今の 代 も 此の 如く 上に 舉 

ぐる 所の 百 濟國の 佛は敎 虫釋尊 也。 名 を 阿 彌陀佛 と 云って 日本 國 をた ほら かして、 釋尊 

たぶつ ? * ミけ しゃべつ しゃくそん す 

を他佛 にかへ たり。 神と 佛と 佛と佛 との 差別 こそ あれ ども、 釋 尊を捨 つる 心 はた *t 一な 

り。 されば 今の 代の 滅 せん 事 又 疑な かるべし。 是は 未だ 巾 さ r る 法 門 也 U ?g す 可し 秘 

し ん そ ひ そが 

すべし。 又 吾が 一門の 人々 の 中に も、 信心もう すく、 日蓮が. S. す 事 を 背き 給 は V -、 蘇 我 



消息文 額 



六 二 五 



n 蓮 上人 文集 



六 二 SI 



«K 和. 6市 

IS にあ p、 S 德 

太子, 1« 夫人め 

S に醺 i>l 



放ち 給 ふ 矢な りと • 此の 矢 はるかに 飛んで 太子の 鎧に 中ろ • 太子 名のる、 此は 我が 放つ 

矢に は あらす, 四天王の 放ち 桧ふ 矢な りと て、 迹 見の 赤樯と 巾す 舍 人に 射させ 給へば, 

矢 はるかに 飛んで 守 星が 胸に 中り ぬ。 秦川勝 落ち あ ひて 頓を とろ。 此の 合戰 は, 用明康 

ぎよ すし ゆん くら, たいし 

0. 崇峻 未だ 位に つき 給 は ざろ 其の 中間 也。 第三 十三 崇峻 天皇 位に つき 袷 ふ。 太子 は 四 

天 王 寺 を 建立す。 此釋迎 如来の 御舍 利な り。 子 は 元 興 寺と S. す 寺 を 建立して 百 濟國ょ 

け-. 'しき, J やく そん せけん ふ y * A ^ n 

り わたりて 候 ひし 敎主釋 尊を崇 重す。 今の 代に 世間 第 一 の 不思議 は、 善 光寺の Iwal 陀如 

来と いふ 誑 惑 これな り。 又釋迪 佛に怨 をな せしゅ ゑに、 三代の 天皇 拉に物 部の 一 族 空し 

くな りしな り • 又 太子、 敎主釋 尊の 像ー體 つくらせ 絵 ひて 元 興 寺に 居せ しむ. 今の 活 

寺の 御本尊 これな り. f こそ 日本 國に 釋迪佛 つくりし 始 なれ。 漢土に は, 後漢の 第二の 

明 帝 永 平 七 年に 金 神の 夢を見て 博士 蔡惜, 王邀 等の 十八 人 を 月 氏に つか はして、 佛法を 



尋ね _ 



i させ 給 ひし かば、 中 天竺の 聖人, 摩睡 逸、 竺法 蘭と C- せし 二人の 聖人 を、 同じき 永 

ひの *> の f ar ^.l f bs A かタ お A いのり じ 攣け だ.,' け 

平 十 年 丁 卯の 歲迎へ 取りて 崇重 ありし かば、 漢土に て 本より 皇の僻 祈せ し 儒家 道家の 

人々 數千 人、 此の 事 を 妬みて 訴へ しかば * 同じき 永 平 十四 年 正月 十五 H に 召し 合 は せら 

れ しかば、 漢土の 道士 悦ひ をな して, ^45土の神、 百 靈を 本尊と して ありき。 二人の 聖人 



斷餘人 I 他人 を 

して 拜せ しむる 

勿れ 



蘇 我 BI 子 興,, 行佛 法; 宜, 卻,, 佛法, 等 云云。 

此に 守屋、 . 中臣 の臣、 勝 海 大連等 兩臣と 寺に 向って 堂塔 を 切り倒し 佛像 を燒き やぶり、 

寺に は 火 を 放ち、 憎 尼の 裝裟を 叙ぎ、 笞を もって 貴む。 又 天皇 拉 に.!: ザ 星 馬子 等 疫病す" 

其の 言に 云 はく、 燒 くが ごとし 切る がごと し。 又瘡 起る、 抱瘡 とい ふ。 馬子 散いて 云 はく、 

んミ を へ したてよ >^ きんえ つ f く 

「尙 仰,, 三 寶,」 刺 宣に云 はく, 「汝獨 行。 担 斷,, 餘人, 等 云云」 馬子 欣悦し 精舍を 造り て 三寶 

を 崇めぬ。 天皇 は 終に 八 s 十五 日 崩御 云々。 此の 年 は 太子 は 十四な り。 第三 十二 代用 明 

S しゃ- r ミ くたい し ひの S の ひつじ A^^>J 

天皇の 治 一 一年、 欽 明の 太子、 聖德 太子の 父 也。 治 二 年 丁 未四月に天皇疫^?:ぁり。 皇勅 

す せん に そが ,てり 

して 云 はく TP 歸,, 三寶, 云云」 蘇 我の 大臣 詔に 隨 ふべ しとて、 遂に 法師 を 引いて-^ 裏に 

い ミ よくに これ お ほひら じ いか よこ じら ん 、み 

人る、 豐國の 法師 是也。 物 部の 守 星 大連等 大に瞋 り、 橫に 睨んで 云 はく、 天皇 を 厭 魅す と。 

終に 皇 隱れ させ 給 ふ。 五月に 物 部の i 寸屋. か 一 族、 溢 河の 家に ひき 籠り 多勢 を あ つ めぬ。 

たいし お よ た t か かっせん 

太子と 馬子と 押し寄せて 戰 ふ。 五月 六月 七月の 間 に四箇 度合 戰す。 三度 は 太子 まけ 袷 

9 ぐわん しゃか じょら い た ふ こんり ふ 

ふ 第 四 度め に 太子 願 を 立てて 云 はく、 釋 迦如來 の御舍 利の 塔 を 立て 四天王 寺 を 建立せ 

んと。 馬子 願って 云 はく、 百 濟 より 渡す ところの 釋迦佛 を、 寺 を 立てて 崇 重すべし と 云 

9 なの はなや せんみ ふ ミ 

云。 弓^ 名宣 つて 云 はく, 此は 我が 放つ 矢に は あらす、 我が 先祖 崇 重の 府 都の 大明 神の 



消息文 額 



六 二三 



日蓮 上人 文集 ^ハ ニニ 

死せ る 者 大半に 及ぶ。 すでに 國民盡 きぬべ かりし かば, 物 部の 大連, &を 得て 此の 佛を 

失 ふべき よし &せ しかば、 宣 なる, 早く 伦國 の佛 法を棄 つべ し 云々。 物 部の 大連稗 使 

す& つち ; I.- ふク J の や 

として、 佛 をば 取りて 炭 を もて 起し、 を もて 打ちく だき • 佛殿 をば 火 を かけて 燒きは 

fp ひも くも め いり や 

らひ、 僧尼 をば 笞を加 ふ • 其の 時 天に 雪な くして 大風 ふき 雨ふり、 內裏 天火に 燒け あが 

ならび そ が お A やく ri やう や 

つて, 大王 拉に物 部の 大連、 蘇 氏の 臣 三人 共に 疫病 あり、 切ろ がごと く燒 くが ごとし • 

お ほひら i) いのち わ-つ から そ せい もち 

大連は 終に 壽絕 えぬ。 蘇 我と 王と は 辛く して 蘇生す。 而れ ども 佛法 を^ ふろ ことなくし 

て 十九 年す ぎぬ。 第三 十一 代の 敏達 天皇 は欽明 第二の 太子, 治 十四 年な り。 左;? の兩臣 

ひ W り ゆ ひ もりや 二ん すくね 

は, 一 は 物 部の 大 連が 子に て 弓 削の 守 星 、父の あと をつ いで 大 連に 任す 蘇 我の 宿 i の 子 

は 蘇 我の 馬子と 云々 • 此の 王の 御代に 聖德 太子 生れ 給 へ り • 用 明の 御子, 敏 達の 银 なり。 

年 一 一歳の 一 一月 束に 向って 無名の 指 を 開いて 「南無 佛」 と唱 へ 給へば、 御舍利 掌に あり。 是日 

本國の 釋迦念 怫の始 也。 太子 八 歳な りしに、 八歲の 太子 云 はく、 西國の 聖人 釋迎牟 尼佛の 

遺 像, 末世に 之 を 尊めば 刖ち禍 を 銷し福 を 蒙る. 之 を 蔑れば 刖ち災 を 招き 赛を 縮む 等 云 

云。 大連物 部の 弓 削 宿 禰の守 尾 等 怒りて 云 はく, 蘇 我 は 勃宣を 背きて 伦 M の 神 を^す 等 云 

云。 又 疫病 未だ 息す、 人民 すでにた えぬ ベ し。 弓 削 守 屋又此 を 問 奏す 云々。 勅宣に 云 はく, 



ゆ て A ねん じ しゃく い ざ うけ たれ やぶ 

へ 行く 事 天然の ことわり。 磁石と 鐵と 雷と 象 華との ごとし。 誰か 此の ことわり を 破らん。 

ぶつ ほふ ゆ らい て 八 じん ち じん にん わ-.' X 

此の 國に佛 法 わたりし 由 來 を たづ ぬれば、 天神 七 代地 神 五代す ぎて、 人 王の 代と なりて 

じん ひ てん わ 5 きんみ や、 f てん わ 5 わ, ? くらる ち 

第一 神武 天皇 乃至 第三 十代 欽明 天皇と S- せし 王お はしき。 位に つかせ 給 ひて 三十 二 年 治 

せい みづ のえ さる かの ミのミ り こ くに < だ ら こく 

世し 給 ひしに、 第 十三 年 壬 巾 十月 十三 日 辛 酉に, 此の 國 より 西に 百 濟國と e. す國ぁ 

だいわ. つ おんち ざ や .7 せいめい わ、 3 み つ 

り、 日本 國の 大王の 御 知行の 國也。 ;S=!C の國の 大王 聖明 王と 申せし 國王 あり、 年貢 を 日本 

圃に まゐら せし ついでに、 金 銅の 釋迦 佛拉に 一切 經 法師 尼 等 を 渡したり しかば, 天皇 大 

に 喜びて、 群臣に 仰せて, 西 蕃の佛 を あがめ 奉 るべ しゃいな や。 蘇 我の 大臣 稻 目の 宿 

ね い しょこく らい ミ よ あきや *ミ そむ や 

漏と 申せし 人の 云 はく、 西蕃 の諸國 みな 此を禮 す、 豐秋 日本 あに 獨り 背かん 哉と 巾す。 

もの t ベ お ほむら じな こ- > なか か ** こ こく か てん^5 きみ てんち 

物 部の 大連 尾 輿、 中 臣の嫌 子等 奏して 曰 はく、 我が 國家 天下に 君た る 人 は、 つねに 天地 

しゃそく, p{ ャ その. s- み さいはい い t さら さい ほん はい 

社稷 百 八十 神 を, 春夏秋冬に 祭拜 する を 事と す, , しかる を 今更 あらためて 西蕃の 神を拜 

かみい かり そ ミき わか ちょくせん 

せば、 恐らく は 我が 國の神 怒 をな さんと 云々。 爾の 時に 天皇 別ちが たくして 勅宣す。 此 

の 事 を 只 心み に 蘇 我の 大臣に つけて 一人に 崇めさすべし • 伦人用 ふる 事な かれ。 蘇 我の 

お ミ r よろこ しゃか ぶつ さよ ぢ -7 ^ はろ た い 

大臣う け 取りて 大に 悦び 給 ひて、 此の 釋迦怫 を 我が 居住の 小 墾田と 申す ところに 入れ ま 

. ^んち もの *- ベ お ほむら じ いきさ ほ ほさ :: いやくび や, Jo こ 

ゐら せて 安置せ り。 物 部の 大連 不思議な りと て 憤 りし 程に、 日本 國に大 疫病 起り て 

消息文 観 六 二 一 



o: 蓮 上人 文集 六 二 

へ。 かへ すがへ す 奉行 人に 蹈ふ氣 色な かれ。 此の 所領 は 上より 給び たるに は あらす、 大 

つ 一 しょら-..' くす. C fc しょ, や 5 め 

事の 御所 勞を 法華経の 藥 を もってた すけ まゐら せて 給び て 候 ふ 所 領 なれば、 召すなら 

つ J L よらう ft のミき よ h- も ミ 、一 たいじ ゃラ もち 

ば 御所 努 こそ 又 かへ り 候 はむ すれ。 爾 時は賴 基に 御 怠狀候 ふと も 用 ひま ゐらせ 候 ふま じ 

5 にくさ * ひ .*> おんより あ ひ 

く 候 ふと、 打ち あて 憎體氣 にて か へるべし。 あな かしこ、 あな かしこ 寄 合 あるべ から 

よも よ, f じん よ t はり ミ のはら ケ仁 ゥね よ あ - ェム さ- 1 

す。 夜 は 用心 きびしく, 衣 通の 殿原. 語ら ひて 用 ひ、 常に は 寄り合 はるべし 今度 御內を 

だに も 出されす ば. 十に 九 は內の もの ねら ひなむ。 かまへ て、 陋き 死す ベから す。 

建 治 三年 丁 丑 七月 , 日 蓬 花押 

四 條金吾 殿御 返事 

御文 あらく うけ 給 はりて 長き 衣の 明け 遠き 道 を か へりた るが ごとし。 夫佛 法と 巾す は、 

しょ,, 'お さ わ.,' 《* ふ しゃ f-fl つ S ゑ * fc5 «-5 じ ざい 

勝負 を 先と し、 王. ぼと 巾す は 赏罰を 本と せり。 故に 佛 をば 世 雄と 號し, 王 をば 自在と な 

て 人ぢく ぐ わつ し じつ ほん えんぶ だい 

づけたり • 巾に も 天竺 をば 月 氏と いふ。 我が 國 をば 日本と 巾す。 一 閣浮提八萬の國の.^- 

て. <ぢ く な いん クー ふ ? 7 

に、 丸な ろ國は 天竺、 小な ろ國は B 本 也。 名の めでたき は 印度 第二、 抉 桑 第一 也。 佛法 

は 月の 國 より 始めて 日の 11 にと *i まるべし • 月 は 西より 出で. 東に 向 ひ, 日 は 東より 西 



我と は I 自ら 進 

んで 



法 華 經に慯 をつ け 給 ふべ からす。 されば 同じく は 嘆きた る氣 色なくて、 此の 狀 にかき た 

へつら ふろ ま お ほ へつら あ たミ 

るが ごとく、 すこしも §s はす 振舞 ひ 仰せ あるべし。 中々 顏 ふなら ば惡 しかりなん。 設ひ 

所領 を 召され 追 ひ 出し 袷 ふと も. 十羅刹 女の 御 計 ひに てぞ あるら むと、 深く 恃 ませ 給 ふ 

ベ し。 日莲は 流罪され すして 嫌 倉に だに も ありし かば、 右り し 軍に 一 定 打ち殺さ れ なん、 

ふ うち あ しゃ .?* ぶつ ちんじ や- ひ 

此も 又御內 にて は惡 しかりぬ ベければ、 釋迦佛 の 御 計 ひに て や あるら む。 陳狀は 巾して 

そう お ぼっか 

候へ ども、 又 それに 憎 は 候へ ども、 あまりの 覺束 なさに 三位 房 をつ か はすべく 候 ふに、 

しょら う ! Jrr- じ ft f だいがく さぶ らラ、 ヒの 

いまだ 所勞 きらくし く 候 はす 候へば、 同事に 此の 御 房 を ま ゐらせ 候 ふ。 大舉の 三郞殿 

か、 瀧の 太郞殿 か、 富 木 殿 かに、 暇に 隨 ひて 書かせて 上け させ 給 ふべ し。 これ は あけな 

こ W いそ ない— し; it また か やつ はら さわ 

ば 事 きれな む、 いたう 急がす とも、 內々 うち を 認め、 又 ほかの 彼奴 原に も、 あまねく 騒 

いだ もし ふみ ひ ろ 5 かみ i 

がせて さし 出したら ば、 若 や 此の 文 かまく ら內 にも 披露し、 上へ もま ゐる事 もや あるら 

わさ は ひ さい は ひ い ぜん せ-? じ ぜん 

ん。 禍の幸 はこれ なり。 法 華 經の御 事 は已 前に しふり ぬ。 しかれ ども 小事 こそ 善よ 

り はお こって 候へ, 大事に なり ぬれば 必す大 なる さわぎが 大 なる 幸と なるな り。 此の 陴 

狀人 ごとに 見るならば、 彼等が 恥 あら はるべし。 只 一口に 巾し 給へ。 我と は 御內を 出で 

しょり や 5 あ かみめ いだ おん ふ せ の 

听領を 上ぐ ベから す。 上より 召され 出さむ は 法 華 經の御 布施、 幸と 思 ふべ しと 罵らせ 給 



消息文^ 



六 一 九 



中 



n 蓮 上人 文集 



六 1 八 



ぼ t* ぶ いかで ぎ や、 つじ や fc ミ ぢ ャ、. 'ぼくぐ わ 》> やく A くく わ V 'な 人 

の 末代の 凡夫が、 爭か 此の 經の 行者と なるべき, 設ひ 日蓮 一人 は 杖 木 W 石 惡ロ王 難 を も 

忍ぶ とも、 妻子 を帶 せろ 無智の 俗なん ど は, 爭か叶 ふべき, 巾々 信ぜ ざらん はよ かりな 

す S ミほ し はし わら ふ びん さ ttA P 

ん, 末 通らす 暂 時なら ば、 人に 笑 はれなん と 不便に 思 ひ 候 ひしに、 度々 の 難 二 笛 度の 御 

i 人き ふしぎ おさ しょり や •> 

勒氣 に、 心 ざし を あら はし 給 ふだに も 不思議な るに、 かく 脅さる ぶに 二 所の 所領 をす 

てて 法 華經を 信じ 5! すべし と 御 起請 候 ふ 事、 いかにと も 申す 計りな し。 臂腎 文殊 等な ほ 

t つ だい お M しめ じ f じ や ゆ じ や..' V- や 5 

末代 はいかん がと. 佛思 食して、 妙法 蓬 華 經の五 字 をば、 地 涌 千 の 上せ • 上 行 等の 

お ほ A ん みち たす 

四 人に こそ 仰せつ けられて 候へ。 只事の 心 を 案す るに. B 蓬が 道を扶 けんと, 上 行菩驟 

9 へ、 おん A い おん は; -らひ A ,、 ち , 

貴 邊の 御身に 人り か はらせ 給へ るか. 又 敎主釋 尊の 御 計 か" 彼の !:內 の 人々 うち は ひ 

b-ps くれん .5W しゃ-,' はから ぢゃ, f W しや-つ .》 やつ a ら 

こって. 良觀、 龍 象が 計 ひに てゃ定 あるらん • 起請 を か i せ 給 ひなば, いよく 彼奴 等 

お, M £5 . .S'** く ら に ちれ AT せ •< 'しな ぽんぶ 

緩り て かたぐ に ふれ 巾 さば、 嫌 倉の 內に日 蓬が 弟子 等 一人 もな く贲め 失 ひなん. 凡夫 

f へ L けんにん f 

のなら ひ、 身の上 ははから ひがたし。 これ をよ くく 知る を SS 人 聖人と は. E. すなり • 浚 

たま む さし ^^-さの.9ゃ3しょ に. 4 だ. ゥ けつ,、 

きをば しばらく おかせ 給へ • 近き は武 蔵の 守 殿兩所 をす てて 入道に なり 結句 は 多くの 

しょ h-o-f き-, だち --- ミ ん せい £ の こ- , ,や i だい 

所領 男女の 公達 御 ぜん 等 をす てて * 御 遁世と 承 はろ。 殿 は 子な したの もしき 兄 なし 

ゎづ かの ニ听の 所領な り。 一生 は 夢の 上, 明日み 期せす。 いかなる 乞食に はなろ とも、 



なれ ども、 法 華經の 松に か-りて 妙覺の 山に もの ほりなん。 ー乘 の^をた のみて 船 IT 

の 空に も かけりぬ ベ し。 此の 羽 を もて 父母 祖父 祖母 乃至 七 代の 末まで もとぶ らふべ き m 

I , おん から 二よ 二ん ■ ク. ひこよ 

なり あはれ いみ じき 御寶 はもた せ 給 ひて おはします 女人 かな。 彼の 龍:^ は を さ よけ 

て怫 となり 給 ふ。 此の 女人 は 孫 を 法 華經の 行者と なして みちび かれさせ 給 ふべ し。 51:^ 

忽々 にて 候へば, く はしく は. £■ さす。 又々 巾すべく 候。 恐々。 

七月 十三 日 日 連 花押 

治 部 殿う ば ごぜん 御 返事 

四 條金吾 殿御 返事 , 

,- よげ ク ■ , , おん ふ A ミ り きた じ ゃラ , f. 

去月 一 一十 五日の 御文 同月の 二十 七日の 酉の 時に 來 りて 候 ふ。 仰せ 下さる i 狀と又 i 請 J^E 

初 地 初 住! ha くま じきょし の 御 誓 狀とを 見 候へば, 優曇華の さきた る を 見る か、 ^|^|んの1^になる 

^|^|ふ墓 を 得た るか。 珍し 香し。 三明六通を得給ふ:!^、 法華經にて;^|&5にのほらせ袷へ^5^ 

架の 大 阿羅 得 無 si, の ilA^ りし 舍 "ii、 目 連. l&Vu にも、 の 末法に 

法 華 經を弘 通せん 事の 大難 忍へ かねければ- S ふま じき 候 ひき。 まして 一 lllgfe 

消息文 類 六 一七 



H 蓮 上人 文集 六 一 六 

S ももり ぶん しひ ひら な は みやこ V** くら 

候 ひき。 コ 一男 知 盛 は 海に 入りて 魚の 糞と なりぬ • 四 男 重衡は 其の 身に a をつ けて 京 鋒 食 

を 引かれて, 結句 奈良 七大 寺に わたされて、 十 萬 人の 大衆 等、 我等が 彿 のかた きなりと 

ひ W 仁ら あく わ く;' こ まご 

て、 一 刀づ つき ざみ ぬ。 悪の 中の 大惡は 我-か 身に 其の 苦を受 くるの みならす、 子と 孫と 

末 七 代まで も かより 候 ひけろ なり • 善の 中の 大善も 又又 かくの ごとし • 目 iJS 尊者が 法 華 

經を 信じ まるら せし 大善 は. 我が身 佛 になる のみなら す、 父母 佛 になり 給 ふ • 上 七 代 下 

七 代、 上 無量 生 下 無量 生の 父母 等 存外に 佛 となり 給 ふ。 乃至 子息 夫妻 所 從槽那 無量の 衆 

あく;:, フ はな しょ v?7 ^.yy< ゆ A 

生, 三 惡道を » ろよ のみなら す, 皆 初 住, 妙 覺の佛 となりぬ。 故に 法 華經の 第三に 云 は 

く 

願 以,, 此 功德; 普く 及,, 於 一 切; 我等 與,, 衆生; 皆 共 成,, 佛道, 云云, 

これら おん A ぢ ぶ さの *5 f たま ひ 4- い 

されば 此等を もって 思 ふに、 貴女 は 治 部 殿と 申す 孫 を 憎に てもち 絵 へ り。 此の 情 は 無戒也 

ひ ち y r 6 T ちゑ *i 

無智な り。 二百 五 十戒 一 戒を 持つ ことなし。 三千の 威儀 一つ を 持た す • 智養は 牛馬に 類 

し 威儀 は猿猴 に似て 候へ ども. 仰ぐ ところ は i 迦彿、 信す る 法 は 法 華 終な り。 例せば 鋤 

の珠を 握り 龍の 舍利を 戴く がごと し. 藤 は 松に かよりて 千専 をよ ぢ, 鶴 は 羽を恃 みて 萬 

KV じ しん ち^-ら ぢぶ f わ ふぢ 

里 を かける • 此は 自身の 力に は あらす • 治 部 房 も 又 かくの ごとし。 我が身 は 藤の ごとく 



もくれん モんじ や しゃ うぢ/., しゃ は...' ベ AJ せ-つじよ- f かい 

かるに、 目 連 尊 と 3. す 人 は 法 華經と 巾す 經 にて 正直 捨 方便と て、 小乘の 二百 五 十戒 立 

** う /» や、 rs が- r- 

ち どころ になけ すてて、 南無 妙法 莲華經 と. S- せし かば、 やがて 佛 になり て、 名號 をば 多 

♦* ら a つ せん;,: んか うぶつ 二 W き たま が に 

摩羅 践栴 檀香佛 と. &す. 此の 時 こそ 父母 も佛 になり 給べ。 故に 法 華 經に云 はく T 我願旣 

潢 衆望 亦 足 云云」 目 連が 色 身 は 父母の 遺體 なり。 目 連が 色身佛 になり しかば 父母の 身 も 

ほミけ れい あん ミ くてん わう わう へいし あ 

夂佛 になり ぬ。 例せば、 日本 圃 八十 一 代の 安德 天皇と. & せし 王の 御宇に、 平氏の 大將安 

き かみきよ もり ョ I こくて き ほろぼ かみ くわん, 

藝の 守淸 盛と 中せ し 人お はしき。 度々 の 合 戰に國 敵 を 亡して 上 太 政 大臣まで 官位 をき は 

め、 當今は 孫と なり、 一門 は 雲 客月 臍に つらなり、 日本 六十 六 國島ニ を 掌の- 2: にかい 

にぎ だいふ 5 お 5 

握りて 候 ひしが、 人 を 順 ふこと. K 風^草 木 をな びかした る やうに て 候 ひし ほどに, 心 橋 

み けっく しんじん しょ そ 5 て にぎ さんそ 5 

り 身 あがり、 結句 は; t 佛を あなづりて 神人と 諸 憎 を 手に 握らむ とせし ほどに、 山 憎と 七 

じ しょ rtv かたき い ぢ しょ- 3 じ 

寺との 諸 偕の 敵と なりて, 結句 は 去ぬ る 治 承 四 年 十一 一月 一 一士 一 曰に 七 寺の 内の 東大寺 興 

福 寺の 兩寺 を燒き はら ひて ありし かば、 其の. K 重罪、 入道の 身に かよりて、 かへ る歲養 

和 元年 闺 二月 四日、 身 は 炭の ごとく、, 面 は 火の ごとく, 炭のお これる が やう. にて、 結句 

ほのほみ い あっち じに し ひね もり 5 いかい 

は 炎. 身な.? 出で て、 熱 死に 死にに き。 其の 大 重罪 をば ニ男宗 盛に ゅづ りし かば、 西 海 

ミ、 r' てん い 、! 'だいしゃう t りミも な は 

に 沈む とみえし かど も、 東天に 浮び S でて、 右 大將頼 朝の 御前に 繩を つけて ひきす ゑて 

消 息 文., 類 丄ハ 一 五 



H 蓮 上人 文集 六 一 四 



淨 お居. H—asf 

g 士 



は、 七月 十五 日に 此の 法 を 行 ひ 候 ふなり。 此は 常の ごとし * 日 蓬 案じて 云 はく, 目 連 尊 

者と 申せし 人 は、 十 の 中に 聲 間道の 人、 二百 五十 を かたく 持つ 事 石の ごとし * 三千 

の 威儀 を備 へて 缺 けざる 事 は 十五夜の 月の ごとし. 智慧 は 曰に 似たり。 神 通は須 翻 山 を 

さ ふ え 一 か しゃ . 7 にん iSG ミ は .7 

十 HE まき, 大山 を 動せ し人ぞ かし-' かよる 聖人 だに も、 重 報の A 母の 恩 報じが たし。 

あまさへ、 報ぜん とせし かば 大苦を 增し烚 ひき。 今の 僭 等の 二 KE 五 十戒 は 名 計りに て、 

ゲぃ じん づ 5 てん のぼ 

事 を 1« によせ て 人 をた ほら かし, 一分の 神 通 もな し。 大 石の 天に 上らん とせんが ごとし。 

し -0 ゐ ひつじ t ミ ぶ も く すく 

智螯は 牛に 類し 羊に ことならす。 設ひ千 禹人を あつめたり とも、 父母の 一 苦 救 ふべ しゃ, 

せんする ところ は, 目 連 尊者が 乳母の 苦 を 救 は ざり し 事 は、 小乗の 法 を 信じて 二百 五十 

かい S さい じ や- やうき や v じ や,..' A や 5 こじ をの こ 

と 中す 持齋 にて ありし ゅゑぞ かし。 されば 淨 名 經と. E. す 終に は、 淨 名 居士と 申す 男- 

目 連 房 をせ めて 云 はく T 供,, 養汝, 者。 墮,, 三惡 道, 云云」 文の 心 は、 二 nn 五十 1« の 尊き 目 連 

尊 を 供養 せん 人 は三惡 道に 墮っ べしと 云々 * 此乂た V- 目 連 一 人が 聞く 耳に は あらす、 

1 切の 聲聞 乃至 末代の 持齋 等が 閉く 耳な り。 此の 淨名經 と 申す は, 法 華經の 御た めに は 

數十番 の 末の 郞從 にて 候 ふ。 詮 すると ころ は、 目 連 尊者が 自身の いまだ 佛 にならざる ゆ 

じ. ん ふぼ たにん 

ゑぞ かし。 自身 佛 になら すして は、 父母 を だに も 救く ひがたし。 いはう や 他人 を や • し 



す こ 力な まさ かな だい づう チ t* ** ん 

れは いま 少し 悲し さは 勝り けん。 目 蓮 尊者 は あまりの 悲し さに, 大神通 を 現じ 袷 ひ、 飯 

を まゐら せたり しかば、 母 よろこびて 右の 手に は 飯 をに ぎり、 左の 手に て は 餓を隱 して 

口に 押し入れ 給 ひし かば、 いかんが したり けん, 锇變 じて 火と なり、 やがて 燃え あがり, 

ミ f しび ひ も **t や 

燈心を あつめて 火 をつ けたる がごと く、 ばと 燃え あがり、 母の 身の ここ ここと 燒け候 ひ 

あわ ゆん A づ- 

し を、 目 連 見 給 ひて、 あまり 周章 て さわぎ、 大神通 を 現じて 大 なる 水 を かけ 候 ひし かば、 

そ たき は t こ W そ ミき 

其の 水 薪と なりてい よく 母の 身の やけ 候 ひし 事 こそ あはれ に は 候 ひし か。 其の 時 目 連 

じん づ うかな はし す は な ひ ま、 r- 

みづ からの 神 通 叶 は ざり しか: ば. 走り かへ り 、須臾に 佛 にまゐ りて 歎き 申せし やう は、 

我が身 は 外道の 家に 生れて 候 ひしが、 佛の御^^;子になりて阿羅漢の身を得て、 三界の 生. 

を 離れ、 三 明 六 通の 羅漢と はなり て 候へ ども、 乳母の 大苦を 救 はんとし 候 ふに、 かへ り 

だいく こ {ろ 、ひ ほミけ なん ぢ つみ 

て. K 苦に あはせ て 候 ふ は, 心 憂し となけ き 候 ひし かば、 佛說 いて 云 はく、 汝が母 は 罪 ふ 

かし、 汝 一人が 力 及ぶ ベから す, 又 何の 人な りと も、 天神、 地 神、 邪魔 • 外道、 道士、 

たいしゃく しゃ、 ひそう み おんじき 

四天王、 帝釋、 梵 王の 力 も 及ぶ ベから す。 七月 十五 日に 十 方の 聖佾を あつめて 百味 飲食 

ミ{ の at く もくれん お ほせ がき f 

を 調へ て 母の 苦 を 救 ふべ しと 云々。 目 連、 佛の 仰の ごとく 行 ひし かば. 其の 母 は 餓鬼道 一 

のが .7 ら ぼんき やう き やう J-J め ウー-一 

劫の 苦 を 脫れ給 ひきと。 ! 蘭盆經 と. m. す 經に說 かれて 候 ふ。 其に よって 減 後 末代の 人々 

消息文 類 六 ニニ 



B 速 上人 文集 



六 



一二 S18 命 明, 

天 Rs、 S 畫明 



R るに 及ば 

取る 乙と 雜は v- 



&が i に墮 ちて 候 ひし を、 目 連 尊者の 救 ひ 給 ふより 事 起り て 候 ふ • =iA の因綠 は, 母 は M 

に墮 ちて なけき 候 ひけれ ども, 目 連 は 凡夫 なれば 知る ことなし • 幼少に して 外道の; 

14 に 人り、 早 ぼ 十八 大經と 申す 外道の 一 切經を 習ひ盡 せど も, いまだ 其の 母の 生 s_ 

を 知らす • 其の後 十三の 年、 舍利 弗と ともに 釋迎佛 にまゐ りて 裨^ 子と なり. 見 惑 を 斷じー 

て Sil の 聖人と なり. 修惑を i じて 阿羅漢と なりて, 三 明 を そな へ、 六 通 を 得 給へ りノ 

CA-t . r 一 らん だい ぢ A *5 なく; 

5ki を ひらいて 三千 大千 W 界を明 鏡 の 影の ごとく 御覽 ありし かば、 大地 を旯 透し 三恶一 

---5 こ 》* り さ ひ じ グ ミ? * 力 3 し .っ」 

ぽを a? ら事、 氷の 下に 候 ふ 魚 を 朝日に 向 ひて 我等が 透し 見ろ がごと し。 其の 巾に 硪鬼 M 

1 e くら か は ,ん f むし 

と 申す ところに 我が 母 あり、 のむ 事な し 食 ふこと なし、 皮 は 金 鳥 を笔れ るが ごとく 骨 

,ゾ 9 くひ い *, 一 はら 

はまろ き 1^ を 並べたら がごと し。 頭 は 種の ごとく、 頸 は絲の ごとし。 腹 は 大海の ごとし ノー 

くち J もの こ .7 ひる ひミ V * 人 じ ^;ぅ 』 

口 を 張り 手 を 合せて 物 を 乞へ ろ 形 は, 餓ゑ たる 蛭の 人の 香 を かける がごと し • 先生の 子 一 

を て 13 かんとす るすが た、 う ゑた るかた ち、 譬 をと るに 及ばす • いかんが 悲し かり: 

ん- 11 あ rrp、 の iiiiS されて- SL! て SI にう ち蔽 ひ、 k せ衰 へん 

て 海 邊に憩 ひて、 藻屑 をと りて 腰に まき、 魚 を 一 見つけて 右の 手に とり、 口に 咬みけ る 時、 一 

fc^^o V わ t-t 9 も, 、れん そ. <じャ おろか j 

本 仕へ し 童の たづね 行きて 見し 時と * 目 連 尊者が 母 を 見し と、 いづれ か なるべき • ^ 



$ み t かりし 時 

S 々—現世の 荣 

は ほこ g を 5 ふ 

所領 1H *-— 意外 

はも 領地 を召レ 

上げら る I 樣の 



孟 蘭盆| 梵 B, 

倒懸と 譯ナ、 非 

常の 苦な P 



恐 謹 首。 

このせ の 中 はいみ じかり し 時 は! ilK. か あるべき と 見えし かど も、 當時は 殊に 氣に 

見え 候 ふぞ。 いかなる 事 ありと も 嘆かせ 給 ふべ からす。 ふつ.. 思 ひきり て、 所領な 

ん ども 違 ふ 事 あらば, いよく 悦びと こそ 思 ひて、 打 嘯きて こ れへ わたらせ 給へ。 

所 地 知らぬ 人 も あまりに すぎ 候 ふ ぞ。 當時筑 紫へ むかひて なけく 人々 は、 いかば か 

, おは か A 

りと 力 甲 I す。 これ は 皆 日蓮 を 上の あな づらせ 給 ひしゅ ゑな り。 

七: m 二日 . 日 蓬 花押 

|£條 殿御 返事 

盂蘭盆 御 書 

二 め やき め ,r り なすび ぶつぜん 

麖牙 一條, 燒米、 瓜、 茄子 等佛 前に さよけ 申し 上け 候 ひ畢ん ぬ。 

TL./- / - c > , 、 おんで し もくれん そんじゃ しゃり ほつ ち *i 

蘭 盆と 申し 候 ふ 事 は 佛の御 弟子の 中に 目 連 I 者と 申して、 舍 利!^ になら びて 智慧 第 

じん づ -7 しゅふ せん だいわ, しん 

一 神 通 第一と 巾して、 須彌 山に 日月の ならび、 大王に 左右の 臣の ごとくに おはせ し 人な 

ち 》» つ せんし し しゃ 5 だい **** fl^rv ミが 

り。 此の 人の 父 をば 吉懺帥 子と. S- し 母 をば 靑提 女と 申す。 其の 母の 樫 貪の 科に よって、 

消息文 類 六 一 1 



tu 蓮 h 人文 集 六 一 

させ 絵 ひし かば、 昔う ゑた る 世に 麥の飯 を 一 盃 供養したり しゅ ゑに、 仿利 天に 千 反 生れ 

て、 今釋迦 佛に爐 ひま ゐらせ 、僭の 中の 第一と ならせ 給 ひ、 法華経に て 光 明 如来と 名 を 

さづ けられ させ 給 ふと、 . 天台 大師 文句の 第一に 記されて 候 ふ。 かれ を もって 此を 案す る 

むぎ はん くわ •> みや- フ じ よらい だんな しらむ ぎ 

に、 迦楚 尊者の 麥の飯 は、 いみ じくて 光 明 如來 とならせ 給 ふ。 今の 槽那の 白麥は い 

やしくて 佛 になら す 候 ふべき か。 在世の 月 は 今 も 月、 在世の 花 は 今 も 花、 むかしの 功德 

う/ か A しも にく さんち ラ 5»ru 

は 今の 功德 なり。 その上、 上 一人より 下禹 民までに 惡 まれて 山中に 餓死すべき 法華経の 

>f じ ャ ふ びん お ぼ さ At, こ .cfc b ん こ-ろ • む, y 

行者な り。 これ を 不便と 覺 して 山! 1: を 越え 渡り、 送りた びて 候 ふ 御 心 ざし は 麥には あ 

らす 金な り。 金に は あらす 法 華經の 文字な り。 我等が 眼に は麥 なり、 十羅 刹に は 此のむ 

ほ i け 仁 ね y * i* りつ ひん はん へん 3 さ y へん しにん 

ぎ をば 佛の 種と こそ 御らん 候 ふらめ。 阿那 律が 稗の 飯は變 じて 兎と なる。 兎變 じて 死人 

へん こがね S3 tt hi * め 

となる。 死人 變 じて 金と なる。 指 をぬ きて 寶り しかば 又いで きたりぬ • 王の 貴の ありし 

時 は 死人と なる。 かくの ごとく きすして 九十 二 劫な り。 釋摩 男と 中せ し 人の、 石 をと 

こがね こん く.. ci いさ tM こがね い ♦* ひざ a け ? f も 人 じ 

りし かば 金と なりき • 金 粟 王 は 砂 を 金と なし 給 ひき。 今の 麥は法 華經の 文字な り。 义は 

にょにん か A のこ よろ ひ V ぶ: i 

女人の 御た めに は 鏡と なり, 身の かざりと なるべし。 男の ために は 甲と なり、 胄 となる 

べし。 "it- 護 神と なりて 弓箭の 第 一 の 名 を 取るべし。 お 無 妙法 蓮華 經 南無 妙法 蓬 華經 * 恐 



四種の«^-夭の 

感應 する 時 四 種 

の 速 華 降る を h 

ふ 



ち こがね な は やつ ?ケ Ivi しゅ ii <.7 おん? "く 

を 以て 地と し、 金 の繩を 以て 八の 道を界 へり。 天より 四 種の 花 ふり, 虔空 に音樂 開え 

て、 諸佛 菩薩 は 常 樂我淨 の 風に そよ めき、 娛樂 快樂し 給ふぞ や。 我等 も 其の 數に 列り て 

遊 戲し樂 むべ き 事、 はや 近づけり • 信心 弱くして は、 か よ る 目 出た き 所に 行く ベ からす 行 

くべ からす。 不審の 事 をば 尙々 承 るべ く 候 ふ。 穴 賢々々。 

建 治 二 年 丙 子 十二月 九日 日 蓮 花押 

松酑 殿御 返事 

南條 殿御 返事 

しらむ ぎ こ しらむ ぎ か は で く おんで し -C な りつ そんじゃ 

白麥 一俵、 小白麥 一俵、 河の り五帖 送り 給 ひ舉ん ぬ。 佛の御 弟子に 阿郝律 尊者と 申せし 

人 は, 幼く しての 御名 をば 如意と 申す。 如意と 申す は 心の 思の 寶を 雨ら ししゅ ゑ 也。 こ 

の よしを 佛に問 ひま ゐらせ 給 ひし かば、 昔飢 ゑた る 世に 緣覺と 申す 聖人 を, 稗の 镦を もて 

く や., -£ か せ ふ そんじゃ ほミけ えんぶ だい 

供養し まゐら せしゅ ゑと 答へ させ 給 ふ。 迦葉 尊者と 申せし 人 は, 佛 についても 閻浮提 第 

1 の佾 なり。 俗にて おはせ し 時 は 長者に て、 IjH ハ十、 その 藏に金 を" 5! 四十 石づっ 入れさせ 



給 ふ。 それより 外の たから、 すば かりなし。 

消 文 類 



せんじゃう おんこ W 

-の人の先生の御^5-を佛にとひまゐらせ 



六 〇 九 



B 蓮ヒ 人文 集 六。 八 

睡 の夢ぞ かし • 受けが たき 人身 を 得て、 連 出家せ る 者 も、 佛法を 舉し誘 法の 者を责 め 

すして, 徒らに^|^戲錄談のみして明し暮さん者は* 法師の 皮 を 著た る 畜生 也。 法師の 名 

J- わた やしな ひミっ • A や- -.-c 

を 借りて 世 を 渡り 身 を 養 ふとい へ ども、 法師と なる 義は 一 もな し • 法師と 云 ふ 名字 をぬ 

ねす びミ おそ しゃくもん *| む をミ e* ん 

すめる 人 也。 恥づ べし 恐ろ べし • 迹 門に は 「我 不. 愛 n 身命; 徂惜 = 無上 道,」 と說 き、 本 

門に は 「不" 自 惜,, 身命,」 と說 き, 経に は 「身軽 法 重。 死 V 身弘, 法」 と 冕え たり • 本迹 

W も ri ふ A い ♦* しめ そ ひ tf-sy ^ 

兩門、 槃経 共に 身命 を 捨てて 法を弘 むべ しと 見えたり, 此 等の 禁を! IE く 重罪 は, 目 

xi- ?、 .c£ yAa^ t がた おたち *• な こ 

に は 見え ざれ ども 積り て 地獄に 墮 つる 事、 譬 へば 寒 熱の 姿 形 もな く 眼に は 見え ざれ ど 

ふ攀 さ..' もくじ, < ちく ねフ ねゥ If 5 _*-£ 

も、 冬 は 寒 来りて 草木 人畜 をせ め、 夏 は 熱 来りて 人畜 を熱權 せし むろが 如くなる べし。 

然るに 在家の 身 は但餘 念な く 南無 妙法莲 華經と 唱 へ ありて、 惜をも 供養し 給 ふが 肝 

じん き やう もん ザ&り きん. <*- つ よ i 

心に て 候 ふ 也。 それ も 経文の 如くならば, 隨 力演 說も 有るべき 數。 世の中 もの W からん 

こんじ や.,' ?-な まして く おぼしめ ミな 

時 も、 今生の 苦さへ 悲し i、 況ゃ來 世の 苦 を やと 思 食しても * 南無 妙法 蓬 華 經と唱 へ、 

こ A: じ や,.,' よろこび .9 や-' ぞんじ や;' t こミ お a レめ 

悦ばし からん 時 も、 今生の 悦は 夢の 中の 夢、 整山淨 土の 悦 こそ 實の悦 なれと 思 食し 合 

せて, 又 南無 妙法 蓬 華 經と唱 へ、 返特 なく 修行して i 取 後 臨 £ の 時 を 待って 御 竟ぜょ • 妙 

覺の 山に 走り 登って, 四方 をき つと 見るならば、 あら &白ゃ 法界 寂 光 土に して, S? 填 



れ じと 度々 誦して 深く: NC の 心に そめ、 悦ばしき 處 はこれ 佛の說 き 給 へ るに も與 ならす、 な M 

ため * 

はしき 處は我 一人の み閗 きて 人の 爲に傳 へ ざらん 事 をと、 深く 思 ひて、 石の 上、 壁の 

面、 路の邊 の 諸 木 ごとに、 此の 係 を 書き付け、 願 はく は 後に 来らん 人必す 此の 文 を 見、 

ぎ り *♦ こミ -?, -は たか »x お 

其の 義理 を さとり、 實の 道に 入れと 云ひ举 つて、 卽ち 高き 木に 登りて 鬼神の 前に 落ち 給 

. ち いた に はか か; i ち ,7 J 

へり いまた 地に 至らざる に、 鬼神 俄に 帝釋の 形と 成りて、 雪山 童子の 其、 の 身 を 受け取 

た ひら す くぎ やうら いはい し まら しゃ. f ナ 5 こ {ろ|*1 

りて、 平 かなる 所に 据ゑ 奉りて 恭敬 禮拜 して 云 はく、 我 瞥く如 來の聖 貌を惜 みて、 試 

に 菩薩の 心 を 悩し 奉る 也、 願 はく は 此の 罪 を 許して、 後世に は必す 縱ひ洽 へと 云 ふ。 一 

てんにん ぜみ ざい ( ぼさつ ほ i ん な 

切の 天人 又 来りて、 善哉々々、 實に是 菩薩 也と 讃め袷 ふ。 半 偈の爲 に 身を投 ゆて、 十二 劫 

めつ ね ** んぎ ャ, f しャ , .1 へ *t 1 

生死の 罪 を 減し 給へ り。 此の 事 涅槃 經に旯 えたり。 然れば 雪山 童子の. -せ を 思へば、 

±- なほ いか ほ-, し くわ お, f*.J 一く 

偈の爲 に 猶命を 捨て 給 ふ。 何に 況ゃ 此の 經の 一 品 一 卷を聽 間 せん 恩 德をゃ • 何 を 以て か 

此を 報ぜん。 尤も 後世 を 願 はんに は、 彼の 雪山 童子の 如く こそ あらま ほしく は 候へ。 誠 

に 我が身 貧に して 布施すべき 寶 なくば、 我が身 命 を 捨て、 佛法を 得べき 便 あらば, 身命 

i J , がく い たづら さんや .-SJ し 

を 捨てて 佛 法を攀 すべし。 とても 此の 身 は 徒 に 山野の 土と 成るべし、 惜 みても 何 かせ 

ん。 惜む とも 惜み遂 ぐべ からす。 人 久しと いへ ども 百年に は 過ぎす。 其、 の 間の 事 は 俎 一 



消息文 額. 



. 六 七 



蓮ヒ人 文集 



六 〇 六 



卞! 《: つ 

£1 



し、 人の あたよ かなる 血を飮 む、 空 を 飛び 普ね く 求れ ども, 人 をば 各 守り 狯ふ佛 神 まし 

ませば、 心に 任せて 殺しが たし, 佛 神の Is て 袷 ふ 衆生 を 殺して 食す る 也と 云 ふ * 其の 時 

せつ * ん さ-.' じ ためす ^ vtt なん S 

雪山 童子の 思 ひ 給 はく, 我 法の 爲に身 を 捨て、 此の SS を 間き 畢 らんと 思 ひて, 汝が 食物 

こよに 有り、 外に 求むべき にあら す., 我が身い まだ 死せ す、 其の 肉 あた i か 也、 我が身 

いまだ 寒え す, 其の 血 あた 》i かならん、 願 はく は 殘の偈 を 說き烚 へ、 此の 身 を 汝に與 へ 

•、; いか たれ t こ W たの 9* のち 

んと云 ふ • 時に 鬼神 大に瞋 つて 云 はく、 誰か 汝が語 を實と は! 55 むべき。 閉 いて 後に は 誰 

しょ.. 'じん た 1- せっせん タ、 7 じ つ ひ い たづら 

をか證 人と して 糾 さんと 云 ふ。 雪山 童子の 云 はく、 此の 身 は 終に 死すべし、 徒 に 死 せん 

いのち の. 9 な す ごしゃう 3 ミ ゥ 

命 を 法の 爲に投 けば、 きたなく けがら はしき 身 を 捨てて、 後生 は 必す覺 を 開き、 佛 とな 

しゃ-つ 力. ? 5 ぞ » r てん li いしゃく 

り淸 妙なる 身を受 くべ し、 土器 を 捨てて 寶 器に JS: ふるが 如くなる べし、 梵天 帝釋 四天王 

十 方の 諸佛 菩薩 を、 皆證 人と せん、 我 更に 1^ るべ からすとの 給へ り • 其の 時 鬼神 少し 和 

いで, 若 汝が云 ふ處實 ならば 偈を說 かんと 云 ふ。 其の 時 雪山 童子! < ^に 悦ん で、 身に 著た 

し" か は <7 し たな *- 二 ひ yt づ ね のこり 

る 鹿の 皮を脫 いで 法 座に 敷き, 頭 を 地に 付け 掌 を 合せ 跪 き、 5. 一 願 はく は 我が 爲に殘 の 

偈を說 き 給 < と 云うて, 至 心に 深く 敬 ひ 袷 ふ • さて 法 座に eti- り、 鬼神 5^ を說 いて 云 はく, 

「生 减减已 寂滅 爲樂」 と。 此の 時 雪山 童子 是を閉 き, 悦び ft み 袷 ふ 事 限な く、 後^まで も 忘 



3 つける— 不確 

資なる 



かに 母の 音 を ii きつる が 如し。 此の 事 誰か 誦しつ るぞ、 いまだ 殘の語 あらんと て、 池 ほね 

く 尋ね 求むな に、 更に 人 もなければ, 若 も 此の 語 は 鬼神の 說 きつる 歟と 疑へ ども, よも 

3 いは...' かたち げ 二 £ま 

さも あら じと 思 ひ, 彼の 身 は 罪 報の 鬼神の 形 也, 此の 偈は佛 の說き 給へ る 語 也、 か よる 

賤 しき 鬼神の 口より 出づ ベから すと は 思へ ども、 亦 殊に 人 もなければ、 若 此の 語 汝が說 

こた われ しょく ひ か へ ラ 

きつる かと 問へば, 鬼神 答へ て 云 ふ、 我に 物な 云 ひそ、 食せ すして 日 數を經 ぬれば 飢 

つか しゃう ねん すで ま:, われ こ t ろ し 

ゑ 疲れて 正 念を覺 えす、 旣に あだ 言 云 ひつるな らん、 我う つける 意に て 云へば 知る 事 

も あら じと 答 ふ。 童子の 云 はく, 我 は 此の 半 偈を閒 きつる 事、 半なる 月 を 見る が 如 

く、 半なる 玉 を 得る に 似たり、 愤に汝 が 語 也, 願 はく は 殘れる 偈を說 き 給へ とのた 

き じん もミ さ ミ. 9 T- ら A うろ: 

まふ。 鬼神の 云 はく、 汝は 本より 悟 あれば、 閒 かすと も 恨は冇 るべ からす、 吾 は 今飢に 

責められ たれば、 物 を 云 ふべ き 力なし、 都て 我に 向 ひて 物な 云 ひそと 云 ふ。 童子 猶物を 食 

€ く い よろこ 

ひてば 說 かんやと 問 ふ。 鬼神 答へ て, 食 ひてば 說 きてんと 云 ふ。 童子 悦びて、 さて 何物 を 

しょく き じん さ ら おそれ 

か 食と する ぞと 問へば、 鬼神の 云 はく、 汝 更に 問 ふべ からす、 此を ii きて は 必す恐 を 成 

なん ぢ もの ? >J-r- じ せ ミ もの 

さん、 亦汝が 求むべき 物に も あらす と 云へば、 童子 猶 責めて 問 ひ 給 はく、 其の物 をと だ 

こ t ろみ も ミ fcr や は にく 

にも 云 は r, 試 にも 求めん との 給へば、 鬼神の 云 はく, 我は但 人の 和ら かなる 肉 を 食 



消 森 文 類 



六 〇 五 



土 * 土 報 



=u 蓮 上人 文集 六 〇 四 

V ぎ や -7 ひ ち い たづ くら えん 》* *cc.5 てい し; * 

法 を も 信ぜす、 無 行 無智に して 徒らに 明し 暮 して、 閤 魔の 磨 庭に 引き 迎 へられん 時 は、 

なに L り Q-7 , ちゃ-, ミ もつ せん tt つ く hf-J-;- 

何 を 以て か資糧 として、 三界の 長途 を 行き, 何 を 以て 船 筏と して、 生死の 喊海を 渡りて、 

實報寂 光の 佛 土に 至らん 哉と 思 ひ、 迷へば 夢、 覺れ は寤, しか じ 夢の S 世 を 捨てて 腐 

さミり も £ し ゆ. こも くわん ねん うへ まう さ ,<' てん 115 ち り ひ V- へ 

の覺を 求めん に はと 甲 惟し、 彼の 山に 饞 りて 觀 念の 牀の 上に、 妄想 SS 倒の 塵を拂 ひ、 偏 

ぶつ ほふ たいしゃく はろ か A おろ おぼしめ 

に 佛法を 求め 狯ふ 所に、 帝 釋遙に 天より 見下し 給 ひて 思 食 さる i 樣は、 魚の 子 は 多け 

す,、 な あんら じ a S A 

れども 魚と なる は少 く、 菴羅樹 の 花 は 多く さけ ども 菜になる は 少し、 人 も 又 此の 如 し- 

ぼ だ いしん おこ たい じつ ,< ち すべ ぼんぶ 

菩提心 を 發す人 は 多 けれども、 返せす して 實の 道に 人ろ 者 は 少し, 都て 凡夫の 菩提心 

あくえん こ Vi ,っ つ よろ ひ き つ 55 もの 

は, 多く 惡緣 にた ほら かされ、 事に ふれて 移り やすき 物 也、 fS を 著た る 兵 *; は 多 けれど 

おそれ ご i こ, ろ こ-ろ ,じ V 

も、 戰に恐 をな さ *i るは少 きが 如し、 此の 人の 意 を 行きて 試みば やと 思 ひて、 帝釋 鬼神 

そ tt ? 了-け せつせ 人タ, r じ 

の 形 を 現じ、 童子の 側に 立ち 給 ふ。 其の 時怫 世に まし まさ れは、 雪山 童子 普ね く 大乗 

もミ ? しょぎ や...' むじ や f ザし や,,' め r a ふ こ &I 

經を 求む るに、 間く こと あた はす。 時に 「諸行無常 是生威 法」 と 云 ふ 音 ほのかに 閗ゅ。 

おさろ ひミ ちかづ ト U ち おそろ 

童子 驚き 四方 を 冕 袷 ふに 人 もな し、 但 鬼神 近付いて 立ちたり。 其の 形け はしく 恐し くし 

? *_? ほ は つるぎ la これ 

て、 頭の かみ は 炎の 如く, 口の 齒は劍 の 如く、 目 を 嘆ら して 雪山 童子 を 守り 奉る。 此を 

ひ さへ よ, 二 あや た £ ば& 二 5 し 

見る にも 恐れす、 偏に佛法を§1かん事を喜び怪しむ^5-なし。 磬 へば 母 を 離れた ろ犢 ほの 



|報ま の 

I 法身 KC 



8B 行 云 々—諸行 

a 饍常 '乙れ 

生滅の 法 なれば 



せっせん orl じ つら? - くわん しやう に.: J じ や- r- こミ わり 

ひき。 此の 雪山 i 子 思 はれけ る は、 情 世 問を觀 する に、 生死 無常の 理 なれば、 生す 

る 者 は必す 死す、 されば 憂世の 中の あだ、 はかなき 事、 譬 へば 電光の 如く、 朝露の 日に 

き に か. ぜ もしび は f や こミ 

向 ひて 消 ゆるに 似たり. 風の 前の 燈の 消え やすく、 芭 燕の 薬の 破れ やすきに 異なら や. 

のが よふ; 》 おもむ めい さ あ,, * 

人 皆 此の 無常 を遁れ す、 終に 一度 は黃 泉の 旅に 趣くべし、 然れば 冥途の 旅 を 思 ふに、 闇 

あん じつけ つし や、.. 'しゅく ミ もしび ミも 

闇と して くらければ、 日月 星 宿 の 光 もな く、 せめて 燈燭 とて 燈す 火-たに もな し。 か- M 

る 闇き 道に 又 伴 ふ 人 もな し、 娑婆に ある 時 は、 親類 兄弟 妻子 眷屬 集りて、 父 は 慈 の 志 

た か かなしみ なさけ かいら うぞうけ つ ちぎり ちくしゃ,.' 

高く、 母 は 悲 の 情深く、 夫妻 は 海老 同穴の 契と て、 大海に あるえ び は 同じ 畜生ながら 夫 

こ まや はな をし さり ふ. r-* もミ 

妻ち ぎり 細かに、 一生 一 處 にと もな ひて, 離れ 去る 事な きが 如く、 鴛鴦 の^の 下に 枕 を 

拉 ベて 遊び 戲 るよ 中 なれ ども、 彼の 冥途の 旅に は 伴 ふ 事な し。 冥々 として 獨り 行く、 誰 

老少不定— 死 は か來 りて 是非 を訪 はんや、 或は 老少不定 の 境 なれば, 老いた る は 先立ち 若き は 留まる, 

老者 少者の 頃に じゅんじ なタ S か 1> » 

よら & こと 是は 順次の 道理 也、 ^の 巾に もせめ て 思 ひなぐ さむ 方 も 有りぬべし、 老いた る は 留まり 

若き は 先立つ、 され ば^の 至って 恨めしき は、 幼 くして 親に 先立つ 子、 歎の 至って 欵か 

しき は、 老いて 子 を 先立つ る 親 也、 是の 如く 生死 無常 老少不定の 境、 仇に はかなき 世の 

ちう ャ たく はへ て- フ せき わざ うや- ♦ 

中に、 但晝 夜に 今生の をのみ 思 ひ、 朝夕に 現世の 業 をのみ なして、 佛をも 敬 はす、 

消息文 類 六 三 



碰 



日蓮 上人 文集 六 〇 二 

給 ふ 人 敷。 「能 聽 _,是 法,, 斯 人亦復 難」 とて、 此の 經は 正しき 佛の御 使 世に出で すん ば、 

一 ご ほんい かた 1 たづ ふ しん よくしん 

佛の御 本意の 如く 說く事 難き 上、 此の 經の いはれ を 問 ひ 尋ねて 不審 を 明らめ 能 信す ろ 

み いか いやしき もの t こ す ぐ こ 

難 かるべし と 見えて 候 ふ。 何に 賤 者な りと も、 少し 我より 勝れて 智慧 あろ 人に は、 此 

の經 のい はれ を SI ひ 尋ね 給 ふべ し。 然るに 惡 世の 衆生 は, 我慢 偏執 名聞 名利に 著して、 

彼が 弟子と 成 ろ ベ き歟。 彼に 物 を 習 は 人に ゃ賤 しく 思 はれん すらん と、 不斷惡 念 に 住 

して 惡 道に 墮 すべし と 見えて 候 ふ • 法師 品に は, 人 有りて 八十 僮 劫の 間, 無 lis^ の 寶を盡 

して 佛を 供養し 奉らん 功德 よりも、 法 華 經を說 かん 憎 を 供養して 後に 須臾の 間 も 此の 經 

ほ- 4 も. < ちゃ、 つもん われ り TC f よろこ U ち 

の 法 門 を聽閗 する 事 あらば, 我大 なる 利 盆 功德を 得べ しと 悦ぶ べしと 見えたり • 無智の 

者 は 此の 經を說 く 者に 使 はれて 功德を ST へし。 何なる 鬼畜な りと も、 法華經 のー谒 一句 

まさに てく へて し くす ふが V i』- つり たが ひ 、r やま たミ 

もも 說 かん 者 をば、 r 當起 遠迎。 當 vSi 敬, 佛」 の 道理 なれば、 佛の 如く 互に 敬 ふべ し。 例へ 

ば寶塔 品の 時の 釋迦 多寶の 如くなる べし。 此の 三位 房 は 下劣の 者 なれ ども、 少分も 法 華 

もの ゥゃ t おん たづ ふ ふ 》: じん これ 

經の法 門 を 中す 者 なれば、 佛の 如く 敬 ひて 法 門 を 御 尋ね あるべし • 「依 法不依 人」 此を思 

ふべ し • されば 昔 獨 りの 人 有りて, 雪山と &す 山に 住み 袷 ひき。 其の 名 を 雪山 i 子と 云 

わらび *r この A いのち き もの こしら は しづか ぎ や- 7 

ふ • 蕨 を 折り 菜を抬 ひて 命 をつ ぎ、 鹿の 皮 を 著 物 と^へ、 肌 を かくし、 閑に 道 を 行 じ 給 



す こ》 *V ほ の を のに はふ € あるひ ミ て. * くき じね を ぎに Q をのに あり じ 

明,, 惡數, 者。 今 文 云, > 說 不說, 耳。 有人 分, 此云。 先 列 = 惡因; 次 列 n 惡粜; 惡因 十四。 一 

僑慢。 1 一 懈怠。 三 計 我。 四 淺識。 五 著 欲。 六不 解。 七 不信。 八舉 九 疑惑。 十 誹謗, 十 一 輕 

善。 士 一 僧 善。 十三 嫉善。 十四 W 善 也。 

ひ さいけ しゅっけ わた おそ ベ くわ こ 

此の 十四 誹謗 は 在家 出家に 亙るべし。 恐る 可し 恐る 可し。 過去の 不輕 菩薩 は、 一切衆生 

に佛性 あり、 法 華經を 持た ば必 す成佛 すべ し, 彼 を 軽んじて は佛 を輕ん する になる ベ しと 

て、 鱧 拜の行 をば 立てさせ 袷 ひし 也。 法 華經を 持たざる 者 を さへ 若 持ち やせんす らん、 

佛性 ありと て, かくの 如く 禮拜し 給 ふ。 何に 況ゃ、 持てる 在家 出家の 者 を や。 此の 經の 

ざいけ しゅっけ ミ もの 

四の 卷に は、 若 は 在家 にても あれ 出家 にても あれ、 法 華經を 持ち 說く者 を、 一 言 にても 

毀る 事 あらば、 其の 罪 多き 事、 釋迦佛 を 一 劫の 間 直ちに 毀り 奉る 罪に は 勝れたり と 見え 

たり。 或は 「若實 若 不實」 とも 說 かれたり。 之 を 以て 之 を 思 ふに, 忘れても 法 華經を 持つ 

たが ひ そし か も かなら そし つみ 

者 をば 互に 毀るべからざる 歟。 其の 故 は 法 華經を 持つ おは 必す 皆佛 也。 佛を 毀り て は 罪 

を 得る 也。 加樣に 心得て 唱 ふる 題目の 功 德は釋 尊の 御 功. 德と 等し かるべし。 釋に云 はく、 

阿鼻侬 正。 全 處,, 極聖 自身; 毘盧身 土。 不, 逾,, 凡 下 一 念, 云云。 

十四 誹謗の 心 は 文に 任せて 推量 あるべ し。 加 樣に法 鬥 を 御 尋ね 候 ふ 事 誠に 後世 を 願 はせ 

消息文 類 六 〇ー 



日蓮 上人 文集 六 O0 

「我不 愛 身命」 の 修行 を 致し、 佛の御 恩 を 報ぜん t 面々 まで も敎化 申し, 此の 如く 供養 等 

まで: ^ けしめ 給 ふ 事 不思議 也 • 末世に は狗 犬の 佾尼は S 沙の 如しと 佛は說 かせ 給 ひて 候 

もん 二-ろ t つせ ぢ やく 5 へ け さ ころも 9 .f- たち 

ふ.^。 文の 意 は、 * 末世の 佾 比丘尼 は名閗 名利に *1 し、 上に は 装 装 衣 を 著 たれば、 形 は 》s 比 

に じゃけん さ で い. 9 もミ 1? 

丘 尼に 似 たれ ども、 內 心に は 狐 見の 劍を提 けて 我が 出入す る 擯那の 所へ、 餘の惽 尼 をよ せ 

じと、 無量の 讒言 を 致し、 餘の佾 尼 を 寄せす して 植郝 を惜 まん 事、 譬 へば 犬が 前に 人の 

家に 至りて 物 を 得て 食 ふが, 後に 犬の 来ろ を 見て いがみ 吹え 食 合 ふが 如くなる ベ しと 云 

ふ 心 也 • 是の 如きの 僧尼 は、 皆々 惡 道に 堕すべき 也。 此の 舉徒日 源 は 畢生 なれば, 此の 

文 を や 見させ 給 ひけん。 殊の外に 佾衆を 訪ひ顆 み 給 ふ 事 誠に 有り 接く 覺ぇ候 ふ • 御^=^?に 

たいてん じ よ ** じ^ i> よ だいもく , 

云 はく, 此の を 持ちまして 後退 轉 なく、 十 如是、 自我 讀み 奉り, 題目 を唱へ C. し 

しゃ にん だいもく 1= な C く 

候 ふ 也. 徂し 人の 唱 へさせ 袷 ふ 超 目の 功德 と, 我等が 唱へ G. す 超 目の 功德 と, 何程の 

多少 候 ふべき やと 云々。 更に 勝 劣 あるべ からす 候 ふ • 其の 故 は、 愚者の 持ちた る 金 も智 

も こがね ミも ち しゃ sh しゃべつ • 

者の 持ちた る 金 も、 愚者の 燃せる 火 も 智者の 燃せる 火 も 其の 差別な き 也. 但し 此の 經の 

-VCJ しゃべつ し 3»ぎ や 5 お a むね 

心に 背いて 唱 へぱ、 其の 差別 有るべき 也 • 此の 轻の 修行に 重々 のしな あり、 其の 大概 を 

申せば, 記の 五に 云 はく、 



菜 目 I aEIBSi 同 

t 錢の事 



琉沙. I 西域に あ 

S 河の 名 



僻事な り。 是 程の 御 悅まゐ りても 悦び ま ゐらせ 度 候へ ども、 人 聞つ. - ましく 候 ひて と 

どめ 候 ひ舉ん ぬ。 

乃 時 



曰 



莲 花押 



西 



山 



殿御 返事 



松 野 殿御 返事 



が もく ゆ ひ だ ひ S つ そら/ \ の やままん n- 

鵞目 一 結、 白米 一 駄、 A 小袖 一 送り 給 ひ畢ん ぬ。 抑 此の 山と 申す は は 野 山漫々 として 

およ ,c のぶさん モ は;. I しらね たけ めんが.. 

百餘 里に 及べり、 北 は 身延山 高く 時ち て 白 根が 嶽 につ. どき、 西に は 七 面と e. す 山峨々 と 

た すみか う たま/ \ミ こず ゑ ま しら しはらく 

して, n! 雪絕 えす、 人の 住家 一宇 もな し。 適 問 ひくる 物と て は、 梢を傳 ふ緩猴 なれば、 少 

sr かへ いそ うらみ ふ じ か はみ なぎ りラ. 9 な ふ 

も 留まる 事な く、, 還る さ 急ぐ 恨なる 哉。 東 は 富士河 漲りて 流 沙の浪 に 異ならす。 かよる 

所 なれば、 訪ふ人 も 希なる 

さ-.. 'じ がく ミ 

相 寺の 舉徒日 源 は、 日 莲に歸 伏して 所領 を 捨て、 弟子 檀那に 放され 御座て 我が身 だに も 

匿 處 なき. S 承り 候 ふに, 日蓮 を 訪ひ衆 憎を哀 みさせ 給 ふ 事、 誠の 道心 也、 聖人 也。 已に 

a さ-ひ がくしゃ-? みや.,. 'もんみ やうり それがし わ み 

彼の 人 は 無雙の 學生ぞ かし。 然るに 名聞 名利 を 捨てて 某 が 弟子と 成りて, 我が身に は 



か やう たび ?\ お ミづれ ふ し ぎ じつ 

加樣に 度々 音信せ させ 給 ふ 事 不思議の 中の 不思議 也。 g 



消息文 類 



五 九九 



日蓮 上人 文集 ^五 九 八 

しろ す おん, f ゑ た-とひ りう^ * でんけ、 い 

世 を 知し めすに 過ぎて 候 ふ 御 智慧 はなし * 設怫 にあら ね ども、 龍樹、 天 親、 天台、 傅敎 

なんど. & せし 聖人 賢人 等 は, 佛程 こそな かりし かど も、 三世の 事 を 粗 知し めされて 候 ひ 

み らい しょせん こ しん "さま V- ん か せん 

K 法 は 己 01 あ しかば、 名 を も 未来まで 流されて 候 ひき。 所 iiii 萬 法 は 己 心に 収 りて 一 廛も闕 けす、 九 山 

ss-sfsa™ かい そな は しゅし?, - こ しか v» 卞 

ほ 1^ より 顧 現 八 海 も 我が身に 備 りて 日月 衆 星 も 己 心に あり。 然り といへ ども、 】,_!:: 目の の 鏡に 影 を 浮 

すとの 考 み A-v リ _-| おそ t> てん ないでん ? -J だいじよ-.' 

WIMgll^ ベる に 見えす、 嬰兒の 水火 を 怖れざる が 如し。 外典の 外道、 ft 典の 小乗 權大乘 等 は、 皆 

8^*5 H> 仏の 法 を 5sl.tr^ii きて 候 ふ 也。 然り といへ ども- 法 華經の 如く 說 かす。 然れ, 2! 經經 

に 勝 劣の あり, 人々 にも 聖賢 分れて 候 ふぞ。 法 門 多々 なれば 止め 候 ひ舉ん ぬ。 嫌 食より 

P く;: 55 { おん ひ t し しゃ もの fc t,0 こ . , 1> 

御 下り 早々 の 稗 隙に 使者 申す 計りな し。 =K の 上 種々 の 物 送り 給び 候 ふ 事 悦ひ入 つ て 候 ふ 

な ゆ もる な^き よろこ .<? こ 

日本 は 皆 人の 歎き 候 ふに, 日蓮が 一類 こそ 歎の 中に 悦び 候へ。 國に 候へば 輩 古の 貴 はよ 

も 脫れ候 はじ なれ ども、 國 のために 責められ 候 ひし 事 は 天 も 知し めして 候へば、 後 あは 

必 すたす かりなん と 悦び 候 ふに、 御邊 こそ 今生に 蒙古 國の恩 を 蒙らせ 給 ひて 候へ。 此の 

おこ さい A や 5 じタの あた しょ む や、 7 か 

事 起ら すば、 最明寺 殿の 十三 年に 當らせ 給 ひて は、 御 かり は 所領に て は. ffl. す 計りな し 

北條六 "郞 殿の やうに、 筑紫 にや 稗 坐なん。 是は 各々 の 御 心の 忤 逆らせ 給うて 候 ふ 也。 人 

ミが あ お すか ^ 

の 科を當 てるに は あらす。 又 一 に は 法 華 經の御 故に 助ら せ 給 ひて 候 ひぬ る 力 ゆよ しき 钢 



て 候 ふ を、 僑り て 云 ふと 思 ふべ し" 此の 二十 餘 年の 間, 私に は晝 夜に 弟子 等に 歎き 申し、 

公 に は 度 々巾せ し事是 也。 一 切の. K 事の 中に、 國の 亡ぶ るが 第一 の 大事に て 候 ふ 也 • 

最勝 王 經に云 はく、 

の のめて き は し たる こミ ふに を 

害 中 極 重。 者 無, 過, 失,, 國位, 等 云云。 

文の 心 は、 一切の 惡の 中に 國 王と 成りて 政 惡 くして, 我が 國を 佗國に 破らろ よが 第一 

の惡 にて 候 ふと 說 かれて 候 ふ。 又 金 光 明 經に云 はく, 

愛 = 敬惡 人; 治, 罰 善人, 故。 乃至 伦方怨 賊來。 國人 遭,, 喪亂, 等 云云。 

こ, -ろ あくにん ぜんにん が た こく 

文の 心 は, 國 王と 成りて 惡人を 愛し 善人 を 科に あつれば、 必す 其の 國佗國 に 破らる よと 

■ 云 ふ 文 也。 法華經 第五に 云 はく、 

ラ るこミ にる { を せら くな らん の の 

爲- 世 所-恭敬; 如,, 六 通 羅漢, 等 云云。 

文の 心 は、 法 華經の 敵の 相貌 を說 きて 候 ふに、 二 Kn 五 十戒 を 堅く 持ち, 迦葉舍 利 弗の 如 

くなる 人 を、 國主 これ を 尊み て 法 華 經の行 者 を 失な はむ とするな りと 說 かれて 候 ふぞ。 

夫 大事の 法 門と 申す は 別に 候 はす、 時に 當 りて 我がた め國 のた め 大事なる 事 を 少しも 勘 

へたが へざる が 智者に て は 候 ふ 也。 佛の いみ じきと 申す は、 過去 を 勘へ 未來を 知り、 三 

消息文 短. 五 九 七 



B 蓮 上人 文集 



五 九 六 



! B へ あてて Is* 

古來麵 *|5 一一. a せ 



は 一 なれ ども、 法 華經に まるら せ させ 給 ひ ぬれば、 法 華經の 文字 は 六 萬 九 千 三 百 八十 四 

ぶつ さいし や はいしゅ しんぶ けん ほん **. んじ • いのち じ や、 ^sfs ぶっし 

字、 一字 は 一 佛 なり。 此の 佛は 再生 敗 種 を心膽 とし、 i 本 遠壽を 其の 毒と し、 常住 彿 性 

を 咽喉と し、 一 乘妙行 を 眼目と せる 佛 なり。 應化 非眞佛 と. S. して, 三十 二相 八十 種 好の 

佛 よりも、 法 華經の 文字 こそ 眞の佛 にて は 渡らせ 給 ひ 候へ。 佛を 信ぜし 人は佛 になら ざ 

ろ 人 も あり, 佛の滅 後に 法 華經を 信す る 人 は T 無 一 不 成佛」 如来の 金言な り。 この 衣 を 

裁り て かたびら を 著 添 ひて 法 華 經を讀 みて 候 は *t、 C3 蓬 は 無戒の 比丘な り。 法 華 經は正 

i つき #』くじ^; は い らん せんだん いだ 

直の 金言な り。 赛! の珠を 吐き、 伊 蘭の 栴欖を 出す がごと し。 恐々 謹言。 

九月 二十 八日 日 蓬 花押 

蒙古 使 御 書 

か t くら こ お A; くだ く r- 

嫌 倉より 事故な く 御 下りの 由 承り 候 ひて, うれし さ 5. す 計りな し • の 人の 

うけ ^おは てき a ふし 

られ候 ふ 事 承 り 候 ふ。 日本 國の敏 にて 候 ふ 念佛、 眞言、 禪 * 律 等の 法師 は 切られす して, 

科な き 蒙古の 使の 須 を ig ねられ 候 ひける 事、 ) そ 不便に 候 へ 。 子細 を 知 ざろ 人 は 勘 へ あて 



忍 和 忍 辱 衣 I 忍 

和卖 « 衣なる ぺ 

し、 つ めて 忍 

1© と b ふ 



に は 心、 たからの 中には 如意 寶珠 のた ま、 {豕 に は 柱の やうなる 事に て 候 ふ。 この 曼荼羅 

を 身に 持ち ぬれば、 王 を 武士の 護る がごと く、 子 を 親の 愛する がごと く, 魚の 水 を む 

さう もく あめ ねが ミり ぶっしん 

がごと く、 草木の 雨を樂 ふが ごとく、 鳥の 木 をた のむ がごと く、 一 切の 佛神 等の あつま 

り 守り、 晝 夜に 影の ごとく 守らせ 給 ふ 法に て 候 ふ。 よくく 御 信用 あるべし。 あな かし 

こ、 あな かしこ。 恐々 謹言。 

八月 二十 五日 日 莲 花押 

妙 心 尼 御前 御 返事 

御衣 拉單衣 御 書 

おんころ も ねの おん ひミへ た せんび やくびく に う おんころ も 

御衣の 布拉に 御單衣 給び 候 ひ够ん ぬ。 鮮白 比丘尼と 申せし 人 は、 生れさせ 給 ひて 御衣 を 

たてまつりたり けり。 生長す る ほどに 次第に この 衣大 になり けり。 後に 尼と ならせ 給 ひ 

ければ 法衣と なりに けり。 つ ひに 法 華經の 座に して 記 领を授 る。 一切衆生 喜 見如來 これ 

なり。 又 法 華 經を說 く 人 は、 忍 和 忍 辱 衣と S. して 必す衣 あるべし。 物種と. S. す もの 一な 

i お ほく せう すゐ おほめめ せラ くわ ころも かたびら 

れ ども、 植ゑ ぬれば 多と なり、 龍 は 小水 を 多雨と なし, 人 は 小火 を 大火と なす。 衣 帷 



消 *^ 文 類 



五 九 五 



H" 蓮 上人 文集 五 九 四 

し、 日本 國を扶 けんと 思 ひしゅ ゑな り • しかるに 尼 ごぜん 拉に 入道 殿 は * 彼の 國に 有ろ 時 

や ち-ひ おく あ もミき く じ せめ V ;-ぶ ひミ. f 

は 人目 を 畏れて 夜中に 食 を 贈り、 或 時 は 國の責 を も 揮ら す 身に も 代らん とせし 人々 なり, 

'r • ^& » 'I ,51 か & -,' しろ tt A し かへ 

されば 痛 かりし 國 なれ ども 翁り たる 髮を 後へ ひかれ、 進む 足 も 返りし ぞ かし • いかな 

くわ こ *1 ん お ぼつ. y ♦* た だい? ン 

る 過去の 緣 にて や あり けんと, 覺束 なかり しに、 いつしか、 これまで. さし も 大事な 

ミこ おんつ かひ つか は »^ ま ぽろレ も え おん I 

ろ わが 夫 を 御 使に て 遣され て 候 ふ。 夢 か 幻 か 尼 ごぜんの 御す がた をば 見参ら せ 候 はね 

ども、 心 をば これにと r め ij^ え 候へ * 日IS^^H^^しくぉはしせば、 常に 出づる 日、 夕 * に 出 

, いつ ざ ,つか -* 一 しゃ. 7 & や./' V んじ 0-, さ 

づる 月を拜 ませ 給へ。 何時と なく 日月に 影 を 浮ぶ る 身なり。 又 後生に は 蹇山淨 土に ま ゐ 

り ぁひ參 らせん。 南無 妙法 蓬 華經。 

六月 十六 日 日 建 花押 

さどの 國の國 府の尼 御前 

妙 心 尼 御前 御 返事 

種々 の 御 志 送り 給び 候 ひ畢ん ぬ。 幼き 人の 御た めに 御 守 さ づけ まるら せ 候 ふ • この 御 守 

は 法華径 のうちの 肝心, 一切経の 眼目に て 候 ふ • たと へば 天に は B 月、 地に は _f<"SH い 人 



李と 親 

S 未 



く f • ちょくせ る なん か ラベ ぶん 

るに も 其の 功德 すぎたり。 又獨世に法華經の行^!?!ぁらんを、 留難 をな さん 人 は 頭 七 分に 

わるべし と 云々。 夫 日蓮 は 日本 第一 の 僻 ものな り。 せ 〈の 故 は, 天神 七 代 はさて 置きぬ、 地 

じん また はじ ** じん ひ きんめい てん わ- > 

神 五代 も 又は かりが たし。 人王始 りて 神武より 今に 至る まで 九十 代、 欽明 天皇より 七 百 

餘 年が 間、 世間に つけ 佛法 によりても、 日莲 ほど 普く 人に 怨 まれた る もの は 候 はじ。 {寸 

じ .JJ ふ *- よもり にふだ .フ 66 じく is か さビ 

星が 寺 &n を やき、 淸盛 入道が 東大寺 輿 福 寺 を 失せし、 彼等が 一類 は 彼を惡 ます、 將門貞 

た ふ て、 フ てき じ し 3 

任が 朝敏と 成りし、 俥敎 大師の 七 寺に あだまれ し、 彼等 もい まだ 日本 一 州の 比丘 比丘尼 

5 ほ そ つ ほ い にく し しゃう か& しも も 

優 婆 塞 優 婆 夷の 四 衆に は惡 まれす。 日莲は 父母 兄弟 師匠 同 法、 上 一 人 下 萬 民 一 人 も拽れ 

ふぼ U ほんが たミ . あに ある ミき 

t 父母の かたきの ごとく, 謀反 强盜 にもす ぐれて、 人 ごとに 怨 をな すなり。 されば 或 時 

の !i こ た-ひ ぢゃ f ミころ 

は數百 人に 篤ら れ, 或 時 は數千 人に 取り籠められて、 刀 杖の 大難に あ ふ。 所を逐 はれ 國 

を 出さる。 結句 は國 主より 御勘氣 二度, 一度 は 伊豆の 國、 今度 は 佐 渡の 島な り * されば 

しんみ ゃミ つ かって A く ふぢ ころも も し ♦* はな 

身命 を續 ぐべき 資糧 もな し, 形 體を隱 すべき 藤の 衣 も 持た す, 北海の 島に 放 たれし かば, 

だ 5 もく さ-ひし 5 なんに よ あだ の なか ゆき はだへ くさ 

彼の 國の 道俗 は 相 州の 男女よりも 怨を なしき。 野中に 捨てられて 雪に 肌 を まじへ、 草 を 

摘みて 命 を さ i へたり き。 彼の 蘇 夫が 胡國に 十九 年 雪 を 食うて 世 を 渡りし。 李呂が 北海 

に 六ケ年 3 品窟に せめられし、 我 は 身に て 知られぬ。 これ は ひと へ に 我が身に は 失な 

消 森 文 類 五 九 三 



同 法一同朋 か 



截 1K の 乙 

李 SI のこ 



n 蓮 上人 文集 五 九 二 



千日 尼 御前 御 書 , 

ぞじ ふ A X きこしめ 

阿佛稗 房の 尼 ごぜんより 錢 三百 文。 同心 なれば 此の 文 を 1 1 人して 人に 讀 ませて 聞 召 

せ。 

^j^、, ー領, 佐 渡の 國 より 甲斐の 國波木 井の 雛の 内の 深山まで 送り 絵び 候 ひ 举んぬ • 法 華 

經第四 法師 品に 云 はく、 

有て, 人 求 r 佛道; 而於 = 1 劫 中; 合掌 在- 我 前; 以- 無 數偈- 讚。 お-一 是 讃佛, 故。 得:, 無 ss^ 德; 

歎,, 美 持經 者; 其 福復 過, 彼等 云云。 

もん しやく t 人 /一 ふ 35 お、 7 ち、 つつ 一 ふ く や i t つ に い 

文の 心 は、 釋尊 ほどの 佛を 三業 相應 して 一 中 劫が 間, ねんごろに 供養し 奉る よりも. 末代 

惡 世の 世に 法 華 終の 行者 を 供養 せん 功德は 勝れたり と說 かれて 候 ふ。 ま, J としからぬ 事 

にて は 候へ ども * 佛の 金言に て 候へば 疑 ふべき にあら す, 其の上 妙樂 大師と. S. す 人、 此 

の 經文を 重ねて 解けて 云 はく, 

若 毀 誘 者。 頭 破 = 七 分; 若 供養 者。 福 過 = 十號- 等 云云。 

i. &心は 末代の 法 華轻の 行者 を 供養す ろ は 十號を 具足し まします 如来 を 供養した てまつ 



にょにん しろ われ おこ おん 

れば、 法 華經の 女人と こそ 佛は 知し めされて 候 ふらんに, 又 我と 心を發 して 法 華 經の御 

おんか ii びら おく しゃ う にん む もじ 

めに、 御帷 贈りた びて 候 ふ。 法華經の行^1^にニ人ぁり. 聖人 は 皮を剝 いで 文字 をう 

つす、 凡夫 はた r 一 領 著て 候 ふかた びら など を, 法 華經の 行者に 供養 すれば、 皮 を剝ぐ 

を さ かたびら も じ 

うちに 佛收 めさせ 給 ふなり。 此の 人の 帷 は 法 華 經の六 萬 九 千 三百 八十 四の 文字の 佛に 

ま ゐらせ させ 給 ひ ぬれば、 六 萬 九 千 三百 八十 四の かたびら 也。 又 六 萬 九 千 三百 八十 四の 

ほミけ も じ か; i びら はる 

佛 一々、 六 萬 九 千 三百 八十 四の 文字 なれば、 此の 帷も又 かくの ごとし。 たと へば, 春 

の 野の 千里ば かりに 草の 充 ちて 候 はんに、 すこしの 豆ば かりの 火 を 草 ひとつに 放ち たれ 

むり やう ひ へん こ かな びら 

ば、 一時に 無量 無邊の 火と なる。 此の かたびら も 又 かくの ごとし。 ひとつの 帷 なれ ど 

も じ たてまつ く さく ないし しゅじ やう およぼ 

も 法 華經の 一 切の 文字の 佛に 奉 るべ し。 この 功德は 父母 祖父母 乃至 無邊の 衆生に も 及 

わ ぃミほ ^ミこ およ おぶ しめ 

してん。 まして 我が 最愛し と 思 ふ 夫 は 申す に 及ばす と、 思 召すべし おほしめ すべし。 

五月 二十 五日 日 莲 花押 

さじき 女房 鄉 返事 



消息文 類/ 五 九 一 



B 蓮 上人 文集 五 九。 

なく 謗せ し 人々 も、 ゆる 心 あるべし。 設 ひこれ より 後に 信す る 男女 ありと も、 各々 に 

^ はじめ * けんお * V P 

は 替へ思 ふべ からす。 始は 信じて ありし かど も、 世 問の 怖ろ しさに, 捨 つる 人々 數 をし 

らす。 其の 中に 返って 本より Is する 人々 よりも、 强 盛に そしろ 人々 又 あまた あり • 在世 

*- ん C や-. 'びく はじめ のちす かへ は-.、 け 1f.7 

にも 善 星 比丘 等 は、 始は 信じて ありし かど も、 後に 捨 つるの みならす, 返って 怫を說 じ 

たて ♦* つ かな ひん ぢ ?、 おん ふ. A ひや, --i さくわん 

奉 りし ゆ ゑに、 佛も叶 ひ 給 はす、 無 間 地! US におち にき。 此の 御文 は 別して 兵衝の 志 

タ G たい .4 さくわん さの 15 

殿へ まるら せ 候 ふ。 又 太夫 志 殿の 女房, 兵衞 志 殿の 女房に、 よくく C. しき かせさせ 

SSS ふべ し、 聽 かせさせ 給 ふべ し。 お 無 妙法 莲華經 無 妙法 蓬 華經。 

文 永 十二 年 四月 十六 日 日 ^» 花 押 

棧敷 女房 御 返事 

女人 は 水の ごとし * 器物に したが ふ。 女人 は 矢の ごとし, 弓に 番 はさる。 女人 は 舟の ご 

こねす びミ J- ミこ 

とし、 揖の まかす るに よるべし。 しかるに 女人 は、 夫盜人 なれば 女人ぬ す 人と なる。 夫 

P.7 き 3 き を ミこ ザん にん W ミけ こんじ ャ v ご しゃ 3 X 

王 なれば 女人 妃 となる。 夫 善人 なれば 女人 怫 になろ • 今生の みならす 後生 も 夫に 依るな 

ひや i- ゑ 9 10! もん さの ほ ひ 9T いか を ミニ め 

り, しかるに兵衝の左衝鬥殿は法華経の行^^^なり。 たと ひ 何なる ss- ありと も、 夫の 妻な 



に ぜん つ 一く そつ ハ. -ん L れつ. J 

爾前 へやる は、 惡 道に 人 をつ か はす 獄卒 也。 今 二人の 人々 は、 隱士と 烈士との ごとし。 

1 も缺 けなば 成す ベから す。 譬 へば 鳥の 二つの 羽、 人の 兩 服の 如し。 义 二人の 御前 達 

は, 此の 人々 の 檀那 ぞ かし。 女人と なる 事 は 物に 隨 つて 物を隨 へる 身 也。 夫樂 しくば 

つ ♦* さか "J?- ミこた うじん つ ♦* ひミへ こんじ やう せ 

妻も榮 ふべ し。 夫盜 人なら ば 妻も盜 人なる べし。 是 偏に 今生 計りの 事に は あらす * 世 

せ しゃう t かゆ はな このみ ね は :: し 

世 生々 に 影と 身と, 華と * と * 根と 築との 如くに てお はする ぞ かし。 木に すむ 蟲は、 木 

は みづ う- ->* くら し tt らんな さか か し は よろこ さ 5 も 

を 食む, 水に ある < ^は 水を啖 ふ。 芝 かるれば 繭 泣く。 松榮 ゆれば 柏 悦 ぶ。 草木す ら是 

の 如し。 比翼と す 鳥 は、 身 は 一つに て 頭 二つ あり、 二つの 口より 人る 物 一身 を 養 ふ。 

ひ ぼく -ひを ゆ ゑ しゃ ミ はな こ ri 

比 目と 巾す 魚 は、 一目 づっ ある 故に、 一生が 問 離る よ 事な し。 夫と 妻と は是の 如し。 此 

ふもん た ミこ く ミこ いさ 

の 法 門の ゆ ゑに は, 設ひ 夫に 害せら る i とも 悔 ゆる 事な かれ。 一同して 夫の 心 を 諫めば 

龍 女が 跡 をつ ぎ、 末代 惡 世の 女人の 成佛の 手本と 成り 給 ふべ し。 此の 如くお はさば、 設 

ひい かなる 事 ありと も、 日 蓬が 二 聖ニ天 十 羅;^ 釋迦 多寶に 巾して、 順次 生に 佛 になし 

李るべし。 心の 師と はなる とも, 心を師 とせ ざれと は、 六 波 羅密經 の 文 也。 設ひ いか 

わ. 0.H は § め た さ ケ 

なる 煩 しき 事 ありと も, 夢に なして、 R 法 華經の 事の み 思索ら せ 給 ふべ し。 中に も 日 

? * ふもん いにしへ い ** ぜん f- - すで よし 

蓬が 法 門 は、 古 こそ 信じが たかりし か、 今 は 前々 いひお きし 事, 旣 にあ ひ ぬれば, 由 

消. D:! 文 類 五八 九 



日蓮 上人 文集 五八 八 

か. ぐ わつ. J ろ 人 じ あか じ やう あ A だいし しゃく 

は 漢土に 始る のみなら す、 月 氏の 譲師 まで も 明し 給 はぬ 事 也。 然れ ば窣安 大師の 釋に云 

はく、 「止 觀明靜 前代 未, 間」 云々。 又 云 はく, 天竺 大論尙 非,, 其 類,」 等 云々 • 其の上, 庫 k 

止 觀の第 丑の 卷の 一念 三千 は、 今一 重立ち 入りた る 法門ぞ かし。 此の 法 門 を 申す に は, 

必す魔 出来すべし。 魔 競 はす は、 正 法と 知る ベから す。 第五の 卷に云 はく、 

y や 5 け じ on^ ミ して ひ る ふ へ a 1! しひ をして は WW na V 

行 解旣 勤。 三 障 四 魔 紛然 競 起。 乃至 チ 可, 隨。 チ 可, 畏。 隨, 之將, 人 向,, 惡道; 畏, 之 

ぐ する こミを を 

妨, 修= 正 法, 等 云云。 

にち. C ん も fc もん k みや ラ ,や i つた A らい レ ,ぞ; 

此の 釋は日 蓬が 身に 當る のみなら す、 門 家の 明鏡 也 • 謹んで 習ひ傳 へて 未来の 黄 S と 

しゃく ぽ Att- 'しゃ;'? ふしゃ. ラ しゃ.,.' ミん じんち 

せよ。 此の 釋に三 障と e. す は、 煩權障 業 障 報 障 也。 煩惱 障と 巾す は * 貪嗔瘦 等に より 

て障暖 出来すべし。 業 障と 申す は、 妻子 等に よりて 障礙 出来すべし。 報 障と 巾す は、 國 

キ; 父母 等に よりて 障礙 出来すべし。 又 四 魔の 中に 天子 魔と S. す も是の 如し。 今日 本國に 

し :ゎ 人 ひ *|.*\ たれ 

我 も 止觀を 得たり、 我 も 止觀を 得たり と 云 ふ 人々 * 誰か 三 障 四 魔 鼓へ る 人 ある や。 「隨" 

た r あくだ -7 はんでん r 

之将. -人 向,, 惡 道,」 と 申す は、 只三惡 道の みならす, 人 天 九 を皆惡 道と 書け り。 されば 

法 華經を 除きて、 華 嚴阿含 方 等 股 若!! 樂大 曰經等 也。 天台宗 を 除きて 餘の 七宗の 人々 は、 

人を惡 道に 向 はしむ る 獄卒 也 • 天台宗の 人々 の 中に も, 法 華 S を 信す るゃラ にて • 人 を 



通 別 MIK 乘四 

階級の 後一 一一 



殺されな ば、 又 子 を まう けがた しと 思 ひつる 程」 

れば、 師が云 は * 



聲を發 すと 思 へ ば, 驚きぬ、 

つ, ひ 

冬- 



ひけ 



力 及ばす, 我 も汝も 魔に た ほら かされぬ、 終に 此の 事^せす と 云 ひ 

れゥし な, われ こ 》*10 し -t~»tij^ 

ければ ^士大 に 欺きけ り。 我心よ わくして、 師の仙 法 を成ぜ すと 云 ひければ、 ,士 が 

云 はく、 我が 失 也、 兼て 誡 めざり ける 事 をと 悔ゅ。 ^れ ども、 烈士 師 のお を衝ぜ ざり 

ける 事を欽 きて 遂に 思 ひ 死に 死し ぬと 書かれて 候 ふ。 仙の 法と 巾す ま、 に ま iif 豕ょ 

いで ケ わつ し 6 ^5 ほふ ぶん ぶっけ.,. - せ、, 'じょ.,.' > t . 

り 出て 月 氏に は 外道の 法の 一分 也。 云 ふに かひ 無き 佛敎 の小乘 阿含經 にも 及ばす、 

つ、 f べつ 2 ん ほ け きゃラ >J こミ 

通 別圓を や。 況ゃ法 華經に 及ぶべし や。 かよる 淺き事 だに も 成 ぜんと すれば、 四 魔 11 ひ 

て 成 じがた し。 何に 況ゃ法 華 經の極 ず. 南無 妙法 蓮華 經の 七;: 子 を 始めて 1^ たん、 "日^^ 

ぐ づ. 7 はじめ * で し だんな ,一、 £L , 

の S 通の 始 ならん 人の 弟子 擅那 とならん 人々 の, 大難の 來 らん 事 をば、 ;言を もて し 

難し。 心 を もて 押し はかるべし や。 されば 天台 大師の 摩 訶止觀 と. E. す?^ は、 天台 ー&の 

だいじ ;,: いしゃ, け、 フ かんじん か-." \- 

大事、 一代 聖敎の 肝心 ぞ かし。 佛法 漢土に 渡って 五百餘 年, 南北の 十師、 智は 日月に?!; 

く、 德は 四海に 響きし かど も、 いまだ 



ひし か。 智若 大師 再び 佛敎を あきらめさせ 給 ふの みならす、 妙法 蓮華 經の五 字の g の 中 

念 三千の 如意 寶珠を 取り出して、 三國の 一切衆生に 普く 與へ 給へ り。 此の, Is^ 一 



せんじんしょう れつ Tatt く 

聖敎の 淺深勝 劣 前後 次第に は 迷惑して こそ 候 



より 



消 61 文 類 



五八 七 



蓮 上人 文 14^ 



五八 六 



中 asl 死して 後 

次 の 所 は 生る 1- 

<•> -の 中途の 身 



じんちく かたち か ふ..;.' ん の , : 

て寶 となし, 人畜 形 を變へ けれども、 いまだ 風雪に 乘 りて 仙 宮には 遊ば ざり けり。 此の 

こミ ひ S り れっし ちゃ ミ たう だん すみ r9 

事 を 成せん がた めに 一 の 烈士 を かたら ひ、 長刀 を もたせて 壇の 隅に 立てて、 息 を かくし 

こ wtt よ ひ あした せん ほふ *\ 4* んし だ Y 

言 をた つ。 宵より 朝に いたる まで、 ものい はすば 仙の 法 成すべし。 仙 を 求む る 睡士は 壇 

it て しんじゅ -T5 やくそく たミ し 

の 中に 坐して 手に 長刀 をと つて 口に; t 呪 を 誦す。 約束して 設ひ 死なん とする 事 ありと も、 

物言 ふ 事な かれ • 烈士 云 はく, 死す とも 物い はじ。 此の 如くして 旣に 夜中 を 過ぎて, 夜 

い か れっし こ ゑ よは すで せ A ほふ 

まさに 明けん とする 時、 如何が 思 ひけん、 烈士 大に聲 を あけて 呼 はる。 旣に 仙の 法成ぜ 

んし れっし い いか やくそく くち 4* なり な. 

す。 隱士 烈士に 言 ひて 云 はく, 何に 約束 をば たが ふる ぞ、 a 惜しき 事 也と 云 ふ。 烈士 欺 

きて 云 はく, 少し 眠って ありつれば、 昔 仕へ し卞, 人自 来りて 貴め つれ ども、 師の 恩-学け 



れば 忍びて 物い はす、 彼の 主人 怒って 頓を はねん と 云 ふ, 然而 又もの いはす、 遂に 頸 を 

ち 5 おん おもむ しか はね 4- しなけ され さ つ ひ U ら 

切りつ、 中陰に 趣く、 我が 屍 を 見れば 惜く歎 かし. 然而 物い はす, 遂に^£印度の婆羅 

門の 家に 生れぬ、 人 胎出胎 すろ に大苦 忍びが たし、 然而息 を 出さす, 又 物い はす、 已に冠 

者と なりて 妻を娶 ぎぬ, 又 親 死ぬ, 又 子 を 儲けたり、 かなしく も あり, よろこばし くも 



あれ ども 物い はす、 此の 如くして 年 六十 有 五に なりぬ、 我が 妻 かたりて 云 はく, 汝若物 

なん い 2 をし A ころ われお. すで S レぉミ ろ もレ 

いはす ば、 汝が 愛の 子 を 殺さん と 云 ふ、 時に 我 思 はく、 我 巳に 年衰 へぬ, 此の 子 を 若 



斯 しで 
國ミ の 



消息文 5^ 



五八 五 



位に つき 給 ふべ し。 兄の 云 はく、 いかに 親の 御 §づ り をば 用 ひさせ 給 ひ 候 はぬ ぞ。 かく 

た? "ひ ろん が ねん くら a はんみ < , 

の ごとく * 互に 論じて 三箇 年が 間 位に 王 をば せ ざり き。 萬 民の なけき 云 ふば かりなし 

天下の 災 にて ありし ほどに, 宇治の 王子 ik はく、 我 生きて ある ゆ ゑに 兄 位に 卽き給 はす 

かくれ にん W く ♦* た ふし しづ 、ひ ぢ 

といって、. 死 させ 給 ひに き。 仁德 これ をな ゆかせ 給 ひて、 又 伏 沈ませ 袷 ひし かば、 宇治 

の 王子い きかへ りて、 やうく に 仰せお かせ 給 ひて、 又 ひきいら せ 給 ひぬ。 さて 仁德位 

くにお:: 、- 'へ しんら はくさい? 4、T らい に ほんこく ねんぐ 

にっかせ 給 ひたりし かば, 國穩 やかなる 上、 新羅 百濟 高麗 も 日本 國に したが ひて, 年貢 

そ ラ けん わ- ひ S や-"' だ い れい 

を 八十 艘 そな へけ ると こそみ えて 候へ。 腎王 のなかに も, 兄弟 おだやか ならぬ 例 も ある 

ぞ かし。 いかなる 契に て かくはお はする ぞ。 淨藏淨 眼の 二人の 太子の 生れ か はりて お 

やく わ、 f やくじ やう たいふ さくわん 5i の お や _*) かんき ひや. 7 

はする か。 藥王藥 上の 二人 か, 大夫 志 殿の 親父の 御勘氣 はう け 給 はりし かど も、 兵 

る: さくわん さの こん さ あに つ たいふ さくわん さの 

衞の 志 殿の 事 は、 今度 はよ も 兄に は 付かせ 給 はじ。 さるに てはいよ く大夫 志 殿の 

おや ご ふ しん ゆ さ ふら わら は 

親の 御 不審 はお ほろ けにて は 許り じなん ど 思 ひて 候へば、 この 童子の 申し 候 ふ は、 まこ 

ご さ-.' しん ま *3 ふ し ぎ べつ おん ふみ まる み らい 

とに て や。 御 同心と 申し 候へば、 あまりの 不思議 さに, 別の 御文 を 參らせ 候 ふ。 未來ま 

物語、 なに 事 かこれ にす ぎ 候 ふべき。 西域と 申す 文に かきて 候 ふ は、 月 氏に 婆羅 |g 

、 施 鹿 林と. S. すと ころに 一の 隱士 あり、 仙の 法 を 成 ぜんと 思 ふ。 すでに 瓦礫 を變じ 



B 蓮 上人 文集 五, < 四 

ば、 伯 夷 制しし かど も、 天 これ をき i て 来らす。 二人 執 ゑて 死にに き。 一生が 間 賢な り 

つ 一ん おの A こ * ろ f ち 

し 人 も. 一言に 身 を ほろ ほす にや • 各々 も 街 心の 內は しらす 候へば、 覺束 なしお ほつ か 

しゃか にょらい たいし e や 5 ぽん わ-.' たいし 4* レ し * つけ 

なし。 釋迦 如来 は 太子に てお はせ し 時、 父の 淨银王 太子 を惜 みたて まつりて、 出家 を ゆ 

もん つ はもの t ほ つ ひ おや A こ t ろ 

ろし 給 はす、 四 門に 二 千 人の 兵 をす ゑて..:! らせ給 ひし かど も、 終に 親の 御 心 をた がへ 

いへ したが ほミけ A ち 

て 家 をいで させ 給 ひき。 一 切 はお やに 隨 ふべき にて こそ 候へ ども、 # になろ 道は隨 はぬ 

.vr や -7 しんち くわん ぎ や- r- か-.' や- 7 ミ て t V ろ は 

が 孝養の 本に て 候 ふか。 されば 心地 觀 經 に は 孝養の 本を說 かせ 給 ふに は、 「棄, 恩 入,, 無 

爲, 眞實 報恩 者」 等 云々。 言 は、 まことの 道に 人る に は 父母の 心に 隨 はすして、 家 を 出 

ほミけ おん ^.y * けん じ ュん おこ 

で佛 になる がま ことの 恩 を 報す るに て は あろな り。 世間の 法に も 父母の 謀反なん ど を 起 

すに は隨 はぬ が 孝養と みえて 候 ふ • 孝 g と 申す 外径に 見えて 候 ふ • 天台 大師 も 法 華 g の 

三昧に 入らせ 絵 ひて おはせ し 時 は、 父母 左右の 膝に 住して 彿道を 障 へんと し 袷 ひしな り, 

てん *4 か 仁ち f いんん. < : r . 

此は 天魔の 父母の 形 を 現じて 障 ふるな り。 伯 夷寂齊 が因綠 はさきに かき 候 ひぬ。 又 第一 

の因綠 あり。 日 * 國の人 王 第 十六に 王お はしき、 應神 天皇と e. す • 今の 八 1W 大 菩薩 これ 

A こ いろんの A こ いろ ミ のみこ う ぢの A こ . , . 

なり。 この 王の 御子 二人 まし ましき。 摘 子 は 仁 德, 次男 は 宇治 王子な り. 天皇 次 

SR の 宇治の 王子に 位 を ゆ づり給 ひき • 王 崩御なら せ 袷 ひて 後、 宇治の 王子の 云 はく、 兄 



なり。 色ば し惡 しくて、 人に 笑 はれさせ 給 ふなよ。 あまりにお ほつ かなく 候へば. 大事 

の ものがたり 一つ 申す。 伯 夷叔齊 と. S- せし 者 は, 孤 竹國の 王の 二人の 4^ 子な り。 父の 王、 

弟の 叔 せいに 位 を ゆ づり給 ひき。 父 死して 後叔 せい 位に つ かざりき。 伯 夷が 云 はく、 位 

しゅくせい あに つ お 0- ん 

にっき 給へ。 叔齊が 云 はく, 兄 位 を繼ぎ 袷へ。 伯 鬼が いかに 親の 遺言 をば たがへ 給 ふ 

f おや は,? *1 ん あに つ 

ぞと 中せ しかば、 親の 遺言 はさる 事 なれ ども、 いかんが 兄 をお きて は 位に は卽 くべき と 

じたい ふぼ た こく し ぶん わう 

辭 返せし かば、 二人共に 父 S の國 をす てて 伦國へ わたりぬ。 周の 文 王に つかへ しほ どに、 

文 王 般の射 王に 打 たれし かば、 武 王百箇 日が 內に軍 を 起しき。 伯夷叔 齊は武 王の 馬の 口 

にと. りつきて 諫めて 云 はく、 親の 死して 後、 三 筒 年が 內に軍 を 起す は、 あに 不孝に あら 

す や。 武王 いかりて 伯 夷叔齊 を、 打たん とせし かば、 大公 望 制して 打た せ ざり き。 二人 は 

此の 王 をう とみて 首 陽と 申す 山に 隱れ 居て、 蕨 を 折りて 命 をつ ぎし かば、 麻 子と 申す 者 

ゆき あ ひて 云 はく、 いかに これに は 在す るぞ。 二人 上の 事 を かたりし かば, 麻 子が 云 

はく、 さるに て は、 わらび は 王の 物に あらす や。 二人 せめられて、 爾の 時より わらび を 

食 はす。 天 は資人 をす て 候 はぬなら ひなれば、 天 白 鹿と 現じて 乳 を もって 二人 を 養 ひ 

き。 白 鹿 去りて 後に 叔齊が 云 はく、 此の. m 鹿の 乳 をのむ だに も 甘し、 まして 肉と いひし か 

消息文 類 五八 三 



HI 蓮 上人 文集 fi 八 二 

がん! V- ん ぶんえい .f- せん はな たいふ 5 

見えて 候 ふ。 眼前の 事ぞ かし。 文 永 九 年 二月の 十一 日に 合戰 さかんな りし。 華の 大風に み 

だる i がごと く、 滂 絹の 大火に やかる よが ごとくな りしに、 世 を 厭 ふ 人の いかで かな か 

い き つし ま し にん 

ろらん。 文 永 十一 年の 十月 壹岐對 馬の もの ども、 一時に 死人と なりし 事 は、 いかに 人の 

.,< t-.'c 5 てむ お おや ,>• さな わ 4. つま 

上と 覺 すか。 當時 も, か. の 打 手に 向きた る 人々 のな けき, 老いた る 親、 稚き 子, 若き 妻、 

す A か 1 まほ くも はた ic^ つりぶね 

めづ らし かりし 住宅 うちすてて, よしなき 海 を 守り、 雪の 見 ゆれば 旗 かと 疑 ひ、 釣船の 

み ゆれば 兵船 かと 肝心 を 消す。 日に 一二 度 山への ほり、 夜に 三 四 度 馬に 鞍 をお く。 現 身 

し §ら だラ かん おの— * ん こくしゅ は け き や 5 

に 5W 羅道を 感ぜり • 各々 の せめられ させ 給 ふ 事 も, 詮 すると ころ は國 主の 法華經 のかた 

きと なれる ゆ ゑな り。 國主 のかた きとなる 事 は、 持齋等 * 念 佛者等 • 眞言 師 等が 謗 法よ 

こん さ ね 5 くら コ り しゃ てん 4? 4 

り 起れ り。 今度 忍し 募して 法 華 經の御 利 生 心み させ 給へ。 日 jJjSi も又强 盛に 天に 巾し 上け 

候 ふなり。 いよく 怖づる 心ね すがた をば すべから す。 定んで 女人 は 心よ わくお はすれ 

一, J ザ こ, ろ おは が-つじ や はが ふ た W れい 

ば、 御前た ち は 心 ひるが へりて や 在す らん。 强 盛に 切齒 をして 弛む 心な かれ。 例せば 日 

た ひら さ S もん じょ ,7 ふ&ま ぉづ こ-ろ 

蓬が 平の 左 衝鬥の 尉が もとにて, ラち 振舞 ひい ひしが ごとく.. すこしも 怖ろ 心な かれ • 

わ ii わかさの か A •* さかさ さ だ ほミけ 

和 田が 子と なりし もの、 若 狭 守が 子と なりし もの、 將門貞 任が 郞從 等と なりし 者、 佛に 

Ah いのら し なら ひ さ し ぢ や-,' 

なる 道に は あらね ども、 はぢを 思へば 命 を 死ぬ 習な り。 なにとなく とも 一度の 死 は 一定 



云々。 この 屮に 邪見の 家と. s. す は 誹謗 正 法の 家な り。 王 難に 値 ふ 等と 申す は惡 王に 生れ 

おめ { あた くわ こ つみ 

あ ふなり。 此の 二つの 大難 は、 各々 の 身に 當 つて 覺 えつべし。 過去の 謗 法の 罪を滅 せん 

とて、 邪見の 父母に せめられ させ 給 ふ。 又 法 華經の 行者 を あだむ 國主 にあへ り。 經文^ 

明たり、 經文 赫赫たり。 我が身 は 過去に 謗 法の 者な りけ る 事 疑 袷 ふこと なかれ。 此を 

、ひたが けいく じ ふ したが もんぐ わい 

疑って、 現世の 輕苦 忍びが たくて、 慈父の せめに 隨 ひて、 存外に 法華經 をす つるよし あ 

るなら ば、 我が身 地獄に 墮 つるの みならす、 悲母も 慈父 も 大阿鼻 地獄に 墮 ちて、 ともに 

かなし うた ひ だい ビ 5 しん ず .0 ぶん しん 

悲 まん 事 疑 なかるべし。 大道 心と 巾す はこれ なり。 各々 隨 分に、 法 華經を 信ぜられ つる 

ゆ ゑに、 過去の 重罪 をせ めいだ し 給 ひて 候 ふ。 たと へば、 || をよ くく 鍛 へば 庇の あ 

や は ひ こがね こん S -* 一 

ら はるよ がごと し。 石は燒 けば 灰と なる、 金 はやけば 3 具 金と なる。 此度 こそ まことの 御 

しんよ- フ ら しゅ: さ ふら せっせん さ- フじ 

信用 は あら はれて、 法 華經の 十羅; ^も 守護せ させ 給 ふべき にて 候 ふらめ。 雪山 童子の 前 

ゆん ら せつ たいしゃく . し びわう はミ び しゃもん てん ら せつこ. * ろ ふ 

に 現ぜし 羅剎 は帝釋 なり。 尸毗 王の 鳩は毗 沙門 天ぞ かし。 十羅; ^心み 給 はんがた めに 父 

«* みい た t しんじん 

母の 身に 入らせ 給 ひて せめ 給 ふこと もや あるらん。 それにつ けても、 信、 あさからん 事 

こラ くわい ぜんし 《- くつが こ. ひしゃ いましめ い t だ、 ^;し\ お:: 

は 後悔 あるべし。 又 前^3- の 覆へ す は 後車の 誠 ぞ かし。 今の 世に は 何となく とも 道、 も 起 

こ よ ぃミ ぃミ につ ほん たいく め 

りぬべし。 此の世の ありさま 厭 ふと も 厭 はれ じ。 日本の 人々 定 んで大 苦に 値 ひぬ と 

消息文 類 五八 一 



日蓮 上人 文 第 五八。 

佛の 末の 男, 一:^ 等 は、 勝 意 比丘と 申せし 持 *^ の佾 をた のみて, さ 根 比丘 を 笑 ひて こそ 無量 

こふ < ひだ ぢ つ 一く で し 1^ んな これ - , , 

劫が 間 地獄に 墮 ちつれ。 今 又 日 蓬が 弟子 擅那 等は此 にあ たれり。 法 華 經には 

じ よらい の に すら L やの 4- や 

i 如来 現在。 猶 多- 怨嫉; 況威度 後。 

又 云 はく、 

して あだ し じ 

一切 世 問。 多. 怨 難. 信 • • 

涅樂終 に 云 はく、 

橫, 死 侠; 訶喷罵 辱。 接 杖 閉繁。 飢餓 困苦" 受,, 如, 是等 現世 軽 報;, 不, m,, 地 SI, 等 云云 U 

? * つ:. * いおん や,, 

般泥 經に云 はく、 

衣服 不足。 飮食 sar 求, 財不" 利。 生- 貧賤 家 及 邪見 家; 或 遭- 王 難及餘 種種 人間苦 報; 

現世輕 受* 斯 由,, 護法 功德 力, 故 等 云云。 

もん われら わ こ >f もの > , . OA,um^ 

文の 心 は 我^ 過去に 正 法 を 行 じけ る 者に あだ をな して ありけ るが 今 かへ りて 信受 すれ 

ば、 , 去に 人 を 障へ たる 罪に て 未来に 大 地獄に 墮 つべき が、 今 iSfLi 正 法 を 行す る 功德强 

しゃ- たいく 4* ね こ ♦-•r く tr, や .1<. ひ f 

盛 なれば、 未来の 大苦を 招き 越して 少 苦に 爐 ふなり。 この 經 文に, 過去の 誹 誘に よりて 

やうく の 架 報を受 くろな かに、 或は 貧家に 生れ 或は 邪見の 家に 生れ 或は 王 難に SK^ 



ぜんじ る こんが ラ ち じ かく ちしょう ^6 

は, 善 無畏、 金剛 智、 不空、 弘法、 慈覺、 智證是 也。 又禪宗 へす かしお とす 惡友 は、 達 

磨、 慧 可等是 也。 又觀經 へす かしお とす 悪友 は、 善導、 法然是 也。 此は第 六 天の 魔王が、 

い ぜんにん くわん る に ミ 

智者の 身に 入って 善人 をた ほら かす 也。 法華經 第五の 卷 に、 「惡鬼 入,, 其 身,」 と說 かれて 

たミ ミラが く ぐわん ほん ひ みや. T- にい あくき しん 

候 ふは是 也。 設ひ 等覺の 菩薩 なれ ども、 元 品の 無明と 申す 大惡 鬼、 身に 人って、 法華經 

と 中す 妙覺の 功德を 障へ 候 ふ 也。 何に 況ゃ 其の 已 下の 人々 において を や。 又 第 六 天の 魔 

0-1 め こ おや なつ ミ こく わう ほ け き 7 

王、 或は 妻子の 身に 入って 親 や 夫 をた ほら かし, 或は 國 王の 身に 入って 法 華經の 行者 を 

おさ ふ ぼ か-ひや 5 しった たいし す 

嚇 し, 或は 父母の 身に 入って 孝養の 子 をせ むる 事 あり。 悉達 太子 は 位 を 捨てん とし 給 ひ 

ら _ ご ら はら, ま . じ や f ぼん わ...' う 44 しゅっけ 

しかば、 羅猴羅 孕れ てお はし ませし を、 淨餓王 此の 子 生れて 後出 家し 給へ とい さめられ 

ま お さ しゃり ほつ きんだ らぶっ ♦* つせ 

しかば, 魔が 子 を 抑留へ て 六 年な り。 舍利弗 は昔禪 多羅 佛と 巾せ し佛の 末世に、 菩薩 

の 行 を 立てて 六十 劫を經 たりき。 旣に 四十 劫 近づきし かば, 百 劫に て あるべ かりし を, 

第 六 天の 魔王 菩薩の 行の 成 ぜん 事 を 危殆し とや 思 ひけん、 婆羅門と なりて 眼 を 乞 ひし か 

ば、 相違な く 取らせたり しか ども、 其より 返す る 心出來 て, 舍利弗 は 無量 劫が 問 無 間 地 

f だい さラ ん おつ だんな く が. C び く 

獄に墮 ちたり しぞ かし。 大莊 嚴佛の 末の 六 百 八十 億の 檀那 等 は、 苦 岸 等の 四 比丘に た ほ 

ふじび く あだ む ^んぢ ごく へ し t おんわ 5 

ら かされて、 普 事 比丘 を 怨みて こそ、 大地 微塵 劫が 間 無間地獄 を 經しぞ かし。 師 子音 王 

消息文 類 五 七 九 



a 蓬 上人 文集 五 七 八 

-- を i んし, T- しん こ .》 ろ 5 しな 

惡 友,; 則 失 一, 本心,」 云々 • 本心と 申す は 法 華經を 信す る 心なり • 失 ふと 申す は 法 華 經の信 

心 を 引き かへ て、 餘經 へう つる 心なり • されば 經 1^ に 云 はく、 

然與良 藥* 而不 服 等 云云, 

天台の 云 はく • 

其. 失 一 P ^ 良藥; 而 不,, 有 服; 流,, 浪 生死; m, 逝 伦國, 云云, 

ほ J しん くじん が- r た-ひよ - つち こ らうし •* 

されば 法 華經を 信す る 人の 恐るべき もの は, 賊人强 盜夜打 虎狼 師子 等よりも 當 時の 

b-f 二 i け ひミ, f ォ r r 1 ゎラ しょ hsj-v 

蒙古の せめよりも * 法 華經の 行者 をな やます 人々 なり。 此の世界 は 第 六 天の 魔王の 所領 

•1 しいら、, 1 わ ラ けん ♦ く ろ. ひ 

なり。 一切衆生 は 無始 已来、 彼の 魔王の 眷展 なり。 六道の 中に 二十 £ 有と 申す 籠 を かま 

5. し め -こ はだし し 撃 くん そら は 

へて、 一切衆生 を 入る ぶの みならす、 妻子と 申す 鈇を うち、 父母 主^と. S. す SS を 空に 張 

り, 貪 瞋癡の 酒 をの ませて 佛 性の 本心 をた ほら かす • 但惡の 看の み をす,' めて, 三 悪道 

ふくぐ わ -k- ん しゃ i がい しん 

の 大地に 伏臥ゼ しむ。 たまく 善の 心 あれば 障碍 をな す。 法華経 を 信す る 人 をば、 いか 

にもして 惡へ墮 さんと 思 ふに、 叶 は ざれば やう やく 賺 さんがた めに 相似せ る 華厳 径 へお f 

S じ ち t/* a ふゴ、 つ ち **. ひく. OA ん にや * や 5 あくい-.' VU^M^.> 

としつ • 社 顧、 智 Bi、 法 蔵、 澄觀 等是 也。 又 般若 經 へす かしお とす 惡友は 嘉祥悄 

si 等是也 • 又 深 へす かし 墮す惡 友 は, ま 奖慈恩=疋 也 • 又大 as へす かし 惡友 



一 眼の 趣 5々l. 

大海 中 si 1 眼の 

龜ぁ リ、 又 海上 

は 一 浮. K あり、 

時々 浮-ひ 出づる 

0, 風に 動かさ 

れて 所定め &浮 

太に 値 ふこと 殆 

ど あり 難し との 

比晚 



1 一一 五の 塵點丄 11 

千 瞎點五 百の 塵 

點 



たて まつ こ き やう ミ ひ,.^】 かたき たミひ け 八 かめ ふ 

き 奉りぬ。 又 此の 經を佛 の ごとくに 說く 人に 値 ふこと は 難に て 候 ふ。 設 一服の 齙の浮 

ぼく も はちす ぃミ しゅみ せん おほそら か き T ミ 

木に は 値 ふと も, 莲の糸 を もって 須彌山 をば 虛 空に 懸く とも、 法 華 經を經 の ごとく 說く 

じ お八 だいし 6 んじ や- フ f みで し おんし 

人に あ ひがたし。 されば 慈 恩 大師と. & せし 人 は、 立 奘三藏 の 御 弟子、 太宗 皇帝の 御師な 

り。 梵漢を 空に 浮べ、 一切 經を 胸に 堪へ、 佛舍利 を 筆の さきより 雨ら し、 牙より 光 を 放 

ち 給 ひし 聖人な り, 時の 人 も 日月の ごとく 恭敬し、 後の 人 も 眼目と こそ 渴 仰せし かど も、 

傳敎 大師 これ をせ め 給 ふに は、 「雖, 讚= 法 華に 還 死 = 法 華や 等 云云」 言 は、 彼の 人の 心 

に は 法 華 經を譽 むと 思へ ども、 理 のさす ところ は 法 華經を ころす 人に なりぬ。 善 無 畏三 驟 

ケ わつ しこく うぢ やうな こく くらる しゅっけ てん ぢく しゅぎ やう けんみ つ 

は 月支國 烏仗那 國の國 王な り。 位 をす て 出家して 天竺 五十 餘の國 を 修行して、 顯密 二道 

き は かんさ &ん そうく わうて い しんご みし 

を 究め、 後に は 漢土に わたりて. 1^ 宗 皇帝の 御師 となる。 支那 日本の 眞言 師、 誰か 此の 人 

時に 頓死して 閻魔の せめに あ はせ 給 ふ。 



の 流 にあらざる。 か る 貴 き 人 なれ ども 

いかな りけ ろ 故と も 人 しらす。 日莲此 をかん がへ たる 

大日 經を 見て 法 華經に まされり と 云 ひしゅ ゑな- 



本 は 法 華經の 行者な りし. か、 

しャり ほつ もくれん ぢん てん 

されば 舍利弗 目 連 等が、 三 五の 塵點 

へ - .r*;v- ミ f ぎゃく ひ ほん ぎゃく ミが あ V/ ち しき 

を經 しこと は, 十惡五 逆の 罪に も あらす、 謀反 八 虐の失 にても あらす、 伹惡 知識に ig う 

しんじん ごんぎ ゃラ へ は 

て 法 華經の 信心 を やぶりて、 權經 にう つりし ゆ ゑな り。 天台 大師 釋 して 云 はく、 「若 sl= 



消 鹿 文 類 



五 七 七 



B 蓮 上人 文集 五 七 六 

ひ けんち _-7v ち- f 二 ふ 「ち し 

くれる 人 は 無間地獄に 墮 ちて、 一中 劫 を 經て後 は 又 かへ りて 生す • いかなる 事に や 候 ふ 

らん。 法華經 をす つる 人 は、 すつ る 時 はさし も 父母 を 殺す なんどの やうに、 夥 しく は 

A さ ふら a ゆん S 2 く た つ で< f たミひ 

見え 候 はね ども、 無間地獄に 墮 ちて は 多 劫 を經候 ふ。 設 父母 を 一人 二人 十 人 百 人 千人禹 

おくまん じん ころ U- 人て K こふ へ • 

人 十 萬 人 百 萬 人 僮 萬 人なん ど 殺して 候 ふと も. いかんが 三千 塵 をば 經候 ふべき * 一 

怫 一 一 佛十佛 百佛千 彿萬佛 乃至 億 萬佛を 殺したり とも, いかんが 五 百 塵點劫 をば 經候 ふべ 

き。 しかるに 法華經 をす て 候 ひける つみによ りて、 三 周の 聲 闻 が 三千 廑點劫 を轻、 諸大 

菩 a& の 五 百 塵 K:^ を徑候 ひける こと, おびた r しく 覺ぇ 候へ. 153 ^すると ころ は、 捧をも 

て^ 空 を 打てば 拳いた からす, 石 を 打てば こぶし 痛し。 悪人 を 殺す は 罪 あさし、 善人 

つ A t にん こ, メレ クーろ 

を 殺す は 罪 ふかし • 或は 柁人を 殺す は、 i を もって 泥 を 打つ がごと し, 父母 を 殺す は錄 

を もて 石 を 打つ がごと し。 鹿 を 吠 ゆる 犬 は、 頭 われす, 師子を 吹 ゆる 犬 は 腸く さろ * 

日月 を 呑む 條羅は 頭 七 分に われ、 佛を 打ちし 提婆は 大地 われて 入りに き • 所 封に よりて 

罪の 軽重 はありけ るな り" されば この 法華経 は、 一切の 諸彿の 眼目、 敎主釋 尊の 本師な 

り。 一字 ー點 もす つる 人 あれば, 千 萬の 父母 を 殺せる 罪に も 過ぎ、 十 方の 佛の 身より 血 

いだ こ S ふら ぢん てん へ , 

を 出す 罪に も 超えて 候 ひける 故に、 三 &の塵 點を經 候 ひけるな り。 此の 法華経 はさて 匿 



:; つん くだ 

て 一 塵 を 下し、 此の 如く 三千 大千は 界の塵 を 下し はてぬ。 さて かへ つて 下せる 三千 大千 

せ. J-,; く!;: お ふ 5 ぢん 5 ゥん も ら 

世 《^ と、 下さ *i る 三千 大千 世界 をと もに 押し 總 束ねて 又 塵と なし、 此の 諸の 廑を 以て 列 

ベ 置きて 一 塵 を 1 劫と して、 經盡 して は 又 始め 又 始め、 かくの ごとく 上の 諸 塵の 經 まし 

ぢん てん しゃ、 7 もん 》J やり ほつ か せ ふめ なんら うん 

たる を 三千 塵 點とは 申すな り。 今 三 周の 聲 聞と 申して 舍利 弗迦葉 阿難 羅云 なんど. &す人 

くわ こ ,《- んく こふ ぢん てんこ ふ だいつ うち しょうぶつ ほミけ 、 , * • . . 

人 は、 過去 遠 遠 劫 三千 塵點 劫の その かみ、 大通智 勝佛と 申せし 佛の 第 十六の 王子に て 

おはせ し 菩薩 まし ましき。 かの 菩薩より 法 華 經を習 ひける が、 惡 緣に賺 されて 法 華經を 

% つる 心 つきに けり。 かくして 或は 華厳 經 へ 墮ち 或は 般若 經べ 墮ち、 或は 大集經 へ 墮ち、 

お じんみ つき ゃラ ,v も _J んせ うじよ、 フき や. フ 

或は 涅槃 經へ墮 ち 或は 大日 經 或は 深密經 或は 觀經 等へ 墮ち、 或は 阿 含 小乘經 へお ちな 

ぜんこんつ 一 お 

んど しける ほどに、 次第に 墮 ちゆき て、 後に は 人 天の 善根 後に 惡に墮 ちぬ。 かくの ごと 

V- ん てんこ ふ ひ ゆん ぢ - ごく k 

く墮 ちゆく 程に 三千 塵點 劫が ST 多分 は 無間地獄 少分 は七大 地獄、 たまく に は IfE 餘 

V- ごく が さ ちくし 0- うし ゆら へ にん でん 

の 地獄、 まれに は 餓鬼 畜生 修羅なん どに 生れ、 大塵點 劫なん ど 經て人 天に は 生れ 候 ひけ 

り。 されば 法 華經の 第二の 卷に云 はく。 

に する こ W にくぶ が に もこ ミの にしが の 

. 常 處,, 地獄; 如, 遊,, 園觀; 在,, 餘惡 道; 如,, 己舍 宅, 等 云云。 

あく ミう くわつ ぢ - ごく お しゃ、 3 へ ぎゃく 

十惡 をつ くる 人 は 等 活黑繩 なんど e. す 地獄に 墮 ちて、 五 百 生 或は 一 千 II を經, 五 逆 をつ 

消 麻 文 類 五 七 五 



日蓮 上人 文集 



五 七 B 



八 萬 法 _«| 內容 

十二 SSSI 形式 

上よ 5W お 全 8- 

を M ぶ 



るに 至る 》 

• マ r S 



十一月 十 一 日 







蓬 花押. 



南條七 郎次郎 殿御 返事 



兄弟 鈔 



法 華經と 申す は 八 萬 法 載の 肝心、 十二 部經の 骨接^。 三世の 諸佛は 此の g を師 として 

®s ゲ& し、 十 方の 佛陀は 一 乘を 眼目と して 乘生を 引導し 給 ふ • 今 現に 經藏 に 入りて 此 

を 見る に、 後 漢の永 平より 唐の 末に 至ろ まで、 渡れる 所の 一切 經 諭に 二 本 あり • 所謂 i3E 

やく .Jt" やく 4 の? -» ぶ 人... \ 

譯の經 は 五 千 四十 八卷 也。 新 譯の經 は 七 千 三百 九十 九卷 也。 彼の 一切 經は皆 各々 分々 に 

隨 つて &第 一也と なのれり • 然るに 法華経と 彼の 經控 と, 引き合せ て 之 を 見る に 勝 劣 天 

地な り、 高下 雲泥な り。 彼の 經經は 衆 星の 如く、 法華経 は 月の 如し • 彼の 經經 は燈炬 星 

^"の 如く、 法華經は^^日§の如し。 此は總 なり。 別して 經 文に 入りて 此を晃 奉れば 二 

十の^^事ぁり。 第一 第二の 大事 は、 三千 塵 » 劫 五 百磨 點 劫と 中す 二つの 法 門 也 * 其の 三 

C ; V せ がい S ん 

千 塵點と 申す は、 第三の 卷化城 li 品と 申す 處に 出て 候 ふ。 此の 三千 大千 世界 を 林して 塵 

となし、 ss^ に 向って 千の 三千 大千 世界 を 過ぎて 一 塵 を 下む、 乂 千の 三千、 大千 世界 を 過 ざ 



り 候へば、 淚 もとまら す。 t ふ佛宗 と. 5. す は 亡 國の惡 法 也。 この 軍に は大體 人々 の 自害 を 

し 候 はんする 也。 善導と 申す 愚癡の 法師が 弘め はじめて 自! S をして 候 ゆ ゑに、 念佛 をよ 

しゅったい 4- んし i ぢ さい ほふし てんま モ る け- r. 

くく 巾せば 自害の 心 出来し 候ぞ。 禪宗と 中し、 當 時の 持 齋 法師 等 は 天魔の 所爲 也。 敎 

ゆ べつでん かみ ほミけ ものく る は あく ほふ し 3 ; 5, れつ 

外 別 傅と. e. して 祌も佛 もな しなん ど 申す 物 狂しき 惡法 也。 眞言 宗と. £• す 宗は、 本 は 下劣 

の經 にて 候 ひし を • 誑 惑して 法華經 にも 勝る なんど 申して 多くの 人々 大師 佾正 なんどに 

なりて、 日本 國に大 體充满 して、 上 一人より 頭 を かたぶけ たり。 これが 第一の 邪 事に 候 

むかし し たゾ 

ふ を、 昔より 今にいた るまで 知る 人な し。 徂傅敎 大師と 申せし 人 こそしり て 候 ひし かど 

お ほ ほ *t しら か は ほふ わ、 7 

も、 く はしく も 仰せられす。 さて は日莲 略. この 事 を 知れり。 後白河の 法皇の 太 政の 入道 

せ き ほふ わ- 3 か **,、 ら ま し,< ごん あく ほふ かん 

隙 歧 法皇 云々 ー に 責められ 給 ひし、 隱岐 法皇の 縑 倉に R けさせ 給 ひし 事、 みな 眞言 惡 法の ゆ ゑな り。 漢 

承 の era は 後 鳥 さ -^んそ、っくゎぅてぃほろ ^*まくら くだ 

羽 法皇の 北條氏 土に この 法 わたりて、. 宗 皇帝 亡びさせ 袷 ふ。 この 惡法嫌 倉に 下って、 當時 かま くらに 

ひば,^ ん とて 負 fa K fr つ, よ 

け 給 ひし を" ふ はやる 佾正法 印 等は是 也" これらの 人々 この 軍 を 調伏せば、 百日 戰 ふべき は 十 B に 縮り、 

せ はじ こ ゑ をし 

十日の いくさ は 一日に 攻めら るべ し。 今 始めて 申す にあら す。 二十 餘 年が 間 音も惜 ます 

よ: a おん ふみ こ. S か S ふら 

呼 はり 候 ひぬ るな り。 あな かしこ、 あな かしこ。 この 御文 は 大事の 事 ども 書きて 候 ふ。 よく 

ひミ よ きこしめ そし おも ほふ レ ら 

よく 人に 讀 ませて 閒 召せ。 人 も 請り 候へ。 ものと も 思 はぬ 法師 等な り。 恐々 謹言。 

消息文 頷 五 七三 



人 故 か KB 
の 室 ざみ 終 
璗 S て 正 

I cmt. 
死と 仰 I 
せ の 死 
る 動に 



B 蓮 上人 文集 五 七 二 

ば 或る 經に云 はく、 須彌山 は 崩る とも 大地 をば うち 返す とも, 佛には 妄語な しと 說 かれ 

たり。 日 は 西より いづと も、 大海の 潮 は滿ち 干す とも、 佛の 御言 は あやまり なしと かや 

其の _ど 此の 法華經 は佗經 にも 勝れ させ 給へば、 多寶 佛も證 明 し 諸佛も 舌 を 梵天に つけ 

たま じ てん さ ふら ミの *v さな こ ぶレ 

絵 ふ。 一字 一 點も 妄語 は 候 ふま じきに や。 せ、 の 上 殿 は 幼少く おはしき。 故 親父 は 武士な 

りし かど も、 あながちに 法 華經を 尊み 給 ひし かば、 臨終 正 念な りけ る. H うけ 給 はりき。 

おや ぁミ しんよ 5 こしゃ .1 り や i くさ かげ よろ 

其の 親の 跡 をつ がせ 給 ひて、 又 此の 經を御 信用 あれば, 故聖 iS いかに 草の 陰 にても 真び 

お ほす らん。 あはれ 活き てお はさば いかに 嬉し かるべき。 此の 經を 持つ 人々 は伦人 なれ 

ども, 同じ & 山へ まゐり あはせ 袷 ふ 也 。いかにい はんや 故聖靈 も、 f, 同じく 法 華 緩 を 

信じさせ 拾へば、 同じと ころに 生れさせ 袷 ふべ し。 ぃかなれば柁人は_,;^六十までも親と 

しらが わか おや tt や け-; くん . 、 P 

同じ 白髮 なる 人 も あり。 我 若き 身に 親に 早く 後れて 敎訓 をもう け 給 はらざる らんと 御 

こ lie- おし は. s- ttAlI *6{ たす ふケ に 

心のう ち 推量る こそ 淚も留 り 候 はね。 抑曰莲 は 日本 國を扶 けんと 深く おもへ ども, 曰 

ほんこく くに ほろ もち .プ <. たび. — あに 

本國の 上下 萬 人 一同に, 國の 亡ぶべき ゆ ゑに や、 用 ひられざる 上, 度々 怨 をな さるれば 

力 及ばす 山林に まじ はり 候 ひぬ。 大蒙 十; 3 國 より 寄せて 候 ふと 巾せば、 申せし|5^.を御用ひ 

あらば!: になん ど あはれ なり。 皆 人の 當 時の 壹岐對 馬の やうに ならせ 給 はん 事. 思 ひや 



m 

'き、 

文 
m 



五 
七 



iv 竞 T 心え ぞ 



人に 强 に 語らせ 給 ふべ からす。 若き 殿が 候へば 中すべし。 

上野 殿御 返事 

すみ ざけ ふ;. i つ t か 5 じ こ こんにゃく や * のい も こ カー は ラ た ミく しょう 

聖人 1 一管 柑子 一 籠、 接 装 十 枚、 薯親 一 籠、 牛 房 一 束、 種々 の 物 送り 給び 候 ふ。 得 勝 無、 

しょう ほミけ すな もち ひ く や, フ えんぶ だい あ 

勝の 二 童子 は、 佛に沙 の 餅 を 供養した てまつ りて、 閻浮提 三分が 一の 主と なる。 所 調 阿 

育 大王 これな り。 儒 童 菩薩 は 錠 光 佛に五 塞の 蓮華 を 供養した てまつ りて 佛 となる。 今 

の敎^ i 尊 これな り, 法 華 終の 第 四に 云 はく、 

て て を て のに してて にて の 4 'めんる が ににん の.^ 

有, 人 求,, 佛道; 而 於,, 一 劫 中; 合掌 在,, 我 前; 以,, 無 數偈, 讃。 ま 彼 讃佛, 故。 得,, 無量 功德; 

欺 美 持 經者ー 其福復 過, 彼等 云云。 

文の 心 は 佛をー 劫が 問 供養した てまつ るより、 末代 惡 世の中に 人の 强 に 惡む法 華經の 

VJ や、 f じ や く ぞく ミ たれ ひが こミ お ほ 

行者 を 供養す る功德 はす ぐれたり と說 かせ 給 ふ。 誰の 人の か i る 僻事 をば 仰せら るよ 

ラ たが お ほ うたが おんこ 

と 疑 ひお も ひ 候へば、 敎主釋 尊の 我と 仰せられて 候 ふ 也。 疑 はんと も 信ぜん とも、 御 

おんした おもて しきく き 

に まかせ まゐら する。 佛の御 舌 は 或は 面に 覆 ひ、 或は 三千 大千 世界に 覆 ひ、 或は 色究 

てん つ くわ こ *^ん{ 'ごふ ごス まう 一.」 

天まで も 付け 給 ふ。 過去 遠 遠 劫より このかた、 一 言 も 妄語の まし まさざる ゆ ゑ 也。 さ 



日蓮 上人 文集 



五 七 〇 



よ K_at、 SB の 



二子 |» 蒙, St 

!» の 兄条 



上野 殿御 返事 

が もく ミ つ. しゃ、 仁 を はん か まくら お 人こミ おも 

鶩目十 連、 か はの り ニ帖、 薑 二十 束 給び 候ひ畢 ぬ。 嫌 食に て かりそめの Si 事と こそ 思 

f わす .-i こ -' への S の 

ひま ゐらせ 候 ひしに、 思 ひ 忘れさせ 給 は ざり けろ 事 申す ばかりな し. 故 上野 欧だ にもお 

»5 な $ さふら おんか わか 

はせ しかば、 つねに 申しう け^ はりなん i 欧き思 ひ 候 ひつる に、 御 形見に 御身 を 若く し 

てと *t め ss かれけ るか。 すがたの 違 はせ 給 はぬ に、 御 心さへ 似られけ る 事 云 ふば かりな 

し。 法華經 にて 佛に ならせ 給 ひて 候 ふと 承 給 はりて、 御 墓に まるり て 候 ひしな り. 又 こ 

t.7 こ ミ し け かち はじ さんち- フ このは L - 

の 御 心 ざし. TO. すば かりなし。 今年の 飢 沿に 始めた る 山中に 木の もとに 木 葉う ち » きたろ 

やうなる 住家、 思 ひやら せ 給へ • このほど 讀み候 ふ 御 終の 一分 を, 故 殿へ 通 向し まゐら 

し 候 ふ。 あはれ 人 はよ き 子 は 持つ ベ かりけ る もの かなと, 淚 かき あへ す こそ 候 ひし。 妙 

しゃ .r- 、一ん わ-つ ふたりの, C こ わ 5 こ ,-' への さの ザ 人に A ^ に、 

莊厳王 は 二 子 に みちびかろ • かの 王は惡 人な り" 故 上野 殿 は 善人な り. 力れ には^る 

ベ くもなし。 無 妙法 蓮華 終 南無 妙法 莲華 經。 

七月 二十 六日 日 莲 花押 

御 返事 



も とる し噩 

m す i て 山 

I こ 頃 を 

« と! IS 期 

房 を 山し 

园 目に I 
的 生死 



は, r、 御 迎にま ゐり候 もや あらんす らん。 又 さきに 行かせ 給 は r、 日蓮 必す 閻魔; i§ 王 

く は こ こミ そら-ご ミ もん 

にも 委しく. & すべく 候 ふ。 此の 事 少しも 虛事 あるべ からす。 日莲. 法 華經の 文の 如くな 

つ、.' モく あ ない レャ しんじん ご ぜ に 

らば、 通 塞の 案内 なり。 只 丁む に 信心お はして 靈山を 期し 給へ。 錢と云 ふ もの は 用に 

へん かく やみ ミ もしび わたり ふね 

したがって 變 するな り。 法 華 經も亦 復是の 如し。 喑には 燈 となり、 渡に は 舟と なり. 

みづ ひ * もし ゆん ぜ あんのん- ピじ やう ぜんしょ 

或は 水 ともなり、 或は 火 ともなり 給 ふなり。 若然 らば 法 華經は 現世 安穩 後生 善處 の御經 

にほん こく あんし ラ か くに あま てらす お ほみ かふ すみ, V 

なり。 其の上 日蓮 は 日本 國の 中には 安 州の ものな り。 總 じて 彼の 國は天 照 太 神の 住 初 

め 給 ひし 國 なりと いへ り。 かしこに して 日本 國を さぐり 出し 給 ふ。 安房の 國御廚 なり。 

しかも 此の 國の 一 切 衆生の 慈父 悲母 なり。 かよる いみ じき 國 なれば 定んで 故ぞ候 ふらん。 

いかなる 宿 習に て や 候 ふらん 。日蓮 又 彼の 國に 生れたり、 第一の 架 報なる なり。 此の 消 

息の 設 にあら ざれば 委しく は 書かす。 但 おしはかり 給 ふべ し。 能々 諸 天に 祈り 申す ベ し。 

信心に 倦 かなく して 所願 を 成就し 給へ。 女房に もよ くく 語らせ 給へ。 恐々 謹言。 

二月 二十 一日 曰 蓮 花押 

彌源 • 太 殿 御 S 



消息文 額 五六 九 



しへ り S S l^f 

と S の O ' r 

SfeO の み f 

ふよ を tt h 1 

こり 《 I 4 * 

と fe レ S *5 

り 給と ま 



n 蓮 上人 文集 五六 < 

むし VI く it ねす み ねこ これ 

り。 譬 へば 夏の 蟲の 火に 飛び 燒り、 粟が 貌の 前に 出で たるが 如し。 是 あに 我が身 を 知り 

よ-つじん し や 5 しかしな が びやく にん ぃレ 

て 用心せ ざる 畜生の 如くに あらす や。 身命 を 失 ふ 事 倂 ら 心より 出れば 僻 人 也 • 但し 石 

く "た ひ にく ffe- あ ぢはひ ミ す. はね 

は 玉 を ふくむ 故に 碎 かれ、 鹿 は 皮肉の 故に 殺され、 魚 は 味 ある 故に?^ らる。 零 は 羽 あ 

じ よにん ふめ かたちよ かなら か 

る 故に やぶらる。 女人 は 容貌 美け れは必 すねた まる、 此の 意なる べき 賴。 日 蓬 は 法華經 

の 行者なる 故に、 三 類の 强敏 あって 種々 の 大難に あへ り。 然るに かよる 者の; 1^ 子槽 邦と 

ならせ 給 ふ 事、 不思議 也。 定めて 子細 候 ふらん。 相楕 へて あ々 御 信心 候 ひて 靈山淨 土へ 

f 一 き た 5 おんたち かたな おく 

まゐり 給へ。 又 御祈禱 のために 御太刀、 同じく 刀、 あはせ て 二つ 送り 給 はって 候 ふ。 此の 

たち かぢ r お ぼ *At くに おに, ゥ やつる y い .\.7 かん 

太刀 は、 しかろ べき 殿 冶 仕り 候 ふ 撖と覺 え 候 ふ。 天國 或は 鬼 切、 或は 八劍、 異朝に は、 千 

將莫耶 が 劍に爭 でか 異 るべき や。 此を法 華 經にま ゐらせ 給 ふ。 殿の 御 もちの 時 は 悪の 刀、 

ぶつ ザん ぜん たミ ビ5 し 人 おこ ,M ミ ふ し 

今佛 前へ まゐり ぬれば 善の 刀なる べし。 譬 へば 身の 道心 を 起した らんが 如し。 あら 不思 

y 了 たな つ *1 しょぶ つ ほっしん 

議ゃ 不思議 や。 後生に は 此の 刀 を 杖と たのみ 給 ふべ し。 法 華經は 三世の 諸佛發 心の 杖に 

t r つ ai はしら たの け は や t 

て 候ふぞ かし • 但し 日莲を 杖柱と も 頼み 給 ふべ し。 te^ しき 山 あしき 道、 つ ゑ をつ きぬれ 

た ふ こ •、* しで や t つ * 一ば レら 

ば 倒れす。 殊に 手 を ひかれ ぬれば まろぶ 事な し。 南無 妙法 蓬 華 經は死 出の 山に て は杖拄 

となり 給へ。 釋迦佛 多 寶佛、 上 行 等の 四 菩薩 は 手 を 取り 給 ふべ し。 日 蓬 さきに 立ち 候 



の 乙と 

同居 3? 土 13i 土 

の 中 は善惡 同居 „ 

チる乙 と 



ぐん いくさ 



一二 災— 水災、 火 



貞當は 十二 年に やぶれぬ。 將門は 八 年に 傾きぬ。 第 六 天の 魔王 十 軍の 軍 を 起して、 法 華 

經の 行者と-生 死海の 海中に して 同居 稳土を 取られ じ 奪 はんと 爭ふ • 日蓮 其の 身に あ ひ あ 

だい ひや 3 しりぞ でしら 

たりて 大兵 を 起して 二十 餘年 なり。 日蓮 一度 も 退く 心なし。 しかりと いへ ども、 弟子 等 

檀那 等の 中に 臆病の もの、 大體 或は 落ち 或は 退 轉の心 あり。 尼 御前の 一 文 不通, の 小心に、 

今まで 退かせ 給 はぬ 事 申す ばかりな し。 其の上 自身の 使 ふべき ところに、 下人 を 一 人付 

けられて 候 ふ 事、 定めて 釋迦 多寶十 力 分身の 諸 佛も御 知見 あるか。 恐々 謹言。 

九月 十九 日 日莲 花押 

辨殿尼 御前 巾 給 

彌源太 殿 返事 / 

モ も- \ にちれん びやく じん ぶ b しゅくん 

抑 日蓮 は 日本 第一 の 僻 人 也。 其の 故 は、 皆 人の 父母よりも たかく、 主君よりも 大事に、 

思 はれ 候 ふところの 阿彌 陀佛、 大日 如來、 藥師等 を 御 信用 ある 故に、 三災 七難 先代に こ 

てんぺんち えう す ゆ ゑ けっく こんじ や. フ ほろぼ そこ; i 

え、 天 變地夭 等 昔に も 過ぎたり と 申す 故に、 結句 は 今生に は 身 を 亡し 國を敗 ひ、 後生に 

は 大阿鼻 地獄に 墮ち給 ふべ しと、 一 日 片時 もた ゆむ 事な く 呼り し 故に、 かよる 大難に あへ 



消 文 類 



五六 七 



H.*l 法 辜 はよ 

o- て 成 w せ 10 八 



身 I 身 はっけ 



日蓮 上人 文集 



五六 六 



以,, 顯本遠 壽, 爲_- 其 命; 

と 釋し給 ふ 

此の 御本尊に 祈念せ しめ 給へ 

又 し 候 ふ 



經王 御前に は SI も轉 じて 幸 となるべし。 あ ひか まへ て斜 信心 を 出し、 

き ねん r* ャ じゅ じ, <'**A ごぐゎんにょレゃミ&ゃ-っち^?んザ あんのん, 

何事 か 成就せ ざるべき T 充满其 願 如 淸涼池 現世 安穩後 



ザん しょ 

生 善處」 疑な からん 



當國の 大難 許り 候 は,. -、 いそぎい そぎ 錄 食へ 上り 見 

ふ 



參 いたすべし。 法 華 終の 功力 を 思 ひやり 候へば、 不老不死 目前に あり 

めい it ケ が 5 じ や 5 

命 計り 也。 天た すけ 給へ と强 盛に. &し候 ふ 



じ や ミく ぶにん り f じょ <ミ 

淨德 夫人、 龍 女の 跡 をつ がせ 焓へ 



た *i 歎く 所 は 露 

南無 妙 



法 ISi 華經 南無 妙法 蓬 華經。 

八月 十五 日 



あな かしこ、 あな かしこ。 



經王 御前 御 返事 



日莲 花押 



辨殿尼 御前 御 書 

べん タの 

しけければ と *t む, 辨 殿に C. す, 大師 講を行 ふべ し。 大師 取って まゐら せて 候 ふ。 

三 郞左衞 門 殿に 嫉ふ。 御文の なかに、 涅獎經 の 後 分 ニ卷、 文句 五の 本末、 授決 集の 

♦-5 ご ず- OLA 

抄の上 卷御隨 身 あるべし" 



師子 王. 一た.„»獅 

子の *J i 

前 一一 一 後 一 に 

一 11 度 後に 1 度と 

身拫 をす る こ と 



愛 愛 明 王 

は 愛の神 

» 沙門-.,. 四天王 

一 、 多 聞 天と 

ふ、 福の 神 



たる 錢、 山海 を尋 ぬろ とも H 蓮が 身に は、 時に 常り て 大切に 候 ふ。 夫に ついて 經王 御前の 

にち ケゎ つてん せんじつ t ほりし ほし はな 

事、 二六時中に 日月 天に 祈り. m- し 候ふ。 先日の- > 暫時 も 身 を 離さす たもら 給へ。 其の 本 

尊 は fi- 法 像 法 二 時には 習へ る 人 だに もな し。 まして 書き 顯し泰 る事絕 えたり。 師子王 は 

あり こ たけ W いき ほひ 

前 三 後 一 と 申して. 蟻の 子 を 取らん とする にも、 又猛 きもの を玲 らんと する 1^ も、 勢 

こ £ おな し S つ 一 3 ほん ん した S 

を 出す ¥ はた, i 同じき 事 也。 日蓮. is たる 虛の 御本尊 を 認め 參らせ 候 ふ 事 も、 師子 王に 

劣る ベから す。 經に云 はく、 「師子 奮迅 之 力」 とは是 也。 又 此の 曼荼羅よ くく 信ぜ させ 

給 ふべ し。 南無 妙法 蓮華 經は師 子吼の 如し。 いかなる 病 障 をな すべき や。 鬼 母 神、 十 

ら せつに よ だいもく しゅご さい は ひ あいぜん び 

羅; S 女、 法 華 經の題 g を 持つ もの を 守護す べしと 見えたり。 幸 は 愛染の 如く、 福は毗 

沙門の 如くなる べし。 いかなる 處 にて 遊びた はぶる とも、 恙 あるべ からす。 遊行して 畏 

なき こと 師子 王の 如くなる べし。 十羅剎 女の 屮 にも 皐諦 女の 守護 深 かるべき 也。 但し 御 

つるぎ す e もち ほけ き で フ つるぎ 

信心に よるべし。 劎 なんども、 進まざる 人の ために は 用 ふる 事な し。 法 華 經の劍 は 信心 

けな ナ もち おに かな ぼ,..' た ** しひ そ か 

の 勇なる 人 こそ 用 ふる 事 なれ。 鬼に 鐵棒 たるべし。 日莲が 魂 を 墨に 染めな がして 書き 

て 候 ふぞ。 信じさせ 給へ。 佛の 御意 は 法華經 也、 日 蓬が たまし ひ は 南無 妙法 蓮華 經に過 

ぎた る はなし。 妙 樂;; ム はく、 



消. 《 ^文 



五六 五 



日蓮 上人 文集 五六 四 

たるらん 行 如来 事 を も 行す るに なりなん • 多黉塔 中に して ニ佛拉 坐の 時、 上 行 菩薩に 

.た いもく じ ュ^^ ひろ これ おんつ ひか 

讓り給 ひし 題目の 五 字 を 、日蓮 粗弘め G. すなり。 此卽ち 上 行 菩薩の 御 使 ST 貴 逢 又日莲 

しよ にん これ ぁじも づ-> しん 

にしたがひて法華經の行^|^1として諸人にかたり絵ふ。 是豈 流通に あらす や • 法 華 經の信 

じん ほ ひやす じ や 3 li ぃレん りき 

心 を 通し 拾へ。 火 をき るに 休み ぬれば 火 を 得す。 强 盛の 大信カ をいだ して, 法華宗の 四 

で -.-s ん 一 か*? 、らち- ク ないし くち 

條金吾 四條金 吾と、 嫌 食 中の 上下 萬 人 乃至 日本 國の 一切衆生の 口にうた はれ 給へ。 あし 

き 名 さへ 流す, 況ゃ よき 名 を や。 何に 況ゃ 法華経 ゆ ゑの 名 を や • 女房に も 此の 由 を 云 ひ 

含めて 日月 兩眼 左右の 翼い 調 ひ 給へ • 日月 あらば 冥途 あるべき や. 兩眼 あらば 三 佛の顔 

貌拜 見; 疑な し。 左. S? の つばさ あらば 寂 の寶 刹へ 飛ばん 事 須臾;^ 那 なるべし • 委し 

く は 又々 e. すべく 候 ふ。 恐惶 謹言。 

五月 二日 H" 莲 花押 

四 條金吾 殿 I 事 

經王 殿御 返事 

お A; な ミづれ れざ 仁 なに ちょ, t^i 

其の後 御 音信き かま ほしく 候 ひつる ところに、 態と 人 を 送り 絵び 候 ふ。 义 何よりも 重资 



優 s< 塞 —淸 信± 

と譯す 



C すの を か. * めん S をして せり .,; かに する こ i を ^ 

每 自作,, 是念; 以. 何 令, 衆生 得, 入,, 無上 道; 速成,, 就 佛身; 

方便 品に 云 はく、 . . 

世間 相 常住。 

等 は 此の 意なる べし。 かくの 如く 法 體と云 ふ も 全く 餘には 非す、 た r 南無 妙法 莲華經 の 

事な り。 かよる いみ じく 尊き, 法華經 を、 過去に て 膝の 下に 置きた てまつ り、 或は 侮り 顰 

蹙み、 或は 信じ 奉らす、 或は 法 華 經の法 門 を 習うて 一人 をも敎 化し 法 命 をつ ぐ 人 を、 恭 

心 を もて、 左に 寄せ 右に よせ 謔 弄 ひ、 或は 後生の 勤 なれ ども、 先 今生 かな ひがた けれ 

ば、 しばらく さし 置 けなん どと 無 s;aii にい ひ 疎め 誇ぜ しに 侬 つて、 今生に 日莲 種々 の 大難 

に 逢 ふなり。 諸 經の頂 上 たる 御經 を、 低く 匿き 奉 る 故により て、 現世に 又 人に 下け 

—もち , ひ S ぽん したし こ-ろ ふ びん 

られ用 ひられざる なり。 譬諭 品に、 人に 親み つくと も、 人心に いれて 不便と 思 ふべ から 

すと 說 きたり。 然るに、 貴 邊法華 經の行 * となり、 結句 大難に も あ ひ, 日蓮 を もた すけ 

給 ふ 事、 法師 品の 文に T 遣 化 四 衆 比丘 比丘尼 優 婆 塞 優 婆 夷」 と說き 給. ふ。 此の 中の %婆 

そく たれ さ き しんじゅ 5 か 

塞と は 貴邊の 事に あら すん ば 誰 を か 指さむ。 すでに 法を閒 いて 信受 して 逆 は ざれば なり。 

不思議 や 不思議 や。 若然 らば、 日蓮、 法 華經の 法師なる 事 疑 なき 鳅。 則ち 如來 にも 似 



消息文 額 



五六 三 



日蓮 上人 文集 



五六 二 



SIS. s: 

境 i 主鸛、 內智 



てまし. ます なれば i きなり。 經に云 はく T 諸佛智 慧甚 深 無 云云」 此の 經 文に 諸 佛とは 

十 方 三世の 一切の i£i、 眞言 宗の 大日 如来. 淨土宗 の 阿 彌陀, 乃至 諸宗諸 經の佛 菩薩、 

\ ら、 そ-ひしょぶ つ しゃか 仁 よらい ミゎ •» i 

過去 来 I 現在の 總 諸佛, 現在の 釋迦 如来 等 を 諸 佛と說 き 搴 けて、 次に 智慧と いへ り。 此 

によく わじ ャ5 ほ つた い 1* つたい なじ ? 

の智 養と はなに も のぞ。 諸 法實相 十如果 成の 法體 也- 其の 法 體とは 又 何も のぞ • 南無 妙 

し 0. く じん, しょほ ふじつ 5*f 

法 蓬 華經 i5 なり • 釋に云 はく、 實 相の 深理、 本冇の 妙法 蓮華 經 といへ り • 其の 諸 法實相 

と 云 ふ も釋 迎多寶 の 二 佛と習 ふなり。 諸 法 をば 多寶に 約し、 實相 をば 釋迦に 約す。 是乂 

き や 3 ち に ? や.. 'ち ふ P 

^1?3曰のニ法也。 多寶は 境な り、 釋 迦は智 なり。 境智而 二に して、 しかも 境智 不二の. S: 證 

こ ら なんな .>* くぼ だいしゃ じ そ,、 ね はん I 

なり。 此等は ゆ i しき 大事の 法 門 也。 頃權卽 菩提 生死 卽 と 云 ふ もこれ なり まさし 

ミな tt ん な.> そく ぽ だいしゃ. 7 じそくね はん い 

く 男女 ダ會 のとき、 南無 妙法 法 華 經と唱 ふるところ を、 烦惱卽菩提生死卽、沒*^£云ふな 

しゃ レ tft い さミ ほか ふ ゆん! L やへ 7 

り • 生死の 當體 不生不 威と 覺 るより 外に 生死 卽涅 33^ はなき なり. 普資轻 に 云 はく 

< を れ をて む- こ を 4* す 4* 

不 ,斷= 煩權; 不"! si= 五 欲; 得" 淨_- 諸 根; 威-除 諸 罪; 

止 に 云 はく、 

無明 塵 勞卽是 菩提" 生死 卽! 5i:*r 

賁:: ail 品に 云 はく, 



樓那 I 欖那院 の 

« 運憧正 

n 、む ls<5 院の 

瓶 信佾都 

情 貨一增貿 上人 

なる ベ し 



四 條金吾 殿御 返事 



しょなん おん ミぶら ひ こ: ろざし 

日 莲が諸 難に ついて 御 訪、 今に はじめざる 志 ありがたく 候 ふ。 法 華經の 行者と して か 

だいなん くや しゃ. 7 し さ ふら 

かる 大難に あ ひ 候 ふ は 悔しく おも ひ 候 はす。 いかほど 生 をう け 死に あ ひ 候 ふと も、 是ほ 

くわ は-.' あく しゅ いま しゃ. -' じせつ だん .7 

どの 粱 報の 生死 は 候 はじ。 又 三惡四 趣に こそ 候 ひつら め。 今 は 生死 切斷 し, 佛架を 得べ 

てんだい でん ゆ. 1 しゃくもん り 一 ひろ 

き 身と なれば よろこばしく 候 ふ。 天台 傅敎 等は迹 門の 理の 1 念 三千の 法 門 を 弘め給 ふす 

んしっ ぎ しん ゑんち よ...' じかく さう でん ひろ 

ら、 なほ 怨嫉の 難に あ ひ 給 ひぬ。 日本に して は傳敎 より 義眞圓 澄 慈 覺等相 傅して 弘め袷 

だい 3 す じ ゑ だいし おんで し にんな ゑ しん そ.,' が 

ふ。 第 十八 代の 座主、 慈慧 大師な り。 御 弟子 あ. また あり。 其の 中に 擅那, 禁心、 僧賀、 

ぞ As わ J* だんな モラ じ やう つ ろ! しんそ 5 づ 

禪瑜 等と 申して 四 人 まします。 法 門 又 二つに 分れたり。 檀那 佾正は 敎を傳 ふ、 慧心佾 都 

は颧を まなぶ。 されば 敎と觀 と は 日月の ごとし、 敎は あさく 觀は ふかし。 されば 檀那の 

法 門 は ひろくして あさし, 養 心の 法 門は狹 くして ふかし。 今日 蓮が 弘通 する 法 門 は、 せ 



ばき やう なれ ども はなはだ 深し。 おの 故 は 彼の 天台 傳敎 等の 所弘の 法より は 一 重立ち 入 

ほ 八 b んじ ゆりや- r ほん じ し や 5 *f* 

りたる 故 也。 本 門壽量 品の 三 大事と は是 也, 無 妙法 蓮華 經の七 字ば かり を 修行す れぱ狹 

きが 如し。 され ども 三 S の 諸佛の 師範、 十方薩 塊の 導師、 一切衆生お 成佛 道の 指南に 



消息文 類 



五六 



n 生 n«l ほ 生 



日蓮 上人 文集 



五六 



法 を 稗 信用 ある 世に 生れて、 日 建が 大難に 值 ふこと は 法 道に 似たり。 各 ゎづ かの 御身 

と 生れて 嫌 食に 居ながら、 人目 を も 揮ん す 命 をも惜 ます 法 華 轻を御 信 W ある 事、 た, t 事 

ともお ほえす。 但 推量る に 渴れろ 水に 玉 を 入れ ぬれば 水の 滂む がごと し。 知らざる 事 

をよ き 人に 敎 へられて 其の まよに 信用せば、 道理に きこ ゆるが ごとし。 釋 迦佛、 $^ 

0. 藥 王菩阔 宿 王 華 菩薩 等の 各々 の斜 心中に 人り 絵へ るか。 法 華經の 文に * 閻浮提 に 

此の 經を 信ぜん 人 は 普 贤 菩薩の 斜カ 也と 申す、 是な るべ し • 女人 はたと へば 藤の ごとし * 

は 松の ごとし。 須臾 も はなれ ぬれば 立ち あがる 事な し • はか しき 下人 もな きに, 

かよる ^ れ たろ 世に 此の 殿 をつ か はされ たる 心 ざし、 大地よりも あっし。 地 神 定めて し 

りぬ らん • 虚空よりも 高し、 梵天 帝釋も 知らせ 給 ひぬ らん。 人の 身に は 同 生 同名と 巾す 

ゲ 天生ろ 時より つけさせ 袷 ひて, 影の 身に 隨ふ がごと く 須2< も はなれす * 大罪 

小 罪が 功德小 功德、 すこしも 遺さす 代る が はる 天に 上りて 申し 候 ふと、 佛說き 給 ふ。 此の 

こミ てん しろし * たの 

事 はは や 天 も 知 召しぬ らん。 頼もしよ. たのもしよ 、j 



四月 日 



日 j«i 花押 



四 條金吾 殿 女房 御 返事 



べし。 

同 生 同名 御 書 . 

おん ふ ふ ミ 5 ら ラタの つねよ も ら, J 

此の 钢文は 藤四郞 殿の 女房と, 常に 寄り合 ひて 御覽 あるべ く ri^ ふ。 

お i や A : よ: ん 

大闇 をば 日輪 やぶる。 女人の 心は大 闇の ごとし。 法 華經は S 輪の ごとし。 は 母 をぎ 

らす、 母 は 幼子 を 忘れす。 釋迦佛 は 母の ごとし。 女人 は の ごとし。 二人た が ひに 

へ ばす ベ て 離れす。 一 人 は 思 へ ども 一 人 思 は ざれば、 或と き は 逢 ひ ある 時 は 逢 はす。 <g 

は 思 ふ ものの ごとし。 女. < は 思 はざる ものの ごとし。 我等 佛を思 はく いかで か mis 

見え 給 はざる べき。 石を珠 といへ ども 珠 とならす、 珠を 石と いへ ども 石と ならす。 g ぎ g 

の當 世の 念 佛等は 石の ごとし。 念 佛は法 華 經ぞと iT すと も 法華經 等に あらす。 又 法華經 

を i ると も 珠の石 とな らざ るが ごとし。 昔唐國 に徽宗 皇帝と 申せし 惡 おあり, . 道士と 

申す ものにす かされて- 佛像經 卷を失 ひ 憎 尼 を 皆 遠 俗せ しめしに、 一 人と して!^ g せ ざ 

ほ- 451- フ !3,フ ち 上く せ お *V 、 •> ^ » a 

る ものな かりき- 其の 中に 法 道 三蔵と 中 せし 人 こそ 敕宣を 畏れす して、 面に W が を || か 

**, つなん to 二ろ ,ま ぎん i • . 

れて江 南と 申せし 處へ 流されて 候 ひし か。 今の 世の 禪宗と 由す 道士の: 法 門の ゃラ なる 惡 

消 文 類 五 五 九 - 



日蓮 上人 文集 



五 五八 



す け 5.1- ん かしこ びやく にんら 

起して 法 華 經を捨 つるの みならす、 かへ りて 日 蓬 を敎訓 して 我 賢し と 思 はん 僻 人 等が、 

ねんぶつ も ぴ ふ ひん *5 しゆら ケ ,1 

念彿 者よりも 久しく 阿 鼻 地獄に あらん 事、 不便と も e. す 計りな し。 條羅 が、 佛は 十八 界 

我 は 十九 界と云 ひ、 外道が 云 はく、 佛は 一 究竟 道、 我 は 九十 五 究竟 道と 云 ひしが 如く、 日 

ISi 御 房 は 師匠に て はお はせ ども、 餘に剛 し、 我等 は 柔に法 華 經を弘 むべ しと 云ん は、 

ほたる ありづか くわ ざん くだ せいか 5 r かい i-sly ら A- ほ 5 h.b 

螢火が 日月 を わら ひ、 iB» が 華 山 を 下し、 井江が 河 海 を あなづり、 烏 ar か 驚 敏を笑 ふな 

るべ し、 笑 ふなるべし。 南無 妙法 蓬 華經。 

日蓮 花押 

日 蓬 弟子 擅郝等 御中 

人も洩 るれば 很 ありぬべし * 此 

ふ A より- e れ うけん * けん 

の 文 を、 心 ざし あらん 人々 は 寄 合うて 御覽じ 料簡 候 ひて、 心なぐ さませ 給へ, 世間 

に まさる 歎 だに も出來 すれば 劣る 歎 は 物なら す • 當 時の 軍に 死す る 人々 實不實 は 匿 

いく a く い ざ は にふだ,..' さ ベ じふ だ いはの ベ や *4 しろ 

く, 幾 か 悲し かるらん • 伊澤の 入道 酒 部の 入道い かにな りぬ らん, 河邊の 山城 得 

きつ t> てん ぢ 0- うぐわん やい *1ラ 

行 寺 殿 等の 事い かにと 書付け て 給 ふべ し • 外典 寄の 貞 觀 攻 要すべ て 外典の 物語, 

八 宗の相 傅等此 等が なくして は 消息 も かよれ 候 はぬ に, かま へ て かま へ て iSs び 候 ふ 



文 永 九 年 ; gS 三月 二十日 



3 タ 、プへ めん? * わ づらひ 

渡の 國は紙 候 はぬ 上、 面々 に 申せば 煩 あり、 



るが 如くなる 御經 を、 或は 上け 或は 下して 嘲喷 せし 故に、 此の 八 種の. K 難に 値る 也。 此 

の 八 種 は 盡未來 際が 間、 r つっこ そ 現す ベ かりし を、 日蓮つ よく 法 華 經の敵 を 貴む るに 

よって 一時に 聚り 起せる 也。 譬 へば 民の 鄉郡 なんどに あるに は、 いかなる 利錢を 地頭 等 

お ほ せ ねん C い きそ おこ 

に愤せ たれ ども、 いたく 責めす 々にの ベ ゆく。 の 所 を 出づる 時に 競 ひ 起る が 如し。 

r 斯. S 護法 功德カ 故」 等は是 也。 法 華 經には r 冇諸 無智 人惡ロ 罵詈 等 加 刀 杖 瓦 石 乃至 向國 

王 大臣 婆羅門 居士 乃至 數數 見擯 S 等 云云」。 獄卒が 罪人 を 責めす ば 地獄 を 出 づる者 難 かり 

なん。 當 世の 王臣 なくば 日 蓬が 過去 謗 法の 重罪 消し 難し。 日莲は 過去の 不輕の 如く、 當 

世の 人々 は 彼の 輕 毀の 四 衆の 如し。 人 は替れ ども 因は是 一也。 父母 を 殺せる 人 異なれ ど 

む けん ぢ 1* 一く いん しゃか ぶつ 

も、 同じ 無間地獄 におつ。 いか なれば 不輕の 因 を 行 じて、 日 蓬 一人 釋迦佛 となら ざるべ 

き。 叉 彼の 諸人 は跋 陀婆羅 等と 云 はれ ざらん や。 但千劫 阿 鼻 地獄に て 責められん 事 こそ 

不便に はお ほ ゆれ。 是を いかんと すべき。 彼の 輕 毀の 衆 は、 始 は説ぜ しか ども 後に は 信 

ぶく H'.o じラ つみ めつ ころ. だいく .7 

伏隨從 せりき。 罪 多分 は滅 して 少分 おりし が、 父母 千 人殺した る 程の 大苦 を受 く。 常世 

しょ にん ひろがへ ひ S ほ. c: りす こふ へ ぢん てん おく 

の 諸人 は 翻 す 心なし。!. 譬喩 品の 如く-無 數劫を ゃ經ん すらん。 三 五の 塵 點をゃ 送らん す 

J れ はさて 匿き ぬ。 日蓮 を 信す る やうな りし 者 どもが、 日蓮が 斯く なれば 疑 を 



らん。 



消息文 親 



五 五 七 



日-蓮 上人 文集 



五 五六 



あなど pij» る 



ける^!^^の弟子と成りけん、 かょる國に生れけん、 いかになる べしと も 費えす * 般泥 ー但 終に 

云 はく、 

にらん 二の の V ^ はれ せ t1 し i.0 i 

善 男子。 過去 作,, 無量 諸 罪 種種 惡業; 是諸 報。 或 被,, 軽易; 或形狀 醜陋。 衣服 不 V 足 飮 

食蟲 疎。 f 財不, 利。 生-, 貧賤 家 及 邪見 家; 或 逍>- 王 難- 等 云云。 

又 云 はく、 

及餘 種種 人間苦 報。 現世 軽受, 斯山 1 護法 功德 力- 故 $1 すム 云" 

此の 經文 は、 日莲が 身な くば 殆ど 佛の 妄語と なりぬべし。 一 に は 或被輕 易, 二に は 成形 

狀 醜陋、 三に は 衣 ^足. 四に は I 食 豪疎、 五に は 求 財 不利、 六に は 生貧賤 家、 七に は 

及 邪見 家、 八に は 或 遭 王 難 等 云々" 此の 八 句 は 只 日蓮 一人が 身に 感ぜり。 高山に 登る 者 

^ I V 5 V % ひ き や- r- やく y ャ ,* 'じ や.!. 'た、 つ 一ん 

は必 1.: り、 我人 を輕 しめば 還って 我が身 人に 軽易 せられん • 形 狀端嚴 を そしれば 醜陋 

ん ぶ,、 お \ じ 5 ; a が ? ぢ ^!ぃそんき びん ん レザづ i- , 

の 報 を 得、 人の 衣服 飲食 を 奪へば 必す娥 鬼と なる。 持 尊貴 を 笑へば 貧賤の 家に 生す 

正 法の 家 を そしれ-は 邪見の 家に 生す、 善戒を 笑へば K 土の 民と なり 王 難に iS3 ふ * 是は常 

の の 定れる itii 也 * 日 蓬 は 此の 因 朵には あらす、 法華経の 行 *p を 通 去に 軽易せ し 故に、 

法 華径は 月と 月と を拉べ 足と Bill と を つらね、 華 山に 華 山 を かさね、 玉と 玉と を つらねた 



傳ふ ぺ きもの- 

ォる 禪宗の 主義 I 



せ たい; J ム はか ぢ ごくもり ミ ^H.b -f み J 

る 故 也。 但し ー閻提 人と. E. して、 謗 法の 者 計り 地献 守に 留められ たりき。 彼等が 生 ひ 乃; 

けて 今の 世の 日本 國の 一 切 衆生と なれる 也。 日蓮 も 過去の 種子 巳に 謗 法の 者 なれば、 一 

生に 念佛 者に て, 數 年が 閒法 華經の 行者 を 見て は, 「未 有 一 人 得 者 千 中 無 一 等」 と あ ひふ 一 

也。 今 謗 法の 醉 さめて 見れば、 酒に 醉 へる 者 父母 を 打て 悦びし が、 醉 さめて 後 歎きし. か: 

如し。 歎け ども 甲斐な し。 此の 罪 消えが たし。 何に 況ゃ 過去の 謗 法の 心. f に 染み けん.^ 

_^ か. りす さぎ せんご ふ Z つよ t ^ T? . 一 

や。 經文を 見 候へば、 烏の 黑 きも 鷺の. m きも 先 業の 强き 染みけ るなる べし。 it-ia は 知ら 一 

すして 自然と 云ひノ 今の 人 は 謗 法を顯 して 扶 けんと すれば、 我が身に 誘 法な き 由 を i1 

に睐 答して、 法 華 經の門 を閉ぢ よと 法然が 書け る を、 とかく 爭 ひなんと す。 ぉ佛斜 はさ 一 

て 匿き ぬ。 天台 眞言 等の 人々、 彼が 方 人 を あながちに する 也。 今年 正月 十六 日 十七 日に: 

佐 渡の 國の 念佛者 等數百 人、 印性 房と 申す は念佛 者の 棟梁 也、 日 連が 許に 來て云 はく, 一 

? * ふねんし や 、ひにん な あら ねんぶつ : 

法然 上人 は 法 華經を 抛け よと かよせ 給 ふに は 非す。 1 切 衆生に 念 佛を& させ 給 ひて 候 ふ。: 

た いく 2 く 5 た-かひ 力き つ さんそ ラ てら し K..L«vr- * 一 

此の. K 功 德に御 往生 疑 なしと 書付け て 候 を、 山佾 等の 流された る拉 に、 寺, 法師 等 |ロ 鉱ー 

善哉と ほめ 候 ふ を、 いか r これ を 破し 給 ふと. m. しき。 鎌 倉の 念佛 者よりも、 遙に はかな 一 

,o ざん ほか せんしゃう こんじ や 5 よ ラ i ふ か t し 

く 候ぞ。 無慚 とも 巾す 計りな し。 いよく 日蓮が 先生 今生 先日の 謗 法お そろし。 斯りー 



消 惠文類 



五 五 五 



日蓮 上人 文集 



五 五 四 



n# の六大 《 

つ, i ヅ、 b< 、な 

うつ 

欲 外 sullt 理 

a 口 や 文字 ti« 

し felsj の 中 K 

あ あ tNV'- 



あな づる 道瑰也 • 心 も 又 身に 對 すれば こそ、 月金に も譬 ふれ。 又 過去の 誇 法 を 案す る, - 



たま 丄ひ 



誰か 知る。 勝 意 比丘が 魂 ■ に もや。 大 天が 神 • に もや • 不 軽軽 毀の 流 類なる 娥。 41$ 、仏の: 

餘殘 なる 歟。 五 千 上 慢の眷 !» なる 献. 大通 第三の 餘 流に もや あろらん • 齢 かりが.;! J 

くろ.? * ね きた .7 つるぎ けんしゃ ラ め り こ ,.* ご * けん 

し。 鐵 は 炎 ひ 打てば 劍 となる。 賢聖は 罵詈して 試みるな ろべ し • 我 今度の 御 勧 氣は貼 sl 

1= が っミへ せん 一 ごふ こ Aii やう け なく 

の 失 一 分 もな し • 偏に 先 業の 重罪 を 今生に 消して、 後生の 三惡 を脫れ ん するな るべ し .J 

はつない ねんき や- プ 

般泥滔 経に 云 はく、 一 

有. 當来之 世、 假 被,, 装 装; 於,, 我 法 中; 懶惰 钒方 等 契 §1^ & 

知此等 皆是。 今日 諸 異道輩 等 云 云 • ; 

此の I 文 を 見ん 者 自身 を 恥づべ し。 今 我等が 出家して、 装 を かけ、 懶惰 、^なる は是 I 

在世の 六師 外道が 弟子 也と 怫 記し 給へ り。 法然が 一類. 大日が 一類、 念佛宗 禪宗と ij^ 

て、 法 華經に 桧閉閣 抛の 四 字 を 副へ て 制止 を 加へ て、 權經の 彌陀稱 名 計り を 取 立て、 ム 

べつでん %•, » び .6 じ ^h. わら 》* つ. cil 一 

敎タ別 傳と號 して 法華經 を、 月 を さす 指、 只 文字 を算 ふろなん ど 笑 ふ 者 は、 六師 が末溪 

の, 佛敎の 中に 出来せる なるべし。 憂なる かな や。 涅獎經 に, 佛光 明 を 放って 地の 下 一 

ち 2 く ざいにん じーり^-^-ば、 じ や ぶつ 一 

1 百 三十 六 地獄 を 照し 給 ふに、 罪人 一人 もなかるべし, 法 華 轻の赛 量 品に して 皆 成佛せ 



银衝 ー ほ 原秀衝 

の 子 

笫 llsl 一郎 

九郎 判官 1 慷翁 



先 業 云々 I 先 世 

はなせし 行 窓の 

S しかりし 報 



此の 事 起る 歟。 是は * 報なる べし U 實染の 成 ぜん 時、 いか, i 歎 はしからん すらん。 世 

け .< おも ひ じち れん わう なん あや かね ,&んぢ 

間の愚^!^の思に云はく、 日莲 智者なら ば 何ぞ王 難に 値 ふ 哉なん ど 巾す。 日莲 兼ての 存知 

也。 父母 を 打つ 子 あり、 阿闍世 王な り。 佛 阿羅漢 を 殺し 血 を ia す 者 あり、 提婆 達多是 

也。 六臣 これ を讃 め、 種 伽 利 等 これ を悦 ぶ。 日蓮 《€ 世に は 此の 御 一門, の 父母 也、 佛阿 

る ざい よろこ む ざん 

羅漢の 如し。 然る を 流罪して 卞-從 共に 悦びぬ る、 あはれ に無慚 なる 荐也。 謗 法の 法師が 

A づか あら は かく た ん かれら な 

自ら 禍の 旣に顯 る. -を 歎き. しが、 斯 なる を 一旦 は悦 ぶなる べし。 後に は 彼等が 歎き 日蓮 

もん れい やすひら せ. つ 5 ら -I は..' ぐわん よろこ すで 

がー 門に 劣る ベから す。 例せば 泰衡 が^ を 討ち 九郞 判官 を 討って 悦びし が 如し。 旣に 一 

門 を 亡す、 .K 鬼の 此の 國に 入る なるべし。 法 華 經に云 はく、 「惡鬼 入: 一せ、 身,」 と是 也。 日 蓬 

も 又 かく 責めら るよ も、 先 業な きに あらす。 不輕 品に 云 はく T 其 罪 羅已等 云云」 不經菩 

U り や 5 め り ちゃ, つ ちゃく しょか A いか いはん 

薩の、 無量の 謗 法の 者に、 詈篤打 擲 せられし も、 先 業の 所感なる べし。 何に 況ゃ、 日 

こんじ やう びんぐ う ゆ せん せん;.: ら しん 

莲 今生に は 貧窮 下賤の 者と 生れ、 旃陀羅 が 家より 出で たり。 心 こそす こし 法 華經を 信じ 

たる 樣 なれ ども、 身 は 人身に 似て 畜身 也。 鳥 を 混 丸して 赤 白 二 滞と せり。 其の 中に 識 

神 を やどす。 獨 水に 月のう つれる が 如し。 糞 獲に 金 を 包める なるべし。 心 は 法 華 經を信 

ぼん でん なほお そろ ちくしゃ 5 しきしん ぐ しゃ 

する 故に、 梵天 帝釋 をも猶 恐し と 思 はす。 身 は 畜生の 身 也、 色 心 不相應 の 故に、 愚者の 



消息 文鎮 



五 五三 



日蓮 上人 文集 五 五 二 

をな 丄て 智者 を 失 はん 時 は、 師子 王の 如くなる 心 を もてる 者、 必す佛 になるべし。 例せ 

にちれん お, 一 *y し じ ^••7 かなら 

ば 日 蓬が 如し。 これ 傲れる に は あらす、 正 法 を惜む 心の 强=^ なるべし • おごろ 者 は必す 

わ ひ しゅったい し * ら み ご り たいしゃく * U X! つち はちす 

强 故に 値て おそる よ 心 出来す る 也。 例せば 條 羅 の 帝釋に 責められて 無熱 池の 蓮の 中 

に 小身, 成つ て^れし が 如し。 正 法 は 一字一句 なれ ども、 時機に 叶 ひ ぬれば 必す 得道 成 

しゅがく じ き f^v 

isc 合 《ltf るべ し。 千經 萬^ を習舉 すれ ども、 時機に 相違 すれば 叶 ふべ からす • 资 治の 合戰 すでに 

15、 1 一一 3S 氏 iil こ ミレ かつぜん * く u ん しゃ..' ぼ ふ : >,0 

二十 六 年 * 今年 二月 十一 日 十七 日 又合戰 あり。 外道 惡人は 如来の 正 法 を 破りが たし 佛 

^18 1 ftw 天皇 でしら 'ぶ し t しんち 5 むし は だいく わ? t 

年 62*- 弟子 等 必す佛 法 を 破るべし • 師子 身中の 蟲の師 子 を 食む 等 云々. 大 果報の 人 をば 位の:^ 

10 tsTlK P^*«M やお Lfc 0- ぷ じ かい ほん y やくなん じん ゎラ *s や, f 

ナ、 ま ar 元 害 破りが たし、 親しみよ り^ろべ し. 薬師 經に云 はく T 自 1» 叛逆 難」 と是也 • 仁王 轻に云 

はく T 聖人? i^i* 七難 必起 云云」 金 光明 轻に云 はぐ T 三十 三 天 各 生- 瞋恨; 由,, 其 國王縱 

V ^ しゃ., じん せつ じ 4ぢ しゃ. つじん 

, 惡不, 治 等 云云」 日莲は 聖人に あら ざれ ども、 法 華 轻を說 の 如く 受持 すれば 聖人の 如し 

* けん さ ち 5 お これ ん * い ► 

又 世間の 作法 兼ねて 知ろ によって, 注し 匿 くこと 是違 ふべ がらす • 現世に 云 ひ la く 言の 

= が ご し p.*' くれん ミ*7 ミ. .".cy-.r- 

違 は ざらん を もて 後生の 疑 をな すべから す。 日蓮 は 此の 顧 東の 钟 一門の 棟 < ^也、 日月 

き 青 f Jb ん もく す *5 tt ん 4 'なら い • F 

也、 趣 鏡 也 * 眼目 也。 日蓮 捨て去る 時 七難 必す 起るべし と • 去ぬ る 年 九月 十二 日 御 》 

9 as よ ほ こ •: ないし 

氣を 蒙りし の 時, 大音聲 を 放ちて 呼 はりし 事 これなる べし。 俊に 六十 日 乃至 百 a 十日に 



摄受 I 慈 を以 一 

て S め 入 さ 

と 

折伏 ー 惡法を 折 _ 

りひし ぐ 乙 と 



いのち にょにん ため す う,? 4 をし いす す ,.*> 

に 命 をす て、 女人 は 男 の爲に 命を捨 つ。 魚 は 命 を惜む 故に 池に 栖 むに、 池の 淺き事 をお 

きて 池の 底に 穴 を 堀り てす む。 しかれ ども、 餌にば かされて 釣 を^む。 鳥 は 木に ぎむ • 

木の低き事を怖ぢて木の^^枝にすむ。 しかれ ども、 餌にば かされて 網に か.,.. る。 人 も 又 

是の 如し。 世間の 淺き 事に は 身命 を 失へ ども、 大事の 佛 法なん どに は 拾つ る し。 故 

に佛 になる 人 もなかるべし。 佛法 は、 摄受 折伏 時に 依るべし。 譬 へば 世間の Is^ik 二道の 

ほ /, ノ, vr^f 1,-,, 、 ミき • >f せっせん?.' じ さった わう じ ふ せ 

如し され は 昔の 大聖 は 時に よりて 法 を 行す。 雪山 童子 薩趣 王子 は、 身 を 布施と せば 

をし ほ さつ せめ にく i ミき す 

法を敎 へん 菩薩の 行と なるべし と責 しかば、 身 をす つ。 肉 を 欲しがら ざろ 時 身を捨 つべ 

き 乎。 紙な からん 世に は 身の 皮 を 紙と し、 筆な からん 時 は 骨 を 筆と すべし。 破.^ ぎぎ を 

そし ぢ かいしゃう ぼ ふ しょかい たも じゅけ 51--.' け 5 しゃくけ-' せ、 し 

毀り、 持戒 正 法 を 用 ひん 世に は、 諸戒を 堅く 持つべし。 儒 敎道敎 を 以て 釋敎 を觚 t せん 

だラ みん ほふし ゑ ,^ん ほふし ほふ だ、..' f ろん かろ レ tT7 

日に は 道 安 法師、 彗^ 遠 法師. 法 道三藏 等の 如く、 王と 論じて 命を輕 うすべし。 釋敎の 

中に、 小 乘大乘 、權經 實經雜 m して、 明珠と 瓦礫と、 牛 驢のニ 乳 を 1, へざる 時 は、 天台 

3 ミ けんみ つ ふんべつ ちくし i5 お;. こ つよ 

大師 傳敎 大師 等の 如く、 大小 權實顯 密を强 盛に 分別すべし。 畜生の 心 は 弱き を 脅し^き 

おそ たうせ い ちくしゃ、 フ ち しャ .c-r- ぼ ふ おそ ゆ しん 

を 恐る。 當 世の 舉者等 は 畜生の 如し。 智者の 弱き を あなづり、 王法の 邪 を 恐る。 ; 臣と 

これ が .ひ てき ぶく し あくわ, 7 じ や i ふ 

€. すは是 也。 强敲を 伏して 始めて 力士 を 知る。 惡 王の 正 法 を 破る に、 邪ば の惜 等が 方ム 



消 *^ 文. 類 



五 五一 



日蓮 上人 文集 



五 五 〇 



らば 各 々 辨物 詰り C. しさ せ 給 ひ 候 へ • 

十月 日 



日莲 花押 



乙れ へめ 人 *TI 一 

この 佐 浸へ 来 10 

人 は »«- レて 0* 

れ i<5 



佐 渡御 書 , 

ふ ふ S 5 タ 3^ -w-ss s! もん タの お ほく..? 仁 ふ つじ ら-,じふだラ S じ, あまつ t *- 

此の 文 は 富 木 殿の かた 三 郞左衞 門 殿、 大藏 塔の 迂十郞 入道 殿 等、 核 敷の 足掷 前、 一 

一 に 見させ 袷 ふべき 人々 の 稗 中へ 也。 京 嫌 倉に 軍に 死せ る 人々 を 書付け てた び 候へ • 

A- てんせ f もん,、 けん ほん ♦* つ ん もん せんじ 

外典 鈔、 文句の 二、 玄の 四の 本末、 勘 文 宣旨等 これへの 人々 持ちて わたらせ 給へ • 

世間に 人の 恐る よ 者 は、 火炎の 中と 刀劍の Jli^ と 此の 身の 死す ると なるべし • 牛 HI 猶身を 

*v し にんしん らいにん なほ い; - 

^む、 況ゃ 人身 を や • 癍人猶 命を惜 む、 何に 況ゃ壯 人 を や * 佛說 いて 云 はく * 

て *v き る !/1 も に しかての を せんじ は に -K 

以,, 七寶, 布,, 满 三千 大千 世界; 不, 如, 以,, 手 小指, 供, 養 佛 s!!; § 

せっせん さ、, 'じ な ゆ- 7 ほム ぽん じ か はは r V 

雪山 童子の 身を投 けし、 樂法梵 志が 身の 皮を剝 ぎし. 身命に過ぎたろ惜しき^19のなけれ 

ふ せ な- f1£ け す fc た^ら をし 

ば、 是を 布施と して 佛法を 習へば 必す佛 となる。 身命 を捨 つる 人 伦の寶 を佛 法に 惜む べし 

や • 又 財 寶を怫 法に 惜 まん 者、 まさろ 身命 を捨 つべ き や • 世間の 法に も 重恩 をば 命 を 捨て 

fJJ く Ar いのち 1- くな S なんし tts 



旌陀羅 I 梵語、 

屠 者と! S す、 瓧 

會最卑 の 人民、 

日 速 の X は滔夫 

な リし故 «E1H ふ 



佐 渡御 勘氣鈔 

つ J .?* ん. 3 こ レ さ ?JJ もミ 

九 月 十二 日に 御 勘氣を 蒙って、 今年 十月 十日 佐 渡の 國へ まかり 候 ふ 也 • 本より 舉 文し 候 

ぶっけ i おん おも 4 ち 

ひし 事 は、 佛敎 をき はめて 佛 になり、 恩 ある 人 を もた すけん と 思 ふ。 佛 になろ 道 は必す 

し, „;,5.?>- す ほ £ け ぉレ はか すで 

身命 を捨 つる ほどの 事 ありて こそ、 佛に はなり 候 ふらめ と 推量ら る。 旣に經 文の ごとく、 

r 惡ロ篤 詈刀杖 瓦礫 數數 見擯 出」 と 説かれて、 か i る 目に 値 ひ 候 ふこ そ、 法 華 經を讀 むに 

しんじん f ーレ や. 7 たの し かなら 

て 候 ふらめ と、 いよ^.^ 信心 もお こり, 後生 も賴 もしく 候 ふ。 死して 候 は r 必す 各々 を 

たす てん ぢく だん A ら わう くび は だい は 

も 救け. U てま つるべし。 天竺に師子尊^^^と申せし人は、 檀彌羅 王に 頸を姻 ねられ、 提婆 

ぼ さつ !S^ だ -> ころ かんさ * ちく XI ラ しゃ そ ?ん なが ほふ:: ャ 3 

菩薩 は 外道に つき 殺さる。 漢土に 竺の道 生と e- せし 人 は、 蘇 山と S. す 所へ 流さる。 法 道 

ざ 7 かな やき これみ な 一く 

三藏は 面に 火 印 を やかれて、 江 南と 申す 所へ ながされき。 是皆法 華 經の德 、佛 法の ゆ ゑな 

り。 日莲は 日本 國束爽 東- 條 安房の 國, 海 邊の旃 陀羅が 子 也。 い たづら に 朽ちん 身 を, 法 

華 經の御 故に 捨て まゐ らせん ¥、 あに、 石に 金 を かふる にあら す や。 各々 嘆かせ 給 ふべ 

にう ぜん か t7 き りで r- け あま-ご ぜ おん 

からす。 道 善の 御 房に も 斯う 巾し 剛か せま ゐらせ 給 ふべ し。 領 家の 尼 御前へ も 御 ふみと 

ま, つ ふ A お ぼ f r! ん >- 

存じ 候 へ ども、 先 か よ る 身の 文 なれば、 なつかし や. 思さざる らんと 巾し ぬると、 便宜 あ 



消息文 類 



五 四 九 



天鑌 童子— 天 貴 

.mHI をな して 敵 

W 刀 «4 して 毒 

*c しめす 

とな 5 



日蓮 上人 文集 

しんり- 

信 力 こそ ありがたく 候へ。 恐々 謹言。 

文 永 八 年 九月 二十 一 B 

四 條金吾 殿 



五 四 八 



日蓮 花押 



土 籠 御 書 

もす こよ ひさ ひつ & ■•, お;?.. > 

日莲は 明日 渡の 國へ まかるな り。 今夜の 寒さに 付けても 牢 のうちの ありさま 甲ん ひや 

られて n ひく こそ あはれ 殿 は 法華經 一部 を 色 心 一 一法 共に あそばし たる 御身 なれば、 



父母 六 i 一切衆生 を も 救け 給 ふべき 御身 也 • 法 華 經を餘 人の 讀み候 ふ は、 口ば かり 言 

ばかり は讀 めど も 心は讀 ます。 心は讀 めど も 身に 讀ま す. 色 心 二 法 共に あそばされ たる 

こそ M ひ 候へ。 「天 諸 童子 以爲給 使 刀 杖不加 91$ 不能 害」 と說 かれて 候へば、 別の 事 は あ, る 

ベから す。 籬を ばし 出で させ 給 ひ 候 は とくく 来り 烚へ • 見 奉り 見え たてまつら 

ん* 恐々 謹言 * . 

文 永 八 年 辛 未 十月 九日 日 蓬 花押 

筑後殿 



除佛 方便, ー 佛の 

方便と して は 他 一 

佛の淳 土を說 か 

れ ある も、 資は 

法華徑 以外 はは 

なしと なジ 

寂 *- 土 I 法身 51 

の淨土 



11 一光— 日、 月、 星 



此の 意なる べき 歟。 此の 經 文に 一 乘 法と 說き給 ふ は 法 華 經の事 也。 十方佛 土の 中には 法 

華經 より 外 は 全くな きなり。 「除佛 方便 說」 と 見えたり。 若然 らば 日 建が i に 遭ふ听 ごと 

に佛 土なる べき 歟。 娑婆 世界の 中には 日本 國、 日本 國の 中には 相 摸の 國、 相 摸の 國の中 



おん sa 



に は 片瀨, 片瀨の 中には 龍 口に、 日蓮が^ を 留め く 事 は、 法華經 の^ 紀 なれば" 鉱<5?, 

ぞ か じんりき ほん ,i 

土と もい ふべき 鎩。 神 力 品に 云 はく、 W 

若 於 林 中。 若 於 園 中。 若 山 谷 曠野。 是中 乃至 而般淫 藥。 二 

とは是 離- か. -る 日蓮に 伴 ひて 法 華經の 行者と して 腹 を がらんと |& ふ 事、 かの がー 

腹 を さいて 主の 懿 公が 肝 を 入れた るよりも- 百 千 萬 倍す ぐれた る 事 也。 曰莲 まゐー 

でう きん 一 ご おん ゆ ゑ お-ぶ ** らき t.7 ノ 

りて ま づ四條 金 吾 こそ 法 華 經の御 故に、 日 蓬と 同じく^ 切らん と 申し 候 ふなり と 申し 一 

あ-,, e 、、 、 か * くらさの お ほせ ない?— さ さ つか は ょレ うち 

上け 候 ふべき ぞ 又 嫌 倉 殿の 仰と て內々 渡の 國へ 遣すべき 由 承り 候 ふ。 三 光 天子の 中 一 

ぐ わつ 1^ んし 、ひか.=^>>の くび みや-.' じ や、,' てんし い ザん " 

に 月 天子 は 光物と あら はれ、 龍の 口の 首 をた すけ、 明 星 天子 は 四 五日 已 前に 下りて 日 4 

H,^?^ じって A: し さに しゅご 

蓬に 見 參し給 ふ。 いま 日 天子ば かりの こり 給 ふ。 定めて 守 護 あるべき かと 頼もした の も; 

^» は, i-:L ほん 1 そく けん へんけ じん. し さ ゑい ご うたが ひ ち,. * らくぎ P ラま V ^ 

し 法師 品に 云 はく T 則遣變 化人爲 之作衞 護」 疑 あるべ からす。 安樂 行 品に 云 はく 1 

、 ふ もん ぼん た. 7 じん だん (il きょじ が.,' じ や. J 一 

「刀 杖 加」 門 品に 云 はく 「刀刃 段段 壞」 此 等の 經 文よ も虛 事に て は 候 はじ。 强盛 



消 *^ 文 額 



五 四 七 



蓮 上人 文集 五 ra 六 

華 經淘無 妙法 莲 華經。 恐々 謹言。 , 

七月 十二 日 日 莲 花押 

四 條金吾 殿御 返事 

四 條金吾 殿御 消息 

さ I おんお ミづれ つく い なん li つ 力,、 ち 

度々 の 稗 音信 申し 盡 しがた く 候 ふ。 さても く 去ぬ る 十二 日の 難のと き、 貴邊龍 口 ま 

,つ., はら ^3 こ *J ふ し >- 

で 連れさせ 給 ひ、 しかの みならす、 腹 を 切らん と 仰せられし 事 こぞ 不思議と も 巾す ば 

くれ こ しょ .oc'*r け A ぞく t ミころ いく- vf- く 

かりな けれ。 日蓮 過去に 妻子 所領 眷屬 等の 故に、 身命 を 捨てし 所 若 千 か ありけ む • 或 

は 山に すて 海に 捨て、 或は 河 或は 磯 等、 路の ほとり か。 然れ ども 法 華 經のゅ ゑ 超 目の 難 

にあら ざれば、 捨てし 身 も 蒙る 難 等 も、 成怫の S ならす。 成佛 のた めなら ざれば、 捨て 

ぶづさ こん さ る すいし ざい い J 5 し 

し 海 河も佛 土に も あらざる か。 今度法華經の行^1^として流罪死罪に及ぶ*流罪は伊東,死 

y いた 5;^ くち たつく ち いのち *- ころ ぉミ sat 

は 龍の 口、 相 州の 龍の 口 こそ 日 蓬が 命 を 捨てた る處 なれ。 佛 土に^る べし や • 其の 故 

は、 すでに 法 華經の 故なる が ゆ ゑな り。 經に云 はく、 

十方怫 土中。 唯 有 一 乘法。 



づ ろ,. け りゃう せんじゃ、 r さ 

し。 ^頭 鹿と も e. すべき 也。 日蓮 此の 業 障 を 消し はてて 、未来 は 靈山淨 土に まゐ るべ し 

だいなん あめ くも おん: ea.: 

とお もへば、 種々 の 大難 雨の ごとく ふり、 S の ごとくに わき 候へ ども、 法 華 經の街 故な 

れば苦 を も 苦と も 思 はす。 か i る 日蓮が 弟子 檀那と なり 給 ふ 人々、 殊に 今月 十二 日の 妙 

i ふしゃ-ひり PT- だんな 力 き ^5 

法 聖靈は 法 華經の 行者 也。 日蓮が 檀那 也。 いかで か 餓鬼道に おち 給 ふべき や。 定めて 

i う ぜん フ しん 

釋迦多 寶佛十 方の 諸佛 の御寶 前に まし まさん。 是 こそ 四 條金吾 殿の 母よ 母よ と 同心に 頭 

をな で 悦び ほめ 給 ふらめ。 あはれ いみ じき 子 を 我 はもち たりと、 釋迦佛 と 語らせ 給 ふら 

ん。 法 華 經に云 はく、 

若 有,, 善 男子 善女 人; 閗,, 妙法 華 經提婆 達 多 品; 淨心信 敬。 不, 生,, 疑惑, 者。 不, 墮,, 地獄 餓 

-- ぎん のに に はにか. < を れほ のじけ の をら は により 

鬼畜€ 生,, 十方佛 前; 所 生 之處。 常 s= 此經; 若 生 = 人 天 中; 受,, 勝 妙樂; 若 在 = 佛前; 蓮華 

化生 云云。 

此の 經 文に 善女 人と 見えたり。 妙法 聖靈の 事に あら すん ば 誰が 事 にゃあらん。 又 云 はく、 

此經 難. 持。 若暂持 者。 我卽歡 喜, 諸佛 亦然。 如. 是之 人。 諸佛 所" 歎 云云。 

さんだん もの か- T しょたん i-- の た^ 

日蓮 讃 歎した てま つ る 事 は 物の 數 ならす。 諸佛所 歎と 見えたり。 あら 賴 もしゃ、 あら 頼 も 

しゃと、 信心 をぬ くと り 給 ふべ し、 信心 深く とり 給 ふべ し。 無 妙法 莲華經 無 妙法 蓬 

消. 《 ^文 五 四 五 



日蓮 上人 文集 



五 21 四 



修 HI1K 因と ? 



は 何な ろ 修因ぞ と 申す に * 此の世に て 夜 討强盜 など をな して 候 ふに よりて 候 ふ。 食 卟娥鬼 

と 申す は 人の 口より 叶き 出す 物 を 食し 候 ふ。 是も修 因 上の 如し。 又 人の 食 を 奪 ふに 依り 候 

じきす, が き け. つや-..' C. ひく C i3 5 fr^ » 

ふ • 食 水 餓鬼と 云 ふ は 父母 孝養の ために 手 向る 水な ど を吞娥 鬼な り。 冇財 餓鬼と s. す は 

の 蹄の 水 をのむ 餓鬼な り。 是は 今生に て 財 を 措み を かくす 故.^。 無 財が きと 申す は 生れ 

おんじ S じ/?. H ふ:; X » しゅっけ ひろ 

てより 以來飲 ft の 名 を もき かざろ がきな り • 食 法 蛾 と. E. す は 出家と なりて 怫法 を: B む 

ミ そんけい A や.. 人. < や Th- b ' » k 

る 人、 我 は 法 を 說けぱ 人 尊敬す る な ん ど 思 ひて 名閒名 利の 心 を 以て 人に すぐ れんと 甲: J ひ 

て 今生 を わたり * 衆生 をた すけす 父母 をす く ふべ き 心 もな き 人 を、 食 法 餓鬼と て 法 を くら 

ふが きと すなり。 當 世の 佾を 見る に 人に かくして 我 一 人ば かり 供養 をう くる 人 も あり • 

是は狗 犬の 憎と Si 篥經に 見えたり。 是は未 に は 牛 頭と 云 ふ 鬼と なろ ベ し。 又 人に しらせ 

て, i 養 をう くると も 欲心に 住して 人に 施す 事な き 人 も あり * 是は 未来に は 頭と 云 ふ 鬼 

となり 候 ふ. 又 在家の 人々 も 我が 父母 地 餓鬼 畜生に おちて 苦 患 をう くる をば 弔 はすし 

て、 我 は 衣服 飲食に あきみち、 牛馬 卷^ 充满 して 我が 心に 任せて たのしむ 人 をば、 いかに 

-T P t .っら めい 11 ち ♦**- 

父母の 羨 しく 5^ み 袷 ふらん。 僭の 中に も 父母 郎 匠の 命日 をと ぶら ふ 人 は 稀な り。 定めて 

天の 日月ぎ の 地 神 怒り K り 袷 ひて、 不孝の 者と 思 はせ 袷 ふらん. 形 は 人に して 畜生の ごと 



五 fa 生| 五 百度 

生れ か はる 間 



四 條金吾 殿御 書 



雪の ごとく in く 候 ふ. 白米 一 斗、 古酒の ごとく 候ふ讪 一 筒、 御 布施 一 貫 文。 態 使^!^を以 

ぼんれ, -.' こミ おん ふみ そ も/. \5 ら ぼん 

つて 盆 料 送り 給 ひ 候 ふ。 殊に 御文の 趣 有り難く あはれ に 覺ぇ候 ふ。 抑 盆 蘭 盆と e. すはハ 

源 目 連 尊者の 母靑提 女と G. す 人、 慳贪の 業に よりて、 五 百 生、 餓鬼道に 墮ち袷 ひて 候 ふ; 

すく おこ そ t^JS ゑ .. 

を. 目 連 救 ひしょり 事 起り て 候 ふ。 然り とい へど も佛に はなさす。 其 故 は 我が身い まだ, 去 一 

ぎャ うじ や ほミけ り や. riy ん V.J せき も 一 

華經 の 行者なら ざる 故に 母 をも佛 になす 事な し。 靈山八 筒 年の 座席に して 法 華經を 持ち 一 

た 》* ら ほっせん にん; *、 つぶつ it せ; 

南無 妙法 連 華 經と唱 へて 多 摩羅 践栴 擅香佛 となり 給 ひ、 此の 時^も 佛 になり 給 ふ。 又澳 

餓鬼の 事 仰に 候 ふ。 法華經 第三に 云 はく、 一 

如從飢 國來忽 過大 Pti 膳 云云。 一 

此の 文 は 中 根の 四 大聲閗 醍圆の 珍 膳 を 音に もき かざりし が、 今 經に來 りて 始めて 醍醐の 一 

: f , な たちまち しし か がきく や ミー 

味を飽までに嘗めて^!:!飢ゑたる心を 忽 にやめ し 事 を 說き給 ふ 文 也。 若爾 らば 餓鬼 供 1^ 

の 時 は 此の 文 を 誦して 南無 妙法 連 華 經と唱 へ て 弔 ひ 給 ふ ベく 候 ふ。 總 じて 餓鬼に おいて 一 

しゅ も. くわく しんが き J 

三十 六 種類 相 わかれて 候 ふ。 :?;^^の中に錢身餓鬼と&すは目とロとなき餓鬼にて候ふ。 nlj^ 



消 <! ^文 類 



五 四 三 



H 蓮 上人 文集 五 四 二 

しゃ a せかい 一, 一 たんじ や, 7 わら は , ^.a 

給 ふ • 裟婆 世界の 敎主釋 尊 も 又 卯月 八日に 稗 誕生な りき。 今の 童女 又 月 は替れ ども 八日 

に 生れ 給 ふ。 釋尊 八幡の 生れ 替り とや 申さん。 日 蓬 は 凡夫 なれば 能く は 知らす • 是 併し 

ふ まる よろこ おんい は ひ もち ひ S けて. > もく 

ながら 日莲 が符を 進ら せし 故 也 • さ こそ 父母 も 悦び 給 ふらむ。 殊に 御 祝と して 餅 酒 鳥目 

おく 4* I- 一 a ん ん ら ォ つ 

十 SRI 法 5B 一貫 文 送り 袷び 候 ひ 畢んぬ • 是 また 御本尊 十羅 刹に 中し 上け て 候 ふ • 今日の 佛 生れさせ 

守 画の As ミき ふ し ぎ し レょ い, -ぁ At-O** 

まします 時に 三十 二の 不思議 あり • 此の 事 周 書の 異 記と 云 ふ 文に 記し けり。 釋迦佛 は 

t んじ& -、3 ほ A づか つら てんじゃ 5 てん^ゅ. o-y S くそ 人 か? いく が た •< 'さ し ► 

天上 天 了 K 世 誕生し 給 ひて 七 歩し 口 を 自ら 開いて 「天上 天下 唯 我 S 尊 三界 皆 苦 我當度 之」 の 十六 字 を 

り?、 ョ界は ig! へ 袷 ふ。 今の Ee: 满御 i はう まれ 給 ひて うぶ 聲に 南無 妙法 msi と 唱へ拾 ふ錄。 法華經 

£aha なリ しょ JMB つ さ., しゃ-,. ぶ,' じ *6 ' . tf5s , 

は? * 度 ナベし に 云 はく、 諸法實 相。 天台の 云 はく T 聲爲佛 事 等 云云」 日 t!S 又 かくの 如く 推し、 奉る 譬へ 

,しひ ひ^-*'め た め 5 だ ら ォ つ に よ 

ば 雷の 音 聲 の爲に 聞く 事な く, B 月の 光 目 くらの 爲に 見る 事な し • 定めて 十羅, 女 は 

寄り合 ひて 產". k をな で 養 ひ 袷 ふらん • あらめ でた や、 あらめ でた や • 御悅び 推量 申し 候 ふ。 

ろ ら せつに よ く は : 二 

念 頃に 十 羅刹女 天照大神 等に も 申して 候 ふ。 あまりの 事に 候 間 委しく は 申さす 是 より 

重ねて £. すべく 候 ふ。 あな かしこく * 

日 建 花押 

四 條金吾 殿御 返事 



辨公 I 使者た る 

笫 子の 名 



有 111 S 齊珠 

あ CV 僵直 一 一一 千世 

界に 等し 5* 



を 垂れ i 寸 護し 給ぶべし。 とくく 生れ 候 ふべ し。 法 華 經に云 はく、 「如是 妙法」 又 云 はく、 

く でん 

「安樂 產福子 云云」 ロ傳 相承の 事 は 此の 辦公 にく はしく 巾し ふくめて ri^ ふ。 W ち: な 

メ *( す. f • » - . , ぁ^!てろぉほ^-ふ そ 3 の, みこ ミ i X- 二 

るへ し. 返々 も 信心 候 ふべ し。 天照大神 は 玉 を 素 着 雄 尊に さ づけて 玉の 如くの? P もまう 

けたり。 然る 間 日の 神 我が 子と なづけたり。 さて こそ 正 哉 吾ぎ と は 名 づけ たれ。 お! 《5 う 

まるべ &をさ づけて 候へば、 爭か 我が 子に 劣るべき 。「^ 一 黉珠憤 直 三千 等。 f^lgl 一が 

求 自得。 釋迦如 來皆是 吾子 等 云云」 日莲 あに 此の 義 にか はるべき や。 幸な り 幸な り, めで 

たし めでたし" 又々. & すべく 候 ふ。 あな かしこ、 あな かしこ。 , 

文 永 八 ijf 五月七日 日蓮 花押 

四條舍 吾 殿 女房 御 返事 

月満 御前 御 書 , 

若 童 生れさせ 給 ひし^ 承り 候 ふ。 めでたく 覺ぇ候 ふ。 殊に 今 • ^は 八日に て 候 ふ。 批と云 

これ しょぐ わんし.. - 5 はる はな ひら し;. 

ひ 此と云 ひ 所願 潮の 指す が 如く 春の 野に 花の 開ける が 如し。 然れ ばい そぎく 名 を つ 

たて つ つき ♦* ろ-ご ぜ あるじ 

け 奉る。 月满街 前と e. すべし, 其の上 此の 國の虫 八幡 大 菩薩 は 卯月 八日に うまれさせ 



消息文 類 



五 四 



H 蓮 上人 文集 



五 四 〇 



WIS. 守 礼 



色、.: "二 法 Iwf- 

ilenic 二つ 

め IS 



に投け ぬれば 三災に も 失せす。 一華 を五淨 によせ ぬれば f にも 萎ます。 一 豆 を 法華經 

になけ ぬれば 法界み な 蓬な り • 恐惶 謹言 • 

十月 二十 三日 日 蓬 花押 

御所 御 返事 

四 條金吾 女房 御 書 

い i.- い ふ お ほ さ しゃ- r' 14 いだ 

懐胎の よし 承り 候 ひ举ん ぬ。 それに ついては 符の事 仰せ 候 ふ。 日 蓬 相承の 屮 より 撰み 出 

よ,、. f- しん, t ひ やく f いれ く t り V-5 

して 候 ふ • 能々 信心 あるべく 候 ふ • たと へば 秘藥 なりと も 毒 を 入 ぬれば 藥の用 すくなし。 

つ. oy hi び なかに も ふ-, ふ ミも S ».>p も ふ 

劎 なれ ども 隨 病れ たる 人の ために は 何 かせん • 就中 夫婦 共に 法 華の 持 者 也。 法華經 流布 

あるべき 種 を繼ぐ 所の 玉の 子 出で 生れん * めでたく 覺ぇ候 ふぞ。 色 心 二 法..^ つぐ 人 也。 

爭か遲 な はり 候 ふべき。 疾くく こそ 生れ 候 はむ すれ。 此の 藥を のませ 給 は r 疑な か 

や A ミ もしび v よくす .0 つき す -ci-a ら 

ろべき なり • 闇 なれ ども 燈 人り ぬれば 明かな り、 濯 水に も 月 入り ぬれば 澄めり。 明か 

なる 事 日月に すぎん や、 淨き事 蓮華に まさるべき や。 法 華 終 は 日月と 蓮華と なり, 故に 

<ia ふれん ゅタ や, 7 な じ ちれん nA^ しんじん t き しゃ f 4- なら . 

妙法 蓬 華 ssi と名づ く。 日 莲 又 日月と SSJ 華との 如くな り • 信心の 水澄 まば 利 生の 月 必す應 



消 肩 文 類 

直; 間 釋迦佛 御供 養逐狀 

ご f り ふ U し くれ. 二て ず あら は こ しん ほミけ みら は 

釋迦佛 御 造 立の 御 事、 無始 膽 劫より いまだ 顯れ まし まさぬ 己 心の 一 念 三千の 佛 造り 顯し 

欲 令 H^IJ? し まします か。 馳せ參 りて 拜み參 らせ候 は や。 「欲 令 衆生 開佛 知見 乃至 然我 實成佛 已來」 は 

て W 知見 を 開 力 fcr おん い ゆん いそ いよ if3 はた 

しめんと 欲す 云 是也。 徂し佛 の 御開 眼の 御 事 は 急ぎい そぎ^ 豫房を もて 果 しま ゐらせ させ 袷 ひ 候へ。 法 華 

S おん こん しゃ、.' じん むか 

六、^、^?, こ、 經 一部 御 佛の御 六 根に よみ 入れ まゐら せて 生身の 敎主釋 尊に なし まゐら せて かへ りて 迎 

^^..ぼ耳-*舌 ; S ずび 一-, i.. だう 

身 意 へ 入れ 參らせ させ 袷へ。 自身 拉に 子に あらす ばいかん がと 存じ 候 ふ。 御 所領の 堂の 事 等 

あ じゃり かへ *v か けち えん だいこく 

は大 進の 阿閬槃 がきよ て 候 ふ。 返す がへ す拜 み結綠 しま ゐらせ 候べ し。 いつぞや 大黑を 

供養して 候 ひし 其の後より 世間な け かすして おはす るか。 此の度 は. K 海の 潮の 满 つるが 

つき •* ん f}.t き ごしゃ 5 りよ-.' ぜん 

ごとく 月の 满す るが 如く、 福來り 命な がく、 後生 は靈 山と おほしめ せ。 

大豆 御 書. 

だ いづ こく はいり T ナどは つ 一 はう ぜん たい だいかい 

. 大豆 一 石 かしこまって 拜領 し畢ん ぬ。 法華經 の御寶 前に 申し 上け 候 ふ。 一 滞の 水 を 大海 

消息文 短 五 三 九 



日蓮 上人 文集 



S 三 八 



上 行無邊 行 I 共 

»i 法 華 S の菩! H 



し。 地 21 まで はよ もお はせ じ。 又 生死 を 離る-事 は あるべし ともお ほえす。 中 有に や 

ひまします ら むと 嘆し • 貴邊は 地頭の 怒りし 時、 義城 房と 共に 淸澄寺 を 出で てお はせ し 

なに /一 ほ- 2 マ. - おぼしめ しゃう じ 

人 なれば, 何となく とも、 , ,-れ を 法 華 經の辨 奉公と 思 召して、 生死 を はなれさせ 給 ふべ し。 

せ そん お *! んぷ ビ い 

此の 御本尊 は 世 尊說き S かせ 給 ひて 後、 二 千 二百 三十 餘 年が 間、 一 閣浮 提の內 にい まだ 

ひろ .f- んク J でん4^-> し- C しめ ひろ f 

弘めたる人候はす。漢土の天台、日本の傳敎、ほ^-知召して、 いさ i か弘 めさせ 給 はす • 當 

時 こそ 弘 まらせ 給 ふべき 時に あたりて 候へ。 經には 上 行、 無 邊行等 こそ 出で て弘 めさせ 

給 ふべ しと 見えて 候へ ども、, いまだ 見えさせ 給 はす • 日蓮 は 其、 の 人に は 候 はね ども、 ほ 

ほこよ ろえ て 候へば、 地 涌の 菩薩の でさせ 給 ふまでの 口す さみに、 あらく. & して 況 

威 度 後の 鋒 に 當り候 ふ 也。 願 はく は 此のが 德を 以て、 父母と 師匠と 一 切 衆生に 囘 向し 

奉らん と 祈請 仕り 候 ふ。 其の 旨 を 知らせ まゐら せむ がた めに、 御 不審 を 書きお くり ま, 

らせ候 ふに、 伦事 をす てて 此の 御本尊の 御前に して、 一向に 後世 を も 祈らせ 候へ。 又 こ 

れ より 申さん と 存し候 ふ。 いかにも 御 房た ち 計ら ひ 申させ 給へ * 

日 蓬 花押 



> た ねんす ふ t こく せめ , 

これ を 用ひ來 りて、 ゃぅゃくiJ^數を經る程に、 今柁國 の責を かう ぶりて, 此の 國 すでに 

i ろ くわん ミラ ミ., じ , でんじ や ラ f す べつた う おん はか 

亡びなん とす。 關東 八简國 のみなら す、 叙 山 束 寺 城 七 寺 等の 座主 別當" 皆關 東の 御 計ら 

ひとなり ぬる 故に、 隱岐の 法皇の ごとく、 大惡 法の 檀那と 成り 定まり 給 ひぬ ろ 也。 國主 

V* んゎ うたいし やく *s ん でき 

となる 事 は、 大小 皆梵 王帝釋 日月 四 天の 御 計ら ひ 也。 法 華經の 怨敵と なり 定まり 給 は r、 

忽ちに" 治 罰すべき よしを 誓 ひ 給へ り。 隨 つて 人 王 八十 一 代安德 天皇に 太 政 入道の 1^ 門與 

力して、 兵衞の 賴朝を 調伏 せんがた めに、 歡山を 氏寺と 定め、 山 王 を 氏神と 憑み しか 

ども、 安 德は西 海に 沈み、 明 雪は義 仲に 殺さる。 一門 皆 一時に 亡び 畢ん ぬ。 第二 度 也。 S 

こん ぞ * いさめ おん もち めく ほふ だいもう こ 

今度 は 第三 度に あたる 也。. RT 蓮が 諫を 御用 ひなくて, 3 具 言の 悪法 を 以て 大 蒙古 を 調伏せ 

られ ば、 日本 國 還って 調伏せられ なむ。 還 著 於 本人と 說 けりと 巾す 也。 然 らば 則ち 罰 

を 以て 利 生 を 思 ふに, 法 華經に 過ぎた る佛 になる 大道 は 無 かるべき 也。 現世の 祈 禱は兵 

ゑ すけさの さくしゅ :t んし よう だラり もん ふぼ > - ごおん 

衞の佐 殿、 法 華 經を讀 誦する 現證 也。 此の 道理 を 存ぜる 事 は、 父母と 師匠との 御 恩 なれ 

ば、 父母 はすで に 過去し 給 ひ舉ん ぬ。 故 道 善 御 房 は 師匠に てお はし ましし かど も、 法 華 

» ぢ frii おそ しん ちぅ お ぼ モミ かたき じく 

經の 故に 地頭に 畏れ 給 ひて, 心中に は 不便と 思し つらめ ども. 外に は 敵の やうに 惡み給 

しん きこ りんじ- フ いか おは お ぼっか 

ひぬ。 後に はすこし 信じ 給 ひたる やうに 聞え しか ども、 臨終に は 何に や 在し けむ 覺 束な 

本尊 問答 抄 五三 七 



日蓮 上人 文集 五三 六 

じ zil だい .0 ま,、 てん 》 ふりん に よい h- ん あいぜんれ 5 ぶつ i 人 *i . こ さ じ 、そ,^.: > や 

字 <^i、 四天王、 不動、 大 威德、 特法 輪、 如意 輪、 愛染 王 佛眼六 字 金, 童子 尊 星 

oi* んし * 一, 一き 0-5 ん こ,、 て, わ..' て S いのち 

王、 4< ^元 1> 護經 等の 大法 也。 此の 法の 詮は、 國 敏王鈥 となろ 者 を 降伏して 命 を 召し 取 

りて 其の を&嚴 £ 土 へつ か はすと 云 ふ法竭 其の 行 の 人々 も又輕 からす • 天台の 座 

? Hlr/^、 東 寺、 碑 室、 三 井の 《£ 住 院の佾 正 等の 四十 一人、 拉に 伴佾等 二百 餘人也 云々, 

法と f.Kl ひ 1$ 者ピ云 ひ、 又 *ぬ も 上代 也。 いかにと して 負け 給 ひけろ ぞ。 たと ひ 勝つ 事 こそ 

なくと も、 卽 時に 負け 終りて かよる 恥に あ ひたりけ る 事、 いかなる ゆ ゑと いふ 事 を餘人 

いまだ 知らす。 國中: として 民 を 討たん 亊、 魔の 鳥 をと らんが ごとし • たと ひ 負け 給 ふと 

も 一 一年 十 年 一 一十 年 も 支 ふべき ぞ かし 。^4 月 十五 日に 起り て 六月 十四 B に 負け 絵 ひぬ。 

ゎづ かに 三十 餘日 也。 權の大 夫 殿 は 此の 事 を豫て 知らねば, 祈鎵 もな し 構 もな し。 然る 

に 日 蓬 以て 默.. へたる に 其の 故 あり。 所謂 彼の 眞言の 邪法の 故 也, 僻事 は 一人 なれ 

ども、 、の わ づらひ 也, 1 人と して とも 一 國 一 ー國 破れぬ ベ し。 況ゃ三^c餘人をゃ• 

i おと に 法華經 のお 怨:^ となりぬ * いかで か. U び ざらん。 か る 大惡法 年 を 終て やう 

くわん ミ. 3 しょ t!. つ ぺ つた 3 ぐ £,, n-Af\ • ^ ? C r »K 7W 

s^fs やく 閱東 におち 下りて、 諸 堂の 别 當供惰 となり 連々 と 行へ り 本より 邊域ひ 武士な ォ 

,れ は * 仕 ば、 |^^の"船ぉゲば知らす。 た£ こ賓 をば 崇 むべき 事とば かり 思 ふゆ もに, 自然と して 



b 



い 力 ** こく わ、 r- よ レミき 

てき。 これ は 何に として 負け 給 ひける ぞ。 國 王の 身と して 民の 如くなる 義時を 打ち 袷 は 

たか きじ ねこ ねず X- は . 

んは、 應の维 をと り II の 嵐 を 食む にて こそ あるべ けれ。 これ は II の 凰に くら はれ, 麿 

の 雉に 取られた る やうな り。 しかの みならす、 調伏の カを盡 せり。 所謂 天台の 座主 慈 

ちゃう じャ お むろ ち 7 り ちゑ い 

圓佾 正、 眞言の 長者. 仁 和 寺の 御室、 園 城 寺の 長 吏、 總 じて 七 大寺十 五大 寺, 智慧 戒 

t は 日月の 如く、 祕法は 弘法 慈覺 等の 三 大師の 心中の 深密の 大法、 十五 壇の 秘法 也。 

五月. f 九日より 六月の 十四日に 至る まで、 汗 を 流し 頭腦 をく だきて 行 ひき。 最後に は 御 

し しんでん & たび だい ほふ 

室, 紫窟 殿に して、 日本 國 にわたり てい まだ 三度まで も 行 はぬ 大法、 六月 八日 始めて 

之 を 行 ふ 程に、 同じき 十四 rn に關 東の 兵 軍、 宇治 勢 多 をお しわた して 洛 陽に 打ち 入り 

て、 三院を 生け 取り 奉りて、 九重に 火 を 放ちて 一 時に 燒 失す。 三院 をば 三 國へ流 

ざい く ぎ やう くび き お むろ しょ 

罪し 奉りぬ。 又 公 睛七人 は 忽に頸 を 切る。 しか. のみなら す、 御室の 御所に 押し入りて, 

最愛の 弟子の 小 兒勢多 伽と. S- せし を 責め 出して、 終に 頸 をき りに き。 御室 思に 堪 へす 

を は わら は こ いのり たの 

して 死に 給 ひ畢ん ぬ。 母 も 死す、 童 も 死す。 すべて 此の を 頼みし 人い く 千 萬と いふ 

事 を 知らす 死にき。 たまく 生きた る も か ひなし。 御室 祈 を 始め 給 ひし 六月 八日より 

同し き 十四日まで、 中を數 ふれば 七日に 满じ ける 日 也。 此の 十五 壇の 法と. & す は、 一 

本尊. 問答 抄 五 三 五 



日蓮 上人 文集 



五三 四 



直 



t 云々。 せ (の 證 據を尋 ぬべ きなり. 所詮 大 日經, W i にわ たれり、 法 華經に 引き 向けて 其の 

勝 劣 を 見る 處, 大日 經は 法華經 より 七重 下劣の 經玛 證據、 彼の 經 此の 經に 明 也。 お 

しかろ を, 或は 云 はく、 法 華經に 三重の 主君 或は 二重の 主 也と 云々。 以の 外の 大 僻見 

也。 譬 へば 劉 聰が 下劣の 身と して 懇 に 馬の 口 もとらせ * 超 高が 民の 身と して 橫 に 帝 

& て, <ぢ く だい *♦ ん a ら もん ざ f んさ 

位に つきし がごと し。 又 彼の 天竺の 大慢 婆羅門が 釋尊を 床と して 坐せ しが ごとし • 漢土 

にも 知る 人な く、 日本に も怪 めすして、 すでに 四百 餘年を 送れり。 是の 如く 佛 法の 邪 正 

亂れ しかば、 王法 も 漸く 盡 きぬ。 結句 は 此の 國 4^a» に 破られて 亡國 となるべき なり • 此 

の 事 日蓮 獨 り 勘へ 知れろ 故に、 佛 法の ため 王法の ため, 諸 經の要 文 を 集めて 一 卷の書 を 

造る, 仍て故 最明寺 入道 殿に 奉る • 立 王 安國 諭と 名 づけき • 其の 書に 委しく 申し たれ ど 

ぐ にん しょせん ひ そ も— V 9 ほふ わ- ゥ おは 

も 愚人 は 知り 難し。 所詮 現證を 引いて. & すべし • 抑 人 王 八十 ニ代瞎 の 法皇と 申す 王 在 

.c«t いがた ら J'H 、- 'ぐわん A つ ちミ か 》4 くら 

しまし き, 去ぬ ろ承久 三年 S3 五月 十 五日、 伊賀 太郞判 官 光末 を 打 柿り まします。 »KB!! の 

5 .h ターで つ は もの ,レ, 

義時を 討ち 給 はんとての 門出 也. やがて 五 幾 七道の 兵 を 召して, 相 州 嫌 食の 權の 太夫 

義時を 打ち 烚 はんとし 袷 ふところに, 還りて義時にまけ^5ひぬ. 結句 我が身 は瞎 « の Si 

に 流され、 太子 二人 は杵 渡の 國 阿波の 國 になが され 烚ふ。 公卿 七 人 は 忽 に預を *„• ねられ 



將門純 友 llf 將 

門、 ほ 原 純 友, 

一共に 天 接の 魏叛 

入 



成 實宗は 大小 兼雜 して 謬懊 あり。 律 宗は本 は 小乘、 中 比 は 權.: f< ;乘, 今 は 一 向に 大乘宗 と 

おもへ り。 又傳敎 大師の 律宗 あり。 別に 習 ふ 事 也。 法相 宗は 源權大 乘經の 中の 淺 近の, 1 

も A し だい つ I ん じつ けっく か し •-'{» もん 

門に て ありけ るが? 次第に^ 長して 權 實と拉 び、 結句 は 彼の 宗宗を 打ち破 らんと 存ぜり • 

譬 へば 日本 國の將 軍 I 門、 純 友 等の ごとし。 下に 居て 上 を 破る。 三論 宗も又 權大乘 の 空 

の 一分 也。 此も我 は 實大乘 と 思へ り。 華厳宗 は 又 權大乘 と 云 ひながら、 餘宗, に まされり。 

譬 へば 攝政 關 ほ の ごとし。 然るに 法 華 經を敲 となして 立てる 宗 なる 故に、 臣 での 身 を以 

て 大王に 準ぜん とする がごと し。 淨土宗 と 中す も 權大乘 の. 一分 なれ ども、 善導. がた 

ばかり 贊 くして、 諸經 をば 上け 觀經 をば 下し、 正 像の 機 をば 上 ゆ、 末法の 機 をば 下して、. 

末法の 機に 相 叶へ る 念佛を 取り出して、 機 を 以て 經を 打ち、 一代の 聖敎を 失 ひて お 撒の 

た £ いや こ 》- ろ 

一門 を 立てたり。 譬 へば 心 かしこく して 身 は 卑しき 者が、 身 を 上け て 心 はかなき もの を 

敬 ひて、 賢人 を 失 ふが ごとし。 驟宗と 中す は、 一が 聖敎の 外に 眞實 の 法 有りと ii5々。 譬 

おや ころ もち ころ しょじう くら, a 

へ は 親 を 殺して 子 を 用 ひ、 主 を 殺せる 所從 の、 しかも 其の 位に つける がごと し。 眞言 宗 

と e. す は、 一向に 大 妄語に て 候 ふが、, 深く K の 根源 を かくして 候へば、 淺 機の 人 || じが 

き や. ひわく すラ ねん ま づ てん ぢく 

たし- 一向に 翻 惑せられ て 數年を 經て候 ふ。 先 天竺に 眞言 宗と 申す 宗 なし。 然れ ども 有り 



本尊 問答 抄 



五三 三 



B 蓮 上人 文集 



W 三 二 



ョ業相 18.1 身 口 



てんだ:. ざすお むろ? > か- 'き おそ * ? .CSS 

も、 天台の 座主 稗 室 等の 高貴に 畏れて C. す 事な し * ある は 又 其の 義を も辨 へぬ かの ゆ ゑ 

さ -7 ひ. U すら お 6 b.b 9 

に、 からく して 同の 義を いへば、 一向 眞言 師 はさろ 事 思 ひも よらす- 笑 ふなり • 然れば 

日本 國 中に 數十 萬の 寺社 あり、 皆 眞言 宗也. - たまく 法 華 經を拉 ぶと も、 眞言 は 主の 如 

ほっけ しょじ i もし ひんが く しんち 5 y す ちゃ 5 り けん^ .r- べつ 

く 法 華ば 所從の 如く 也 • 若 は 兼 學の人 も, 心中 は 一 同に i 一一 n 也。 座主、 長 吏, 檢校、 別 

たラ しんごん か, A この し b したが b 1 ん ごんし 

當、 一向に 眞言た るう へ、 上に 好む ところ 下 皆 從ふ事 なれば, 一人 も 洩れす &: 首 師也 • 

されば 日本 國, 或は 口に は 「法 華經最 第一」 とは讀 めど も、 心は最 第二 最 第三 也。 或は 

身 口 意 共に 最第 二三 也。 三業 相應 して 最 第一と 讀 めろ 法 華經の 行者 は, 四百 餘 年が 間 一 

の.,' S し, や, フ ぎャ5 じ や おば 

人 もな し • まして 能 持 此經の 行者 は あろべ しと も覺 えす • 「如来 現在 猶多 怨嫉況 滅度 後」 

しゅじ や 5 . かみ しも だい をんで S ミ-,^-ぃだ5 

の 衆生 は 上 一人より 下 萬 民に いたる まで、 法 華經の 大怨敏 也。 然るに 日蓮 は 東海道 十 

五箇 國の內 第 十二に 相 常る 安房の 國長 狭の 郡東條 の鄉片 海の 海人が _ 子 也。 "二、 同 

じき 楙 の- s: 清澄 寺と. m. す 山に まかりて, 遠國 なる うへ 寺と はな づけて 候へ ども 修畢の 人 

し ザ- ぶんしょ こく し ay や- r- ^ ふ f をし 

なし • 然るに 隨分 諸國を 修行して 舉 問し 候 ひし ほどに、 我が身 は不 $Z 也 * 人は敎 へす, 

しょ V 'れつ わ St ぶ ゥ*< ?っ きし n-5 ,ぞ i ク* 

十宗の 元 起 勝 劣た やすく 辨 へがた き ど ころに、 たまく 佛 菩薩に 祈諳 して 一 切の 經論 を 

協へ て、 十宗に 合せた ろに、 俱舍宗 は淺近 なれ ども 一分 は 小 乘經に 相 常す るに 似たり。 



二ん わ たう だい がん じんく わしゃ-..' 

宗を わたす。 人 王 四十 六 代 孝 謙 天皇の 御宇に, 唐 代の 璧眞和 尙、 律 宗と法 華經を わたす, 

りつ ひろ ほっけ ぎよ ラ 

律 をば 弘め法 華 をば 弘め す。 第五 十^ 桓武 天皇の 御宇に, 延曆 二十 三年 七月、 傳敎 大師 

ちょく かんさ 3 でし だ、 --JT-O y やうまん も . ぢ ャ., ゑ 

勑を給 ひて 漢土に 渡り、 妙樂 大師の 御 弟子 道邃、 行 满に値 ひ 奉りて 法華宗の 定 餘を傳 へ、 

道宣 律師に 菩薩 戒を傳 へ, 順 曉和尙 と 申せし 人に 眞言の 祕敎を 習ひ傳 へて 日本 國に歸 り 

給 ひて, 眞首法 華の 勝 劣 は 漢土の 師の敎 に 依りて は 定め 難しと 思 食し ければ、 こ.. にし 

ひ なら はん 

て 大日 經と法 華經と 彼の 釋と 此の 釋とを 引き 拉べ て 勝 劣 を 判じ 給 ひしに、 大日 經は法 華 

經に 劣りた るの みならす、 大日 經の疏 は 天台の 心 をと りて 我宗に 入れたり けりと へ 給 

お W & こん おぼしめ た 

へり。 其の後 弘法 大師、 眞首經 を 下されけ る 事 を遺侬 とや 思 食し けむ、 眞言 宗を 立てん 

とたば かりて、 法 華經は 大日 經に 劣る のみなら す、 華 嚴經に 劣れり と 云々。 あはれ 慈 覺.. 

,! 'んじ や 5 ぎ へきけん ひろ 

智證, 數山、 圚城 にこの 義を ゆるさす ば、 弘法 大師の 僻見 は 日本 國に弘 まら ざら ま. し。 彼 

の兩 大師、 華厳 法 華の 勝 劣 をば 許さね ど、 法 華 眞言の 勝 劣 をば、 永く 弘法 大師に 同心せ 

ぞんケ わい だい をんで さ しょせき W く おの- ft- たか 

しかば、 存 外に 本の 傅敎 大師の 大 怨敵と なる。 其の後 日本 國の 諸硯德 等、 各 智慧 高く 有 

る なれ ども、 彼の 三 大師に 越え ざれば、 今 四百 餘 年の 間、 日本 1 同に 眞言 は 法 華經に 勝れ 

4i なら 

けりと 定め 畢ん ぬ。 たまく 天台宗 を 習へ る 人々 も, 3 具 言 は 法 華に 及ばざる の 由 存ぜど 

本尊 問答, 抄 五三 一 



B 蓮 上人 文集 五三 〇 

に- 4 めつ ぶつ p* ふ ぐ づ 5 し だい さ, せう じょう 

答 ふ。 夫 敎主釋 尊の 御 入 威一 千年の 問、 月 氏に 佛 法の 弘 通せし 次第 は、 先 五 百年 は小乘 

の 五 百年 は 大乗, 小 大權實 の 諍 はありし かど も、 顯 密の定 はかす かなりき • 像 法に 

んさ わた ttc め しゃく $5,> f さ だ » > 

人り て 十五 年と 申せし に * 漢土に 佛法 渡る * 始は 儒道と 釋敎と 諍 論して 定めが たかりき 

され ども 佛法 やう やく & 通せし かば、 小 大權實 の 諍 諭いで きたら" され ども 甚くの 相 遠 

もなかり しに, 漢土に 怫法 渡りて 六 百年、 玄宗 皇帝の 御宇に、 善 無畏、 金剛 智、 不空の 

三 一. 二 # ^&^6り人り給ひて後、 眞言 宗を 立てし かば、 華厳 法 華 等の 諸宗は 以ての外に 

下されき。 上 一 人より 下 萬 民に 至ろ まで、 眞言に は 法 華經は 雲泥 也と 思 ひしな り。 其の後 

!?、 .ci くれ 5 て、 A ながち おなしめ , 

德宗 皇帝の 钾 宇に 妙 樂 大師と *. す 人、 眞言 は 法 華經に 强 に劣りたりと《^召ししかども 

i? 'け .J よ, ゥ れつ じん わ 5 

いたく 立てる 事 もなかり しかば、 法 華 真言の 勝 劣を辨 へる 人な し • 日本 國は人 王 三十 代, 

ん く it- こく t1 じ わ 仁 しん ぶつ 3." みん 

欽 明の 御 時、 百濟國 より 佛法 始めて 渡りたり しか ども、 始は 神と 佛 との 詩 譲 こはくして 

t 4*10 二 てん わ J し ゃ.っ ミく; i いし ぐ づ 5 

三十 餘年は 過ぎに き • 三十 四 代 推 古 天皇の 稗 宇に、 聖德 太子 始めて 佛 法を弘 通し 絵 ふ, 

a? ,、ねん ろく し oirLI-,* ろんし -7 A*-- ミく た •> しゃ f 

鼓觀、 觀勒の 二の 上 <百» 國 より わたりて 三論 宗を弘 め、 孝德の 御宇に 道昭 禪宗を わ 

たす。 天 の 御宇に i 羅 國の智 庫、 法相 宗を わたす • 第 四十 四 代 元 正 天皇の 御宇に、 善 

J -0 *n.7 しか しゃ s ひ L んじゃ だい ミく ベ 人 そ..' じ や i 

無 畏三 藏 大日 經を わたす • 然るに 弘 まらす • 聖武の 御宇に 審 祥大德 、 朗辨份 正 等、 華 S 



會昌 天子 ー 唐武 





杵を 握る 人、 たれ かこの 末流に あら ざろ や。 又慈覺 大師 は 下野の 國の 人、 廣智 菩薩の 

弟子 也。 大同 三 御 歳 十五に して、 傳敎 大師の 御 弟子と なりて、 ^山に登りて十^;^年の 

間 六 宗を習 ひ、 法 華 真言の ニ宗を 習ひ傳 へ、 承和五年御入^^、漢土の會昌天子の御宇也。 

はっせみ 6 ん せい ほふぐ わつ そ- < 'ゑ し をん せ がく あ けんみ つ だ-フ . 

法 全、 元 政、 義眞、 法 月、 宗 .^、 志 遠 等の 天台 眞首 の碩學 に燈ひ 奉りて、 顯密の 二道 を 習 

こ W ひ け、.' あ ひだ つく 

ひ 極め 給 ふ。 =N^の上殊に眞言の祕敎は、 十 年の 問 功 を 盡し給 ふ。 大日 如來 より は 九 代. w。 

r^^f? じんみ やうて んゎラ おんし じんじゅ さいかう そ しつ ぢき や- r- じょ えいさん 

嘉祥 元年 仁 明 天皇の 御師 也。 仁壽、 齊衡 に、 金剛 頂 經蘇悉 地 經のニ 經の疏 を 造り、 山 

さ. ムっ ゐん こんり ふ ざ す しんごん 

に 總持院 を 建立して 第三の 座主と なり 給 ふ。 天台の 眞言 これより はじまる。 又 智證大 

てんちゃ, フ ぎ しんくれ しゃ、 f 

師は讚 歧の國 の 人、 天 長 四 年 御 年 十四、 . ^山に 登り 義眞和 尙の御 弟子と なり 給 ふ。 日本 



國 にて は 義眞、 慈覺, 圓澄, 別當 等の 諸德に 八宗を 習ひ傳 へ、 去ぬ る仁壽 元年に 文德天 

わう ちょく かん ねんち f はっせん らうし よく わしゃ .r- 

皇の勑 を 給 ひて 漢土に 入り、 宣宗 皇帝の 大中 年中に 法 全、 良 譜和尙 等の 諸 大師に、 七 ijl. 

けんみ つ け. 7 き は » てラ せい わ おんし 

の 問 顯密の 二 敎習ひ 極め 給 ひて、 去ぬ る 天 安二 年に 御歸 朝、 文德、 淸和 等の 皇帝の 御師 

いづ ゆん ため たラ i よ t みや .r- し S じ t しんみんし A かう 

也。 何れも 現の 爲、 常の ため、 月の 如く 日の 如く 代々 の 明主 時々 の 臣民 信仰 餘り あり, 

歸侬 怠 無し。 故に 愚 癡のー 切 偏に 信す るば かり 也。 誠に 侬法不 依 人の金 言 を 背かざる 

いかで こ ぼ ふ しょせん いかん 

の 外 は、 爭か佛 によらす して 弘法 等の 人に よるべき や。 所詮 其の 心 如何。 -, 



本尊 問答 抄 



五 二 九 



日蓮 上人 文集 五 二八 . 

又 慈 t、 智證 大師の 讀み狯 ふ 樣に云 はく、 一 

於,, 諸經 中; 最 在- 其 中; 又最爲 第一 r 等 云云 • 

^^00 ま、 大日 如来 一 切の 諸佛, 法 華經を 一 切 緩に 相對 して 說 いての 給 はく. 

「法華^ 111」 又說 いて 云 はく、 「法 華最在 = 其 上 こ 云々 • 所詮 釋迦, 十 方の 諸佛 と、 慈覺、 一 

弘法 等の 三だ師 と、 いづれ を 本と すべき や。 但し 事 を 日 によせ て, 釋迦- 十 方の 諸佛 

に は 永く 背きて 三 大師 を 本と すべき 欺 如何, i 

さ £5? ^、ざ..' *• つじ や-..' で し 1* つ 5-> ,u • 一 

問 ふ。 弘法 大師 は 讚 岐の國 の 人、 勤 操 情 正の 弟子 也。 三論 法相の 六宗を 極む • 去ぬ ろ 延ー 

くひ V •:- てん ひ *f らょく ん お Jr ん グー ちょく V* t い ■c-.r- じ _ 

f 一十三 年 五月 桓武 天皇の 教 宣を帶 びて 漢土に 人り、 願宗 皇帝の 敕に侬 りて 靑龍 寺に 入 I 

りて!^ il^li に 眞言 の 大法 を 相承し 袷へ り dsB 尙は 大日 如来より は 七 代に なり 給 ふ 二 

- *^ «*,、 0*- 4-£ かち こん Iki- さつ 1、 

人 は 替れ ども . 虫 門 は 同じ。 譬 へば 蘇の 水を猶 にラ つす がご.; ^し* 大日 如来と 金 S 薩! -* 一 

0^, 0^0. il- き, 智、 不 &r 慧果、 弘法との、 « は 異なれ ども 所 傅の 智水は 同じ &言 也. 一 

此の 大師、 彼の 眞言 を 習 ひて 三千の 波禱を わたりて 日本 國 に付き 拾 ふに、 平 城、 嵯 S 、淳ー 

な て- こん h- ふ ちょく . ♦ 一 

和の 三 帝に さ づけ 奉る。 去ぬ る弘仁 十四 年 正月 十九 日に 東 寺 を 建立すべき 教を烚 ひて 

SSS- 械法ゲ し 袷 ふ * 然れば^^s七道六十六茵aニっの島に至るまでも、 鈴 をと り 



答 ふ。 釋迦 如來多 寶佛. 總 じて 十 力の 諸 佛の御 評 定 に 云 はく、 1 已: の 一 切經の 中に 

法 華最爲 第一 云々。 

問 ふ。 今日 本國 中の 天台 眞言 等の 諸 佾拉に 主 臣萬民 疑うて 云 はく、 日 蓬 法師め は、 弘法 

慈 覺智證 大師 等に 勝る ベ きか 如何。 

答 ふ。 H 蓮 反 詰して 云 はく、 弘法、 慈覺. 智證 大師 等 は, 麟 ぎ、 ^g- 十¥^の諸佛に^ 

るべ き歟、 是 一 。今日 本の 國 王より 民まで も 敎虫釋 尊の 御子 也。 釋 尊の 最後の 御 遺言に 云 

はく T 依. 法不, , 人」 等 云々。 法 華 s| 第 一 と 申す は 法に 侬る 也。 然るに 三 大師 等に i るべ 

しゃとの 給 ふ。 諸 佾王臣 萬 民 乃至 所從 牛馬 等に いたる まで、 不^|?の子にぁらすゃ、是ニ。 

問 ふ。 弘法 大師 は 法 華 經を見 給 はす や。 

答 ふ。 弘法 大師 も 一 切 經を讀 み 給へ り。 其の 中に 法華經 華嚴經 大日 經 のぎ ゲ讀み 

. 給 ふに、 法 華 經を讀 み 給 ふ 樣に云 はく、 

は なり ての:. : 

文殊 師利。 此法 華經。 諸 佛如來 秘密 之藏。 於,, 諸經中 1 最 在,, 其 下,; 

又 讀み給 ふ 樣に云 はく、 

ケに の あ. 9 もて の 二 

藥王 今告. 汝。 我所說 諸經。 而 於,, 此經 中; 法華最 第三 云云。 

本尊 問答 抄 J^Ti^ 



日蓮 上人 文集 5 一六 

又 云 はく、 

i のな り a て u たまへ り する こミ 4* 4- のの は fc- -T じして t 

此方 等經。 是諸佛 眼。 諸佛 因, 是。 得, 具 _> 五 眼; 佛 三種 身。 從-方 等, 生。 是 大法 印 印ュ 

涅 海; . ^此 海中。 能 生,, 三種 佛淸淨 身; 此 三種 身 • 人 天福 田 • 應供 中最等 云云, 

,や 5 もん しょしゃ、 3 C うし や 5 A -u** しひ 

此 等の 經文、 佛は所 生、 法 華 經は能 生、 佛は身 也、 法 華經は 神 也, 然れ ば刖ち 木像 暨 

い &、 く や 5 fcr ざ 7 だいじち ぶ PA.^ 

像の 開眼 供養 は、 唯 法華經 にか ぎるべし。 而 るに 今 木 靈のニ 像 を まう けて、 大日 佛亂の 

いん しんごん おい! £>.<く T もミ ぎゃく 

印と 眞言と を 以て、 開眼 供養 をな す は 最も 逆な り, 

だいにち 1ー よらい 15 

問うて 云 はく、 法 華經を 本尊と すると、 大日 如来 を 本尊と すると. いづれ か 勝る や. 

答 ふ • 弘法 大師, 慈覺 大師, 智證 大師の 斜義の 如くなら ぱ 、大日 如来 はす ぐれ, 法 擊 經は 

劣る 也 • 

問 ふ。 其の i 如何。 

ひ ?!' は V 'やく ;? レん 

答 ふ。 弘法 大師の 站藏资餘、 十 住 心に 云 はく, 第 八 法 華、 第 九 華嚴、 第 十 大日 經等 云々 • 

あさ じょ * しつ ぢ *f 

是は淺 きょり 深き に 入る、 慈覺 大師の 金剛 頂經 の疏、 蘇 ICS- 經 の疏, 知 "證 大師の 大日 經の 

旨歸 等に 云 はく, 大曰經 第一、 法 華 第二 等 云々 • 

問 ふ。 汝が意 如何。 



能 生一. 他の 者 i 

生ずる. --の 



她來、 淨土宗 は阿彌 陀怫、 禪宗 にも 釋迦を 用 ひたり。 何、 ぞ 天台宗に 法 華經を 本尊と する や。 

かれら これ ほん,? -ん 

答 ふ。 彼等 は佛を 本尊と する に、 是は經 を 本尊と す。 せ、 の義 あるべし。 

問 ふ。 共の 義 如何。 佛と經 と いづれ か 勝れた る や。 

答へ て 云 はく、 本尊と は 勝れた る を 用 ふべ し。 例せば 儒家に は 三 皇五帝 を 用 ひて 本尊と 

する が 如く、 佛家 にも 又 釋迦を 以て 本尊と すべし。 

い か 八 ほん みん だいもく 

問うて 云 はく、 然 らば 汝 如何 ぞ釋迦 を 以て 本尊と せす して、 法 華經の 題目 を 本尊と する 

や。 、 

y A AO'S し 0- く わたくし し C 'くそん 

答 ふ。 上に 舉 ぐると ころの 經釋を 冕 給へ、 私 の 義には あらす。 釋 尊と 天台と は 法 華 

さ だ t つ: U い • ほん. 5- ん ,- 

經を 本尊と 定め 給へ り。 末代 今の 日 莲も佛 と 天台との 如く、 法 華經を 以て 本尊と する 也 

ゆろ: し. 1- くそん i, ん らく モ 5 しょぶ つ •》* け や う 

其の 故 は、 法 華 經は釋 尊の 父母 諸 佛の眼 S 也- 釋迦 大曰總 じて 十 方の 諸佛は 法華經 より 

しゅっしゃ ラ t. のラ しゃ f ほん. t^A 

出生し 給へ り。 故に 今 能 生 を 以て 本尊と する 也。 

問 ふ。 其の 證據 如何。 一. . 

答 ふ。 普 s« 經に云 はく。 

此 大乘經 典。 諸佛 寶藏。 十 方 三世 諸佛服 目。 P 生 三世 諸 如來, 種 等 云云。 . 



本尊 間 答抄 



五 二 五 



日蓮 上人 文集 



五 二 四 



四 W 三 SI 天 さ 

は 於け S 肝心の 

行 



疑うて 云 はく、 天台 大師の 摩 1^ 止觀の 第二の 四 種 三昧の 御本尊 は 阿 il&i 也 • 不空三 載 

^ は *T くわん ち y 9 んぢ ぎ ? 7^ 

の 法 華 經の觀 智の儀 机 は、 釋迎 多黉を 以て 法華経の 本尊と せり。 汝 何ぞ此 等の 義に 相違 

する や。 

ォ たくし か A いに m^.76A お t- しゃく 

答へ て 云 はく 是 私 の義 にあら す、 上に 出す ところの 經文拉 に 天台 大師の 御釋 也。 但し 

t i しく. c./- し S ま い じ p-rrj じ や., ir, ゃラ ひ y や *r- ひ y 

摩 訶止觀 の 四 種 三昧の 本尊 は 阿 彌陀佛 と は、 彼 は 常 坐、 常 行、 非行 弗 坐の 三種の 本尊 は 

. i . f i もんじ * もんき や-つ は A じゅ ti ,や, ゥ しゃ くわん や-つ これに ザ A; is ち 

阿 彌陀佛 也 • 文殊 問經、 般舟 三昧 經. 請 觀音經 等に よる。 是爾; の 諸經の 内、 未顯 眞實 

の經 也。 半 行 半 坐 三昧に は 二 あり、 一に は 方 等經の 七佛八 菩薩 等 を 本尊と す, 彼の 經 によ 

る。 二に は 法 華 經の釋 迦多寶 等 を 引き 奉れ ども、 法 華 三昧 を 以て 案す るに, 法 華經を 

本尊と すべし • 不空三 栽の 法 華 偽 軌は寶 ^品の 文に よれり • 此は 法華経の 敎 を 本尊と 

• , - しゃ-". -ぃ か A しょぶ つ -,ー ほ **、 

す。 法 華經の 正意に は あらす • 上に 舉 ぐる 所の 本尊 は、 釋迎 多寶十 方の 諸佛の 御本尊、 

法 華經の 行者の 正意 也。 

ミ く しゃ じ ャ.7 じつりつ ほつ.?..' ろん ひ ,ん しん ん ザん 

問うて 云 はく 曰本國 に十宗 あり. 所謂 俱舍 * 成實、 律、 法相、 三論、 華嚴、 眞言、 淨土、 &、 法 

け し., ほん * ん く レ ャ れつ ミ, f じん 發-ゥし&か 

華宗 也, 此の 宗は皆 本尊 まちくな り。 所謂 俱舍, 成資、 律の 三宗 は劣應 身の 小釋^ 也 • 法相^ 

三 翁の 二 宗は大 m 迦彿を 本尊と す。 華嚴 宗は臺 上の s« 那報 身の 釋迦 如来, 眞首宗 は大 



本尊 問答 抄 

問うて 云 はく、 末代 惡 世の 凡夫 は 何物 を 以て 本 糞と 定 むべ き や。 

だいもく も つ 

答へ て 云 はく、 法 華經の 題目 を 以て 本尊と すべし。 

いづれ S ゃミ もん いづれ じんし しゃく い 

問うて 云 はく、 何の 經 文 何 の 人 師の釋 にか 出で たる や。 

答 ふ。 法 華 經の第 四 法師 品に 云 はく、 

藥王在 在 處處。 若 說若 讀若 誦若 書 若 經卷所 住 之處。 皆應, 起,, 七寶の 塔, g て <| ^二 廣 

なら れ ♦* た る こ W を *y ォんに は じい ** す の 

嚴飾; 不, 須 3 復 安,, 舍利; 所以 者 何。 此中 已 有,, 如來 全身, 等 云云。 

によら いしゃう えん 

涅槃 經の第 四 如来 性 品に 云 はく、 

じ の は ミ する に すの なる を 二 IQ 

復次。 迦 築諸佛 所, 師。 所謂 法 也。 是 故如來 恭敬 供養。 以,, 法 常, 故 『諸 佛亦常 云云。 

天台 大師の 法 華 三昧に 云 はく、 • 

於,, 道場 中; 敷,, 好 高座; 安,, 置 法華經 一 部; 亦 未, 必 須 形像舍 利: 典 f 唯 置 r 

法華經 一部., 等 云云。 

本尊 問答 抄 五 ニー 11 



日蓮 上人 文集 五 ニニ 

提 比丘尼 は 一 切 衆生 喜見怫 となら じ。 耶輪 陀羅は 具足 千 萬 光相佛 となら じ. 三千 廛點も 

ゆ ろん ぢん てん 一 仁 は 5 ぶつ 

戲? fl、 五 百 塵點も 妄語と なりて、 恐らく は 敎主釋 尊 は 無間地獄に 墮ち、 多 W 彿は 阿 鼻の 

炎に むせび、 十 方の 諸佛は 八. K 地獄 を 柄と し、 一 切の 菩麇は 1 百 三十 六の 苦 を受 くべ 

し • いかで かその 義 あるべき。 其の 義 なくば 日本 國は 南無 妙法 建華径 なり, されば 花 は 

ね しん ふ つち ^rl C f こ だ.,' ザん a-f おん A «ot 

根に かへ り, 眞味は 土に 習る。 此の 功 德は故 道 善 房の 聖靈の 御身に 集るべし。 祸無 妙法 

莲華經 ^無 妙法 蓬 華經。 

建 治 1 1 年 iS? 七月 一 一十一 日 • 之 を 記す 

甲 州 波 木 井の 驟蓑 歩の 嶽 より 安房の 國束篠 の 郡淸澄 山淨顯 房の 本 へ 奉送す 



始皇の 左 道一 秦 

始 皇帝の 邪道 



千 二百 二十 五ハ やが 間 一人 も唱 へす。 日蓮 一人 南無 妙法 蓮華 經 南無 妙法 蓮華 經 等と、 聲も 

し かぜ なみ たき^ 力う :£> , 

惜ま す唱 ふるな り。. 例せば 風に 隨 つて 波の 大小 あり、 薪に よって 火の 高下 あり 池に 隨 

i—p す だ ,せう り.? ふか えだ みなも ミ ながれ 

つて^の 大小 あり、 雨の 大小 は 龍に よる。 根深ければ 枝し けし、 源 遠ければ 涼な がしと 

よ ぶん わう れいかう しん t くわ、".' さ だ、? 

いふ これな り。 周の 代の 七 百年 は 文 王の 鱧 孝に よる。 秦の世 ほど もな し。 始皇の 左 道な 

じ ひ くわう だい まんねん みらい なが 

り。 日蓮が 慈悲 曠大 ならば、 南無 妙 蓮 法 華 經は萬 年の 外、 未來 まで も 流布るべし。 日本 

國の 一 切 衆生の 育 目 を 開ける 功德 あり。 無 問 地獄の 道 を 塞ぎぬ。 此の 功德 は傳敎 天台に 

こ すぐ I ごく ら く し ぬぎ や-つ ゑ さ く 

も 超え、 龍樹迦 葉に も 勝れたり。 極樂 百年の 修行 は、 穏 土の 一日の 功に 及ばす。 正 像 二 

千 jl^ の弘通 は、 末法の 一時に 劣る か。 是は ひとへ に日莲 が智の 賢き に は あらす、 時の 然 

らしむ る? J。 春 は 花 さき. 秋は菓 なる、 S は あたよ かに、 冬 はつめ たし、 時の 然 らしむ 

るに 有らす や。 

我^ ls。 II 五 百 ^iy 廣宣 流布" て£閻 浮提; ^ 令, ^絕 悪魔 魔 民 諸 天 龍 夜叉 鳩槃荼 

等得,4=_^便,也等云云。 

もし r>£ しゃり ほつ かせ ふ そんじゃ 

此の 經文若 空しくなるならば、 舍利弗 は 華 光如 來 となら じ, 迦葉 尊者 は 光明 如来と なら 

たまら. S せ, い.,' ぶつ せんかいん ゑ じ y いつ 5 わ-ひぶつ , ほふ ^Lw^^ 

じ。 目 據は多 摩羅^ 栴櫝香 沸と なら じ。 阿難 は 山海 養 自在 通王佛 となら じ 摩 訶波闍 波 



報 恩 



五 二 



B 蓮 上人 文集 五 二 〇 

させ 給 ひぬ。 されば 內證は 同じ けれども、 法の 流布 は迎葉 阿難よりも * 馬 鳴 龍 榭等は 勝 

れ, 馬 鳴 等よりも 天台 はす ぐれ、 天台よりも 傳敎は 越えさせ 給 ひたり. 世 末に なれば, 

人の & は あさく 佛敎は 深くなる 事な り。 例せば 軽 病 は 凡藥、 重 病に は 仙藥、 弱 人に は 

つよ , 

强き方 人 有りて 扶 くる, J れ なり。 

問うて 云 はく、 天台 傅 敎の弘 通し 袷 はざる 正 法 あり や • . 

答へ て 云 はく、 有り。 

求めて 云 はく • 何物 ぞゃ。 

答へ て 云 はく、 三 あり。 末法の ために 彿 留め SE き 給 ふ。 ^葉、 阿難 等, 馬 鳴、 龍樹 等, 天 

台、 傳敎 等の 弘 通せ させ 袷 はざる 正 注な り。 

求めて 云 はく, 其の 形 貌 如何, 

ひ W つ ないし んん ぶ だい ほん * ん 

答へ て 云 はく、 一 に は 日本 乃至 一間 浮提 一同に、 本 門の 敎も釋 尊 を 本尊と すべし, 所 

謂 iS£ ^の內 の 釋迦多 UK 外 の 諸 佛拉に 上 行 等の 四 菩薩 脇士 となろ べし。 二に は 本 鬥 

V い:: A A つ かん 9j 、つちむ ち si た ド> 

の 11^ 壇。 三に は 日本 乃至 漢土 月 氏 一 閻浮提 に, 人 ごとに 有智 無智 を 嫌 はす、 一同に 他事 

す な ひろ 》<ん ぶ だい ぶつめ クご 

を桧 てて 南無妙法蓮華経と 唱ふ べし。 此の 事い まだ 弘 まらす, 一 閻浮 5^ の 內に佛 :!^ 後 二 



欽明, I 日本に 初 

めて 侨法 渡りし 

時 



小 野 寺— 藥師寺 



殺した る ものな り。 鬼 を 殺す にも 過ぐべし と 罵りき。 又妙樂 大師の 時、 月 氏より 5^ 相眞 

ごん かん^ け 1* 一 A; し- 3 はじ ♦* ミ かくせ さわ こ i ん 

言わたり, 漢土に 華厳宗の 始 りたり し を、 鬼 角 責めし かば、 これ も又騷 ぎしな り。 日本 

國に は傳敎 大師が 佛減 後一 千 八 百, 平に あたりて 出で させ 給 ひ、 天台の 御釋を 見て 欽 明よ 

り已來 二百 六十 餘 年が 間の 六宗を 責め 給 ひし かば、 在世の 外道、 漢土の 道士 H 本に 出現 

ほう - つへ ぶつめつ ご ぐ わつ し かんさ に ほん だ ひか、— 

せりと 謗ぜし 上、 佛減後 一 千 八 百年が 間、 月 氏、 漢土、 日本に なかり し 圓頓の 大戒を 立 

くわ ぜ うじ かいだん しもつ け をの でら 

てんとい ふの みならす、 西 國の觀 音 寺の „ ^擅、 東國 下野の 小 野 寺の 戒擅、 屮國 大和の 國 

東大寺の 戒檀 は、 同じく 小乘臭 糞の 戒 なり, 瓦 石の ごとし。 其 を 持つ 法師 等 は 野 千 猿 i 

等の ごとしと ありし かば, あら 不思議 や 法師に 似た る大蝗 蟲國に 出^せり、 佛敎の 苗 一 

時に 失せなん。 殷 の紂、 夏の 榮、 法師と なりて 日本に 生まれたり。 後 周の 宇 文、 あの 武 

そ 3 ふた しゅつ ゆん た *s い. 象 ほろ だいじよ 5 せ..' じょ...' 

宗ニ たび 世に出 現せり。 佛法 も伹今 失せぬべし、 國も 亡びなん と。 大乘小 乘のニ 類の 

法師 出現せば * 修羅と 帝釋 と、 項 羽と 高祖と、 一 國に拉 ベる なるべし。 諸人 手 をた i き 

II w い *». ふたつ か;^?^* 



: は 佛と提 婆が 1 一の 戒擅 ありて 若干の 人々 死にき。 されば 他宗に は 背, 

ゑん ミん かいにん ふしぎ 



舌 を 震 ふ。 在 _ 

ベ し、 我が 師 天台 大師の 立て 給 はざる 圓頓の 戒檀を 立 つ ベ しとい ふ 不思讅 さよ、 あら, 恐 じ 

の. -し ふん A やう *! い V. しん 

おそろしと 罵り あへ りき。 され ども 經文 分明に ありし かば, 叙 山の 大乘 戒壇す でに 立て 



報恩 妙 



五 一 九 



B 蓮 上人 文集 五 一 八 

き ふ 1*1 ふ ざ 5, や 3 もち 

にも 記せられ たり。 又 付 法 蔵 經には 申す に 及ばす。 され ども 諸 の 小乗の もの ども は 用 

^, ふ じん * じよら い .t た 4* ん しつ き もん 

ひす、 但理 不盡に 責めし なり •「 如来 現在 猶多怨 嫉況威 度 後」 の經文 は、 此の 時に あたりて 

す こ っレ ±> だ ラ ころ し t そんじゃ f こ こミ 

少し 摘み 知られけ り, 提婆 菩薩の 外道に 殺され, 師子 尊者の 頃 を 切られし、 此の 事 を も 

つて 思 ひやら せ 給へ, 又佛 1 千 五百餘 年に あたりて、 月 氏より は柬に 漢土と いふ 國 

ちんず. X しゅっせ しゃう^ f けん 

あり。 陳隋の 代に 天台 大師 出世す。 此の 人の 云 はく、 如来の 聖^に 大 あり 小 あり 既 あり 

A つ fi じつ か せ ふわ XA ひろ * A^.^ U ちゃく てんじん ごんだ いじ *5 

密 あり 權 あり 實 あり。 迎葉阿 i 等 は 一向に 小を弘 め、 馬 # 龍 樹無著 天 親等 は權 大乗 を弘 

じつ V いじよ 5 9 y かく お て の し *? ひし, ゥ 

めて, 實 大乗の 法華經 をば, 或は 伹指を 指して 義を隱 し、 或は 轻の面 を 述べて 始中終 

しゃくもん G ほんもん あら じ a 人 じゃく 

をのべ す • 或は 迹 鬥 を 述べて 本 門を顯 さす。 或は 本迹 あって 觀 心なし とい ひし かば, 南 

三 北 七の 十 流が 末、 數千 萬人鬨 をつ くり 嚼と笑 ふ. 世の 末にな ろ ま よに、 不思議の 法師 

*_ も 出 I せり • 時に あたりて 我等 を 偏執す る もの はありと も、 後 漢の永 平 十 年 丁 卯の 歲 

初めて 支 sws 渡 ちんず. い t んし もの し ;< 

||!.レ.\|『 より、 今陳隋 に 至る までの 三藏 人師 二百 六十 餘人 を、 物 も 知らす と 申す 上、 誘 法の 者な 

画 歸め大 * り惡 道に 墮 つると いふ 者 出来せり。 あまりの 物 狂 はし さに、 法 華 S を 持て 來り焓 へる 羅 

什 三蔵 を も、 もの 知らぬ 者と. S. す 也 • 漢土 はさても 置け、 月氏の大^!師龍樹天親等の數 

ぼ 5 つ じつぎ ころ fc か 

百 人の 四 依の 菩醑 も、 いまだ 實義 をのべ 袷 はすと いふなり。 此を 殺した らん 人 は ほ を 



苦 s 無常 無我 1 

この 世 は 苦な リ 

空な 0- 無常な p 

無我な りと. 5 ふ 

小 菜の 教 



永亂、 法然ガ 日本 國を皆 阿 彌陀佛 になした るが ごとく、 す i め 給 は ざり ける やらん。 

答へ て 云 はく、 此の 難 は 古の 難な り。 今 始めた るに は あらす。 馬嗚、 龍樹 菩薩 等 は、 佛 

めつ 5: だい ろんじ ひ ri-f い ぐ づラ もろ- (- 

の 滅後六 百年 七 百年 等の 大論師 なり。 此の 人々 世に出で て大乘 經を弘 通せし かば、 諸々 

の 小 乘の者 疑うて 云 はく、 迦葉 阿難 等 は 佛の威 後 二十 年 四十 年 住 壽し給 ひて、 正 法,^ ^ 

め 給 ひし は、 如來 一代の 肝心 を こそ 弘 通し 給 ひし か。 而 るに 此の 人々 は、 祖苦空 無常 無 

が せん いまめ みやう h-r- じ S かしこ か せ ふ * な t* 

我の 法 門 を こそ 設 とし 給 ひしに、 今 馬 鳴、 龍樹等 賢し とい ふと も、 迦葉、 阿難 等に は 過 

ぐべ からす, 是 一 。 迦葉は 佛に値 ひま ゐら せて 解 を 得た る 人な り。 此の 人々 は佛 にあ ひた 

てま つらす、 是 一 1 。外道 は 常 樂我淨 と 立てし を、 佛 世に出で させ 給 ひて 苦 空 無常 無我と 說 

かせ 給 ひき。 此の もの ども は 常 樂我淨 といへ り。 されば 佛も御 入 減な り、 又 迦葉等 も か 

くれさせ 給 ひ ぬれば、 第 六 天の 魔王が 此の もの どもが 身に 人り か はりて 佛法を 破り 外道 

の 法と なさん とするな り。 されば 佛 法の 敵 をば 頭 を われ、 首 を きれ、 命を斷 て、 食 を 止 

くに お もろ { せ. r- じょう ま、 フ め みや. f た r ちう や 

めよ、 國を 追へ と, 諸 の 小乗の 人々 中せ しか ども、 馬 鳴龍樹 等は伹 一二 人な り、 晝 夜に 

あくく こ ゑ てう ぼ ぢ やう もく か うぶ しか おんつ かひ ま さ 

惡 口の 聲を きき、 朝 暮に杖 木 を 蒙りし なり。 而れ ども 此の 一 一人 は佛の 御使ぞ かし。 正し 

く 摩 耶經に は 六 百年に 馬 鳴 出で、 七 百年に 龍樹出 でんと 說 かれて 候 ふ。 =Hv 、の 上 榜伽經 等 



報恩 纱 



五 一 七 



B 蓮 上人 文集 — . 五 一 六 

うと、 Yisi おぎ 釋迦佛 なし。 例せば 華 かいて 菓 ならす、 雷 なって 雨 ふらす、 鼓 あつ 

て S なし * M-i つて 物 をみ す、 女人あって 子 を 生ます、 人あって 命な し, 又 神な し。 

^^^^の眞言、 k 師の 眞言、 阿 彌陀の 眞言、 觀 音の &ー曰 等 又 かくの ごとし。 彼の 經經 にし 

て は、 大王 ^ぎ §E 月 良 如意 珠利劍 等の やう なれ ども、 法 華經の 超 目に 封 すれ は、 雪 

§ の 勝 劣なる のみなら す、 皆 各々 當體の 自用 を 失 ふ。 例せば 衆 星の 光の, 一 の 日輪に 奪 

はれ、 li^ の 接の ひ r の磁 K に植 うて!: 精の 盡き, 大劍の 小火に 爐 うて 用 を 失 ひ、 牛乳 a? 

g 等の 師子 王の に 値うて おとなり, 衆 狐が 術、 一犬に 敏 うて 失 ひ、 狗 犬が 小虎に 56! う 

てお をお する がごと し • 南 妙 無法 莲華經 と 申せば、 i£ 無 阿 彌陀佛 の 用 も、 南無 大日 aw 言 

の g も、 ^^sbi の K も, 一 切の 諸 佛諸經 諸 菩薩の 用、 皆 悉 く 妙法 蓬 華經の 用に 失 

,や ft- A ない たづら w もの た.,' じ げんぜん こミ わり , 

はる • 彼の 經経は 妙法 莲華經 の 用を惜 すば、 皆 徒 物なる べし • 常時 服 前の 理 なり 日 

蓮が 南無 妙法 莲華 經と弘 むれば、 ^^無阿彌陀經の用は月の缺くるがごとく、 鹽の 干る が 

しう で 7 r -i り ひの かみ S i ^ A 

ごとく、 ; W 冬の 草の 祜る i がごと く、 冰の日 天に 解く ろが 如くな り 行く を 見よ 

ち? r せ.4 め A や 5 じ ちゃく てん*し.^、 i 

問うて 云 はぐ、 此の 法實 にいみ じくば、 など 迪葉、 阿難, 馬 鳴、 龍钩 無 著 天 親 ^ 

岳, 天台, 妙樂*喙敎等は、5^§が^5無阿彌陀佛と勸めて漢土に弘通せしがごとく、羊父 



h- やう せん きこしめ 

靈 山に まのあたり 聞 召して ありし 天台 大師 は、 

如是 者 所 間 法 體也等 云云。 

牵安 大師の 云 はく、 

記者 釋曰。 蓋 序 王者。 叙,, 經立 意; 述,, 於 文 心, 等 云云。 

此の 釋に、 文 心と は 題目 は 法 華 經の心 也。 妙樂 大師 云 はく、 

る こ? -J のをづ の より 

收 一一 一代 敎法; 出? 法 華 文 心, 等 云云。 

てん * ちく か こく そうみ や 5 ぐ わつ しこく ケゎ つし 、つち 

天竺 は 七十 箇國 なり、 摘 名 は 月 氏國。 日本 は 六十 简國, 撖名は 曰 本國。 月 氏の 名の 內に 

ないし にんちく ちん はラ ♦*、 フ うち で ** ま あう し- r- 

七十 箇國 乃至 人畜 珍寳 みな あり。 日本と 申す 名の 內に 六十 六筒國 あり。 出 羽の 羽 も奧州 

こがね ちん はう にんちく じ た ふ にほん じ を さ ♦* 

の 金 も 乃至 國の 珍寶 人畜 乃至 寺 塔 も 神社 も、 みな 日本と 申す 二字の 名の 內に 攝れ り。 

天 J を もって は、 日本と 申す 二字 を 見て 六十 六國 乃至 人畜 等 を 見るべし。 法服.^ もって 

は 人畜 等の 此に 死し 彼に 生る よ を も 見る ベ し。 譬 へ ば 人の 聲を きいて 體を しり、 跡 を 見て 

し はちす ぃナ ちめ ,*, 、 ん ** , 、 

大外を 知る. 莲を みて 池の 大小 を 計り、 雨 をみ て 龍の. 分 齋を勘 ふ。 これ はみ な 一に 一切 

こミ わ. y だいもく お i むね す 5 しゃか ぶつ 

の 有る 理 なり- 阿 含經の 1§§ 目に は、 大旨 一切 は ある やう なれ ども、 EI 小釋 迦ー佛 あり 

た ぶつ くわん y やう ^ '^:-? 

て他佛 なし。 華 嚴經、 觀經、 大日 經 等に は、 又 一切 有る やう なれ ども、 二 乘を佛 になす や 



lB*i 子 衆集 

りて lean 

^せ レ. J- 



日蓮 上人 文集 五一 H 

ぼん やく いや いのち 

藥は命 をのべ, 凡 藥は病 を 接せ ども 命 をのべ す。 

疑うて 云 はく, 二十 八 ag の 中に 何 か 肝心 ぞゃ, 

A な したが かんじん は.,' べん ほんじ » り や fef ん 

答へ て 云 はく 或は 云 はく、 品品 皆 事に 隨 ひて 肝心な り • 或は 云 はく、 方便 品 赛量品 肝心 



なり。 或は 云 は 

入 肝心な り。 或は 云 は 



, . じゅ. C や, fff ん .f- いじ ft 

力 便 品 肝心な り • 或は 云 はく、 壽量品 肝心な り • 或は 云 はく, 開示 悟 



實相 肝心な り • 



さ 



問うて 云 はく、 汝が心 如何, 

な V ふれん 6 ,7 しょ ラ * なんもん じ 9 t! よ ザ % もん 

答 ふ。 南無 妙法 蓬 華經 肝心な り。 其の 證 如何。 阿難 文殊 等 如是 我 開 等 云々. 

問 ラて曰 はく、 ひ 如何。 

答へ て 云 はく、 阿 と 文殊と は 八 年が 間、 此の 法 華經の 無量の 莪を r か 一 偶 一字 も殘 

す聽 iw して ありし が、 佛の威 後に 結集の 時 九 百 九十 九 人の 阿 I 漢が箪 を 染めて ありし に、 

妙法 莲華經 と 書かせて 如是 我 間 と唱 へさせ 袷 ひし は、 妙法 蓮華 經の五 字 は, lis 八 ifi 

ほん .fj ん じん くわ こ みやう ぶつ か. つ くわうた くじ 

十八 品の 肝心に あらす や。 されば 過去の 燈明佛 の 時より. 法華経 を 講ぜし 光 宅 寺の 法 雪 

法師 は、 

如是 者將, 傳,, 所 g; 前 超 華,, 一 部, 也 等 云云。 



し ミな さい ミ -3 せんじ 人 く さくしゃ べつ 

知らぬ 者の 唱 ふると 齊等 なり や。 淺 深の 功德 差別せ り や。 

答へ て 云 はく、 淺深等 あり。 

疑うて 云 はく、 其の 心 如何。 

答へ て 云 はく、 小 河 は 露と 涓と 井と 渠と 江と をば 收 むれ ども、 大河 を 収めす。 大河 は 

露 乃至 小 河を攝 むれ ども 大海 を攝 めす。 阿 含經は 井江 等 露 涓をを さめた る 小 河の ごとし。 

方等經1:彌陀經^<日經華嚴經等は、 小 河を攝 むる 大河な り。. 法 華經は 露、 涓、 井、 江、 

f が てん, フ ひミ しづく も 仁£ あっき もの 

小 河, 大河、 天 雨 等の 一切の 水 を 一 滞 も 洩らさぬ 大海な り。 譬 へば 身の 熱 者の 大寒 水の 

邊に寢 ねつれば す r しく、 小水の 邊に 臥し ぬれば 苦しき が ことし。 t4 逆 請 法の 大 1 闡提 

人、 阿 含、 華厳、 觀經、 大日 經 等の 小水の 邊 にて は, 大罪の 大熱散 じがた し。 法 華經の 

だい せっせん ふ ざ や,、 ひ^- 7 たち ま ぐ しゃ 

大雪 山の 上に 臥し ぬれば, 五 逆 1 ー闡提 等の 大熱 忽ちに 散すべし。 されば 愚者 は必す 

しん おの ?- にい もく やす おな ち しゃ く 

法 華經を 信すべし。 各々 經經の 題目 は 易き 事 同じと いへ ども、 愚 と 智者との 唱 ふる 功 

f 、ひんで い お ほつな き せう りき こがたな たやす 

德は 天地 雪 泥な り。 譬 へば 大綱 は 大力 も 切りが たし。 小 力なれ ども、 小刀 を もて 容易く 

? たミ かたきい し じぶ きかたな だいりき わ ミ きつろ ぎ やぶ 

これ を 切る。 譬 へば 堅 石 をば 鈍刀 を もて は 大力 も 破りが たし、 利劍を もてば 小 力 も 破 

く. U り し ふく や しょく ふく や ♦* ひ せん 

りぬべし。 譬 へば 藥は 知らね ども 服 すれば 病 .5=1 みぬ。 食 は 服せ ども 病 やます。 譬 へば 仙 



日蓮 上人 文集 五 一 二 

一 * 一ん さう そうじ? --フ やうへ 5 モラ じゃラ おんし ス でし 

にて おはします。 勤操佾 正、 行表佾 正の 傳敎 大師の 御師 たりし が、 かへ りて 御 弟子と 

か * のぶ きょす みや t しの い 

ならせ 給 ひしが ごとし。 日 莲が景 信に あだまれ て, 淸澄山 を 出で しに、 追 ひて 忍び 出で 

られ たりし は、 天下 第一 の 法 華經の 奉公な り。 後生 は 疑 お ほす ベから す。 

くわ 八 ほん なにもの か 人 じ. < 

問うて 云 はく、 法華經 一 部八卷 一 一十 八 品の 中に 何物 か 肝心なる。 

答へ て 云 はく、 華 嚴經の 肝心 は 大方 廣佛 華厳 經、 阿 含經の 肝心 は 佛說中 阿含輯 大 集經 

51 ん tt や, o-.*- t y はんにゃ は ら つ, や 5 siiz わん a や 

の 肝心 は 大方 等大 集經、 般若 經の 肝心 は摩訶 般若 波羅蜜 經、 雙觀經 の 肝心 は佛說 無量 養 

經、 膨 お, の 肝心 は 佛說觀 無量 壽經、 阿彌陀 k の 肝心 は 佛說阿 彌陀經 ノ涩 紫 ^ の 肝心 は大 

はつね ん y や .7 にょぜ が も 人 かみ だいもく ん じん だい 

般 經。 かくの ごとくの 一 切經 は、 皆、 如是我聞の 上の 題目 其の 經の 肝心な り • 大は 

大 につけ、 小 は 小に つけて 題目 を もて 肝心と す • 大日 經, 金剛 預經、 蘇 悉地經 等 亦復か 

くの ごとし • 佛又 かくの ごとし。 大日 如來、 曰月燈 明怫、 燃 燈怫、 大通佛 ,雪 雷 音 王佛、 

是等も 又 名の 內に 其の 怫の 種々 の德を 具へ たり。 今の 法 華 經も亦 もつ て かくの ごとし。 

如是 我閒の 上の 妙法 莲華經 の 五 字 は卽ち 一 部 八卷の 肝心、 亦復 一 切經の 肝心、 一 切の 諸 

し! 5 ら ちゃう C や- r- 

佛菩薩 ニ乘 天人 脩羅 龍神 等の 頂 上 の 正 法な り。 

問うて 云 はく、 ^5無妙法莲華經と心も#らぬ荐の唱ふろと* 南無 大方 廣彿 is 經と心 も 



ちぬ。 大 覺世 尊の 御子 なれ ども、 善 星 比丘 は 阿 鼻 1 地獄へ 墮 ちぬ。 これ は 力の まや 縱 はん 

じ つ- ->! し ^>ーくくぉ 《 ん ナ,、 で し 二 ちれ 1" - 一く 

と 思せ ども、 自業自得 * の 邊は救 ひがたし。 故 道 善 房 はいた ふ 弟子 なれば、 in 蓮 をば 

しと は覺せ ざり け るら めど も、 き はめて 臆病な りし 上、 淸澄を 離れ じと 執せ し 人な り。 

ぢ -.--•<' か: & のぶ おそろ V;- ほ く >> やひ zi -?? ち じつ じ 9--,- i し.; - a 

地頭 景 信が 恐し とい ひ 提婆、 稷伽 利に 異ならぬ 圓智、 實 城が、 上と 下. とに 居て 脅せし 

を、 强 に 畏れて 愛しと 思 ふ 年 ごろの 弟子 等 を だに も、 捨てられし 人 なれば、 後生まい 

、 ひミっ "?ク うが ゑんち じつ じ や-つ 3 き W ひミっ 

かんがと 疑 ふ。 但 一 の 冥加に は, 景 信と 圓智, 實城 とが 先に 逝きし こそ 一 の たすかりと 

は忠 へど も、 彼等 は 法 華經の 十羅, の責を 蒙りて 早く 失せぬ。 後に すこし 信ぜられて あ 

いさか ひ のち ちぎ &ぎ ひる ミ ら しび そ ミへ こで し 

りし は 爭 の 後の 棒 なり。 晝の 燈 なに かせん。 其、 の 上い かなる 事 あれ ども、 子弟 子 

ふ むん ちから # ささく- * S 

なんどい ふ 者 は 不便なる 者ぞ かし。 力なき 人に も あら ざり しが、 佐 渡の 國 まで 行きし に、 

一 度も訪 はれ ざり し 事 は、 信じた るに は あらぬ ぞ かし。 それに 附 けても、 あさまし けれ 

-ピ し きょ さ ひ A づ しづ よした ゆ *- , 

ば、 彼の 人の 御 死去と 聞く に は, 火に も 入り 水に も 沈み、 走り 立ちても 行いて、 御 fi| を 

p< ^-^..7 さく じゅ おも けんにん ミ V せ f 

も 叩いて, 經をも 一 卷讀 誦せん とこ そ 思へ ども、 賢人の なら ひ、 心に は遞 世と は& よね 

ミんせ おも S ゑ はし い おも 

ども 人 は 遁世と こそ 甲 I ふらんに, 故 もな く 走り出 づ るなら ば、 末 も 通らす と 人 思 ふべ 

し。 されば、 いかに 思 ふと もま ゐ るべき にあら す。 但し 各々 二人 は, 日蓮が 幼少の 師 1^ 

報恩 紗 五一 一 



日蓮 上人 文集 



fi 一 



" 一 



の 大事、 日本 國を失 はんと S 几咀 する 法師な り • 故 最明寺 殿 極 樂寺殿 を 無 Si 地 に墮 ちた 

CH レ A ん たづ 4* 5 くびめ くび 

りと 申す 法師な り, 御 尋ね あるまで もな し、 但 須臾に 頸 を 召せ、 :es; 子等 をば 义 或は 頸 を 

切り 或は 遠國 にっか はし、 或は 籠に 入れよ と、 尼 稗 前た ち 怒らせ 給 ひし かば、 その まよ 

. - か G ミ G ひつじ さが A たつ ち y 

行 はれけ り。 去ぬ る 文 永 八 年 辛 未 九月 十二 日の 夜 は、 相 摸の 國 龍の 口にて 切らる ベ か 

りしが、 如何に してや あり けん 其の 夜 は 延びて、 依智 とい ふ 所へ つきぬ。 又 十三 日の 夜 

は, りたり と 多 口め きしが、 又い か にゃあり けん, 佐^の 國 まで 行く • 今日 切ろ 明日 切 

y ねん けっく > の、 い U » 

ると いひし ほどに、 四箇 年と いふに, 結句 は 去ぬ ろ 文. 水 十 一 ijf 太 藏甲戊 一 一月の 十四日に 許 

りて、 同じき 三 1 十六 nl に 鎌 倉 へ 入り, 同じき 四月の 八日 平の 左 衛鬥の 尉に 見参して や 

こミ *♦、_.' 5 ち も, りこ ぢゃ 5.M 

うやう の 事 巾したり し 中に、 今年に 蒙古 は 一定 寄すべし と 申しぬ • 同じき!;^月の十ニ日 

に 嫌 食 を 出で て 此の 山に 入れり。 これ は ひとへ に 父母の 恩、 師匠の 恩、 三贅の 恩, 闺恩 

を 報ぜん がた めに、 身 を 破り 命を捨 つれ ども. 破れ ざれば さて こそ 候へ。 又 人の 習、 

三度 國を諫 むろに 用 ひすば. 山林に 交れと いふ こと は、 定, 例な り。 此の 功德は 定めて 



か A しも ぼんてんた いしゃく しろしめ こ だ •> ザ AfJ ミ しゃ .r-h- や f たす 

上 三寶、 下 梵天 帝釋 日月まで も 知 召しぬ らん。 父母 も 故 善 房の 聖靈も 抉 かり 給 ふら 

ん。 但疑ひ 念 ふこと あり。 目 連 尊者 は 抉 けんと W 心 ひし かど も、 母の 靑 5^ 女 は 餓鬼道に 墮 



房 忠忠魏 の羅 
仁 臣徴羅 時 5 
公 I 零の I 
I 唐 者 御 》 

m 太 子 尊 

原宗' 在 
良 の 親 俗 



なが み づのミ のる ゆ い ±.(1 ぼ だいしんが 5 じ?; つ 

流されぬ。 又 同じき 弘長 三年 癸 亥 二月 二十 二日に 許りぬ。 其の後 彌 菩提心 强 盛に 

して 5: せば、 いよ, 難 かさなる 事, 大風に 大波の 起る がごと し。 昔の 不輕 菩薩の 杖 

く きめ わろ つし かく ミ くび く くわん ぎぶつ す fSi およ 

ボの責 も 我が身に 摘み 知られたり。 覺德 比丘が 歡喜佛 の 末の 大難 も、 此には 及ば じと 覺 

ゆ。 日本 六十 六 箇國、 島 二の 中に、 一日片時 も 何の 所に 住むべき やう もな し。 古 は 二百 

五 十戒 を 持ちて、 忍 辱なる 事羅 云の ごとくなる 持戒の 聖人 も、 富 楼那の ごとくなる 智者 

も、 日蓮に 値 ひ ぬれば 惡ロを 吐く。 正 直にして、 魏徵、 忠仁 八ムの ごとくなる 賢者 等 も、 

日莲を 見て は理を まけて 非と 行 ふ。 いは ラゃ 世間の $m の 人々 は. 犬の 猿 を 見た るが ごと 

く、 獵師が 鹿 を 籠め たるに 似たり。 日本 國の 中に 一人と して, 故 こそ あるら めと いふ 人 

なし。 道理な り。 人 ごとに 念 沸 を 申す。 人に 向 ふごと に 念 佛は無 間に 墮 つると いふ ゆ ゑ 

しん i- 一ん た-.' ミ ほろ ば あく ほふ し-.. - てん 一 

に。 人 ごとに 眞言 を 尊む。 眞言 は國を 亡す 惡 法と いふ。 國主 は! t 宗を 尊む。 日蓮 は 天魔 

しょ. まね わざ.^ ひ の ,? ひ ♦ ミカ 

の所爲 とい ふゆ ゑに。 我と 招け る禍 なれば、 人の 篤る を もと 力めす ;§e む とても 一 メ 

ならす。 打つ を も 痛ます, 本より 存ぜ しが ゆ ゑに。 斯うい よ^,.^ 身も惜 ます 責めし かば、 

?ん そう しん- -1 んし ぶ ざ T きり ひ! i ^ ^~n^ 

禪憎數 百 入、 念 佛荐數 千 人、 L 眞言 師百千 人 も、 或は 華 行に つき、 或は 權 家に 附き 或は 權 

ご f あま-ご f V じん !3»^*^?ん ほさ さい 

が 房に つき、 或は 後家 尼 御前 等に ついて、 無盡の 讒言 をな せし 程に、 最後に は 天下 第一 

報恩 鈔 五 〇 九 



日蓮 上人 文集 



五 八 



御室 I 仁 和 * の 

法 親王 

天意 las_i の! 《ー 

兒名 は勞 多 知 



大神、 正 八幡、 が 王い 加 茂、 春 日 等に, 数年が 問 或は 調伏 或は 神に させ 給 ひしに、 二 

日 三日 だに も へ かねて、 國、 阿波 國、 隱岐國 等に ながし 失せて、 終に 瞎れ させ 給 

て .rsn く じ P 、つし A お むろ ミ., じ まなこ 4 L. ^ ノ 

ひぬ。 調 の 上、 首 御室 は、 ffll 東 寺 を か へらる i のみなら す、 眼の ごとく 愛せ させ 給む,, - 

て、? うせい i A くび てラ at く け人ぢ やくお ほ 人 にん さ. - : 

第一の 天童 勢 多 倣が 預 切られたり しかば、 調伏の しるし 還 著 於 本人の ゆ ゑと こそ えて 

Z のち こくし 人 a ん A ん ^^1 ' f k . ひ, J 

候へ。 これ はわ づ かの 事な り。 此の 後 定んで 日本の 國臣萬 民 一人 もな く 乾草 を 積みて 火 

を 放つ がごと く、 大山の 崩れて 谷 をう むる がごと く、 我が 國他國 に 攻めら ろよ 事 出来す 

バレ, 此の 事^ 本國の 中に、 低 曰 蓬 一人 計り 知れり。 いひ がすならば 般の 3g 王の 比 千が 

y けつね 5 ff il んみ ら わ 5 し « そ 人 じ や、 

耳 を さきし がごと く、 夏の 榮 王の 龍 逢が 預を 切りし がごと く、 1E 彌羅 王の 師子 尊者が 

を 刎ねし がごと く、 竺の道 生が 流されし がごと く、 法 道 三 親の 火 印を燒 かれしが ごとく、 

ならん すらん と は、 かねて 知りし かど も、 法 華 經には 「我 不, 愛, - 身命; 伹惜 = 無上? 一 」 と說 

かれ、 獎經に は 「寧 喪,, 身命- 不, 匿, 敎者」 とい さめ 給へ り • 今度 命を惜 むなら ばいつ の 

^にか % になるべき。 又 何なる 世に か 父母 師匠 を も 救 ひ 奉 るべき と、 ひとへ に 思 ひ 切 

りて 巾し 始めし かば, 案に たが はす、 或は 所を逐 ひ, 或は „m り, 或は 打 たれ、 或は ^ を 

i ゲ ほどに、 去ぬ る弘長 元年 辛 SK 月 十二 曰に, 钾 勦氣を かう ぶりて £0=1 の國 伊東に 



又 六の 卷に云 はく、 

佛 告,, 迦猪; 我般, 没槃。 乃至 後。 ; II,! 魔 波旬漸 沮,, 壊 我 之 正 法; 乃至 阿羅漢 %及^ 

色 身; 魔王 以,, 此冇漏 之 形; 作,, 無 漏 身; 壞,, 我 正 法, 等 云云。 

i , !■ • け ごんき わ- 5 ^ ろん しか こ t 

法 大師 は 法 華經を 華嚴經 大日 經に對 して 戯!! 等 云々。 而も 佛身を 現ず。 此淫 槃經に は、 

魔、 有 漏の 形 を もって 佛 となって 我が 正 法 を やぶらん と 記し 給 ふ。 經の正 法 は 法 華 

經 なり。 故に 經の次 下の 文に 云 はく、 久しく 已 に成佛 す。 又 云 はく, 法 華の ¥ の 如し 等 云 

-tp,*> たは, フ たい し,. * じつ 、",-*.J つ 

云、 釋迦 多寶十 方の 諸佛 は、 一切 經に對 して 法 華 經は眞 富、 大日 經 等の 一切 經は不 眞實等 

云々。 弘法 大師 は 佛身を 現じて、 華厳 經大曰 經に對 して 法 華 經は戯 等 云々。 まこ 

ョ鈷の 事 上禱 とならば、 弘法 は 天魔に あらす や。 又 三 の 事 殊に 不審な り。 漢土の 人の 日本に 来りて 

力 支 ^ はてお 力 ほ し A い ぜん つか は 5 づ こ; 1? ふ 

興る ぺき^ 掘り出す とも 信じが たし • 已 前に 人 を や 遣して 埋 みけん。 いはう ゃ弘, ぼ は 日本の 人、 か 

中は投 ぜし簿 かる 誑亂 其の 數 多し。 此等を もって 佛 意に 叶 ふ 人の 證據と は 知りが たし。 されば 此の 眞 

首禪宗 念佛等 漸く 斯うな り來る 程に, 人 王 八十 二 代 尊 成、 隱岐の 法皇. 權の 太夫 殿 を 失 

は ひ こくしゅ i* に 、r- さぎ 

はんと 年 ごろ 勵ませ 給 ひける ゆ ゑに、 國主 なれば 何となく とも 師子 王の 兎 を 伏す るが ご 

とく、 魔の 雉 を 取る やうに こそ あるべ かりし 上、 叙 山、 束 寺、 園 城、 奈 良七大 寺、 天 照 

報恩 鈔 五 七 



I 日蓮 上人 文集 五 六 

眞言 逢 _g 宗。 ?s 密 曼荼羅。 從,, 彼 時, 而 立矣等 云云 • 

一, 一 んじゃ み こ- に >f* さ.? -A- 

此の 筆 は 傳敎義 a 興の 御 存生 かと 見 ゆ。 弘法 は 平 城 天皇 大同 一 一年より 弘仁 十三 年まで は 盛 

に 眞言 を弘 めし 人な り * 其の 時 は 此の 二人 現にお はします。 又義眞 は 天 長 十 年までお は 

しんごん ひろ ふ しん しょ 

せし かば =k 、の 時まで 弘法の 眞言 は弘 まら ざり ける か。 かた <\> 不港 あり。 孔^ 經の疏 

は^ 法の 弟子 眞濟が 自記な り、 信じが たし。 又 邪見 者が 公家 諸 if 圓 澄の 記 を 引かるべき 

か • 又 道昌. 源 仁、 道 雄の 記 を 尊ぬべし。 

面 門 俄 開。 成,, 金色3^盧遮那, 等 云云。 

くち I ひら ,《 けんか もんめん か 

面 門と は 口な り 口の 間け たりけ るか。 眉間 開く と霄 かんとし けろ が りて 而 門と け 

ST. 'し i 

るか。 謀 害 をつ くろ 故に か i る あやまり あるか • 

大師 結,, 智攀 印; 向,, 南方; 面 門 俄 成,, 金色 S 盧 遮那, 等 云云 • 

經の 五に 云 はく、 

迦葉 白, 佛言。 世 尊 我 今不, 侬,, 是 2?#^; 何以故 • £ ^師 羅徑 中; 怫艮5^- 羅, 說。 若 

に るが せん ミ じて. 0- の しし ,Y な 

天魔 梵爲, 欲,, 破壊; 變 爲,, 佛像; 具,, 足莊" 嚴 三十 一 一 相 八十 種 好; S 光 一 tST 而部 腿满。 

くめ なる が の き-な- へ 1! の よりし *v の よりす 

猶,, 月 盛 明, £3問^5^-相白 溢-, 珥雪; 乃至 左 脇 出, 水。 お 脇 出, 火 等 云云 • 



平- 

ft 

俗 



等の 日記あるなら ば、 すこし 信す る邊 もや。 次 下に、 

昔予 陪,, 驚 峰 説法 之 筵; 親 ¥ ;, 其 深 文, 等 云云。 

此の 筆 を 人に 信ぜ させし めんがた めに 構へ 出す 大亡女 語 か。 されば 靈山 にして 法 華は戲 論、 

大 日 經は眞 實と佛 の 說き袷 ひける を、 阿難 文殊が 惯り て 妙法 華經 をば 眞實と 書け るかい 

かん。 いふに i. 斐 なき 娃女 破戒の 法師 等が、 歌 をよ みて 雨す 雨 を、 三七日まで 下さ ざり 

し 人 はかよ る德 あるべし や、 是四。 孔雀 經の音 義に云 はく、 

て の V ふじ に かにて る の s 

大師 結,, 智拳 印; 向,, 南方; 而門俄 開。 成,, 金色 S 比盧 遮那, 等 云云。 

これ いづれ いづれ ねんし かん ぞ けん ゆん はじめ いはう し そ にっき だい 

此又 何の 王 何の 年 時ぞ。 漢土に は 建 元 を 初と し、 日本に は 大寶を 初と して 緇素の 日記 大 

じ ねんが ラ わ 5 しん にちじ 

事に は必す 年號の あるが、 これほどの 大事に、 いかで か 王 も臣も 年號も 日時 も なきや • 

つぎ に, I 'しゃ ラ ほっさう ゑんち ょミ そ も. C 

又 次に 云 はく、 三論の 道昌、 法相の 源 仁、 華 嚴の道 雄、 天台の 澄 等 云々。 抑 圓澄は 

じャ くく わ, r だいし ざす なん ぎ しん こんばん め 

寂 光 大師、 天台 第二の 座 なり。 其の 時何ぞ 第一の 座主 義眞、 根本の 傅敎 大師 をば 召 

ゑんち よ. ゥ - みで し でし 

さ ざり ける や • 圓澄は 天台 第二の 座主、 偉敎 大師の 御 弟子 なれ ども、 又 弘法 大師の! IS; 子 

め ろん ほっさ 'け ごん でん: 

なり。 弟子 を 召さん より は、 三論 法相 華嚴 より は、 天台の 傳敎 義眞の 二人 を 召す ベ かり 

ける か。 而も 此の 日記に 云 はく、 

報恩 紗 五 〇 五 



建 元— H 我 帝の 

年號 

大喪 HKKlKal 

の年號 



日蓮 上人 文集 



fic . 



花 ぜレ 18 

法のお B は. H 

て 夫より 花 を 降 

せし 乙と 



ヨ皇 |«键, 欝 

農- i 

i- 少吴 * 麵 

Ira 辛、 唐 ar 

ST 

111 墳 直 

不詳 



そ 8^ せられて 候 へ • 光# が 忽ちに 雨 を 下し、 須臾に 花 を 感ぜし を も、 妙 樂は咸 應 かくの 若 

く なれ ども 猶理 に稱 はすと こそ 書かれて 候へ • されば 天台 大師の 法華經 をよ みて 須臾に 

rf ふ でん だいし * つち かんろ それ ぶ £ い > 

廿雨を 下らせ、 俥敎 大師の 三日が 內に 露の 雨 を ふらして おはせ しも 其 を もって 佛意 

に 叶 ふと は 仰せられす。 弘法 大師い かなる 德 まします とも、 法 華 經を戲 ^の 法と 定め、 

ひ へん. 0, おん ふで ち i もち 

釋迪佛 を 無明の 邊 域と 書かせ 給へ る御峯 は、 智禁 かしこ からん 人 は 用 ふべ からす。 いか 

にい はう や, 上に あけられて 候ふ德 ども は 不審 ある 事な り • 弘仁九 年の 春 天下 大疫等 云 

云 • 春 は 九十 日、 何の 月 何の 日ぞ、 是 一,。 又 弘仁九 年に は大疫 ありけ るか * 是ニ • 又夜變 

じて 日光 解々 たりと 云々 • 此の 事 第一の 大事な り • 弘仁九 年 は緩峨 天. の 御宇な り • 左 

お 右史の 記に 載せ たれ や、 是三 • 設ひ 載せたり とも 信じが たき 事な り • 成 劫 二十 劫, 住 劫 

九 劫、 &J 上 T 一十 九 劫が 問に いまだ 無き 天變 也。 夜中に 日輪の 出現せ ろ 事 如何。 又 如来 一 

代の 聖教に も 見えす * 未来に 夜中に 日輪 出づ べしと は 三皇五 帝の 三墳五 典に も 載せす, 佛 

, . 6 ん こふ ふたつ A つ な-つ い / - • . 

經の ごときん ば 滅 劫に こそ 二の 日 三の 日 乃至 七の 日 は出づ べしと は 見え たれ ども か 

れは晝 のこと ぞ かし • 夜、 日出?^ せば 東西 北の 三方 は 如何。 設ひ 内外の 典に 記せす とも、 

h ん こ.. -に ん いづれ X くび しょけ 

現に 弘仁九 年の 春、 何の 月 * 何の 日、 何の 夜の. 何の 時に、 日出 づ ると いふ 公家 諸家お 山 



云 はく、 

此時 諸宗學 徒。 歸,, 大師, 始得, ま 言; 請 盆^ 擧。 三論 道昌。 法相 源 仁。 華嚴" S 雄。 天台" 圓澄 

等 皆 其 類 也。 

弘法 大師の 傅に 云 はく、 

歸朝泛 舟 之 日。 發願 云。 我 所舉敎 法。 若お, 7 感應之 地, ^1^。此 三 ^iET 到.:, 51, ま, n 

本 方; 抛,, 上 三鈷; 遙飛 入, 雪: 十月 歸朝 云云。 

又 云 はく、 

高野山 下。 占,, 入定 所, 乃至 彼 海上 i 乙 三^。 今 新在レ 此等 云云。 

此の 大師の 德 無量な り。 其、 の 兩三を 示す。 かくの ごとくの ズ德 あり。 いかんが 此の 人 を 

信ぜす して 却り て阿彝 地獄に 墮 つると いはん や。 

答へ て 云 はく、 予も 仰いで 信じ 奉る 事 かくの ごとし。 但 古の 人々 も 不可思議の SI あり 

しか ども. 佛 法の 邪 正 は 其に は よらす。 外道が 或は 恆河を 耳に 十二 年 IS め、 或はお i を 

吸 ひ 干し、 或は 日月 を 手に にぎり、 或は 釋子を 牛 羊と なしなん どせ しか ども、 いよく 

大慢を 起して 生死の 業と こそな りし か。 此 なば 天台 云 はく, 名利 を邀め おを^す とこ 

報恩 妙 五 〇 三 



金说の stK を 害 



:. c 姿と な 



日蓮 上人 文 築 



五 二 



^ス? : う t*,c く. V くわん > や-つ そ,、 し v,-.- くわ V 

法 華經と 善導と は 水火 也。 善導 は觀 をば 十 卽十生 百 卽百生 • 無 楚篛經 に 云 はく、 i 

經は 未だ 眞實 を顯 さす 等 云々。 無量 義經 と揚柳 \IH^ と は 天地 也。 此を阿 彌陀佛 の m と 成り 

て 来って 眞 なりと 證 せば、 あに 眞事 ならん や。 抑 阿 彌陀は 法 華經の 座に 来りて、 きを 

, いだ/ k r くわん のん せい レ 3 

ば 出し 袷 はさり ける か。 觀音勢 至 は 法 華 緩の 座に はな かりけ るか • 此を もて 3{- へ * 慈覺 



お-!:; 9* わざ S ひ 

大師の 裨夢は 1K なり。 



問 



しん y や 、- 



て 云 はく、 弘法 大師の 心經の 秘鍵に 云 は 

f 時 弘仁九 年 春 • 天下 大疫 す。 爱皇 帝自 染,, 黄金 於 筆 編; 握,, 蚶紙於 爪 掌; 0. 書,, 寰般, お 心 

經 一 卷; 予 範,, 講讀之 撰; 綴,, 經 g 之宗; 未. 叶:,, 結願 之詞; 蘇生 之 族 途。 夜變而 B 光赫 

si^ft- , ずのに の でんに はれし の *J- して 

赫。 是非,, 愚 身 戒德; 金輪 御 信 カ所爲 也。 5! 詣,, 神舍, 0-0. 誦,, 此 秘鍵; 昔予 陪,, 楚峰 說 

法 之 筵;. 親 間,, 其 深 文; 豈不, 達,, 其、 義, 而已等 云云。 

く じゃく. r ふう おんぎ 

又 孔雀 經 の 音 義に云 はく、 

弘法 大師 歸朝之 1。 P 立,, „611 宗; 諸宗 群,, 築 朝廷, 矣。 疑,, 卽身成 佛義; 大師 結,, 智^!^.印; 

向,, 南方; 而門俄 開 成,, 金色 1^ 盧 遮那; 卽便 遠,, 歸 本體; 人我 我 入 之 事。 卽身頓 !SS 之 疑。 此 

eft- .0に の のり しね 

日 釋然。 然 3 き C 瑜伽宗 • S 密 曼荼羅 道。 從,, 彼 而 建立 矣- 



\ ^ t p **^*こ いん ち-, わう じち てん i い ほろぼ じん: :- てんのう 

P^K^A おの 矢 かへ りて 我が 眼に たつ。 殷の紂 王 は 日 天 を 的に 射て 身 を」」 す。 日本の 祌武 天皇の 

萬 四千? « との 間 S みめな さ いっせの かっせん A こミ やぐし A こミ ひの か A 

を 上下 ナる 中に 御 ゆ、 度 美 長と E 瀨 命と 合戰 ありし に、 命の 手に 矢た つ。 命の 云 はく、 我 はこれ 日 天の 

九 度 目の! glw の ぅふ のこ たて. * つ ひ S か, S せめ や, 'ぶ 6 じゃく わう 

時 子孫な り、 曰に 向 ひ 奉 りて 弓 を ひく ゆ ゑに、 日 天の 責を 蒙れり と 云々。 阿闍世 王は佛 

3 了い り ぎょしん おさろ しょしん そら 

に歸 しま ゐら せて 內 裏に 返りて、 御寢 なりし が、 驚いて 諸臣に 向って 云 はく、 日輪 天よ 

ち お ゆめ しょしん ご じふめ つ しゅ はつに ら ゆめ , 

り 地に 落つ と 夢に みる。 諸 臣の云 はく、 佛の御 入滅 か 云々。 須践陀 羅が夢 又 かくの ごと 

こミ い ゆめ かみ あま てらす ひの も 5 き, - 

し。 我が 國は 殊に 忌むべき 夢な り。 神 をば 天 照と いふ。 國をは 日本と いふ 又 敎主釋 尊 

をば 日 種と. m. す。 摩耶 夫人 日 を 孕む と ゆめに 見て まう け 給へ る 太子な り。 慈覺 大師 は大 

ん いざ、 しんごん てき 

曰如來 を.^ 山に 立て、 釋迦佛 をす て 眞言の 三部 經を あがめて、 法 華經の 三部の: g となりし 

故に、 此の 夢 出現せ り。 例せば、 漢土の 善導が 始は密 州の 明 勝と いひし 者に 値うて 法 華 

經を よみたり しが、 後に は 道 縛に 値うて 法 華經を 捨て 觀, 經、, に侬 りて 疏を つくり, 法 華 

經 をば 千 巾 無 一、 念佛 をば 十 卽十生 百卽百 生と 定めて、 此の 義を あ" ぜんがた めに、 阿彌 

&秦の 御前に して 祈誓 をな す。 佛 意に 叶 ふやい なや、 毎夜 夢の 中に 常に 一の 憎 あり、 而 

も 来りて 指 1^ すと 云々。 乃至 一 經 法の 如くせ よ、 乃至 觀念法 門&等 云々。 法 華經に は、 

れま く な し W ミ して る せ はの じ しも 

苦 有,, , 法 者; 無,。 一 不,, 成佛; 善ー^^千中無. 一 等 云云。 

報恩 妙 . 五〇 一 



日蓮 上人 文集 EOO 

5: つけい ひ v>£ ころ ふ お せんじ , 

月 清の 宿所 一 所 も あるべし とも 見え ざり しかば、 天子 大に 驚きて 宣旨 なりて 風 を 止めよ. 

且く ありて は 又 吹き 又 吹きせ しほ どに、 數 日が 問 止む ことなし • 結句 は 使 をつ けて 追う 

てこ そ 風 も 止みて ありし か • 此の 三人の 惡風は 漢土 日本の 一切の 眞言 師の 大風な り • 然 

にて ある やらん、 去ぬ る 文 永 十 一 年 四月 十二 日の 大風 は、 阿 彌陀堂 加 賀法印 束 寺 第一 の智 

者の 雨の 祈に 吹きたり し 逆風な り。 善無畏 金剛 智不 空の 惡法を 少しも 遠 へ す傳 へ たりけ 

るか。 心に くし 心に くし。 弘法 大師 は 去ぬ る 天 長 元年の 二月 大早趑 の ありし に、 先に は 

し # ぴん ひ ふら ,やうち 5 -0 ^ そ- つぎ • 'けミ 

守 敏祈 雨して、 七 B か 内に 雨 を 下す。 但京 中に ふりて 田舍に 注がす • 次に 弘法 承 ゆりて 

お *4 け く. ^ t V 

1 七日に 雨氣 なし. 二七日に 雲な し、 三七日と 申せし に, 天子より 和氣の a 巩網を 使者と 

して、 斜 IE を 神 泉苑に まゐら せたり しかば、 雨 下る 事 三日 • 此 をば 弘法 大師 竝に 弟子 等此 

ij .C め. 4* じち h," 

の 雨 を 奪 ひとり、 我が 雨と して 今に 四百 餘年、 弘法の 雨と いふ • 慈覺 大師の 夢に 日輪 を 

射しと • 弘法 大師の 大 妄語に 云 はく、 弘仁九 年の 春 大疫を 祈りし かば、 夜 やに 大日 轸出 

2- こ C 世界 現せり と 云々。 成 劫より 已來住 劫の 第 九の 减已上 一二 十九 劫が 間に, 日輪 夜中に 出で しと 

ゥ fr^s! て 出来 上 m > , な,?,. * > て,、 , 、わん 

SS 時 いふ 事な し。 慈覺 大師 は 夢に B 輪 を 射る とい ふ。 内典 五 千 七 千、 外典 三千 餘卷に 、日輪 を 

世界 M 耒 い ,ちむ « し a ふ t いし, く ひの; -、 S t て つ 

上 P た S 今のと 射る と ゆめに みろ は吉 夢と いふ 事 有り やい なや • 修羅 は 帝釋を あだみ て 日 天 をい 奉ろ 



しか. f のちい ろ ぢ つ-く ごふ ?だ ぶつ ?ん ゆん 

り 等 云々。 人 死して 後 色の 黑きは 地獄の 業と 定 むろ 事 は 佛陀の 金言 ぞ かし。 善 無 畏三 藏 

の 地獄の 業 はなに 亊ぞ。 幼少に して 位 を 捨てぬ、 第一の 邀 心なり。 月 氏 五十 餘简 國を修 

ぎ やう じひ あ. M わた てんち, ゝ しだん 4: んぶ だ い つた 

行せ り。 慈悲の 餘 りに 漢土に 渡れり。 天竺、 震旦, 日本、 一 閻浮提 の 內に眞 首 を傳 へ、 

鈴 を ふる、 此の 入の 德 にあら やや。 いかにして 地獄に 墮 ちけ ると, 後生 を 思 はん 人々 は 

御 尋ね あるべし。 又へ 剛智三 藏は南 天竺の 大王の 太子 也。 金剛 預經を 漢土に わたす、 其 

-.; J く ザん ひ る たが ひ し し; > ちょくせん いのり 

の德善 無畏の ごとし。 又 互に 師 となれ り。 而 るに 金剛 智三藏 勅宣に よって 雨の 祈 ありし 

あめ ふ て, C し よろこ たち ** きょ 5 

かば、 七日が 中に 雨 下る。 天子 大に悦 ばせ 給 ふ ほどに、 忽ちに 大風 吹き 來る。 王 臣等興 

5 つか ひ の ミ r** けっく おんし 

覺め袷 ひて、 使 をつ けて 追 はせ 給 ひし かど も 、とかう 述べ て留 りし 也。 結句 は- g せ:! の 御 死 

> よ いのり ,0 しろ てんじゃ ふたり 

去 ありし に、 祈 をな すべし とて、 身の 代に 殿上の 二の 女子 七 歳に なりし を、 薪に つみこ 

や ころ ひ すん お ぼ ひめみや い ふ く 5 f.l 

めて 燒き 殺せし 事 こそ 無慘 には覺 ゆれ。 而れ ども 姬宮も 生き かへ り 給 はす。 不空 三蔵 は 

ぐ わつ し おん ミも ふ しん る ち に ふめつ 

金剛 智と月 支より 御供せ り。 此 等の 事 を 不審と や 思 ひけん、 畏と智 と 入滅の 後. 月 氏に 

還りて 龍 智に値 ひ 奉り、 眞言 を 習 ひ 直し 、天台宗に 歸 伏して ありし が、 心 計り は歸れ ども 

こミ あめ いのり たま は ちめ ふ てんし 

身 はかへ る 事な し。 雨の 御 祈う け 給り たりし が、 三日と 申す に 雨 下る。 天子 悦 ばせ 給 ひ 

て、 我と 御 布施 ひかせ 給 ふ。 須臾 ありし かば 大風 落ち 下りて 內裏を も 吹き やぶり、 雪閣 

報 1」 鈔 四 九九 



u 蓮ト - ノ 文集 



四 九 八 



玄宗. I 唐 第 六 代 



11*8、 死 

瞻 f 



や. つ C ャ 



受け、 百 千の 石の 塔 を 立てし かば、 法 華經の 行者と こそみ えし か, しかれ ども 大日 經を 

習 ひしょり このかた、 法 華 經を大 B 經に 劣る とや 思 ひけん。 始 はいたう: K の義 もなかり 

かんさ t て A だいし 5 

ける が、 漢土に わたりて 玄宗皇 帝の 師 となりぬ • 天台宗 を そね み 思 ふ 心つ き^ひけ るか 

M んし 、- くそつ くろ:^ ね な つ ひの ち 

の ゆ ゑに、 忽に 頓死して 二人の 獄 辛に isi の SS 七つ けられて 閻魔 王宮に いたりぬ • 命い 

つ かへ お. .( ん 2 ん くわん ねん いん 

まだ 盡 きすと いひて 還され しに. 法 華經誘 法と や 思 ひけん、 眞言の 觀 念- 印、 氣首等 をば 

投け 捨てて, 法 華經の 「今此 三界」 の 文を唱 へて SS も 切れ かへ され 松 ひぬ • 又 雨の 祈 を 

お ほせ 付けられた りしに、 忽ちに 雨 は 下りたり しか ども. 大風 吹きて 3» を やぶる • 結句 

死し 給 ひて ありし に は、 =S; 子等 築り て 臨終い み じき やう を 讚め しか ども、 無 城に墮 

ちに き * 

問 ラて云 はく、 何 を もって かこれ を 知る。 

答へ て 云 はく、 彼の 傳を 見ろ に 云 はく, 

今 點,, 畏之遼 形; 漸 加 縮小。 黑皮 摄瞎。 骨 其 露焉等 云云。 

でし しご V- 一く 9,7 あら は レ ミく わ 

彼の 弟子 等 は 死後に 地獄の 相の 顯れ たる を 知らす して、 德を あぐな ど 思へ ども、 き あ 

らは せろ 筆 は畏. か 失 を 害け り • 死して ありければ 身 やう やく 縮り 小く 皮は黑 し * 骨 露な 



五體— 頭と 兩手 

兩足 



ぢラ! 3 い 、?' しな し.,, .vr,i ,ラ 

ならば、 重罪き えがたし * いはう やひる がへ ろ 心なし。 又 法 華 經を失 ひ、 眞言 敎を晝 夜 

おこな て 3 ぼ せ しんぽ さつ め ,< や 5 ぼさつ *5 だい は した 

に 行 ひ、 朝 暮に傳 法せ し を や。 世 親 菩薩、 馬 # 菩薩 は 小 を もて 大を 破せ る 罪 をば、 舌 を 

ぶっせつ も んき 0- う たは ぶれ 5 へ お 

切らん とこ そせ しか。 世 親 菩薩 は、 佛說 なれ ども 阿 含經 をば 戲 にも 舌の 上に 置か じと 

ざん 4> 9 しんろん せラ じょう かじ pio:- し 

ちか ひ、 馬 鳴 菩薩 は 懺悔の ために 起 信 論 をつ くりて 小乘を やぶり 給 ひき。 嘉祥 大師 は 天 

しゃ 5 ちしゃ た、, ゝ V し- せ 

台 大師 を 請 じ 奉りて、 百餘 人の 智者の 前にして、 五體を 地に な ゆ、 徧 身に 汗 をな がし、 

紅 の淚 をな がして、 今より は 弟子 を 見 じ. 法 華經を 講ぜ じ, 弟子の 面 を 守り 法 華經を 

讀 みたて まつれば、 我が 力の 此の 經を 知る に 似たり とて、 天台よりも 高僧 老僧に てお は 

せし が, わざと 人の 見る 時 負 ひま ゐら せて 河 を 越え、 高座に 近づきて 背に のせ ま ゐらせ 

. の a けっく りんじ 3 のち ず. くわ-' てい * さなつ > おく 

て 高座に 上せた てまつ り、 結句 御 臨終の 後に は、 隋の 皇帝に 參ら せて、 小兒が 母に 後れた 

るが ごとくに 足 をす りて 泣き 給 ひしな り。 嘉祥 大師の 法 華玄を 見る に、 いたう 法 華經を 

誇した る 疏には あらす。 但法華 經と諸 大乘經 と は、 門 は淺深 あれ ども 心 は 一と かきて こ 

こんぱん け ,ズ しん-ごん ぎんむ 6 

そ 候へ。 此が謗 法の 根本に て 候 か。 華厳の 澄觀 も, 眞言の 善無畏 も、 大日 經と法 華經と 

は理は 一と こそ 書かれて 候へ。 嘉祥科 あらば 善 無 畏三 藏も 脫れ がた し。 されば 善 無 畏三 

ちう てん くら, しゅしょ ラ せ, ひたい 

藏は 中天の 國主 なり、 位 をす てて 他國 にいたり、 殊勝- 招提の 二人に あ ひて、 法 華經を 



報恩 紗 



四 九 七 



日蓮 上人 文集 



四 九 六 



嘉 鮮 大師 Igw 

寺の 吉蔵, 111SB 

宗の s« 



法 華經を 劣る とよむ は 彼 彼の 經 経の 心に は 背くべし * 此を もって 知ろ べし、 法". I 

しん しょき や •> £ くだ. ひな お b 

む 人の 此の 經 をば 信す る やう なれ ども、 諸經 にても 得道 成る と 思う は, 此の經をょま0^ 

人な り • 钢 せば 嘉祥 大師 は 法 華玄と 申す 文十卷 造りて 法 華經を 讚め しか ども、 妙樂 かれ 

を 責めて 云 はく、 ^ 

そしり サ にん もさん ミ t 

毀 在,, 其 中; 何 成,, 弘讚, 等 云云。 一 

法 華經を やぶる 人な り • されば 嘉祥は 落ちて 天台に 仕へ て 法 華 經を讀 ます、 我 as をよ む 一 

あくだ か はレ じ おんだいし :«f んさん 一) 

ならば 惡道 免れが たしと て, 七 年まで 身 を 橋と し 給 ひき。 慈 恩 大師 は? >1 贊と 申して, 法 

華 経 を ほむる 文十卷 あり。 傳敎 大師 責めて 云 はく. I 

P 讚 _> 法 華經; 還 死。 法 華 心, 等 云云。 ^ 

此等を もって 思 ふに, 法華經 をよ み 讚 欲する 人々 の 中に、 無間地獄 は 多く 有るな り • 

祥慈 恩す でに 一 乘! B の人ぞ かし、 弘法, 慈覺、 智證 あに 法華経 蔑 如の 人に あらす や 1 

嘉祥 大師の ごとく, 講を廢 し 衆 を 散 じて 身 を 橋と なせし も, 猶ゃ已 前の 法華經 の 

や 消えざる らん。 不輕軽 毀の 者 は不軽 菩薩に 信伏 隨從 せし かど も、 重罪い まだ 残りて 千 一 



ひろ:!' へ 



劫 阿 鼻に 墮 ちぬ。 されば 弘法, 慈 «^ 智證等 は設ひ 翻 す 心 ありと も、 尙法華 經を讀 む 



天地せ り ー 非常- 

の 遠 ある fj と 



此の 經文 は予が 肝に 染みぬ。 當世 日本 國には 我 も 法 華經を 信じたり。 諸人の 語の ごとき 

んば、 一人 も 謗 法の 者な し。 此の 經 文に は、 末法に 謗 法の 者 十 方の 地 土、 正 法の め 

の 土 等 云々。 經 文と 世 問と は 水火な り。 世間の 人 云 はく、 日本 國に は日莲 一人 計り 謗 法 

もの ミラ てんち ほふめ つじん き V- フ ぜんしゃ しんじゃ さ, ひじ や, roj 

の荐等 云々。 又經 文に は 天地せ り。 法 减盡經 に は 善 者 一 二人、 涅槃 經には 信者 爪 上 土 等 

云々。 經 文の ごとくならば、 日本 國は但 H 莲 一人 こそ 爪 上 土、 一二 人に て は 候へ。 經文 

を か 用 ふべき、 世間 を か 用 ふべき。 

問うて 云 はく、 淫槃經 ,& 文に は、 涅槧經 の 行者 は 爪 上の 土 等 云々。 汝が義 に は 法 華經等 

云々 如何。 

答へ て 云 はく, iSi 槃經に 云 はく 「如,, 法 華中」 等 云々。 妙樂 大師 云 はく、 「大 經自 指,, 法 華, 

爲, 極」 等 云々。 大經と 中す は 淫槃經 也、 ? i 槃經に は 法 華經を 極と 指して 候 ふなり。 Si る 

を 涅槃 宗の 人の、 、? ti 槃經を 法 華經に 勝る と 巾せ し は、 主 を所從 とい ひ、 下郎 を上郞 とい 

ひし 人な り。 gji 槃 經を讀 むと 中す は 法華經 をよ む を e. すなり。 醫 へば 賢人 は 國主を 重ん 

する 者 をば、 我 を 下 ぐれ ども 悅ぶ なり。 淫槃經 は 法 華 經を下 ゆて 我も譽 むる 人 をば, あ 

ながち に 敵と 惡 ませ 給 ふ。 此の 例 を もって 知るべし、 華厳 經觀經 大日 經等を 讀む人 も、 



報恩 妙 



四 九 五 



日蓮 上人 文集 四 九 四 

又 云 はく、 

時 王 見已。 卽 嚴,, 四 兵; 發,, 向 彼國; 欲, 爲,, 討 我等 爾時 當、 與,, 眷 M 無詖無 S 藥 叉 諸 

して *** に し を V をして に * 

神; 各, 形爲 作,, 護 助; 令, 彼怨敏 自然 降伏, 等 云云。 

最勝王 經の文 又 かくの ごとし。 大紫經 云々, 仁王 經 云々、 此 等の 終 文の ごときん ば、 正 

ズぶ こくし 3* じ や? 》 ふ ypi^^ たいしゃく 

法 を 行す る もの を國主 あだみ, 邪法 を 行 やろ 者の 方 人せば、 大 梵天王 帝釋 日月 四 天 等、 

りんごく けん わ -r- そ くに せ れい 》- りた わ, フ せっせん 6 hi 

隣 國の賢 王の 身に 入り か はりて 其の 國を攻 むべ しと 見 ゆ。 例せば 訖利多 王 を 雪山 下 王の 

だいもく ゎミ !& 人に ちわ ラ ひわつ し ,r しな 

せめ、 大族王 を 幻 日 王の 失 ひしが ごとし。 訖利多 王と 大族 王と は、 月 氏の 佛法を 失 ひし 

^.7 かんさ ほろ ば け 人 わ 5 せ かれ じ 

王ぞ かし。 漢土に も 佛法を 亡し し 王、 みな 賢 王に 攻められぬ。 これ は 彼に は 似るべく も 

ぶつ? 1 ふ か うしな ! * ふし かた. つ さ ぐしゃ し 

なし • 佛 法の 方 人な ろ やうに て 佛法を 失 ふ 法師の 方 人 をす る ゆ ゑに, 愚 *? はすべ て 知ら 

す、 智者なん ども 常の 智人は 知りが たし。 天 も 下劣の 天人 は 知らす もや あるらん • され 

^-んさ ぐ わつ し << だれ n ふめつ じんき 

ば 漢土 月 氏の 古の 亂 よりも 大きなる べし。 法被 盡經に 云 はく、 

J1 つない おんの に し て ま せん, V f た." くくの -* 一の 

吾般泥 直後。 五 逆 濁世 魔 S! 興 盛 • 魔 作,, 沙門; 壊,, 亂吾 道; 乃至 惡人^ 多 如,, 海中 沙; 善 者 

して し は し は じ く する もの きのの をく GOT る もの は ザの-. し 

甚少。 若 一若 一 云云。 信,, ^ 是等 經典, 如 = 抓 上 土; 乃至 不, 信,, 是轻; P 

十方界 所存 地 土, 等 云云, 



世 東に— 鎌 倉 » 

府の 世と なりし 



らば、 俄に 軍 起り 又 大風 ふかせ、 他國 より 攻む べし 等 云々。 去ぬ る 文 永 九 年 二月の 同士 一 

いくさ、 同じき 十一 年の 四月の 大風、 同じき 十月に 大蒙古 の來 りし は、 偏に 日莲が ゆ ゑ 一 

にあら す や。 いはう や、 前より これ を 勘へ たり。 誰の 人 か 疑 ふべき。 弘法、 慈覺、 智德 

あや まり ならび ねんぶつし 5 わざ はい あ ひお 二 V. やく-で 3 だ いぢ しん 力 5 

の, 吳、 拉に 禪宗と 念佛宗 との 禍相 起り て、 逆風に 大波 起り、 大地震の 重なれる がごと; 

ぉミろ だいじゃう にふだ ラ お 3 しょ- r き. 7 わう, つき は X ひがし - 

し。 されば やう やく 國衰 ふ。 大政 入道が 國を 押へ、 承久に 王位 盡 * てて、 世 東に うつ 

た *t た こく せめ ふぼ ふ じう ♦* ん 

しか ども, 但國 中の みだれに て, 他 國の攻 はな かりき。 彼 は 謗 法の 者 は國に 充満せ り とん 

いへ ども、 支へ 顯す智 人な し。 かるが ゆ ゑに 平な りき。 醬 へば 師 子の 眠れる は、 手 をつ』 

ほ じんり, フ ろ なみた か ねす びミ ミ ぶ ^ 

け ざれば 吼 えす。 迅流は 機 を さよへ ざれば 波高から す、 盗人 は 止め ざれ はお 5 らす 火 は 一 

たき r さ 5* ん もら は くに おに に れいに 

薪 を 加へ ざれば 盛なら す。 謗 法 は あれ ども 顯す 人なければ 國も穩 やかなる に^たり。 例 一 

voi ふ よじめ もり ャ 

せば 日本 國に佛 法 わたり はじめて 候 ひしに、 始は 何事 もなかり しか ども, i 寸屋佛 を やき ^ 

モラ だ .fi- ふ P てん あめ は、 ひさ...' ひや. T- らん 

笛 をい ましめ、 堂塔 を燒 きし かば, 天より 火の 雨ふり, 國 に抱瘡 起り 兵 i つ *t きしが ご 1 



とし。 此は それに は 似るべく もな し。 謗 法の 人々 も國 に充满 せり。 日 蓬が 大義 も 强く責 

し 9 ら たいしゃく ま わ 5 かっせん お ミ こんく わ,. -AC'-.'^fJ--.- 、 

めかよ る。 修羅と 帝 釋と佛 と 魔王との 合戰 にも 劣る ベから す 金 光明 經に云 はく 



じ の 3 A き i に して もる A* 

時 隣 國怨敏 興,, 如, 是念; 當, 具 = s 兵, 瓌 * 彼國 土. - 等 云云。 

報恩 钞 



四 九 三 



日蓮 上人 文集 ra 九 二 

天 も 捨てぬ • 天捨 つれば 舊き 守護の 善 神も充 倉を烧 いて 寂 光 の 都へ かへ り 絵 ひぬ ♦ 但 

にちれん つ こくし a め h- A くく 

日 蓬 計り 留り 居て 告け 示せば、 國主 これ を あだみ、 數百 人の 民に 或は 罵詈 或は 悪口 或は 

ぢゃ ラぽ く た i けん たく. f- せ に { かな われ て 

杖 木 或は 刀劍、 或は 宅々 ごとに 堰き、 或は 家々 ごとに^ ふ。 それに 叶 はねば, 我と 手 ふ 

も すい ソ, ■ くび さいしょ 5 わ S き や- r- 

くだして 二度まで 流罪 あり。 去ぬ る 文 永 八 年 九月の 十 r1:n に 頃 を 切らん とす。 最 勝王經 

に 云 はく、 

るが し J- する に をに の て ふに 

由, 愛,, 敬惡 人; 治, 罰 善人, 故。 他方 怨賊 来。 國人 遭,, 喪亂, 等 云云。 

大集經 に 云 はく、 

若復 お,, 諸 利國 王; 作,, 諸 非 法; 權,, 亂 世尊聲 間*- 子; 若以毀 篤。 刀 杖 打斫。 又 每= 衣鉢 

種種 資具; 若 他 給 施 作,, 留難, 者。 我等 令,, 彼 自然 卒,, 起 他方 怨敏; 及自國 土, 亦 令-兵 

起病疫 飢饉。 非 時 雨鬨諍 首訟; 又 令,, お 王不" 久。 復常, 亡,, 失 已國, 等 云云 • 

此 等の 文の ごとき は、 日莲 この 國に なくば、 佛は大 妄語の 人、 阿 鼻 地 SSj はいかで 脫れ烚 

ふべき。 去ぬ る 文 永 八 年 九月 十一 一日に、 卒の左 衞門拉 びに 數百 人に 向うて 云 はく、 日 建 は 

日本 ® の 柱な り、 日 を 失 ふ ほどなら ば、 日本 國の柱 を 倒す になり ぬ 等 云々" 此の 經文 

ち にん こくし 撃 もし 力く f ゆん しょじん s-s* 

に, 智 人を國 中: 等 若く は惡情 等が 讒言に より, 若く は 諸人の 惡 口によ つて 失に あつるな 



M! 、む, lis を 改め 

て 正に, ふ 、む 

展轉 1% れょり 

、れ へと 轉 t 行 

、事 



ひて、 師の德 を あゆて 智 ま-にかへ、 我が 師の邪 義を扶 けて 王 臣を誑 惑す るな り。 又 高 野 

さん ほんじ てんぼ ふゐん ふたつ てら だいた ふ 

山に、 本 寺、 傳法院 とい ひし 二の 寺 あり。 本 寺 は 弘法の たてた る大 塔、 大日 如來 なり。 

傳法院 と 申す は、 正覺 房の 立てし 金剛 界の 大日な り。 此の 本末の 二 寺、 晝 夜に 合 戰 あり。 

れい *N んじ やう ふたつ わざ は ひ し S つゆん ふん 

例せば 叙山圚 城の ごとし。 誑 惑の つもりて、 日本に 二の 禍 の 出現せ るか。 糞 を 集めて 

せんだん や た *5 ふん か だい i.*- ご ほミけ が s ひ : &ん; ,1 いじ や- T 

枏檀 となせ ども- 燒く 時は祖 糞の 香な り。 大 妄語 を ffi^ めて 佛と號 すと も但 無問大 城な り。 

に けん た ふ り しゃ ラ くわう だい め A やう ぼさつ らい たちまち くづ 

尼 犍が塔 は、 數 年が 間 利 生 廣 大 なりし かど も、 馬 鳴 菩薩の 禮を うけて 忽 に 崩れぬ。 

さ べん a ら もん ミほ り たねんた ぼ あす ほく しャぼ さつ やぶ 

鬼辨 婆羅門が 帷は、 多年 人 を 誑ら かせし かど も、 阿溼 縛妻沙 菩薩に 赏 めら れて 破れぬ。 

拘留 外道 は 石と なって 八 百年、 睐那 菩薩に 責められて 水と なりぬ。 道士 は 漢土 を 誑ら か 

* ミ 5 ぢ くらん せんき やう や てラか 5 くに わ、 r-**- フ くら ゐ 

す こと 數 百年、 摩騰、 竺 繭に せめられて 仙 經も燒 けぬ。 趙 高が 國 をと りし、 王 莽が位 を 

ラ a € しより やう ほふ れ ラ 5 にん 

奪 ひしが ごとく、 法 華 經の位 を 奪って 大日 經の 所領と せり。 法王す でに 國に 失せぬ。 人 

f あん, じ かく こ- 7 ぼ ふ .C ふ は 5 5 

王 あに 安穩 ならん や。 日本 國は慈 覺智證 弘法の 流な り、 一 人と して 誘. 丄 



一な らん や。 日本 國は慈 覺智證 弘法の 流な り、 一 人と して 誘 法なら ざる はなし。 

た r あん だいしゃ うごん ぶつ さいみ やう わ-.' ぶつ , & お. ^れぅ ぶつ 

但し 事の 心 を 案す るに、 大莊 嚴佛の 末、 一 切 明 王佛の 末法の ごとし。 威 音 王佛の 末法に 

かいけ こふ もび V- f ぜんし- r- 

は改悔 ありし すら • 猶千劫 阿 鼻 地獄に 墮っ。 いかにい はう や、 日本 國の眞 首 師禪 宗念佛 

ゑ しん にょぜ てんでん し む す こふ うたが ひ 

者 等 は、 一分の 廼 心なし。 「如是 展特 至無數 劫」 疑 なきもの か。 かよる 謗 法の 國 なれば、 



報恩 鈔 



四 九 一 



日蓮 上人 文集 w 九。 

給へ ども、 法 門 は 全く 御 弟子に は あらす。 而れ ども 圓頓 の戒 計り は 又 御^子に 似たり。 

/ん タくミ 9. り ねずみ けう c-rs ん a けいじ .5 

15 一 H<T1. 以下 編 幅 鳥の ごとし、 鳥に も あらす 鼠に も あらす • 臬 鳥禽、 破鏡 獸の ごとし。 法 華 经の父 を 

にあら &者 食 ひ 持 者の 母 を « めるな り。 日 を 射る と 夢に 晃し これな り。 されば 死去の 後 は 墓なくて 

やみぬ。 智證の 門 家 3^ 城 寺と、 慈 覺の門 家 叙 山と、 條 羅と惡 龍と 合戰 ひまな し • 園 城 寺 

や えい ざん ほん. &ん じし ぽ rj リ ^w^s^i 

を燒 き!^ 山 を やく。 智證 大師の 本尊の 慈 氏 菩薩 もやけ ぬ。 覺 大師の 本 尊大 講堂 もやけ 

V ゆん V- ごく かん ちう S ゥ.' のこ あま 

ぬ。 現 身に 無間地獄 を 感ぜり。 但屮堂 計り 残れり 。弘法 大師 も 又 跡な し。 fis 法 大師の 云 

はく, 東大寺の 受戒せ ざらん 者 をば、 東 寺の 長 il^ とすべ からす 等、 御い ましめ の狀 あり • 

くわん ひや-ひ a < わ, 7 にんな じ こ. <ゥ ふ わ, h ら [ f 

しかれ ども、 寛 平 法王 は 仁 和 寺 を 建立して 東 寺の 法師 をう つして、 我が 寺に は教 山の 

a! んミん ケ:; た. *- た ぢラ せんじ ふ や 5 , - ミ 

圓頓戒 を 持 ざらん 者 をば 住せし むべ からすと 宣旨 分明な り。 されば 今の 東 寺の 法師 は g 

&r か 弟子に も あらす、 弘法の 弟子に も あらす。 は 偉 敎の御 子な り。 又傳敎の御^?;子に 

でん^ 7 はしつ い じ や., わ し, よ く tt 

も あらす、 傳敎の 法 華 經を破 失す。 去ぬ る 承 和 二 年 三月 二十 一 n に 死去 ありし かば、 公家 

• .ofc い ほ わ.. 'わく あつ t じふ W や、 ゥ t そ 

より 遠體 をば 葬らせ 給 ひ、 其の後 誑 惑の 弟子 等 集りて 御 入定と 云々 • 或は 髮を 剃りて ま 

こ かんさ な じ ちりん r 

ゐら すろ ぞと いひ, 或は 三^ を 漢土より 投 けたり とい ひ、 或は 日輪 夜中に 出て たりと い 

i^fyf の ひ、 或は 現 身に 大日 如来と なりと いひ、 或は 傳敎 大師に 十八 道を敎 へま るら せ 給 ふとい 一 



s 谓 Ign 水と 渭 

水との 二 河 黄河 

に 入る 



兩 部の 大日 如来 を郞從 等と 定めた る 多 寶佛の 上座に、 敎生釋 尊 居せ させ, 洽ふ。 -:315^法 

, ぎ や J- じ や てん U- く んさ ちんたい か 

華經の 行者な り。 天竺 かくの ごとし。 漢土に は陳 帝の 時、 天台 大師、 南北に せめ 捧 ちて 

ゆん しん し ぐ 人に す たうに て、、 .7*-、 5 

現 身に 大師と なる。 r 特 一一 秀於 群, 獨 一一 步於 唐, 」 と いふ これな り。 日本 國に は傳敎 K 師六宗 に 

はじ. 》- こん はんだいし か ん fjj こつ ** ん r 

せめ かちて, 日本の 始 第一 の 根本 大師と なり 袷 ふ。 月 氏 漢土 日本に、 但 三人 計り こそ 「於 ュ 

1 衆生 中, 亦 爲,, 第一,」 にて は 候へ。 されば 秀句に 云く、 

淺易深 難 • 釋迦所 判。 去. 淺就. 深。 丈夫 之 心 也。 天台 大師 信,, 順釋き 氣, 法 if 宗 ベ 敷,, 揚 is 



0S 



家相,, 承 天台; 助,, 法華宗; 弘,, 通 曰 本, 等 云云。 



ぶつめつ ご yto 'うじ や 

佛減 後一 千 八百餘 年が 間に、 法 華經の 行者、 漢土 



け て, C 

を 加へ 奉りて 已上 三人な り。 外典に 云 は, 



人、 日本に 一 人、 已上 二人。 釋尊 

せいじん ひ- ヒ; i び けんじん 

聖人 は 一 千年に 一 出で、 賢人 は 五 百年に 



1 出づ。 黃河 は徑渭 ながれ を わけて 五 百年に は if 河す み、 千年に は 共に 淸 むと 申す) 

ぢゃ. 7 しか えいぎん で. Af*'-.';: いし 一 

は 一 定 にて 候 ひけり。 然るに 日本 國は^ 山 計りに、 傳敎 大師の 御 時、 法 華經の 行者 まし. 一 

ざ しん ゑんち よう ざす ぎし、 こ i 

ましけ り。 義眞圓 澄 は 第一 第二の 座す; なり。 第一の 義眞 計り 傳敎 大師に 似たり。 第二の 一 

ん ちゃ、 f なか は みで. J こ *r ぼ ふ よじめ & で ; 

圓澄は 半 は 傳敎の 御 弟子、 半 は 弘法の 弟子な り。 第三の 慈覺 大師 は は傳敎 大師の 御 第一 

しに、 J かん ぞ な そ ぁミっ _j 

子に 似たり。 御 年 四十に て 漢土に わたりて より • 名 は 傳敎の 御 弟子、 其の 跡 をば 繼が: 



報恩 妙 



四 八 九 



日蓮 上人 文集 



四 < 八 



は 蔵界 I 理 ia 

て. J の 宇宙 i 見 

fea 名 

金曙界 I 智を以 

て 乙 め 宇宙 

た 



衆生 中; 亦爲第 



つ y 



已上經 文な りと 引き 人れ させ 給 ひて、 次 下に 云 はく、 天台 法 華 玄に云 はく 等 云々。 已上 

& ん もん か しゃく 

文と 書かせ 給 ひて、 上の 心を釋 して 云 はく、 

當, 知 他宗 所 依 經- 未,, 最爲第 一 ; 其 能 持, 經者 • 亦 未,, 第 一 ; 天台 法華宗 所持 法 華經, 最爲 

第 一 故。 能 持,, 法 華, 者。 亦 衆生 中 第 一 。 已 據,, 佛說; 豈自欺 哉 等 云云。 

つ y しも d づ しゃく 

次 下に 讓る釋 に 云 はく, 

委曲 之侬 憑" 具有,, 別卷, 也 等 云云。 

依 憑 集に 云 はく, 

今 吾 天台 大師。 說,, 法 華經; 釋,, 法 華經; 特,, 秀於 群; 觀,, 歩 於 ま; 明 知 如 來使 也。 讚 者 積,, 

福 於 安明; 誘 者 開 „ 罪 於 無 問, 等 云云 • 

法 華經、 天台、 妙樂、 傳敎の 経釋の 心の ごとくならば, 今日 本 國には 法華経の 行者 は 一人 

もな きぞ かし。 月 氏に は 敎主釋 尊、 寶塔 品に して、 一 切の 佛を 集めさせ 給 ひて 大地の 上 

に 居せ しめ, 大日 如來 計り 寶 塔の 巾の 南の 下座に 据ゑ 奉りて, 敎主釋 尊 は 北の 上座に つ 

かせ 袷 ひ, 此の 大日 如來は 大日 經の 胎藏界 の 大日、 金劚頂 綾の 金剛 界の 大日の 主君な りノ 



れい ほっし あま くろき あ をき iis; あやま 

宗は 一 人 もな きなり。 例せば 法師と 尼と 黑と靑 と は、 まが ひぬ ベ ければ、 服 くらき 人 は 過 

っぞ かし。 憎と 男と 白と 赤と は、 目 くらき 人 も 迷 はす。 いはう や 眼 あきらかなる 者 を や。 

慈 覺智證 の義は 法師と 尼と 黑と靑 とが ごとくなる ゆ ゑに、 智人も 迷 ひ 愚人 も あやまり 候 

九い ざん 4* んじゃ 5 みな は, つぼ ふ 

ひて、 此の 四百 餘 年が 間 は、 ^山, 圚城, 東 寺、 奈良、 五畿、 七道、 曰 本 一州 皆 謗 法の 

モも C 

者と なりぬ。 抑 法 華經の 第五に、 _ 

文殊 師利此 法 華經。 諸佛如 來祕密 之藏。 於,, 諸經 中; 最 在,, 其 上, 云云。 

此の 經 文の ごとくならば、 法 華經は 大日 經 等の 衆 經の頂 上 に 住し 給 ふ 正 法な り。 さる 

ぜんむ る こんが ラち ふ くう こうは ふ じかく ち しゃ ラ £ つ.? 

にて は 善 無畏、 金剛 智、 不空、 弘法、 慈覺、 智證等 は 此の 經文 をば いかんが 會 通せ させ 

た 4* 

給 ふべき。 法 華 經の第 七に 云 はく, 

A する こミの を も しのて のじこれ なり 

有 B 能 受,, 持 是經 典, 者。 IM^ 是。 於 = 1 切 衆生 中; 亦爲第 一 等 云云。 

き や 5 もん せんり 5 が -7 か しゅせん しゅみ せん 

此の 經 文の ごとくならば、 法 華經の 行者 は、 川 流 江河の 中の 大海, 衆 山の 中の 須彌 山、 

しゅしゃ 5 ぐれ ゥ てん しゅふ ゃラ なか てん h, ん わ-.' たいしゃく だいぼん わ 、フ 

衆 星の 中の 月 天、 衆 明の 中の 大日 天, 帱輪 王、 帝釋、 諸 王の 中の 大梵 王な り。 傳敎 大師 

の 秀句と. S. す 書に 云 はく, 

も しの ののに これ なりん する こミの を も しのて 

此 經亦復 如, 是。 乃至 諸經法 中。 最爲第 一 。 有,, 能 受,, 持 是經 典, 者。 亦復 如, 是 。於,, 一 切 

報恩 紗 四 八 七 



■mi 



日蓮 上人 文集 ra 八 六 . 

おそれ これ せ しょ、.' れつ やぶ ぞん いのち *4ミ 

畏 にて は 候へ ども、 此を 責めす ば 大日 經法華 經の勝 劣 破れなん と 存じて、 命 を 的に かけ 

て 責め 候 ふなり * 此の 二人の 人々 の弘; 大師の 邪義を 責め 候 は ざり ける は、 最も 道理に 

ftr ゎづら かんさ わね aA 

て 候 ひけるな り • されば 粮米 をつ くし * 人 を 煩 はかして 漢土へ 渡らせ 絵 はんより は 本 

レ おん y つく *! いざん fcr 

師傳敎 大師の 御義 をよ くく 盡 させ 絵 ふべ かりけ るに や。 されば^ 山の 佛法は • 伹傳敎 

大師、 義眞 和尙っ 圓澄 大師の 三代 計りに て や あり けん。 天台の 座主す でに 眞言の 座主に 

な しょり や、 3 a し レ A: 一 ごんし い 

うつりぬ。 名と 所領と は 天台 山. 其の 主 は 眞言 師 なり • されば 慈覺 大師 智證 大師 は 已 

こ、 たう p.% S や ん しゃか 

今當の 經文を 破らせ 給 ふ 人な り。 已今當 の經文 を やぶらせ 給 ふ は、 あに 釋迪 多寶十 方の 

しょぶ つ をん てき , おも ^ 

諸佛 の怨敏 にあら す や。 弘法 大師 こそ 第一の 謗 法の 人と 思 ふに これ は それに は 似る へ 

ひが ごま す lO ぐ わ もち 

くもなき 僻事な り。 其の 故 は 水火 天地な ろ 事 は 僻事 なれ ども, 人 用 ふる 事なければ、 其 

の 僻事 成す ろ 事な し。 弘法 大師の 御義 は、 あまり 僻事 なれば, 弟子 等 も 用 ふる 事な し * 

事相 計り は 其の 門 家 なれ ども、 其の 敎 相の 法 門 は 弘法の 義 いひに くき 故に、 善 無畏, 金 

劂智、 不空、 慈覺、 智 證の義 にて あろな り。 慈覺智 證の義 こそ 眞言と 天台と は理 同な り 

ti ふな じ しょ..' い A .3 ん, * 一八 

なんど 申せば、 皆 人 さも やと 思 ふ。 かう 思 ふゆ ゑに、 事 勝の 印と 眞言と について 天台 

宗の 人々 畫像 木像の 開眼の 佛事を ねら はんがた めに, 日本一 同に 眞言 宗 におち て, 天台 



«G 人 1 も 10 かな 

さ^と 



豈非, 中國 失, 法 求, 之 四 維; 而 此方 少,, 有, 識者; 如,, 魯人, 耳 等 云 云。 ::ー 

ほっさ 5 ろん しんごん せ ふみ てん i! い し 5 d 一 

此の 書 は 法相、 三論、 華厳、 眞言の 四宗を 責めて 候 ふ 文 也。 天台 眞言の ニ宗同 一 味なら: 一 

せ ふ く う ?5 ろ にん か ぜん, 

ば いかで か 責め 膀ふぺ き。 而も 不空三 載 等 をば 魯 人の ごとし なんど 書かれて 候 ふ。 善 一 

む. ふ く. フ あくく てん ic 'く 一- 

無畏舍 剛智不 空の 眞言 宗 いみ じくば、 いかで か魯 人と 惡ロ あるべき。 又 天竺の 慮 言が 天 一 

台宗に 同じき も 又 勝れた るなら ば、 天竺の 名 憎い かで か 不{ や; に! 11 へ、 中 國に正 法な し. V 一 

はいふべき。 それ は 何にも あれ、 慈 覺智證 の 二人 は, 言 は傅敎 大師の 御 弟子と は 名のら 一 

せ 給へ ども、 心 は 御 子に あらす。 其の 故 は、 此の 書に 云 はく、 j 

譁 著,, 侬憑集 ー卷; 贈,, 同 我 後哲, 等 云云。 _ : 一 

同 我の 二字 は、 眞言 宗は 天台宗に 劣る と 習 ひて こそ 同 我に て は • あるべ けれ。 我と. &し 1^ 一 

せんじ 

さるよ 宣 in に 云 はく、 二 

專 違,, 先師 之義; 成,, 偏執 之 心, 等 云 云, 

又 云 はく、 , . 

その て も 4* な. C- ■) 

凡 厥 師資 之 道。 闕, 一 不可 等 云 云。 一 

せんじ じ かく もつ は そ ひ せ j 

此の 宣 旨の ごとくならば、 慈覺智 こそ 專ら 先師に 背く 人に て は 候へ。 かラ 責め 候 ふ も; 



報 恩 鈔 



四 八 五 



沈 空 I 三! Mtt 空 

の W に 沈み 込 * 

上 しと ナ、 § 

Jfll 法相 は 有 

の理 iils*> ナ i 

ナ 

鑽! 》| 镇場大 節 



日蓮 上人 文集 W 八 H 

事 をず 審 申す は、 船に 値うての 年 あらそ ひ、 日 天に 植ひ 奉りての 目 くらべに て は 候へ, t: 



も、 慈 覺智證 の 裨方人 をせ させ 給 はん 人々 は, 分明なる 證文を かまへ させ 給 ふべ L。 詮 



すると ころ は、 m をと らんが ためなり。 玄獎三 藏は月 氏の 婆沙! を旯 たりし 人ぞ かし • 

s^ll にわたら ざり し ss^^ に ik めら れ にき. 法 護 三蔵 は 印度の 法華經 をば 見 たれ ども, 

船 ii^ss? ば 漢土の 人 見ね ども とい ひし ぞ かし。 設 ひ慈覺 傳敎 大師に 僮 ひ 奉りて 

is ひ傳 へたり とも、 智證義 眞和尙 に 口 決せり とい ふと も、 傳敎義 3 典の 正文に 相逮 せば, 

あに i^JS を 加へ ざらん • 俥敎 大師の 依 憑 集と 中す 文 は、 大師 第一の^ 書な り、 彼 害の 

に 云 はく、 

新來 18i" sfiST 峯授之 相承 舊到 1 举厳家 at i 影響 之 i.! 沈き 一一 論宗者 * 忘" 彈 M 

之 屈 恥 1 覆; 稱心 之晚ー 著 有ぎ 相" ,i, へ 撲 捣之歸 依: 接- 靑龍之 科經- 等。 乃至 謹 著- 依 憑 集 

一 卷 f 贈 r 同 我 後哲; 某 時せ I』』 が 本 第五 十 一 一葉 弘仁之 七 丙 申 之歲也 云云, 

つ y しも しゃ 3 そ-,' 

次 下の、 正 i 示に 云 はく、 

のて も たり ミ C を してす 

天竺 名 M 。聞,, 大街 天台 敎迹 堪, 簡,, 邪 正; 渴仰 訪問 云云 . 

次 下に 云 はく、 i 



ふ Jt んき や, つ ろん ミ, r- しか ぢ や-つぐわん 

^腎經 の 記, 論の 記に 云 はく、 同じ 等 云々。 貞觀八 年丙戍 四月 廿 九日 壬 申、 勅宣 を 申 

し 下して 云 はく、 

Is- くなら く じく し £ に す さ 

如 閒眞言 止 觀兩敎 之宗。 同 號,, 醋醐; 俱 稱,, 深祕, 等 云云。 

又 六月 三日の 勅宣に 云 はく、 

にて を てす ミ の してし る こミ へ んャ に。 きくな. J. く の 

先師 旣 開,, 兩業; 以 爲,, 我 道; 代代 座主 相承 莫, 不,, 兼 偉; 在 後 之輩豈 乖,, 舊迹- 如閒 山上 

て にす .,5* たり るに み し を す, を を その 

惜等專 違,, 先師 之義; 成,, 偏執 之 心; 殆似. 不, P 扇,, 楊餘 風; 興 ^ 隆 K 業; 凡 厥 師資 之 道 

P 一 不可。 傳弘之 勤 寧 不,, 兼備; 自, 今 以後。, Ipf" 以, 通,, 達 兩敎, 之 人; 爲,, 延曆寺 座主; 立 

爲, 恆例, 云云。 

されば 慈 覺智證 の 一 一人 は 傳敎義 凰の 御 弟子、 漢土に わたりて は 又 天台 眞言の 明 師に値 ひ 

て 有りし かど も, 二 宗の勝 劣 は 思 ひ 定め. さりけ るか。 或は 眞言す ぐれ、 或は 法 華す-ぐれ、 

り さ -r- じ しょ,..' せんじ ろん ,0 ちょく いまし 

或は 理 同事 勝 等 云云。 宣旨を 申し 下す に は、 二 宗の勝 劣 を 論ぜん 人 は, 違 勅の 者と 誠め 

じ 55 6 た し, つ もち た, t 

られ たり。 此等は 皆自語 相違と いひぬべし。 他宗の 人 はよ も 用 ひじと みえて 候 ふ。 伹ニ 

し、 ひさい W.5 せんし おんぎ せんじ そ fc- /.» 

宗齋 等と は、 先師 傳敎 大師の 御義 と、 宣 旨に 引き 載せられたり。 抑 傳敎 大師 いづれ の 

書に 書かれて 候ふぞ や。 此の 事よ くく 尋ぬ べし。 慈 覺智證 と日莲 とが、 傳敎 大師の 御 

報恩 鈔 四 八 三 



日蓮 上人 文集 I 1 I 四 八 二 

經に 眞言 勝れたり と 造りつ ろ 文は佛 意に 叶 ひけり と 忟ぱせ 給 ひて、 宣旨を 申し 下して 日 

本 國に弘 通 あり。 而も 宣 旨の 心に 云 はく、 

達, 妍 天台 止觀。 與,, 眞首 法義; 理其符 等 云云。 

きしゃ、 7 れつ * んじ 

祈請の ごときん ば、 大日 經に法 華經は 劣なる やうな り。 宣旨を 申し 下す に は、 法 華經と 

大日 經とは 同じ 等 云々。 ,智證 大師 は 本朝に して は義眞 和尙、 H 澄 大師, 別當 慈覺 等の 弟 

子な り。 顯密の 二道 は大體 此の 國 にして 學し袷 ひけり。 天台 眞言の 二 宗の勝 劣の St 不審 

J 'んさ わた さ y にった. 1 JicvA 

に, 漢土へ は 渡り 給 ひける か。 去ん ぬろ 仁赛ニ 年に 御 入唐、 漢土に して は 具 言 宗は法 全, 

-Ikt* じ や 5 .W いてい ク -r- じ しよ- 7 y 

元攻 等に なら はせ 給 ひ, 大體 大日 經と 法華經 とは理 同事 勝、 慈 覺の義 の ごとし • 天台宗 

は良諝 和尙 Li なら ひ 給 ひ、 眞言 天台の 勝 劣、 大日 經は 華厳 法 華 等に は 及ばす 等 云々, 七 

年が 間 漢土に 經て, 去ろ 貞觀 元年 五月 十七 日に 稗歸 朝。 大日 經の旨 歸に云 はく、 

法 華 尙不, 及 • 況自餘 敎乎等 云 云。 

此釋は 法 華經は 大日 經には 劣ろ 等 云々 • 

义ぁ诀 集に 云 はく, 

眞言 禪門 乃至 若 望,, 華厳法華涅*1^等|8^5 是摄引 鬥等云 云。 



もい かに 御 不審 はな かりけ る やらん, 天下 第一の 大凶な り。 慈覺 大師 は 去ぬ る 承 和 五 年 

t* 一 にった ラ てんだい しん 一 ごん しょ!' a つ 

に 御 入唐、 漢土に して 十 年が 間 天台 眞言の 二 宗を習 ふ。 法 華 大日 經の勝 劣 を 習 ひしに, 

法 全、 元 政 等の 八 人の 3 具 言 師に は、 法 華經と 大日 經は理 同事 勝 等 云々。 天台宗の^ 

くわ 5 しゅ. けん なら は. ひ:, J5 ぶ * ふ しか. f J 

$. 維蠲 等に 習 ひしに は, 大 日 經は方 等 部の 攝等云 々 。 同じき 承 和 十三 年 九月 十 日に^ 

き て .r- せんじ くだ v.l^w 

歸朝、 嘉祥 元年 六月 十四日に 宣旨 下る。 法 華 大日 經 等の 勝 劣 は、 漢土に して 知りが たか 

りけ るかの ゆ ゑに、 金剛 頂 經の疏 七卷、 蘇悉地 經の疏 七卷、 已上 十四 卷。 此の 疏の心 は 

大日 經、 金剛 頂經、 蘇 悉地經 の 義と法 華 經の義 は、 其の 所設の is 一同 なれ ども、 ss^g 

) ^ -」 、 し,? ひん や •、<.- これ ひ W へ ぜん ひ ゐ こんが- r- ち ふ <5 

の 印と 貭言と は 眞言の 三部 經 すぐれた りと 云々。 此は 偏に 善無畏 金剛 智不 空の 造りた 

る 大日 經の疏 の 心の ごとし。 然れ ども、 我が 心に 猶 不審 や 殘 りけん、 又 心に は i; け てんけ 

ひミ ふ しん はら お ぼ しょ つ 一 ほん をん つ 一 

れ ども 人の 不審 を晴 さんと や 思し けん, 此の 十四 卷の疏 を 御本尊の 御前に さし 置きて 御 

祈請 ありき。 かくは 造りて 候へ ども, 佛意 計りが. たし、 大日の 三部 や 殿れ たる * 法華經 

の 三部 や 勝れる と 御 祈念 有りし かば、 五日と す 五更に 忽ちに 夢想 あり、 靑 天に. 1^ 日輪 

かより 給へ り。 矢 を もて これ を 射ければ、 矢 飛んで 天に の ほり、 日輪の中に^:-ちぬ。 日 

輪動特 してす でに 地に 落ちん とすと 思 ひて 打覺 めぬ。 悦んで 云 はく、 我吉夢 あり, 法 華 

報恩 鈔 四 A 1 



R: 蓮 上人 文集 



四 <0 



兩界, I 金曙界 1 

»s 蔵 界の相 <K 



に兩界 を傳受 し, 大同 二 年 十月 二十 二日に 辨歸 朝、 平 城 天皇の 稗 宇な り。 桓武 天皇 は掷 

崩御 平 城 天皇に 見参し、 御用 ひ ありて 御歸依 他に 異り しか ども、 平 城 ほど もな く、 嗟 蛾 

X こうぼ ふ でん 6*, だいし 

に 世 を とられ させ 袷 ひし かば、 弘法 ひき 入れて ありし 程に、 傳敎 大師 は 嗟 蛾の 天皇 弘仁 

な じ ふめつ わ- r- おんし 

十三 年 六月 四日 御 入 威、 同し き弘仁 十四 年より 弘法 大師, 王の 稗師 となり、 真言 宗を立 

てて 東 寺 を 給 ひ、 眞言 和 尙と號 し、 此 より 八宗始 る。 一代の 勝 劣 を 判じて 云 はく、 第一 眞 

t ごんだ、, にち, や-? ほけ ねはん も ん はんにゃ たい しん 

言 大日 經、 第二 華厳、 第三 は 法 華 涅獎等 云々。 法 華 經は阿 含 方 等 般若 等に 對 すれば, M 

じつ のみ ^ ろ A a ミけ 

實の經 なれ ども. 華嚴經 大日 經に望 むれば 戲 論の 法な り。 敎主釋 尊は佛 なれ ども、 大日 

むみ や 5 くわ-つてい えびす GttfJW 

如来に 向 ふれば 無明の 邊 域と 申して、 皇帝と 俘囚 とのごと し。 天台 大師 は盜 人な り、 眞 

言の 醋糊を 盗んで 法華經 を醒醐 とい ふなん ど 書かれし かば、 法華經 はいみ じと 思へ ども、 

もの かず ひ に 5 かんさ 

弘法 大師に あ ひ ぬれば 物の 數 にも あらす。 天竺の 外道 はさて 置きぬ、 漢土の 南北が、 法 

華經 は^ 經 li 對 すれば 邪見の 經と いひし にもす ぐれ、 華厳宗が、 法 華 經に對 すれば 枝 

** つけう たミ ぐ わつ し だい ま 人は ら もん だいじ V- いてん な ら *- ん てん a 

末敎と 巾せ しに も 越えたり • 例へば 彼の 月 氏の 大慢 婆羅門が, 大自 在天, 那羅延 天、 婆 

箱 天、 敎主釋 尊の 四 人 を 高座の 足に つくりて、 其の上に の ほって 邪法 を弘 めしが ごとし * 

ご 人 3? しん a! んち よ- J じ かく ちしよ...' 

言 は 出されべ かりけ ろ 事な り。 又 義眞、 圓澄, 慈覺、 智證等 



傳敎 大師 御 存生なら ば、 



諍 論が 煩 しきに 侬 りて や、 眞言 天台の 二 宗の勝 劣 は、 弟子に もが SLfe へ 4i は ざり け 

九:^ よ- _ 'し- 1 み **5 し n- 、ひぎ rf す 

るか。 但依憑 集と 中す 文に、 正しく 眞言 宗は法 華 天台宗の 正義 を 倫み とりて 大日 經に入 

れて理 同と せり。 されば 彼の 宗は 天台宗に 落ちた る宗 なり。 いはう ゃ不 空三藏 は、 li ぎ 

畏、 金剛 智 入滅の 後、 月 氏に 入りて ありし に、 龍智 菩薩に^ ひ 奉りし 時、 月? に は 衡ぎを 

あきらめ たる 論釋 なし, 漢土に 天台と いふ 人の 釋 こそ, 邪 正 を えらみ、 偏斷^^ぁきらめ 

たる 文に て は 候 ふなれ、 あな かしこ あな かしこ、 月 氏へ 渡し 給へ と懇に 跳へ し 事 を、 

ふ く., ん くわ.!' ? す も 

不 空の 子 含 光と いひし 者が、 妙樂 大師に かたれる を、 記の 十の 泉に 引き 載せられて 候 

ふ を、 この 依 憑 集に 取り 載せて 候 ふ。 法 華經に 大日 經は 劣る と 知ろ し. めす 亊、 傳敎 大師 

の 御 心顯然 也。 されば 釋迦 如來、 天台 大師、 妙樂 大師, 傳敎 大師の 御 心 は、 一 同に 大日 經等 

の 一 切經の 中には 法 華經は 勝れたり とい ふ 事 は 分明な り。 又 眞言 宗の 元祖と いふ 龍 1 菩 

さつ みこ 》■ ろ だ いち さ ろ AI よく 》(- たづ : こ 5i . 

薩の # 、もも かくの ごとし。 .K 智度論 を 能々 尋 ぬるならば、 此の 事 分明なる べき を、 不空 

が 誤れる 菩提心 論に、 皆 人ば かされて、 此の 事に 迷惑せ るか U 又石淵の1銷^^が|:|; 

し く, -, '力い のち こ、 , ほふ だいし が. T い -ヾ --っ 

子に 穴 H 海と 云 ふ 人 あり、 後に は 弘法 大師と 號す。 去ぬ る延曆 二十 三年 五月 十二 日に 御; < 

唐。 漢土に わたりて は、 金剛 智、 善 無 畏の兩 三藏の 第三の 御 弟子、 慧 和 も いひし 人 

報恩 鈔 四 七 九 



日蓮 上人 文集 



四 七 八 



理 S 事 KIMf 

J 天 合との 理 

の 傑き- J と は a 

t けれど 修行め 

方法に 於て 虞官 



ぬる 上 は、 沙汰の かぎりに あらす。 而ろを 今に 子細 を 知らざる 者、 六宗 はい また y られ 

たミ めし ひ にち ぐ わつ つん a ぉミ てん 

すと 思へ り。 譬 へば 盲目が 天の 日月 を 見す、 嬰 人が 雷の 音 をき かざる ゆ ゑに. 天に は 日 一 

月な し、 {4-; に聲 なしと 思 ふが ごとし。 眞言 宗と. &す は、 日本人 王 第 四十 四 代と £■ せし 

しゃ てん わ i ザん;;. 1 6 3.7 ぐ づ 5 かん *A-tt54 

正 天皇の 御宇に • 善 無 畏三 藏 大日 經を わたして 弘 通せす して 漢土 へ かへ る • 又玄昉 等大ー 

日經 の義釋 十四 卷を わたす。 又 東. K 寺の 得 淸大德 わたす。 此等 を傳敎 大師 稗竟 ありて 

りし かど も、 大日 經法華 經の勝 劣い かんがと 思しけ る ほどに、 かたぐ 不審 ありし 故に、 一 

い _*> JJ つたう さい- C や-つじ づ. くわし や-つ ぶつろ 5 じ ぎ や、 r*** ん& も t 1 

去ぬ る延暦 二十 三年 七月 御 入唐。 西 明 寺の 道邃 和尙、 佛瀧 寺の 行满 等に S1 ひ 奉りて、 

く&ん 一 A ミん いかい でんじ じゅん ひう C わしゃう ? 7tA 

觀圓頓 の大戒 を傳受 し, 靈感 寺の 顒曉和 尙に敏 ひ 奉りて 眞言 を相傳 し、 同延暦 二十 四 年. 

9 て 5 コ たいめん くだ くしゃ 5 しく わ A レん ウ-ん f 」 

六月に 歸 朝して。 桓武 天皇に 御 對 面、 宣 を 下して 六 宗の學 匠に 止 s^assa を 習 はしめ 二 

しん I ごんし くわ. < しょ 5 れつ かんさ し さい , 

同七大 寺に 置かれぬ。 眞言 止^の 二 宗の勝 劣 は、 漢土に 多く 子細 あれ ども、 又 大日 經のー 

義 || には理 同事 勝と 書き たれ ども, 傳敎 大師 は 善 無 畏三 栽 の あやまり なり、 大日 經は法 一 

華經 には^り たりと 知し めして. 八,〕 不と はせ させ 給 はす、 眞言 宗の名 をけ づ りて 法華宗 一 

の內に 人れ、 七宗 となし, 大日 經 をば 法 華 天台宗の 傍依經 となして、 華厳,. K 品、 般若, 一 

涅樂 等の 例と せり. 而れ ども、 大事の 圓領の 大乘別 受戒の 大. 5© を 我が 國に 立う 立 じの j 



自,, 聖德弘 化, 以降。 于, 今一 一 百 餘年之 間。 所 JS 經論 其 數 多矣。 % 此爭, 理。 其 疑 未, 解。 而 

此最妙 圓宗獨 未,, 閬揚, 等 云云。 又 云。 三論 法相 久年之 諍。 渙焉氷 解。 照然 旣明。 猶, 披,, 

雪 霧, 而!:!^ 一一 光, 矣 云云。 

さいちよ ラく わしゃ、..' y はん 

最澄 和尙, 十四 人が 義を 判じて 云 はく、 

ずる じ ,^ ひ ほっくな に し じす をに して 4* 

各 講,, 一 軸; 振,, 法皴於 深壑; 賓主徘 ,,1 ニ乘 之路; 飛 n 義旗 於 高峰; 長幼 摧,, 破 三 有 之 結; 

猶 改,, 歴劫之 轍; 混,, 白 牛 於 門外; 豈善 昇,, 初發之 位; 悟,, 阿 荼於宅 €:, 等 云云。 

ひろよ ま つな 

弘世 • 眞綱 二人の 臣下 云 はく、 

靈山之 妙法 閒, 於 南 岳; 總持妙 悟 闢,, 於 天台; 慨,, 一 乘之 權滯; 悲,, 三諦之 米顯, 等 云云。 

又 十四 人の 云 はく、 

善議 等牽。 逢,, 休 運; 乃閱 r 奇詞; ま 非,, 深 期; 何 託,, 聖世, 哉 等 云 云。 

しんじゃう かじゃ ラ くわん ろく 

此の 十四 卷は S 厫宗の 法藏、 審祥、 三論 宗の 嘉祥、 觀勒、 法相 宗の慈 恩、 道 8F 律宗の 

だ 5 せん ん じんら かん ぞ ぐわん そ かめ ひ 5/J つ しか 

道宣、 鑒眞 等の、 漢土 日本 元祖 等の 法 門, 瓶 はか はれ ども 水 は 1 也。 而 るに 十四 人 彼の 

邪義 をす てて 傳敎の 法 華 經に歸 伏しぬ る 上 は、 誰の 末代の 人 か 華厳、 般若、 深 密&等 は 

法 華經に 超過せ りと 申すべき や。 小 乘の三 宗は又 彼の 人々 のぎ 擧 なり。 大乘 の三宗 破れ 

報恩 妙 四 七 七 



I 日蓮 上人 文集^ 四 七 六 

ん じゃく ひ. > じ 1 ゎラ 

ひし かど も 天台の 御釋 持ち 来りながら 弘め狯 はす。 人 王 第 四十 五代 聖武 天皇の 御宇 

なりと k る。 其の 書 を 見ん と 申され しか ば、 取り出して 見せ まる ら せし かば、 一 

覽 ありて 生死の 醉を醒 し, つ。 此の 書 を もって 六 宗の心 を ね あきらめ しかば、 一 一に 

邪見な る 事 あら はれ ぬ。 忽 ちに 顔を發 して 云 はく * 日本 a の 人 皆 謗 の 者の SIS たる 

が、 天下一 定亂れ なら やと 思して 六 宗を難 ぜられ しかば、 七 大寺六 宗の頃 i 蜂起して, 

京 中 烏 合し 天下み な 騒ぐ。 七大寺 六宗の 諸人 等 惡心强 盛な り。 而るを 去ん ぬろ 延, mfl 十 

. - • few でら き せ *- ミく -r ん y しょ f い?' iif ち *4,f-- ん 

一年 正月 4 '九日に 天皇 高 雄 寺に 行幸あって 七 寺の 硯德 十四 人、 善議、 勝 欲、 奪 基、 鹿 5^.、 

はん Irxr ゝ ぶく ごみき" し A ゑん じ こ 5 ^Af さいくれ 5 だ. しょ. 5 くわう しょ-.' くわん びん よ u、 

賢 玉、 安福、 勤 操、 條圓、 慈誥、 玄耀、 隶光、 道證、 光 證、 觀敏 等の 十 有 餘人を 召し 合 

け; ご: S ,^ ん • ぐわん そ ,いちょうし よ,.' にん 

はす • 華 嚴三諭 法相 等の 人々、 各々 我が 宗の 元祖が 義に逮 はす。 最澄 上 人 は 六 宗の人 

し. ^り ふ つ」 ふ ? 1 ん や 5 ほんろん r- ち丄 *1 こん 

人の 所 立 一 一に 牒を 取りて. 本 終 本! ii 拉に諸 終 諸 論に 指し 合せて 責めし かば、 一言 も 答 

, „ 、くち / J? ろ る ?ぃ 

へす 口 をして 鼻の ごとくに なりぬ。 天皇 驚き 給 ひて 委細に 御 たづね ありて、 重ねて 

ち.. 11 くせん くだ ォ しよ ,<.- ぶく しゃへ たて ** つ 

^宣を 下して 十四 人 を 責め 給 ひし かば, 承伏の 謝 表 を 奉 りたり。 其の 書に 云 はく、 

七箇大 寺。 六宗舉 匠。 乃至 初 1^,, 至極, 等 云云。 . 

又 云 はく、 



和 氣の妹 子— 大 

縢 小 野の 妹 子の 

t と、 和 氣の姓 

来 詳 



山 §— 祭 良 興 

福 寺の こと 



此の 三十 卷の文 は 本書の 重れる を 削り 弱き をた すくる のみなら す、 天台 大師の 御 時な か 

おんせ め のが ほっさ、,' し f ひし 

りし かば、 御責 にも 免れて ある やうなる、 法相 宗と華 嚴宗と 眞言 宗とを 一. 時に とり 挫が 

しょ にん わう ん めいてん わ 3 ぎょう く 

れ たる 書な り。 又 日本 國には 人 王 第三 十代 欽明 天皇の 御宇 十三 年 壬 十月 十三 日に、 百 

だら こく しゃか 、ぶつ ょラ めいてん ゎラ しゃ ラビく. U いし よ 

濟國 より 一 切 經釋迦 佛の像 を わたす。 又 用 明 天皇の 御宇に 聖德 太子 佛法 を讀 みは じめ、 

わ ゆ いも こ しんか かんさ ぜんしゃ -っ しょ ぢ くわん 

和 氣の妹 子と ゆす HH 下 を 漢土に つか はして、 先生 所持の 一 卷の 法華經 をと りよせ 給 ひて 

ぢ き や 、ひ に 人 わう かう ミ くてん わ、 ひ ろんし ラ ほっさう し、 ひ ぐ 

持經と 定め、 其の後 人 王 第三 十ヒ 代に 孝德 天皇の 御宇に、 三論 宗、 華厳宗、 法相 宗、 俱 

しゃし ラ じ やう じっし、 ひ しゃう むてん ゎラ りっし, フ い じ il. う 

舍宗、 成實宗 わたる。 人 王 第 四十 五代に 聖武 天皇の 御宇に 律宗 わたる。 已 上六宗 なり。 

くわん: T てん わう だい あ ひ:: 

孝德 より 人 王 第 £ 十代の 桓武 天皇に いたる まで は、 十四 代 一 百 二十 餘 年が 問 は、 天台 眞 

言の ニ宗 なし。 桓武の 御宇に 最 澄と 中す 小佾 あり、 山 階 寺の 行 表 僧正の 御 弟子な り。 法 

^5t5 なら き は しか ぶつ ほふ き は お ぼ 

相 宗を始 として 六 宗を習 ひ 極めぬ。 而れ ども 佛法 いまだ 極めたり とも 覺ぇ ざり しに、 華 

つく き しんろ A しょ しゃく 

厳宗 の法藏 法師が 造りた る 起 信 論の 疏を見 給 ふに、 天台 大師の 釋を 引きの せたり。 此の 

-疏 こそ 子細 ありけ なれ, 此の 國に 渡りた るか、 又い まだ 渡らざる か- と 不審 ありし ほ 



どに、 有人に 問 ひし かば、 せ、 の 人の 云 はく、 大 唐の 揚州龍 興 寺の 偕變 眞和尙 は、 天台 

まつが くだ, フ せんり し でし てん: せう じよう C づう 

の 末 學道遲 律師の 子、 天寶の 末に 日本 國 にわたり 給 ひて、 小乘の 戒を弘 通せ させ 給 



報 恩 妙 



四 七 五 



日蓮 上人 文集 ^ 四 七 四 

■3 ラ, パ » • » » たなご こ け ごん じんみ つ は Ji 

頭 を かたぶけ、 萬 民 掌 を あはす • 此の 人々 の義 にい はく、 華厳、 深密、 .0, 00 

3 つけき や, つ ?; ん ゆ..' 5 ち しゃか によら *- せつ ぶん ら tfi-l- 

法華經 等の 勝 劣 は、 顯敎の 内、 釋迦 如来の 說の分 也。 今の 大日 經等 は, 大日 法王の 勅 fli^ 

S まん ごん てんし つ 一ん 

なり。 彼の 經経は 民の 萬 言、 此の 經は 天子の 一言な り。 華厳 經涅 tlf 經等 は、 大曰經 に は 

梯を 立てても 及ばす。 P 法華經 Is りこ そ 大日 經には 相似の 經 r ひれ。 され Y も、 彼の 經は 

れ. x-.^.g らい-'. r.: - しゃ. ごん しゃ 5、J ん こミ a に 5 ん でい 

釋迦 如来の 說 民の 正 言, 此の 經は 天子の 正 言な り • 言 は 似れ ども 人 がら 雪 泥な り • SI 

ぢ よく.^. や,.' す. かゆ しゃ ラ ic よく 

へは渴 水の 月と 淸 水の 月の ごとし。 月の 影 は 同じ けれども 水に 淸濁 あり, なんど 申しけ 

よし A-bfl し t しミ しんごんし 5 . ;- たぶ せん •.- -a 

れば、 此の 由 尋ね 額す 人 もな し。 諸宗皆 落ち 伏して 眞言 宗に 傾きぬ * 善 無畏、 金剛 智、 

し きょ のち ぐ わつ し a K いしん ろん ろん わな 

死去の 後、 不空三 親乂月 氏に かへ. りて 菩提心 論と 中す 論 を 渡し、 いよく 眞首宗 S りな 

りけ り。 但し 妙樂 大師と いふ 人 あり、 天台 大師より は 二百 餘 年の 後 なれ ども、 智慧 かし 

しょしゃく み も, ら しゃく じん ふつ, や 5 

こき 人に て、 天台の 所 釋を見 明めて ありし かば、 天台の 釋の心 は、 後に われた る 深密經 

acri,. 'し...' はじ んタ け -* 一ん しう すぐ 

法相 宗 * 又 始めて 漢土に 立てた る 華厳宗、 大日 經眞 言宗 にも 法 華經は 勝れ させ 給 ひたり 

、 ち およ あ- ひ おそ わう- お 輪- 01 

ける を 或は 智の 及ばざる か、 或は 人に 畏る i か、 或は 時の 王 威 を怖づ るかの 故に 云 は 

ざり ける か。 かくてあるなら ば、 天台の 正義す でに 失せなん • 又睐 11 已 前の 南北が 邪義 

にも 勝れたり とお ほして、 三十 卷の末 文 を 造り 狯ふ, 所謂 弘決、 m 簾、 疏記 これな り。 



かりし かば、 天台の 末 舉等は 智慧の 薄き かの ゆ ゑに さも やと 甲:. ふ。 又太宗ま戰^^なり、 

ゆ A じ やう おんき え あさ - X 

玄獎の 御 歸依淺 からす。 いふべき 事 ありし かど も、 いつもの 事 なれば 時の 威 をお それて 

申す 人な し。 法 華經を 打ち か へ して、 三乘 眞實 一 乘 方便 五 へい 申せし 事 は、 、いうか 

てん * ちく わた iz わつ し > ^'? いん シ. - わ こ P 

りし 事な り。 天竺より は 渡れ ども 月 氏の 外道が 漢土に 渡れる か、 法 華經は 方便、 00 

は眞實 とい ひし かば、 || 迦多寶 十 方の 諸 佛の誠 5曰 も かへ りて しくな り、 玄奖ぎ S ラ J そ 

時の 生身の 佛 にて はありし か。 其の後 刖天 皇后の 御宇に、 前に 天台 大師に I 貝め られし !• 

嚴經 に、 又 重ねて 新譯の 華嚴經 渡. りし かば、 さきの 憤 を果 さんがた めに、 掀 の If^ 

せ くやく たす ,5 ン. - 

を もって 天台に 責められし 舊譯の 華 嚴經を 抉け て、 華厳宗と 申す 宗を * 法藏 法師と 中す 

人 立てぬ。 此の 宗は 華嚴經 をば 根本 法 輪、 法華經 をば 枝お I" 徹と G. すなり。 南北 は 11- 

嚴, 二 涅槃. 三 法 華、 天台 大師 は 一法 華、 二 涅槃, 三 華嚴。 今の 華 嚴宗は 一華 嚴、 二 法 

華、 一一 ー涅獎 等 云々。. 其の後 玄宗 皇帝の 御 天竺より IS ぎぎ 一 S 大日 經 ま を^ 

す。 金败智 三藏は 金剛 頂 經 を わたす。 又 金剛 智三藏 の 弟子 あり、 不 Si 三 pi なり。 比の 

ぐ わつ し じんしゅ しゃ- r- か 3 き • 二 モ, フ -- f - し 

三人 は 月 氏の 人種、 姓 も 高貴なる 上、 人が らも 漢土の 佾に 似す、 法 門 も g と は 知らす、 

. いた. , いん し 八 ごん あ ひそ て.;. し 

後漢 より 今に 至る までな かりし、 印と 眞言と いふ 事 を 相 副へ て ゆよ しかりし かば、 天子 

報恩 妙 四 七三 



I 日蓮 上人 文集 四 七 二 

まらせ 袷 ふ。 廣 長 舌を大 梵天に 付け、 又 敎主釋 尊 も 付け 給 ふ。 然して 後、 多 寶佛は is 

じ や せかい ん 0- のち ぶんしん 

淨 世界へ かへ り、 十 方の 諸佛 各々 本土に か へらせ 給 ひて 後、 多寶 分身の 佛も おはせ ざら 

んに、 教主 釋尊涅 *s を說 いて、 法 華經に 勝る と 仰せ あらば. it^^h 等 は 信ぜ させ ふ 

. せ / だいく わ ,ゥ みや、 f し 攀ら てら つる y くひ 

べし やと 責めし かば 日月の 大 光明の 裕羅の 眼 を 照す がごと く、 漢 王の 劍の 諸侯の ai 

. 、 . • り や, 7;?. ん ミ 5 な だ てんだい だいし おんけ し, こ f 

に 力より しが ごとく 兩眠 をと ち 一. 頭 を 低れ たり。 天台 大師の 御氣色 は師子 王の 狐 鬼の 

前に えたる がごと し。 麿 蹵の 雉 を 責めた ろに 似たり。 かくの ごとく ありし かば、 さ 

て は 法華經 は、 華嚴經 Iti 槃經 にもす ぐれて ありけ りと、 1 is に する のみなら すノ 

てん ぢ,、 ,こ ぐ わつ しだいせ.? おんぎ ^fc .ft- や 

かへ りて 五 天竺まで も 間え、 月 氏 大小の 諸 論 も 智者 大師の 御 義には 勝れす。 敎ギ: 釋尊兩 

度 出現し まします か、 佛敎 二度 あら はれぬ と ほめられ 絵 ひしな り。 其の後 天台 大師 も 御 

じふ f!^ ちん か は f じ で..' あんだ、. -し * っ& •* 

人滅 なりぬ • 睐隋の 世 も 代りて 唐の 世と なりぬ。 章 安 大師 も 御 入 威な りぬ。 天台の 說法 

> なら 5 たいそ ミ y よ 5 6 んじゃ 5 ひ よ じ ぐ わつ 

やう やく 習 ひ 失せし 程に、 唐の 太宗の 御宇に、 玄獎三 載と いひし 人、 貞 觀 三年に 始めて 月 

氏に 人り て、 同 十九 年に かへ りしが. 月 氏の 佛法 ね盡 して、 法相 宗と 申す 宗を わたす. 

、化- リ ! I -; す.? くわ . 、- らん じん A つ や. 3 a 3- ろ 人 し, ろん 

此の 宗は 天台 水火な り。 而 るに 天台の 御覧な かりし 深 密經、 逾伽 論、 唯 識論等 を わ 

4* ぐ 1>ん&<> し. ご らん 

たして, 法 華經は 一切 經には 勝れ たれ ども、 深 密には 劣ろ とい ふ • 而ろを 天台 は 御 寛な 



し お, c かたう さ おは やう もん これ おんし おん 

師の御 方 人 せんと 思 さば、 此の 經文を やぶりて 此に 勝れた る 經文を 取り出して 御 師の御 

義を 助け 給へ とせめ たり。 又渑槃 經を法 華經に 勝る. -と候 ひける は、 いかなる 經 文ぞ。 

Si 藥經の 第 十四に は、 華 嚴阿含 方 等 般若 を あゆて、 經に對 して 勝^ は說 かれて 候 へ ど 

も、 またく 法華經 と? i 槃經 との 勝 劣 はみ えす。 次 上の 第 九の 卷に、 法 華經の fffi 槳經 との 

勝 劣 分明な り。 所謂 經 文に 云 はく、 

是經 出世。 乃至 如, 法 華中 八千聲 § 得, 受,, 記 箾; 成, 大薬 li 如 ,。 秋收 冬藏更 無,, 所 作, 

等 云云。 

經文 明かに 諸 あ をば 春 夏と 說 かせ 給 ひ、 S 槃經と 法華經 ともば 棄實の 位と は說 かれて 候 

しう し、 っミ、 fv-J.? くら ゐ あ? すゑ くんじ ふ くら, 

裙拾 「あつ めひ へど も、 法華經 をば 秋 收冬藏 の 大菜實 の 位、 涅槃 經 をば 秋の 末 冬の 始、 裙 拾の 位と 定め 

fsi 給 ひぬ。 此の 經文 正しく 法華経に は 我が身 劣る と 承伏し 給 ひぬ。 法 華經の 文に は tl 說今 

もる が ga^ 經と せった,, 'せつ まへ ならび すぐ のち s /..-?.-_',,» 

說當說 と 申して、 此の 法 華經は 前と 拉 との 經經に 勝れた るの みならす、 後に 說 かん 經經 

にも 勝るべし と佛 定め 給 ふ。 すでに 敎主釋 尊 かく 定め 給 ひ ぬれば、 疑 ふべき にあら ね ど 

も、 我が 減 後 はいかん かと 疑 ひお ほして、 東方 寶淨 世界の 多寶 佛を證 人に 立て 給 ひし か 

P めう ほふけ きゃラ 5- ぃぜ しんじつ しょ、 ぶんしん 

ば、 多寶佛 大地より 誦り 出で て、 妙法 華經 皆是眞 實と證 し、 十 方 分身の 諸佛 重ねて あつ 

報恩 妙 四 七 一 



B 蓮 上人 文集 . 四 七 

りと いは r、 用 ふること なき 上, 我が 長の 心に 叶 はんがた めに、 今の 人 を 罵 打なん どす 

べし" 如何が せんと は 思せ しか ども, さて 默^ すべきに あらねば、 光 宅 寺の 法 雪 法師 は 

は 5 ほふ ぢ r 一く お の t し そ ミ s しょし はち ほ i からす 

謗 法に よって 地獄に 墮 ちぬと 罵らせ 給 ふ。 其の 時 南北の 諸師. 蜂の ごとく 蜂起し、 烏の 

5 がふ ち ぎ ほふし f, た わ くに ほさ ちん 

ごとく 烏 合せり。 智顗 法師 をば 頭 を 破るべき か、 國を逐 ふべき かなん ど e 'せし 程に、 陳 

しゅ これ なんぱく れつ ざ 

主此 をき こしめ して、 南北の 數 人に 召し 合せて、 我と 列座して きかせ 袷 ひき。 法 雪 法師 

で し ゑ 九い ほふ さい ゑく わ,, ' ゑ -W.7 そ, <'づ よ にん おの 

が 弟子 等の 慧榮、 法歲、 養癡、 慧啦 なんど 巾せ し 惓正佾 都 已ヒの 人々 百餘 人な り。 各々 

惡ロを 先と し、 眉 を あけ 眼 をい からかし、 手 を あけ 拍子 をた よく。 而れ ども 智顦 法師 は 

まつざ いろ こミ tt あやま -0 Jtj しょ そ、 フ で ふ こま 

末座に 坐して 色 を 變ぜす 言 を^ら す、 威儀しづかにして^§の言を 一 一に 牒を とり、 言 

ごとに 責 返す。 打 返して 難 じて 云 はく、 抑 法 雪 法師の 御 lis に、 第一 華厳 第二 sltpsll 

法 華と 立てさせ 袷 ひける 證文は 何れの 經ぞ。 に 明かなる 證文を 出させ 給へ とせめ しか 

おの {• か ラベ いろ ん へんじ か S V り 7 ざ? 7 

ば、 各々 頭 をう つぶせ 色 を 失 ひて、 一言の 返事な し * 重ねてせ めて 云 はく、 無量 義經に 

正しく 次 說方等 十二 部 經摩訶 般若 華 嚴海空 等 云々。 佛 我と 華 嚴經の 名 をよ び あけて、 無 

たい 《5 けんし A じつ .7 け た ♦* お £ け r 一人, や 5 

量義 經に對 して 未 顯眞實 と 打ち消し 袷 ふ • 法華經 にあり て 候 ふ 無 i 義經 に、 華嚴經 はせ 

た i け 々一ん, f7 だい ^ 

めら れて候 ひぬ。 いかに 心得させ 袷 ひて、 華厳経 をば 一代 第 一 と は 候 ひける ぞ。 各 々御 



か おんぎ ぶつい あ? -な てん はな ふ あめ 

と 書かれて 候 ふ。 此の 人の 御義佛 意に 相 ひ 叶 ひ 給 ひければ こそ, 天より 花 も 下り 雨 も ふ 

り 候 ひけめ。 か i るいみ じき 事に て 候 ひし かば、 漢土の 人々, さて は 法 華 經は華 嚴經涅 

うへ しらぎ くだら こ i P^^A 

槃經に は 劣る にて こそ ある なれと 甲 5 ひし 上、 新羅、 百濟, 高麗、 日本まで 此の 疏 ひろま 

りて、 大體 一同の 義 にて 候 ひしに、 法 雪 法師 御 死去 ありていく ばくなら ざるに、 梁の 末, 

陳の始 に智顗 法師と 申す 小 憎 出来せり。 南 岳 大師と 申せし 人の 御 弟子な りし かど も、 師 

の義も 不審に ありけ るかの ゆ ゑに、 一切 經藏に 入って 度々 御らん ありし に、 華 嚴經、 

はんき やう せん うち か 5 べつ らい 

獎經、 法 華 經の三 經に詮 じいだ し、 此の 三經の 中に 殊に 華 嚴經を 講じ 給 ひき。 別して 禮 

文 を 造りて 日々 に 功 をな し 袷 ひし かば、 世間の 人 思 はく、 此の 人 も 華厳 を 第一と 思す か 

み ほふ-.' ん; I いし け > ごん 

と 見えし ほどに、 法 雪 大師が 一 切經の 中に 華厳 第 一 、 涅槃 第一 一、 法 華 第三と 立てた るが、 

ふ しん ゆ け > ごんき や, T /-) 

あまりに 不審な りけ る 故に、 ことに 華 嚴經を 御らん ありけ るな り。 かくて 一 切經の 中に, 

ね け I ごん. み さ だ たも によ.^ い しゃ ラ 

法 華 第一、 涅薬 第二、 華嚴 第三と 見定めさせ 給 ひて な ゆき 給 ふやう は、 如 來の聖 敎は漢 

土に わたれ ども、 人 を 利益す る ことなし。 かへ りて 一切衆生 を惡 道に 導び くこと, 人師 

あやまり れい な 3 ひがし てん ち ぃビ ほん みん 

の 愧 によれり。 例せば 國の 長と ある 人、 東 を 西と いひ 天 を 地と いひ 出し ぬれば、 萬 民 

はかくの ごとくに 心うべし。 後に いやしき 者出來 して、 汝 等が 西 は柬、 汝 等が 天 は 地な 

银 恩;^ 四 六 九 



日蓮 上人 文集 四 六 八 

ぬ, 所謂 南 三 北 七な り。 十 流 ありし かど も 一 流 ももて 最 とせり。 所謂 南 三の 中の 第三の 

乇 寺の 法 雪 法師 これな り。 此の 人 は 一代の 佛敎を 五に わかつ。 其の 五の 巾に 三 經を撰 

i す。 所謂 華厳 經、, 涅 經っ 法 華 I なり。 一 切經の 中には 華嚴經 第一 大王の ごとし。 m 

せっしゃ,.^ くわ 人 はく -く; 6 い i> HAA ん 

獎經 第二, 攝攻關 白の ごとし。 第三 法 華 經は公 柳 等の ごとし。 此 より 已下は 民の こ 

とし。 此の 人 は 本より 智螯 かしこき 上、 慧觀、 厳、 僭柔、 餘 次なん ど 申せし 大 智者よ 

なら iii し よし せ ん. t じ は 

り 習 ひ傳へ 給へ るの みならす、 南北の 諸 師の義 を 攻め やぶり, 山林に 交りて 法 華經, Jffi 

S 華厳 經の功 を 積り し 上、 梁の 武帝 召し出して、 內 裏の C に 寺 を 立て, 光 宅 寺と な 

づけて 此の 法師 を あがめ 袷 ふ。 法 華經を 講ぜし かば 天より 花 ふること 在世の ごとし。 

饔五 年に 大旱 «g ありし かば、 此の 法 雪 法師 を 請 じ 奉りて 法 華經を 講ぜ させ まゐら せし に、 

藥草瑜 品の 「其 雨 普 等 四方 俱下」 と 申す 二 句 を 講ぜ させ 袷 ひし 時、 天より 甘 雨 下りたり 

ぎょか. < ±>ん そ •r' じ や 3 いしゃく 

しか ぱ、 天子 御愁の あまりに、 現に 佾 正にな しま ゐら せて、 諸 天の 帝釋 にっかへ、 萬 民 

こく わ, f おそ うへ A め くれ こ や...' ぶつ 

の國 王を畏 るよ がごと く、 我と つかへ 給 ひし 上、 或 人 夢み らく, 此の 人 は 過去の 燈明彿 

の 時より、 法 華經を li ぜる 人な り, 法 華經の 疏四卷 あり、 此の 疏に云 はく、 此の 經未 碩 

然 ならす と。 亦 云 はく、 異の 方便 等 云々。 正しく 法華經 は、 いまた 佛理 をき はめざる 經 



大石醉 免. 一釋《- 

を 亡 はんとて な 

せ g 計な p 

付 法 親-. 正レく 

佛法を 後世 si 弘 

むる 樣依賴 を う 一 

けし こと 



等の 悪人の 身に 入りて、 或は 大石 をな ゆて 佛の 御身より 血 をいだ し、 或は 釋子を 殺し、 

ころ だいなん ぶつせ そん ミ た ほか 

或は 御 弟子 等 を 殺す。 此 等の 大難 は 皆 遠く は 法 華 經を佛 世 尊に 說 かせ まゐら せじと 巧 謀 

にょらい ゆん ざいいうた を A しつ なん しゃり ほつ 

りし 如来 現在 猶多 怨嫉の 大難 ぞ かし。 此等は 遠き 難な り。 近き 難に は、 舍利 目 連諸大 

め ひだ だい 1?- ん てき めつ さ -ご a- ら、, 

菩薩 等 も、 四十 餘 年が 間 は 法華經 の. K 怨敵の 内ぞ かし。 況ゃ減 度 後と 申して、 未來の 世に 

だいなん おそろ ミ ほミけ しの 

は 又 此の 大難よりも すぐれて 畏 しき 大難 あるべ しと 說 かれて 候 ふ。 佛だ にも 忍びが たか 

りけ る 大難 をば, 凡夫 はいかで か 忍ぶべき。 いはう や 在世より 大 なる 大難に て あるべ か 

だ いは たけ ひろさ み じ やせ わ 5 すい y- フ す 

ん なり。 いかなる 大難 か、 提 婆が 長 三丈廣 一 丈 六尺の 大石、 阿闍世 王の 醉 象に は 過ぐ ベ き 

おも す せ- r しつ あ ひミ めつ 

と は 甲ん へど も 彼に も 過ぐべく 候 ふなれば、 小 失な くと も 大難に 度々 値 ふ 人 を こそ、 威 

後の 法 華經の 行者と は 知り 候 はめ。 付 法藏の 人々 は 四 依の 菩薩、 佛の御 使な り。 提婆菩 

薩は 外道に 殺され、 師子尊 *2 は 檀彌羅 王に 頭 を:! ねられ、 佛陀密 多、 龍樹 菩薩 等 は赤幡 

め みやう ぼさつ か はり じょい ろんじ おも ひじに し 

を 七 年 十二 年 さし 通す。 馬 鳴 菩薩 は 金錢三 億が 代と なり、 如意 論 師は思 死に 死す。 此等 

し 7 ぼ ふ 、- 'ち !3-3 ほふ ぷ つめつつ) f かんさ 

は 正 法 一 千年の 内な り。 像 法に 入って 五 百 ハヰ佛 減 後一 千 五 百年と 申せし 時、 漢土に 一人 

の智人 あり、 始 は智顗 後に は 智者 大師と 號す。 法 華經の 實義を ありの ま i に弘 通せん と 

おも い せん ち しゃし; はん せん りラ 

思 ひ 給 ひしに, 天台 已 前の 百 千 萬の 智荐 品々 に 一代 を判ぜ しか ども、 設 じて 十 流と なり 



報 



恩 妙 



四 六 七 



日蓮 上人 文集 ^ 四 六 六 

敏と いはんと すれ ぱ、 彼 宗宗の 末の 人々 の 云 はく. 法 華經に 大日 經を まさり. U りと 中す 

わ t く. J はから ひ そ し おんぎ ぢ はち ゑ A じ や、 > ひ 

は、 我が 私の 計 に は あらす、 龃師 の御義 也。 戒 行の 持 破, 智 養の 勝 劣、 身の上 下 は 

ありと も、 所 學の法 門 はたが ふ 事な しと 申せば、 彼の 人々 に 失な し。 又日莲 此を 知りな 

おそ ねい さ 5 しん &ゃ •?!! のく け, ゥ しゃ ぶっだ r^f もち ■ ; 

がら、 人々 を 恐れて. & さすば、 寧 喪 身命 不匿敎 者の 佛陀の 諫曉を 用 ひぬ 者と なりぬ い 

せ けんおろ ろ や か. <6 うのが -T 

かんが せん" 言 はんと すれば 世 問 恐し、 止めん とすれば 佛の諫 曉脫れ がた し。 進 返此に 

谷れ り。 實な るかな や、 法 華經の 文に 云 はく. 

而 此經 者。 如來 現在。 猶 多,, 怨嫉; 況 11 度 後。 

又 云 はく、 

1 切 世間。 多, 怨難, 信 等 云云。 

^^ま を i ぎ 5<ii^g:J:> 給 ひたりければ, 第 六 天の 魔王、 麾耶 夫人の 御腹 を 通し 見て、 我 

だい *1* んて S り けん じ や..' さ 3 5 し * ■ 

等が 大怨敏 法 華經と 申す 利劍を はらみたり, 事の 成せぬ 先にい かにして か 失 ふべき 第 

1 b.7 v い、, じ やう ぼん Xi うき. ご さ 人 あん * でん も VI いい 

六 天の 魔王、 大 醫と變 じて 淨 银 王宮に 入り, S: 產安 種の 良藥を 持ち 候 ふ. K 罾 ありとの よ 

しりて、 泰を 后に まゐら せつ。 初生の 時 は!^ を ふらし、 乳に 毒 を まじへ、 城 を 出で させ 

給 ひしに は、 黑き赛 と ill じて 道に ふさがり、 =^ 至^ 婆、 Mia 伽 梨、 波 S? 璃王. 阿 阁世王 



as 劫! K 地の 破 

at ォる 時期 



じ や-ひ ぱん ふ まう-ご かい おんき や-.' 一 

くして 墮 落し 給 はざる 事 は、 上品の 不 妄語戒の カぞ かし。 法 華經に 勝れた る御經 ありと h 

仰せ ある 大 妄語あるなら ば、 恐らく はい まだ 壞劫 にいたら ざるに、 大地の 上に どうと 落: 

む &ん だいじゃう けんてつ ! す ゆ 一 

ち 候 はんか。 無間大 城の 最下の 堅鐵 にあら すば、 止り がた からん か。 大 妄語の 人 は 須臾 一 

そら しょ てんか めぐ せ たてまつ しか \ 

も 空に 處 して 四 天下 を 廻り 給 ふべ からすと 責め 奉 るべ し。 而るを 華厳宗の 澄觀 等、 眞ー 

ぜんむ 5 ふ くう こ- ぼ ふ じ かく ち しゃ- 7 だいち - 

言 宗の善 無畏、 金剛 智、 不空, 弘法、 慈覺、 智證 等の 大智 の三藏 大師 等の、 華嚴經 大日 一 

ほ け き ゃラ すぐ た ぶんざい およ だいだ, r り 一 

經等は 法 華經に 勝れたり と 立て 給 は *i、 我等が 分 齊には 及ばぬ 事 なれ ども, 大 道理の 押: 

あに だいなん てき だい ほ く ぎ やり だい てん だい まん 一 

すと ころ は、 豈諸 佛の大 怨敵に あらす や。 提婆、 瞿伽梨 も、 ものなら す、 大天、 大慢、 一 

ほか も ミ ひミ. f やから おそろ ; 

外に 求む ベから す。 かの 人々 を 信す る 輩は畏 しお そろし。 ; 

問うて 云 はく、 華厳の 澄觀、 三論の 嘉祥、 法相の 慈 恩、 眞言の 善 無畏、 乃至 s> 法、 慈覺、 一 

智證等 を 佛の敲 と宣給 ふか。 一 

答へ て 云 はく、 此大 なる 難 也。 佛 法に 入りて 第一の 大事 也。 愚 眼 を もて 經文を 見る に は、 一 



:|s 法 は 免れ じと 見えて 



法 華經に 勝れた る經 ありと いはん 人 は. 設ひ いかなる 人な りと も- 

し か *-7 こ しょ にんぶ つてき .J^1.>. tt^ -/J 

候 ふ。 而 るを經 文の ごとく 申すならば、 いかで か 此の 諸人 佛敲 たらざる べき。 若 又 恐. V 一 

さ しょ-. 'れつ こ ひミ, f すゑ ぶ C^J 

なして 指し. E. さす は、 一切 經の勝 劣むな しかるべし。 又 此の 人々 を 恐れて 末の 人々 を佛ー 



報恩 纱 



四.! ハ五 



n: 蓮 上人 文集 



H 六 四 



-.. をせ 一 にと 

上品.. 最上 



火に て やな かるらん • かくの ごとくい はん 者 は. 一間 接の 人と 知るべし • 生 盲に ことな 

ほふし ぽん しゃか じ よらい く しゃ 5 ごん さ だ 

らす。 法 華經の 法師 品に 釋迎 如来 金口の 誠 言 を もて 五十 餘 年の 一 切 經の勝 劣 を 定めて 云 

>d く 

がの は じして にき S 5 じん もて に は cn ttfc- 

我 所說經 典。 無量 千 萬 僮。 已說 今說當 說* 而 於,, 其 中; 此法 華經" 最爲難 信 難解 等 云云, 

しゃか にょらい ぶつ せつ ミ. がく あ ふ しん #_ 'へ >5 'な 5 

此の 經文は 但釋迦 如来 一 佛の說 なりと も、 等 覺已下 は 仰いで 信すべき 上、 多寶佛^«方ょ 

しんじつ • A つ ♦* くわ., 'ちゃ i ザね つ 

り 来りて 真 實 なりと 證 明し、 十 力の 諸佛 集りて 釋迎佛 と 同じく 廣 長 舌 を 梵天に 付け 袷 

のち おの かへ こんい f じ t よぶ つ れん, や i 

ひて 後、 各々 國々 へ 還らせ 給 ひぬ。 今 已當の 三 字 は 五十 年拉 びに 十 方 三世の 諸佛の , 經、 

1 字 一 點も殘 さす 引き 載せて、 法 華經に 封して 說 かせ 給 ひて 候 ふ を, 十 方の 諸佛 此の 座 

にして 御 判 形 を 加 へ させ 絵 ひ、 各々 又 自國に 還らせ 袷 ひて, 我が 弟子 等に 向 はせ 給 ひて、 

すぐ おんき や、 f ミ しょけ で じんよう 

法 華經に 勝れた る, 斜經 ありと 説かせ 拾 は r、 其の 所 化の 弟子 等 信用すべし や • 又 我 は 見 

i/.:: つし. o -,<、_.' き f でん .す ぐ き や、 f 

ざれば 月 氏 龍宮四 天日 月 等の is 殿の 巾に、 法 華經に 勝れ させ 給 ひたろ 經ゃ おはし ますら 

、> たが r> ぼんし やく ひ、,' わ 5 ぎよ ざ もし 

んと 疑 をな す は。 されば 梵釋 日月 四 天 龍王 は 法華経の 御座に はな かりけ ろか • 若 日月 

しょてん • . しお は だいわ. r わく にち ゆつ 

等の 諸 天、 法 華經に 勝れた る御經 まします、 汝は 知らす と 仰せあるなら ば、 大誑 惑の 日月 

なるべし. 日蓮 責めて 云 はく, 日月は^^空に住し給へ ども、 我等が 大地に 處 する がごと 



の 經經を あけて、 、涅槃 經に對 して 我が身 勝る と說 いて、 又 法 華 經に對 する 時 は、 

この の しゅっせ は くの のにて -0 こミを な が L して -I きが 

- 是經 出世。 乃至 如 T 法 華中 八千聲 ii 。得, 授,, 記 第; 成, 大萬 K 如.。 秋 收冬藏 "更 無,, 所作, 

等 云云。 

ね はんぎ や f ぉミ ?|』 おんみ 5- う Mi 

我と、 涅紫經 は 法 華 經には 劣る と說 ける 經文 なり。 かう 經文は 分明 なれ ども、 南北の 大 

智, 諸人の 迷うて 有りし 經文 なれば、 末代の 擧者 能々 服 をと, i むべ し。 此の 經文 は但法 

華經涅 11^ 經の勝 劣の みならす。 十 方 世界の 一切 經の勝 劣 を も 知りぬべし。 而る を經 文に 

簡^ I 丄ー ー師 - こそ 迷 ふと も 天台 妙 樂傳敎 大師の 御 料簡の 後 は 眼 あらん 人々 は 知りぬべき 事 ぞ かし。 然 

は issf れ ども 天台宗の 人た る 慈 覺智證 すら 猶 此の 經 文に 喑し、 いはう や 餘宗の 人々 を や。 - 

V 』 かんさ につ ほん i. 'ぐ 

或 人 疑うて 云 はく、 漢土 日本に わたりた る經經 にこ そ、 法 華經に 勝れた る經 はお はせ す 

四 王 日月 I 此等 とも, 月 氏、 龍宮、 四 王、 日、 月、 仿利 天、 都 率 天なん どに は 恆河沙 の經經 まします な 

皆 天人の 住ナる すぐ おんき や-, 

I ありと せる れば、 其の 巾に 法 華經に 勝れ させ 給 ふ御經 やまします らん。 

なジ : よろ づ ていさ てんか し 

答へ て 云 はく 一 を もって 萬 を 察せよ、 庭戶を 出で、 すして 天下 を 知る と はこれ なり。 

ち じん - なんてん く、 7 f そら こちり A- 

癡 人が 疑うて 云 はく、 我等 は 南天 を 見て 東西 北の 三 空 を 見す。 彼の 四方の 空に 此の 日輪 

より 別の 日 やまし ますらん。 山 を 隔て 煙の 立つ を 見て 火 を 見 ざれば、 煙 は.! 定 なれ ども、 

報, 恩, 妙 四 六 三 



a 蓮 上人 文集 . 四 六 二 

さ れ 5 ぎき や-..' ふ X. : き f,7 け 一-一ん き や i 

此の 經に 指す ところ 了 義經と 申す は 法 華經、 不了 義經と 申す は 華厳経、 大日 經、 涅 燊經 

い こんた- r- ! 1,0 ごん しん も rtt A や や-,.' 

等の 已今當 の 一 切經 なり。 されば 佛の 遺言 を 信す るなら ば、 專ら法 華 經を明 疲 として、 

1 切 經の心 をば 知るべき か。 隨 つて 法 華 經の文 を 開き 奉れば、 此の 法 華 經は諸 轻の中 

き や 5 もん し « 人 いた き たいしゃく V 

に 於て 最も 其の上に 在り 等 云々。 此の 経文の ごとくば、 須彌 山の 頂 に 帝釋の 居る がご 

.9 んゎ 3 いた r き にょい は-.' しゅ ばく つき しょぶ つ 

とく、 輪 王の 顶 に 如意 寶珠の あるが ごとく、 衆 木の 顶に 月の やどる がごと く、 諸 経の 

§lss 頂上に 肉髮の 住せろ がごと く、 此の 法 華經は 華厳 經, 大 曰經, JiJi 紫經 等の 一切 經の 頂上 

上 中 ク * 凸 tele 一 もつ は ろんじ じんし よ 

の の 如意 寶珠 なり。 されば 專ら論 師人師 をす てて、 經 文に 依るならば、 大日 經 華厳 經 等に、 

すぐ じち りん しゅっ^>ん こ てんち # 

法 華經の 勝れ 給へ る こと は、 日輪の 靑 天に 出現せ る 時, i あきらか なろ 者の 天地 を 見る 

^.>> る! t*%.< S. ひじ 

がごと く, 高下 宛然な り。 又 大日 經華 嚴經 等の 一 切經 をみ るに、 此の 終 文に 相似の 經文 

じ てん しょ •r' れつ ミ ぞくたい しんたい 

俗 甲 現 is 1 字 一能 もな し。 或は 小乗 經に對 して 勝 劣を說 かれ、 或は 俗諦に 對 して 眞諦 をと き, 或 

葬の! 3 理 もろ {• く ラ:^ たい ち-.';. :-フ たミ わ くに し, <か 

sife^5 は 諸の 空 假に對 して 中道 を ほめたり。 譬 へば 小國の 王が 我が 國の 臣下に 封して 大王と 

赛の J«sf JJ よわ 5 た V- 

いふが ごとし • 法 華 經は諸 王に 對 して 大王 等と 云々。 但!? iaj^ 經 計り こそ、 法華経に 相似 

てんだいい ザん し おし めいわく ぉミ 

の 經文は 候. へ。 されば 天台 已 前の 南北の 諸師は 迷惑して, 法 華 經は涅 經 に^ると 云々。 

され ども 專ら 経文 を 開き 見ろ に は、 無 S1A 義經の ごとく、 華 嚴阿含 方 等 般若 等の 四十 餘年 



はく、 一切 經の 中には 榜傲經 第一な り、 乃至、 餘宗 かくの ごとし。 而も 上に 舉 ぐる 諸 師 

、 . ^けん - おの. (おも たいしゃく il ち *- つ 

は 世間の 人々 各々 思へ り。 諸 天の 帝釋 をう やま ひ, 衆 星の 日 Ee: に隨 ふが ごとし。 我等 

凡夫 は いづれ の師師 なりと も 信す るなら ば, 不足 あるべ からす。 仰いで こそ *w すべ けれ 

ども、 日莲が 愚案 晴れが たし。 世問を見るに^^々我も我もとぃ へ ども、 國 主は伹 一人な 

こく ぞ し S か-よら 

り ニスと なれば 國土 おだやかなら す。 家に 二の 主 あれば 其の 家必す やぶる。 一切 經も 

又 かくの ごとく や 有る らん。 何の 經 にても 御座せ、 ー經 こそ 一切 經の 大王に て はお はす 

らめ。 而 るに 十 宗七宗 まで、 各々 諍 論し で隨 はす。 國に七 人 十 人の 大王 ありて、 ^1|民穩 

> ,"^たが ひ. i つ ぐ p<, われ したが 

や 力 もら じ いかんが せんと 疑 ふところに, 一の 願 を 立つ。 我 八宗十 宗に隨 はじ, 天台 

大師の 專ら經 文を師 として、 一代の 勝 劣を拟 へしが ごとく、 一 切經を 開きみ るに、 涅紫 

經と. e- す經に 云よ く , 

侬, 法不, 侬, 人 等 云云。 . 

^c^..^ I , . . li^ ふ、 え にん ほミけ たてまつ ふ ゆん ぼ さつ もんじ S レ り ぼ さつ 

依 法と e. す は 一 切經 不依 人と S. す は佛を 除き 奉 りて 外の 普暨 菩薩 文殊 師利 菩薩、 乃 

もろ に A し ♦* た 

至上に あぐろと ころの. 諸 の人師 なり。 此の 經に又 云 はく、 

f 了 義經; 不, 依,, 不了 義經, 等 云云。 

報恩 鈔 四 六 一 



比 干 la の; 6 王 

の 忠臣 



I 日蓮 上人 文集 

ひ ん したが けんにん ミ 

比 干が 王に 隨 はすして 賢人の 名 を 取 



四 六 〇 



三宗, I 惧舍, 成 

資、 % 



悉達 太子の 淨餓 大王に 背きて 三界 第一 の 孝と な 一 

りし これな り。 かくの ごとく 存じて、 父母 師匠 等に 隨 はすして 佛法 をう か r ひし 程に, 

さミ みや., mT いな » る く fj や じ& ■•<.- じつ り つし う a つ さ-, しんごん 

一代 聖教 を覺 ろべき 明鏡 十 あり, 所謂、 俱舍、 成實、 i 宗、 法相、 三 譏、 眞言, 華厳,: 

淨土、 禪宗、 天台 法華宗な り. 此の 十宗 を明師 として、 一切 經の心 を 知るべし。 世間の- 

おも & ぶつ 51 う てら せ、,' じょ. > 一 

舉者等 思へ り, 此の 十の 鏡 はみ な 正直に 佛 道の 道 を 照せ りと。 小乗の 三宗 はしば らく 

れを 置く。 民の 消息の 是 * につけて、 他國へ わたるに 用な きが ごとし。 大乗の 七 鏡 こ 一 

そ、 生死の 大海 を わたりて, 淨 土の 岸に つく 大船 なれば、 此を習 ひ 解いて 我が身 も 1 

A ちび おも な ら だいじよ. f じ 5 A - 

け、 人 を も 導かん と 思 ひて 習 ひみる ほどに, 大 乗の 七宗 いづれ も いづれ も自讚 あり、 我 一 

が宗 こそ 一代の 心 は 得 たれ 得 たれ 等 云々。 所謂 華厳宗の 杜顧、 智條、 法竊、 澄觀 等。 

相宗の 玄奖, 慈 恩, 智 用、 智昭 等。 三 諭 宗の興 皇, 嘉? af 等。 真言 宗の善 無畏, 金剛 智, 一 

ふ く 5 C >c だる ♦* Ml か £ の 5 だ. ひしゃく £ かん し 

不 空, 弘法、 慈 4?, 智證等 • 禪宗の 達磨、 It 苛、 itti 等。 淨土宗 の 道掉、 善導, 1^ 

ゆん く 5 L?{ ほ 八 ろん r,£ ぶつい 9^ 一 

源 空 等 • 此 等の 宗宗 みな 本經 本論に よりて、 我も我も 一 切經を 免れり 佛意を 究めたり 

切經の 中には 華嚴經 第一な り、 法華经 大日 g 等 は 臣下の ごと 一 



云々, 彼の 人々 云 はく 

しんごんし 5 しゅじ や,..' 

し • &; 言 宗の云 はく、 一切 經の 中には 大日 經 第一な り, 餘搭は 衆 星の ごとし • 禪宗が 云 



報恩 鈔 

曰 蓮 撰 之 

それらう こ つか プ ぞく J キ r 'は- フ f ちく レで 7 じん 

夫 老狐は 燥 を あとに せす、 ,:: 鼴は毛 寶が恩 を 報す。 畜生 すら かくの ごとし。 いはう や 人 

りん いにしへ けんじゃ よじ や, つるぎ の おん こうえん 

倫 を や。 されば 古 の贊 者豫讓 とい ひし 者 は、 劍を飮 みて 智 伯が 恩に あて、 弘 と 申せ 

しんか はらさ いこう きら い ぶっけ, ぶ も 

し臣 T は、 腹 を 割いて 衞の懿 公が 肝 を 入れたり。 いかにい はう や 佛敎を 習 はん 者、 父 s, 

し し? -. > こくおん わす だいおん はう かなら なら ち しゃ 

師匠、 國恩を 忘るべし や。 此の 大恩 を 報ぜん に は、 必す怫 法 を 習 ひきはめ、 智者と なら 

かな たミ しゅ ま, フ みちび い, めくら けうが は. r- ふ 5 

で 叶 ふべき か。 譬 へば 衆 盲 を 導かん に は * 生 盲の 身に て は 橋 河 を わたしが たし。 方 風 を 

わき. t お ほふね みちび は-.' ぜん い ii 3- つ ほふ き は おも 

辨 へ ざらん 大舟は 諸 商 を 導きて 寶 山に 至る ベ しゃ。 佛法を 習 ひ 極めん と 思 は 一 i、 いとま 

v-t い-.; ま したが かな 

あらす は 叶 ふべ からす。 暇 あらんと 思 は r 父母、 師匠、 國主 等に 隨 ひて は 叶 ふべ から 

^1 や 道, I 生 1^ す。 是非に つけて 出 離の 道 を辨へ ざらん ほど は、 父母 師匠 等の 心に 隨ふ ベから や。 この 

を 難れ さとり を , .* •- t * , や 

£! はれの, r 義は、 諸人 思 はく, 顯 にも はづれ 冥に も 叶 ふま じと 思 ふ * しかれ ども 外典の 孝經 にも、 

STlsge 慮 父母 主君に 隨は すして 忠臣 孝 人なる やう も 見えたり。 內 典の 佛經に 云 はく、 

棄, 恩 入,, 無爲; 眞實 報恩 者 等 云云 

報恩 紗 四 五 九 



日蓮 上人 文集 四 五八 

草 茂り、 問 ふ 人 希 なれば 道 を 踏み わくる ことかた し。 殊に 今年 は 雪 深く して 人 問 ふこと 

h け ,ぞ. r, たて まつ おんお づれ 

なし。 命 を 期と して 法華經 計り をた のみ 奉 り 候 ふに, 御 音 一 is ありがたく 候 ふ。 知らす 

>0-v ぶつ .ft く. こ おんつ かひ か な む わ ふ れんゅ ,7 

釋迎佛 の 御 使賴、 過去の 父母の 御 使 黩と& すば かりなく 候 ふ。 ^無 %法莲 華轻 南無 妙法 

謹 举經。 



1.5 いた r3 そこ ほね ひ *A* た ふ L s き 

申す は、 或は 心 破 作 七 分と も 中して、 頂 の 皮の 底に ある # の饗 破るな り。 死ぬ る 時 は 

わるよ 事 も あり。 今の. 世の 人々 は、 去ぬ る 正嘉の 大地震、 文 永の 大 彗星に、 皆 頭 われて 

•VT. ベ ミ A せい {-S-A ざ 5 そん も か はら i 

候 ふなり。 其の 頭の われし 時 喘息、 五 載の 損 ぜし時 赤痢き 腹 を やみし なり。 これ は 法 

け き や., そし はつ し 

華經の 行者 を 謗りし ゆ ゑに あたりし 罰と は 知す や。 

しか S ゑ ころ かめ いのち 

下 以,, 光 され は 鹿 は 味 ある 故に 人に 殺され, 龜は汕 ある 故に 命 を 害せら る。 女人 はみ め 形よ けれ 

日 鈔之末 文 二 百 ttt もの た こく おそれ たから -, も 

3^^^^ ば 嫉む者 多し。 國を 治む る 者 は 伦國の 恐 あり。 財 有る 者 は命危 し。 法 華經を 持つ 者 は必す 

落- 成 佛し候 ふ。 故に 第 六 天の 魔王と 巾す 三界の 主、 此の 經を 持つ 人 をば 强 に &み候 ふ 也。 

此の 魔王、 疫病の 神の 目に も 見えす して 人に 付き 候 ふやう に、 古酒に 人の 醉ひ候 ふ 如 

く、 國主 父母 妻子に 付きて 法 華經の 行者 を 艦むべし と 見えて 候 ふ。 少しも 遠 はざる は當 

じ よ にちれん ミな ゆろ; ミころ お さ 

時の 世に て 候 ふ. 日莲は 南無 妙法 蓮華 經と唱 ふる 故に、 二十 餘年所 を 追 はれ、 二度まで 

f> かんき さい 一 V こお てい にし めん ひがし てんし 

御 勘氣を 蒙り、 最後に は 此の 山に 籠る。 此の 山の 體 たらく は、 西 は 七 面の 山、 束 は 天子 

たけ み のぶ たか ミり や ** てん ひ て, r- 

の獄、 北 は 身延の 山、 南 は 魔 取の 山。 四 ッの山 高き こと 天に 付き、 さがしき こと 飛鳥 も 

> , なか か は ふじ が は おほしろ が は ,^ のぶが は ちゃ ラ 

飛 ひがたし。 中に 四 ッの河 あり。 所謂 富士 河, 早 河、 大白 河、 身延河 也。 其の 中に 一町 

はざま あんしつ ひす ひる ひ よる つき はい ふゆ . おか 

ばかり 間の 候 ふに 庵室 を 結びて 候 ふ。 晝は日 をみ す, 夜 は 月を拜 せす。 冬 は 雪 深く 夏 は 

種々 御 根 舞 御 書 ■ 四 五 七 



日蓮 ヒ人 文集 . 四 五六 

らん、 知ら ま 欲しき 事な り。 一人 二人 こそ 失 も あるら め、 若 千^ 人々 いかん。 これ、 ひ 

5 . ta! しん ュんレ *- ん だ-, ほ .4 ねん でしら だる 

とへ に 法 華經を 下ぐ ろ 弘法、 慈覺, 智證 等の 末の 眞言 師、 善導、 法然が 末の 弟子 等、 達 

磨 等の 人々 の 末の 者 ども 國. E- に充满 せり。 故に 梵釋四 天 等の 法華経の 座の 誓狀の ごとく、 

頭 破 作 七 分の 失に 常 てらる i なり。 

疑うて 云 はく、 法 華經の 行者 を あだむ 者 は T 頭 破 作 七 分」 と說 かれて 候 ふに、 日蓮 を 

そしれ ども 頭 も われぬ は、 日 房 は 法 華 Is の 行者に は あら ざろ かと 申す は 道理 也と 免え 

候 ふはいかん, 

こた じち は 、 f な y 

答へ て 云 はく、 日莲を 法 華經の 行者に てな しと 申さば, 法 華 經を投 けす てよ と 書け る 法 

ひみ や. 7 へん, 0*- uy さ-ひじ しょ, 3 *- んひ 6 

然等、 無明の 邊 域と 記せる 弘法 大師、 理 同事 勝と 宣べ たる 善 無畏、 慈 « 等が ノ法華 終の 行 

tfc ま-,.' こミ .J, たな 9 

者に て あるべき か。 又 頭 破 作 七 分と. E. す 事 はいかなる 事 ぞ* 刀 ももて 切る やうに わろ i 

と 知れる か。 經 文に は 「如 阿梨 樹枝」 とこ そ說 かれ たれ。 人の 頭に 七 滴 あり。 七 鬼神 あり 

て 一滴 食へば 頭 をいた む * 三 滴 を 食へば 絕 えんと す。 七 滴 皆 食へば 死す るな り • 今の 

世の 人々 は 皆 頭 阿梨 樹の 枝の ごとくに 割れ たれ ども、 惡業 深く して 知らざる なり。 例せ 

てお -r- け あるひ ; a 

ば 手 負 ひたる 人の、 或は 酒に ゑ ひ、 或は 寢 いりぬ れぱ覺 えざる が 如し。 又 頭 破 作 七 分と 



しん ゆん ぜん けんしゃ ラ ゑんさん tt-f さよ ザみ 5 いぎ ャ -ra ラ 

は、 此の 事 を 信すべき 事な り。 眼前の 現證 あり。 いのもりの 圓頓 房、 淸 澄の 西 堯房、 道 

じっち f たふミ f h- んじ 5 たづ 

義房, かた ラ みの 實智房 等 は、 貴 かりし 佾ぞ かし。 此 等の 臨終 はいかんが あり けんと 尋 

ゑんち f にいだ. じ らい 

ぬべ し。 これら はさて 置きぬ。 圓智 房は淸 澄の 大堂 にして、 三箇 年が 問 一字 三 纏の 法 華 

か くわん モら にち や ぶ よ 

經を、 我と 書きた てまつ りて、 十卷を 詰に 覺ぇ, 五十 年が 問 一日一夜に 二部 づっ讀 まれ 

し, そかし。 かれ をば 皆 人は佛 になる べしと 云々。 日蓮 こそ 念佛 者よりも 道義 房と 圓智房 

む * ん S ごく そこ こ ご .9 んじ, <- 

と は, 無閒 地獄の 底に 墮っ べしと. S. したりし が、 此の 人々 の 御 臨終 はよ く 候 ひける かい 

かに。 日 蓬な くば 此の 人々 をば 佛に なりぬ らんと, J そ E-5 すべ けれ-. - これ を もって 知 召せ * 

弘法, 慈 覺等は あさましき 事 ども は あれ ども、 弟子 ども 隱せ しかば、 公家に も 知らせ 給 

すゑ よ あほ み らいん うこ ふ さ 

はす。 末の 代 はいよ, 仰ぐな り。 あら はす 人な くば、 未来永劫まで も然 であるべし。 

くるひ m う みづ かびら ゆ だ 5 ミが 

拘留 外道 は 八 百年 ありて 水と なり、 逾毗羅 外道 は 一 千年す ぎて こそ 其の 失 は あら はれし 

それにん しん 、フ ^-ぃ ちから かい たも ぜんじん まほ 

か。 夫人 身を受 くる 事 は 五戒の 力に よる" 五戒 を 持てる 者 をば 二十 五の 善 神 これ を 守る 

同 生 同? -俱生 上、 同 生 同名と 巾して、 二つの 天、 生れし よりこの かた、 左右の 肩に 守護す る ゆ ゑに, 

! W とも h ふ ミが き じん むり や. 7 しょに is な: £19 い 

ilsT 失なくて 鬼神 あだむ ことなし。 しかるに 此の 國の 無量の 諸人 歎 をな すの みならす、 壹岐 

蒙古 勢の 侵害 を つし ** り や-つ- く みな だ ざ いふ こ くに ミが 

受けし を" ふ 封 馬の 兩國の 人 皆 事に あ ひぬ。 太宰府 又. &す ばかりな し。 此の 國 はいかなる 4k の ある や 

種々 御 振舞 御 街 • -四五 五 



日蓮 上人 文集 四 五 51 

寄せろ ならば、 いかにも 此の 國弱々 と 見 ゆろ なり。 仁王 經には * 聖人 去る 時 は 七難 必す 

しか. {• さいしょ, ゥ わ- I's や 5 

起る 等 云々。 最勝. 王 経に 云 はく, 

る 3- し する に をに の て はん じ 

.a 愛,, 敬惡 人, 治 • 罰 善人, 故, 乃至 5^ 方 怨贼來 。國人 遭,, 喪亂. 等 云云, 

^^^1^ , ぢゃ .-.s くじん こくし * たつ ミ *- んに. A <に 

佛說 まことな らば、 此の 國に 一定 惡 人の ある を、 國主尊 ませ 袷 ひて 善人 を怨 ませ 給 ふに 

や, 大堪經 に 云 はく、 

日月 不, 現, 明。 3 方 皆 充旱。 如, 是 不善 業惡王 惡比乓 毀,, 壌 我 正 法, 云云。 

仁王 經に云 はく, 

諸惡 比丘 多 求,, 名利; 於,, 國王 太子 王子 自說, :, 破 佛法因 緣破國 因緣; 其王不 1 別 信,, 

聽此 語; 是 爲,, 破佛 法破國 因緣, 等 云云。 

法 華 經に云 はく、 .獨 世の 惡 比丘 等 云々。 I 文 まことな らば、 此の 國に 一定 惡 比丘の ある 

それ はう せん き *?、 りん き たい 5- い レ がい ぶゥ a ふ じょ J.- は., 'せん 

なり. 夫寳 山に は 曲 林 を 伐る。 大海に は 死骸 をと V- めす。 佛 法の 大海 一 乘の寶 山に は、 

ぎゃく ぐ われ S ^5 V よくす. ひ は .7 し がい * ん だ い ,よくり A 

五 逆の 夏樣 四重の 獨水 をば 入 るれ ども, 誅 謗 の 死骸と 一 鬧提の 曲 林 をば 納めざる なり • 

- なら 5 « ほけ ひ お. V <*« ひ 2 お a 

されば 佛法を 習 はん 人, 後世 をね が はん 人 は 法華排 誘を畏 るべ し * 皆 人 思す る やう は、 

こ J* ぽ ふじ かく そし もち た にん あ は ff^ 

いかで か 弘法 慈 覺等を 誘る 人 を 用 ふべき と。 柁人 はさて S きぬ, 安房の a の 東西の 人々 



二十 1 日 は 一 H々 

—二十 一 日 もす 

さなら ば 自然^ 

雨 降ち ぬ 事 ある 

ペ き々 とな ジ 

1 座なん ど II 

度の 祈 はて 直に 

降ち したる は 零 

しとな り 



の 山 I 身延山 



ぜ Alia ゐ くう いのり ちめ たいふ、 フ 3 

蓮 云 はく 善 無 畏も不 空 も 雨の 祈に 雨 はふり たりし かど も、 大風 吹きて ありけ ると 見 

ゆ、 弘法 は 三 七 ほす ぎて 雨 を 降らしたり、 此等は 雨 ふらさぬ がごと し、 三 七 二十 一 nn に 

ふ もめ た ミ ふし て、 にい くわん 

降らぬ 雨 や あるべき、 設ひ 降りたり ともなん の 不思議 か あるべき、 天台の ごとく、 千觀 

さ たう ミ :; ゥ や, つや 5 

なんどの ごとく 一 座なん どこ そ 尊 けれ、 此は 一 定 樣 あるべし とい ひも あはせ す、 大風 

ふ きた だいせ ラ しゃたく こ ぼく て A: ち ふ でら 

吹き 來る。 大小の 舍宅 堂塔 古木 御所 等 を、 或は 天に 吹きの ほせ、 或は 地に 吹き いれ、 空 

ひかりもの ミ ミ i り や. フ ひミ, f ふ ころ うレ, ひ *4 卜-ふ らく. あう 

には大 なる 光物 飛び、 地に は 棟梁み だれたり。 人々 を も 吹き 殺し 牛馬 多く 倒れぬ。 惡風 

なれ ども 秋 は 時 なれば なほ 許す かた も あり。 此は夏 四月な り。 其、 の 上 日本 國には 吹かす。 

くわん ミ、 -.' む さし さが A ? 7L.y ふ 

但關束 八箇國 なり。 八箇國 にも 武藏相 摸の 兩國 なり。 兩國の 巾に は 相 州に つよく 吹く。 

さう し- フ か まくら ご しょ わかみや けんちゃ、 ひじ |ノ- くらく じ ふ ごミ 

相 州に も 鎌 倉, かま くらに も 御所、 若宮, 建 長 寺、 極樂寺 等に つよく 吹け り。 た^4事と 

もみえ す、 ひとへ にこの 祈の ゆ ゑに やと 覺 えて 笑 ひ 口す くめせ し 人々 も. 興さめ て あり 

し 上、 我が 弟子 ども も、 あら 不思議 やと 舌 を 振 ふ。 本より 期せし 事 なれば、 三度 國を諫 

もち さ か まくら こ やま 

めんに、 用 ひすば 國を 去るべし と、 されば 同 五月 十二 日に, 鎌 倉 をいで て 此の 山に 入り、 

同 十月に 大 蒙古 國 寄せて 壹岐對 馬の 一 一 茵國を 打ち取らる よの みならす、 太宰府 も 破られ 

せう にに ふ;: うお ほミも き t に; つ はもの そ こミ だいたい こん^^J 

て少 一?^ 入道 大友 等. 聞 逃に にけ, 其 、の 外の 兵 者 ども 其の 事 ともなく 大體 打れ ぬ。 又 今度 



種々 御 振舞 tffl 



四 五三 



n" 蓮 上人 文集 



四 五 二 



御室 I 仁 和 寺 法 

i 



法 を 鏡に かけ、 天台 華嚴 等の 諸宗 をみ な 胸に うかべたり • それに 隨 ひて 十 B よりの 祈 雨 

つい- r' .* あめ ; a ち や •J-i' まの 

に、 十 一 日に. K 雨 下りて 風 ふかす、 雨 しづかに て 一 日 一 夜 ふりしかば、 .£1- の 殿禆感 の あ 

> ん h-p う .C の きこ くらち...' t ん にん て 

まりに, 金 三十 兩、 馬, やうく の裨 ひきで 物 ありと 聞 ゆ. 鎵食 中の 上下 萬 人、 手 をた 

たき ロを蹙 めて 笑 ふやう は, 日蓮 僻法鬥 申して、 すでに S を 切られん とせし が、 左右し 

S ねんぶつ ぜん しんごん A つけ .V し 

て 免り たらば さで はなく して、 念 佛禪を そしる のみなら す、 眞言の 密敎 なんど を も 謗る 

ほふ の t レ でしら 》15 ^ 

ゆ ゑに、 かぶる 法の しろしめで たしと 罵りし かば、 日莲が 弟子 等舆 さめて これ は掷ぁ 

ら義と 申せし 程に、 日蓮が 申す やう は、 しばし 待て、 弘法 大師の 惡義 まことにて、 國の 

おんいの. を き ほふ わう いくさ お むろ さいあい ち クオいた ^ . 

御 祈と なるべくば、 隠^の 法皇 こそ 軍に かち 袷 はめ, 御室 最愛の 兒勞 多迦も t» を きられ 

こ. --a ふ け ごんき ゃラ ぉミ じ や 5 X? ゥ しんろん .<,^ 2i 

ざるらん、 弘法の 法 華 經を華 嚴經に 劣れり とかけ る狀 は、 十 住 心 譲と 中す 文に あり * 

り や -ゥ ぽん ぼんぶ しる ふみ ひ ざ, r は 5 やく :|, ね, +i び" や- 

量 as の 釋迦佛 をば、 凡夫な りと 記された る 文 は、 一 滅藏寶 接に 候 ふ、 天台 大師 を盜 人と 書 

け,' ろん f 3 ミけ 》3 ん ごんし tt きもの ミ およ r 

ける 狀は 一 ー敎 譲に あり、 一 乘法華 經を說 ける 佛 をば * 眞言 師 履 取りに も 及ばす と 書け 

rv5 しゃ, r.7 し 5 ひ-. a* こミ でし * A f a ふいん 

る狀 は、 正 免 房が 舍利講 の 式に あり, か i る 僻事 を 巾す 人の 弟子、 阿菊陀 堂の, 法 印が 日 

^ り. < 'わ 5 ぼんし 0- く し! / 

蓮に 勝つならば、 龍王 は 法華經 のかた きなり、 梵釋四 王に せめられなん 子細 ぞ あらん 

すらん と 申せば、 弟子 どもの いはく. いかなる 子細の あるべき ぞと * # 笑 きし 程に、 日 



是 以下 古来 

就-法 印 祈 雨鈔, 



もて 御 祈 有 る ベ からす、 各 々 は 佛法を 知らせ 給うて お はすに f ^ そ. S. すと も 知ら せ^はめ、 

いか ふしぎ たじ こミ にちれん A-v もち P ち 

又 何なる 不思議 にゃある らん、 伦 事に は 特にして、 日蓮が 申す 事 は 御用 ひなし、 ^二 S 

あは たてまつ ため ,で き ほふ わ-..' ご A だ ふ タの こ 

ひ 合せ させ 奉 らんが 爲に 申す、 隱岐の 法皇 は 天子 也。 權の大 夫 殿 は民ぞ かし, 子の 親 

あだ てんせ うだいじん しょじ ラ しゅくん 

を怨 まん をば、 天照大神 うけ 給 ひなん や、 所從が 主君 を 敵と せん をば、 正 八幡 は 御用 ひ 

く ゆ ひ ミ/ た **M*J ミ 

あるべし や、 いかな りければ 公家 はまけ 給 ひける ぞ、 此は 偏に ロハ 事に は あらす、 弘法 大 

じ やぎ へきけん えい! 3 ん ,3- んじャ うじ ** 

師の 邪義、 慈覺 大師、 智證 大師の 僻見 を まことと 思 ひて, 叙 山 東 寺圓城 寺の 人々 の, 鎌 

くら あだ 6 んぢ やくお ほんにん ! "がかへ く > ,.n f 

倉 を 怨み 給 ひし かば、 還 著 於 本人と て、 其の 失 還って 公家 はまけ 給 ひぬ、 武家 は 其の 事 

知らす して、 調伏 も 行 は ざれば 勝ちぬ、 今 又 かくの 如くなる べし、 蝦夷 は 死生ず 知の も 

の、 安藤 五郞は 因果の 道理 を辨 へて 堂塔 多く 造りし 善人 也、 いかにと して 紘 をば に 

こぷ f おんいの 

とられぬ るぞ 是を もて 思.^ に、 此の 御 房 たちだに 御 祈り あらば、 入道 殴 事に あ ひ 給 ひ 

ぉぱ お i しこ t.7 つ 

ぬと 覺ぇ候 ふ, あな かしこ あな かしこ、 さ 言 は ざり ける と 仰せ 候 ふなと, 剛强に 申し 付 

け 候 ひぬ。 \ 

力へ S あ A だう はふ いん あめ おん 、のり 

さて 歸り 間き しかば 同 四月 十日より 阿 彌陀堂 法 印に 仰せ付けられて、 雨の 御 祈 あり。 

ほふ いん ミ. 7 じ ち にん おむろ おんし じ かくだいし しん-ご-. - 

此の 法 印 は 束寺笫 一の 智人、 御室 等の 御師、 弘法 大師, 慈覺 大師、 智證 大師の 眞言の 秘 



種々 御 根 舞 御 害 • 



四 H4i 



H 蓮 上人 文集 四 五. 2 

善導 和 i、 法然 上人 を 罵る ほどの 者が、 たまく 御 似氣を 蒙りて、 此の 島に 放された る 

を, 輙斷が あると て 生けて 歸 さん は 心 憂き 事 也と 云うて、 や うくの 支度 ありし かど も、 

、 i あ じゅんぶ 5 し ♦* A は ひ 

間が 一 W なる 事に や 有り けん, 思 はざる に顳風 吹き 来りて 島 をば 立ちし かば、 間 合 あし けれ は 

一 百日 五十 日に も わたらす, 顆 S^Ii は 三日なる 所 を. 須臾の 問に 渡りぬ.' 越後の 國府信 濃 

一 の ISJ^f の念佛 者、 持齋、 眞言 等 は 雪 集して 後議 す。 島の 法師 原 は 今まで 生けて 還す は 

人 乞丐 IB? りて 一 ^1^3^ 也。 我等 はいかに も 生身の 阿 彌陀佛 の 稗 前 をば 通す まじと 食議 せし かど も、 又 越 

ふ „^ isis まより ils^ ども あまた 日蓮に 添 ひて 善 光寺 を 通りし かば、 力 及ばす。 三月 十三 Q 

.7 、 け 人 ざ 人 

に 島 を 立ちて 同 三月 二 +• 六日に 鎌 倉へ 打ち 入りぬ。 同 四月 八日, 平の 左衞 門の に見參 

しぬ。 前に は 似るべく もな く 威儀 を 和らけ て 正しくす る 上, 或 入道 は 念 佛を問 ふ、 或 俗 

し, ぎん じょう に ザん ミ くだ、 J 3 むミ vit- i 

»i5T は 眞言 をと ふ、 或 人は禪 をと ふ" 平の 左 衞鬥の 尉 は爾前 得道の 有無 を 問 ふ 一 一 に徑文 

£ KTA^ ^ J や,? だい も **.- こ こく わた 

^^^^^^ を H?; いて 申す ^ 平の 左衞 門の 尉 は 上の 御 使の 樣 にて、 大肇古 S はいつ か 渡り 候 ふべき と 

と oiiss て it は 二ら .ct- こ i L « 'や-, S いぜん II , , , , 、 

れ stev 申す。 . ^莲答 へて 云 はく、 今年 は 一定 也, それに 取って は、 日 已 前より 勘へ 巾す を は 

ひなし- S へば!^^ li- ^ゆら ざらん 人の 病 を 治せば 彌々 病 は倍增 すべし、 眞言 師だ 

にも ffi^ するならば • 彌 々此の 國軍 に《« くべ し * 穴 S<&T 眞言 師拍 じて 當 世の 法師 等 を 



. / p f ^づラ おそろ 

者 ども 申しけ る は 此の 御 房 は 神 通の 人に てまし ます か、 あら 畏し おそろし、 今 は念佛 

やしな ぢ い < や f らうく わん で し こ £.? ひ 

者 を も 養 ひ 持 齋をも 供養す まじ。 念佛 者、 良觀が 弟子の 持齋 等が 云 はく、 此の 御 は 謀 

ほん い し;? 4 ら せ けん ねんぶつ しゃ せんぎ か 

敷の- s: に 入りたり ける か。 さて 且く ありて 世間 しづ まる。 ヌ念佛 者 集りて 4 双議 す。 斯う 

てあらん に は 我等 餓死ぬべし。 いかにもして 此の 法師 を 失 は ,どや。 旣に國 の 者 も. K 體っ 

ゆ- あ み だ ぶつ ちゃ 、つじ や しやう ゆ.? フ らうく ん で て 

きぬ。 いかんが せん。 念佛 者の & 者の 唯阿彌 陀佛、 持齋の 長者の 性 論 房、 良觀が 弟子の 

道觀 等, 嫌 倉に 走り 登りて、 武藏 の. b 殿に. S. す。 此の 御 房、 島に 候 ふ ものなら ば \ 堂塔 一 

宇 も 候 ふべ からす、 憎 一人 も 候 ふま じ、 阿 彌陀佛 をば 或は 火に 人れ 或は J: になが す、 夜 

たか T むか だいおん じ や かみ しゅそ おんじ やう 

も ひる も 高き 山に 登りて 日月に 向って 大音聲 を 放って 上 を^ 咀し 奉る、 其の 音聲 一 國に 

きこ む さし ぜんじ さの これ かみ まづ 二ち, "A まう 

聞 ゆと. E. す。 武藏の 前 司殿是 をき. - 上へ 申す まで も ある まじ、 先國 中の もの 日莲 房に 

つくならば、 或は 國を逐 ひ 或は 牢に 入れよ と 私の 下知 を 下す。 又 下 文 下る。 かくの 如く 三 

度。 其の 間の 事 巾 さ、 どるに、 心 を もて 計りぬべし。 或は 其の 前 を 通行れ りと 云うて 牢に 

一 * 一 はう もの まる くに め こ ミ ?ミ 

入れ、 或は 其の 御 房に 物 を 進ら せけ りと 云うて 國を おひ, 或は 妻子 を 執る。 かくの 如く 

して、 上へ 此の 由 を S. されければ、 案に相違して、 去ぬ る 文 永 十一 年 二月 十四日の 御 1 

めん し ** せんぎ これ ほ 5j あみだぶつ おんてき 

免の 狀、 同 三月 八日に 島に つきぬ。 念 佛者等 4 欢議 して 云 はく、 此 程の 阿 彌陀佛 の 御 敵、 

種々 御 振舞 御 書 四 四 九 



日蓮 上人 文集 



四 H 八 



相! K 守 |» 時の 

«權 北 ttsr 宗 



幼 %lisisl の m 



るに、 いくほど なく 三十日が 內 にあ ひ 候 ひぬ、 又肇 古國も 一定 渡り 候 ひなん、 念 佛無間 

地獄 も 一定に てぞ候 はんすらん, 永く 念佛 s. し 候 ふま じと 申せし かば、 いかに 云 ふと も 

相 摸の 守 殿 等の 用 ひ 給 は ざらん に は, . 日本 國の人 用 ふま じ、 用 ひすば 國必す 亡ぶ ベ し. 

ぇラ じゃく ひろ しゃ; - ぶつ おんつ かひ てん * うだいじん 

日莲は 幼若の 者 なれ ども、 法 華 經を弘 むれば 釋迦佛 の 御使ぞ かし, ゎづ かの 天照大神 正 

こ くに ぼんし やく たい こ が& 

八幡なん どと 申す は, 此の 國には 重ん すけれ ども, 梵驛 日月 四 天に 對 すれば 小神ぞ かし, 

され ども 此の 神、 人なん ど を 過ち ぬれば、 只の人 を 殺せる に は 七 人 半なん ど. e. すぞ かし, 

太 政 入道 a» 妓の 法皇 等の ほろび 給 ひし は是 也、 此は それに は 似るべく もな し * 敎? H 釋 *f 

おんつ かひ か 5 ベ か 11 ぶ て あは ち ふ 

の 御 使 なれば、 天照大神 正 八 措 宮も頭 を 傾け 手 を 合せて 地に 伏し 給 ふべき 事 也、 法華経 

ぎヤ、 ひじ や ばんしゃく はんべ にち ぐ わつ *- ん-ご てら じち れん 

の 行者 をば、 梵 li 左右に 侍り. 日月 前後 を 照し 給 ふ、 か i る 日 |» を 用 ひぬ ると も- あし 

•3 ャ ** くに ほろ いか にく なが ほろ こミ 

く 敬 は. r 國 亡ぶべし、 何に 況ゃ數 百 人に 惡 ませ 二度まで 流しぬ、 此の 國の 亡びん 事 疑な 

かるべ けれども, nq く禁 をな して S をた すけ 給へ と, 日 か扣 ふれば こそ, 今まで は 安 

VA ほふ す 11 つ こん だい も,.' こ こく 5 つ 

接に ありつれ ども. 法に 過ぐ れぱ罰 あたりぬ るな り、 又 此度も 用 ひすば 大 葷古國 より 打 

て a ろ a この わざれ ひ わ S の *1ら ^ 

手 を 向けて * 日本 國亡 さるべし、 た r 平の 左銜 門の 尉が 好む! g なり、 和 殿原 とても 此 

の 島 とても、 安穩 なる まじき 也と 申せし かば、 あさまし けにて 立ち 歸 りぬ。 さて 在家の 



ころ しか, f ゆみや お ほやけ お八 だいじ , より や, rs -. 

比と 云 々。日蓮 云 はく、 弓箭と る # は 公 の 御. K 事に あ ひて 所 領をも 給 はり 候 を こそ 田 

はた たビ いまい くさ いそ のぼ か. リ& や- リ たまよ 

.n® つくる と は 中 せ, 只今 軍 の あらんす るに、 急ぎう ち 上り 高 名して 所 知 を 給 ら ぬか、 

わ さの はら . さがみ な さ ひら ひ ゐ な ^' いくさ i づ 

さすがに 和 殿原 は、 相 摸の 國には 名 ある 侍 ぞ かし、 田舍 にて 田つ くり 軍に 外れた らん 

は ぢ おも も わて ねんぶつし P 

は 恥なる べしと 申せし かば、 いかに や 思 ひけに て 急遽ても の もい はす。 念佛 者、 持齋、 

13 いけ もの なに ぁャ ,《 なかへ こ も かん 5- 

在家の 者 ども も、. 何と 云 ふ事ぞ やと 袵 しむ。 さて 皆歸 りし かば、 去年の 十一月より 勘へ 

たる 開 目杪と 申す 文ニ卷 造りたり、 頸 切る.^ ならば, 日莲が 不思議 留めん と 思 ひて 勸へ 

たり。 此の 文の 心 は、 日莲 によりて 日本 國 のお 無 は あるべし、 譬 へば 宅に 柱なければ た 

ひ € た ** しひ しに 八 に ほん た * しひ すで 

もた す, 人に 魂 なければ 死人 也。 日蓮 は 日本の 人の 魂 也。 平の 左衞 門、 旣に 日本の 

:^,^ ら J£. . tv- い. *は A"^ . ゆめ. まう S しゅったい ご いちもん! -J し ち 

柱 を ® しぬ。 只今 世 亂れて それとも なく 夢の 如くに 妄語 出來 して、 此の 御 一 門 同士 打 

た こく れい りっし やう あんこく ろん く は , ど ミ か 

して、 後に は侘國 よりせ めら るべ し。 例せば 立 正安國 論に 委しき が 如し。 かやう に 書き 

付けて、 中 務の三 郞左衞 門の 尉が 使に 取らせぬ。 つきた る 弟子 等 も强義 かなと 思へ ども 

力 及ば ざり けにて ある 程に, 二月の 十八 日に 島に 船つ く。 鎌 倉に 軍 あり、 京に も あり、 

その やう 申す 計りな し。 六 郞左衞 門の 尉 其の 夜に 早 舟 を もて 一門 相 具して 渡る。 B 莲に 

たなごころ , ^は、 』 い おんこ sss こ ほ; >j f 

掌 を 合せて たすけさせ 給へ 去ぬ る 正月 十六. 日の 御言い かに やと, 此の程 疑 ひ 申しつ 

種々 御 振舞 御咨 四 四 七 



日蓮 上人 文集 ra 四 六 

言師は 面々 に 色 を 失 ひ, 天台宗が 勝つべき よしをの よしる • 在家の 者 ども は 問 ゆる 阿彌 

だ ぶつ か t! き し, C さ •> らいでん し は ^ち 

陀 佛の敏 よとの. * しり、 さわぎ ひ r く 事、 震動 雷電の 如し。 日 IS は暫 らく さわがせて 後、 

おの- \ ほふ もん おんわた あく,、 

Af! 々しづ まらせ 狯 へ 、 法鬥 の御爲 にこ そ 御 渡り あるら め、 惡ロ 等よ しなし と. &せ しかば、 

はじ しょ にん あ,、 く ねんぶ ゥ しゃ ^ くび つ *v い; i しく わ A 

六 郞左衞 門 を 始めて 諸人 然るべ しとて, 惡ロ せし 念佛者 をば!^ 首 を 突出しぬ。 さて, 鉱 

しんごん a ふもん 7 でつ しあ しょ 5 ぶく 

眞言 念 佛の法 門、 一 一に かれが. E. す 樣を牒 揚げて、 承伏せ させて は, ちゃうと は 詰めつ 

y-J ん ft ん くら んし 5 てんだい 

め、 一 言 二言に はすぎ す。 银 倉の sa* 言 師* 禪宗、 念怫 者、 天台の 者よりも、 はかなき も 

た r たま h- けん 5.9 く 3 ter> ぶつ 

__8 ひ々 ちせ =u のど も なれば、 只 思 ひやら せ 給へ。 利劍を もて 瓜 をき り, 大風の 草 を 藤 かすが 如し * 彿 

ISJRWPfe tt ふ じ - 16 ,や., もん ろん しゃく 

2?5is ほひ 法のお ろかなる のみなら す、 或は 自語 相違し. 或は 経文 を わすれて 諼と云 ひ、 |1 を わす 

Ml. ろん ぞん だ-.' こ、,' a ふだいし こ な だいにちに よらい ま 5 

^^^Ho れて 論と いふ。 善導が 柳より 落ち、 弘法 大師の 三 站を投 けたる, 大日 如来と 現じた る 等 

をば、 或は 妄語 或は 物に 狂へ る 處をー 一 にせめ たるに、 或は M 口し、 或は 口 を 閉ぢ, 或 

いろ ねんぶつ ひがつ I ミ た、 ゥざ け さ ひら^ 人 じ A ねん 

は 色 を 失 ひ、 或は 念佛 僻事 也け りと 云 ふ もの も あり • 或は 當 座に 装 装 平お 珠を すてて 念 

佛申 すま じきょし la 狀を 立つ る 者 も あり。 皆 人立ち 歸ろ 程に、 六郎左 門の 尉 も 立ち 歸 

る。 一 家の 者 も 返る。 日莲 不思議 一 云 はんと 思 ひて, 六 郎左新 門の 尉を大 庭より 呼 返し 

わ まくら のぼ ひ じ 人 さも 

て 云 はく、 いっか 錄 倉へ 登り 給 ふべき。 かれ 答へ て 云 はく, 下人 共に 農せ させて 七月の 



は、 _ 化^の 國の持 齋念佛 者の^ i:^^ 傲, ^喻 房、 ^ffiarl^ii^ 等の 數百人 寄り合 ひ 

せんぎ きこ い •vJ- ん てき A くち しき なが 

て禽議 すると 承る、 閗 ゆる 阿彌陀 佛の大 怨敵 一切衆生の 惡 知識の 日蓮 房、 此の 國に 流さ 

くに なが し じうい た 

れ たり、 なにとなくと も 此の 國へ 流された る 人の 始終 活けら るぷ 事な し、 設ひ 活けら る 

かへ こミ •? ころ おん ミ がめ つか はら ミこ, C 

ると も歸る 事な し、 又 打ち殺し たれ ども 御咎 なし、 塚 原と 云 ふ 所に 只 一人 あり、 いかに 

f ちから ミころ あつま い ころ ** た 

剛 なりと も 力つ よくと も、 人な き處 なれば 集りて 射殺せ かしと 云 ふ もの も ありけ り。 又 

なにとなく とも 頸 を 切らる ベ かりけ るが、 守 殿の 御臺 所の 御 懐妊 なれば、 しばらく 切ら 

つ ひ V- や、 3 き き はか 

れす、 終に は 一定と 聞く。 又 云 はく * 六 郞左衞 門の 尉 殿に 申して 切ら すん ば 計ら ふべ し 

と 云 ふ。 多くの 義の 中に、 これにつ いて 守護 所に 數百 人集りぬ。 六 郞左衞 門の 尉の 云 は 

かみ ころ くだ あな づ る じん あや ♦* 

く、 上より 殺し まゐら すま じき 一 S 狀下 りて、 蔑るべき 流人に は あらす、 過ち あるならば 

し 6 つら ミが ほふ もんせ い ねんぷつ しゃ 

重 連が 犬なる 失なる べし。 それより は ロハ 法 門に て 攻めよ かしと 云 ひければ、 念佛者 等、 

じ やう さ し くれん こ ほ f-t くび わき は さ 

或は 淨 土の 三部 經 或は 止 觀 或は 眞言 等 を、 小 法師 等が 頸に かけ, させ, 或は 胶に 挾ませて、 

正月 十六 日に あつまる。 佐 渡の 國 のみなら す、 越後、 越 中 * 出 羽、 奧州、 信 濃 等の 國々 

より 集れる 法師 等 なれば •、 塚 原の 堂の 大庭、 山野に 數百 人、 六 郞左衞 門の 尉 兄弟 一家、 

さならぬ もの, 百姓の 人道 等, かす を しらす 集りたり。 念 佛者は 口々 に惡ロ をな し、 眞 



1 定 ー 必ず 殺さ 

S ペレと な リ 



種々 御 振舞 御 書 



四 四 五 



日蓮 上人 文集 ^ BIE 四 

く 

若 知, 衆生 不, 出,, 生死; 不, 慕,, 佛乘; 魔 於,, 是人; 猶 生-, 親 想, f 云。 

釋の心 は、 人 善根 を修 すれ ども、 念佛 眞言 禪ぁ 等の 行 をな して, 華經 を行ぜ ざれば, 

お fe ひ にん ゆん く T *- け. < t こミ 

魔王 親の 思 をな して 人 問に つきて 其の 人 を もてなし 供養す。 世間の 人に 實の 情と はせ 

ため れい たつ ミ しょじん く や., こくしゅ た, すで 

んが爲 也" 例せば 國 主の 尊む 佾 をば 諸. < 供養す るが 如し。 されば 國主 等の 敏 にす るは旣 

しゃか にょらい だ: -a たった ザ 人ち. -し 

に 正 法 を 行す るに て あ,? 也。 釋: ^如来の 御 ために は、 提婆達 多 こそ 第一の 善知識 なれ 

今の 世 問 を 見る に, 人 をよ くな す もの は 方 人よりも 强 おが 人 をば よくな しけるな り。 股 

せん fe-t くら I ご 2 はんじゃ i V > . . ,, , い.^ で 

SB 倉の SMICl 前に 見えたり。 此の 嫌 倉の 御 一 門の 御 繁昌 は、 義 盛と 簾岐の 法皇 まし まさ すん ば 爭カ 

北 1« 氏 ふ レ* -, ひ,, f n 

USII 和 SJS 日本の 主と なり 給 ふべき • されば 此の 人々 は 此の 御 一 門の 御た めに は笫 一 の 方 人な り • 

BS1B め 法 all 接 C ちれん ケ i> のぶ M^i* A *f: ぶつ t ひ& ? i. 

Aim 日蓮が 佛 にならん 第一の かたう どは景 信、 法師に は 良觀、 道隆、 道 阿 彌陀佛 と 平の 左衞 

もん じ vtr- fthQ いかで y や. r- じ や よろこ 

門の 尉、 {寸 殿 まし まさす んぱ、 爭か法 華經の 行者と はなる べきと 悦ぶ。 

as ゆ S かよ だ 5 か ザ ほか ぉミ 

かくてす ごす 程に、 庭に は 雪つ もりて 人 も 通 はす、 堂に は あらき af より 外 は音づ るろ も 

まなこ くち ?な X つき ほし 

のな し。 眼に は 止 觀法華 を さらし、 口に は 南無 妙法 莲華 經と唱 へ、 夜 は 月 星に 向 ひ 奉り 

fs て 諸 宗の違 目と 法 華 經の深 義を談 する 程に、 年 も かへ りぬ。 いづく も 人の 心の 果敢な さ 



阿 耨 1H 々ー 

語、 無上 正 SI 知 

と 薛す、 3tp 

在 ffil 釋迦佛 の 一 

居 ちれし 時 を, S 

ふ 



弘 めて、 か i る責 にあへ り。 



ぶつ A 



佻 滅度 後 1 一千 二 ぉ餘 年が 間、 恐らく 天台 智者 大師 も、 r 一 切 

せ け, C た ,! 'んな A しん ざ T みや, もんた r く ナ 

世間 多怨難 信」 の經文 をば 行 じ 給 はす。 「數 數見擯 出」 の 明文 は ffl 曰 蓬 一 人 也。 「一句 一 ^ 

が かいよ じゅき も のく た ら みゃく ぼ だい 、ひたが ひ ぞんち しき 

我 皆與授 記」 は 我 也。 阿耨 多羅 三 親 三 菩提 は 疑な し。 相 摸の 守 殿 こそ 善知識よ、 平の 

だい は たった く ぎ やり そんじゃ ぢ さい ぜんしゃう びく In いせ , t 

左衞門 こそ 提婆達 多よ、 念 佛者は f 伽 利 尊者、 持 齋等は 善 星 比丘。 在世 は 今に あり, ヤ 

は 在世な り。 法 華經の 肝心 は 諸法實 相と 說 かれて、 本末 究竟 等と 宣べ られて 候 ふ は是也 * 

摩ぎ 止觀 第五に 云く、 

行解旣 勤。 三 障 四 魔 紛然 競 起。 

又 云 はく、 - 

如, 猪 揩,, 金山; 衆 流入, 海。 薪 熾,, 於 火; 風 益, 求羅, 耳 等 云云。 

. ^やく , • をし へ き かな ミき かな ^ ざ や. 7 しゅた ゥ、, - 

釋の心 は 法 華 經を敎 の ごとく 機に 叶 ひ 時に 叶うて 解 行 すれば、 七つの 大事 出來 す。 其の 

てんし ま i ゎラ こくしゅ ふ ぼ さいし だんな あくじん 

中に 天子 魔と て 第 六 天の 魔王、 或は 國卞; 或は 父母 或は 妻子 或は 櫝那 或は 惡人 等に つ い 

て、 或は 隨 つて 法 華 經の行 を 支へ. 或は 違して 支 ふべき 事 也。 n: れの經 を も行ぜ よ、 fe^ 

を 行す る に は 分々 に隨 つて 留難 あるべ し。 其の 巾に 法 華經を 行す るに は、 强 盛に 支 ふ 

ベ し。 法 華 經を敎 の 如く 時機に 當 つて 行す る に は 殊に 難 あるべ し。 故に 弘诀の 八に 云 



種々 御 振舞 御 書. 



四 四 三 



日蓮 上人 文集 



四 四 二 



許り させ 給へ 候へ と 申す 人 も あり。 又 百日の 內に軍 あるべし と .e. しつれば、 それ を 待つ 

え ち くら ひ な-や u!.- 

べしと も 申す。 依智 にして 二十 餘日、 其の 間 嫌 食に 或は 火 をつ くろ 事 七 八 度、 或は 人 を 

殺す 事 ひまな し。 議 言の 者 共の 云 はく、 日 蓬が^ 子 共の 火 をつ くるな りと。 さも あるら 

にちれん くら よ じん しも ゑん ミ T- つか は 

ん とて 日莲が 弟子 等 を 嫌 食に 置く ベから すと て、 二百 六十 餘 人に 記さろ、 皆 遠島へ 遣す 

fc-f で 》> さも くび ほさ ひ ぢ 5 い. n ん ぶつ 

べし * ホ にある 弟子 共 をば 頸 を はねら るべ しと 閗ゅ。 さる 程に 火 をつ くる 者 は 持 齊念佛 

者が 計り 事な り。 =1=^、 の 由は繁 ければ かよす。 同 十月 十日に 依 を 立って 同 十月 二十 八日 

ささ つ ら, *^ もん いへ いへ つか は さん 

に 渡の 國へ 著き ぬ。 十一月 一 B に 六 郞左衞 門が 家のう しろみの 家より、 塚 原と 巾す 山 

野の 中に、 洛 陽の 蓮臺 野の やうに 死人 を捨 つる 所に. 一間 四面な ろ 堂の 佛も なく. 上 は 

いた *| 7 つもき こ ミ *- ころ しきが は A の 

板 問 あはす、 四 壁 は あばらに 雪 ふり 積り て 消 ゆろ 事な し。 か i ろ 所に 敷 皮 打ちし き. 費 

うちきて 夜 を あかし 日 を くらす。 夜 は 雪. 卷雷鼋 ひまな し。 晝 は!:" の 光 もさ させ 給 はす、 

こ. * ろ ぽ* す t ひ りり やう こ こく い 5- んか -r- くつ a ふ tj-, -, 

心細 かるべき 住居な り。 彼の 李 陵 か 胡國に 入りて、 厳崛 に せめられし, 法 道 三蔵の 傲 

モラく ゎラ てい .^Ji かな やき はな fcr^t 

宗 皇帝に せめられて、 面に 火 印 を さされて, 江 南に 放 たれし も R 今と お ほ ゆ あら 嬉 

にんで,' あ し せん ii ん く f え じ や ん び く > 

しゃ、 棺王は 阿 私 仙人に せめられて 法華経の 功 德を得 袷 ひき, 不軽 菩薩 は 上慢の 比丘 等 

の 杖に あたりて、 一乗の 行 とい はれ 給 ふ. 今日 莲は 末法に 生れて 妙法 建 華 經の五 字 を 



澄み渡らせ I "澄 

した IS をチる 

三十 須彌 

の 頂上 忉利天 5=i 

居る SK 



みやう ぐ わつ てんし は-つた ふ ほん ぶつち よく - 

り まします、 名 月 天子 ぞ かし。 寶塔 品に して 佛敕 をう け 給 ひ、 囑累 品に して 佛に 頂 一 

な くの に? にす せいじ P う ぶつぜん ちか ひ 一 

を 摩 でられ まゐら せ、 「如-, 世 尊敕, 當ー, 具 奉行,」 と誓狀 をた てし 天ぞ かし。 佛 前の 誓 は 日 一 

蓮な くば * 窳 しくて こそお はすべ けれ、 今 かよる 事 出来せば、 いそぎ 悦を なして 法 華 一 

ぶつち よく はた * い- *j ん しるし ミ いま 一 

經の行^^?:にもかはり、 佛勑を も して 誓言の 驗 をば 遂 けさせ 給 ふべ し、 いかに 今し るし 一 

のな き は 不思議に 候 ふ もの かな、 何なる 事 も國 になく して は 嫌 倉 へ も か へ らんと も 思 は 一 

しるし .7H が ほ r. i,: いし ふきや..' 一 

す、 驗 こそな くと も 嬉し 顏 にて 澄み渡らせ 給 ふはい かに。 大 集經に は、 日月 明 を 現ぜす 一 

と說 かれ、 仁王 經には 日月 度 を 失 ふと 書かれ、 最勝 王經に は、 三十 三 天 4^ 瞋恨を 生す と 一 

A はべ せ しるし そ, つ みや-ひじ や、 ブ 

こそ 見え 侍る に、 いかに 月 天い かに 月 天と 攻めし かば、 其の 驗 にや、 天より 明星 の 如 一 

お ほほし くに ,,め き ん もの t ふ えん ミ 一 

くなる 大星 下りて, の 梅の 木の 枝に か よりて ありし かば、 兵士 ども 皆綠 より 飛び下り、 一 

或は 大 庭に ひれ 伏し、 或は 家の 後へ 逃 ゆぬ。 やがて 卽ち天 かきくもりて、 大風 吹き 來てー 

江の 島の 鳴る とて、 空の ひ く 事大なる 鼓 を 打つ がごと し。 夜 明 くれば 十四 曰 卯の 時に、 一 

た い きの ふ い はか かう さの i 

十郞 人道と 申す もの 來 りて 云 はく、 昨日の 夜の 戊の 時計り に、 守 殿に 大 なる さわぎ あり、 一 

おん や. つし お A 15 お ほい つ- f,^^ かんき 一 

陰陽師 を 召して 御 うらな ひ 候へば、 申せし は、 大に國 みだれ 候 ふべ し、 此の 御 房 御 勘 11!^ 

の ゆ ゑな り、 いそぎい そぎ 召し かへ さすん ば, 世の中い か r 候 ふべ かるらん と 巾せば、 一 



種々 御 振舞 御 書 



四 四 i 



n 蓮ヒ入 文集 四 glo 

つるに, 目の あたり 拜 みま ゐらせ 候 ひつる 事 ども を 見て 候へば、 尊 さに 年頃 申しつ る 念 

ぶつ ひ, 1 ちぶく ろ すず いだす もの it ね ん ぶつ * いじ や 5 

佛 はすて 候 ひぬ とて. 火 打 袋より 珠數 とり 出して 捨 つる 者 あり。 今 は念佛 申さ じと 誓狀 

た もの ら. ゥ 3 もん ら -f じラ ff 人 .7 さ 101.6 ん のじよ. r- 

を 立つ る 者 も あり。 六 郞左衞 門が 郞從 等、 番 をば 受けと りぬ。 左 衞鬥尉 も かへ りぬ, 其 

いね ミき ほか At くら か& お 人つ かひ たて ぷふ ? くひ S か 3 

の 日の 戌の 時計り に 嫌 食より 上の 御 使と て, 立 文 を もって 來ぬ。 頻 切れと いふ 重ねた る 

おんつ. S* い もの-ふ ほ だい 5 tQCV*5 仁て 

ぶみ— 指 AP 徨 御 使 かと 兵士 ども は 思 ひて ありし 程に、 六 郞左衞 門が 代、 右馬允と. & す齐、 立ぶ みもち 

て 走り 来り、 跪いて. e. す。 A 「夜に て 候 ふべ し、 あら あさまし やと 存 して 候 ひつる に、 

お;;!: よろこび おん i- さし .iA^lJG け ふ i ミ, »s 

か i る 御 悦の御 ふみ 来りて 候 ふ、 武藏の 守 殿 は 今日 卯の 時に、 熱 海の 御 湯へ にて 候へ 

ぁャな こミ はし か 44 くら おん 

ば、 いそぎ 無益き 事 もやと、 まづ, ) れ へ 走り まるり て 候 ふと 申す。 緣倉 より 钾っ かひ は, 

ふた ミき はし こん V ち おん 3 はレ t か つ, じ や 5 

二 時に 走りて 候 ふ, 今夜の 內 にあた みの 御 湯へ は 走り まゐ るべ しとて 蒲り いでぬ。 追狀 

t 51* ]| *. こ •、- が いま ゅ& あや *4 ち こ 5 くわい 

^J- 人— B 連 を に 云 はく、 此の 人 は 失な き 人な り、 今し ばらく ありて 赦 させ 給 ふべ し、 過して は 後悔 

あるべ しと 云々。 

声 も W 下古來 其の 夜 は 十三 日、 兵士 ども 数十 人坊の Jj« 拉に大 庭に なみる て 候 ひき。 九月 十三: :! の 夜な 

IKna- 下き 1 而 a- , つ き よ なか お? <じ は たい ひか たて まつ ;, - が ゆ f{ 

ほ 內 十四 《- 初 れば、 月大に はれて ありし に, 夜中に 大 庭に 立ち 出で て 月に 向 ひ 奉りて, 自我 係 少少 

K- しょし f もん そ も そ ぐ わつ てん y よ y つらな 

よみ 奉り、 諸 宗の勝 劣、 法 華 經の文 あらく 巾して、 抑 も 今の 月 天 は 法 華經の 御座に 列 



よろこび わら やくそく たが f A し .》 

これほどの 悦 をば 笑へ かし、 いかに 約束 をば 違 へらる ょぞと 申せし 時ノ 江の 島の かた 

つき ひか もの ♦* り たつみ い JJJ-O か; i 

より、 月の ごとく 光りた る 物 練の やうに て、 辰 巳の かたより 戌 亥の 方へ ひかり わたる。 

よ あけ ケれ おもて もの つきよ ひ w-f おも C 

十二 日の 夜の 昧爽、 人の 面 もみえ ざり しが、 物の ひかり 月夜の やうに て、 人々 の 面 もみ 

み たち ミり た ふ ふ っは..pの^J.-も お *iz きょ- r- さ ちゃ ,7 i の 

な 見 ゆ。 太刀 取 目 くらみ 倒れ 臥し、 兵 共お ぢ 怖れ 興醒めて、 一 町 計り 馳せ 返き、 或は 

J*^ かしこ * あろ ひ き _っ ずく 》* にちれん のはら 

馬より 下りて 畏り、 或は 馬の 上に て 潭踞れ る も あり。 日蓮. E. す やう. いかに 殿原.. か i 

わ V; よ ひ めし、 r ミ ミ, So の ちか 5 よ たか. f よ 

る大に 禍 なる 召 人に は 遠退く ぞ、 近く 打ち 寄れ や 打ち よれ やと 高々 と 呼ば はれ ども、 

急ぎよ る 人 もな し。 さて 夜 あけ ぱい かにい かに, 頸 切るべく ば 急ぎ 切るべし、 夜明けな 

A ぐ る tt へんじ » か い が 

ば 見苦し かりなん と勸 めし かど も、 とかくの 返事 もな し。 はるか 計り ありて 云 はく, 相 

a K h い た t これ A ちし もの さき •■'.c 

摸の 依智 と. m. すと ころへ 入らせ 給へ と. e. す。 此は道 知る 者な し、 先 打す ベ しと. &せ ども, 

ひ W やすら ある もの *• ふ い みち 

うつ 人 もなかり しかば、 さて 小憩 ふ ほどに, 或 兵士の 云 はく、 それ こそ 其の 道に て 候へ 

と 申せし かば, 道に まかせて ゆぐ。 午の 時計り に 侬智と 申す ところへ 行き着きたり しか 

ほんお 6 5y ゑ もん いへ さけ よ もの.. ふ の おの { , 

ば、 本 間の 六 郞左衞 門が 家に 入りぬ。 酒と り 寄せて 兵士 どもに 飮 ませて ありし かば、 各 

かへ ると て、 頭 をうな だれ 手 を 叉へ て 申す やう、 このほど は、 いかなる 人に て やお はす 

われら も & だ * つ t レ たま にく 

らん、 我等が たのみて 候 ふ 阿 彌陀佛 を 謗らせ 給 ふとうけ 給 はれば、 惡 みま ゐら せて 候 ひ 

種々 御 振舞 御 書 四 三 九 



日蓮 上人 文集 I BnllA 

きい そぎ こそ 誓 狀の宿 願 を遂 けさせ 給 ふべき に、 いかに 此處に は 落ち合 4jJ 仏 5 はぬ ぞ 

と、 高々 と. B. す。 さて 最後に は、 日 蓬 今夜 頸 切られて is 山 へま ゐり てあらん 時 は、 

てんせ- 7 だいじん きしゃ、.^ もち けうし *.'a- く t-> 

まづ天 照. K 神 正 八幡 こそ 起請 を 用 ひぬ 神に て 候 ひけれ と、 さしきり て 敎主釋 尊に 巾し 上 

け 候 はんする ぞ、 痛し とお ほさば、 いそぎい そぎ 御 計ら ひ あるべし とて * 又 馬 二乗り ぬ。 

S ひ J< ま い, おん. まへ t たい SMrat- つ 

由 比の 濱に うち 出て て S!J の 前にいた りて 又 云 はく、 しばし 殿原, これに iic ぐべき 人 あり 

なか ささ ぶら- ゑ もん じょ, もの 一.^ じ つかよ 

とて- 中務三 郞左衞 門の 尉と 申す 者の もとへ、 熊 王と 申す 童子 を 遣したり しかば、 いそぎ 

i こスゃ く- まさ t UAV b 、-っ こ V- こ き . 

出で ぬ。 今夜 類 切られて 罷ろ なり、 , J の數 年が 間 願 ひ つ る 事, L れ なり、 此の 婆 婆 世 にし 

て、 雉と なりし 時 は 麿に まれ、 鼠と なりし 時 は 猫に 哈 はれき、 或は 妻に 子に かたきに 

a -' し S だい S & T 

身 を 失 ひし 事、 大地 徵 塵より 多し、 法 華經の 御た めに は, 一度 だ も 失 ふこと なし、 され 

ば 日蓮 貧 道の 身と 生れて 父母の 孝養 心 にたら す、 isのs^をl^すべき^^;^^し, ん r1§ を 

法 華經に 奉りて, 其の 功德を 父母に 囘向 せん, 其の あまり は 弟子 擅那 等に^ 當く べしと 

15 ,こ 2- ^ 5 -0! もん じょ,..' 51 くち € つ こし 一、 つ 

申せし, これな りと 中せ しかば、 左 衞鬥の 尉 兄弟 四 人、 馬の 口に^り W きて、 腰 越 龍の 

くち '7 « *A つ! at© 

口に S きぬ 此 にて ぞ 有らん すらん と 甲 5 ふところに、 案に たが はす 兵士 どもう ちまより 

騒ぎし かば、 左 衞鬥の 尉 申す やう、 只今な りと 泣く。 日 建 巾す やう, 不覺の^^原かな* 



の左衞 門の 尉 等方 人し 叶へ すして、 詰り 伏しし 事 ども は、 繁 ければ i かす。 さて は 

じさし かみ さの あ づケり X は くび き かま くら い 

十二 日の 夜、 武藏の it 殿の 預 にて、 夜半に 及 ひ 頸. を 切らん がた めに 鎌 倉 を 出で しに、 

わかみや こ-' ぢ 0.8 つ はもの にちれん おの. (I 

若宮 小路に うち 包みて 四 力に 兵 の うちつ よみて ありし かど も, 曰莲云 はく、 各々 

騒がせ 給 ふな、 別の 事 はなし、 八幡 大 菩薩に 最後に. & すべき 事 ありと て、 馬より さ 

し 下りて 高聲に 中す やう、 いかに 八幡 大 菩薩 は 實の神 か、 和 氣の淸 丸が 頸 を 刎ねら 

たけ ぢゃ, r' つき あら でん A- フだ いし か- フ 

れんと せ し 時 は、 長 一 丈 の 月と 顯は れさ せ 給 ひ, 傳敎 大師の 法 華經を 講ぜ さ せ 給 

ひし 時 は、 紫 の 裝裟を 御 布施に さ づけ させ 給 ひき、 今日 莲は日 本つ ルーの 法 華 經の行 

者な り、 ハの上 身に 一分の あや まちな し、 日本 國の 一 切 衆 生の 法 華 經を謗 じて 無 間 

.K 城に 墮 つべき を 救 けんがた めに. S. す 法 門な り、 又大 蒙古 國 よりこの 國を攻 むるな 

てんせ-つに いじんし や- ゥ はちまん あん ,1. ん しゃ^. ぶつ ミ 

らば、 天照大神 正 八幡 とても 安穩 にお はすべき か、 其の上、 釋 迦佛、 法 華 を 説き 

給 ひし かば、 多 寶佛十 方の 諸佛 菩薩 あつまりて、 日と 日と 月と 月と 星と m と 鏡と 鏡 

なら ミき む りゃう しょてんな.,.' び て A ぢ くかん ぜんじんし やう じん 

と を 並べ た るが ご とく なりし 時、 無量の 諸 天 拉 に 天竺 漢土 日本 國 等の 善 神 聖人 あつ 

まり たり し 時, 各々 法 華經の 行者に ぎ 略な る ま じき. ra の誓狀 まゐら せよ と 攻められし 

た じち れん ,-' ぃォ 

かば、 一 一に 御 誓狀を 立てられし ぞ かし、 さるに て は 日蓮が 巾す まで もな し、 急 

種々 御 振舞 御 書 四 三 七 



n 蓮 上人 文集 



四 三 六 



かかれて l*K 支 

< ら れん 



請 法 al 伊 a 

C 瞳 はて 一天の 

川 苗代 水 はせ き 一 

下せ 天 ISPS す 

J* な もば IP i 

B みて 兩 * 下せ 



る ひ は 身に まと ひ、 あるひ は 坂 敷 Is 等、 家の 二三 間に ちらさぬ 所 もな し • 日 蓬 大高聲 

ょな C-0 A ミの fl ら た ごい * 

を 故ち て 申す, あらお もしろ や 平の 左衞 門の 尉が ものに 狂 ふ を 見よ, 殿原、 胆 今ぞ 

日本ば の 柱 を 倒す と 呼ば はりし かば、 上下 萬 人 あわてて 見えし。 日 蓬 こそ 御 g 氣を 蒙れ 

,ま、 嗜 して 見 ゆべ かりし に、 さはな くして、 これ は 僻 ごとな りと や 思 ひけん、 兵^ ど 

いろ へん, J ならび .0 ん f 一ん し-, - s«- ねんぶつ tvl- くわ ん 

もの 色 こそ 變 じて 見えし か。 十 に 十二 日の 間、 眞言 宗の 失、 禪宗、 念佛 等, 良觀 

が 雨 ふらさぬ 事、 具に 平の 左銜 門の 尉に いひ 閗 かせて ありし に、 或は、 はと 笑 ひ、 或 

いゲ こま しゅ しる せん 

は 怒り なん どせ し: 事 ども は、 繁 ければ 記さす。 設す ると ころ は、 六 月 十八 日より, 

七月 四日まで、 良觀が 雨の 祈して、 日 蓬に かかれて 降らし かね, 汗 をな がし、 淚の 

く;: あめ うへ ぎゃくふう & たび っ^-ひ つか は ぢ やう B 

み 下して 雨 ふら ざり し 上、 逆風 ひまなくて ありし 事、 三度まで 使者 を 遣して、 一 丈の 

? 1り V- や 5 ほり いづ A しきぶ いろ ごの A さいかい 

堀 を こえぬ もの、 十 丈 二十 丈の 堀 を こ ゆべき か、 和 泉 式部 好色の 身に して, 八 资戒に 

i た あめ の 3 い. C ほ- 4 し い てん-つ f 

せいせる 和 欲 をよ みて 雨 を ふらし, 能 因 法師が 破戒の 身と してうた をよ みて 天 雨 を 下 

ひ わめ 

せし に、 いかに 二百 五 十戒の 人々 百 千 人 あつまりて、 七日 二七日せ めさせ 烚 ふに、 雨 

ふ if だいふ-' ふ * ん .5 おの C わ-, _じャ...- 

の 下らざる 上に 大風 は 吹き 候 ふぞ、 これ を もって 存ぜ させ 給へ、 各々 の 注 生 は 叶 ふま じ 

きぞ とせめ られ て、 良觀 が: きし 事、 人々 にっきて 讒 せし 事、 一一に 申せし かば、 平 



大 K の 入 SSH 平 

淸盛 



胴 九,.. 錢の m の 

一種 



薪に 失に 行 はるよ ほどなら ば、 國に 後悔 ありて、 日蓮御勸氣を翳.^^ば、 佛の 輒^; ^用 ひ 

ぼんて .< たいしゃく おん ミが め J- ん. し V- い J- ち 

ぬになる べし。 梵天 帝釋 日月 四 天の 御咎 ありて、 遠 流 死罪の 後、 百日 1 年 三年 七 年が 內 

じ かい ほんぎ やくな A: ウー もん さ し 5 ち はじま た こく.. ひつなん 

に、 自界 叛逆 難と て、 此の 御 一 門 同士 打始 るべ し。 =H (の 後は伦 國侵逼 難と て、 四方より、 

ことに は 西方より せめられ させ 給 ふべ し。 其の 時 後悔 あるべし。 平の 左衞 門の 尉と 申し 

付けし かど も、 太 政の 入道の 狂 ひしゃう に、 すこしも 揮る 事な く 物に くる ふ。 去ぬ る 文 



かラひ 



永 八 年 針 I 九月 十二 曰 御 欺氣を 蒙る。: Ns 、の 時の 御 勘氣の やう も 常なら す にす ぎて ゆ。 

了 行が 謀反 を 起し、 大 夫の 律師が 世を亂 さんと せし を 召 怖られし にも こえたり。 平の 左 

つ はもの さう * ろき え ほうし まなこ こ あら 

衞 門の 尉大將 として 數百 人の 兵 者に 胴 丸 著せて、 烏帽子-かけして 眼 をい からし 聲を 荒う 

だいたい こ e ろ あん よ くに 二 

す。 大體 事の 心 を 案す るに、 太 政 入道の 世 をと りながら 國を やぶらん とせし に 似たり、 

にちれん ひ つき こ W 

た r 事と もみえ す。 日莲 これ を 見て 思 ふやう、 日ごろ 月 ごろ 思 ひまう けたり つる 事 は 

これな り, 幸 なる かな 法華經 のために 身 をす てん 事よ、 臭き 頭 を 放 たれば、 沙 に 金 

を かへ、 石に 珠を貿 へる がごと し。 さて 平の 左衞 門の 尉が 一 の郞 從少輔 房と 申す 者 走 

くわいち- フ まき おもて さ さいな 

りより て、 日 莲が懷 中せ る 法 華經の 第五の 卷を 取り出して、 面 を 三度 呵責み て、 さん 

,フ ** た つ はもの う ぁレ 

ざん と 打ち ちらす。 又 九 卷の法 華 經を兵 者 ども 打ちち らして、 あるひ は 足に ふみ、 あ 



つ 一 かんき 



種々 御 振舞 御 省 



四 一一 1 五 



日蓮 t 文集 



四 三 四 



等、 南 岳、 天台 等, 妙樂, 傳敎等 だに も、 いまだ ひろめ 給 はぬ 法 華經の 肝心、 諸佛の 眼目 

じ ** つ ほふ 1 んぶ - たい >T-0 さ.,' さきがけ 

たる 妙法 蓬 華 經の五 字、 末法の 始にー 閻浮提 に ひろまらせ 給 ふべき 瑞 相に、 日 蓬 魁し 

わ たう も ,ち ん y せ ふ も なん r でん 

たり。 和黨 共、 二 陴三陣 つ r きて, 00, 阿難に も 勝 ぐれ、 天台、 傳敎 にも こえよ かし。 

こ じ ♦* .3 しら お f>} お えん i わ-..' せめ おんつ ひ 

ゎづ かの 小島の 主 等が 威嚇さん を 怖ぢて は、 閻魔 王の责 をば いかんが すべき。 佛の御 使 

と 名のりながら 臆せん は、 無 下の 人々 なりと 巾し ふくめぬ。 さりし 程に, 念佛 者、 持齋 * 

眞言 師等, 自身の 智は 及ばす、 訴狀も 叶 は ざれば, 上 郞尼 ごぜんた ちに とりつきて, si 



種に 構へ 申し、 故最明 寺の 入道 殿、 極樂 寺の 入道 殿 を、 無間地獄に 堕ちたり と 巾し, 建 長 

ちゃ、 T らく じ や に, り. , しゃ. ,二ん ら、, くわん しゃ-,: ん 

土寸、 壽福 寺、 極樂 寺、 長樂 寺、 大佛寺 等 を燒き はらへ と. e. し、 道隆 上. < 良觀 上人 等 

,、ひ おん ひや うぢ やう V- やくれ fcr かみくだ 人 

を 頸 を はねよ と 申す。 御 評 定 になに となく とも. 日莲 が難禍 まぬがれが たし。 但し 上 件 

こ W ぢ や-つ めい めいだ ぶ ぎ や-つじん 

の 事 一定 申す かと、 召し出 だして たづ ねらるべし とて 召し出されぬ。 奉行 人の 云 はく, 

か ふ お ほせ かみくだん ごん さい, e*-5c&J の 

上の 仰 かくの ごとしと 申せし かば、 上 件の 事 一 言 もた が はす. & す。 ffi し 最明寺 殿 極樂寺 

殿 を 地獄と いふ 事 は そらごと なり。 此の 法 門 は 最明寺 殿 極 樂寺殿 稗 存生の 時より 申せし 

せん かみく ん こミ くに **.> よ あん^ん 

事な り。 設 すると ころ. 上 件の 事 ども は, 此の 國を思 ひて 巾す 事 なれば、 世 を安穩 にた 

r* ふし きこしめ かれら 二 

もたん とお ほさば、 彼の 法師 ばら を 召し 合せて 聞 召せ, さなく して 彼等に か はりて 理不 



しる ほふ き 5i き 

を 得て 一 向に すべ からすと 記され、 法 華經は 一 法 なれ ども 機に したが ひ 時に よりて 其の. 

行 萬 差なる べし。 佛 記して. 云 はく、 我が 滅後正 像 二 千年す ぎて 末法の 始に 此の 法 華經の 

,んじ At だいもく ひろ しゅったい あくわう あくび く ら ;.: いぢ み 

肝, も 題目の 五 字 計り を弘 めん もの 出來 すべ し, 其の 時 惡王惡 比丘 等 大地 微塵より 多くし 

だいじよ ミ せラ じょ. 7 Sri に、.' もく ---J 

て、 或は +-乘 或は 小 乘等を もて 競 はん ほどに、 此の 題目の 行者に せめられて、 在家の 

那等を かたら ひて、 或は 罵り 或はう ち、 或は 籠に 入れ 或は 所領 を 召し、 或は 流罪 或は 頸 

, /, たいてん ひろ ぁ,)1 こくしゅ !), し 

を はぬべし などい ふと も 退轉 なく むる ほどなら ば、 怨を なす もの は、 國主は 同士 

打 を はじめ、 餓鬼の ごとく 身 を くら ひ、 後に は佗國 よりせ めら るべ し、 これひとへ. に- 

ぽんて A; たいしゃく ほ け き や-,' てき た こく せ ミ 

梵天 帝釋 日月 四 天 等の 法 華 經の敲 なる 國を、 佗國 より 責めさせ 給 ふなる ベ しと 説かれて 

おの? でし な ひミぐ おく おや り こ 

候 ふぞ。 各々 我が 弟子と 名のらん 人々 は、 一人 も 臆し 思 はるべ からす。 親 を 思 ひ 妻子 を 

, しょり や-,' むり やう こふ おやこ しより や-,' いのち 

&ん o 所領 を かへ りみ る ことな かれ。 無量 劫より このかた、 親子の. U め 所領に 命 をす てた 

た いぢ み ぢ A f? 、ほくぎ やう 

る 事 は 大地 微塵よりも 多し。 法 華 經のゅ ゑに はい まだ 一度 もす てす、 法華經 をば 若干 行 

, > 、 こミし S つたい たいてん たミ g わか みづ 

せし かど も か.. る 事 出来せし かば、 退 精して 止みに き。 譬 へば 湯 を 沸して 水に 入れ、 

火を叨 るに 遂け ざるが. ごとし。 各々 思 ひ 切り 給へ、 此の 身 を 法 華經、 に替 ふる は 石に f を 

かへ、 糞に 米 を かふるな り。 佛減後 二 千 二 ;白 二十 餘 年が 間、 迦葉. 阿難 等、 馬 §、 龍樹 

種々 御 振舞 御 翁 四 三 三 



日蓮 t 人文 集 四 三 二 

こミ かみ おんだい じ い > た おの /\ し » つたい 

や この 事 は、 上の 街 大事 出で 來ら むの みならす、 .5^々 の 身に あたりて 大 いなるな けき 出来 

レだ A くく これ 

すべき 事ぞ かし。 而るを 用 ひる 亊 こそな くと も、 惡 口まで は あまりな り • 此 ひとへ に 日 

本國の 上下 萬 人、 一人 もな く 法華經 の强敏 となりて、 年久しく なり ぬれば, 大! g のつ も 

り大 鬼神の 各々 の 身に;^ る 上、 蒙古 國の I 狀に正 念 をぬ かれて 狂 ふなり • 例せば、 般の 

ちう わ .o ひ かん いさめ もち むね しミ ほろぼ 

jj;! され i^.; お 王 M 王に 比 干と いひし 者 諫め をな せし かば, 用 ひすして 胸 を ほる。 周の 文武 王に 亡され ぬ。 

か 亡され し 乙と y わ, 7 -,, t しょ い,、 め じ が:. * 一つ わ., こ .2 丄 て かれ 

これ. - かれが I 吳王は 伍子 胥が諫 を 用 ひす、 自害 をせ させし かば、 越 王 勾踐の 手に かよる。 これ も 彼が 

-t*- は 日本 か ふびん な いのち ぎじ T は 

れ aua の W ごとくな るべき かと. いよ- v,^ 不便に おほえて、 名 をも惜 ます 命 を もす てて 强 盛に 巾し 張 

かぜ な ふ h-i あめ あだ 

りし かば. 風大 なれば 波大 なり、 龍大 なれば 雨た けき やうに、 いよく 怨を なします ま 

す惡 みて 御 評 定 に象議 あり。 預を 刎ぬべき か、 嫌 倉 を 追 はろ べき か、 弟子 擅那等 をば 

所領 あらん^ は 所領 を 召して 頸 を 切られ、 或は 籠に てせ め、 あるひ は 遠 流す ベ し 等 云々 - 

よろこ い みん ぢ VU せっせん ク J うじ はん ひ じ vi たい ぼさつ 

R 莲悦ん で 云 はく、 本より 存知の 旨な り、 雪山 童子 は半偈 のために 身 をな け、 常啼 菩薩 

ひ ! 65ぽ ふ ぽん じ か は ひぢ ,^ ざ で7 ぼ 

は 身 をう り、 善 M 童子 は 火に 入り、 樂法 梵士は 皮をはぐ, 藥王 菩薩 は 谔 を やく、 不軽菩 

さつ ぢ?- う a く し t そんじゃ にい ほ a さつ げ ijf ころ 

薩は杖 木 を かう むり、 師子 尊者 は 頭 を はねられ、 提婆 菩薩 は 外道に 殺さろ, 此等 はいか 

なりけ る時ぞ やと ふれば、 天台 大師 は 時に 適 ふ 而已と 書かれ、 幸 安 大師 は 取捨 宜しき 



種々 御 振舞 御 書 

い さいじ- つ;,! い.?.' こ こく に ほんこく お t て ふじ ャラ 

去ぬ る 文 永 五 年後の 正月 十八 日、 西戎大 蒙古 國 より 日本 國を壟 ふべき よし 牒狀を わたす。 

にちれん い かんが り ふしゃう あんこく ろん す こ たが ふ がふ しょ よく 

日蓮が 去ぬ る文應 元年 に 勘へ たりし 立 正 安國論 少しも 違 はす 符合し ぬ。 1 の 書 は: & 

5*S::l!f わ 樂 天が 樂府 にも 越え、 佛 の未來 記に も 劣らす、 末代の k. 思議な に 事 かこれ に 過ぎん。 賢 

力 园に重 ぜらる み よ けんじゃ 5 おこな ゆん しん だいし f さ だ 

it 11 王聖 中: の 御世なら ば, 日本 第一の 權狀 にも 行 はれ、 現 身に 大師 號も あるべし。 定ん で御尋 

權 s^-smess いく 3 せんぎ て, ぶく f おも t ぎ 

力 ね ありて 軍の 资義を もい ひ 合せ,. 調伏なん ども. m. しつけられぬ らんと 思 ひしに、 其の 義 

し つ *フ じ や, フ おさろ ま 5 けん 

なかり しかば、 其の 年の 末 十月に 十一 通の 狀を かきて、 かたぐ へ 驚かし 申す。 國に賢 

人なん どもあるなら ば、 不思議なる 事 かな, これ は ひとへ に 唯 事に は あらす、 天照大神 

正 八幡宮の 佾に 託いて, 日本 國の たすかるべき 事 を 御 計 ひの あるかと 思 はるべき に、 さ 

はなくて、 或は 使を惡 口し、 或は あざむき、 或は とりも 入れす, 或は 返事むな し、 或は 

返事 をな せど も 上へ も 申さす、 これひとへ にた *t 事に は あらす。 設ひ 日蓮が 身の 事な り 

とも、 國主 となり 政事 をな さん 人々 は, 取りつ ぎ. & したらん に は、 政道の 法ぞ かし。 況 

. 種々 御 振舞 御 書 四 三 一 



a 蓮 上人 文集 四 三 

C や- 5 も いく だいわ-,.' つ ひ せき 

に 供養し 奉りて, 此の 功德に 依って 閣浮提 の 主 阿育 大王と 生れて, 終に 八 萬 四千の 石塔 

を 造り、 i 々に 送り 給 ひ、 後に 菩提の 素懐 をと け 給 ふ。 されば 法華經 にて 四十 餘 年が 程 

によ じ. rt ぎゃく せんだい だい fl じょくせ 

きら はれし 女人 も佛に 成り、 五 逆 闡提と 云 はれし 提 婆も佛 になり けり • 然れぱ 末代 世 

の 謗 法 閬提五 逆た る 佾も俗 も 尼 も 女 も 此の 經 にて 怫に 成らん 事 疑な し, 然れば 法 華經第 

七に 云 はく、 

於,, 我 威 度 後.; 0. 受= 持 此经; 是人 於- 怫道; 決定 無" 有, 疑 云云 • . 

もん たのもしく おも c わ A: ねん こ 渗め 

此の 文 こそ, よに よに 憑 敷 候へ。 此等を さまぐ 思 ひつ, よけて、 觀 念の 林の 上に 夢 を 結 

* つ ** こ し^- こる I ぶい * く し 人 わん <6 す 

ミ 《ST 車 a ベば、 妻戀ふ 鹿の 音に 目 を さまし. 我が身の 内に 三 i 卽 一, 一心 三 観の 月 曇り 無く 澄み 

tjs -IBr St む& や-.' c ん ひ? お! i ひか レ しゃ,.' じ り」 ね 

^. ける を、 無明 深 重の 雲 引 覆 ひつよ、 昔より 今に 至る まで 生死の 九 界に輪 通す る 事 此の 

lisl は B すと A ,り ふづか 

r お。 の S 、こ 砌 にしら れつよ、 自ら かく ぞ思 ひつ,. -け ける。 

れを Ic;:- はて 觀 A のり わし やま 4^!k> 

$i> によ 9 1 立ち わたる 身のう き 雲 も 暗れ ぬべ したえぬ 御 法の 驚の 山風 

む 一一 ー覼 ii" ふ 

建 治 元年 八月 二十 一日 日 建 花押 



貧 女の 一 燈の因 

緣話、 貧, 名 は 

難陀 



ほミけ よし ほんてんた いしゃ、 た、 < 'り てん こんごん す ,0 しゃ、 つ えし 

夜、 佛 入らせ 給 ふべき^ おりし かば、 梵天 帝釋は B 利 天より 金銀 水精の 三つの 橋 を かけ 

はし ひじり たいしゃく さし 

たりけ る。 巾の 橋 を佛は 入らせ 給 ふに、 佛の 左に は 梵天 右に は帝釋 互に 佛に 天蓋 を 指 か 

おん ぁミ か せ ふ か せ, C 九ん もくれん す ぼ ビぃ ら かん 

け まゐら せ、 怫の御 後に は 四 衆 八 部、 迦葉、 迦 旃延、 目 連、 須 菩提、 千 二百の 羅漢、 萬 

二 千の 聲 im、 八 萬の 菩薩 等 を 引 具して 下 給 ひける に, 五 天竺に 有りと 在る 人 皆 分々 に隨 

ひて 油 を 儲けて ともしけ り。 萬燈 をと もす 人 も あり、 千^ をと もす 人 も あり, 或は 百燈 

乃至 一 燈を ともす 人 も ありけ るに、 此に貧 女と 云 ふ 者 ありけ り、 貧しき 事譬 ふべき 方 も 

** ミ ふ すがつ;. ふぢ ころも よ b 

なし。 身に 纏 ふ 物と て は、 十府の 菅薦 にも 及ば ざな 藤の 衣 計 也" 四方に 馳せ 走す とも、 

しろ むな なふだ ミ 5 

一 燈の代 を 求む るに あた はす、 空しく 欵き思 ひつ もれる 淚、 油なら まし かば 百 千 萬燈に 

つ あ 44 り A づか か て かづら あぶら • 

ともす とも 盡 きじ。 思の 餘に 自ら 髪 を 切り、 手づ から 蟹に ひねりて 讪ー燈 にかへ て、 わ 

づ かに ぞ ともした りけ るに、 怫神も 三寶も 天神 も 地 神 も 納受 を 垂れ 給 ひける にや、 藍 風 

び らん ふ.,' Jib しび のこ 

毗藍 風と 巾す 大風 吹いて 燈 を 吹き消しけ るに、 貧 女が ー燈 計り ぞ殘 りたり ける。 此の 

ひかり ぎ をん しや-ひじ?' ざ、— 

光に て佛は 祇^ 精舍へ 入らせ 給 ひけり。 之 を 以て 之 を 思 ふに、 たのしく して 若干の 財 を 

布施す とも、 信心よ わくば 佛に 成らん 事 叶 ひ 難し。 縱ひ 貧な りと も 信心 强ラ して 志 深 

からん は、 佛に 成らん 事 疑 あるべ からす。 されば 無勝德 勝と 云 ひける 者 は、 土の 餅 を 沸 



肩 延山御 書 



四 二 九 



n 蓮 上人 文集 I ra ーズ : 

子 おお 子と 云 ひけろ 人、 陀 林と 云 ふ苑を 持ち 給 ひたりけ るに、 廣さ 四十 里冇 りけ ろ, _ 

此の£|に人が^;^?^5^^!らて人りれば折れ碎けける苑也" 須達、 祇陀 太子に ひ 奉りて =^ 

の IS を S?i らせ 給, 御堂 を 造らん と 云 ひければ、 太子の 給 ふ 様、 此の 苑 四十 里に、 金 を 一 

厚つ 四 寸に數 き 給 は *1賫 らんとの 給 ひけり。 須達之 を K ふべき 山 を. m. しければ, 太子の 給: 

はく * "s. べにこ そ 云 ひつれ、 J£』;l は 叶 ふま じとの 絵 ひけり。 須達 S. しける 樣は、 天子に ニー 

ユー in なしと 云 ふ、 爭か假染の戯にも^^ーー〔をし給ふべきと申して、 波斯匿 王に 此の. m を 巾し 一 

くら, ,ku かりそめ t はなれ そら、 I ミ ^ 

けり, 大王の 給 はく、 蔽陀 太子 は 我が 位を權 ぐべき 者 也. 爭か 假の戲 にも 虚言 をす^ 

べきと 仰せられければ, 太子 力なく 寶 らせ狯 ひけり。 須達 四十 里に 金 を 四寸に 敷いて K; 

-ひ 取りて 枚んで 御堂 を 造らん としけ るに、 舍利弗 来りて SS を ひき 地を畫 りけ ろに, 舍利ー 

弗 Is^ を ゆて ひけり。 須 達が 云 はく、 大聖 は 威 を亂さ V. る 理 也 * いかに 埃 はせ 一 

給 ふ; てと 怪み 巾し ければ、 舍利 弗の 云 はく、 汝 此の 堂 を 造らん とすれば. 六 欲 天に 軍 一 

,-、*--. "こに りれ M>v t が ひ あらそ ひ 二 

る。 か-, * る,. 1^ 善根 を修 する 者 なれば、 我 天へ こそ 迎 へん すれと て、 互に 詩 をな す 事の 々ム 

かしと ゆろ 也。 汝は 一期 百年の 後に は、 先 率の 内院に 生ろ べしと ぞの給 ひける • 然し 

て 後. の! S を 作り 畢れ り。 „54 、の 名 を と 云 ふ。 此の 抵 舍へ、 七月 十五 日の 一 



i 糸 磨 黄金 I 金 中 一 

の最 貴き,? の 

迦陵頻 伽— 天、 

1: 土に 居 g 美音 一 

の &| と. S ふ、 資 

は 雀の 1 種 はて 

印度に 居る と 

上 陽 人— 唐玄宗 

の 時の 1 婦人 _ 

宮に 入れられし 

ま-一度 も 君寵 

を受く g 乙と な 

かりさ 



と說き 給へ るも理 也。 昔佛、 摩 耶の恩 を 報じ 給 はんがた めに、 俄に も 知られ 給 はすし 

たうり てん のぼ お は. J てん i つく 

て、 W 利 天 へ 四月 十五 日に 昇らせ 給 ひて 御 坐け るに、 五 天竺の 國王大 ほを始 として、 あや 

しづを . め うしな V かなし な ゆき t こ ミ おや 

しの 賤の男 しづの女まで も, 佛を失 ひ 奉りて 啼き悲 みける 欽限 無く、 誠に 子 を 失 ひ 親に 後 

い W4* つ *♦ Z やみ いか いは、 ttr. かくせ そん 

れ たるが 如し。 愛しき 妻 を戀ひ 3- を戀 ふる 思の 闇 すら 忍び 難し、 何に 況ゃ 大覺世 尊の H 一- 

?? し し ま こんじき よそ ほひい つく か り や, つ r! んが ふ こ ゑ みなぶ つ _ 

十一 一 相 八十 種 好 紫 磨 金色の 被 厳しく して、 迦陵頻 伽の 御 音 を 以て、 一 切 衆生 を 皆佛に 

成し 給 はんと 御 經を說 かせ 給 ふ、 慈悲 深 重に 御 坐す 佛の 御餘 波、 惜み 進ら する 歎 思 ひ 遣 

じ や. 7 やう じん こ な 5; な ゆき ナケ ; 5.,- わ. フ むすめが くね .rv 'よんい 

るに、 上 陽 人の 上 陽せ II に 閉ぢ籠 めら れて歓 きし 歎に も 勝れ、 堯 王の 娘娥 皇女 英の 二人、 

し 9 ん わ.,.' な ゆ すぐ そぶ ここく せっちう 

舜 王に 別れ^り て欽 きし 欲に も 勝れ、 蘇武が 胡國に 流されて 十九 年、 雪中に 住み けん 思 

あまり > ふかに さ, フ 

にも 勝れたり。 餘 の御戀 しさに、 木 を 以て 佛の御 形 を 作り まるに、 三十 二相の 一 相 を だ 

に そ ,> で A だいわ ラ しゃくせん だん たう. 9 t ん 

にも 作り 似せ 奉らす。 爾の 時に 優墳 大王と 中し ける 王、, 赤栴 擅と 云 ふ 木 を 以て, ^利 天 

び しゅかつ ま てん J- ぶ J け お A ひ 5- へ まゐ 

より 毗首與 摩 天 を 請 じて 作り 奉りけ る佛 の、 ^利 天 へ 本佛の 御迎に 參らせ 給 ひけ る も、 

優墳 大王の 信心 深き 故 也。 是 こそ 一 閻浮提 に佛を 作り 奉りけ る始 なれ。 又 須達長 あと 云 

おはし ** てん ぢく S こ 

ひける 人 あり 佛は忉 利 天に 御 坐す が、 七月 十五 日に 天竺へ 下り 袷 ふべき よし 間え けれ 

おん i.-* け み だラ も よ ひの くわ- フ 

ば, 御 儲に 御堂 を 作らん としけ るに、 御 造る 可き 地 堂 を 持た ざり ければ、 波斯匿 王の 太 



.a^ 延山御 



四 二 七 



日蓮 上人 文集 四 二 六 

は にも あれ は にも あれ は. 'にん の を 

若實若 不實。 此人 現世 得,, 白籟 病, 云云。 . 

ぎ や 'じ や ♦* こミ もし ふ じつ ひんせ 

文の 心 は 法 華經の 行者のと が を、 若は實 にも あれ、 若 は不實 にも あれ 云 はん 者 は、 現世 

びやくら い やま ひ _v しゃ ミ お S こ わり 

に は 白 癍の病 をう け、 後生に は 無 問 地獄に 战っ べしと 說 かれたり。 .此 等の 理 を 思 ひつ 

だ いぢ はり くだ ぃミ はり あな 

づ くるに, 大地の 上に 針 を 立てて、 大 梵天 宮 より 糸 を 下して, あやまた す 糸の 針の 穴に 

あ にん^ん こミ す 

人る 事 は 有りと も. 我 や y か 人間に 生る i 事 は 難く, 又 傻億萬 劫 不可思議 劫 をば 過ぐ ると 

も、 加 来の i 敎に値 ひ 奉る 事 難し。 而 るに 受け 難き 人 問に 生 をう け, ひ 難き 聖敎に 値 

ひ 奉る。 設ひ聖 敎に値 ふと 云へ ども、 惡 知識に 値 ふなら ば, コー惡 ssr に墮 ちん 事 疑 ある 

ベから す。 師墮 つれば 子墮 つ, 弟子 墮 つれば 擅那墮 つと 云 ふ 文 打る が 故に、 今 幸に I 

乘の 行者に 値 ひ 奉れり。 皮をはぎ肉を切り千^1^仕へざれども, に 一念 三千、 十界十 

によ じっちう だ. r- ** な ひ くわ こ し S く ザん つ litS 6 ふ 

如, 一 實 中道、 皆成佛 道の 妙法 を舉 ぶ。 實に 過去の 宿 善 拙 うして 末法 流布の 世に 生れ 

値 は ざれば * 未来 永々 を 過ぐ とも, 解 脫の道 難 かるべし • 又 世間の 人の 有り 樣を 見ろ に, 

しんじん ♦* こ た t しひ 

口に は 信心 深き 事 を 云 ふといへ ども, 實に 神 に そむる 人 は 千 萬 人に 一人 もな し 

經に云 はく, 

V して *| 4" ん じはく のの じて を らん に はし のの 

佛 法不, 信 墮,, 悪道, 者。 如,, 大地 上; 信,, 佛法, 成" 佛者。 如 爪 上 土; 



文の 心 は、 禍 なる 哉 今日 苦み に せめられて 卽ち 常に 命 を 港 井に 沒 すべ し、 一 切の 萬 物 は 

皆是 無常 也、 ffi むらく は 身を師 子に 飼 ざり ける 事 を。 南無 歸命十 カ怫、 我が 心の 淨 きこ 

へう ち よは は そ たいしゃく もん き ,ひ づか t> かい 

と を 表 知し 給へ と 喚り き, 爾の 時に 天の 帝釋 狐の 文を唱 ふる 事 を 間き 給 ひて、 自ら 下界 

く.' - きつね ほふ のた ま きつね さかさま 

に 下り 井の 中の 狐 を 取り 上け 給 ひて 法 を說き 給へ と宣給 ひければ、 狐の 云 はく、 逆 なる 

かみ しも しょてん U ぃレ やく 

哉、.! JS; 子 は 上に 師は 下に 居た る 事 をと 云 ひければ、 諸 天 笑 ひ 給へ り。 帝釋 誠に ことわり 

と 思 食して 下に 居 袷 ひて、 法 を說き 給へ との 給 ひければ、 又 狐 云 はく、 逆なる 哉、 師も^ 

子 も 同座なる 事 をと 云 ひければ、 帝釋、 諸 天の 上の 御衣 を脫ぎ 重ねて 高座と して 登せ て 

法を說 かしむ。 狐說 いて 云 はく、 , . 

り ね *v ひ .-J- にくむ ^ h, ひ., む 4- 

,人 樂, 生惡, 死。 有, 人樂, 死 惡, 生 云云。 

こ t ろ あ ,r*< ねが こミ L 

文の 心 は、 人 有りて 生る-^ 事 を樂 つて 死 せん 事 をに くみ、 又 人 有りて 死 はん 事 を 願 ひて 

一ん 事 をに くむと。 此の 文 を 狐に 値うて" 依 釋習ひ 給 ひて、 狐を師 として 敬 はせ 給 ひけり。 

天台の 御 釋に云 はく、 雪山 は^に 隨 つて 偶 を 請 ひに 天帝 は畜 を拜 して 師と爲 す。 囊 臭き 

をもて其の金を捨っろ^^^^>なかれと釋し給へり。 されば 何に 賤 しき 者な りと も • 實の經 を 

知りた らん 人 を 閑 にす る 1^7 あるべ からす。 然れば 法 華 經の第 八に 云 はく、 

臭延 山御番 四 二 S 



B 蓮 上人 文集 四 二 四 

に 其の 心冇ろ は, 身 自ら 法の 勝利 を 壊り 失 ふ 者^ 云々。 又 止觀の 一に 云 はく, 

t した へ tt をく す にじ はに め tt 9 はら も を じ 

如来 態 稱,, 歎 此法; 聞 者 歎 喜。 常啼 束 請, 善 財 ま 求。 藥 王燒, 手。 明 刎, 頭 二日 三 

の fc- ずる こミ *v んゃに し ^^ミ も せんや 4- 

度 捨,, 祖河沙 身; 尙不, P 報,, 一 句 之 力; 況兩肩 荷 ST t 千 萬 劫" 寧 報,, 怫法之 恩, 云云, 

もん にょらい しょ ft ん くわん ぎ じ や たい ぽさゥ ひがし 

文の 心 は如來 ねんごろに 此の 法を稱 歎し 烚 へば、 閉く^|^卽ちぉ**す, 常 啼菩蘿 は 東に 法 

こ みな, A もミ ひ S ふ A や f わ かしら はね 

を 請 ひ、 善 財 菩薩 は 南に 法 を 求め、 藥王 菩薩 は 臂を嬈 き、 油 H 明 王 は 頭 を 刎ら れ たり, 一 

が- < 'が いさ 2 かず SSI す なほ く 1 ふおん r い «.! . 

日に 三度 河の 沙の 教程 身 をば 捨 つると も、 尙 一句の 法 恩 を 報す る 事 あた はじ 況ゃニ 

つの 肩に 荷 ひ 負うて }G 千 萬 劫す とも、 寧ろ 佛 法の 恩 を 報す ろ 事 あるべ からすと 云 へ ろ 心 

ほね くだ せ 「れい な ♦* た ォ * く 

也 • .i:- 觀の 五に 云 はく、 香 城に 骨 を 粉き、 募 嶺に身 を投- ぐと も 亦何ぞ 以て 德を 報す るに 

ん やと 云へ り。 弘 決の 四に 云 はく、 昔 吡摩大 國と云 ふ 國に狐 あり、 師 子に 追 はれて 逃 

かれ- レ t こ S つね Ay 

けけ ろが、 水 もな き渴 井に 落ち入りぬ • 師子は 井 を 飛び越えて 行きぬ • 彼の 狐井より 上 

らんと すれ ども、 深き 井 なれば トる事 を 得 ざり き。 旣に日 數を經 ろ ほどに 飢 死ん とす • 

其の 時 狐 文を唱 へて 云 はく, 

じら れて せめち にす- J- じ なり らく は ろこミ 4- て *v は じ , 

禍哉。 今日 苦 所, 逼。 便當, 沒,, 命 於 丘 井; 一 切 萬 物 皆無 常。 55 不, 以, 身 飼 ,師 子 ; 南無 

した t へ の して き を ひこ W 

歸命 十方佛 表,, 知 我心 淨無, 已。 



如法 gil 法 華 K 

の 大會講 式 

伽陀, I 梵語の SSi 

敢 



、 やう?! くら きんぎん! l-.f ちんまん a-f f く や •《 

なんどと 樣々 に 甲ん ひつ v. け 給 ひて, 自ら 藏を 開きて 金銀 等の 七 珍 萬寶を 僧に 供養し、 

象 馬 妻子 を 布施し、 然して 後 大法の 蝶 を ふき, 大法の 鼓 を if つて、 四方に 法 を 求め 給 ふ。 

そ もし せんにん や, フ ほふ こ t ろざし まし ま さ 

爾の 時に 阿 私 仙人と e. す 仙人 来って 申しけ る樣 は、 實に法 を 求め 給 ふ 志 御 坐ば、 我 

い つか よろこ このみ ひろ 

が 云 はん 樣に 仕へ 給へ と 云 ひければ、 大 に悦ん で、 山に 入って は 某 を 拾 ひ、 薪 を こり、 

な みづ きふ じ さい つね おんく ち 

菜 をつ み、 水 をく み、 給仕し 給へ る 事 千歳な り。 常に 御 口す さみに は, 「情存 妙法 故、 身 

ミな もん つね め、 f ほふ ちん 

心無 懈惓」 と ぞ唱へ 給 ひける、 文の 心 は、 常に 心に 妙法 を 習 はんと 存 する 間, 身に も 心 

にも 仕 ふれ ども、 ものうき 事な しと 云へ り。 かくの 如くして、 習 ひ 給 ひける 法 は, 卽ち 

妙法 蓮華 經の五 字^。 爾の 時の 王と は 今の 釋迦牟 尼佛是 なり。 佛の 仕へ 給 ひて 法 を 得 給 

わ - て, 5 < むす い *4 によ ほふき や 5 S き か ビ 

ひし 事 を 我が 朝に 五 七 五 七 七の 句に 結び 置きけ り, 今 如法 經の 時、 伽陀に 誦する 歌に、 

ノ 法 華經を 我が 得し 事 は 薪 こり 菜つ み 水く みっかへ てぞ えし。 

*>、0 た * わ, あはれ まこ ミ スち し 

此の 歌 を 見る に、 今 は 我が身に つみ しられて 哀に覺 えけ る 也。 實に佛 になる 道 は、 師に 

仕 ふるに は 過ぎす。 妙樂 大師の 弘 決の 四に 云 はく、 . 

若 有,, 弟チ, 見,, 師過, 者。 若實若 不實。 其心自 壞,, 失 法 勝利, 云云。 

らん で レ あや ** ち あら は もし ** こミ もレ ふ じつ すで 

文の 心 は、 若し 弟子あって 師の 過 を 見さば、 若は實 にも あれ、 若 は不實 にも あれ、 已 



勇延 山 御 書 



四 二三 



日蓮 上人 文集 



四 ニニ 



Is の S は! 》汐囊ー 

れつ. i わぶ と 5 

{ ±J i ある 歌 

_ ペレ、 人 九 

和歌の S は B1 

覺し 



莉利 * 須陀 i 

ft 「,《 ふなら く 

那 落の 入 ジ 

<* れば a? 利 も 首 

陀もか はらぎ nv 

首陀は 

ほレ 》/« 多、 地 

_w は 入 5 て は;; 

れ異 S なしの 

意 

K 坊 S- 地 B 

め戮卒 



は、 皮 を 刹ぎ て 紙と し、 隨の水 を 取りて 硯の 水と し、 肉 を 割きて 墨 とし, 骨 を 接き て 筆 

r せ- 4 ふ 4--' し • ぎ や,.' ひ ふ ふ Jl.ly や、 7 こんせ にやく 3 せ ザ やう ぼふレ 9. 

として, 下方の 迦葉佛 に 植ひ 奉りて、 「如 &應修 行、 非 法不應 行, 今^ 若 後世, 行 法 者 

あん 4- ん 5^ r- i つ せん 

安 浸」 云々 と、 此の 文 を 傳へ給 ふ。 薩埋 王子と して は飢 ゑた る 虎の 爲に 身を舆 へ、 雾山 

童子と して は 半偈の S に 身を投 け、 ビ毗 王と して は 鳩の 爲に肉 を S; にかけ. 乞 眼 婆羅門 

t な こ ま ぶつ おはし ませ し 4 く ん 5 ち ^つけで 5 ん かく 

に は 眼 をく じりて 取らせ 給 ひき。 又佛、 大國の 王と 御座し 時 は、 宿 善- 2: に 催し 月 W 雪 客 

trh- ごミ くわん *♦ ん じょ.,' ぎ、 たのし A t へ ミ もしび 

の 攻をも 忘れ、 百官 萬 乗に 仰がれ 袷 ふ 十 善の 樂も、 5^の前の 设,ぁだなる春の夜の 

44 がき ほさ くれ こ かい *- ん こんじ や 5 

夢, 錄 にった ふ槿 華の 日影 を まつ 程ぞ かし * 然るに 過去の 戒善 いみ じきに 依りて 今生 

む じ や,.' せっき 一, 一 むな し • 

に は 大國の 王たり と 云へ ども. 無常の 殺 鬼に さそ はれて、 一期 空しく して 後, 修 すると 

4, ん a の ほ ちり す ビ ためし れつ > : 

ころの 善 無くん ば、 阿鼻大 城の 炎の 底に 沈み, 刹 利 も 須陀も か はらぬ 例に て、 三 熱の 炎 

てつ じょラ -u い ♦* ろかし くち ft f& k- つ 3 んご ひし ほこ 

に まじ はり, 鐵雜 五 緩 をし ばり. 三 熟の 彈丸を 口に 人れ、 阿 防 羅;^ 三 Ja! の 菱鋒を 手に 

じ 0- け、 あら たいしん おん S り. f こ A . . け, 、 

取り、 邪見の 音 を 荒ら かにして、 五體 身分 を 取々 に IK むろなら ば 音 を 天に 響かし 叫 ふ 

とも, 地に 臥して 秋く とも、 百官 萬 乗も來 つて 肋く る, J と 無く、 親類 存 屬も來 つて 救 ふこ 

,ん ちゃ-つ VSI £c て AJ ひ よく ミ り 

と 無 からん。 又 箱 帳の. s: にして、 丧々 の ねざめの 林に して,. 天に あらば 比翼の鳥 * 地に 住 

nAh, .ii おく ち ざめ こ V , ,z 

めば 連理の 枝と ならん と. 月日 を 送り 年 を 重ねて 契りし 妻子 も. 来って 訪ふ事 は あら じ 



和 欲の 浦 は. I 乙 

れは在 原 行 平の 

「わくら はれと 

h ふ 人 あ £ ば須ー 



身 延山御 書 



tcs A のぶさん すみ S< か A A^A た あ まく;: * 

誠に 身延 山の 栖は、 ち はや ふる 神 も惠を 垂れ、 天下り まします らん。 心無き しづの 男し 

づの 女まで も、 心 を 留めぬべし。 哀を 催す 秋の 暮に は、 草の 庵に 露 深く、 檐に集 多く 蜘 



蛛の糸 玉 を 連き、 紅 紫 いつしか 色 深う して 斷々 に 傳ふ懸 樋の 水に 影 を 移せば、 名に しお 

たった が は ,5 なか ふ うたが うしろ が I しんざん そび こず ゑ このみ 

ふ 龍 田 河の 水上 も か. くやと 疑 はれぬ。. 又 後に は峨々 たる 深山 聳えて 稍に 一 乘の梁 を 結び、 

せ A こ a! し: & た-,'? - た.' じつ, vr- しん によ 



下 枝に 鳴く 蟬の音 溢く、 前に は 湯々 たる 流水 潘 へて 實相眞 如の 月 浮び、 無明 深 重の 闇晴 

ほっし や、 つ そら ふぎり いほ ひめ もす じょ ラめ うてん る v;o, 

れて法 性の 空に 雲 もな し。 かよる 砌 なれば、 庵の 内に は晝は 終日に ー乘妙 典の 御 法 を! ii 

よすがら え. f 'もん しゃくそん じゅ ほ, ク 

談し、 夜 は 竞夜耍 文誦 持の 聲 のみす。 傳へ M く釋 尊の 住み 給 ひけん 鷲 峰 を, 我が 朝 此の 

みぎ り 、3 つ きり あら. J はけ り?' た it.*^ つゆ わ み 5 は 

砌に 移し 置きぬ。 霧 立ち 嵐 烈しき 折々 も、 山に 入りて 薪 を こり、 露 深き 草 を 分けて 深 谷 

に 下りて jit; をつ み、 山河の 流 もはやき 厳 瀬に 菜 をす よぎ、 袂 濡れて 干し わぶ る 思 は 昔 

人 丸 か 詠 じけ る 和歌の 浦に 藻汐 垂れつ- -世を 渡る、 海士も かく やと ぞ思ひ 遣る。 つく づ 

うきみ ありさま ほ! ~ 一け た *s こミ し 0- くそん け.. 'ぼ.;? まんし 

くと 浮 身の 有樣を 案す るに、 佛の法 を 求め 給 ひしに 異ならす。 昔釋 尊、 樂法梵 志と して 



肩 延山御 書 



四 5 



日蓮 上人 文集 H 二 




て投 けん は 易し、 大 石 を 負うて 大海 を わたらん はやす し、 日本 國 にして 此の 法 門 を 立て 

しか. f り や, * 'ぜ八 じ ゃラさ はう じ や-つせ かい た は, ひぶつ ほうぶん しん 

んは 大事なる べし 云々。 靈山淨 土の 敎虫釋 尊、 寶淨 世界の 多 寶佛、 十 方 分身の 諸佛, 

ち よ ラ かい ぼんし やく みで7 か けん たす あんもん 

地 涌 千界の 菩薩 等、 梵釋 日月 四 天 笠、 冥に 加し 顧に 助け 袷 はすば、 一時 一日 も安穩 なる 

ベ しゃ。. . 



日蓮 上人 文集 四 一八 I 

有、 似,, 羅漢, 一 閬提; 而 行,, 惡業, 等 云云。 

しゃう S ふ ジ うて S A くわ 、しん だ it T tt <' や Ivsh- よ 

此 等の 経文 は 正 法の 强敏と 申す は惡 王惡臣 よりも 外道 魔王よりも, 破 1^ の愤 侶よ り も. 

持 威 有 智の大 僭の 中に 大謗 法" の 人 あるべ し。 されば 妙樂 大師 書いて 云 はく、 

第三 最甚 t 。以, , 後 後者 榑 難.' 識故等 云云。 

法華経の 五の 卷に云 はく、 

此法華 I 諸佛 如来 秘密 之 於- 諸 g 中; 最在 = 其 上- 等 云 云。 

じ き ん いた 

此の 経文に 55? 在 其 上」 の 四 字 あり。 されば 此の 經 文の ごときん ば、 法 華轻を 一 切經の 頂 

また そ 人ち ょラ 

にあり と 申す が 法華経の 行者に て は あるべき か。 而るを 又國に 尊重 せらる よ 人々 あまた 

ありて、 法 華經に まさりて おはす る s£ 经 まします と 申す 人に 責合ひ 候 はん 時、 かの 人 は 

わ-.' しん おん, I ひんだ-' くにこ *- 

王臣に 御歸依 あり、 法 華轻の 行者 は 貧 道なる ゆ ゑに、 國 華って これ をい やしみ 候 はん 時、 

ふぎ や さつ けん あいろん じ f つよ レん A や. 

不軽 菩薩の ごとく 賢 愛論師 がごと く 申し 强 らば 身命に 及 ぶ ベ し * 此が第 一 の 大事なる 

よ ぶんざい 

べしと みえて 候 ふ, 此の 事 は 今の 日 IST か 身に あたれり。 予 が分齊 として 弘法 大師, 玆? 覺 

ザん じ 6 f こんが, ゥち ? 5 f て 3 

大師, 善 無 畏三 蔵、 金鬭智 三藏、 不空 三蔵なん ど を 法 華 S の强敏 なり, 絰文 まことなら 

5 仁 13.- ひ 6;- はだか やす し 

ぱ、 無間地獄 は 疑 なしなん ど 中す は、 裸 形に して 大火に 入る は 易し. 須 sn を 手に とつ 



こミ しんみ や, ブ す る さい 

いか やうなる 事の ある ゆ ゑに 身命 を捨 つるまで にて ある やらん。 委細に うけ 給 はり 候 は 

ん。 

こ; i よ しょしん ぞんねん じ かく ちしよ、 r- ちょくせん かん、: Jj 

答へ て 云 はく、 予が 初心の 時の 存念 は、 俥敎、 弘法、 慈覺、 智?^ 等の 勑宣を 給うて 漢土 

が ふ あい. J んみャ う か ひんじゃ、 3 ざ,ひ ぐ わつ し 

にわたり し 事の、 我不愛 身命に あたれる 歟。 立 樊三藏 の 漢土より 月 氏に 入りし に、 六 生 

しんみ や- ? これら か せっせん さ-.' じ はん け 

が 間 身命 を ほろ ほしし 此 等歟。 雪山 童子の 半偈 のために 身 をな け、 藥王 菩薩の 七 萬 二 千 

sV ち や か 

^が 問、 臂を嬈 きし 事歟 なんど 思 ひし ほどに、 經 文の ごときん ば此 等に は あらす。 經文 

かみ てきにん た うぢ や,..' しんみ やう 

に 「我 不愛 身命」 と 申す は 上に 三 類の 敲人を あけて 彼等が のりせ め、 刀 杖に 及んで 身命 を 

、f 'は ね は A ダ やう ねい さう しんみ ャ 5 € つぎし も 

奪 ふと もみえ たり。 又 泡 槃經の 文に, 寧 喪 身命 等と 説かれて 候 ふ は、 次 下の 經 文に 云 は 

く 

有,, 一 閬 5^; 作,, 羅漢 像; 住,, 於 空處, 誹,, 謗 方等經 典; 諸 凡夫 人 見已。 皆 謂,, 眞 阿羅漢 是大 

菩薩, 等 云云。 

彼の 法 華經の 文に、 第三の 敵 人 を 説いて 云 はく、 

はん に にして て じ ii^.t に 4tv せら き のの 

或 有, 阿 蘭 若 ^衣. 在,, 空 閑; 乃至 爲, 世 所,, 恭敬; 如- 六通羅 P 等 云云。 

はつない おんき や 5 

般泥ー 但經に 云 はく、 

撰時紗 四 一七 



日蓮 上人 文集 四 一六 

今日 本國の 一 切 衆生 無間地獄に 墮 ちん 事 疑 ふべ しゃ。 法 華經の 八の 卷に云 はく、 

若 於,, 後世; 受,, 持讀, 誦是經典,者"乃至所願不^^§.- 亦 於,, 現世; 得,, 其 福 報; 

又 云 はく、 

若 有" 供,, -養 讚, 歎 之, 者。 當, 於,, 今 世, 得, 現 架 報, 等 云云. - 

此の 二つの 文の 中に、 亦 於 現世 得 其 福 報の 八 字、 {us 於 今 世 得 現 * 報の 八 字、 已上 十六 字 

むな こんじ や -7 だいくね は i ?ん t>A だい ほ /.< よげん 

の 文 儘し くして、 日莲 今生に 大 果報な くば、 如来の 金言 は提 婆が 肅 言に 同じく、 多寶の 

しょ- やう ザぞひ こミな A び ぢ つ-,、 4 

證 明 は俱伽 利が 妄語に 異ら じ。 謗 法の 一 切 衆生 も 阿 地獄に 墮っ ベから す。 三世の 諸 

でしら しんみ や ラ しゅぎ や •r' 

彿も まし まさざる か • されば 我が 弟子 等、 心み に 法 華經の ごとく 身命 も をし ます 修行し 

て、 此の度 佛 法の 定否を 心み よ。 南無 妙法 蓮華 經, 

抑 も 此の 經の 文に, 

我チ 愛,, 身命; 但 惜,, 無上 道; 

Is:*- 經に云 はく、 • 

へ fl し C よ C してな ろ に ミく. ot V i! ろ ふミも V に ろが さの の を も な. 9 

王 使 善 能 談論, 巧,, 於 方便; 奉,, 命伦 S; 寧 喪,, 身命; 終不 * 匿- 王所說 言敎; 智者 亦 爾, 

.:、」-、, ; . -. し 要 必宣, 說 大乗 方 等 如來秘 蔵ー S 衆生 皆 有,, 佛性, 等 云云。 

1 



は 世界中 を 飛び 

過 S 力 ありと h 

ぷ 



子 最爲笫 一 ; 持,, 法 華經, 者。 亦 復.^ 是等。 

-s;^ こ-ろ t- ひせ に ほんごく しゅしゃ つ 

と 御 、もえ あるべし。 當世 日本 國の智 人 等 は 衆 星の ごとし, 日蓮 は满 月の ごとし。 

問うて 云 はく、 古 かくの ごとくい へる 人 あり や。 

答へ て 云 はく、 傳敎 大師の 云 はく, 

にろ の はだ なら つも だ なら 1 の •.4,05'-- 

當, 知 伦宗所 侬經。 未,, 最爲第 一 ;„w 能 持, 經者。 亦 未, M 一 ; 天台 法華宗" 所持 經最爲 第 一 故, - 

能 持,, 法 華, 者。 亦 衆生 中 第 一 。已 據,, 佛說; 豈自歎 哉 等 云云。 

夫 驥膦の 尾に つける 螨の、 一日に 千里 を 飛ぶ とい ひ, 輪 王に 隨 へる 劣? K の、 須臾に 四 天 

下 をめ ぐ ると いふ をば 難す ベ しゃ、 疑 ふべ しゃ。 豈自歎 哉の 釋は 肝に 銘す るか。 若爾 らば 

法 華 經を經 の ごとくに 持つ 人 は, 梵 王に もす-ぐれ 帝釋 にも こえたり。 修羅 を隨 へば 須彌 

じな り 5 じん つか く ほ 

山 を も 負 ひぬべし。 龍神 をせ め 使役 は r 大海 を も 汲み 千 しぬべし。 傳敎 大師 云 はく、 

讚 者 積,, 福 於 安明; 謗 者 開,, 罪 於 無 間, 等 云云。 

法 華 經に云 はく、 



f 有" 讀-- 誦書 S 持 經, 者; 輕賤 憎嫉。 而 懐-結 恨; 乃至 其 人命 終。 入,, 阿鼻獄 I 等 云云 • 

Mu^^.^^^^z^ きん 6 ん しょうめ いたが ぜっ さ..' ..^^.y 

敎主釋 尊の 金言 まことな らば、 多 寶佛の 證明違 はすば、 十 方の 諸 佛の舌 相 一 定 ならば、 



撰 時 妙 



四 一 五 



蓮 上人 文集 



四 I 四 



し i おひ 

込む- 



有. -能 受-持 是經 典, 者。 亦復如 1。 於 n 一 切 衆生 中; 亦爲第 一等 云云, 

此の 經文を もって 案す るに、 華厳 經を 持てる 資菩 薩、 解脫月 菩薩 等, 龍樹 菩薩、 馬嘀 

X 5 つ しゃ 5 しゃ、..' こくし しんじゃ ラ:: いまく ら ベ そうじゃ 5 じん A つ はんにゃ, や *^ 

00. 法 蔵 大師、 滂谅 國師、 刖天 皇后、 審降 大德、 良辦佾 正, 聖武 天皇、 深密 般若 經 

しょ しゃ. >ぼ? つ す 2 だい そんじゃ かじゃ だいし けんじゃ f f くや.^ ろ く だ., ^しやつ 

を 持てる 勝義生 菩薩、 須菩提尊^^ 嘉祥 大師, * 奖 三蔵、 太宗、 高宗 觀勒 道昭 孝 

こん! s-i さ ft hi' ,c や,.' ぼ 3 つ いんし p-*' ね. f 

德 天皇、 眞言 宗の 大日 宗を 持てろ 金剛 薩埋、 龍猛 菩薩、 龍智 菩薩、 印 生 王、 善 無 畏三 藏, 

お ii? 三 i、 不空三 親、 $^ 代宗、 禁果、 弘法 大師, 慈覺 大師、 涅 ssi を 持てる 迦葉 

る. さんじ さ < ざ 5 くわうた く ほ. 45 ん • - . 'ft,^^ 

童子 菩薩、 五十二 類、 暴 無 § 三覼, 光 宅 寺の 法 雪、 南 三 北 七の 十師 等よりも 末代 惡世 

s>i V : も せん. 11, V :スた 5 

の 凡夫の、 ー戒も 持た す 一間 提の ごとくに 人に は 思 はれ たれ ども, 經 文の ごとく 已今當 

にす ぐれて、 法 ts^ 經 より 外は佛 になろ 道な しと 强 盛に 信じて、 而も 一分の 解な からん 人 

人 は、 彼等の 大聖に は 百 千 萬 億 倍の まさりな りと 申す 經文 なり • 彼の 人々 は、 或は 彼の 

經經に く 人 を 入れて 法 華經へ 移さん がた めなる 人 も あり。 或は 彼の 經に著 をな して、 

法 華經へ 入らぬ 人 も あり。 或は 彼の 經經 に留 一?; j ろの みならす, 彼の 經經を 深く 執す る ゆ 

ゑに、 法 華經を 彼の 經に 劣ろ とい ふ 人 も あり。 されば 今 法 華經の 行者 は 心うべし • 

一 切の 川 流 江河!! is 水 之 中 t 海お 第 一 ; 持,, 法 華經 亦 是。 又 如- - 衆 星 Z 中 月 天 



一二 界 I 欲 界色界 

無色 界 



ぬ、 無 問の 罪人な り。 汝 いかで か 一 閽浮提 第一の 智人 とな のれる。 大 地獄に 墮 ちざる ベ 

しゃ。 恐ろしお そろし" 

答 へ て 云 はく、 汝は七 慢九慢 八慢等 をば 知れり や、 大覺世 尊 は 三界 第 一 と 名のらせ 給 ふ。 

一切の 外道が 云 はく、 只今 天に 罰せら るべ し, 大地 われて 入りなん と。 日本 國の七 寺 三 

百 餘 人が 云 はく、 最澄 法師 は大 天が 蘇生 か, 鐵 腹が 再誕 か 等 云々。 而り といへ ども、 天 

も 罰せす, かへ つて 左右 を 守護し 地 も われす 金剛の ごとし U 傳敎 大師 は 敏山を 立てて 一 

切 衆生の 眼目と なる。 結句 七 大寺は 落ち て^子と なり、 諸國 は櫝那 となる。 され ぱ 現に 

勝れた る を 勝れたり とい ふ 事 は、 i 慢 に似て 大功 德 なりけ るか。 傳敎 大師 云 はく, 

天台 法華宗 勝,, 諸宗, 者。 據,, 所 宗經; 故。 不,, 自讚 毀伦, 等 云云。 

法 華經第 七に 云 はく, 

衆 山 之 中。 須彌 山爲第 一 。 此法華 經亦復 如, 是。 於,, 諸經 中; 最爲其 上等 云云。 

此の 經文は 已說の 華厳 般若 大日 經等、 今說の 無量 義經, 當說の 涅槃 經 等の 五 千 七 千。 月 

し り i ぐう た. 3 り てん じん は. ひかい さ せん こくせ, C せ. ひて つ 

支、 龍宮、 四 王 天、 .W 利 天, 曰 月の 中の 一 切經、 盡 十方界 の諸經 は、 土 山、 黑山、 小鐵 

ち せ A- だい C つち せん し は み せん 

圍山、 大鐵園 山の ごとし。 日本 國 にわたら せ 給へ る 法華經 は須彌 山の ごとし。 又 云 はく、 



撰 ^妙 



四 一 三 



日蓮 t 人文 集 



四 1 二 



小路 i わた ナ I 

飙も 《3 ん S に 

ts 中 ila き! 5~ナ 



に は 國に せめら ろべ し。 其の 國 主もう せ, = ^、の 國も ほろびなん すと 說 かれて 候 ふ。 痛; 

かゆき こんじ や. 7 ミが たす しや-ひこく 一 

と 痒と はこれ なり。 日蓮が 身に は 今生に はさせる 失な し。 但 H を扶 けんがため 生國の HI 

f おん もち ほんい 」 

を 報ぜん と 申せし を 稗 用 ひなからん, :- そ 本意に あらざる に、 ^ へ 召し出して 法華経の $5^ 

くわん くわいち, つ ミ りいだ さいな けつ ミ こ-ひ S わた • ^ 

五の 卷を 懐中せ る を 取 出して、 さんぐと 呵責み、 結句 は 小路 を 渡しなん どせ しかば^ 

てん しょ だいなん *> は 』 , ./ 一 

したりし なり。 日月 天に 處し給 ひながら、 日莲 が. K 難に あ ふ を 今度 代らせ 給 はすば; j 

たち おち t もし i けき や f y^5tT 

1 つに は H 莲が法 華經の 行者なら ざる か, 忽 に 邪見 を改 たむべし。 若日莲 法華経の 行者 

ならば、 忽に國 に 験 を 見せ 給へ • 若しから す は 今の 日月 等 は、 釋迦 多寶十 力の 佛を たぶ; 

たて ♦* つ だい U こ わ •.'V- い く V.. やり , 

ら かし 奉 る大 妄語の 人な り。 ^婆が 疏誑 罪、 俱伽 利が 大 妄語に も. 百 千 萬 億 倍 すぎさ. i 

せ 袷へ る大 妄語の 天な りと、 聲を あけて *■ せし かば、 忽に 出来せる 自界 反逆 難な りノ 

されば 國土 いたく 亂れば 我が身 はいふ に 甲斐な き 凡夫 なれ ども, 御經を 持ち ま ゐらせ 候 一 

ふ分齊 は、 當 世に は 日本 第一 の 大人な りと & すなり。 一 

問うて 云 はく、 慢煩權 は 七慢九 慢八慢 あり。 汝が 大慢は 佛敎に 明す ところの 大慢 にも 百」 

千 萬 億 すぐれたり。 彼の 德 J=J 論師 は彌勒 菩薩 を禮 せす、 大慢婆 羅門は 四聖 を 座と せり • 一 

大天は 凡夫に して 阿羅漢と なのろ。 無垢 論師. か 五天 第一と いひし, 此等は 皆 阿 a-k に 墮ちー 



經を 信じ 始めし は、 曰 本 國には 一 滞 一 微塵の ごとし。 法 華 經をー 一人 三人 十 人 百 千 萬 億 人 

唱へ傳 ふる ほどなら ば、 妙覺の 須彌山 ともなり、 大淫槃 の 大海と もなる べし。 佛 になる 

道は此 より ほかに 又もと むる 事な かれ。 

ご かん、、 そん 

問うて 云 はく、 第二の 文 永 八 年 九月 十二 日の 御 勘 氣の時 は, いかにと して 我 を 損せば、 

自 佗の 軍 起るべし と は 知り 給 ふや。 答 ふ。 大集經 五十に 云 はく、 

ら はの しの を しのの *N し はてし もて しひ の 

若復 有, 諸;^ 利國 王。 作,, 諸 非 法; 惱,, 莉 世尊聲 ii 弟子; 若以毀 罵。 刀 杖 打 W 。及 奪,, 衣鉢 種種 

を し は のにすな め 4- して に に はかに さの を の じ も め して 

資具; 若 佗 給 施 作 n 留難, 者; 我等 令,。 彼 自然 卒 起,, 伦方 怨敵; 及 自界國 土 亦 。令,, 兵起飢 

の せひ .3- して して しから に すれが を 

疫 飢饉 非 時 風雨 鬭諍 首訟譏 謗; 又 令" 其 王 不, 久 復常 亡,, 失 己國, 等 云云。 

それ しょ もん こミ たふミ お ぼ 

夫 諸 經に諸 文 多し といへ ども、 此の 經文 は、 身に あたり 時に のぞんで 殊に 尊く 覺 ゆる ゆ 

せん い;: ぼん わ、,' たいし C- く ま ゎミ 

ゑに、 これ を 撰し 出す。 此の 經 文に 我等と は梵 王と 帝 釋と第 六 天の 魔王と 日月と 四 天 等 

がい てんり、:' じ や-ひしゅ ぶつぜん けい ちか めつ _ご しゃ、 ぼ ふざラ 

の 三界の 一切の 天 龍 等な り。 此 等の 上主佛 前に 詣 して 誓って 云 はく、 佛の减 後、 正 法 像 

法 末代の 中に、 正 法 を 行 ぜん 者 を 邪法の 比丘 等が 國 主にう つたへば、 王に 近き もの、 王 

に 心 寄なる 者, 我が 尊し と 思う 者の いふ ことなれば、 理不盡 に 是非 を糾 さす、 彼の 智人 

は g に はか だ いひ や、 1 らんしゅつ: t,<* 

をさん ぐに 恥に 及ばせなん どせば、 せ (の 故 ともなく せ、 の 國に卒 に 大兵 亂 出 現し、 後 

撰時鈔 • 四 一 一 



日蓮 上人 文集 



四 一 〇 



十. S 是 I 鏽 ての 

奉 含ま 

十毽 C 替遍 《t 

相. I ナが fe 



&i いけ ク -h- けんちゃ、 ゥじ ふくじ I ごくらく じ だいぶつ ち ゃ-;り くじ 

みならす、 あく 生 神に せらるべし, 建 長 寺、 li 福 寺、 極樂 寺、 大佛、 長樂寺 等の 一切の 

念 怫者禪 情 等が、 寺 塔 を ぱ燒き はら ひて, 彼等が 頸 を 由 比の 港に て 切らす は 日本 國必 

す ほ ろぶべし と 申し 候 ひ 了ん ぬ • 第三に は 去年 四月 八日, 左衝 門の 尉に 語って 云 

はく、 王 地に 生 ひたれば 身 をば 隨 へられ 奉る やうな りと も、 心 をば 隨 へられた てまつ 

ね、 a- つ ザ、 てん t * -0 こミ •> くさ 

るべ からす。 念 佛の無 間獄、 禪の 天魔の 所爲 なる 事 は 疑な し。 殊に 眞首宗 が 此の 國 土の 

大 なる わざ は ひに て は 候 ふなり。 大 蒙古 を 調伏 せん 事、 眞言 師には 仰せ付けら るべ から 

もし て,.. 'ぶく いそ , 15 ^ r * 

t 若 大事 を 眞言 師 調伏す るなら ば、 いよく 急いで 此の 國 ほろ ふべ しと 申せん かば 

賴 網 問うて 云 はく、 何 頃 寄せ 候 ふべき • 予言 はく, liS 文に は 何時と は 見え 候 はね ども, 

天の 御氣 色い かり 少 からす、 急に 見えて 候 ふ。 よも 今年 は 過し 候 はじと 語りたり き • 此 

ひミへ し c-.^ i! よらい A た ♦* レひ A 

の 三つの 大事 は, 日 ilsT か 申した ろに は あらす, 只 偏に 釋迦 如来の 稗 神 我が身に 入り か 

よろこ c*< 

はせ 拾 ひける にや、 我が身ながら も 悦び 身に あまる。 法 華 終の 一 念 三千と 申す 大事の 法 

もん い しょほ ふ U よ *- ? 7 I! よ *- , ttcft 5 

門 はこれ なり • 經に云 はく、 所謂 諸 法 如是 相と 巾す は 何事 ぞ * 十 如是の 始の相 如是 力 第 

X い おこり レ くち なは , J ^ 

一の 大事に て 候へば * 佛は 世に出で させ 給 ふ。 智人は 起 を 知る、 坨みづ から 蛇 を 知る 

と はこれ なり。 一 ^^ぁっまりて大海となろ、 微塵つ もりて 須! P 山と なれり • 日 IST か 法 華 



蓮華 經^ 無 妙法 蓮華 經と唱 へ 、 掌 を 合せて、 たすけ 給 へ 曰 蓮の 御ボ" の 御 房と さけび 

候 はんする にや。 例せば 月 支の いふ 大族王 は、 幻 日 王に 掌 を あはせ、 日本の i-i は £g を 

うやま ふ。 大慢の もの は 敲に隨 ふとい ふ、 この 理 なり。 彼の 輕毀. 1^!^ の 比丘 等 は!!, 

はお 木 をと よのへ て不輕 菩薩 を 打ちし かど も、 後に は 掌 を あはせ て, を 梅 ゆ。 提婆 fi 

多は釋 尊の 御身に 血 をいだ しし かど も、 臨終の 時には 南無と 唱 へたり き。 I とだに. &し 

たりし かば、 地獄に は墮 つべ から ざり し を. 業 深く して 沮 南無との みとな へて 沸と まい 

いま な む にちれんし やう にん ミ M 

はす。 今日 本國の 高佾等 も、 南無 日蓮 聖人と 唱 へんと すと も、 南無 計りに て や あらんす 

ふ びん ; t てん みほ, r- し な, でん U,J 

らん 不便 ふ ひん * 外典に 云 はく、 未萠を 知る を 聖人と いふ。 內 典に 云 はく、 一一 「世 を 知 

る を 聖人と いふ。 余に 三度の 高名 あり * 一つに は 去に し文應 元年 七月 十六 日に、 —y 

しゃ,.' あんこく ろん さいみ やう じタの そ- フ やさ や こふ.,/ んレ, 

正 安國論 を 明 寺 殿に 奏した てまつ りし 時、 宿 谷の 入道に 向 ひて 云 はく、 it 宗と 念佛宗 

と を 失 ひ 給 ふべ しと 巾 させ 給へ、 此の 事 を 御用 ひなき ならば、 此の 一門より 事 起り て % 

國に 攻められ させ 給 ふべ し。 二に は 去に し 文 永 八 年 九月 十二 日 申の 時に、 平の 左衞 門の 

尉に 向 ひて 云 はく、 日蓮 は 日本 國の 棟梁 也、 予を失 ふ は 日本 國の 柱楂を 倒すな り、 只今 

じ か • いはん ye- く.;^ ん • 。> し 、<• ち た こくし,, ; ひつな. < ひ ミ.:!\ 5 ころ 

に自界 反逆 難と て 同士 打して、 伦 國侵逼 難と て、 此の 國の 人々 伦國に 打ち殺さる よの 

撰 時鈔 s〇 九 



日蓮 上人 文集 四。 八 

たミ し 3 ふ せ A こ -v;! 55 tc てん t,、 

を 失ぶべし。 餮 へば 須彌山 は 金の 山な り * 三千 大千 #.界 の 草木 を もって 四 天 六 欲に 充满 

して 精 籠め て、 一 年 一 一年 百 千 萬 億 年が 間燒 くと も, 一 分 も 損すべ からす。 而ろを 劫火 起 

らん 時, 須彌の 根より 豆 計りの 火いで て、 須彌 山を燒 くの みならす、 三千 大千 世界 を や 

き 失 ふべ し。 若し 怫 記の ごとくならば、 十 宗八宗 内 典の 愀 等が、 佛敎の 須彌山 をば 燒き 

f ら く しゃ h- つ- V.7 そね しん. まの a IV ん 

拂 ふべき にや。 小乘の 俱舍、 成實、 律 情 等が、 大乗 を嫉む 胸の 嗔恚は 炎な り。 眞言の 善 

無畏、 禪宗の 三階 等、 淨土宗 の 善導 や. -は、 佛 敎の師 子の 肉より 出来せる 蝗虫の 比丘な り。 

でん 沙 5 だいし a y f せ *il.、 ち 5 ^ し A: なんぜんし 5 

傳敎大師は三論法相華嚴^^;s日本の頃德?s-六蟲と書かせ給へり• 日 s« は 眞言 i 宗淨土 

C わん そ じ くわん ねん i しんら - A 

等の 元 組 を 三 虫と なづ く。 又 天台宗の 慈覺 安然 禁心等 は、 法 華 經傳敎 大師の 師 子の 身の 

中の 三 虫な り • 此 等の 大謗 法の 根源 をた *t す 日蓮に 怨を なせば、 天神 も をし み, 地祇 も 

さ い f お!? 1 い 

いからせ 絵 ひて 災妖 も大に 起るな り • されば 心得べ し, 一 閻浮提 第 一 の 大事 を G. す ゆ ゑ 

さいだい H»,05., 'こ- ひミみ C 

に最 第一 の 瑞相此 に 起れ り。 あはれ なる かな や、 なけ かしき かな や、 日本 國の人 皆無 問大 

お V<S3 こ t の ふ f し 人で A ぶっし 摩 5 

城に 墮 ちむ 事よ。 悦ばしき かな や、 樂 しいかな や、 不肖の 身と して 今度 心 田に 佛種 を植ゑ 

い 糞 A だい も、 f こ こく 4-5 ひや うせ ん か A しも 

たる" 今にし も 見よ、 大 蒙古 國 數萬艘 の 兵船 をう かべて 日本 國 をせ めば、 上 一 人より 下 

萬 民に いたる まで, 一切の 佛寺 一切の 神 寺 をば なけす てて、 各々 整 を つるべて 南無 妙法 



ない,? J く し A るゐ だい ひやう らん かた 5 5.- 

は內 城と 申して 親類より 大兵 亂 起り、 我が 方 人し ぬべき 者 をば、 皆 打ち 失 ひて、 後に は 

伦國に 攻められて、 或は 自殺し 或はい けどりに せられ、 或は 降 人と なるべし。 是 偏に、 

佛法を ほろ ほし 國を ほろ ほす 故な り。 守護 經に云 はく、 

彼 釋迦牟 尼如來 所有 敎法。 一 切 天魔 外道 惡人 H 通; t 仙。 皆不, 破,, も 乃至 少分; 名 1 

諸惡 沙門。 皆悉毀 減。 令, 無, 有" 餘。 如, 須彌 山假使 盡,, 於 三千 界中艸 木, 爲, 時 i 焚 liT 一 

も し する こミ て. 9 じ も せんに は きが す 4* も にく *< くこ 

躉無, 損。 若 劫火 起。 火從, 內生。 須臾 燒滅。 無- 餘,, 灰燼, 等 云云。 蓮華 面經 云。 佛 告,, 阿難; 

へ ほし の せんに し はし はし はし は の て はの のにく.,!' じて R 4* 

譬.^ 師子命 終。 若 空 若 地。 若水 若 陸。 所有 衆生。 不 „敢 食,, 師子 身宍; 唯師子 自生,, 諸 虫; 自 

食, 師子之 i 六; 阿難。 我之佛 法。 非,, 餘 能壞; 是我法 中 諸惡 比丘。 破,, 我 三 大阿偕 祇劫。 積 

行 勤苦。 所, 集佛 法, 等 云云。 

經 文の 心 は、 過去の 迦 葉佛、 釋迦 如來の 末法の 事 を 乾哩税 王に かたらせ 袷 ひ、 釋 迦如來 

、-. 'しな だい あくわ、 フ だう しゃ そ、..' に 

の佛法 をば いかなる ものが 失 ふべき。 大族 王の 五天の 堂舍を 燒き拂 ひ、 十六 大國 の佾尼 

を 殺せし, 漢土の 武宗 皇帝の 九 國の寺 塔 四千 六 百 餘所を 消 減せ しめ、 傦尼 二十 六 萬 五 百 

ゆん もく しゃか さんね 

人 を 還俗せ し 等の ごとくなる 惡人等 は、 釋迦 の佛法 をば 失 ふべ からす。 三 衣 を 身に まと 

ひ, 一 鉢 を 頸に かけ、 八 萬 法藏を 胸に うかべ、 十二 部經を 口に 誦せん 佾 侶が、 彼の 佛法 

撰^ 妙 四 〇 七 



日蓮 上人 文集 四 六 

由, 愛,, 敬惡 人, 治, 罰 善人, 故。 星宿 及 風雨。 皆 不,, 以, 時 行, 等 云云。 

き や, つもん あくにん 5 X isi ひ 

此の 終 文の ごときん ば 、此の 國に惡 人の ある を、 王臣 此を歸 依す という 事 疑 なし, 乂此 

ち にん にく も だ ラた 5- ひ 

の 國に智 人 あり、 國主 此を惡 みて 怨 すと いふ 事 も 又 なし。 又 云 はく, 

の A* じ ふんね の へんけ ちの にての て はんに 

三十 三 天 衆 。成 生,, 忿怒 心; 變怪 流星 墮。 二 曰俱時 出。 ffi^ 怨賊 来。 國人 遭= 喪亂, 等 云云。 

すでに 此の 國に 天變 あり、 地妖 あり, iiB 國 より 此を攻 む • 三十 三 天の 御い かり 有る こと 

ラ ひ にん わ 3 き や .1 

又 疑 なき か。 仁王 經に云 はく、 

の くめ, V て のにく の *で して.? t へ じて 

諸惡 比丘。 多 求,, 名利; 於,, 國王 太子 王子 前; 自 說,, 破 佛法因 綠破國 因緣; 其 王 不, 别 信 

聽, -此 語, 等 云云。 

又 云 はく, 

日月 失, 度 • 時節 反逆。 或 赤 日出 • 或 黑 日出。 I 一三 四 五日 出 * 或 日蝕 無, 光。 或 日輪 一 重 一 一 

重 四 五重 輪 現 等 云云。 

も ん あくび く ら じ-, -t ん た ぼら は ぶ. fS ふ? 1 こく いんねん ミ 

文の 心 は、 惡 比丘 等 國に 充满 して 國王 太子 王子 等 を 誑かして 破!^ 法 破 國の因 緣を說 かば, 

ぉぽ いん S? ん ぢ こく 

其の 國の王 等 此の 人に た ほら かされて 思す やう、 此の 法 こそ 持佛 法の 因緣、 持國 の因緣 

と 思 ひ、 此の 言 を 納めて 行 ふなら ば. 日月に 變 あり * 大風と 大雨と 大火 等 出来し、 次に 



答へ て 云 はく、 見 思 を斷盡 し、 四十 一品の 無 を盡 せる 大 菩薩 だに も、 此の 事 を 知らせ 

給 はす。 いかに 況んゃ 一毫の 惑 を も斷ぜ ぬ^ どもの、 此の 事 を 知るべき か。 

問うて 云 はく、 智人 なくば いかで か 此を對 治すべき。 例せば 病の 所 起 を 知らぬ 人の、 病 

にん ^ かなら 5 い こん; S> ん いのり ほろ 

人 を 治 すれば 人必す 死す。 此の災 の 根源 を 知らぬ 人々 が 祈 をな さば、 國 まさに 亡びん 事 

うたが ひ 

疑 なき か。 あら あさまし や、 あら あさまし や。 

じ や たい 5 からす きっきょう これすな はち しょしょう 

答へ て 云 はく、 蛇 は 七日が 内の 大雨 をし り、 烏 は 年中の 吉凶 をし る。 此刖大 龍の 所從 

く がく ぼんぶ 

又 久舉の ゆ ゑ か。 日蓮 は 凡夫な り。 此の 事 を しるべから すと いへ ども、 汝 等に ほ *i これ 

を曉 さん。 彼の 周の 平 王の 時, 禿に して 裸なる 若 出現せ し を、 辛 有と いひし 者 うらなつ 

X い • ひわ. 5 さんせんく づ だ いぢ ふ. 

て 云 はく、 百年が 内に 世 ほろびん。 同じき 幽 王の 時、 山川 崩れ 大地震 ひき。 ,111 陽と 云 ふ 

i— 執 褪北條 者 勘へ ていはく, 十二 年の 5: に 大王 事に 値せ 給 ふべ し。 今の 大地震 大長星 等は國 主日 

氏 を さナ、 天子 かた-? ど いす 

5£ あらず 蓮 をに くみて、 亡國の 法た る禪宗 と念佛 者と 眞言 師を方 人 せら るれば 天 怒らせ 給 ひて 

いだ させ 給 ふところの 災難な り。 

ラて云 はく、 なに を もって か此を 信ぜん。 

答へ て 云 はく、 最勝王 經に云 はく、 

撰 時 妙 四 〇 五 



H 蓮ヒ 人文 集 raora 

欽 明より 當帝 にいた るまで 七百餘 年, いまだ 閗 かすい まだ 見す、 ^無 妙法 華 經と唱 へよ 

な ち にん い ほし けん わ 5 ぐ わ-,' 

と 他人 をす よめ 我と 唱 へたる 智.. < なし。 日出で ぬれば 星 かくる。 賢 王 来れば 愚 王 ほろ ぶ。 

實經 流布せ は 權經の 止まり、 智人 無 妙法 蓬 華 經と唱 へ ば 愚人の 此に隨 はん, と、 影と 身 

と聲と 響との ごとくな らん 。日蓮 は 日本 第一 の 法 華經の 行者なる 事、 あへ て 疑な し • これ 

す. <3 ぐ わつ し えんぶ だ い か U 

を もって 推せよ、 漢土 月 支に も 一 閣浮 提の內 にも、 is? をなら ぶる 者 は;;: るべ からす。 - 

問うて 云 はく、 正 幕の 大地震 文 永の 大彗 はいかなる 事に よって 出来せろ や • 

答へ て 云 はく, 天台 云 はく、 

智 人知 蛇 自識. 蛇 等 云云。 • 

問うて 云 はく、 心い かん。 

答へ て 云 はく、 上 行 菩薩の 大地より 出現し 給 ひたりし をば, ips 菩 jar 文殊 師利 菩薩, 

» ■ • くわん ザお 人 ぼ 5 つ やく わ 5 ぼ さつ ひ みや 5 だん ぐわん ほん ぐ 

^0^^^ 觀世音 菩薩、 藥王 菩薩 等の 四十 一品の 無明 を ar せし 人々 も, 元 品の 無明 を斷ぜ ざれば 愚 

一 卜^』 人と いはれ て、 壽量品の^^無妙法蓬華經の末法に流布せんするゅゑに、 此の 菩薩 を 召し 

Is に *~ るお 植 出された ると は 知ら ざり しとい ふ 事な り。 

問うて 云 はく、 日本 漢土 月 支の 中に、 此の 事 を 知る 人 あろべ しゃ。 一 



たび c いさ おん はから ひ りんつ 1 く しゃ、.' に 八 お ほ 

度々 諫めら るれ ども いよく あだ をな す ゆ ゑに, 天の 御. 計と して、 郯國の 聖人に 仰 

だいき じん くに じ かい はんぎゃく 

せつ けられて 此を いましめ、 大 鬼神 を國に 人れ て 人の 心 をた ほら かし、 自界 反逆せ しむ。 

吉凶に つけて 瑞大 なれば、 難 多 かるべき 理 にて、 佛減後 二 千 二百 三十 餘 年が 間、 いま 

だいち ゃラ しゃ.? ふ だ いぢ しんしゅつたい かんさ ち ゑ さいの 5 

だ 出で ざる 大長 星, いまだ 震らざる 大地震 出来せり。 漢土 日本に、 智慧す ぐれ 才能い み 

じき 聖人 は 度々 ありし かど も、 いまだ 日蓮 ほど 法 華 經の方 人して、 國 土に 强敏 多く 儲け 

^んぜ A 九ん ぶ だい レ 

たる 者な きなり。 まづ 眼前の 事 を もって, 日蓮 は 閻浮提 第一 の 者と 知るべし。 佛法 日本に 

渡って 七 H 餘年、 一切 經は五 千 七 千、 宗 は八宗 十宗、 智 人は稻 麻の ごとし。 弘通 は竹韋 

じ ある だぶ つ みやう が 5 み に ひろ 

に 似たり。 しかれ ども 佛に は阿彌 陀佛- 諸佛の 名號に は彌陀 の名號 ほど 弘 まりて おはす 

る は 候 はす。 此の 名 號を弘 通す る 人 は、 慧心は 往生 要 築 をつ くる。 日本 國 三分が 一は 一 

み だ ねんぶつ しゃ んラ くわん いん わ 5 じ ゃラか 5 しき ふ f , 

同の 彌陀 念佛 者、 永 觀は十 因と 往生 講の式 をつ くる" 抉 桑 三分が 二分 は 一 同の 念佛 者、 

ほふ ねん せんちゃく ほんて、..' しか AM みやう が ,フ ミな 

法然、 選擇 をつ くる。 本朝 一同の 念佛 者。 而れば 今の 彌陀の 名 號を唱 ふる 人々 は、 一人が 

で し さう くわん,? やうく わんき やうめ み きャ, 7 だいめい ,ん だ いじよ -f き やう だ いもく 

弟子に は あらす。 此の 念佛と 申す は雙 觀經, 觀經、 阿 彌陀經 の 題名な り。 權大 乘經の 題目 

くわう せん- ふ るふ ついで する 

の廣宣 流布す る は、 實大 乘經の 題目の 流布 せんする 序 あにら す や。 心 あ V- ん人は 此を椎 し 

カスき や. 7 だいもく ふ る るふ 

ぬべ し。 權經 流布せば 實經 流布す ベ し。 權經の 題目 流布せば 實經の 題目 も 又 流布す ベ し。 

撰 時 妙 ra〇 三 



B 蓮 上人 文集 



四 C ニー 



1 子 l_2_-c 

人 子 



に 又 錄 倉 日本 を 失 はんと, るかと 中すな り • これ をよ くく 知ろ 人 は 一 閻浮提 一 人の 智 

し jlM くら さか 人 んじゃ f 

人なる べし。 よくく 知るべき か • 今 は » 倉の 世 盛なる ゆ ゑに、 東 寺 天台 圊城七 寺の 眞 

言師 等と, 拉に 自立 を わすれた る 法 華經の Is 法の 人々、 闢 束に 落ち 下りて、 頭 を かたぶ 

ひ! 3 P ぶし べつ f わ 5 

け 膝 を 屈め、 やうく に 武士の 心 をと りて, 諸 寺 諸 山の 別當 となり、 長 吏と なりて, 王 

& あく a ふ こ,、 さ みん いの しゃう ヶんけ しょ. J や-.' さむら ひ 

位 を 失 ひし 惡法 をと りいだ して、 國土安 si と 祈れば * 将軍家 拉 びに 所從の 侍已下 は、 

あん をん lutt .U いく. q f 

國 土の 安穩な るべ き 事なん めり とうち 思 ひて 有る ほどに, 法 華經を 失ふ大 Si の 僧 ども を 

a うこく fLA しん A や 5 こ 

用 ひられば、 國 定めて ほろびなん。 亡國 のかな しさ 亡 身の かなし さに, 身命 をす てて 此 

の 事を顯 すべし • 國主世 を 持つべき ならば, 怪しと 思 ひて ぬべき ところに * た 讒 I 一口 

A だ し i- し! a んて. ii い しやく ち じん 

のことば のみ 用 ひて, やうく の謦 をな す。 而 るに 法 華經守 護の 梵天 帝釋 日月 四 天地 神 

は う a ふ ふしぎお ぽ し , 

等 は、 古の 謗 法 をば 不思議と は 思せ ども、 此を 知れる 人なければ、 一 子の 惡 事の ごとく 

«6 いつは おろか つ レ 

うち 許して、 詐り 愚なる 時 も あり、 又す こし 摘み 知らす る 時 も あり • 今 は 誘 法 を 用 ひた 

る だに 不思議な るに, 稀 まれ 諫曉 する 人 を, かへ りて あだ をな す • 一日 二日 一月 二月 一 

す ねん ふ ぎ や •-'Kr- つ S や、..' もく なん * 4* くミ くび く せつ 

年 一 年なら す數 年に 及ぶ。 彼の 不軽菩 蘿の杖 木の 難に ひしに もす ぐれ、 覺德 比丘の 殺 

害に 及びし にも 越えたり • 而る問 梵釋 の 二王. 日月 四 天 衆:: 地 神 等, やうく に 怒り、 



日 種 1 資 は釋迪 

佛五 姓の 一 、 そ 

の 粗の 一 姓より 

来る 



還— か へ つ てま 

た 



より 月 落つ ると ゆめに みて、 耆婆 大臣に 合せ させ 給 ひし かば、 大臣 合せて 云 はく、 弗の 

御 人;^ なり。 須拔 多羅、 天より 日 落つ ると ゆめに みる。 我と 合せて 云 はく, 佛の御 入 威 

しゅら たいむ やく かつせ A い かナっ 、 ち、 7 く. r う 

なり。 脩羅は 帝释と 合戦の 時、 まづ 日月 を 射た てまつ る。 夏の 架、 殷の 針と. 5. せし 惡王 

は, 常に 日 をいて 身 を ほろ ほし 國を やぶる。 摩耶 夫人 は 日 を 孕む と ゆめに みて、 悉達^^ 

子 をう ませ 給 ふ。 かるが ゆ ゑに 佛の 幼名 をば 日 種と いふ。 日本 國と B. す は 天照大神の 日 

天に てまし ます ゆ ゑな り。 されば 此の ゆめ は、 天照大神, 傳敎 大師、 釋 迦佛、 法 華經を 

いたて まつれる 矢に てこ そ、 二部の 疏は候 ふなれ。 日蓮 は 愚 癡の者 なれば 經論も 知らす、 

伹 此の 夢 を もって 法 華經に 眞言す ぐれたり と S. す 人 は、 今生に は國を ほろ ほし 家 を 失 ひ、 

後生に は 阿 鼻 地獄に 入るべし と は 知りて 候 ふ。 今現證 あるべし。 日本 國と 蒙古との 合 t 

に, 一切の 眞言 師の 調伏 を 行 ひ 候へば、 日本 かちて 候 ふなら ば、 眞言 はいみ じかり けり 

しょ、 f/vr' てうぶ く 

とお も ひ 候 ひなん。 伹 し承久 の合戰 に、 そこば くの 眞言 師の いのり 候 ひしが、 調^せら 

ノ』 つ 一ん i : , 一-一 € a の るん をき みこ さ ^SJ 

れ給 ひし 權の大 夫 殿 はかた せ 給 ひ, 後鳥羽院 は隱 岐の國 へ、 御子の 天子 は 渡の 島々 へ、 

/ , けっく や かん なき おの &ん ちゃくお ほんにん 

調伏し やり ま ゐらせ 候 ひぬ。 結句 は 野 干の 鳴の 己が 身に お ふなる やうに、 遠 著 於 本人の 

, . す こ えい ざん か まくら せ 

經 文に 少しもた が はす。 歡 山の 三千 人、 鎌 倉に 攻められて, 一同に 從ひ はてぬ。 しかる 



撰 時 妙 



四 〇> 



Q 蓮 上人 文集 Moo 

不. 依 I, 修 多羅, 黑論」 天台の!: ム はく, rms,、= 修 多羅, 合 者。 錄而 用, 之、 0. 文 無, 義。 不, P 信 

す で. C け-, たいし 》> て にれ こ!" V 

受匚. 傳敎 大師 云 はく 「 侬,, 憑 佛說; 莫, 信,, ロ傳, 等 云云」 

や *ゥ ろんし C 'く 9 め もミ 

此 等の 經 論釋 の ごときん ば、 夢 を 本に はすべ からす, ただつ いさして 法 華 經と大 H 終と 

ふん A や ミ もん t いせち いんしん ごん 

の 勝 劣 を 分明に 說 きたらん 經 論の 文 こそ, 大切に 候 はめ • 但し 印 眞言な くぱ、 木 畫の像 

かい^ん Ifcv こ い ぞん い iS< 

の 開眼の 事, 此又 嗚呼の 事な り • 眞: 一一 一 〔のなかり し已: 一 則に は、 木畫の 開眼 はな かりし か。 

( » ほふ おん もの 3- た 

天竺 漢土 日本に は、 眞言 宗已 前の 木 畫の像 は、 或は 行き 或は 說 法し, 或は 御物 言 あり, 

印 眞言 を 以て 佛を 供養せ しょり このかた、 利 生 も かたぐ 失せた るな り • 此は 常の 諭談 

の義 なり。 此の 一事に 於いて は. 徂 し:! I 蓮 は 分明の 證 據を餘 所に 引く ベから す。 慈 免大 

師の 御釋を 仰いで 信じて 候 ふなり * 

なに 

問うて いよく、 何と M ぜらろ ぷ や。 

答へ て 云 はく、 此の 夢の 根源 は、 眞首は 法 華經に 勝る と 造り 定めての 與 ゆめな り, 此の 

夢吉 夢なら ば, 慈 免 大師の 合せ させ 烚ふ がごと く眞首 勝るべし. ffi し 日輪 を 射ろ と ゆめ 

きつむ ないでん ひ て. <f 

にみ たる は, 吉夢 なりと いふべき か。 内典^ 千 七 千 餘卷、 外典 三千 餘卷の 中に、 日 を 射ろ 

と ゆめに 見て.? 1-n 夢なる 證 據を 5 け 給 はろ べし。 少々 此 より 出し 申さん。 阿 照^ 王 は * 天 一 



異朝 ー 支那 

八 大德— 八高佾 



稻^£竹*^*|揮山 

にある もの のた 



大 y 佛眼— 共に 

15 一 nw 崇の佛 



に てし の ゆう きし 4- す,!' て の じ らく て に 

世, 矣。 仍 安,, 置佛像 前; 七 曰 七夜 翹,, 企 深 誠; 勤,, 修 祈請; 至,, £ 曰 五更, 夢。 當,, 于 正午; 

仰,, 見 日輪; 而以, 弓 射, 之。 其箭 當,, 日輪; 日輪 卽轉 動。 夢覺之 後。 深 悟, 通,, 達於佛 意; 

可, 傳,, 於 後世, 等 云云。 

ほ A! てう でん ゆうこう ぼ ふ なら い て.:' 

慈覺 大師 は 本朝に して は傳救 弘法の 兩家を 習 ひきはめ、 異朝に して は 八 大德竝 に 南天の 

r1、n;s5 つ 弋 7 さいだい じ ひ ほふ 、フへ しょ ,}- は 

費 月三藏 等に、 十 年が 問, 最大 事の 祕法 をき はめさせ 給へ る 上、 二 經の疏 をつ くり 了り、 

き せい ち る? ャ ち-ひだう にちりん ぉぞろ くわ 乞 

重ねて 本尊に 祈請 をな すに、 智赫の 矢す でに 中道の 日輪に あたりて うち 驚かせ 給 ひ、 歡 

ぎ せんじ そ V- す くわん しゅ 

喜の あまりに 仁 明 天皇に 宣 g を 申し 副 へ させ 給 ひ, 天台の 座主 を 眞言の 官 St なし、 眞 

ちんご こく か せきがくた、.' ま かっかう ちく, 

言の 鎭護國 家の 三部と て、 今に 四百 餘 年が 問、 硕攀稻 麻の ごとし、 ^仰 竹 葦に 同じ。 さ 

れば桓 武傳敎 等の 日本 國 建立の 寺 塔 は 一 宇 もな く 眞言の 寺と なりぬ。 公家 も 武家 も 一 

同に 眞言 師を 召して 師匠と 仰ぎ 官を なし 寺 を あ づけ 給 ふ。 佛 事の 木畫の 開眼 供養 は、 八 

ぶっ^ん いんしんつ 一ん 

宗 一 同に 大日 佛 服の 印 翼 言な り。 

もち 

疑って 云 はく、 法 華經を 眞言に 勝る ぷと 申す 人 は 此の 釋を ばいか、 ごせん, 用 ふべき か 又 

捨 つべき か。 

答 ふ。 佛の 未來を 定めて 云 はく、 「侬, 法不, 依, 人」 龍樹 菩薩の 云 はく、 「侬 -修 多羅, 白 論。 



撰時鈔 



1 一一 九九 



日蓮 上人 文集 



三 九 八 



U 項 g 覺が 肝ね 

の 主 U 



に 總持院 と S. す大 講堂 を 立て、 御本尊 は 金 i 界の 大日 如来, 此の 御前に して 大日 g の jjj 

無 畏の疏 を 本と して、 金剛 頂 經の疏 七卷、 蘇悉地 si の疏 七卷, 已. 4 ゲ四卷 をつ くる • 复 

の疏の 肝心の 釋に云 はく、 二 

敎 冇,, 1 一種; 一 顯 示敎。 謂 三 乘敎。 世俗 勝義, 未,, 圓融- 故。 1 , 密敎 • 謂く 一 乗 世 量 

義。 ー體 融 故。? 密敎 中。 亦お,, 二種; 一理? S 密敎 • 諸 華厳 般若 雑 摩 法 華 槃等 • 伹說 -1 

俗勝義 不一 一; 未, 說_, 眞言 密印 事, 故 • 一 一事 理俱 密敎。 大口 經舍蜊 預絰蘇 悉地經 等, 亦 一 

說,, 世俗 勝義 不一 一; 亦 說_, 眞言 密印 事, 故 等 云云。 一 

釋の心 は 法華経と 眞言の 三部との 勝 劣 を 定めさせ 給 ふに. 眞言の 三部 經と法 華 と は, 所: 

詮の理 は 同じく 一 念 三千の 法鬥 なり, しかれ ども 密 印と 眞言 等の 事 法 は、 法 華 經は缺 は 

てお はせ す。 法 華 終 は 理^ 密、 眞言の 三部 經は 事理が 崈 なれば、 天地 雲泥な りと 害 か 一 

れ たり. しかも 此の 筆 は 私 の 釋には あらす、 善 無 畏三 蔵の 大日 經の琉 の 心なり と 思せ 一 

-4 しん t PA .,5- ひ さ 

, ども. なほ/、 二 宗の勝 劣 不審 にゃあり けん、 はた 又伦 人の 疑 を 散 ぜんと や 思し けん ノー 



大師お の 傳に云 は 

大師 造 



成, 功已举 。心中 © 謂" 此疏 通,, 佛意, Kn 乎。 若不" 通,, 佛意, 者" タ 流,, 傳於 



年分 得度 I 毎年 

その 宗 にて 出家. 

ナる 數を官 はて 

定めた る もの 



宗の はやりて、 一 國を失 はんとす る因綠 は、 慧 心の 往生 要 集の 序より はじまれり。 師子 

の 身の. e 'の 虫の 師子を 食 ふと, 佛の 記し 給 ふ は, まことな るかな や。 傳敎 大師 は H 本國 

にして、 十五 年が 問、 天台 真言 等を自 見せさせ 給 ふ。 生 知の 妙 悟に て師 なくして さとら 

- / . .* しん わ t つた 

せ 給 ひし かど も 世間の 不審 を はらさん がた めに、 漢土. に i りて 天台 眞言の 二 宗を傳 へ 

.?> なぞ y 

給 ひし 時、 漢土の ス々 はやう くの 義 ありし かど も. 我が 心に は 法 華 は 眞言に すぐれた 



りと 思 召しし ゆ ゑに, 眞言 宗の宗 の 名字 をば 削らせ 給 ひて, 天台宗の 止觀、 眞言 等 か 

かせ 給 ふ。 十二 年の 年分 得度の 者 二人 を 匿 かせ 給 ひ、 重ねて. 觀院に 法 華經、 金 光明 經、 

ちんご こく か せんじ ん5 だい し 八 

仁王 經の 三部 を 鎭護國 家の 三部と 定めて 宣旨を 中し 下し、 永代 日本 國の 第一の 重寳、 神 

壟、 寳劍, 內侍 所と あがめさせ 給 ひき。 叙 山 第一の 座主 義眞 和尙、 第二の 座主 圓澄 大師 

まで は、 此の 義 相違な し。 第三 慈の 覺 大師 御 入 密* 漢土に わたりて 十 ハ+が 問顯密 二道の 

勝^ を、 八箇 の大德 になら ひ傳 ふ。 又 天台宗の 人々、 廣修、 縦蠲 等に なら はせ 給 ひし か 

ぉぱ す iz 

ども、 心の. 2: に 思しけ る は、 眞言 宗は 天台宗に は 勝れたり けり, 我が 師傳敎 大師 は、 い 

まだ 此の 事 を ばくはし く 習 はせ 給 は ざり けり、 漢土に 久しく も わたらせ 給 は ざり ける:^ 



に、 此の 法 門 は 荒 街に 見お はしける やと 思して. a 本 國に歸 朝し、 叙 山 東^ 企觀. おの 西 



撰^ 抄 



三 九 七 



I 日蓮 上人 文集 三 九 六 

ひさし しん 

久く なり 候へば、 いやしむべきに は あらね ども, さば 信す る 人 もや ありなん。 これよ 

, L . しん- さい だい あくじ はんべ でん ijili いし & でし 

り も 、百 千 萬 僮 倍 信じが たき 最大の 惡事 侍り。 慈覺 大師 は傳敎 大師の 第三の 御 5?; 子な り • 

しかれ ども 上 一人より、 下 萬 民に いたる まで、 傳敎 大師に は 勝れて おはします 人な り 

と 思へ り • 此の 人, 3 典 :K 宗と 法華宗の 實義を 極めさせ 袷 ひて 候 ふが, 眞言 は 法 華 經には 

勝れたり と 書かせ 烚 へり • 而る を^ 山 三千 人の. K 衆、 日本一 州の 舉者等 * 一同の 歸 伏の 

義 なり。 弘法の 門人 等 は、 大師の 法華經 を, 蓽 嚴經 に; ると 寄 かせ 給へ ろ は、 我が 方な 

がら も 少し 强き やう なれ ども, 慈覺 大師の 釋を もって 思 ふに, 眞首宗 の 法 華經に 勝れた 

る こと は 一定な り。 nl 本國 にして、 眞言 宗を法 華經に 勝る it 立つ る をば *. 叙 山 こそ 强 

かたきな りぬ ベ かりつ るに、 慈覺を もって 三千 人の 口 をふさぎ なば. 眞言 宗は思 ふごと 

し。 されば 寺 第一の 方 人、 慈覺 大師に は 過ぐ ベから す • 例せば * 淨土宗 は餘國 にて は 

弘 まると も * H 本國 にして は, 延曆 寺の ゆろ されな からん に は * 無 邊劫は 経と も 叶 ふま 

あんねんく わしゃ,..' >> ミく け.. 'じ Kf-,- ろん ふ & しょ,, 'れつ 

じかり し を、 安然 和尙と 申す 叙 山 第一の 古德. 敎時諍 論と 申す 文に, 九 宗の勝 劣 を 立て 

られ たるに、 第一 真言 宗、 二 禪宗. 第三 天台 法華宗 * 第 四 華厳宗 等 云々 • 此の大1^ 

釋 について • 禪宗は 日本 國に 充满 して、 すでに 亡國 とならん と はすろ なり * 法然 が念佛 



六 時 —後 夜, 晨 

朝、 日中、 日 

初夜、 中 夜 

ilM 穽 と 

00. つと * 



小佾 あり、 彼 をた r すべきよ し 申せし かど も、 王 臣萬民 これ を もち ひす、 結句 は 大慢が 

でしら にんな もく く ちゃうち やく いのち 

子等 檀那 等に. e. しっけ ズ、 無量の 妄語 を かまへ て 惡ロ打 擲せ しか ども、 すこしも 命 を 

惜 ますの よしり しかば、 帝王 贤愛を 憎みて 詰め させん とし 給 ひし ほどに、 か へりて 大 

あ ふち ふな ゆ ちん 

慢が せめられたり しかば、 大王 天に 仰ぎ 地に 伏して 嘆いての 給 はく、 朕 はまの あたり 此 

じ や:; A たぼ& び * ち ごく 

の 事を聽 いて 邪見 を はらしぬ、 先王 はいかに 此の 者に 誑されて、 阿 鼻 地獄に おはす らん 

けん あいろん じ ひ ろ,! 3 おん はか 

と。 賢 愛 論 師の御 足に とりつきて、 悲淚せ させ 給 ひし かば、 賢 愛の 御 計ら ひとして、 大 

5** おもて あく レん さか A; ひ けん 

慢を驢 にの せて、 a 竺に面 を さらし 給 ひければ、 いよく 惡心 盛に なりて、. 現 身に 無閱 

ぢ _ ビく お かん ぞ かいぜん じ 

地獄に 隨 ちぬ。 今の 世の 眞言と 禪宗 等と は、 此 にか はれり や。 漢土の 三階 禪師の 云 はく、 

る臂經 

なり、 法 華 經をャ の 世に It ぜん 者 は、 十 方の^ 阿 募獄に 墮 つべ し, 末代の 根 機に あたら 

らいさん y ぞん しゃ-..' しんぶつ ひ ミぉほ ふミ 

ざる ゆ ゑな りと 中して、 六 時の 禮懺. 四時の 坐禪、 生身 佛の ごとくな りし かば、 人 多く 尊 

みて 弟子 萬餘人 ありし かど も, ゎづ かの 小 女の 法 華 經を讀 みしに せめられて、 當 坐に は 

こ ゑ 5 しな だいじゃ だんな ならび しょに よら くら 

音 を 失 ひ、 時には 大蛇と なりて、 そこば くの 檀那 弟子 拉に小 女 處女等 をのみ 食 ひしな り。 

今の 善導 法然 等が、 千 中 無 一の 惡義 もこれ にて 候 ふなり • 此. 等の 三つの 大事 は、 すでに 



敎主釋 尊の 法 華 經は、 第一 第二 階の 正 像の 法 門な り、 末代の ために は 我がつ 



^ 紗 



三 九 £ 



日蓮 上人 文集 



三 九 四 



*5 お I f 1 言 

i« する J_SK 九 

ほ考 ナこ 

. tt 直め S1 度 

沐 は三| ほ 公の 

±i 待つ si つ i 

め fes 故 奉 

本 ISIHB 立の _» 

ilsi て fe る 主 者 



とも、 譯 者の 誤る 事 も あろ ぞ かし。 よくく 思慮の あろべ かりけ るか。 孔子 は 九 思 一 言, 

*fc び ひ ゆしよ けん. C3 ai ► 

周 公 旦は沐 に 三に ぎり、 食に は 三 はかれけ り。 外 書の はかなき 世間の 淺き亊 を 習,^ 人 

すら、 智人 はか ラ候 ふぞ かし。 いかに、 か る あさましき 事 はありけ る やらん * か i る 

へ, けん tn! でん a ふ. OA; f しゃ 、/'がく fr.* しゃり r.7 し 》- . 

僻見の 末 なれば、 彼の 傳法院 の 本願と 號 すろ 正 覺 房が 舍利講 の 式に 云 はく 

£^ £ ろ-ごの は は くる こミ V な & は な .9 

尊 高 者 也。 不二 摩 1T£ 之 佛,驢 牛 三 身 ,不"獎 抉" 車。 ?s 奧者 也。 兩部 漫陀羅 之敎。 顯 

乘四 法。 不, m 採, 履 云云。 

ナ -vi^ よ J i.^ ろ , 一 14 んじ やじん 

顯乘の 四 法と 申す は、 法相 三 諭 華厳 法 華の 四 人、 驢 牛の 三 身と 巾す は、 法 華 華厳 般若 深 

r*^9p.^ t^--^ しんごんし しゃ くぐ ほふ 1 レゲジ は *!- もの w^fc- 

密 經の敎 主の 四彿。 此 等の 佛憎 は、 眞言 師に封 すれば 正 弘法の 牛 飼、 履物 取 者に もた 

11, に- , , 5 ひね 

13 , 一 う 



しゃ,.' ち はくがく 



らぬ 程の 事な りと 書いて 候 ふ. 彼の 月 氏の 大慢 婆羅門 は, 生 知の 博學、 親密 二道 

J い 4- てん * き fc な、 I ころ , 

まんしん . *Ai tt てん- «' iATA 



かべ、 -efi^ の 典籍 1* にに ぎる。 されば 主 臣頭を かたぶけ, 萬 人 師範と 仰ぐ。 あまりの 

に、 世間 Lfesi する 者 は、 大自 在天、 婆 筵 天、 那羅延 天、 大覺世 *r 此の 四聖な り • 

我が 座の 四 足に せんと. 座の 足に つくりて 坐して 法 門 を 申しけ り。 當 時の 眞言 師が 釋迦 

0$ 1 切の 佛を かきあつめて 灌 頂 すろ 時、 敷 1|<荼羅 とする がごと し. 禪宗の 法師 等 

が 云 はく、 此の 宗は佛 の 頂 を ふむ 大法な りと いふが ごとし。 而るを 賢 愛 譲師と 申せし 



醍醐 は、 陳隋の 世に は 渡りて あらば こそ、 天台 大師 は 眞言の 醍醐 をば 盗ませ 給 はめ、 傍 

例 あり。 日本の 得 一が 云 はく、 天台 大師 は 深 密經の 三時 敎を や." い, る。 三寸の舌 を もって 

尺の 身を斷 つべ しと 篤り し を、 傳敎 大師 此 をた r して 云 はく、 深密經 は、 密の始 玄 奘 

ざう ちん si*.o ち しゃ r> によめ つ のち > じ, < みつ, や- r- 

三藏これをゎたす、天台は陳隋の人、智^|^御人敎の後數箇年ぁって解深密經ゎたれり。 死 

して 已 後に わたれる 經を ばいかで か 破し 給 ふべき とせめ させ 給 ひて 候 ひし かば、 得 一 は 

詰る のみなら す, 舌 八つに さけて 死し 候 ひぬ。 これ は 彼に は 似るべく もな き-憑 •£! なり。 

華厳の 法藏、 三論の 嘉祥、 法相の 立樊、 天台 等 乃至 南北の 諸師、 後 i より^ F の 三藏ぉ 

師を皆 押へ て盜 人と! かれて 候 ふなり。 其の上 又 法 華經を 醍醐と 稱 する こと は、 天台 等 

わたくし こミは ぶつ だいご ミ てんじん £ さつ 

の 私 の 言に は あらす。 佛. 涅槃 經に法 華經を 醍醐と 說 かせ 給 ひ、 天 親 #薩 は 法華經 Iffi 槃 

經を 醍醐と 書かれて 候 ふ。 龍樹 菩薩 は 法 華經を 妙藥と なづけさせ 給 ふ。 されば、 法華經 

等 を 醍醐と & す 人、 盗人なら ば、 释 迦多寶 十 方の 諸怫、 龍樹天 親等 は 盗人に てお はすべ 

もんじんら じ いかに じ ゆん こくびゃく つたな わ i 

き 力。 法の 門人 等 乃至 Ml 本の 寺の 眞言 師、 如何 自 眼の 黑白は 拙く して 辨へ すと も、 

伦の鏡 を もってき 禍を しれ。 此の 外、 法 華 經を戲 論の 法と 書かる i こと、 大日 經、 金剛 

损經 等に たしかなる 經文 をいだ されよ。 設ひ彼 彼の 經經 に, 法 華 經を戲 論と 說 かれ. U り 



撰時紗 



三 九 三 



蓮 上人 文集 三 九 二 

も、 天台宗の 人々 いたう 咎め 申す 事な し。 

問うて 云 はく、 弘法 大師の 十 住 心 論、 000, ニ敎 諭に 云 はく, 

^ 此 乘乘。 自乘 得, 名。 P 後作,, 戲誇又 云, - 無明 邊域 t 非,, 明 分 位; 

又 云 はく、 

第 四 熱 蘇 味。 

又 云 はく、 

震 H 一人 師等。 諍 盜,, 醍醐; 各 名,, 自宗 一等 云云" 

此ゃ > の 釋の心 如何。 • 

答へ. て 云 はく。 予 此の 釋に 驚いて 一切 經拉 びに 大日の 三部 経 等 を ひらきみ るに, 華厳 終 

と 大日 經 とに 對 すれば、 法 華經戲 論, 六 波羅蜜 經 li 封 すれば 盗人、 守護 經に封 すれば 無明, 

の 逢 域と 申す 經文は 一 字 一 句 も 候 はす • 此の 事 はいと 果敢なき 事 なれ ども, 此の 三 四 K: 

餘 年に 日本 國の そ, r はくの 智者 どもの 用 ひさせ 袷 へ ば、 定めて ゆ ゑ あるかと 思 ひぬ ベ し * 

しはら ひが I ごミ よじ だい ひ A しょ 5 

w= くいと やすき 僻事 を あけて, 餘; の はかなき 事 を 知らすべし。 法 華 經を醒 糊 味と 稱す 

る こと は, 陳隋の 代な り。 六 波羅蜜 経 は * 唐の 半に 般若 三 藏此を わたす • 六 波羅密 終の 



ろん はか な てき か いぢ や、 おぼしめ 

の 論の、 計り 無 かりけ るかの あ ひだ、 敲 多くして は戒 場の 一事 成りが たしと や 思 召しけ 

まつ ほふ お ぼ くわ 5 てい f 一 ぜん た i で し 

ん、 又 末法に ゼ めさせん とや 思し けん、 皇帝の 御前に しても 論ぜ させ 給 はす、 弟子 等に 

た た- - いひよ,..' しふ ひ しょ 

も はかぐ しく 語らせ 給 はす。 狙し 被 憑 集と. S. すー卷 の? g 書 あり。 七宗の 人々 の 天台に 

落ちた る やう を 書かれつ る 文な り。 かの 文の 序に、 3 具 言 宗の誑 惑 一筆み えて 候 ふ。 弘法 

大師 は 同じき 延曆 年中に 御 入唐、 靑龍 寺の 養 架に 値 ひ 給 ひ て眞 肯宗 をなら はせ 給 へり。 

ご き ちゃ-ひ しゃ ラ れつ はん か 

御歸 朝の 後、 一代の 勝 劣 を 判じ 給 ひける に、 笫ー 眞言、 第二 華厳、 第三 法 華と 齊 かれて 

せ けん おも 

候 ふ。 此の 大師 は 世間の 人々 は、 もってのほかに 重ん する 人な り。 祖し佛 法の 事 は 巾す 

おそれ ほか あら ^ こ こミ かんが 

に 田. R あれ ども、 もっての 外に 荒 量き 事 ども 見えり。 此の 事 を、 あらく 考 へたる に、 漢 

. .J ん ごん じ さ. 7 いんしん ごん ならった ぎり 

土に わたらせ 給 ひて は、 伹眞言 の 事相の 印 眞言 計り 習 ひ 傅へ て、 おの 義理 をば、 く はし 

くも 思索ら せ 給 は ざり ける ほどに、 日本に わたりて 後 大に世 間 を 見れば、 天台宗 もって 

ほ 力 力 さ ひろ も!; J 

の 外に $f みたり ければ、 我が 重ん する 眞言 宗弘 めが たかりけ るかの ゆ ゑに、 本日 本國 

♦i/r- つね 

にして 習 ひたりし 華嚴宗 をと りいだ して、 法 華經に 勝れた る よしを 中し けり。 それ も 常 

の 華嚴宗 に. m. す やうに 申すならば、 人 信す まじと や 思しめ しけん、 すこし 色 を かへ て、 

此は 大日 經龍猛 菩薩の 菩提心 論、 善無畏 等の 實義 なりと、 大 妄語 を 引 添へ たり けれど 



I 日蓮 上人 文集 1 三 九 〇 

y-ゥ これ わた 二れ A こん: 'さつ t 

三蔵 此を 渡す、 天台 大師 此を 見る、 大日 如来 は 法 華經を 大日 經と なづけて、 金剛 蕹 唐に 

向って 說 かせ 給 ふ, 此を 大日 經 とな づく、 我 まのあたり 天竺に して これ を 見る、 さ 

なん S r A づち. • A 

一 I れ なる— よ れば汝 が 書くべき やう は, 大日 經と法 華經と をば、 水と 乳との やうに 一 味と なすべ 

い こんた 5 

し もしし からば、 大日 經は 已今當 の三說 をば、 皆 法華經 にの ごとくう ち 下すべし, さて 

sss^iiii 印と 眞言と は、 心 法の 一念 三千に 莊嚴 するならば, 三 密相應 の 秘法なる べし、 三 密相應 

一"! l^^ss する 程なら ば、 天台宗 は意密 なり, 眞言 は 甲なる 將 軍の 甲 lis を帶 して 弓箭 を橫 たへ、 太 

^n^^ii 刀 を 腰に 佩け るが ごとし, 天台宗 は 意 密計り なれば、 甲な ろ將 軍の 赤裸なる がごと くな 

ぎャ 5 あじやり こ,、 

らんと いひければ、 一行 阿 閎梨は 此の やうに かきけり。 漢土 三百 六十 包國に は。 此の 事 

- ^ . はじめ しょうれ つ じ やう ろん ザん ひ 6 ひミ がら おも 

を 知る 人な かりけ るかの あ ひだ、 始には 勝^ を 諍 論し けれども. 善 無 畏等は 人 ag は 重し、 

天台宗の 人々 は 軽 かりけ り, 又 天台 大師 ほどの 智 ある 者 もなかり ければ、 伹日々 に 眞言 

宗 になり て さて 止みに けり。 年 ひさしく なれば、 いよく 墓 言の 誑 感の根 ふかく Si れて 

候 ひけり. 日本 國の 傳敎 大師, 漢土に わたりて 天台宗 を 渡し 拾 ふ.?^ 序に、 眞言 宗 をなら 

ベ わたす。 天台宗 を 日本の 皇帝に さ づけ、 真言 宗を六 宗の大 港に なら はせ 給 ふ • 但し 六 

. iJ つ fc,_ 'い ザん い ft 4- い ャ 5 た たて 

宗と 天台宗の 勝 劣 は, 入唐 已 前に 定めさせ 給 ふ。 入唐 已 後に は圆頓 の戒揚 を 立て ラ立じ 



累 SI 已 その上 

は! K りて 打擴っ 



ま .f ぎんむ る て Ait- く n すぐ か s 

申しければ、 善 無畏思 はく、 天台宗 は 天竺に して 聞きし にもな ほうち 勝れて、 累暦 むべ 

き やう もなかり ければ、. 善無畏 一行 をう ちぬいて 云 はく. 和佾は 漢土に は赏 しき 者に て 

ありけ り, 天台宗 は 神妙の 宗 なり、 今眞 首宗の 天台宗に 重崇 むと ころ は、 ゆと 眞言, 丄計 

おも かた 

りなり とい ひければ、 一行 さも やと 思 ひ? b れば、 善 無 畏三 藏 一行に 語って 云 はく、 天台 

大師の 法 華 經に疏 をつ くらせ 給へ る ごとく、 大日 經の疏 を 造りて 魔 言 を弘 通せん と 思 ひ、 

汝 かきなん やとい ひければ、 一 行が 云 はく、 やす、 フ候 ふ、 但し 如何 樣 にか き 候 ふ べき ぞ、 

天台宗 は 惡き宗 なり、 諸宗は 我も我もと 爭ひ をな せど も, 一切に 叶 はざる 事 一 つ あり、 

所謂法華經の^^分に、 無量 義經と 巾す 經を もって、 ^四十 餘 年の 經 ば 其の 門 を 打ち 

塞ぎ 候 ひぬ、 法 華經の 法師 品 神 力 品 を もって、 後の 經經 をば 又 防がせぬ、 肩 をな ぶる 經 

經 をば、 今 說の文 を もってせめ 候 ふ、 大日 經 をば 三說の 中には、 いづく にか 置き 候 ふべ 

V- そ た ぢ. - 'しん ほん 

きと 問 ひければ、 爾の 時に 善 無 畏三 藏大に 巧んで 云 はく、 大日 經に住 心 品と いふ 品 あり、 

はら に ふ ん ビ らいゆ 

無量 義經の 四十 餘 年の 經經を 打ち 掃 ふが ごとし, 大日 經の 人漫 陀羅已 下の 諸 品 は, 漢土 

にて は 法華經 大日 經 とて 二 本 なれ ども、 天台に て は ー經の ごとし、 釋迦佛 は舍利 弗彌勒 

に 向って、 大日 經を 法華經 とな づけて、 印と 眞言と を 捨てて 很理 計り を說 ける を、 羅什 



撰, 時鈔 



三 <: 九 



H 蓮 上人 文集 三 八 八 

外に, 迪葉意 者に 密に 囁かせ 給へ り。 されば 禪宗を 知らす して 一切 經を習 ふ もの は * 犬 

の 雷 を 嫁む がごと し, 猿の 月の 影 をと るに 似たり 云々 • 此の 故に 日本 國の 中に 不孝に し 

ヌ れい かんだ、,' じゃく fbA もの •> 

て 父母に すてられ、 無禮 なろ 故に 主君に 勘當 せられ, あるひ は 若な ろ 法師 等の 學 文に 懒 

き, 女の 物 狂 はしき 本性に 叶へ る 邪法なる ゆ ゑに, 皆 一同に 持资 になり て, 國の 百姓 

を 哙ふ越 虫と なれり" しかれば 天 は 天眼 を 怒 かし、 地 神 は 身 を ふる ふ。 

わ. 3 は ひ だ いへ きけん 

眞言 宗と 申す は、 上の 二つの 災 に は 似るべく もな き大 僻見な り。 あら^^ 此を. e. すべ 

いほ ゆ. rf ザん. .J & f こんが-' ち f ふ く 5 f 

し * 所謂 大唐 のま 宗 皇帝の 御宇に、 善 無 畏三 竊、 金剛 智三 藏、 不空 三藏、 大日 經, 贪蜊 

そ しつ ぢ きゃ..' ぐ わつ し * つ 5.1' ふん A やう _* 一く. 9 たづ i . 

頃經、 蘇 悉地經 を 月 支より わたす • 此の 三 經の說 相 分明な り。 其の 極 理を尋 ぬれば、 會 

i 55 いん しん、 一ん なほ さ たい 

1 1 破 一 一の 一 乗、 其の 相 を ^すれば 印と 眞言と 計りな り。 尙 華厳 般若の 三 一 相對の 一 乘に 

に ! ^ ん ベつ- oT んほ .*』 t ビ つ,.' け .fs おもて 

も 及ばす、 天台宗の 爾 前の 别圓程 もな し 徂通i^ニ敎を面とするを,善無畏三s^^思はく, 

此の 經文を 現にい ひ 出す 程なら ば、 華厳 法相に も 嘆かれ、 天台宗に も 笑 はれなん, 大事 

も だ ほんい な^- 

として 月 支より は 持 来りぬ、 • さて 默 止せば 本意に あらす とや 思 ひけん、 天台宗の 中に 一 

yo-,-'1tl んじ /きにん t クー おた y ャ i6 Co- 6, 

行禪師 とい ふ 僻 人 一人 あり, これ を かたら ひて 漢土の 法 門 を 語らせけ り • 一行 阿 簡^う 

ち 欺かれて、 三論 法相 華 嚴等を あら/、 語ろ のみなら す、 天台宗の 立てられ けろ やう を 



願って 一人 も往 一一 

生者な レ 

0f 源 US 佾 

都、 先德 は零稱 

十 HI 往生 十 H 

一 M ふ 書 



法然 流罪 1± 御 

門の 御宇、 法然 

土 佐に M せら 



持齋. I もとは 午 

拷食事 をせ &こ 

と、 轉 じて 民家 

はて 食事 を ®~ せ 



代に お はすべ き か。 彼の 往生 要 集に は, 顯密の 敎法は 予が死 生 を 離 る ベ き 法に は あらす。 

九-.' くわん いん ミミ み す そく しゃ-? 

又 三輪の 永 觀が十 因 等 を 見よ • されば 法 華 眞言 等 を 捨てて 一 向に 念佛 せば、 十 卽十生 百 

えい ざん ミラ じ を A じ や 5 じ や-ひろん 

卽百 生と す i めければ、 歡山東 寺 園 城 七 寺 等, 始は諍 論す る やう なれ ども, 往生 要 集の 

じょ こミ ほに 5.C けんしん y す ほふ,;; ん J- ミ 

序の 詞 道理 かと 見えければ、 顯眞 座主 ー洛ち させ 給 ひて 法然が 弟子と なる。 其、 の 上 設ひ法 

然が 弟子と ならぬ 人々 も、 彌柁 念佛は 陀佛に 似るべく もな く, 口す さみと し、 心よ せに 

思 ひければ、 日本 國皆 一同に 法然 房の 弟子, 見えけ り。 此の 五十 年が 間. 一天四海 一人 

もな く 法然か 弟子と なる。 法然が 弟子と なり ぬれば、 日本 國 一人 もな く 謗 法の 者と なり 

たミ, . I おやせつ がい ミも ぎゃく あ ぴ 

ぬ。 譬 へば 千 人の子が 一同に 一人の 親 を 殺害せば、 千 人 共に 五 逆の 者な り。 一人 阿 鼻 

お よにん けっく る ざい あだ あくり p-r- われ で し 

に墮 ちな ば、 餘人墮 ちざる べし や。 結句 は法然 流罪 を 怨みて 惡靈 となって、 我拉に 弟子 

ら W が こくしゅ せんじ そ-..' ら ひ ほん く 

等 を 科せし 國主 山寺の 佾 等が 身に 入って、 或は 謀反 を 起し、 或は 惡事 をな して、 皆關東 

15^,5 ぼ / のこ しょ そ 5 i5j くなんみ くによ 2 んこ -フ 

に 減され ぬ。 ゎづ かに 殘れる 叙 山 東 寺 等の 諸佾 は、 俗 男 俗 女に あな づら る. - こと、 猿猴 

の 人に 笑 はれ、 俘囚が 童子に 蔑 如 せらる V か ,) とし。 

たより ぢ ざい は 仁つ ミ け しき 

禪 宗は乂 此の 便 を 得て 持齋 等と なって 人の 服 を 迷 かし, 貴け なる 氣色 なれば、 いかに 僻 

ほふ もん く ミが お ぼ けラゅ べつでん し P く ん 

法 門 をい ひ 狂へ ども 失と も覺 えす。 禪宗と 申す 宗は敎 外別倬 と. & して、 釋 尊の 一切 經の 



撰時紗 



三 八 七 



日蓮 上人 文集 



三 八 六 



時 鈔 (下) 



問うて 云 は, 

答へ て 云 は, 



f 1 人, I 往生 

ナ る.. * の 1 人、 

なし 

千 中 無 1 1 千 人 



此の 三宗 の謬惯 如何, 

じ や 5 タレ, f せい さんらん ほ -4 し もミ 

淨土宗は齊の世に暴鸞法師と^-す^^^みり。 本 は 三論 宗の 人、 龍樹 菩薩の 

tt しゃ ろん なんぎ や 5:11 ラぃぎ や、.' だ 5 ll.r- しゃく ぜんじ ミ ,7 

十 住 毗婆裟 論 を 見て, 難行道 易 行 道 を 立てたり。 道 掉禪師 とい ふ *p あり, の 世の 哲, 

U はん ぎ や,.' ^.7 じ や さ ふで ■ 5 ゥ 

本 は 涅藥經 を 講じけ るが、 曇 驚 法師が 淨 土に うつる 维を 見て、 ;si«^ 經を すてて 淨 土に 移 

つて i 、道 淨 土の 二 門 を 立てたり。 又 道掉が 弟子に 善導と いふ 者 あり, 雜行 正 行 を 立 

fi ミ a もん yvT ほふね A 

つ • 日本 國に、 末法に 入って 二 餘年、 後鳥羽の 院の 御宇に 法 然とい ふ もの あり、 一切 

だ .f- もく じぎ しん, ん 

の 道俗 をす よめて 云 はく、 佛法は 時機 を 本と す, 法 華經、 大 曰經, 天台, 具 首 等の 八宗 

だい けん みつごん じ r き 

九宗, 一代の 大小 顯密 權實 等の 經宗等 は、 上 根 上智の 正 像 二 千年の 機の ためなり。 末法 

に 人って はいかに 功 をな して 行す ると も, 其の 盆 あろべ からす • せ、 の 上 彌陀! ^佛に まじ 

へて 行す るなら ば、 念佛も 往生す ベから す • 此 わたくしに 申す に は あらす。 龍樹 菩薩、 

なんぎ や、 rwi.r- な ビ-7 しゃく A 5 じん さくしゃ きら ん ち,, 'む いつ さに 

§ 法師 は 難行 逍と名 づけ、 道 掉は未 有 一 人 得 者と 嫌 ひ、 善導 は 千 中 無 一 t 定め た り, 

1- 一 ふ しん ゑ しんせん ミく ち しゃ 10. 

此等 は伦宗 なれば 裨 不審 も あるべし。 餘 心先德 にす ざ させ 給へ ろ 天台 眞首の 智者 は, • 末) 



へきけん え じ ぎ ミが あんね, C くわ 

をな すべき。 力 i る 僻見の たより を 得て、 弘法 大師の 邪義 をも咎 むる 人 もな し。 安然 和 

レ 7 こうぼ ふ .y ん け ごんし 5 ほか 

尙 すこし 弘法 を 難 ぜんとせ しか ども、 只 華厳宗の ところ 計りと がむ るに 似て、 かへ つて 

法華經 をば 大日 經に對 して 沈め 粜 てぬ。 た *i 世間の 立 入りの 者の ごとし。 



撰^ 抄 三 八 五 



B 蓮 上人 文化 



三 八 四 



に て^と 

ヘレ 行の E 

;.;;;,;ん3相*得ん 

1 擓見 谓 相 alll 

t 二相の I、 こ 

tttwi なる 意 

S 1 鉢 I 像た 

る もの は fe.? 大 

衣と 九 «i 五 « 

1 つ 持 つに 止む 

ぺき もの とめ 

ふ* 他宗が 乙の 

I 以外 の. * の i も 

待つ &2 舅 像 a 乙. 

れは »s とて 慢 

內 侍 所 IISO 中の 

資所、 乙 れ K« 

S 石 I 時 Ei 計 

s 石、 方 西 十 a- 

め 石 一一 一年 K I 度 

n 衣 ia て摩レ 

て庫レ «- き fes 



生れて, 一歩 を あゆます して 三 5^ を こえ、 頭 を 虎に 飼す して 無 見 顶相を 得ん • 

答へ て 云 はく、 此の 法 門 を 申さん 事 は、 經 文に 候へば 易 かるべし。 徂 此の 法 門に は先づ 

三つの 大事 あり。 大海 は廣 けれども 死骸 をと r めす、 大地 は 厚 けれども 不孝の 者 をば 戴 

せす。 佛 法に は 五逆ゲ たすけ 不孝 をば すく ふ。 但し 誹 ー鬧 提^者, 持戒に して 第一な 

る をば 容 されす。 此の 三 ッの禍 と は、 謂 念念 佛宗と 禪宗と 魔 首宗 となり。 一 に は念佛 

は 日本 國に 充滿 して 四 衆の 口遊 とす。 二に 禪宗は 三 衣 一 鉢の 大慢の 比丘. S. 四海に 充 

满 して. 一 天の 明 導と 思 へ り。 三に 眞言 宗は、 又 彼等の 一 一宗に は 似る ベ くもなし * ^^山、 

んじ P5 くわん しゅ お むろ や-.' り けん ili ないし ク』 ころ AJIr A じ, TV 、わい 

束 寺, 七 寺、 圚城、 或は 官主 或は 御室 或は 長 吏 或は 檢校 なり。 かの. 3: 侍 所の; t 鏡爐 灰と 

なりし かど も、 大日 如来の 寶 印を佛 鏡と たのみ、 寳劍 西^に 入りし かど も、 五大 尊 を も 

こくて き 》; ん じん たミ こふせ き ひす vfc* • 

つて 國敏を 切らん. t 思へ り。 此 等の 堅固の 信心 は、 設ひ劫 石 は らぐ とも 傾くべし と 

は 見えす。 大地 は 覆す とも 疑心 起り がた し。 彼の 天台 大師の^ 北 をせ め 給 ひし 時 も, 

此の 宗 いまだ 渡らす、 此の 俾敎 大師の 六 宗を虛 け 給 ひし 時 も 洩れぬ。 かたぐ の强敏 を 

まぬがれて、 かへ つて 大法 を 掠め 失 ふ。 其の上 傳敎 大師の 御 弟予慈 is^i 大師, 此の 宗を取 

立てて^ 山の 天台宗 を かすめ^して、 一向! a! 首 宗に爲 しし かば、 此の 人に は 誰の 人 か 



涌 出 I 地中よ リ 

涌 出 *ズ 来る <Ji 



人出 現せり。 S 〈の 上天 台 大師の 未 弘の圆 頓大戒 を: 敏 山に 建立し 給 ふ。 此豈に 像 法の 末に 

法 華 經廣宣 流布す るに あらす や。 

か せ ふめ なん ぐ づ f めみ や 、-. 'じゅだい は てんしん さき 

答へ て 云 はく、 迦葉 阿難 等の 弘通 せざる 大法 を、 馬 鳴 龍 樹提婆 天 親等の 弘 通せる 事、 前の 

難に 顯れ たり。 又 龍樹天 親等の 流布し 殘し 給へ る 大法、 天台 大師の 互 i し 袷 ふ 事、 又 難 

にあら はれぬ。 又 天台 智者 大師の 弘 通し 給 はざる 圆頓 の大戒 を、 傳敎 大師の 建立せ させ 



> 不審なる 事 は、 佛は 說き盡 くし 給 へ ども、 佛の減 後に 迦葉、 阿 



けんぜん た V- A 

給 ふ 事 又顯然 なり。 但し J 

めみ で7 む ぢ やく ないし じん みつ 

難、 iig 鳴、 龍樹、 無 著 天 親 乃至 天台、 傳敎 のい まだ 1^ 通し まし まさぬ 最大の 深 密の正 

閻浮提 に廣宣 流布すべき 



問 ふ、, いかなる 涵法ぞ 先 づ名を 問き, 次に 義を きかんと 思 ふ。 此の 事 J 



法、 經 文の 面に 現前な り。 此の 深 法、 今 末法の 始五 五百齒 

ふ しん > 、は ♦* り 

やの 事、 不審 極 無き なり- ; . . 

: : じつ じ 

T もし 實事 ならば、 釋 

そん ふた, -び しはつ! 6 ん じ や、 r- ぎ やう ぼ さつ. ■ ^ D じ ひ 

尊の 二度 世に出 現し 給 ふか、 上 行 菩薩の 重ねて 涌 出せろ か。 いそぎい そぎ 慈悲 を おれ 

られ よ。 彼の. f>i 樊三藏 は 六 生 を 經て月 氏に 入りて 十九 年、 法 華 一 乘は 方便 i い 小 乘阿含 

經は眞 實敎- 不、空三藏は身^|$に返りて壽量品を阿彌陀佛と書かれたり。 此等は を 西と 

くるし そみ よう さいよ 

いふ • 日 を 月と あやまてり。 身 を 苦め てな にか せん, 心に 染て 用な し。 幸 ひ 我^ 末法に 



撰時抄 



三 八 三 



日蓮 上人 文集 



三 八 二 



, 一 Is! の 二 《5 ャ 

一 105 下各宗 #1« 



一 *>ん しに 1 r 一ん ごん かしら .KU ぷ あ 3 

或は 一言に 舌を卷 いて 二言 三 言に 及ばす、 皆 一同に 頭 を 傾け 手 を 叉 ふ, 三論の ニ藏、 三 

じ てん. ^ふりん じ -J や f こ AJIa んし ♦* つ 3.7 ^ん 

時、 三轉法 輪、 法相の 三時 五 性、 華厳宗の 四敎 五敎、 根本 枝 末, 六 相 十 支、 皆 大鋼を やぶ 

お f* い/ ひなぎ 5 つ ゥ はた:?! 二 た ふ その ミ, 

らる。 例せば 大 星の 棟. 取 の 折れた るが ごとし。 十大德 の慢の 幢 も 倒れに き • 爾時天 

おさろ ひろよ くに ふち り や- つり ちょくし ぉュ 

子大に 驚かせ 給 ひて、 同 二十 九&に 弘世國 逍の兩 吏を勑 使と して、 重ねて 七 寺 六 宗に仰 

せ 下されし かば、 各々 歸 伏の 狀を 載せて 云 はく, 

に れ tt " ,J* じて つて の を く すに *v く も ぜひん じ. - じす., を 

竊 見,, 天台. MP 者。 總 括,, 釋迦 一 代敎; 悉 顯,, 其 趣; 無 V 所 y 不" 00. 請宗; 殊示 1 道; 

其 中 所說。 甚深 妙理。 七. 箇大 寺。 六宗舉 生。 昔 所, 未 細。 * "所,, 見。 三論 法相 久年之 諍 • 

涣 冰 釋。 照然 旣明。 猶, 披,, 雪 露- 而見 • 三 光- 矣。 自= 聖德弘 化-以降。 于-今 二百 

の H» も し へさ も V けろ に ,の — .せ , し-て 

餘年之 間。 所 經 論其數 多矣。 彼此 爭, 理。 *8 未" 解。 而此最 f 宗。 未- i_ ?;, 1 以 

&i 羣生。 € &圓 味- 敏。 i て 惟 聖 朝久, k 如来 之 付; あ 結 k 圓之 機; 一 妙 義理 始 乃 

興 顯。, ^六 宗舉者 初 至極; 可, P 此界 含靈。 而今 而後。 悉載 = 妙圓之 船; 早 得 於 彼 

岸; 乃至 善議 等。 牽 逢,, 休 運; 乃 閱= 奇詞; 自, f 深 期; 何 託 n 聖 世- 哉 等 云云。 

彼の 漢土の 嘉祥等 は 一 百 餘人を あつめて 天台 大師 を 聖人と 定めたり. 今日 本の 七 寺 一 一 百 

ft --- およ 

餘人 は、 傳敎 大師 を 聖人と 號 したて まつる • 佛の威 後 ニ千餘 年に 及んで、 兩國に 聖人 二 



爲難等 云云。 

此 經を釋 して 云 はく、 

淺易深 難。 釋迦所 判。 去, 淺就, 深。 丈夫 之 心 也。 天台 大師。 信, 順釋 f!; 助,, 法華宗; P 揚 

震 HI; 歡山 一 家。 相,, 承 天台; 助,, 法華宗; 弘,, 通 曰 本, 云云。 

ills 釋の心 は 賢 劫 第 九の 減 人壽百 歳の 時より、 如来 在世 五十 年滅後 一千 八百餘 年が 中間に、 

高さ 十六 萬 八 千 由 旬 六 百 六 千 十二 萬 里の 金山 を, 有人 五 尺の 小身の 手 を もって、 方 一寸 

一 一寸 等の 瓦 を 握りて 一 丁 一 一丁まで なぐる がごと く、 雀 鳥の 飛ぶな り もはやく、 鐵園 

山の 外 へ なぐる 者 はありと も、 法 華經を 佛の說 かせ 給 ひしゃう に說 かん 人 は、 末法に は 稀 

なるべし。 天台 大師 傳敎 大師 こそ、 佛說に 相似して 説かせ 給 ひたる 人に てお はすれ とな 

ろ. < じ ゆ.? つ かんさ V ぜん にんし 

り。 天竺の 論師 は、 いまだ 法 華 經へ行 付き 給 はす。 漢土の 天台 已 前の 人 師は、 或はす ぎ 

或はたら す。 慈 恩法藏 善無畏 等お、 束 を 西と いひ、 天 を 地と 申せる 人々 なり。 此 等は傳 

じ さん い んんり ャ く た.^ を さん くわん むく わうて いみ ゆき 

敎 大師の 自讃に は あらす。 去ぬ る延曆 二十 一年 正月 十九 日、 高 雄 山に 桓武 皇帝 行幸な り 

せ S ミく ^1^ん5_.- しょうい 3 ほうき ちょうにん I* 一ん さう しゅる! ん じ こく 

て、 六 宗七大 寺の 硕德 たる 善議、 勝猷、 奉 基、 寵 忍、 賢 玉、 安福、 勤 操、 修圓、 慈誥 

& んんぅ さいく わう しよう くわん びん め し-つ ろん 

立燔、 歲光、 道證、 光證、 觀敏 等の 十有餘 人、 最澄 法師と 召し 合せられて 宗論 ありし に、 



撰時抄 



三 八ん 



HI 蓮 上人 文集 



三 八 .〇 



編 SB 定!; 全 

な S* 定 

stalKft 東大 

一 寺, ts» -觀脊 寺、 

下 野 藥 81* 



答へ て 云 はく, 正 法 一千 年, 像 法の 前 四百 年。 已上佛 威 後一 千 四百 餘 年に, いまだ 論師 

ひ つ. r- て わ a! んぢ e--rir へ&! C づ 5 な ぐ わつ し 

の弘 通し 給 はざる、 一代 超過の 圓 定圓楚 を、 漢土に 弘 通し 耠 ふの みならす、 其の 聲月氏 

に a? んミん ^いだん 

まで もき こえぬ • 法 華經 の廣宣 流布に は 似 たれ ども. いまだ 圓頓の 1«埴 を 立てられす • 

い >- ゑん -0!s や-' たょり 

小乘の*^^^をもって、 圓 の禁定 に 切りつ ける は、 すこし 便な きに 似たり • ^せば, 日輪 

の 蝕す ろが ごとし。 月輪の かけた るに 似たり • 何に いは ラゃ 天台 大師の 裨時 は、 大集經 

の 讀誦、 多 ,5 堅 尚の 時に ぁひ當 つて、 いまだ 廣宣 流布の 時に あらす。 

問うて 云 はく. 博敎 大師 は: u 本 國の士 也。 桓武の 御 字に 出世して、 欽 明より 二 HE 餘 iJK か 

じ ぎ なん や. it Is ん a! ゑん ぢゃラ せん y ん じんく わしゃ,.' 

問 の 邪 義を難 じ 破り、 天台 大師の 圓禁 圓定を 撰じ狯 ふの みならす, a* 真 和 尙の弘 通せし 

*5 じょ i しょ ^-ぃ;^<^ なん やぶ えい 3 ん べつじ fi- い こん. 9 ふ 

曰 本 小 乘 の三處 の- を 難 じ^り, 叙 山に 圓頓の 大乗 别受 "^を 建立せ り * 此の 大事 は、 

佛威後 一 千 八 百年が 間の 身 尸 都 扶桑、 乃至 一 閻 浮提笫 一 の奇 事な り。 ft 證 は龍樹 天台 等 

に は 或は 劣ろ にも や、 或は 同じく もや あろらん。 佛 法の 人 を 統べて 一法と なせる 事 は * 

龍樹天 親に も 越え、 南 岳 天台に もす ぐれて 見えさせ 給 ふなり。 想 じて は, 如来 御 入 威の 後 

ザ や f じ や し,..' く 

一千 八 H 餘 年が 問, 此の 二人 こそ 法 華 接の 行者に て はお はすれ, 故に 秀句に 云 はく 

若 接,. 須彌; 揮,, 方 無數佛 土; 亦 未,, S 難; 乃至 若佛 a 度 於,, 恶 世屮; 能說, 此 



終 南山の 道宣 律師, 天台 大師 を 讚 歎して 云 はく、 - 

す, こミ を く むが に くこ V* »* か えんな たり ぶに に 仁^--ひ , • 

照,, 了 法 華; 若」 € 輝 之 臨,, 幽谷; 說,, 摩 詞衍; 似" 長 風 之 遊,, 大虛; 假令 文字 之 師千羣 

あてめ ぬ ミも をし むろ すに を す に 

萬 衆。 數,, 彼 妙辨; 0. 能窮 者, 也。 乃至 義同" 指" 月。 乃至 宗歸- 一 極- 云云。 

華厳宗の 法藏 法師, 天台 を 讚して 云 はく、 

A 思禪師 智者 等; 神異感 通。 迹 參,, 登 位; 靈山聽 法。 憶 在 n 於 今, 等 云云。 

眞言 宗の不 穴 さ ー藏、 含 光 法師 等、 師弟 共に 3 具 言宗 をす て て 天台 大師に 歸伏 する 物語に 云 

よく、 

i-- ひ t, 'でん に-り たるに li か しこに り てく にり の も たり-び 

高僧 傅に 一: ム はく、 與,, 不空 三藏, 親。 遊-, 天竺; 彼 有, 份。 問 曰。 大密有 = 天台 迹敎ー 最, 簡= 

*1* るに 1タ き や して をに らしむ に 

邪 正, 曉, 偏圓; 可 „ 能譯, 之將至 ,, 此土, 耶等 云云。 

此の fiKS?^ 妙樂 大師に かたり 袷 ひしな り。 妙樂 大師 此の 物語 を 聞いて 云 はく、. 

-ー : して なる にな に かも し る ろ こ W き の 

豈 1 非. - 中國 失. 法 求,, 之 四 維; 而 此方 少= 有, 識 者; 如- 魯 人- 耳 等 云云。 _ . , 

S?S 國の 中に 天台 三十 卷の ごとくなる 大 論あるなら ば、 南天の 佾 いかで か 漢土の 天台の 

f( ざ-っ ぼ ふ じつぎ あら は なんえん ぶ だい くわ うせん, ふ 

|| をね がふべき。 これ あに 像 法の 巾に 法 華 經の實 義顯れ て, 南 閻浮提 に廣宣 流布す るに 

あらす や。 

撰^ 抄 兰七. 九 



B 蓮 上人 文集 



三 七 八 



作禮而 去一凡 X 

の S 文 c$ii 旬 



るよ し は、 知ろ しめしな. から. 外に は宣說 せす して、 祖權 大乗 計り を宣べ させ 給 ふこと 

は、 しかるべ しと は覺 えね ども, 其の 義 はすこし きこえ 候 ひぬ。 像 法 一千 年の 华に 天台 

しゅつ 少ん だいもく じ んざ , f-<; く 

智^!^大師出現して、 題目の 妙法 蓬 華 經の五 字 を、 玄 義十卷 一千 枚に かきつくし、 文句 十 

i じめ じょ f が もん *>* はり さ らい じ こ いんえん やくけ. -' ほんじ やくく わん じん 

卷に は、 始 如是 我閒 より、 終 作 去に いたる まで、 一字 一 句に 因緣約 敎本迹 觀 心の 

四の i ゲ ならべ て, 又 一 千 枚に 盡し給 ふ。 已 上玄義 文句の I 一十 卷に は、 一 切 經の心 を 江 

河と して、 法 華經を 大海に たと へ、 十 方 界の佛 法の 露 1 も 漏 さす, 妙法 迷 華經の 大海 

てん ぢく しょ y てん なんぼく し せ.' * 

に 入れさせ 給 ひぬ。 ^=^^の上天竺の大論の諸義ー點ももらさす* 漢土 南北の 十 師の義 ^ 

すべき をば これ を 破し、 採るべき をば 此を用 ふ。 其の上 止 觀十卷 を 注して、 一代の 観 門 

を 一念に 統べ、 十 界の依 正 を 三千に 縮めたり • 此の 書の 文通 は、 遠く は 月 支 一千 年の 間 

の論師 にも 超え、 近く は 尸那五 百年の 人 師の釋 にも 勝れたり。 故に 三論 宗の吉 載 大師, 

せんだつ ケ *, ,や., 9 t *■ じ 

南北 一 百餘 人の 先達と 畏 ら をす よめて、 天台 大師の 講 経み 間け と勒 むる 狀に云 はく 

りこ の の は し は す tifcf 

千年 之 興 百之實 。復 在,, 於 今日; 乃至 is 岳; ?^聖天 台 明哲。 昔 三業 住持 • 今 二 紹係。 豈止 

甘呂 (S) 於 農 亦當 法 鼓 於 天竺; 生 知 妙 悟。 魏晉 以来。 典籍 ssr 實無 1 連 類; 

もに の ミ ぶじ や T す 4- 

乃至 共,, 禪衆 一 百餘 憎; ? 請智^^^大師, 等 云云 • 



慈 恩 I 法相 宗高 一 

憎、 玄奖の 弟子 

窺 基 



まり 給 ひし か。 

い ^1.」ん い |*; ぞんむ も 、 

疑うて 云 はく、 羅什已 ^はしかるべし, 已 後の 善 無 畏不空 等 は 如 IT 

: , 、い - しに や あや まり し 

答 へ て 云 はく 已後 なりと も 譯荐の 舌の 燒 ける をば 懊 ありけ りと 知る ベ し。 • されば 日 

本國に 法相 宗の^ 行り たりし を、 傳敎, .K 師 責めさせ 給 ひしに は, 羅 什三藏 は舌燒 けす、 

立 奘慈恩 は 燒け ぬと せめさせ 給 ひし かば、 桓武 天皇 は 道理と 思して、 天台 法華宗へ は 

うつらせ 給 ひしな り * 粱經の 第三 第 九 等 を 見 まゐら すれば、 我が 佛法は 月 支より 佗國 

ミき わ やまり しゅじ やう ミく: J.-ifta- ミ 

へ わたらん の 時、 多くの 謬 誤 出来して、 衆生の 道 薄 かるべし と說 かれて 候 ふ。 されば 

妙樂 大師 は、 

拉 進退 在, 人。 聖旨; 

とこ そ あそばされて 候へ。 今の 人々 いかに 經 のまよ に 後世 を 願 ふと も、 あやまれる 經經 

のまよ にね が は r、 得道 も あるべ からす。 しかれば とても, 佛の 御と がに は あら じと 書 

かれて 候 ふ。 佛敎を 習 ふ 程に は、 大小 權實 顯密 はさて Sfl く、 これ こそ 第一の 大事に て は 

候 ふらめ" 

疑うて 云 はく、 正 法 一千 年の 論 師の內 心に は、 法華經 の實義 S 顯密の 諸經に 超過して あ 



撰時抄 



三 七 七 



n 蓮ヒ 人文 集 三 七 六 

蔵 一人 を 除いて は、 いづれ の 人々 も拨ら ざろ はなし。 其の 中に 不 三蔵 は、 殊に 誤 多 

き, ど、 誑 惑の 心顯 なり。 

疑うて 云 はく, 何 を もって 知る ぞゃ • 羅什三 載より 外の 人々 は あやまり なりと は, 汝が 

禪宗、 念佛、 眞言 等の 七宗を 破ろ のみなら す, 漢土 日本に わたろ 一切の 譯者を 用 ひざろ 

力 |> カス。 

答へ て 云 はく、 此の 事 は 余が 第一の 秘事な り, 委細に は 向って 問 ふべ し • 但しす こし 申 

ら じふ f ぼんつ, 

すべし。 羅什三 藏の云 はく、 我が 漢土の 一切 經を 見る に、 皆 梵語の ごとく ならす * いかで 

か 此の 事を顯 はすべき、 但し 一 ッの 大願 あり、 身 を不淨 になして 妻を帶 すべし、 舌 計り 

淸淨 になして 怫 法に 妄語せ じ、 我 死せば 必す やくべし、 燥かん 時舌燒 けるならば, 我 

が經 をす てよ と- 常に 高座に して 說 かせ 給 ひしな り。 上 一人より 下 萬 民に いたる ま 

で、 願して 云 はく, 願 はく は羅什 三蔵より 後に 死 せんと。 終に 死し 給 ふ, 後燒 きたて ま 

つりし かば、 不淨の 身 は 皆 灰と なりぬ, 御舌計り火中に靑蓬華生ひて^=^の上にぁり。 

しき はな ひ. にちりん ごく わ. 3 5tt やく に 人 

色の 光明 を 放ちて 夜 は晝の ごとく、 晝は 日輪の 御 光 を 奪ひ烚 ひき。 さて こそ 一切の 譯人 

の 經經は 軽くな りて、 羅 什 三竊 の譯し 給へ る經 経. 1^ に 法^ 經は^ 土に やすくと ひろ 



ISHIE 樹 のこ 



觀智 ss— 密 

教の 修行 法則 を 

記した る 書のお 



問うて 云 はく、 唐の 末に、 不 空三藏 一 卷の論 を わたす、 其の 名 を 菩提心 論と なづ く。 龍 11 

ぽ さつ ざぅ かんじん 

菩薩の 造な り 云々。 弘法 大師 云 はく、 此の 論 は 龍猛千 部の 中の 第一 肝心の 論と 云々。 

答へ て 云 はく. 此の 論 一部 七 丁 あり、 龍猛の 言なら ぬ 事處々 に 多し, 故に 目錄 にも、 或 

» ふ くラ さた ま ろん もん く t ろ、 

は龍猛 或は 不 空と、 兩方 にい まだ 事定ら す。 其の上 此の 論文 は、 一代 を 括れる 論に も あ 

くわ、 r- り や 、つ これ まづ ゆ tO しん-ごん ほふち、 フ もん あや まり らんしょう. ん しょう 

ら. K 荒 量 なる 事此 多し。 先 「唯 眞言 法 中」 の 肝心の 文 誤な り。 其の 故 は、 文證 現證 

そくしん じ や-.. -ぶっ もんしよ- 7 ^ん しょ-?' 

ある 法 華 經の卽 身成佛 をば、 なきに なして、 文證 も現證 も、 あとかた もな き 眞言の 經に 

5ゐ た ビ てい ふ 

卽身 成佛を 立て 候 ふ。 又 唯と いふ 唯の 一字 は 第一の あやまり なり。 事の 體を 見る に, 不 

く-つ ! m- わたくし おも . りラ みや ラ よ 

空 三藏の 私に つくりて 候 ふ を、 時の 人に 重く せ させんが ために、 事 を 龍猛に 寄せた 

ふ く f さ 7 あや t いは ゆろ くわん ら ぎ き じゅり や 、つ ほん 

るか • 北への 上不空 三藏は 誤る 事 かす 多し。 所謂 法華經 の觀智 の儀軌 に、 壽量品 を 阿彌陀 

め だいへ きけん にらに ほ A しょくる, G ほん き やう ♦* つ くだ 

佛 とかけ る、 眼の 前の 大 僻見。 陀羅 品 を 神 力 品の 次に ag ける, 屬累 品を經 末に 下せる、 

だいじよ、 ひかい ねす せんじ 

此等 はいふが ひなし。 さる かと みれば、 天台の 大乘戒 を 盗んで 代宗 皇帝に 宣§ を 申し、 

五臺 山の 五 寺に 立てたり。 而も 又、 眞言の 敎 相に は 天台宗 を爲 べしと いへ 勺。 かたぐ 

誑 惑の 亊 どもな り。 佗人の 譯 ならば 用 ふる 事 も ありなん。 此の 人の 譯 せる 經論は 信ぜら 

そ, f かん ぞ き や うろん く やくしん やく ら じふ 

れす。 撤 じて、 月 支より 漢土に 經論を わたす 人、 舊譯新 譯にー 百 八十 七 人な り。 羅什三 



撰 ^抄 



三 七 五 



日蓮 上人 文集 三 七 四 

答へ て 云 はく 龍樹 菩薩の 事 は 私に G. すべから す、 佛 Ik し 給 ふ、 我が 被 後に 龍 樹菩麇 

なんて As く しょせん ろん ぶっし. 

と 申す 人、 南 天竺に 出づ べし、 彼の 人の 所詮 は 中 論と いふ 諡に存 るべ しと、 佛 記し 給 ふ • 

h-i てん IP く け だい ろんじ 

隨 つて 龍 樹 菩薩の 流、 天竺に 七十 家 あり, 七十 人と もに 大譏師 なり. 彼の 七十 家の人々 

は 皆 中 論 を 本と す。 中 論四卷 二十 七 品の 肝心 は * 因 1- 所 生 法の 四 句の 偈 なり * 此の 四が 

h け ごん はんにゃ ほふ も 人 かい A! たい の 

の 偶 は華嚴 般若 等の 四 敎三諦 の 法 門な り。 いまだ 法 華開會 の三諦 をば 宣べ 給 はす。 

疑うて 云 はく、 汝 がごと くに 料簡せ る 人 あり や * 

答へ て n4 はく, 天台 云 はく、 

れて を する こミ 

夢 以 = 中 諸, 相 比; 

又 云 はく、 

. 天 親 龍 樹内楚 冷然。 外 適,, 時宜, 等;: ム云。 

妙樂 云く, - 

論,, 破會, 者。 未, 若,, 法 華, 故 云云, 

從義の 云 はく、 

龍 樹天親 未, 若,, 天台, 云云。 



ミ じ やう ほんだい わ 5 まやぶ じん くわん ぶつ まいき 7 t や き ゃラ ミ む 九ん 

説かせ 給 ふなら ば、 淨儆 大王、 摩耶 夫人に、 觀佛 三昧 經, 摩耶 經を說 くべ からす。 無緣 

の 惡人謗 法の 者に、 秘法 を與 へす ば, 覺德 比丘 は 無 i の 破戒の 者に 槃經を 1 くべ から 

す。 不輕 菩薩 は 誹 誘の 四 衆に 向って、 いかに 法華經 をば 弘 通せ させ 給 ひし ぞ。 されば 

機に 隨 つて 法を說 くと. & すは大 なる 僻見な り。 

問 うて 云 はく、 龍樹世 親等 は, 法華經 の實義 をば 宣べ給 はす や。 

答へ て 云 はく、 宣べ給 はす。 

問うて 云 はく、 何なる 敎をか 宣べ給 ひし。 

答へ て 云 はく、 華厳 方 等 般若 大日 經 等の 權大 乘顯密 の諸經 をのべ させ 給 ひて、 法 華經の 

法 門 をば 宣べ させ 給 はす。 

問うて 云 はく, 何 を もって これ を 知る や。 

しょ ざ-ひ ォ つく かん-ど に ほん 

答へ て 云 はく, 龍樹 菩薩の 所 造の 論 三十 萬愒. 而れ ども 盡 して 漢土 日本に わたら ざれば、 

し かんさ ぢ. つび は しゃ ろん てん 

其の 心 知りが たしと いへ ども、 漢土に わたれる 十 住 毗婆婆 論、 中 論、 大論等 を もって 天 

竺の論 を も 比 知して 此を 知るな り。 

疑、 rs て 云 はく、 天竺に 殘る 論の 中に、 わたれる 論よりも 勝れた る 論 や あるらん。 

撰時抄 - 三 七三 



日蓮 上人 文集 



三 七 二 



玄と文 法 

搴の K 解 書 たる 

玄 Hi 文句 t 止 

戮 



と, 一 切 衆生に 勸め たる 人 一 人 もな し。 此の 德は 誰か 一 天に^ を 合せ、 四 海に 肩 をなら 

ぶべき や。 

t ミひ .1; y いせ こん, れつ yl-to 

疑って 云 はく、 設正 法の 時 は、 佛の 在世に 對 すれば、 根 機^な りと, も * 像 末に 封 すれば 

最上の 上 機な り。 いかで か 正 法の 始に 法華經 をば 用 ひざるべき。 隨 つて 馬 鳴 龍榭^ 婆 無 

ちゃく • てんじ ムぼ 3 つ ろんじ つく 

著 等 も、 正 法 一 千年の e にこ そ 出現せ させ 給へ。 天 親 菩薩 は 千 部の 論師、 法 華 論 を 造り 



て 諸經の 第一の 義を存 す。 翁 諦三藏 の 相 傳に云 はく、 月 支に 法 華 經を弘 通せる 家 五十 餘 

家、 天 親 は 其の 一也と。 已上正 法な り。 像 法に 入って は、 天台 大師 像 法の ネに^ 土に 出 

現して、 玄と 文, 止との 三十 卷を 造りて, 法 華 經の淵 底 を 極めたり。 像 法の 末に, 傳敎 

しゅっ^ん ゑんろ 一 ゑ んぢ や..' わ て-' C づラ 

大師 HI 本に 出 現して 天台 大師の 圓慧圓 定のニ 法 を 我が 朝に 弘 通せし むる のみなら す, 

圓頓の 大戒揚 を^ 山に 建立して、 日本一 州 皆 同じく 圓-戒 の 地に なして、 上 一人より 下 

萬 民まで、 延暦 寺 を 師範と 仰がせ 給 ふ。 豈像 法の 時, 法華經 のぎ 宣 流布に あらす や, 

にょらい かなら した が * んち 

答へ て 云 はく、 如来の 敎法 は必す 機に 隨 ふとい ふ 事 は、 世間の 畢 問の 存知な り- しかれ 

ども: 佛經 は然ら す, 上 根 上智の 人の ために、 必す 大法 を說 くなら ば、 初 成 道の ャぉ、 な 

んぞ法 華 經を說 き烚は ざろ。 正 法の 先 iKn 年に 大乘 經を弘 通すべし。 右緣の 人に 大法 を 



转 851 保護の 意 



な 妙 かし。 今生に は 萬 人に せめられて、 片時 も 安から す、 後生に は惡 道に 墮 ちん 事 あさ 

ましと も. B. すば かりなし。 又日莲 * 法 華經の 行者なら すば、 いかなる 者の 一 乘の持 者 

ほふ ねん ぜん だう だ 3 しゃく 

にて は あ. るべ きぞ。 . 法然が 「法 華經 をな ゆすて よ」 善導が 「千 中 無 一 」 道 鮮が .「 未 有 

一 人 得 者」 と 申す が、 法 華經の 行者に て 候 か。 又 弘法 大師の 云 はく、 法 華經を 行す る は 

戲論 なりと かれた るが、 法 華經の 行者なる べき か。 文に は、 「能 持是 經能說 此經」 な 

んど こそ 説かれて 候へ。 能說と 申す は、 いかなる ぞと a. すに、 「於 諸 經中最 在 其 上」 と 申 

して、 大日 經、 華厳 經、 S0. 般若 經 等に、 法華經 はす ぐれて 候 ふなり と. a. す 者 を こ 

そ、 經 文に は 法 華經の 行者と は說 かれて 候へ。 もし 經 文の ごとくならば, 日本 國に佛 

わた でん; 5.7 だいし ほか ほけ き やう 

法 渡って 七百餘 年、 傳敎 大師と 日蓮と が 外 は、 一人 も 法 華 經の行 はなき ぞ かし。 い 

かにい かにと 思 ふところに、 「頭 破 作 七 分 口 則 閉塞」 のなかり ける は 道理に て 候 ひけるな 

あさ a ち i! 人ぶ き やう じ や 

り。 此等 は淺き 罰な り、 伹 一 人 一 一人 等の ことなり、 日蓮 は 閻浮第 一 の 法 華經の 行者な り。 

そし けつ こ- 7 九ん ぶ ii いなん あ ふ 

此を 謗り 此を あだむ 人 を 結構 せん 人 は、 閻浮 第一の 大難に 値 ふべ し- これ は 日本 國を振 

§る が しゃう か ほつ 仁 いする せい ぶつめつ n 

搖す 正嘉の 大地震, 一 天 を 罰すろ 文 永の 大彗星 等な り。 此等 をみ よ。 佛滅 後の 後 法 を 

行す る 教に怨 をな すと い へ ども、 今の ごとくの 大難 は 一 度 もな きなり。 南無 妙法-連 華 經 



日蓮 上 \ 文集 



三 七 0; 



五天 I 束 西南 北 

中の 五 方 天竺 

錄翳山 1 世界の 

Bali かこむ 大 

山 



安ん 師云 はく、 

爲:' 彼 除, 惡。 如是 彼 親等 云云。 , 

されば 日 莲は當 帝の 父母、 念佛者 禪衆眞 首師 等が 師範な り、 又 主君な り, 而るを 上 一人 

より 下 萬 民に いたる まで 怨を なす をば, 日月い かで か 彼れ が 頂 を 照し 烚 ふべき、 地 神 

い iir だい a たった たて まつ v.r- ク, 5 

いかで か 彼れ の 足 を, き 給 ふべき。 提婆達 多 は佛を 打ち 奉りし かば 大地 搖 動して 火炎 

にん A ら わ..' - S か な 、そ i くわ i てい 

いでに き。 擯彌羅 王 は師子 尊者の 頸 を 切りし かば, 右の 手刀と ともに t>s ちぬ。 徽宗 皇帝 

は 法 道が 面に が 印を燒 きて 江 南に 流せし かば、 半年が 内に 夷人の 手に かより 狯 ひき。 蒙 

せめ たミひ つ はもの てつち ♦* ん しろ 

古の 攻も又 かくの ごとく なるべし。 設 五天の 兵 を あつめて、 鐵園山 を 城と せりと も か 

な ふべ からす。 必す 日本 圃の 一切衆生 兵難に ii! ふべ し、 されば、 日 IST か 法 華 終の 行者に 

て あるな きか はこれ; i て 見るべし。 敎主釋 尊 記して 云 はく、 末代 惡 世に 法 華 經を弘 通す 

る もの を、 悪口 罵詈 等 せん 人 は、 我 を 一 劫が 間 仇 せん 者の 罪に も 百 千 萬 僂 倍す ぎた るべ 

しと 說 かせ 給へ り。 而るを 今の 日本 國の國 主 萬 民 等、 我意に まかせて、 父母 宿世の 敞ょ 

り も 痛く 憎み、 謀反 殺害の 者よりも つよく 責めぬ る は、 現 身に も. K 地 われて 入り、 天雷 

さ ふ しん し; - お ほ 

も 身 を 裂かざる は 不審な り • 曰 蓮 か 法 華經の 行^に てあらざる か。 もし 然 らば、 大きに 



道 誠 
究理 諫 

M 1 



天色 



堅固の 佛語 地に 墮ち す。 あだか もこれ 大海の 潮の 時 を 違へ ざるが ごとし。 是を もって 案 

くわう せ, r- 

する に、 大集經 の G 法隱 没の 時に 次いで、 法 華經の 大白 法の 日本 國拉に 一 閻浮 提に廣 宣 

流布 せん 事 も 疑 ふべ からざる か。 彼の 大集經 は 佛說の 中の 權大 乘ぞ かし。 生死 を 離る る 

道に は 法華經 の結綠 なき 者の ために は 未 顯眞實 なれ ど も、 六道 四 生 三世の 事 を 記 し 給 ひ 

ける は 寸分 もた が は ざり ける にや。 何 に 況ゃ法 華 經は釋 尊-装 當說眞 實 とな のらせ 給 ひ、 多 

寶佛 は眞實 なりと 御 判 を 添へ、 十 方の 諸 佛は廣 長 舌 を 梵天に つけて 誠諦と 指し示し- 

釋尊は 重ねて 無 虛妄の 舌 を 色 究竟に 付けさせて、 後五-巧^^^に 一 切の 佛 法の 威 せん 時、 上 

行 菩薩に 妙法 蓮華 經の五 字 を 持た しめて、 諦法ー 鬧 提の白 癩病の * の良藥 とせんと、 

梵帝 R 月 四 天 龍神 等に 仰せつ けられし き 言 虚妄なる べし や。 大地 は 反覆す とも、 高山 は 

頹 落す とも、 春の 後に 夏 は來ら すと も、 日 は 束へ 返る とも、 月 は 地に 落つ ると も、 此の 

事 は 一 定な るべ し。 此の 事 一 定 ならば、 鬧諍 堅固の 時 a 本 國の王 臣と拉 に 萬 民 や y か、 佛の 

御 使と して 南無 妙法 蓮華 經を 流布 せんとす る を、 或は 罵詈し 或は 悪口し 或は 流罪し 或は 

てうち やく け. C みく ミ、 7 なん あんのん 

打擲し 弟: f 眷屬等 を 種々 の 難に 逢 はする 人々、 いかで か安穩 にて は 候 ふべき。 これ をば 

愚癡の は呪詛 すと 思 ひぬべし。 法 華 經を弘 むる^ は n 本國の 一切衆生の 父母な り。 # 

撰時抄 一一 一六 九 



まことの 

I 色 究竟 



日蓮 上人 文集 



三 六 < 



の 圓戒を 背くべき。 かの 漢土 九 國の諸 律に は圓定 圓餘は 天台の 子に 似 たれ ども、 圓« 

二 同の 戒揚は 漢土に なければ 戒 において は 弟子と ならぬ 者 も あり けん、 この 日本 國は傳 

敎 大師の 御 弟子に あらざる 者 は 外道な り 悪人な り • 而れ ども 漢土 H 本の 天台宗と 眞言の 

しょうれ つ .f- へち しようぶ 

勝 劣 は 大師 心中に は 存知 せ させ 铪 ひけれ ども. 六宗と 天 台宗 との ごとく 公 場に して iw 負 

なかり ける ゆ ゑに や, 傳敎 大師 已 後に は 東 寺 圚城諸 寺 日本一 州 一同に、 眞言 宗は 天台宗 

か ふ しも は A みん おぼしめ 

に 勝れたり と, 上 一 人より 下 萬 民に 至る まで 思 召し 思へ り • しかれば 天台 法華宗 は傳敎 

かり す. 9? 仁 ざ •「 た; じ けん <M ミ, 

大師の 御 時計に ぞ ありけ る, 此の 傳敎の 御 時 は 像 法の 末 大集經 の 「多 造 塔 寺 堅固」 の 時 

お が ほふち-つ * マ 1 じ や-ひご, < しょ、 7 びやく ほふ をん もつ い 東 

なり • いまだ 「於 我 法 中 Si 諍 言 訟白 法 簾沒」 の 時には あたらす. 今 末法に 入つ て 二 

大集經 の 「於 我 法 中 園 諍 言 訟白法 隱沒」 の 時に あたれり • 佛語實 ならば 定ンで 

1 閬浮提 に 頃 諍 起る ベ き 時節な り。 傳 へ 聞く 漢土 は 三百 六十 箇國 1 1 百 六十 餘州 はすで に 

蒙古 國に 打ち やぶられ ぬ。 華洛 すでに やぶられて 徴宗欽 宗の兩 帝北蕃 にい けどりに せ 

られ て、 i にして 終に 崩御れ させ 給 ひぬ。 徴宗の 孫高宗 皇帝 は 長 安を攻 落されて 田舍 

りん.. C んわ Ay いふ A や こ 

の 臨 安行 在府に 落ちさせ 給 ひて 今に 數 年が 問 京 を 見す、 高 魔 六 K= 餘國も 新羅 百濟 等の 諸 

國等も 皆大蒙 十!: 國の. & 帝に せめられぬ。 今の 日本 國の壹 ^對 馬拉に 九國の ごとし *鬭 諍 



經本 論と 宗 々 の 人師. G 釋とを 引き合 せ て御覽 あり しかば、 彼の 宗々 の 人 師の釋 所 侬の經 

論 に 相 遠 せる 事 多き 上、 僻見 多々 にして 信受 せ ん 人皆惡 道に 墮ち ぬべ しと 考 へさせ 給 ふ。 

其の 上 法 華 經の實 義は宗 々の 人 々我 も 得た り 我 も 得たり と自讚 ありし かど も 其の 義な 

し。 此を 申すならば 喧 峰出來 すべし、 默 して 申さす ば佛 誓に 背きなん と、 思 ひわ づらは 

い 》*t め おそ 

せ 給 ひし かど も、 終に 怫の 誡 を 畏れて、 桓武 皇帝に 奏し 給 ひし かば、 帝 此の 事 を 驚かせ 

給 ひて 六宗の 碩學に 召し 合させ 給 ふ。 . 彼の 擧者等 始は慢 の 幢 山の ごとし。 惡心^!舟蛇の 

七 寺 I 南都 七大 やうな りし かど も、 終に 王の 前にして 攻め 落されて 六 ゥ小七 寺 一同に 御; SS- 子と なりぬ。 例 

寺 ちんでん お-: 

せば 漢土の 南北の 諸師陳 殿に して 天台 大師に せめ 落されて 御 弟子と なりし がごと し。 此 

せ *へっじ*^かぃ きめお ミ 

I 受 1<狭ゎ はこれ 圓定圓 養 計りな り。 其の上 天台 大師の いまだ 攻め 給 は ざり し 小 乘の別 受戒 を攻落 

し、 六 宗の八 大德に 梵網經 の 大乘別 受戒 を 授け 給 ふの みならす、 法 華 經の圓 頓の別 受戒 

を 叙 山に ぎ 立せ しかば、 延暦圆 頓の別 受戒 は 日本 第 一 たるの みならす、 佛 の;! 後 一 千 八 百 

けんさくし な 九ん ぶ たい はじ ♦* 

身 毒 —印度と" 餘 年が 問 身 赛尸那 一 閻浮提 にい まだな かりし 靈 山の 大戒 tn 本 國に始 る。 されば 傳敎 大師 

は 其の 功 を 論 すれば 龍樹天 親に もこえ、 天台 妙樂 にも 勝れて おはします 聖人な り。 され 

八宗 I 六 宗に天 J- んじゃ i 

4 口と a 言と を 加 ば 日本 國の 常世の 東 寺 劇 城七大 寺諸國 の八宗 淨土禪 〔; 小律宗 等の 諸佾 等、 誰 人 か傳敎 大師 

ふ 

澳 1^ 抄 三 六 七 



= 蓮ヒん 文集 



コ 一六 六 



年の 前 二百 餘 年が- 2: なり。 像 法に 入って 四百 餘 年と 申しけ るに、 百濟國 より 一切 經拉に 

敎主釋 尊の 木像 情 等 日本 國に 渡る • 漢土の Is 末 睐の始 に 相 常ろ。 日本に は 神武 天皇 

より は 第三 十代 欽明 天皇の 裨宇 なり。 欽 明の 御子 ffl 明の 太子に 上宮 王子, 佛 法を弘 通し 

袷 ふの みならす、 竝に法 華經淨 名經勝 髮經を 鎭護國 家の 法と 定めさせ 給 ひぬ。 其の後 人 

王 第三 十七 代に ,孝德 天皇の 御宇に 三論 i 示 成 實宗を 觀勒憎 正 百濟圃 より 渡す。 同 御代に 

く しゃし ,フ にん わ 5 てん V -,、 

昭 法師 漢土より 法相 宗俱 舍宗を わたす。 人 王 第 四十 四 代 元 正 天皇の 御宇に 天竺より 大 

曰經を わたして 有りし かど も、 而も 弘 通せす して 漢土へ かへ る, 此の 佾 をば 善 無 畏三 藏 

しんじゃ 5.,.1ぃ.= く わた ら •> ぺ. < 

とい ふ。 人 王 第 四十 五代に 聖武 天皇の 御宇に 審 祥大德 新羅 國 より 華 嚴宗を 渡して, 良辨 

そ、.' じ や .r- 5 づ t て t つ がん じ 人 

佾 正聖武 天皇に 授け 奉 りて 東大寺の 大佛を 立てさせ 袷へ り • 同じき 御代に 大 唐の g 眞 

和尙 天台宗と 律宗を わたす。 其の 中に 律宗 をば 弘 通し 小乗の 戒揚を 東大寺に 建立せ しか 

ども, 法華宗の 事 をば 名字 を も 中し 出させ 給 はすして 入滅し 了ん ぬ * 其の後 人王笫 -r;!! 十 



代 像 法 八 HZ 平に 相 常って 桓武 天皇の 斜 宇に、 最 澄と 申す 小 情 出来せ, 



後に は傳敎 大師 

f ならび y や 5 ひや ラそ 5 じ や,..' ミ -.' 

と號 したて まつろ。 始には 三論 法相 華厳 俱舍成 律の 六 宗拉に 禪宗等 を 行 表 偕 正 等に 

しふが く われ 》 のち ひ えい ざん が 5 zt 

習舉せ させ 給 ひし 程に, 我と 立て 袷へ る國吕 寺、 後に は 比 叙 出と 號す。 此 にして 六 宗の本 



事 f ^密教の 

修行 法 

內々 —、む の 中 



t 三皇 にも 越え 五.;^ にも 勝れた るよ し 四海に 響き, 漢土 を 手に にぎる のみなら す、 高 

HE 高 n 等の 一 千 八 百 餘國を 靡かし, -2^ 外 を 極めた る 王と きこえし 賢 王の 第一 の御歸 依の 

佾 なり。 天台宗の 學荐の 中に も 頭 を さしいだ す 人 一人 もな し。 而れば 法華經 の實義 すで 

に ー國に 隱 沒 しぬ。 同じき 太宗の 太子 高宗, 高 宗の繼 母 則 天皇 后の 御宇に 法藏 法師と い 

おそ 

ふ齐 あり、 法相 宗に 天台宗の 龍 はるよ ところ を 見て、 前に 天台の 御 時 せめられし 華嚴經 

を 取り出して、 一代の 中には 華厳 第一 法 華 第二 涅槃 第三と 立てけ り。 大宗 第 四 代 玄宗皇 

さいてん せんむ -0 3.7 

帝の 御宇 開 元 四 ギと同 八 年に、 西 天 印度より 善 無 畏三 藏 金剛 智三 藏不空 三藏、 大日 經金 

剛^ 經蘇悉 地經を 持て 渡り 眞首宗 を 立つ。 此の 宗の立 義に云 はく、 敎に 二種 あり、 一に 

は釋迦 の顯敎 所謂 華厳 法 華 等、 二に は 大日の 密敎 所謂 大日 經等 なり。 法 華 經は顯 敎の第 

一 なり。 此の 經は 大日の 密 敎に對 すれば 極理は 少し 同じ けれども、 事相の 印 契と 眞言と 

は絕 えてみ えす、 三 密相應 せ ざれば 不了 義經等 云々。 已上 法相 華厳 眞言の 三宗、 一同に 

天台 法華宗 を 破れ ども、 天台 大師 程の 智人、 法華宗の 中に なかり ける かの 問, 內々 は 謂 

なき 由 は 存じ けれども、 天台の ごとく 公 場に して 論ぜられ ざり ければ、 上國王 大臣、 下 

にんみ いた ミ vii..' ^ r 

一 切の 人民に 至る まで 皆佛 法に 迷 ひて 衆生の 得道み な 止り けり。 此等は 像 法の 後の 五 百 



撰^ 抄 



三 六 五 



n" 蓮 上人 文集 



三 六 四 



三時 四 

佛の我 法 を JSSKIi 

K よりて 次第 i 

てレ BSR 

半 Hill 上, 1 

i 以て! K かれ レ 

を 翻 審の智 の S 

下に よって M な 

1; 解す の 我 



_e 支一月 氏に 同 

t. 印度 もさす 



る 



かれり。 所謂 南に は 三時 四時 a 時、 北に は 五 時半 满四 宗五宗 六宗。 ニ宗 の大乘 一音 等 各 

各義を 立て 偏執 水火な り。 しかれ ども 大稱は 一同な り。 所謂 一代 聖敎の 中には 華厳 經第 

あ ごん t* んに やじ や.、 みや うし やく ミ. 3 

1 涅 第二 法華経 第三な り, 法 華 經は阿 含 般若 淨 名 思 <ss 疆に對 すれば 眞 富な 

? y き rl-..' しゃ. f けん しか ね はんぎ や 5 U じ や-. 'け-.' じゅけ 人 

り、 了 義經正 見なり。 然り といへ ども 涅獎 經に對 すれば 無 $8敎 不了義 経 邪見の 經 等:; ム 

すゑ ち .< ザ, ち y 

云。 漢 より 四百 餘 年の 末 五 百年に 入って、 陣隋ニ 代に 智顗と S. す小佾 一人 あり、 後に は 

天台 智者 大師と 號 したて まつる, ^北の 邪義を やぶりて 一 代 聖教の 中には 法 華經第 一 涅 

わ ひわた 

«8 第二 華嚴經 第三な り 等 云々。 これ 像 法の 前 五 百 急 大集經 の ii 多 ii 堅固の 時に 相當 

f Vi5 んじゃ r--7 .c ひだ 

れり • 像 法の 後 五 百歲は 唐の 始太宗 皇帝の 御宇に、. 15s 三 載 月 支に 人って 4. 九 年が ST 百 

けん ,0 人 ろんじ 

三十 茵國の 寺 塔 を 見聞して 多くの 論 師に値 ひたて まつりて, 八 is? 聖敎 十一 一部 經の^ 底 を 

習 ひ 極めし に、 其の 中に 一 一宗 あり、 所謂 法相 三論 宗 なり。 此の 一 一宗の 中に 法相 大乗に、 遠く 

A ろく . ?. いけん ろん 1,- つた ► 

は 彌勒無 著、 近く は 戒賢論 師に傳 へ て, 漢土に か へ りて 太宗 にさ づけ させ 給 ふ 此の; 



乗の 機の ために は 三乗 方便 ー乘具 實 なり。 所謂 法華径 

三乗の 機の ために は 三 乘異實 一乗 方便、 所謂 深密經 勝 SW 曼終等 これな り • 天台智 

者 等 は 此の a ロを辨 へす 等 云々。 而も 太 宗は賢 王な り • 常時 名 を 一天に ひ かすの みなら 一 



宗の心 は 佛敎は 機に 隨ふ べし • 

等な- 



しょ- r- れつ ふんみ や、"' か たミ か 

乘經と 法 華 經の勝 劣 をば 分明に 書かせ 給 はす。 設ひ勝 劣 をす, ァレ 書かせ 給 ひたる やうな 

れ ども、 本 迹の十 妙、 二 乘作佛 、久遠 實成、 已今當 の 妙、 百界千 如、 一念 三千の 簡 要の 法 

ふん ふう .§び つき もん ひミ はし ほかり 

門 は 分明なら す。 胆 或は 指 を もって 月 を さすが ごとくし、 或は 文に あたりて 1 端 計 かよせ 

け M,-.- .*^んっ)んミくだ.<.- 

給 ひて、 化 道の 始終 師弟の 遠近 得道の 有無 はすべ て 一分 もみえ す。 此等は 正 法の 後の 五 

ぞんぢ や-ひけん _v わつ し じ i** ん 

月 氏 ー 月 氏 B、 百年 大奥 經の禪 定堅圃 の 時に わたれり。 正 法 一千 年の 後 は 月 氏に 佛法 充満せ しか ども、 或 

印度の 北方 ガン „ ,J. ん もつ- ミ くだ., 

ダヲ E を" ふ は 小 を もて 大 4^ 破し、 或は 權經を もって 實經 を隱沒 し. 佛法 さまぐ に亂れ しかば、 得道 

の 人 漸く すくなく, 佛法 につけて 悪道に 墮 つる 者 數を しらす。 正 法 一 千年の 後 像 法に 入つ 

ij/ .5- んさ 

て 一 十五 年と 申せし に, 佛法 束に 流れて 漢土に 入りに き。 像 法の 前 五 Hn 年の 內始の 一 Kn 

だ. 7 し じ 7 ろん さに .us ひ 

. 餘 年が 閒は 漢土の 道士と 月 氏の 佛 法と 諍 論して いまだ 事 定まらす。 設定 まりたり しか ど 

も 佛法を 信す る 人の 心い まだ 深から す。 而 るに 佛 法の 中に 大小 權實顯 密を分 つなら ば、 

sa? おこ け てん ; t もな おそれ 

聖敎 一 同なら ざる 故、 疑 起り て か へ りて 外典と 伴 ふ 者 も ありぬ ベ し。 これらの 恐 あるかの 

!!' i It i ミ、 „ 'ちくらん しか つ 一ん じつ いや ぎ しんそ; 

P ゆ ゑに、 摩 騰竺蘭 は自は 知りて 而も 大小 を 分けす 權實を 言 はすして 止みぬ。 おの 後 魏晋宋 

にひ佛 SSSt 齊 il. & 五代が 間佛 法の S に 大小 權實顯 密を靜 ひし 程に、 いづれ こそ 道理と もき こえす し 

し 人 て、 上 一人より 下 萬 民に いたる まで 不審 すくなから す。 三 北 七と 申して 佛法十 流に わ 

撰^ 抄 三 六 三 



日蓮 上人 文集 



三 六 二 



3^ 化— 沸が か 9 

R 人となりて 生 

れ » ひし もの 



求めて 云 はく、 いかなる 故に か 宣べ袷 はざる や • 3 

答へ て 云 はく、 多くの 故 あり。 一に は 彼の 時には 機な し、 二に は 時な し, 三に は迹 化; t 

れば; Isr せられ 袷 はす。 め 

求めて 云 はく、 願 はく は 此の 事よ くくき かんと 思 ふ。 

答へ て 云 はく、 夫 佛の减 後 二月 十六 日より は 正 法の 始 なり。 迦葉 尊者 佛 の付嘱 をう けて _ 

二十 年、 次に 阿難 尊者 二十 年, 次に 商 郝和修 二十 年、 次に 優 婆崛多 二十 年、 次に 招 多 11^ 

ぐ つ 5 A や 5 じ いか i 

二十 年。 已上ー 百年が 間 は 但小乘 經の法 門 をのみ 弘 通して 諸 大乘經 は 名字 もな し、 何に 一 

況ゃ法 華經を ひろむべ しゃ • 次に は彌 遮迦, 佛陀難 招、 佛駄密 多、 秘 比丘, 富那奢 等の 四 一 

五 人, 前の 五百餘 年が 間 は 大乘經 の 法 門少々 出来せし かど も, とりたてて 弘 通し 袷 はす •) 

• おもて r>s 一 

但小 乘經を 面と してやみ ぬ。 已上大 集經の 先、 五 百年 解脫 堅固の 時な り。 正 法の 後 六 百 一 

め < や-つぼ さつ び ら もんじ ャ .ゥ ご そんじゃ そ ラザャ tt.^ 

年已後 一 千年が is, 其の 中間に 馬 鳴 菩薩、 吡羅 尊者、 龍樹 菩薩、 提婆 菩薩、 羅堠 尊者、 佾怯 

i、 ^貧耶^^- ^iA 駄, S 夜那、 盤陀. 摩 奴羅, ^勒^!^那、 師子赛 の十餘 人の 人々、 始には 1 



道の 家に 入り、 次に は 小乘經 をき はめ、 後に は 諸 大乗 經を もて 諸 小 乘經を 散々 に 破し 失 

ひ 給 ひき。 此 の 大士等 は 諸 大乘^ を もって 諸 小乘經 をば 破せ させ 拾 ひし かど も、 諸大 



se 頭羅弗 I 小乘 

のさと ジの 1 人 



怨嫉; 況 滅度 後。 此言良 有. 以也 云云。 

夫釋 尊の 出世 は 住 劫 第 九の 減、 人 壽百歲 の 時 也。 百 歳と 十 歳との 中間 世 五十 年 減 後一 一 

千年と 一 萬 年と なり。 其の 中 問に 法 華經の 流布の 時 二度 あるべし。 所謂 在世の 八 年減パ ^ 

に は 末法の 始の £ 百年な り。 而 るに 天台 妙 樂傳敎 等 は 進んで は 在世 法 華經の 時に ももれ 

させ 給 ひぬ * 退いて は滅後 末法の 時に も 生れさせ 給 はす、 中間なる 事 をな け かせ 給 ひて 

こ ひ ぁレ ごき汇ニ八 しった j 一、 し 

末法の 始を戀 させ 給 ふ 御 筆な り。 例せば 阿私陀 仙人が 悉達 太子の 生れさせ 給 ひし を 見て 

悲んで 云 はく、 現生に は 九十に あまれり, 太子の 成 道 を 見る ベから す、 後生に は 無色 i| 

に 生れて 五十 年の 說 法の 坐に も 列なる ベ からす、 正 像 末に も 生る ベ からすと なけき しが 

ごとし。 道心 あらん 人々 は此を 見き よて 悦 ばせ 給へ。 正 像 二 千年の 大王よりも 後世 を 思 

はん 人々 は 末法の 今の 民に てこ そ あるべ けれ。 此を 信ぜ ざらん や。 彼の 天台の 座主より 

も 南無 妙法 莲華 經と唱 ふる 癞 人と はなろ べし。 梁の 武 帝の 願に:: ム はく、 寧ろ 提婆達 多と 

む ; t んぢ y< しづ 、„- づ らん ほつ しか.. 

なって 無間地獄に は 沈む とも 欝頭羅 弗と はなら じと 云々。 

ろんじ な , 

問 ラて云 はく、 龍樹天 親等の 論師の 中に 此の 義 あり や。 答へ て 云 はく、 龍樹天 親等 は內 



心に は存ぜ させ 給 ふとい へ ども 言に は 此の 義を宣 ベ 給 はす。 

撰^ 抄 



一一 



H 蓮 上人 文集 三 六 

か 5 ベ たな-一 ころ ミな 

切の 萬 民 皆 頭 を 地に つけ 掌 を 合せて 南無 妙法 蓬 華 經と唱 ふべ し。 例せば 神 力 品の 十 神 

だいおん じ や, つ はな な む し む に 

力の 時 十 方 世界の 一 切 衆生 一 人 もな く、 娑婆 世界に 向って 大音聲 を發 ちて 南無 釋迎牟 尼 

佛 南無 釋迦牟 尼怫、 南無妙法蓮華経 無 妙法 莲華經 と 一 同に 叫 ひしが ごとし。 問うて 曰 

ふん, ea-.f A らいき 

はく、 經文は 分明に 候 ふ。 天台 妙 樂傳敎 等の 未来 記の 言 はあり や • 答へ て 曰 はく、 汝が不 

審 逆 なり。 釋を 引かん 時 こそ 經論 はいかに と は 不審せられ たれ、 經 文に., 分明なら ば釋 

を尋 ぬべ からす。 さて 釋の 文が 經に 相違せば 經を すてて 釋 につくべき か 如何。 彼 云 はく, 

な f ひ ちか い *4 しんじん 

道理 至棰 せり。 しかれ ども 凡夫の 習經は 遠し 釋は 近し。 近き 釋 分明なら ば 今す こし 信心 

1 ねん, ろ い i: 

を靖 すべし. 今 云 はく、 汝が 不審 懇 なれば 少々 釋を 出すべし。 天台 大師 云 はく、 

後 a 百 歳。 遠 沾,, 妙 道; 

妙樂 大師 云 はく、 

末法 之 初。 其 利不, 無, 

傳钕 大師 云 はく, 

y て だり に の しく なり t て. .0 こ ミを に く D 

正 像 稍 過已。 末法 太 有, 近。 法 華 一 乗 機 • 今 正是其 何以, 知, 安樂 行 品 云。 末世 法! 1» 

時 也。 又 云く。 0. 代.. 刖像 終末 初。 尋, 地^ 東 鶏 西, 人刖 之 生 • 頃 諍 之 時 • 終; 多-, 



て の JL! .1 せん 

於,, 我 法 中; 鬪諍 言訟等 云云。 

法華經 第五に 云 はく、 „ 

惡世中 比丘。 

又 云 はく、 

或 有,, 阿 蘭 若, 等 云云。 

又 云 はく、 . 

悪鬼 入,, 其 身, 等 云云。 

文の 心 は 第五の 五 百 歳の 時惡 鬼の 身に 入る 大憎^ 國 中に 充满 せん。 其の 時に 智人 一 人出 

I か. ii あくく め り ぢゃ, フ もく ケゎ き. 0V. -、, 'し ざい 

現せん。 彼の 惡 鬼の 入れる 大憎等 時の 王 臣萬民 等 を 語ら ひて 惡ロ 罵詈 杖 木 瓦礫 流罪 死罪 

に 行 はん 時, 釋迦 多寶十 方の 諸佛地 涌の 大 菩薩ら に 仰せつ け、 大 菩薩 は 梵帝 • 日月 四 天 等に 

申し 下され、 其の 時 天 變地妖 盛なる べし。 國主等 其の 諫を用 ひすば 鄰^ に 仰せつ けて、 彼 

ひ あくび く ぜんだい A もん 

彼の 國々 の 惡王惡 比丘 等 をせ めら るよ ならば、 前代未聞の 大鬬諍 一 閻浮提 に 起る ベ し。 

しょせ ミ iJ- し し 

其の 時日 月 所 照の 四 天下の 一 切 衆生、 或は 國を惜 み 或は 身 を 惜むゅ ゑに、 一 切の 佛 菩薩に 

祈を懸 くと も驗 なくば、 彼の 情み つる 一の 小惜を 信じて、 無量の 大佾等 八禹の 大王 等- 一 

撰^ 抄 _ 三 五 九 



u 蓮 上人 文集 八 

問うて 云 はく、 其の 證文 如何。 、 

答へ て 云 はく, 法 華 經の第 七に 云 はく、 r 

我 滅度 後。 後 五 百 歳 中。 廣宣 流布。 於,, 閻浮 提; 無, 令,, 断お, 等 云云 • 

経文 は 大集經 の 白 法 隱沒の 次の 時 をと かせ 烚 ふに 廣宣 流. W と 一: ム々。 同 第 六の 卷に云 はく, 

惡世 末法 時。 能 持,, 是経, 者 等 云云, 

又 第五の 巷に 云 はく, 

ての の. そん ミ に 

於,, 後 末世 法 欲. 滅 時, 等 • 

又 第 四の 卷に云 はく、 - 

而此經 者。 如来 現在。 猶 多,, 怨嫉; 況滅度 後。 

又 第五の 卷に云 はく、 

1 切 世間 • ,怨 難, 信。 

又 第 七の 卷に、 第五の a 百 歳 闘 諍 堅固の 時を說 いて 云 はく, 

惡魔魔 民。 諸 天 龍 夜叉。 鳩 荼等 • 得,, 其 便, 也 • 

大集 経に 云 はく, - 



行 せん 人 計り 生死 を 離るべし。 日本 國の 法然 が^ 簡 して 云 はく、 今日 本國に 流布す る 法 

華經華 嚴經拉 びに 大日 經 諸の 小 乘經. 天台 眞言 律 等の 諸宗 は、 大集 經&記 文の 正 像 1 一千 年 

の 白 法な り. 末法に 入って は 彼等の 白 法 は 皆減盡 すべし。 設ひ 行す る 人 ありと も、 一人 

. . J はな ぢ うび は しゃ ろん S ん らん ほふし だ f しゃく ぞ All-r- 

も 生死 を 離る ベから す。 十 住 毗婆沙 論と 曇 ii 法師の 難行道、 道 蘇の 未 有 一人 得 者、 善導 

, びやく ほふ をん もつ つぎ しゃ •!.- &ゃ, つ だいび やく 

の 千 中 無 一 これな り。 彼等の 白 法隱沒 の.?;; に は淨土 三部 經彌 陀稱 名 の 一 行ば かり 大白 

干 F ナサ r 十 ひ 法と して 出現すべし。 此を行 ぜん 人々 は 何 なる 惡人 愚人な りと も、 十 卽十生 百 卽百生 唯 

なから 寸人 salt S J 

土 は 生る くこと 淨 土の 一 門の み 有って 路に 通人す べしと、 これな り。 されば 後世 を 願 はん 人々 は 歡山東 寺 

園 城 七大寺 等の 日本 一 州の 諸 寺 諸 山の 御歸依 をと、 どめて、 彼の 寺 山に 寄せお ける 田 郡 

鄕を奪 ひ 取つ. て念佛 堂に つけば、 诀定 往生 南無 阿 彌陀佛 とす i めければ、 我が 朝 一同に 

こと ti«l 昔 其の 義 になり て 今に 五十 餘年 なり。 日蓮 此 等の 惡義を 難 じ やぶる 事 はこと ふり 候ぬ。 彼 

に 始めぬ と" ふ の 大集經 の 白 法 隱沒の 時 は 第五の 五 百歳當 世なる 事 は 疑な し。 但し 彼の 白 法 隱沒の 次に 

こと かんじん 九ん; * だい く- -.i,.. 

は 法 華經の 肝心た る 南無 妙法 蓮華 經の 大白 法の、 一 閻浮提 の內八 萬の 國 あり、 其の 國々 

に 八 萬の 王 あり、 王々 ごとに 臣下 拉に萬 民まで も、 今日 本 國に彌 陀稱名 を 四 衆の 口. に 

くれ-,' せん ふ 

唱ふ るが ごとく 廣宣 流布せ させ 給 ふべ きなり。 

撰^ 抄 三 五 七 



= 蓮 上人 文集 



三 五六 



下の 文 は 五 五 百 一 



^ませ 袷 ふべき。 なれ ども, 法華經 をば 說 かせ 給 はす。 誇す ると ころ、 機に は よらす, 

時いたら ざれば 如何にも 說 かせ 給 はぬ にや • 

*.3 じょ 5 ごん! y や *r' い ;- 

問うて 云 はく, いかなる 時に か 小乗 權經 をと き, 何なる 時に か 法 華 經を說 くべき や。 

答へ て 云 はく、 十 信の 菩薩より 等 の大士 にいた ろまで、 a? と 機と をば 相 知りが たき 事な 

い いはん ほんぶ じき し I . • 

り。 何に 况ゃ 我等 は 凡夫な り、 いかで か 時機 を 知るべき. 



すこしも 知る 事 あるべ がらざる か。 

ぶつ * ん か ^^.^ *<- にち b てら 

佛眼を 借って 時機 を考 へよ, 佛日を w て^ 上 を 照せ • 



求めて 云 はく ノ 

答へ て 云 はく、 

問 ラて云 はく, 其の 心 如何。 

答へ て 云 はく、 大 集^に 大 世 尊, 月蔵菩 蕨に 封して 未来の 時 を 定め 袷へ り。 所謂 我が 

めつ ク, ザん V ャラ けん、 一 

减 度の 後の 五 百 歳の 中には、 解脫 堅固. 次の 五 百年に は禪定 堅固 (已上 一千 年)、 次の 五 

タ くし ゆた もん けんご , 

百年に は 請 誦多閗 堅固, 次の 五 百年に は 多 造 塔 寺 堅 (已上 二 千年 y 次の 五 百年に は 我 

が 法の 巾に 於て 親 諍言訟 して 白 法隱沒 せん 等 云々。 此の 五の 五 百 象 一 一千 五百餘 年に 人々 

の 料簡 さまぐな り。 漢土の 道 師が云 はく. 正 像 一 一千 四 箇の五 百 歳に は 小乗と 大乗と 

の 白 法 盛なる べし。 末法に 人って は 彼等の 白 法 皆消减 して 淨 土の 法 門 念 佛の白 法を修 



機 萬 機. 1 1 人 

r 萬 人 



方? 2<會|. 方 等 

の經を 說 法 せら 

れし時 ム こ 



而 作,, 是言; 我 深 敬,, 汝等, 等 云云。 四 衆 之 中。 有, 生,, 瞋恚, 心 不淨, 者;" 恋 口 罵詈 言。 是無智 

比丘。 又 云。 衆人 或 以,, 杖 木 瓦 石; 而 打,, 榔之, 等 云云。 . 

勸持 品に 云 はく、 

有, 諸 無智 人惡ロ 罵詈 等 及 加,, 刀 杖, f 等 云云。 

此 等の 經文 は惡ロ 罵詈 乃至 打擲 すれ ども, 説かれて 候 ふ は說べ 人の 失と なりけ るか。 求め 

す- Q くわ , ,. 

て 云 はく、 此の 兩說は 水火な り。 いかんが 心得べ き。 答 へ. て 云 はく、 天台 云 はく、 時に P- ふ 

の ふ じ やう めん しゅし V si 

而已 と。 章 安 云 はく、 取捨 {且 しき を 得て 一 向に す 可から す 等 云々。 釋の心 は 或 時は諫 じぬ 

しはら ミ ^.7 しひ そし 

きに は 暫く 說 かす。 或 時は膀 すと も 强て說 くべ し。 或 時 は 一 機 は 信す ベ くと も 萬 機 謗る ベ 

:、 へ くば 說 くべ からす。 或 時 は 萬 機 一 同に 謗す とも 强 ひて 說 くべ し。 初 成 道の 時 は 法餘, 功 

も A しゅ みろく ;& だつ ぐ わつ ぼんたい てん ぼんぶ 

德林、 金 勵幢、 金 跡藏、 文殊、 S 彌勒 • 解脫月 等の 大 菩薩、 梵帝四 天 等の 凡夫 大根 

かず ろく や ん そのく りん か せ ふ , 

性の 者數 み-しらす。 鹿野苑の 苑に は俱郯 等の 五 人、 迦葉 等の 二百 五十人、 利 弗 等の 二 

はう さう:;.: い ゑ ぎ しき じ ふ じ や、 ぼんだい ゎラ こ ひ 

で: n 五十人、 八 孫の 諸 天。 方等+ ^會の 儀式に は、 W 尊の 慈父の 淨飯 大王 ねんごろに 戀せさ 

^.--o た- T ひ てん 

せ 給 ひし かば、 佛宮に 入らせ 給 ひて 觀佛 三昧 經を とかせ 給 ひ、 悲 母の 御た めに W 利 天に 

九十 日が 問 籠らせ 給 ひしに は 摩耶經 をと かせ 給 ふ。 慈父 悲 母なん どに はいかなる 祕法か 



撰時抄 



三 五 五 



日蓮 上人 文集 



三 五" 



くだ ゆに 進める 

や 否 やとれ ふこ 



座に つらなり、 一代 謗 法の 5:^ 婆 達 多に は 天 王 如来と 名 を さ づけ、 五 障の 龍 女 は 蛇 身 を あ 

ら ためす して 佛 になる。 決定 性の 成佛は 煤れ る 種の 花 さき 果なり, 久遠 實成は 百 歲の叟 

f た-!!, .5- いそく ぶっかい 

二十 五の 子と なれる かと 疑 ふ。 一念 三千 は 九界卽 佛界、 佛界卽 九 界と談 す, されば 此の 

經の. 1 字 は 如 來寶珠 なり、 一 句 は 諸佛の 種子と なろ。 此等は 機の 熱不 熱 はさて おきぬ. 

時の 至れる 故な り。 經に云 はく、 今 正しく 是 其の 時な り、 决定 して 大乗 を說 かん 等 云々。 

問うて 云 はく、 機に あらざる に 大法 を 授けられ ぱ、 愚人 は 定めて 誹 誇 をな して, 惡 道に 

墮 つるならば、 豈に說 く 者の 罪に あらす や • 

答へ て 云 はく、 人路 をつ くる 路に迷 ふ 者 あり、 作る 者の 罪と なるべし や。 良臀藥 を 病人 

にあた ふ、 病人 嫌 ひて 服せ すして 死せば, 良酱の 失と なろ 力 

尋ねて 云 はく、 無智の 人の 巾に 此経 を說 くこと 莫れ と。 同 第 四に 云 はく、 分布して 妄り 

に 人に 授與 すべから すと。 同 第五に 云 はく, 

此法華 經。. - 諸佛 如来!? 密之 蔵。 於,, 諸經 中; 最 在,, 其ヒ; 長夜 守護。 不 =妄 宣說- 等 云云 • 

此 等の 經文は 機に あらす ば說 かざれと いふか。 

ャ反 :一:_| して 云 はく、 不輕 品に 云 はく * 



一 坐 十 小 劫 I 以 

下の 經文は 說 法 

すべ きの 時の 未 

だ 至ら & 故に i 

のまく 時 を 經- 

乙と 4b ふ 



八 郁, I 入 間 以外 

の 八 種の £^ の 

類, 0. 夜 X 等 

解 股 月, 1 1 * 薩 

の 名 



時 抄 (上: 



釋子日 蓮述 



それ か ら だい r うちし よ, ひぶ つ こふ 

夫佛 法を攀 せん 法 は必す 先づ時 をなら ふべ し。 過去の 大通智 勝佛は 出世し 給 ひて 十 小 劫 

が 間 一 經も說 き 給 はす。 經に云 はく、 「一 坐 十 小 劫」 又 云 はく、 r 佛知降 未 至受請 默然坐 

等 云云 u 今の 敎主釋 尊 は 四十 除 年の 程 法 華 經を說 き 袷 はす。 .經 に 云 はく T 說時未 至 故」 と 

らうし たい み ろく ぼ さつ ミ そつ こも 

云々。 老子 は 母の 胎に處 して 八十 年 • 彌勒 菩薩 は究 率の 內院に 籠らせ 給 ひて 五十六 億 七 

** ほミ. * ぎす おく じ は り あかつき 

千 萬 歳 を 待ち 給ぶべし。 彼の 時 鳥 は 春 を 送り 鷄鳥は 曉 を まつ。 畜生 すらな ほかくの 

いか いはん た r じやくめ つ:: う! I? やう P り 

ごとし。 :!: に 況ゃ佛 法 を 修行 せんに 時を糾 さざる べし や。 寂 減 道場の 砌には 十 方の 諸佛 

ぽんたい てん ころも たな 1*1 ころ 

示現し 一切の 大 菩薩 築 會し給 ふに、 梵帝四 天 は 衣 を ひるが へし、 龍神 八 部 は 掌 を 合せ、 

ぼんぷ しゃ-.' じ, C ミ くにん ゆ:.! つ 4/ わつ ミミし ゃミ 

凡夫 大根 性の 教は耳 を そば だて、 生身 得 忍の 諸 菩薩 解脫月 等, 請 をな し 給 ひし かど も, 世 

尊 は 一 一 乘作佛 久遠 實成 をば 名字 を? 8 し、 卽 身成佛 一 念 三千の 肝心 其の 義を宣 ベ 給 はす。 

此等は 偏に これ 機 は 有りし かど も 時の 來ら ざれ ぱ のべさせ 給 はす。 經に云 はく、 說 くべき 

.C 'よう ぜん ゑし やう A ざり えんぶ あ じ やせ だ いわ ナ 

時 未だ 至らざる が 故に 等 云々。 靈山會 上の 砌に は閻浮 第一 の 不幸の 人たり し 阿闍世 大王 



撰^ 抄 



三 五三 



日蓮 上人 文集 三 五 二 

常兒- 死後, -そ り。 pt は 法 華經の 方便 無 得道の 禪 なろ を、 眞實 常住の 法と 云 ふが 故に、 外道の 常 見なり。 

の i>i 存す との い は., で ぶん ォぃ い 4> «.7 

C もし與へてこれを言は*1、佛の方便三竊の分齊なり。 もし^ってこれを言は*1,た^-外道 

分 ^.Isss *c ti ぶん -、 a y ia もつ 

奪 I 假 借せ ずの の 邪法な り。 與 ふる は當 分の 義、 奪 ふ は 法 華の 義 なり。 法 華の 鸾 ふの 義を 以ての 故に, 

與, —假 借し 許す 禪は 天魔 外道の 法と 云 ふなり * • 

P ぎん しょ,, こい; * ん 

Si ふ。 禪を 天魔の 法と 云 ふ證據 如何。 

答 ふ * 前々 に. E. すが 如し, (原 漢文) 



の 本 體が緣 のま 

れ, 種々 の 事 

物と なりて あ 6 

はる i_0 と 

K.MS.SI 本 通 

は 少しも か は t\ 

ず その ii にあ 



a 性-.. 自已內 に 

佛性 ある を 見る 

ふこと 

無 死後 は 物 

なしとの 考 



ふ 邪義を s. し 出で。 過 無き 天台に 失 を 懸け 上 る 故に、 高祖に 背く 不孝の 者, 法 華經に 

そし :づ 声 一、 Jy* ご l.'i つや-つ ♦< 、か、 i つ 

背く 大謗法 罪の 者と なるな り。 それ 天台の 觀法を ts- ぬれば、 大蘇 道場に 於て, 三昧 開發 

こめ かた ず, o*l.<r レん によ ミ め. 7 ほふ ふ 

せし より 以來 目 を 開いて 妙法 を 見れば、 隨緣眞 如な り。 目 を 閉ぢて 妙法 を 思へば、 不 

この 兩 種の 眞如 は、 た- rl 言の 妙法に あり。 われ 妙法 を唱 ふる 時、 萬法玆 



へ. < しんにょ 

變眞 如な 



に 達し 一代の 修 多羅 一言に 含す。 所詮 迹門 を尋 ぬれば、 迹廣 く, 本 門を尋 ぬれば、 本 

サール /, / 、/、 こ しん ? J おぼしめ たラ せい がくしゃ 

高し し 力 じ 5 、もの 妙法 を觀 せんに はと、 思 食され しなり。 當 世の 攀者 この 意 を 得 ざ 

, ゆ ゑ こしょ. f しくわん ♦* さ すぐ 

るが 故に 天台 己證の 妙法 を 習 ひ 失って、 止 觀は法 華經に 勝り、 禪宗は 止觀に 勝れたり 

ほけ き や- フ す ぜん レミ つ もん 

と ひて 法 華經を 捨てて、 ^颧 にっき、 止觀を 拾て て 禪宗に 付くな り。 禪宗の 一門に 

まつ ふ :1 つか t か いかん だ ノ て 

云 はく、 松に 藤懸 る, 松 枯れ、 藤 枯れて 後 如何。 上らす して 一打な む どと 云へ る 天魔の 

語 を 深く 信す る 故な り。 修 多羅の 敎主 は、 松の 如く、 その 敎法は 藤の 如し。 各 iii すと 

に ふめつ lO ミく こ. - し S た ら さ ゆび 

雖も 佛も 入滅し、 敎 法の 威德も 無し。 爱に 知りぬ。 修 多羅の 佛敎 は、 月 を 指す 指な り。 

^1^ ff けんしゃ; ミく たつ だい ほ- <. 'ほふ しょる 

禪の 一 法の み獨 妙な り。 これ を觀 すれば、 見 性 得 達するな りと 云 ふ大謗 法の 天魔の 所爲 

しか じゅみ やう.;;? りゃう じャ 5 ぢ.? A めゥ めつ 

を 信す る 故な り。 然り而 して、 法 華 經の佛 は、 壽 命 無量 常住 不滅の 佛 なり。 禪宗は 減 

さ £> だラ ひ けん きんゆん へき ナ A- 

度の 佛と 見る が 故に, 外道^ 無 見なり。 「是法 住 法 位 世間 相 常住」 の 金言に 背く 僻見な 



立 正觀抄 



三 五一 



日蓮 上人 文集 三 五 〇 

y んク } そじ で.,, ほふ まつが く たが 

漢土に 於て は 天台に く。 兩 大師の 傳法 すでに 法 華經に 依る、 あに、 その 末舉 これに 違 

たが し たうせ ひミ. f てんだいさん か しょがく 

はんや。 違 ふ を 以て 知りぬ、 當 世の 天台 家の人々、 その 名 を 天台 山に 借ろ と雖 も、 所舉 

の 法 門 は, 達磨の 僻見と, 善 無畏の 妄語と に 依って 云 ふこと を。 天台 傳敎の 解釋の 如く 

こ しんち 5 ち 5 ほふ し^- た..' せ がくしゃ 

んば、 己 心中の 秘法 は、 た 妙法の 一言に 限るな り。 然り而 して, 當 世の 天台宗の 舉者 

は、 天台の 石塔の 血脈 を? g し 失 ふが 故に, 天台の 血 脈 相承 の-練 法 を ひ 失って, 我と 

1 心 三觀の 血脈と て、 我^に 任せて 書 を 造り、 錦の 袋に 入れて、 に 懸け. 箱の底に £ 

めて、 高直に 寳 るが 放に、 邪義國 巾に 流布して、 天台の 怫法破 失せろな り。 天台の 本意 

し 0- くそ. < くに ひ-、 * へ けう/. ん ぜんむ -0 す I め LcnA. 

を 失 ひ、 釋 尊の 妙法 を 下す、 これ 偏 に、 達磨の 敎訓、 善 無畏の 勤な り。 故に 止 觀をも 

知らす、 丁 ゃ三觀 一心 三 諦をも 知らす, 一念 三千の 觀をも 知らす、 本 迹ニ門 を も 知ら 

さ. つたい つ; 一い め. r くわん け. 7 ,:7 ごん じつ 

t 相 待、 雜 待の 二 妙 を も 知らす、 法 華の 妙 觀をも 知らす、 敎相を も 知らす、 權實を も 

知:^^す、 ra 敎八敎 を も 知らす, 五 時 五味の 施 化 を も 知らす、 敎機時 國相應 の義は S. すに 

及ばす、 實敎 にも 似す. 權敎 にも 似 ざろ なり。 道理な り、 353! 理 なり, 天台 傳敎 の所傳 に、 

祿 眞言より 劣れり と 習 ふ 故に, 達磨の 邪 IT 眞言の 妄語と 打ち 成って, 權敎 にも 似す, 

實敎 にも 似す、 ニ途に せ ざろ なり, 故に大^^法の罪顯れて、 止 觀は法 華 終に 勝る とい 



薩埵 I 菩薩, 

ふ は 同 t 



六 度 ー 布施、 戒 

律 s:r 精進、 

0. 智 11 



この 兩 大師の 血脈の 如くならば, 天台 大師の 血脈 相承の 最 要の 法 は, 妙法の 一 :K なり。 

しょせん じ やう じゅ は 3 はふ いん くわ 

丁お ニ觀と は、 所詮 妙法 を 成就 せんた めの 修行の 方法な り。 三觀は 因の 義、 妙法 は SI- の 

義 なり。 徂し、 因の 處に架 あり、 染の處 に 因 あり。 因 mi^ 俱 時の 妙法 を觀 する が 故に、 か 

くの 如き 功 能 を 得るな り。 爱に 知りぬ。 天台 至極の 法 門 は、 法 華 本迹未 分の 處に 無念の 

止觀を 立て、 最秘の 大法と. 云へ る 邪義大 なる 僻見な りと 云 ふこと を。 四侬弘 仏の 大き 

極 は 旣に佛 敎に侬 りて、 諸 論 を 造る、 天台 何 ぞ佛說 に 背きて, 無念の 三觀を 立て 給 はん 

よ けう^ べつでん だるま じゃま ふ 

や。 もし この 止觀、 法 華經に 依らす とい は r、 天台の 止 觀敎外 別 傅の 達磨の 天魔の 邪法 

に 同ぜん。 都て 然るべ からす。 哀 なり 哀 なり。 傅敎 大師の 云 はく、 國キ: の 制に あら ざれ 

じゅ. <ぎ やう Is* しへ じゅしん 

ば、 以て 邀行 する ことな かれと。 法王の 敎 にあら ざれば、 以て 受信す る ことな かれ。 又 

ろん ごん じつ むね ゆる! 

云 はく、 四 依^ を 造る に權 あり 實 あり、 三乘の 旨を述 ぶる に 三 あり 一 あり。 所以に 天台 

むね じ 9 ん か い . じつ よ ぶつじよ 3 S 

智者 は、 三乘の 旨に 順 じて, 四 敎の階 を 定め、 一 實の 道に 侬 りて、 一 佛乘を 建つ。 六 度 

别 あり、 戒 度何ぞ 同じ からん。 受法 同じから す、 威儀 豈に 同じ からん。 この 故に 天台の 

で A; ほふ したが ほ.. S て-,' 

傳法 は、 深く 四 依に 侬り、 亦 佛敎に 順 ふと。 本朝の 天台宗の 法 門 は、 傅敎 大師より これ 

を始 む。 もし 天台の 止觀 法華經 に侬ら すと 云 は r、 日本に 於て は、 傅 敎の高 fg に 背き、 



立 正觀抄 



三 四 九 



H 蓮 上人 文集 



三 四 八 



稃扣 111*1 十界 

の 谷 十 扣を具 

有ナ i レて千 St 

如 i 生 t 三 SS 世 

E に 各 これ 

i レて 三千 とな 

-SIS. 假, 中 

の 一一 一 道理 



BS5 玄 3HIKS き 

欽 を 傳{ん が 

資 SS て nw なら 

しむる 髏式ぁ P 

八 舌の 鐘 i も 

天ム ロ宗 c»ffiei 

レて簿 .1 



問 ふ • 天台 大師 眞實 に、 この 一 言の 妙法 を證 得し 玉 はざる か • 

答 ふ。 內 證は爾 るな り。 外用に 於て は、 これ を弘 通し 玉 はざる なり。 15 謂 內證の 逢 をば 

? i して 外用に は、 三 觀と號 して、 一念 三千の 法 門 を 示現し 給 ふなり。 

問 ふ。 何が 故に 知りながら 弘 通し 袷 はざる か。 

答 ふ。 時 至ら ざろ か 故に、 付屬 にあら ざるが 故に、 迹 化な ろが 故な り。 

A 5a-* しょ,, ミく しょ...' 

問 ふ, 天台 この 一 言の 妙法 これ を證 得し 袷へ る證 これ あり や。 

答 ふ、 この こと, 天台 一家の S 事な り。 故に 流. W せる 學者 これ を 知らす。 液 ffi ま S の 

脈と して, 天台 大師 自筆の 血脈 一 紙 これ あり * 天台 御 入滅の 後 は 石塔の 中に これ あり. 

ご じった 5 ぜっ ゲざ ひら i:、rt.o くわし やう でんじ 4 けち, < やく 

傳敎 大師 御 人 唐の 時 八 ギ:: の を 以て これ を 開き、 道 邃和尙 より 傳授し 給 ふ 血脈と は、 J れ 

なり。 この 書に 云 はく, 

一 言 妙 旨。 一 敎 玄義。 

けち A やく 

傳敎 大師の 血脈に 云 はく、 

夫 一 言 妙法 者。 開き I, f 冗 塵 境, ^#0 應,, 隨綠! J 取、 如; 閉,, S 服, 住,, 無念, 時 者。 



眞如; 故 聞,, 此ー 言; 离法玆 達。 一 代 iSS 多羅 含,, 



言; 



道斷 I 言に 

あら はし h D 得 一 

•3 る 乙と 

心行 所滅 l、.SK 

も 思 ひ 及ば &こ 

と 

諸 佛の 師 I 過去 

の 諸怫は so こ の 

妙法 はより て 成 

道せられ しもの 

と^ふ 意 

境智一 容觀の s 

界と 主觀の 智慧 

止觀 ー 止 は散亂 

の、 5 を 止めて S 

にす る こ と、 觀 

は 眞 理を明 は 照 

したる 智 ii の 乙 

と 

觀名ー K 々ー 「觀 

を W と 名. つけ 止 

を 知る を佛 見と 

名づ く」 



力-, 'ほふ < さく く £ん もん ミ 

答 ふ。 妙法 は所設 の功德 なり。 三觀は 行者の 觀 門なる が 故な り。 この 妙法 を佛說 いて 云 

よく、 

道場 所得 法。 我 法 妙 難 思。 是法非 思量。 不可 以言宣 云云。 

め 5 ふかし: SJ,J ごん •*) だ、 フだ ん しんぎ や 5 しょ < ^つ かい によ 

天台の 云 はく、 妙と は、 不可思議 言語 道斷 心行 所滅 なり。 法と は、 十 界ャ如 因果 不二の 

法な り。 三諦 とも 云 ひ, 三觀 とも 云 ひ, 三千と も 云 ひ、 不可思議 とも 云 ふ。 天台の 己證 

おんし .9 よ ミころ しょぶ つ ?ぞ -I ん 

は、 天台の 御 思慮の 及ぶ 所の 法 門な め。 この 妙法 は 諸 佛の師 なり。 今の 經 文の 如くなら 

く んじ つじ や、 つ つ 一く くわ き や 、つがい に ぜん け, ひしゅ しょ ぼ さつ 

ば、 久遠 實 成の 妙覺極 5!- の佛の 境界に して、 爾前迹 門の 敎主 諸佛諸 菩薩の 境界に あらす。 

た *t ぶつ ミ ぶつ ミ ちょくす かいに よ ほふ も, C たう ぶん へ 

經に、 「唯 佛與怫 乃 能 究盡」 と は, 迹 門の 界如 三千の 法 門 をば、 迹 門の 佛が當 分 究竟の 邊 

ほんち なんし めう ほふ - しりょ いか ぼん 

を說 けるな り。 本 地, 難 思の 境智の 妙法 をば, 迹佛 等の 思慮に 及ばす。 何に 況ゃ、 菩薩 凡 

ぶ くわん みやう ぶつ ち し A や- r- ぶっけん しゃくもん 

夫 を や。 止觀の 二字 をば、 觀 名佛、 知 止名佛 見と 釋 すれ ども, 迹 門の 佛智佛 見に して、 

妙覺極 某の 知見に は あらす。 その 故 は、 止觀は 天台 己證 の、 界如 三千 三 識三觀 を 正と な 

す、 迹 門の 正意 これな り。 故に、 迹佛の 知見な りと 云 ふこと を 知りぬ。 た 5- 止 觀に、 絕 



待 不思議の 妙觀を 明す と 云 へ ども、 只 一 念 三千の 妙觀に 

づく るな り。 

立 正觀抄 



且く與 へて, 絕待 不思議と 名 



三 四 七 



= 蓮 上人 文集 



三 四 六 



€ 字I^Jと ば、 



可 思議の 三觀 なり。 

問 ふ。 一 心 三觀に 勝れた る 法と は, いかなる 法ぞ や。 

♦* こミ a ふもん H.0 ぶつよ ぶつ *1 や い 一ん *- つ 

答 ふ。 この 事 誠に 一大事の 法 門な り。 唯 佛與佛 の 境界なる が 故に、 われらが 言 說に 出す 

ベから ざるが 故に, これ を 申すべからざる なり。 こ i を 以て 經 文に は, わが 法 は、 妙- - 



*;•..-«-,、 く £»• ん 



して 思 ひ 難し • 言 を 以て 宜ぶ ベから す 一!^々。 妙覺果 m の佛 すらな ほ 不可 說 不思^の. 1 と 

いか ミ ,ゥ かく い ^ ほんぶ 

說き給 ふ。 何に 況ゃ、 等覺の 菩薩 已下 乃至 凡夫 を や • 

A や *, じ なに A 

問 ふ。 名字 を^ かすん ば、 何 を 以て 勝 法 ありと 知 な こと を 得ん や • 

Z しょう た けち A やくさう じよう .7 しな し 

答 ふ。 天台 己證 の; と はこれ なり。 常世の 舉者 は, 血脈 相承 を 習 ひ 失 ふ 故に これ を 知 

»*1 あ ひ V** ひ 《»• 暴 もん し.;, £ ん Xn 

ら ざろ なり。 故に 相 構へ, 相 構へ て、 一 絡す 可く、 ,秘 すべき 法 門な り。 然 りと 雖も, 汝の 

こ.》ろざレしん^^リ いだ つ 一ん でんお 

志 鹛 妙な れぱ, その 名 を 出すな り。 一言の 法 これな り • 傳敎 大師の 「丁 ハさー 觀傳於 一 

言」 と 書き 給 ふこれ なり • 

問 ふ。 未だ その 法 體を閉 かす。 如何。 

答 ふ • 所詮 一と は 妙法 これな り • 

もつ ,, すぐ こま 

ふ。 何 を 以て, 妙法 は, 一 、心 三觀に 勝れたり. t 云 ふ 事 を 知る を 得ろ や。 




義を云 ふ 人 は、 祖師 天台の ために は、 不知 恩の 人なる、 あに、 その 過 を!! れんや。 それ 

むかしり や 、つ ぜん やく ゎラ いま か につ 

天台 大師 は、 昔靈 山に ありて は藥 王と 名 づけ、 今 漢土に ありて は 天台と 名 づけ, 日 

ほ. OJ く でん 6 ミ な ぐ つ 5 *,r ほふ ?ミ 

本國の 中に て は傳敎 と名づ く。 三世の 弘通俱 に 妙法と 名づ く。 かくの 如く、 法 華 m 

V.J いせ ほか な おはし ま 

を弘 通し 給 ふ 人 は、 在世の 釋尊 より 外 は三國 その 名を閒 かす、 有り難く 御 坐す 大師 を、 

その 末擧 その 敎釋 を惡 しく 習 ひて, 失 無き 天台に、 失 を 懸け まつる, あに 大罪に あらす 

や。 

今 問 ふ。 天台の 本意 は 如何なる 法ぞ や。. 碩學^ の 云 はく、 丁む 三觀 これな り。 今 云 はく、 

一 實圓满 の 丁む 三觀と は、 誠に 甚 深なる に 似 たれ ども、 なほ 以て 行者 修行の 方法な り。 

三 觀とは 因の 義な るが 故な り。 慈覺 大師の 釋に云 はく、 

三觀 者。 爲. 令, 得,, 法體, 修觀 云云。 

でん & ,リ だいし 

傳敎 大師の 云 はく、 

今 4^ 觀 修行者。 爲, 成,, .: 法 華 妙果, 云云。 

S3" くわち くわ ミく ほふ もん の、 < 'くれん 

故に 知りぬ。 一心 三觀と は、 果地 Es^ 德の法 鬥を成 ぜんがた めの 能觀の 心なる こと を。 何 

に況 や、 三觀と は、 言説に 出した る 法なる が 故に、 如來の Ei^ 地 Kl^ 德の 妙法に 對 すれば 

立 正觀抄 三 四 五 一 



1、む環11、む 

はして 空觀、 

0. 中觀 をな ナ 



杲 一終局の さと 

り 

能槻 —客 觀に對 

して 主觀と 名.?' 

くる ものに^ 



蓮 上人 文集 



三 四 四 



被る 者の « 富 



es 山; Hlfl 天台 

大師の S 生は靈 

鷲 山に てお 零の 

IK 法を聽 SB せる 

1 人な りと, 5 ふ 

sal 方便め 性 

有する 乙と 

にして g 觀很 B 

中 Mi なナ 乙と 



も仍 ほこれ を SJ: するな り。 

もん i! ふ しょび > じて,, 19 C つ 、-ん 

又 一つの 問答に 云 はく、 所 彼の 機、 上 機なる が 故に 勝る とい は r、 實を 捨てて 權を 取れ, 

け -7 いよ ; -» ん くら, いよ {• ゆ ゑ ひ れつ おミ 

天台 云 はく、 敎 彌 權 なれば、 :!^ 彌 高し と 釋し給 ふ 故な り, 所 被の 機 下劣な ろ 故に^ 

l*J ん じつ け 5 いよ C いよ ("くだ 

ると 云 は V/ 權を とりて 實を 捨てよ。 天台の 釋に は、 敎 彌 實 なれば、 位 彌 下る と 云 

ふ 故な り。 然り而 して、 止 觀の上 機の ために これ を說 き、 法 華 は 下 機の ために これ を說く 

ぉミ たか ,こ tt 

と 云 は 止観 は 法 華に 劣れる が 故に、 機 を 高く 說 くと 閗 えたり • 實に さも あるら む。 



. . , I にょらいし ゆつ せ の た*4 いへ さ いた 

天台 大師 は靈 山の 聽衆 として、 如來 出世の 本懐 を 述べ 玉 ふと 雖も * 時 至らざる が 故に、 一 

妙法の 名字 を替 へて 止 觀と號 す。 迹 化の 衆なる が 故に、 本 化の 付 場 を 弘め玉 はす • 正直 一 

しくわん . t い? <; に, > 一 

の 妙法 を 止 觀と說 き まぎらす が 故に、 ありの ま の 妙法なら ざれば、 帶權の 法に 似たり 一 

ぐ つ 3 しょけ y いせ たい、 一ん き ほんけ ぐ 05Litf 一 

故に 知りぬ。 天台 弘 通の 諸 化の 機 は, 在世 帶權 の圍 機の 如し, 本 化 弘通所 化の 機 は 法: 

V- きき たい おな にんし ぶっせつ ?.? 

華 本 門の 直 機な り。 止 觀法華 は, 體 全く 同じと 云 はん。 なほ 人 師の釋 を 以て、 怫說に 同一 

S がじん い いはん 《*3 じ や y i 

する 失甚 重なり • 何に 況ゃ、 . ^-觀 は 法 華に 勝る とい ふ 邪義を 申し出す は, 但 これ 本 化: 

の弘經 と、 迹 化の 弘 通と, 像 法と 末法と、 迹 門の 付 場と, 木 門の 付 屡と を、 末法の 行 

者に 云 ひ 顔さん ための、 怫 天の 御 計な り。 $W に 知りぬ、 當 世の 天台宗の 屮に、 この 



,一 



sal 目的 

3、 むの 法-. -:o 

が 心に! ft ふる 不 

思 載の 法 , 



*as^ 所得 I- 怫 sa 

修行の 堤 はてさ 

とれる とこ a 

住 前 I 菩薩 修行 

の 階級 中、 十 住 

位の 前、 十 位の 

乙 と 

名字 lK<fl 天ムロ 

宗 にて 圓敎 修行 

の 階 理郎、 

名字 郎 * 觀行 

節、 相似 即, 分 眞 

卽、 究竟 即の六 

つと す 

,a 法 ー 善 法 



- i や. yfl く しゃく おこ ぞ., - 

傳敎 元よりの 約束なる が 故な り。 その上 天台の 釋の意 は、 迹 の大敎 起れば、 ぽ 前の 大敎 

ほろ ほん おこ しゃく ほろ だいけ i し やく 

亡 ひ 本の 大敎 興れば、 迹 の大敎 亡び、 觀 心の 大敎 興れば、 本の 大敎 亡ぶ と釋 する は- 

aA^.^ めう ほふ ふ し ぎ さ; i しゅぎ ゃミ ざ-つ 

本 體の本 法 をば、 妙法 不思議の 一法に 取り 定めての 上に 修行 を 立つ るの 時, 今の 像 法の 

くわん じん せん す たづ ひろ J, づ t;- きょ 

修行 は 觀 心の 修行 を 詮と爲 るに、 迹を尋 ぬれば 迹廣 し、 本を尋 ぬれば、 本 高く して 1^ 

むべ からす。 故に 末學の 機に 叶 ひ 難し。 很己 心の 妙法 を觀ぜ よと いふ 釋 なり。 然 りし i 

も、 妙法 を 捨てよ とは釋 せざる なり。 若し 妙法 を 捨てば 何物 を 己 心と なして か觀 すべ き。 

如意 寶珠を 捨てて, 貧瘸を 取りて 寶 となすべき か。 悲しい かな, 當世 天台宗の は、 

タ 5 い け- f し 0- く そむ 

念佛 眞言 禪宗 等に 同意す るが 故に、 天台の 敎釋を 習 ひ 失って、 法 華經に 背き、 大謗 法の 

っ& しくわん い あ おまち 

罪 を 得るな り。 若し あ 觀を法 華經に 勝る と 云 は。 i、 種々 の 過 これ あり。 止觀は 天台 

の 道場 所得の 己證 なり。 法 華 經は釋 尊の 道場 所得の 大法な り。 これ 一 つ。 釋尊 は、 Si 

くわ ** ん 'ザん みしよ、 3 みやう じ くゎんぎゃ5'さ、^'じ 

* 滿の佛 なり、 天台 は 住 前未證 なれば, 名字 觀行 相似に は 過ぐ 可から す。 四十 二重 

れつ し 0- くそん しゅっせ しゅっせ こしょ- T 

の 劣な り。 これ 二つ。 法 華 は釋尊 乃至 諸佛 出世の 本懐な り。 止觀は 天台 出世の 己證 なり。 

た ^5,3 らいし ふ くわ、 りち ゃミ つ 5-*„ど.< てん 

これ 三つ。 法 華 經は多 寶の證 明 あり, 來 集の 分身 は 廣長舌 を、 大 梵天に つく。 みなこ 

だいび やくほ ふ て みだい しゅ.. 5\ f& 

れ魔實 の 大白 法な り。 止觀は 天台の 說法 なり。 かくの 如き 等の, 種々 の 相違 これ あれ ど 



1^ 正觀抄 



三 四 三 



=: 蓮 上人 文集 



三 四 二 



四 JB の >?1天 台 

大師が K も 解 W 

+ 'るに 用 ひし 四 

の 方法, aa=r 

約 8* 本 ssr 

awlff 行 i つ 

みて 漸く さとり 

は 進む «*- の も 

の 

奉理俱 《| 奉 s 

有形の 行、 wtt 

無形の B、 £0 

BB* 共に SBtt*: 一 

の智の 及ば ざる 

所と. 5 ふ 



圆頓 止觀。 卽法華 三昧 之 異名 耳。 

文句の 記に 云 はく、 

觀與, 經合。 非, 数,, 伦寶; 方 知止觀 一 部。 是法華 三昧 之筌? T 若 得,, 斯意; 方 會,, 經旨, 云云。 

た t さ にんし y やう tA" てんだいし, *. 'ほふ もんたい い 

唐土の 人師行 满の釋 せる 學 天台宗 法 門 大意に 云 はく、 

摩 訶ぇ觀 一部 大意。 不, 出,, 法 華 三昧 異名; 侬, 經修. 觀- • 

これ^の 文^ 分明な り。 誰か これ を 論ぜん。 

しゃく くわん しん ほん no- く tti 

問 ふ。 天台 四 種の 釋を 作る の 時、 觀 心の 釋に 至りて、 本迹 S 釋を捨 つと 見えたり。 又 法 

ザん S ミ Xn きたつ , い 5- ん 

華 經は漸 機の ために これ を說 き、 止觀は 直達の 機の ために これ を說 くと。 如何 • 

答へ て 云 はく、 渐機 のために 說 かば 劣り、 顿 機の ために 說 かば 勝ろ とならば、 天台宗の 

意 は, 華厳 眞言 等の 經は、 法 華經に 勝れたり と 云 ふ 可き や。 今の 天台宗の 淺拨 は, 眞言 

は 1555 & 密の敎 なる が 故に、 法 華經に 勝れたり といへ り。 故に, .:!^ 觀は法 華に 勝ろ と 云 

iii り くわん じん ほんしゃく なん もん 

へる も 道理な り、 道理な り。 次に 觀 心の 釋の 時, 本 迹を捨 つと いふ 難 は, 法華經 何の 文 

人 師の釋 を 本と 爲 して、 佛敎を 捨てよ と 見えた る や。 設ひ 天台の 釋 なりと も, 釋 尊の 金 

そ; J そじ もち 1 a ふ ふ ^ 仁ん .9 う C 摩 

肯に 背き • 法 華 終に 背かば, 全く これ を 用 ふべ からす • 依 法不依 人の 故に、 龍樹、 天台, 



り, つじ, 9 し S た ら びやく ろん しゅた ら こくろん 

龍 樹の大 論に 云 はく、 修 多羅,: n 論に 侬 りて、 修 多羅黑 論に 依ら ざれと。 

敎^ 釋 尊の 云 はく、 

りて じれら に 

依, 法不, 侬, 人。 

り 5 じ S きャ 5 もん >ん , ,》> s.r,' じ 0. 

天台 は、 法 華 經に侬 り、 龍樹を 高祖に しながら、 經 文に 遠 ひ、 わが 一 iic を 露して、 i:: 道 邪 

け.^ ほ. ふ . しゃく まった 

見の 法に 依りて, 止觀 一部 を釋 する こと 全く あるべ からす。 

まさ よみ もん 

問 ふ。 正しく、 止 觀は法 華 經に侬 ると 見えた る 文 これ あり や。 

めき f{ しく. t ん 

答 ふ。 餘 りに 多き が 故に 少々 これ を 出さん。 止 觀に云 はく" 

5= は てす-せ てに に かさん *!* 

. 漸 與,, 不定; 置而不 。今 侬, 經更 明,, 圓頓; 

けつ 

弘決 I 止 戳輔行 弘;^^に 云 はく、 

ns^ 寸卷 デ あつめて の, 5* す 4/ 

第六租 I の 攢, 一 法 華 3E; 成,, 不思議 十 乘十境 待 絕減絕 寂 照 之 行; . 

止觀 大意 11 止觀 大意に 云 はく、 

今家敎 門. b= 龍樹, 爲 ,1 始祖; 養 文伹列 = 內觀 > 而已。 洎 = 于^ 岳 天台; 復 因,, 法 華 三昧; 發,, 

する に を す t るに は を すべ か に. く して 1* にしつ を 

陀羅尼; 開,, 拓 義門; 觀法 周備。 若 釋,, 法 華; 彌 須 曉,, 了 權實本 迹; 方, 立, 行。 此 經 

り すろ こミ, ミ にして にて つ を ふ は W くるに 

獨得, 稱. 妙。 方 可 „ 依, 此以 立,, 觀道; 言,, 五 方便 及 十乘軏 行, #o 卽圓頓 止觀全 侬,, 法 華; 

立 正觐抄 . 三 四 一 



$ しながら li 

oii. 盡く 



u 蓮 上人 文集 



三 四 



問 ふ, 天台 大師 止觀 一 部拉 びに 一 念 三千 一 心 三觀己 心, 證 得の 妙 觀は、 侁 しながら 法: 



に 依る と 云 ふ證據 如何。 

答 ふ • 予反 詰して 云 はく、 法 華經に 依らざる と 見えた る證文 如: r 

いだ しく わ 人 こ しんち. r- しょず や 5 *> 一 tti し 

人 これ を 出して 云 はく、 この 止鉱 は、 天台 智者 己 心中 所行の 法 門 を說く • 或は 又 故に 止 

くわん **3 , 、わ. * ほふ じょ せつこ し しよ y や 5 ほふ もん 4* こミ ま 》| 

觀に 至りて, 正しく 觀法を 明す • 故に 序の 中に、 說己 心中 所行 法 門と 云へ り • 良に 以ぁ 



るな り • 

難 じて 云 は. 



J の 文 は 全く 法華經 に侬ら すと 云 ふ 文に あらす • 旣に, 說己 心中 所行 法 



門と 云 ふが 故な り • 天台の 所行の 法 門 は, 法華経な るが 故に, この 意 は 法 華 經に侬 ると 

A し *45 もん た し. > .6 んたふ * ん 

見えた ろ證 文な り。 但し、 伦 宗に對 する の 時 は、 問答 大網 を存 すべきな り, 所謂 云 ふ 可 

も If- け ,f す, やか ? 

し. 若し、 天台の 止觀法 華經に 依らす と 云 は 速 に捨 つべき なり。 その 故 は、 天台 大 

師豫て 約束して 云 はく、 , i_ 

修 多羅と 合せば, 錄し てこれ を 用 ひよ, 文な- 

傅敎 大師の 云 はく、 

佛說 に侬憑 して、 ロ傳を 信ずるな かれ。 



義 なき は 信受す 可から す 云々 • 



己 心 云々 —何, 

彼 も 自己 一 、む 中 

に存 して: 界に 

無しとの 考 



廢立. ー 折究, 

ふ ほどの 意 



立 正 



^ 法 華止觀 同異 決 



日萝 «|5 



當世 天台の 敎法 を習舉 する の 輩、 多く 觀心 修行 を 貴びて、 法 華 本迹ニ 門を捨 つると 見 



いま くれん しんしゅぎ や- r- ま か しくわん こしんら S しょぎ や..' ほふ 

えたり。 今 問 ふ。 抑 も、 觀 心修 行と 言 は、 r、 天台 大師の 摩 訶止觀 の說、 己 心中 所行 法 

もん しん く.:' ん Jr* ん くわん は t** た る ふ だる ** も 

門の 一心 三觀 一念 三千の 觀に侬 るか、 將又、 世に 流布せ る 達磨の 禪觀に 依る か。 若し、 

.^6* け 5 ぜん み けんしん じっき は 5 ベ A め、 < 'ぞん 

達磨の 禪觀に 依る とい は r、 敎禪と は、 未 顯魔實 妄語 方便の 禪觀 なり。 法 華 經妙禪 の 時 

しゃ うぢき しゃ は 5 べん す ザん だ ろ ま ぜん け-つ i- べつでん 

に は、 正直 捨 方便と 捨てら るよ 禪 なり。 祖師 達磨 禪と は. 敎外別 傅の 天魔 禪 なり。 とも 

ひ ? i くに •>♦*._' 一 ご よ もち しく. C ん 

にこれ, 無 得道 妄語の 禪 なり。 仍って これ を 用 ふべ からす。 ^し 天台の 止観の 丁 父ニ觀 

に 依る とならば、 止觀 一部の 廢立 天台の 本意に 背く ベから す。 i おし、 . ^觀 修行の 觀 心に 

侬る とならば、 法 華!^ に 背く ベから す。 止觀 一部 は 法 華經に 依りて 建立す。 丁 兰ニ觀 の 

修行 は、 妙法の 不可 得なる を 感得 せんが ためなり。 故に 知りぬ。 法 華經を 捨てて た r 觀 

ミ b がら たい f?..' ほふ だいじゃけ i; てん i ゆ ゑ 

を 正と する の 輩 は、 大 謗法大 邪見 天魔の 所爲 なること を。 その 故 は, 天台の 一心 三觀 

♦* いかい ほつ こ し A; しょ, フ S く 

と は、 法 華經に 依りて、 三味 開發 する を 己心證 得の 止 觀とは 云 ふ 故な り。 



立 正觀抄 



三 三 九 











y 1 


蓮 
上 
人 
文 
集 

八 


此 

の 

辨 

身 

を 

離 

さ 

す 

常: 

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Ici ん 

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る 
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候 

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人 

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中 

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文 
水 
十 

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癸 

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給 

ふ 

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し 
や 

あ 

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し 



三 三 七 



如說 修行 鈔 



然、 良觀 房 等 は 卽ち法 華經の 行者と 云 はれ、 釋尊 天台 傳敎 日蓮 拉 びに 弟子 擅那 は, tt! 

ぶ つ. I ん ごん ぜんり っミ, フ ぎ やう じ や ねんぷ つ かへ つ 

佛真 言禪律 等の 行者なる べし。 法 華經は 方便 權敎と 云 はれ、 念佛 等の 諸經は 遠て 法華經 

となるべき 歟。 柬は 西と なり、 西 は 東と なると も、 大地 は 持つ 所の 草木 共に 飛び 上りて 

てん じち ゆつ しゃ-ひじ ゆく t-J も ち 

天と なり、 天の 日月 星 宿 は 共に 落ち 下りて 地と なる ためし はありと も、 いかで か 此の 

こミ わり . あはれ なる かな にちれん んな が、? て A 

理 あるべき。 哀 哉 今日 本 國の萬 人、 日莲拉 びに 弟子 檀那 等が 三 類の 强敵 に贲 めら れ、 

大 苦に 値 ふ を 見て 悅んで 笑 ふと も、 咋日は 人の 上、 今日は 身の上 なれば、 日莲拉 びに 

子 檀那 共に、 霜 露の命の 日影 を 待つ 計り ぞ かし。 只今 佛 * に 叶 ひて 寂 光 の 本土に 居 i±5 

じ じ S ほふらく あ び V! いじ や- 7 しづ だいく あ いか は" りむ 3 ん 

して、 自 受法樂 せん 時, 汝 等が 阿鼻大 城の 底に 沈みて 大 苦に 爐 はん 時. 我等 何 計 無慚と 

、 いか ばかり おも ,..| 

忠 はんすらん。 汝等何 計 うらやましく 思 はんすらん。 一期 を 過-ぐる 事 程 も 無. J れ V6 いか 

! か *,:! . たい > _ おそ た W くび のこぎり ひ 

に 敵 重なると も ゆめく 退す る 心な かれ 恐る よ 心な かれ。 縱ひ頸 をば 鋸に て 引 

き f ひし ほこ つ あし ほ II し 5 り も ,のち 

き 切り 掘 をば 稜鈴を 以て 突き、 足に は 錠 を 打って 錐 を 以て 捫む とも, 命の かよ はん ほ 

ど は i£ 無 妙法 蓮華 經 南無 妙法 莲華 經と唱 へて, 唱へ 死に 死ぬ るなら ば, m 敬 多寶十 方の 

しょぶ つ りゃう ぜん. じ や 5 おんけい やく し はし きた rp り や 5 

諸佛、 靈山會 上に して 御 契約 なれば、 須臾の 程に 飛び 來 つて、 手 をと り 肩に 引 懸けて 靈 

ぜん はし しゃう てん ら せつに よ じ S ぢ ff-i てんがい さ J 一- 

山へ 走り 給 はく 二 聖ニ天 十羅剎 女は受 持の 者 を 擁護し、 諸 天 善 神 は 天 一流な 指 し^を 上 



=^ 上人 文集 三 三 六 

を 責めす して 山林に 閉 籠り, 攝受を 修行 せん は、 豈 法華經 修行の 時 を 失 ふ物怪 にあら す 

や。 されば?1法今の^^ 法 華經の 折伏の 修行 を は, 誰か 經 文の 如く 行じ烚 ひし ぞ。 誰 

人 にても 坐せ, 諸 經は無 得道 墮 地獄の 根源, 法 華 經獨り 成 佛の法 也と、 音も惜 ますよ ば 

はり 給 ひて、 諸 宗の人 法 共に 折伏して 御覽ぜ よ" 三 類の 强敏來 らん 事 疑な し。 我等が 本 

師釋迦 如来 は 在世 八 年の 間 折伏し 哈ひ、 天台 大師 は 三十 餘年、 傳敎 大師 は 二十 餘年, 

"i-- ち 7 ん ごん. 0- なん 

今, 日 逢 は 二十 餘 年の 間 權理を 破す。 其の 間の 大難 數を 知らす。 佛の九 横の 難に 及ぶ か 及 

ば. ざる か 知らす。 恐らく は 天台 傅 敎も法 華經の 故に 曰莲が 如く、 大難に 植ひ袷 ひし 事な 

あつく をん しつ む や., s y かんき る ざい たつのくち . かし- f 

し。 彼 は只惡 ロ怨嫉 計り 也。 是は兩 度の 御 勘氣、 遠國に 流罪せられ、 龍 口の 預の 座、 1? 

*- す b くく でし るざい ろ-' だんな ミ 

の疵 等, 其の 外惡 口せられ、 弟子 等 を 流罪せられ 、能に 入れられ、 檀那の 所領 を 取られ、 

御 i: を 出されし, 是 等の 大難に は, 龍樹 天台 傳敎 も爭 でか 及び 給 ふべき。 されば 如說修 

行の 法 華經の 行者に は、 三 類の 强敏 打ち 定んで おるべし と 知り 給へ。 されば 釋尊 御人滅 

よ ねん ぎ や ,ひじ や じん - 

の 後 ニ千餘 年が 間に, 如說 修行の 行者 は釋尊 天台 傳敎の 三人 はさて おき 候 ひぬ * 末法に 

だんな われら もの レ や くそん 

入っては日莲竝びに^5-子撩那等是也。 我等 を如說 修行の 者と いはす ば、 釋尊 天台 傳敎の 

つい tt く. i;- .9 ザん しゃ 5 こ < 'ぼぶ じ T ちしゃ、? ? M 

三人 も 如說 修行の 人なる ベから す • ? W 婆、 ^^伽刊 善 星、 弘法、 慈覺、 智 ss- 善導、 r. 



權大乘 —小 乘敎 

の 上 なれ ど資大 

乘教は 及ば 

の、 法 華 經に對 

する 他の 諸宗 i 

意. W す 



四安槃 行一身 安 

樂行、 口 安樂 行、 

意 安樂 行、 8_» 願 

安樂 行 



答へ て 云 はく。 凡 佛法を 修行 せん 者 は、 攝折ニ 門 を 知る ベぎ 也。 一切の 經論 此の 二つ を 

出で ざるな り。 されば 國 巾の 諸學者 等、 佛法を あらく 擧 すと 云へ ども、 時刻 相 應の道 



を しらす。 四 節 四季 取々 に替れ り。 I は 熱く, 冬 はつめ たく, 春 は 花 さき、 秋は菓 なる。 

たねおろ ふ たねおろ みミ 

春 種子 を 下して 秋菓を 取るべし。 秋 種子 を 下して 春菓を 取らん に、 豈に 取らる ベ けんや。 

極寒の 時 は 厚き 衣 は 用 ふるな り。 極熱の 夏 はなに かせん。 涼風 は 夏の 用 也。 冬 はなに か 

せん。. 佛法も 亦 復是の 如し。 小乗の 流布して 得 盆 あるべき 時 も あり、 權大乘 の 流布して 



得 益 あるべき 時 も あり、 實敎の 流布して 怫 51^ を 得べき 時 もめり。 然るに 正 像 二 千年 は.^ 

じょ. フ る ふ ミき まつ ほふ じゅんる" .ん じつ くわ、.' せんる ふ 

乘權 大乘の 流布の 時 也。 末法の 始の 年に は、 純圓 一 實の 法華經 のみ 廣宣 流布の 時 也。 

けん々 一 1 で A- ぼつ さ に ごん じつ ざ ふらん み 5? り かたき た、 ひぢ や, つ き. r- せん 

此の 時 は鬭諍 堅固, H 法 隱沒の 時と 定めて, 權實雜 亂の砌 也。 敵 ある 時 は 刀 杖 弓箭 を 持 

せん ひ;? '.r-v 'や..^ ごんけ ラ そ,、 じつけ 5 じょ、 フ & 

つ し ■ 敵 無き 時 は nr 箭兵杖 何に かせん。 今の 時 は 權敎卽 實敎の 敵と 成る 也。 一 乘流 

おの 時 は權敎 有って 敵と 成りて まぎら はしく ば、 實敎 より 之 を 貴むべし。 是を攝 折 二 門 

の 中には 法 華經の 折伏と 中す 也。 天台 云 はく, 法 華 折伏 破 權門理 と。 まことに 故 ある 哉。 

しか せ ふじ あんらく ぎ や 5 .U ねお ろ -み 6S 

然るに 攝受 たる SI 安樂の 修行 を、 今の 時 行す るなら ば、 冬 種子 を 下して 春棄を 求む る 者 

にあら す や。 雞の 曉 に 鳴く は 用 也。 宵に 鳴く は物怪 也。 權實 雜亂の 時、 法 華 經の御 敵 



ぷっ, 



如說 修行 鈔 



三 三 五 



H 蓮ヒ 人文 集 三 三 四 

し 也。 此の 經の序 分 無量 義經 にして, 權實の 榜示を 指して ガ便 眞實を 分け 給へ り. 所謂 

• い はう べんりき ふ けム /-ん じつ i!r. しゃ-?, 一ん だいし せ - ごんい い *M んは いごん 

大士— * 薩 r 以 方便 力 四十 餘年 未顯 眞實」 是 なり。 大脏嚴 等の 八 萬の 大士、 施樣開 權廢權 等の いはれ 

IE* 云々 1^ に こ、 ろ A! わ り ャ., ゆ い ぞん りゃく U じ や-, 1-2 い 

教 へに は を 得意 分け 給 ひて、 領解して 言 はく、 法華已 前歴 劫 修行 等の 諸 経 は、 終に無上菩5^ダ成 

は 方便な 示 し,. しきつ 

ナ? する を 得すと 申しき り 給 ひぬ。 然して 後 正宗の 法 華に 至りて、 世 尊 法久後 要當說 眞實と 

fit 說き蛤 ひし を始 として、 無二 亦 無 三除佛 方便 說、 正直 捨方便 乃至 不受餘 1 1 偶」 と禁め 

袷へ り。 是 より 已後は 唯お 一 佛乘の 妙法の み 一切衆生 を佛 になす 大法に て. 法華經 より 

外の 諸經は 一分の 得 益 も ある まじき に, 末法の 今の 舉者、 何れも 如来の 說敎 なれば, 

でク、 だ. r- ねんお つ きんし 5 ほつ? 5 く しゃじ や じつりつ 

皆 得道 あるべし と 思 ひて, 或は 眞言, 或は 念佛、 或は 禪宗三 諭 法相 俱舍 成實律 等の 諸宗 

諸經を 取々 に 信す る 也。 是の 如きの 人 をば T 若人 不, 信 毀,, 謗 此經; 卽斷 J 切 世間 佛種; 乃 

の して. も ri こ: -c お て A や. < 'き や-つ ぶ 八 た, V wt 

至 其 人命 終 人, 一 阿 券 獄;」 と 定め 袷 へ り。 此 等の 約の 明 鏡 を 本と して 一 分 も 遠 へ す • 唯 有 

じょ しん ?だ 

1 乗法と 信す ろ を、 如說 修行の 人と は怫は 定めさせ 給へ り。 

難 じて 云 はく, 左樣に 方便 權敎 たろ 諸 經諸佛 を 信す る を 法 華經と は *t こそ、 只 一 經に 

2i しゅ わん-り,、 >- や. っ?^ん I! よ つし • ザ やう 

限りて 經 文の 如く- 種の 修行 を こらし、 安樂 行 品の 如く 修行 はん は、 如說修:^の^i^とは 

云 はれ 候 ふま じき 献如; I:。 一 



人一自己 を w 



ふ 



1^ 展 I 伏教氏 L 

W 農 氏、 支那 大 

古の よく 治ま リ 

し 代の 帝王 



攻め 落し すれ ども、 かたき は 多勢 也、 法王の 一人 は 無勢 也、 今に 至って 軍 やむ 事な し。 

しゃくぶく は-ごん もん, y きんけん つ ひ ゃ^-ら *1 ぉミ i /《わ .> ナ こん 

法 華 折伏 破 權門理 の 金言 なれば、 終に 權敎權 門の 輩 を 一 人もなく攻め落して^^王のぉ人 

しょじょ 5 ぶつじょう . め、 r ほふ はんじゃう な a め-..' i ふれん, 

となし 天下 萬 民 諸乘ー 佛乘と 成って、 妙法 獨り 繁昌 せん 時、 萬 民 一同に 南無 妙法 蓮 if 

經と唱 へ 奉らば、 吹く 風 杖 をなら さす、 雨 壤を碎 かす、 代は義 農の 世と なりて、 今生に 



は 不祥の 災難 を拂 ひ、 長生の 術 を 得, 人 法 共に 不老不死 之 理 顯 れん 時 を 各々、 御覽ぜ よ。 



6 んぜ あん をん しよ-.' もん 

現世 安 穩の證 文 疑 あるべ からざる 者 也。 

問うて 云 は- 

答へ て 云 は, 



如說 修行の 行者と 申さん は、 何 1^ に 信す る を S- し 候ぶ ベ き や。 



た,, 'せい 



當世 日本 國 中の 諸人、 一同に 如說 修行の 人と 申し 候 ふ は * 諸乘ー 佛乘と 



力い ゑ / ^ いづ ほふ しょ. れつ せんじん しん-ごん 

開會し ぬれば 何れの 法 も 皆 法華經 にして、 勝 劣淺深 ある 事な し。 念佛を 申す も、 眞言 

を 持つ も禪を 修行す る も、 總 じて 一切の 諸經拉 びに 怫 菩薩の 御名 を 持ちて 唱 ふる も、 皆 

- , . , しん 匕よ ザつ しゅぎ や、 フ し? しか 

法華經 なりと 信す るが、 如說 修行の 人と は 云 はれ 候 ふ 也 云々。 予が云 はく、 然ら す。 

しょば.^ / - しゅ > ;』 ゃ、 フ ゆん あ ふ きんゆん まほ 

所設佛 法 を 修行 せんに は、 人の 言 を 用 ふべ からす、 只 仰いで 佛の 金言 を 守 るべき 也。 我 

. , »- ! しょじ や うだ う ほっけ おぼしめ しゅじ やう き こんみ じゅく 

等が 本 師釋迦 如来 は、 初 成 道の 始 より 法 華を說 かんと 思 食し しか ども. 衆生の 機根 未 熱 

なりし かば, 先權敎 たる 方便 を 四十 餘 年が 問 說 きて 後に、 眞實 たる 法 華 經を說 かせ 給な 



如說 修行 鈔 



三 三 三 



n 蓮 上人 文集 三 三 二 

や- 

I JLj, よ *- つし ゆ V; や. f ^んザ あんのん なん は *1 て S さ s- 

. 問うて 云 はく、 如說 修行の 行 # は 現世 安穩 なる ベ し。 何が 故ぞ三 類の 强敏 盛んな らん や。 

答へ て 云 はく, 釋 あは 法 華經の 御爲に 今度 九橫の 大難に 値 ひ 給 ふ。 過去の 輕 菩薩 は 法 

» ゑ ぢ やう もく ケ わしゃく か- 7 む ちく だう しゃ そ さん a ふだ 5 ? 5 かほ 

華經の 故に 杖 木 瓦 石 を 蒙り、 竺の道 生 は 蘇 山に 流され、 法 道 三蔵 は 面に 火 印 を あてら 

し じ そんじゃ お 5 ベ し 5 1 一く 

れ、 師子 尊者 は 頭 を^ ねられ、 天台 大師 は 南 三 北 七に あだまれ、 傳敎 大師 は 六 宗に情 ま 

ぶつ ぼ ? つたいし や, 7 y やう じ や ,にいなん 

れ給 へり • 此 等の 佛菩護 大聖 等 は、 法 華經の 行者と して. 而も 大難に あ ひ 給へ り。 此等 

の 人々 を如說 修行の 人と 云 はすん ば, いづく にか 如說 修行の 人 を 尋ねん。 然るに 今の 世 

ミ, r- じ や 5 けんごび やくほ ふ,?' ん ぼつ 5 へ しゃ,,' ほふ そむ じお ほふ じ 0- し そ -1 ちょ * ソ 

は SI 諍 堅固 白 法隱沒 なる 上, 惡國惡 王 惡臣惡 民の み^りて 正 法 を 背きて 邪法 邪師 を? r 小 重 

こく さ あくき &に , 5 い なん 35- ん じ こく ぶつち よく 

すれば、 國 土に 惡 鬼亂れ 人り て 三災 七難 盛に 起れ り。 かよる 時刻に 日 蓬 怫勑を 蒙りて 此 

法王 155 の 土に 生れけ る こそ 時の 不祥 なれ, 法王の 宣旨 背きが たければ, 、^文に 任せて 權 實ニ敎 

す おこ じんにく S 1^ うけ. 3 つもぎ ひさ かんじ A め,.' ほふ じ ?し 

のい くさ を 起し、 忍 辱の 錯を 著て 妙敎の 劍を提 け、 一部 八卷の 肝心, 妙法 五 字の 旗 を 指 

fl -1- C * み け V しんじつ や 5 ぢき, J や ごん や だい ひゃく ごしゃ ごん もん 

Jss^s^s^ 上け て, 未 顯眞實 の 弓 を はり、 正直 捨權 の箭を はけて、 大白 牛車に 打乘 つて 權門を かつ 

ぱと 破り、 かしこへ 押し かけ, こ i へお しょせ、 念佛 8a 一一" 禪律 等の 八宗十 宗の敏 人を攻 

"、 t ひ しり. いけさ れ でし r ^ 

i は il? 法 華 むる に. 或はに け 或は ひき 退き、 或は 生 取られし 者 は 我が 子と なる 一 或はせ め 返し, 



四 衆— 比丘、 比 

丘 尼, 優^ 塞、 

堅固 I 爭の 

烈しき こと、 末 

法の 現 免 

白 法— 善 法の 意 



况 滅度 後 ー 佛在 

世に すら 怨 SS 多 

し、 まして 佛滅 

の 後 は 於ても や 



如說 修行 鈔, 



夫以れ ば、 末法 流布の 時, 生 を 此の 土に 受け、 此の 經を 信ぜん 人 は、 如来の 在世より 鼈 

なんしつ なん さ ふら g ゑ _さ いせ のラけ ほ ミ け またつ い 

多く 怨嫉 の難甚 しかるべ しと 見えて 候 ふ 也。 其の 故 は 在世 は 能 化の 虫は佛 也。 弟子 又大 

ぼ さつ わ ら ^-ん じん でん しゅ にんぴ にん て、?.? て •> やう 

菩薩 阿羅漢 也。 人 天 四 衆 八 部 人非人 等 也と いへ ども、 調 機 調 養して 法 華經を 聞かしめ 袷 

なほ をん しつ いか いはん いま け ,ひき じ こくた、?. い s,^,.- 

ふ、 猶怨嫉 多し。 何に 況ゃ 末法 今の 時 は, 敎機 時刻 當來 すと い へ ども、 其の 師を尋 ぬれば 凡 

し でし ** たミ うじ やう けん- びやく ほ、 で でん ぼつ fi じ や. 7 もくじん ぜんし ,J* んり しん 

師也ノ 弟子又鬬諍堅固白法隱沒三^!舟强盛の惡人等也。 故に 善師 をば 遠 離し、 惡師に は 親 

ごん しんじつ jLi よせつし ゆぎ や 5 だんな るる て にんけ ゥ if ゃラ 

近す。 其の上 眞實の 法華經 の如說 修行の 行者の 師弟 欖那 とならん に は、 三 類の 敵 人 诀定 

ちゃう もん おも さ だ めつ ご だいなん はなはだ 

せり。 されば 此の 經を聽 ^ し 始めん 日より 思ひ定 むべ し。 況ゃ 滅度 後の 大難の 三類甚 

しか で し かね ちゃ、 フ もん なん い ** はじ 

しかるべ しと。 然るに 我が 弟子 等の 中に も 兼て 聽閒 せし かど も、 大小の 難 來る時 は今始 

きも しんじん やぶか!: S か ,やう もん さき い 5 たなんし つ 5 ゃミ 

めて 驚き、 肝 をけ して 信心 を 破りぬ。 兼て 巾 さ r りけ る歟。 經文を 先と して 「猶 多 怨嫉況 

めつ ミ ご あさゆ ふ これ ミころ ir, ず 

滅度 後 況威度 後」 と 朝夕 敎 へし 事は是 也。 予が 或は 所を逐 はれ 或は 疵を 蒙り、 或は 兩度 

の 御^ 氣を 蒙りて 一 國に流 せらる よ を 見 iw くと も、 今 始めて 驚く ベ きに あら ざろ 物 を 



如說 修行. 鈔 



三 一一 ま 



n: 蓮 上人 文集 三 三 




如來滅後五五百^^始觀心木尊抄 三 二 九 



太 公 I 太公望 

成 王, ー 局 第二 代 

の 王 

g^l 四 人の 賢 

き; IV 人 

惠帝 I 前 二 

代の 天子 



四大 菩薩 を 出現せ しむべき 先 兆なる か。 天台の 云 はく T 兩の猛 きを 見て、 . 龍の 大 なる を 

はな ち ちじ 八 

知り, 花の 盛なる を 見て • 池の 深き こと を 知る」 等 云云。 妙樂云 はく T 智人は 起 を 知り、 

蛇 は 自ら 蛇 を 識る等 云々」 天晴れ ぬれば 地 明かな り。 法つ 華 を 識ろ者 は 世 法 を 得べき か。 

1 念三千を識らざる^!^^には、 佛大 慈悲 を 起し、 妙法 五 字の 袋の 內に、 この 珠を裹 み、 末 

代 幼稚の 頸に 戀 けしめ 玉 ふ。 四. K 菩薩の 此の 人 を 守護し 玉 はんこと、 太 公、 周 公の、 成 

王を攝 伏し、 四 略が 惠 帝に 奉持せ しに 異ら す。 

文 永 十 年大才 癸ぎ 卯月 二十 日 日 莲註之 

(原 漢 文) 



HI 蓮 上人 文集 



一八 



タ 

上 sli 太子 

t 囊陀 他方... 他 

方 St 土め 《: 漏陀 

鵝王 —藥 H 0. 

* 睡 tlTW 本 中 S 

C 本尊な リ 



師云 はく、 「正 像 や t 過ぎ 巳て 末法 太 だ 近き にあり 等 云々」 「末法 太 だ 近き にあり」 の釋 は、 

しゃ NNii t aA はじめ 

わが 時 は 正 時に あらす とい ふ 意な り、 傳敎 大師が 日本に して 末法の 始を 記して 云 はく, 

1 だい VV7 * では り まつ ち f ひが I- > つ じし 4r つ すなば 

「代 を 語れば 像の 35^、 末の はじめ、 地を尋 ぬれば, 唐の 東、 與の 西、 人 を 原 ぬれば 則ち 

五 濁の 生、 SS 諍の 時な り」 敷に 云 はく、 

ミ ミ じ -0 • ゑ に ミ 

多 怨嫉" ;?^威度後。 此言良 有" 以 也。 此釋闞 諍 之 時 云云, 

今の 自 叛逆, 西 海 侵 逼のニ 難 を 指すな り, 



この 時 地 涌千界 出^して、 本 門の || 尊の B 

士 となり, 一 ^第一の 本尊 を この頃に 立つべし. 月 支 震旦 未だ この 本尊 有さす. B 

ほんこく r^if こんり ふ ミき *0 A だ ほん * ん しゃ f むてん 

本國 の上宮 四天王 寺 を 建立す • いまだ 時 来らす • 阿彌陀 他方 を 以て 本尊と なす, 聖武天 

皇, 東大寺 を _sliL す • 華厳經の:^主なり。 いまだ, 法 華 經の實 義を顏 さす • 傳敎 大師 ffi 法 

SSS 實義を 1^ 示す。 然 りと 雖も 時い まだ 来らざる が 故に、 東方の 截王を 建立して、 本 

門の 四 菩薩 を顯 さす。 所設地 诵千界 のために, これ を 讓り與 へ 玉 ふ 故な り。 この 菩薩 佛 

ちょく だ いぢ A しゅっ^.<; きた 』 

教を 蒙りて, 近く 大地の 下に 在り。 正 像に いまだ 出現せ す、 末法に もい まだ 5i て 来り 給 

はす。 大 妄語の 大士 なり • 三怫の 未来 記 も 亦 泡沫に 同じ。 これ を 以て これ を 惟 ふに, あ 

<:7 ついち し I- だい 4».0*- ぃミ i.* こ Ac て.,' し 事ら ? ifA ひで ス 

像に なき 大地震 大養 4 等 を 出来す • これ 等 は、 金翅鳥 修羅 龍神 等の 動 變 にあ,? りす。. g に, 



理具 Is 有の 本 

, ftp! 

事 行 I 有形 的の 

修行 

圓 機一完全 のさ 

と り を 得 ベ さ智 

慧 の 人 

H 時— さとり を 

開くべき 人の 多 

き 時期 



もん -1 ら 、つら かい じょ ねん つく h- ぐ 

なし 本 門 を 以て 裏と なして, 百界千 如】 念 三千 その 镞を盡 せり。 た r 理具を 論じて、 

じ V- や 5 ほんもん いま ひろ しょせ、 

事 行の 南无 妙法 蓮華 經の -hA 字なら びに 本 問の 本尊 未だ 廣 くこれ を行ぜ す。 所詮 圓機 あり 

ゑん じ い ♦* せラ だい ごん じつ ミ 5*.、, 

て、 圓時 なきが 故な り。 今 末法の はじめ 小 を 以て 大を 打ち, 權を 以て 實を 破し、 柬西共 

しつ てんた う しゃくけ く しょてん f- 

にこれ を 失し、 天地 顚 倒せり。 迹 化の 四侬は 隱れて 現前せ す、 諸 天 その 國を弃 てて これ 

を 守護せ す。 この 時 地 涌の 菩薩 はじめて 世に出 現し、 た *i 妙法 蓮華 經の五 字 を 以て、 幼 



稚 



t 

- 一 暇- 



せ しむ。 「因 誘 墮惡必 因 得 益」 と は、 わが! ii^ 子 これ を 惟へ。 地 涌千界 は、 敎主釋 尊 

しょほつ しん じゃくめつ だラぢ や、..' さ、 ん ミ ふ けラ ミが 

の初發 心の 弟子な り。 寂 滅 道場 にも 来らす。 雙林 最後に も訪 はす。 不孝の 失 これ あり。 

しゃくもん きた y ら、, くわん 

迹 門の 十四 品に も來ら す。 本 門の 六 品に は 座 を 立つ。 た 八 品の 間に 來還 せり。 かくの 

か, フき やくそく じ 5ぢ いた 

如き 高貴の 大菩 降 三 佛に約 足して これ を受 持す。 末法の はじめに 出て 玉 はざる ベ きか。 

當に 知るべし、 この 四 菩薩 折伏 を 現す る 時 は、 gs; 王と なりて, 愚 王 を誡責 し、 攝受を 行 

する 時 は、 僧と なりて 正 法を弘 持す。 

問うて 云 はく、 佛の記 文 は 云 何。 

答へ て 云 はく、 「後の 五 百 歳 閤浮提 に 於て 廣宣 流布 せん」 天台 大師 記して 云 はく、 「後の a 

—ミほ ? -フろ ほ しる * つ ほふ みやう りな でん 6 うだい 

百 歳 遠く 妙 道に 沾 はん。」 妙樂 記して 云 はく、 「末法の はじめ、 冥利 无 きに あらす」 傳敎. K 



如 來滅後 五 五 百 歳 始觀心 本尊 抄 



三 二お 



籠 山 八 年の 講人 

1 法 華 s 藝 聞の 

人 



I 日蓮 上人 文集 In 三 二 六 

めて おく に 

今留 在, 此。 

ふんべつく さく ほん 

分別 功德 ag に 云 はく、 

惡世 末法 僻 • 

藥王 品に 云 はく、 

後 £ 百 歲. 於,, 閬 浮提; 廣宣 流布。 

涅 3se に 云 はく、 

へ tllL あり れ さも &C なら さもて i- 二 、«- 

譬が七 子。 父母 非, 不,, 平等; 然 於,, 病 者; 心 l^lss 重; 

f?* ,き デラ ぶつい t.0 ち りよ- ん しょ にん し 

已?. S の 明 境 を 以て 佛意を 推知す るに、 佛の 出^ は、 靈出八 の 諸人の 爲 にあら す、 正 

y5 to ひミ ** つ n ふ よ もの 

像 末の 人の ためなり • 又 正 像 一 一千 年の 人の ために あらす。 末法の はじめ 予が 如き 者の ため 

なり。 「然 於,, 病 者 J とい ふ は. が 後の 法 華經: の 者 を すなり。 「今留 在 r 是」 と は. 「於 

此 好色 杏槩而 謂不美 者」 を 指すな り • 地 涌 千界正 像に 出で ざる は, 正 法 一千 年の 間 は * 

f 

、 



乘權 大乗な り。 機と 時と 共に これな く、 四 依の 大士 小權を 以て 綠と なして, 在世の 

下種 これ を脫 せし む- 謗 多くして 熟さ を 破るべき 故に これ を說 かす • 例へば、 在世の 前 

き こん *-» ち くわん のん なんがく J) ^ん し P くも t* おもて 

四 ゆの 機根の 如し。 像法の中の末に、觀音藥王.s岳天台ゃ^t示現して、 迹鬥を 以て 面と 



そて E 

の與食 

罪 へ 1 

s さ' 法 
るる を 
ぺこ惜 
しとみ 




















!».)- 口 

JjT" へ 
品 況 やて 
に 威 云 

云 度 J ま 
は 後: く 
く 。? 、 

、 進え 
退 f 

れ 

れ * 

わ 

試;; 

に 
粗 1 

れ 

か 
ん 

- 法 
師 

に 

云 
は 
く: 


求き 

め 
て 

は 
く、 

か 
す 

ん 
ば 
汝 

懷!^ 

食 A 
に 
墮' - 
せ 
'ん 


中 答 
に へ 
も て 

粗 云 
こ は 
れ く 
^ ノ 

丄 

力、 れ 
ば を 
み 宣"^ 
な ふ 
誹 ひれ 

W1 ば 

を 、 
な 一 
す 切? 
可 世せ 
し 間? 
° 

止し 人 
せ ぎ 

ん —日/ 
の 王ミ 
み 佛さ 
° の 

法】 
の 
如 
く, 

又 

わ 

が 

弟て 

子' 

の 


又 
重 
ね 
て 

ふ 

如 
1"1 


ふ 

れ 
を 

旦 
ベ 

す: 


重 
ね 

て 
問 

て 

は 
く, 

如 i 


へ 

て 

ェ 

は 
く、 

旦ケ 
ベ 

す: 


與ょ 
す。 

何 
ぞ 
正ぶ 
像 さ 

現 5 

し A 
て 

の 

經 

を 

弘く' 

通; 

せ 

ざ 

る 

や 


整お 

きろ 
て 

は 
< 

法 

經 

並 

に 

本シ: 

門》 

は 

怫 

の 

後: 
を 
以 
て 

本 

な 
し 
て 

ま 
づ 
地 
涌 
千 
界 
に 

れ 
を 


答 

へ 

て 

は 
く、 

し 
か 

ら 
す 


疑^ 
ひ 力' 
て 

は 

< 

正 
像 j 

の 

問 5 
にた- 

地 

涌 
千 
界 
閻ぇ 
浮ぶ 
提: :' 
に 
出 
現 
し 
て 

の 

經 

を 

流る 

通? 

す 

る 

力、 



如 來滅後 五 五 百 歳 始觀心 本尊 抄 三 二 五 



H 蓮ヒ 人文 集 !ニ 一 一 四 

云 はく、 

以 K 要 言, 之 。如来 一 切 所有 之 法, 乃至 宣,, 示 顯說; 

明に がりぬ。 染 分の 一切の 所有 之 法、 架 分の 一切の 自在 の 神 力、 果 分の 一切の 秘 要の 战、 

くわ ぶん じんしん ほっけ やん じ けんせつ ミ、 f し;', 1\ しんりき 

果 分の 一切の 甚 深の 事, みな 法 華に 於て 宣示 顥說 するな り 等 云々、 この 十 神 力 は、 妙法 

じ もんり ふぎ や, つ じ や 5 ぎ ゃラむ へん:!, i や-ひ じゅよ 

蓮華 經の五 字 を 以て、 上 行、 安立 行、 淨行、 无邊行 等の 四大 菩薩に 授與し 玉 ふなり • ^ 

しんりき め" 'ご し. いへ さ さい わ.,.' ひたすら めゥ々 一 

の 五神 力 は 威 後の ためなり。 然 りと 雖も、 再往 これ を 諭 すれば 一向に 减 後の ためなり。 

故に 次 下の 文に 云 はく、 

ての の く んを を P くれ. < ぎして した ♦*•< 力 を 

f 怫威度 後。 能 持,, 是經, 故。 諸 佛皆歡 鏖。 現,, 无量神 力, 等 云云。 

次 下の 囉累 品に 云 はく、 

のに . てし 仁** ふ 4* て のみて を ての の^ て t 

爾 時釋迦 牟尼怫 從,, 法 座, 起。 P 大神 力; 以,, 右手; 摩,, 无量 菩薩 摩訶薩 項; 乃至 今以 付:, M 

汝等, 云云。 以,, 地 涌 菩薩, 頭。 迹化 他方 乃至 梵釋四 天 等。 囑,, 累 此經; 十 方 來諸 分身 

h-fct-* i! のて. O くした ま ふ の 

佛。 各 還,, 本土; 乃至 多寶佛 塔。 還 可, 如, 故 等 云云 • 

藥 王: ig 已下 乃至 iisg 等 は, 地 涌 菩薩 去り 了って、 迹 化の 衆、 伦 がの 菩薩 等の ために, 

これ を 付 場し 玉 ふ。 裙 拾遣嘱 これな り。 



壽佛 の.. IS; 子、 藥王 菩薩 は、 日月 淨 明 德佛の^^子、 齊賢 菩薩 は 寶威佛 の 弟 なり。 一 往、 

しゃくそん ぎ やうけ らいに ふ に ぜんし 0- くもん i ん i ふしよ, ち 

釋 尊の 行 化 を 抉け ん爲 に、 娑婆 世界に 來 入す。 又 爾前迹 門の 菩薩な り。 :^^,密 所持の 人に 

あら ざれば、 末法の 弘法に 足らざる 者 か。 經に云 はく、 

爾 時世 尊 乃至 一 切 衆 前 現,, 大神 力; 出,, 廣長 舌; 上 至,, 梵世; 乃至 十 方 世界 l^ll;ip_i 

子 座 上 諸佛。 亦復 如, 是。 出,, 廣長 舌, 等 云云。 

それ, 顯密 二道 一切の 大小 乘經の 中に、 釋迦諸佛並び坐し,舌相梵天に至る|„^」れなし。 

阿彌陀 經の廣 長 舌 相 三千 を 複ふは 有名 無實 なり。 般若經の5^&ニ千5^が放ち、 Is^ を 

LrJ / * しょ ,ひみお、 つ けんたい く ,}*ん S ろ! 

說き しも 全く 證 明 に. あらす。 これ はみ な 兼帶の 故に、 久遠 を 覆 相す る 故な り。 かくの 

如く、 十 神 力 を 現じて、 地 猫の 菩薩に 妙法の 五 字を囑 して 云 はく、 經 li 云 はく、 

の に た. * はく の に の はくの i*, リ れ ての , でて 

爾時佛 告,, 上 行 等 菩薩 大衆; 諸 佛神カ 如, 是。 无 量无邊 不可思議。 若 我 以,, 是神 力; 於,, 无 

量无邊 百 千 萬 億 阿僧祇 劫; 爲,, 囑累, 故。 說,, 此經功 猶不, 能,. 盡。 以, 耍言, 之。 如來 一 

切 所有 之 法。 如來 一 切の 自在 神 力 。如来 一 切秘耍 之藏。 如來 一 切 甚深之 事。 皆 於,, 此經; 宣示 

顯說等 云云。 

. * そ き つ けち ぇラ ふしょく しんりき i ん 

天台 云 はく、 爾の 時佛上 行に 告 ぐより、 下 は 第三 結 要 付 嵐 云々。 傳敎云 はく、 又 神 力 Hg に 

如 來滅後 五 五 _fn 歳 始觀心 本尊 抄 三 二三 



B 蓮 上人 文集 — II 三 ニニ • I 

使 還 告, 等 云云。 

分別 功德 品に 云 はく、 「惡世 末法 時 等 云云」 

問うて 云 はく、 この 經 文の 遣 使 還告は 如柯。 

い *1 1! る. 'じょ-,' fc ぶ .< しゃ ->3 ふ 

答へ て 云 はく, 四 依な り。 四 依に 四頻 あり。 小乗の 四 依 は、 多分 は、 正 法の 前の 五 百年 

に 4 恥す。 大乘の四依の多分は、正法の後の五百年に出現^^. 三に 述鬥の 四 依 は 多分 は、 

せ -7 ぶ A はじめ ほんもん II ち ビ 7 J- い t つ a ふ かなら 

像 法 一 千年、 小 分 は 末法の 初な り。 四に 本 門の 四 依 は 多分 は、 地 湧 千界は 末法の 始に必 

す 出現すべし • 今の 遣 使 還 告は地 湧な り • 是好 良藥と は, 壽量 品の 肝要た る妙體 宗用敎 

の 南無 ia3 蓬 擊經 これな り。 この 良藥 をば、 佛 なほ 迹 化に 授與し 玉 はす。 何に 況ゃ 他が 

じんりき ほん 

を や • 神 力 品に 云 はく、 

のに の のり せ.0 てに じしして をして に 

.爾 時 千 世界 街 塵 等 菩薩 摩訶 薩從, 地 涌 出 者 • 皆 於,, 怫 前- 1 心 合 拿 • 瞻,, 仰 尊顔; 而, 曰, 佛 

首 • 世 尊 我等め,, 佛; Ig 後世 尊 分身 所在 國土威 度 之處; 當,, 廣, 說, 此等 云云" 

天台の 云 はく T 但 下方の 發誓 のみ を 見たり 等 云々」 道宣云 はく、 「付 S と は, この 經 をば 

ひ Syr. ぽ さ r- し これく じ や ほふ くじ や 5 

た i,* 下方 涌 出の 菩薩に 付す。 何が 故ぞ爾 る。 法 は是久 成の 法なる によるが 故に. 久 成の 

ふ も 人 じ攀し h- ぽ ? V こんじきせ r,i ふ さう ぶつ で し くわん の Ar 9,ifv9T 

人に 付す 等 云々」 それ 文殊 師 利せ!; 薩は, 束 方 金色 世界の 不動 佛の 弟子、 觀音は 西 力無 * 



云 はく. . - 

以,, 法 是久成 法;. 付-, 久成之 人, 等 云云。 

又彌勒 菩薩 疑 請して 云 はく、 經に云 はく、 . 

我等, 雖, 復信 = 佛隨宜 所說。 佛所出 言 未 = 曾? i 妄; 佛所 知者 皆悉 通達; 然諸 新發意 菩薩。 

ての -- か- M の ふこ ミを 1 して せ さん す る をの- 5* く は に じて きた まへ が 

於,, 佛滅 "1^; 若 開_ ,是 語; 或, 不,, 信受; 而起 = 破, 法 罪業 因緣; 唯 願 世 尊。 願 爲解說 除 _1 我等 

疑; 及 未来 世 諸 善 SR 子。 間,, 此事, 已" 亦不, 生, 疑 等 云云。 

ほふ もん めつな レ T - . 

文の 意 は、 壽 量の 法 門 は, 滅 後の 爲 にこれ を 請す るな り。 壽量 品に 云 はく 

或は 失 r 本心,; 或. k. 失 者。 乃至 不.! き 心 者。 f 此良藥 色 香俱 好; 卽便 服- 之。 病盡 除 

, 愈 等 云云 * 

く ん 6 し ゅだ いつ 5 けち えん しゃくらん じん でん ミ くだ、 フ 

久遠 下種 大通 結綠 乃至 前 四 味迹門 等の 一 切の 菩薩、 1 一 乘人天 等の 本 門に 於て 得道す る こ 

れ な.?,。 經に云 はく、, 

のへるな はて の れるを し しても ミひ ミ せんこ で を h ふるに を も てせ ゑ 

餘失, 心 者。 見,, 其 父來; 雖 S 亦 歡喜問 訊。 求,, 索 治" 病。 然與, - 其藥; 而不 = 肯服: 所以 者 

何。 ^If 氣深入失,, 本心, 故。 於,, 此好包 香藥; 而謂, 不. 美。 乃 至 我 今當, 設,, 方便; f 服 = 

V のき を てお くこ t に して すれ ふるこ ミ W へしの をて て に はして 

此藥; 乃至 是好 良藥。 今留 在, 此。 汝 可,, 取 服; 勿, P チ 差。 作,; 是敎, 已。 復 至,, 國; 遺, 

如 來滅後 五 五 百 歳 始觀心 本尊 抄 三 二 一 



日蓮 上人 文集 

者。 當, 於- 此土, 而廣說 i 

護,, 持 此 經, 等 云云。 



三 二 



ろ **- のに はくの に やみね もち ひ ^ 

之。 爾時佛 告,, 諸 菩薩 摩訶薩 衆; 止。 善 男子。 不, 須, 汝等 



法師より 已 下の 五 ag の經文 前後の 水火な り。 寶塔 品の 末に 云 はく、 

以-, 大 音聲; 普 告,, 四 衆; 誰 能 於,, 此婆 婆國 土; 妙法 華經, 等 云云。 

たミ け.. 'しき いへ さ .0 や, r- くれん や: わ, rs ぽんたい て-. -ミ •> 

設ひ敎 主ー佛 たりと 雖も、 これ を 獎勸し 玉 は r、 藥王 等の 大菩 鼸梵 帝日 月 四 天 等 はこ 

01} I れを 重ん すべき 處に、 多 寶佛十 方の 諸 佛客佛 となりて 諫曉し 玉 ふ。 ^1!^»の菩薩,は、 こ 

お 人-^ 一,^ ふしょく をし を * いごん ひミゝ か: 

の ags^ の 付屬を 聞きて •「 我不, 愛,, 身命,」 の 誓言 を 立つ。 これ 等 は 偏に, 佛 意に 叶 はんが 

爲 なり 而 るに、 須臾の間に、佛語相違して、,過八WL沙の此の.^^の弘經を誓止し玉ふ。 g 

た i; , ザん つ- しゃく つく *! 

退 これ 谷る 凡智に 及ばす。 天台 智者 大師 * 前 三 後 三の 六釋を 作りて、 これ を會し 玉へ 

り, 所詮, 迹化 他方の 大 菩薩 等に、 わが 内 證の壽 量 品 を 以て 授與 すべから す。 5li の 初 

は、 諫 法の 國 にして、 惡 機なる が 故に * これ を 止めて、 地 涌 千 界の大 菩薩 を 召して、 壽 

量 品の 肝心た る、 妙法 IS 華 經の五 字 を 以て、 閣 浮の 衆生に 授舆 せしめ 玉 ふ • 又 の大 

しゃくそん しょほつ しん 041 い でし 

衆 は、 釋 尊の 初 發 心の 弟子 等に あらざる が 故な り。 天台 大師の 云 はく, これ わが 弟子な 

り、 わが 法を弘 むべ しと。 妙 樂の云 はく、 _ 子 父の 法を弘 む、 世界の 益 ありと。 輔 JfisE 



身 を燒き 翳して 

灰と なるこ と 

陀雜. ー穢 多に 

一- リ C 



覺の位 



うて 云 はく、 その 證 如何。 

答へ て 云 はく, 法師 品に 云 はく、 

: 而此經 者。 如來 現在。 猶 多,, 怨嫉; 況 滅度 後。 :ノ 

賓塔 品に 云 はく、 

a て * のれる じ るの 

令,, 法久 住; 乃至 所, 來化佛 >>a, 知,, 此意; 

,、れん ぢ あんらく しゃくもん ほんもん ろん ひたすら 

勸持 安樂 等 これ を 見るべし。 迹門 かくの 如し。 本 門 を 以て これ を 論 すれば: 一向に 末法 

の 初 を 以て 正 機と なす。 所謂 一往 これ を 見る 時 は、 久種を 以て 下種と なし、 大通前 四 味 

迹門を 熱と 爲 して、 本 門に 至りて、 等 妙に 登らし むる を 脫と爲 す。 1$ 往 これ を ID- れば、 

しゃくもん に じょし や、 f ろ つう つ ほふ せん ざいせ ** つよ ふ 

迹 門に は 似す。 本 門 は 序 正 流通 俱に, 末法の 始を 以て 詮 となす。 在世の 本 門と、 末 5- の 初 

じゅん ゑん だつ これ しゅ "いもく じ 

は 一 因に 純圓 なり。. 但し、 彼 は脫、 此は 種な り。 彼 は 一 品! 一半, 此 はた V '題目の 五 字な り。 

問 ラーて 云 はく、 その 證文 如何。 , 

答へ て 云 はく、 



ゆし S つ ほん 

涌 出品に 云 は. 



爾時 他方 國土 諸來 菩薩 摩訶薩 過,, 八忸河 沙數; 於,, 大衆 中 T 起立 合掌。 作, 禮而 a, 佛ぎ。 

した *s は r にての にて に して ししし せんこミを?^ ^ 

世 尊 若聽; 我等お 佛滅 後; 在,, 此沙婆 世界; 勤 加 精進。 護,, 持 讀„ 誦書。 寫供. -養 是經 典, 



如 來滅後 五 五 百 歳 始觀心 本尊 抄 



三 一九 



日蓮 上人 文集 



三 一- 八 



竹 slis めて B 

少なる たと へ 



奪 ー 何 借せ デ に 

生 Si 法攀 領 

解せ しめんが S 

Rsi 下ナ乙 

と, SS0 

せし むる. J i* 

せレ むる. J 

とめ 三 贖 序 も 用 

上 る. J と 

«隱|*< を 以て 



先の 釋尊 にあ. ちす、 所 說の法 門 亦 天地の 如し。 +界 久遠の 上に S 土 世間 旣に顯 る • 一 

三千 殆んど 竹 膜.^ 隔てたり。 又 迹門拉 びに、 前 四 味 無量 義經! 經 等の 三 說は、 悉 < 



隨 他意の 解、 ^4 門 は 三說の 外の 難 信 難解 隨自 意な り。 又 本 門に 於ても、 序 正 流 all 

あ 力。 , 過去 大通彿 の 法華經 より、 乃至 現在の 華厳 經, 乃至 迹門 十四 品、 涅*^ 經 等の 一 s;?! 

五十 餘 年の 諸 經, 十 方 三世 諸 佛の欲 塵の 經に は皆壽 量の 序 分な り, 一品 二 半よりの 外 は、 < 

小 乘敎、 邪お, 未 得道 敎、 覆 相敎, と 名づく * その 機 を :! すれば、 德薄, S 幼稚、 ^ 

窮、 孤 露に して, 禽獸に 同じき なり。 爾前迹 門の 圓敎 すらな ほ佛 因に あらす。 I: に 況ん. 

い i1 ん t ん ごん ろんじ にんし 

や, 大 H 經 等の 小乗經 を や。 何に 況ゃ、 華嚴 眞言 等の 七宗 等の 論 師人師 の 宗をゃ • 與へ, 

ろん い,, は f 5 たミ t ん 

て, これ を 論 すれば、 前 三經を 出です。 奪って これ を 云へば、 蔵 通に:!! す。 設ひ法 は # 

深と 稱す とも、 未だ 種 熱脫を 論ぜす, 遠って 灰 新に 同す。 化の 始終な しと はこれ なり L 

S へば * 王女たり と雖 も、 畜種 を懐姙 すれば、 その子 旃陀羅 に 劣れる が 如し • これ 等 は: 

且 くこれ を閣 く。 迹門 十四 品の 正宗の 八 品 は、 一 注 これ を 見ろ に, 二乗 を 以て 正と S1 

a 5 つぼん ぷ ^5 さい わ-..' んが ぽんぶ もつ t や fvvo 一 

し、 菩薩え 夫 を 以て 傍と 爲 す。 再注 これ を 勘 ふれば, 凡夫 正 像 末 を 以て 正と S す。 正 

末の 三時の 中に も、 末法の 始を 以て、 正が 中の 正と なす。 ム 



正宗の 十 卷の內 に 於て、 亦 序 正 流通 あり。 无量 義經拉 びに 序 品 は 序 分な り。 方便 品より、 

分別 功德 十九 行の 偈に 至る まで、 十五 品 中 は 正宗 分な り。 分別 功德 品の 現在の 四 信よ 

ふ ; 6ん,>0. ラ る っラ ぶん おい tr.f 

り 普賢 經に 至る まで、 十 一 品 半と 一 卷は 流通 分な り。 又 法 華經の 十卷に 於ても、 I ー經 

あり、 各 序 正 流通 を 具す るな り。 无量義 經と序 品 は 序 分な り。 方便 品より、 人 記 品に 至 

. しゃ .7 レ i ぶ ん ほふ レ ほん ,《ん..<- くぎ ャ 5 ほん いた 

るまでの パ品は 正宗 分な り。 法師 品より、 安樂 行 品に 至る までの 五 品 は 流通 分な り。 

その 敎主を 論 すれば、 始成 正 覺 の佛、 本无今 有の 百界千 如を說 きて、 Ej 今當, に 超過せ 

大通丄 一一 千 I る 隨自意 難 信 難解の 正 法な り。 過去の 詰 緣を尋 ぬれば、 大通 十六の 時、 佛 種 を 下 

劫の 昔に 出で レ す" ザん み じ ±んん しゅじ 

g の 名、 阿 S- し 進みて は 華 嚴經の 前 四 味 を 以て、 助緣 となして、 大 通の 種子 を覺 知せ しむ * これ 

P 陀 の ほんい S く ほつ じょ-' ぼん;!, えん ぜ v.f> 

n^^a.K-^ は佛の 本意に あらす。 た r 赛發 等の 一分な り。 ニ乘 凡夫 等 は、 前 四 味を綠 となし、 漸々 に 

佛 1 ^俗の 時の 子 らい じ あら は V- 5 ! 3 いせ 

X 法 華に 來 至して, 種子 を顯 し, 開 顯を遂 ぐるの 機 これな り。 又 在世に 於て、 始めて 八 品 

にん でん く * » i> レゅ じ ゆく だ つ ふ >L. 

を 間く。 人 天 等 或は 一 句 一 偈等を 聞きて 下種と なし、 或は 熱し, 或は 脫し、 或は 普賢 徑 

槳 等に 至り、 或は 正 像 末 等に 小 權等を 以て 緣と爲 して 法 華に 入る。 例へば、 在世の 前 四 

_ '; i じょし や- f るつ 5 9 しゅつ まん なかま じ! 8')' ャぅ i-,* 

味の 者の 如し。 又 本 門 十四 品の 一 經に序 正 流通 あり。 涌 出品の 半 を 序 分と なし、 壽量 

はん しゃ, f し. 3 も つ, つぶん け 'しゅ 

と 前後の ニ华 これ を 正宗 となす。 その 餘は 流通 分な り。 その 敎主を 論 すれば、 始成正 

如 來滅後 五 五 百 歲始觀 心 本尊 抄 三 一 七 



a 蓮 上人 文集 三 一 六 

さ い *5 しゃ.;, むにぶ つ た はう ぶつ しゃくそん じ や, や, つ ぼ さつ A ろく 

莲華經 の 左右に、 釋迦牟 尼佛、 多 寶佛、 釋 尊の 脇士上 行 等の 四 菩薩、 文殊、 彌勒 等の 

け Ale- く ** つ ざ しゃくけ ま 人 I* ん しょ ■ つん 

四菩陲 は、 眷屬 として 末座に 居し, 迹化 他方の 大小 諸 菩薩 は、 萬 民の 大地に 虚して * 雪 

本 ac しば 閣月卿 を 見ろ が 如し。 十 方の 諸彿 は、 大地の 上に 處し玉 ふ。 迹佛迹 土 を 表す 故な り。 か 

も {SRi 垂れて I ほん 人 ざ い な た V* Ay しで, wr- 

現れ レ IB くの 如き 本尊 は、 在世 五十 餘年 にこれ 无し。 八 年の 間徂八 品に 限る。 正 像 二 千年の 間 は、 

八 品 1 法 辜 K の じょ..' y せ. あ A なん なら し ん 

•s な I 小乗の 釋尊 は, 迦葉 阿難 を脇士 となし、 權 大乘拉 びに, 涅^ 法華経の 迹鬥 等の 釋尊 は、 

文殊、 池 Hsa: 等 を 以て 脇 士と爲 す。 これ 等の 佛を正 像に 造り 畫け ども、 未だ 赛 量の 佛冇さ 

す。 末法に 来 入して、 始めて この 佛像 出現せ しむべき か。 

問 ふ。 正 像 ニ千餘 年の 間 は、 四 依の 菩薩 拉 びに 人 師等、 餘佛、 小 權 大乗, 爾前迹 の 

釋尊 等の 寺 塔 を 建立 すれ ども. 本 門壽量 品の 本尊 竝 びに 四大 菩薩 をば、 三國の 王臣俱 に、 

未だ これ を崇 重せ ざる. a これ を 申す。 この 事, ほ .t これ を閒 くと 雖も、 前代未聞の 故に, 

耳目 を 驚 動し、 心意 を 迷惑す。 請 ふ 重ねて これ を說 け。 委細に これ を 間かん. 

答へ て 云 はく、 法華經 一部 八卷 二十 八 品、 進みて は、 四 味, 退きて は、 JK*^ 經 等の 一 

M 戴 KH it そ f < t ,や, 7 はじめ じ やめつ".! や- 7 い. U 

SKSfi 代諸經 1^ じて これ を 括る に、 た^-1經なり。 始、 寂 威 道場より、 終、 般若 經に 至る まで 

序 分な り。 無量 義經 * 法 華經、 普 腎經の 十 卷は正 i なり. お 等 は, &流 通分 な り • 



方便 I 應身佛 の 

揮 土 

資報— f 佛の 

^土 

寂 光— 法身 佛の 

浮 土 

安 #IPK の 揮 

土 

浮? 藥師の 

渾土 

密殿— 密嚴經 に 

a えたる 淨 土の 

名 



し.. 'こ.. 'たん 1^5 ぶ し <か けん * く たけ, J-? り だいじん ?,' りゃう 

周 公旦等 は, 周武の 臣下、 成 王 幼稚の 春 霸、 武內の 大臣 は、 神 功 皇后の 棟梁、 仁德 王子の 

しんか じ や. r ぎで ひ ひ へんぎ やう じ や --.-y や-つ あんり ふぎ やう こ .JA: 

臣下なる が 如し。 上 行、 無邊 行、 淨行、 安立 行 等 は、 われ 築が 己 心の 菩薩な り。 妙樂大 

師云 はく、 

**5 しんさ じ や-ひ: u-> . ,u ほつ 

當に 知るべし。 身 土 一 念 三千な り。 故に. 成 道の 時 この 本 理に稱 うて、 一身 一 念 法 

界に遍 し 等 云々。 

じゃくめつ !;:-\ち やうけ ざ- -"^J かい しゃら りん も ひ;: ほふ 35 みつ _.- 一ん べん けん 

それ 始、 寂 滅 道場 華藏 世界より、 沙羅 林に 終る まで 五十 餘 年の 間、 法 藏密嚴 三 變四見 

等の 三 土 四 土 は、 皆 成 劫の 上、 無 $e の 土に 變 化する 所の、 方便、 實報、 寂 光、 安養、 淨 

i り みっつ) ん け- r しゅ た i しょ へん めつ じん もつ 

塯璃、 密嚴 等な り。 能 變の敎 主?;! i 槃に 入り 玉へば、 所變の 諸佛隨 つて 滅盡 す。 土 も亦以 

ほんじ しゃ 3 せ かい はな こふ , じャ うぢ. f 

て かくの 如し" 今 本 時の 娑婆 世界 は、 三災 を 離れ, 四 劫 を^で たる 常 往の淨 土な り。 佛 

すで めつ しゃう _〉J- つたい すな は ぐ そく 

旣に 過去に も 減せ す、 朱來 にも 生ぜす、 所 化 以て 同 鉢な り。 これ 卽ち、 己 心 三千 具足 三 

せ かい しゃくもん いま ミ 、ひち ゆ ゑ 

種の 世界な り。 迹門十 品に 未だ これ を說 かす。 法 華經の e に 於ても、 t』 機 未熟の 故な 

かんじん な ひ めう ほふれん^ ir C.< じ ほ-/ 一け もんじゅ 

るか。 この 本 門の 肝心の、 ^!無妙法蓮花經の五字に於ては、 佛 なほ、 文殊 藥 王^に もこ 

ふ しょく いは い ゆ ちい ラ かいめ ミ 

れを付 屬し玉 はす。 何に 況ん やその 已下を や。 但、 地 湧 千界を 召して、 八 品 を說き 

ふ しょく てい 仁ら く しゃ は うへ ? -ぅ た ふく ラ た ふち ラ 

てこれ を 附感し 玉 ふ。 それ、 本尊の 爲體, 本師の 娑婆の 上に 寶塔 空に 居し、 塔 中の 妙法 



如 來滅後 五 W 百 i?g 始觀心 本尊 抄 



H 一 五 



nt 蓮上ノ 文集 



三 一 四 



古 始て餐 

もれた >9 にあら 



-れ等 この 五 字 を受持 すれば 自然に、 かの 因果の 功 



四大聲 門の 領解に 云 は, 



は, 辦が莲 If 終の 五 字に 具足す- 

を 讓與し 袷 ふ ! . 

• 无 h 寶珠 不, 求 自得 云云。 

われ 等が 己 心の ttiw 界 なり • わが 如く 等しく して 異る ことなし。 わが 昔の 所願の 如きい 

ま 已に满 足しぬ • 一 切 衆生 を 化して 皆佛 道に 入らし む。 妙 覺の釋 尊 はこれ 等が 血肉な り。 

因 の功德 は骨髓 にあら す や * 寶塔 品に 云 はく、 

&r 此經 法, 者。 則爲 供-, 養 我 及 多 》i; 乃至 亦 m 供, 養 諸來 化佛" 莊_> 嚴 光- 

飾 諸 世界, 者, 等 云云, 

釋迦 多寶十 方の 諸佛 は、 わが 佛界 なわ。 その 迹を 紹權 して、 その 功 德を受 得す。 「須臾 聞 

之 卽得究 竞阿耨 多羅 三貌三 菩提」 と はこれ なり。 壽量 品に 云 はく、 

然我 實成佛 已來。 无量无 邊百千 禹億郝 .E 他 劫 云云。 

こ し、 ぢ. < てんないし しん む し 、 

われ 等が 己 心の 釋尊 は, 五 百塵點 乃至 所 顯の三 身に して 无始 の古彿 なり。 經に云 はく 

我 本 行 菩薩 道 所 成。 壽命今 猶未盡 「况復 上數等 云云。 , 

こ し-. - 2 ?っ こ しん しゃくそん けん ♦ く t いこ 3 

われ 等が 己 心の 菩蕹 等な り • 地 涌 千界の *s は、 己 心の 釋 尊の 眷屬 なり" 例へば 大公 



胡— IRSS の 乙と 



よろこ -ん たつ i= べつ き、 フ しん ま し. < しゅつ 

に 同す るを悅 び、 或は 遠を贵 びて、 近 を 蔑に し、 或は 舊を 捨てて 新 をと り、 魔 心 愚人 出 

来す。 然 りと 雖も、 詮 する 所 は, 一念 三千の 佛種 にあら ざれば、 有情の 成 佛木畫 二 像の 

ほんぞん i みや. 7 ひ じつ 

本尊 は、 有名 無實 なり。 

問うて 云 はく、 大難い まだ 開通 を 間 かす。 何。 

答へ て 云 はく、 无量義 經に云 はく、 

も だ する こミを V す 

雖, 未, 得, 修,, 行 六 波 羅密; 六 波羅密 自然 在 前 等 云云。 

法 華 經に云 はく, 

^間,, 具足 道, 等 云云, . 

渔槃經 に 云 はく、 

薩者 名,, 具足, 等 云云。 

り,ゥ じゅ ぼ さつ むん: J ミく ゆん ぎ y 

龍樹 菩薩の 云 はく、 薩とは 六な り 等 云々。 无依无 得 大乘四 論 立義 記に 云 は- 

こ もつ ぐ そく ち 1?フ しょ 

して 六と 云 ふ。 胡の 法に は、 六 を 以て、 具足の 義 となす。 吉藏の 疏に云 は 

ぐ そく 5 つ ぼ. ご め • つ ほん ひそか 

じて 具足と なすと。 天台 大師 云 はく、 薩とは 梵語な り、 こよに は 妙と 翻す、 等 云々。 私 

に 會通を 加へば、 本文 を黷 すが 如し。 しかりと 雖も、 文の 心 は, 釋 尊の 因 行 德のニ 法 



しゃ やく 

沙 とは譯 

し 、や I 

沙と *1 翻 



如 來滅後 五 五 百 歳 始觀心 本尊 抄 



三 1 三 



日蓮 上人 文 集 



三 一 二 



蹇囊 I 速 裹花键 

上に 麼せ 

s 適 ill 法身 



普賢 經に云 はく 一 

はの のの なり す. 力の をな リ じて を j 

此大 乘經典 * 諸 佛寶藏 。十 方 三世 諸怫 眼目. 乃至 出- 生 三世 諸 如来, 種。 乃至 汝 行-大乗 < 

不, 斷, 佛種, 等 云云。 一 

又 云 はく。 一 

►* ) てに すろ こ v>ll' を の は り * tit て す; 

此方 等 終 「* 是諸怫 眼。 諸佛 因, 是,、 得- 具- 五 眼 一 佛 三種 身。 從= 方 等- 生。 是 大法 印 印-一 

-- きの く- T のの な の は の な -9 i 

涅槃 如, 此 海中 能 生,, 三種 佛淸淨 身; 此 三種 身。 人 天福 田 等 云云。 一 

しゃ. J- - 一よ./'、 つ LAr 一ん ん, や."' ^ * • 

それ 釋迦 如来の 一代 i 密 大小 ニ敎、 華嚴 眞言 等の 諸 宗の依 経、 注いて これ を Si ふるに 一 

或は 十 方臺葉 fflnl 那怫、 大集雪 集の 諸佛 如来、 般若 染淨 の千佛 示現、 大日 金劚 預等の 一 

千 二 尊, た *t、 その 近因 近果 を演說 して、 その 遠因 果を顯 さす。 速 疾頻成 これ を 說けー 

ども, 三 五の 遠 化 を 2 失し、 化 道の 始終 迹を 削りて 見えす。 華厳 經 * 4 日 終 等 は、 IftJ 一 

くち a1 ん f7 に さい ゎラ かんが y5 つ..' f 、 , -, 一 

これ を 見る に, 別 圓四藏 等に 似 たれ ども, 再往 これ を 勘 ふれば, 載 通 ニ敎に 同じて い 一 

まだ k 圓 にも 及ばす、 本 有の 三 因 これな し • 何も 以て か, 佛の 種子 を 定めん。 而 ろに 一 

,、> く yis ら、 --.4 ほふ もん け A: もん A づから 一 

新 譯の譯 者 等、 漢土に 来 入す ろの 日、 天台の 一念 三千の 法 門を斃 間して 成 は 自の所 i 

の經 添ぎ し. 成 は 天竺より 受 持す るの .2、 これ を稱 す。 天台の 畢者 等、 或は 自宗一 



機 ー 說法を 解し 

うる 智慧、 ズそ 

の 人 

一 時-. 說 法に 適し 

. たる 時期 

南 一 一 一 北 七 一南方 

の 11 ー師 北方の 七 

師 が天ム n 宗に對 

して 異說 を 立て 

たる を h ふ, 法 

華 玄義十 港に 出 



問うて 云 はく、 龍樹天 親等 は 如何。 

答へ て 云 はく、 これ 等の 聖人 は、 知って これ を 言 はざる 仁な り。 或は 迹 門の 一分 これ を 

宣 ベて、 本 門と 觀 心と を 云 はす。 或は 機 ありて 時な きか。 或は、 機と 時と 共に これ 无き 

か。 天台 傳敎已 後 は、 これ を 知る 者 多々 なり。 二世の 智を用 ふるが 故な り。 所謂 三論の 

00 ® 二 北 七の 百 餘人、 華厳宗の 法藏、 淸凉 等、 法相 宗の. f?- 奘三 fi、 慈 恩 大師 等、 眞 

ぜんむ rO v-ぅ こんが うち f ふ くう il--' せん ほん ぎゃく の *f 

首 宗の善 無 畏三 藏、 金剛 智三 藏、 不 空三藏 等, 律宗 の道宣 等。 初に は、 反逆 をな し, 後 

に は、 一 向に 歸 伏せし なり。 但し 初の 大難 を 遮せば、 无量義 經に云 はく、 

** く ミ ミ たじ ぜん をし は し は し はり じ し は し は し はり に し は 

譬. 國王 夫人 新 生 >, 王子; 若 一 曰 若 1 一日。 若 至- 七日, 若 一 月 若 一 一月。 若 至 n 七月, 若 一 

し? * し^^ り に ミ する こ W > にれ て にせら のの て せん 

0€ m 。若 至,, 七 歳; 雖 B 復不 _ 能. 領,, 理 國事; 已爲 S 臣民 之 所,, 崇敬; 諸 大王 子以 爲,, 伴 

•J 一 に くして にもに に らん は んて なろ を にミ いふが の も し 

侶; 王 及 夫人 愛 心 偏重。 常與共 語。 所以^|^何。以,, 稚小, 故。 善 男子 是持經 者。 亦復 如, 

是。 諸佛國 王是經 夫人。 和合 共生,, 是 菩薩 子; 若 菩薩 得, 閗,, 是 經; 若 一句 若 一 偈。 若 一 

し は しょ しよ し *1 し は し は せ fS .Ji はする こミ の を 

韆若 1 io 若 十 若 百。 若 千 若 萬。 若 億 萬 饭河 沙无量 數榑。 , m 不 能, 體,, 眞理 極; 乃 

- 一れ て の に ら をて す ミ にれ て に せら 

至已 二 切 四 衆 八 部 之 所,: 宗仰; 諸 。大 菩薩 以爲 = 眷感; 乃至 常 爲 3 諸怫之 所-護 念; 慈愛 



偏 覆。 



ん の なろ を なり 

以,, 新學, 故 等 云云。 



如 來滅後 五 E 百 歳 始觀心 木尊抄 



三 一 r 



豳 



n 蓮 上人 文集. 三 一 



の にんし い ぞん じゅ ひたすら 

るが 故に これ を宜 ベざる か • 人師に 於て は, 天台 已前は 或は 珠を 含み、. 或は 一向に これ 

い ご にんし やぶ き f もち 

を 知 もす。 已 後の 人師 或は 初に これ を 破りて 後に 歸伏 する 人 あり、 或は 一向に 用 ひざる 

もの.-,^1れぁめ。 但し T 斷諸法 中惡」 の經 文を會 すべきな り • 彼 は 法華經 12、 爾 前の 經 

文 を 載す るな り • 注いて これ を 見よ。 經文 分明に、 十 界互具 これ を說く T 所謂 欲" 令.. 衆 

生 開,, 佛 知見, 等 云云」。 天台 この 經文を 承け て 云 はく、 若し 衆生に 佛の 知見な くんば, 何ぞ 

開 を 論す 所 あらん * 當に. 知るべし。 佛の 知見 は 衆生に 蕴在 する こと をと 云々 • 但し, 會 

たいなん しゃ a! い こん; 

し 誰き の 所 は、 上の 敎主釋 尊 等の 大難な り。 この 事 を、 佛、 遮會 して 云 はく、 r 已今當 所. - 

似爲- 一難 信 難解,」 と。 次 下の 六 難 九 易 これな り。 天台 大師の 一; ム はく、 ニ鬥 悉く 昔と 反して 

信じ 難く, 解し 難く, 鈴に 當 るの 難事な り。. 窣安 大師の 云 はく、 怫 これ を將て 大事と な 

^ やす ラ でんけ, 7 ゾ- ふ, J 

す。 何ぞ 解し 易き こと を 得べ けんや。 傳敎 大師の 云 はく、 この 法華經 は!; • 取 もこれ 難 信 難 

解な り。 隨自 意の 故に 等 云々" 

それ 佛 後に 至ってより、 一 千 八百餘 季三國 に經歴 してた 三人の みあり て: 始めて こ 

かくち がっし レャ くそん レん たん ち しゃだいし でん ないでん 

の 正 法を甍 知せ り。 所謂 月 支の 釋尊、 眞且の 智者 大師, 日 域の 傳敎、 この 三人 は、 內典 

の 聖人な り。 



竈 在 I ゥ, i れ 

て ある 

め理. MK 明す る 

乙と 

二 門 I 本 門、 a 

C , -…, 



弗 

始成 《成— 始成 

正焭, 久遠 資成 

一矢 石 I 爭 



惠苑 法師の 云 はく、 然るに 天台 は、 小乘を 呼びて、 三蔵 敎 となし、 その 名謬濫 する を以 

れ、 c こ、 f け 一 ん つく 

て 等 云々。 了 洪の云 はく、 天台 ひとりい まだ 華厳の 意を盡 さす 等 云々。 得 一 の 云 はく、 

?' たな なん ぢ でし た ザつ こん ふくめん ザつ けう じ 

拙き かな 智公、 汝 はこれ 誰の 弟子 ぞ。 三寸に 足らざる 舌根 を 以て、 複面 舌の 所 說の敎 時 

し 八たん あらそ だい-, 一 おの »\ な 

を^す 等 云々。 弘法 大師の 云 はく、 震: n; の 人師等 諍って、 醍醐 を盜 みて 各 自宗 に名づ 

く 等 云々。 

ほふ も A |*>ん じつ けづ九 ぎの いん さ 

それ 一念 三千の 法 門 は、 一代の 權實に 名目 を 削り、 四 依の 諸論師 その 義を 載せす、 漢土 

にんし もち いかん 

日 域の 人師 もこれ を 用 ひす。 如何 かこれ を 信ぜん。 

答へ て 云 はく、 この 難 最も 甚し。 最も 甚し。 但し、 諸 經と法 華との 相途 は、 經 文より 

こ ミぉミ ふけん いけん しょ, r みや- フ せつ 35 じょ, フ じ や f.4 しじ やう くじ や 5 

事 起り て 分明な り。 未顯 と、 已顯 と、 證 明と, 舌 相と, 二乗の 成不 と、 始 成と 久 成と 

これ を顯 す。 諸 論師の 事、 章、 天台 大師 云 はく、 天 親 龍樹、 內蜜 冷然たり。 外に は 時 

よろし S かな おの. f- よ ミころ ひ. 一一へ ゆ がくしゃ しふ し せき • 

の 宜 に 適 ひ、 各 かりに 據る 所。 而 るに 人 師 偏に 解し、 舉者 苟も 執し 遂に 矢 石 を 興し 

もミ しゃ うめんだ いし てん * ちく 

各 ー邊を 保して、 大いに 聖 道に 乖る等 云々。 牵 安 大師 云 はく、 天竺の 大論 すら、 なほ そ 



の頻 にあら す。 眞旦の 人 師何ぞ 努 しく 語る に 及ばん。 これ 誇耀 にあら す。 法相の 然ら 

の めみ や- 7 けんさ れいねん いへ さ いた 

しむる 耳 等 云々。 天 親、 龍樹、 馬 鳴、 堅惠は 冷然な り。 然 りと 雖も、 時 未だ 至ら ざ 



如 來减後 五 五 la 歳 始觀心 本尊 抄 



三 九 



日蓮 ト: 人 文集 三。 八 I 

金剛 涅 1^ 經に云 はく, W 

冇= 淸淨 善; 

6A«-.7^ 5 つ 5 レん ろん し a-vr* や < さ,、 てん LAa ?っ »60-^-^K 

馬 鳴 菩薩の 起 信 譲に 云 はく, 如來 蔵の 中に 淸 淨 の功德 のみ ありと • 天 親 菩薩の 唯識 め- 1 

SIS. f に 云 はく、 謂 はく 餘の 有? i と 劣 無 漏と 種と をば 金剛. 定が 現在 前す る 時, 極圓明 純淨の 

よ ひのこ ほんじ, なが に ぞん . ? I. . : t C- 

if^ 本識を 引く * 彼 依に あらざる が 故に、 みな 永く 弃捨す 等 云々。 爾 前の 終 g と 法 擊 径と 

のさと リの 位の やう *T ( じ * つ なが ぶつ ごん つ - 

1 つ これ を 校 量 する に, 彼の 經経 は無數 なり。 時 說旣に 長し。 一 佛 二言 彼に 付く 可し 馬 鳴 

ffl? 在 S1 あら は ぼ -3 つ ふ ^'f? ぶつ, ろんし . . . * 

»li 菩際は 付 法藏第 十一の 佛記 にこれ あり。 天 親 菩薩 は、 千 部の 譏師、 四 依の 大士 なり 天台 

千? H 々—天 親 にいし ^.yf ろん G fcft しん : K r 

千 * の蓍 * る K 大師 は、 邊郾 の小佾 にして、 一 譲 をも宣 ベす。 誰か これ を 信ぜん。 その上 多 を 捨てて 

.HnN ての « *.) も 、ふん, cf--,- +• こ じ こ いづれ 

小に 付け ども、 法 華 經の文 分明なら ば、 少し 恃枯 あらん も, 法 華經の 文に 何の 所に か、 

い よ ふん A や -3 しょ 5 もん cc,v ^-ぃたく 

十界互 具。 百界千 如。 一念 三千の 分明なる 證文 これ あり や。 隨 つて. 經文を 開拓す るに 

けん ゑ ま さつ M つし や •< 'ろん おんさ i 

「新 諸 法 中惡等 云云 J 法 華 論に も、 堅惠 菩薩の 法 性:! にも, 十! _ ^互 具 これ 无く、 漢土 南 

北の 諸 大人 師 * 日本 七 寺の 末 師の屮 にも この 義 なし。 た 天ム 人の 擗 見なり。 傳敎 

1 人の 謬 傳 なり。 

故に 滂凉國 師の云 はく、 天台の 謬 なりと • 



佛身を 現 t 給へ 

る こと 

1 一一 十四、 il さと 

り は 至る に 三十 

四 段の 迷、 む を斷 

除す ベき こと、 

阿 含 經は說 かる 

断 結 Isg は煩惱 

零 I 佛 菩薩 等 

四 ±1 四 種の 佛 

土 

虚舍那 I 報身佛 

のこと 

八十 15! 零 は 八 

十 て 入滅^ 



カ臺 上の 盧舍 那。 阿 含經の 三十 四心斷 結成 道の 佛、 方 等 やの 千佛 等、 大日 ,^"ゆ f の 

モん しゃくもん は * ひた ふ ほん さ しきしん さ, し., 一, ンレ 

千 二百 餘尊. 拉 びに 迹門寶 塔 品の 四 土色 身, 涅槃 經の、 或は 丈 六 を 見る、 或は:^ あ 

と 見る。 或は 盧舍那 と 見る, 或は 身 虚空に 同じと 見る。 四 種の 身 乃至 八十 iiS;" ギ 舍利 

を 留めて 正 像 末な 利益し 玉 ふ。. 本 門 を 以て これ.^ 疑 はく 敎主釋 尊 は 五 百 獻跟ビ M の佛 

なり。 因 位 もまた かくの 如し。 それより 已來十 方 世界に 分身し、 一代^ 敎 を演說 して S 

ず け- 1 ゆ ほ 八 もん しょけ しゃく も, >A ゃラ こ、 

數の 衆生 を敎 化し 玉 ふ、 本 門の 所 化 を 以て、 迹 門の 所 化に^ 校 すれば * 一^と 大海と、 

j 塵と 大山と なり。 本 門の 一 菩薩 を、 迹 門の 十 方 世界の 文殊 觀; SJlslK^ れ ば- 膨 

を 以て 帝釋に 比する にな ほ 及ばす。 そのほか 十 方 世界の 斷惑證 5^^ ニ乘、 竝 びに 梵天 帝 

にち がつ てん りん わ- つ り けんに いじ ii-r- i V , , ■ ^ 

釋 日月 四 天 四 輪 王 乃至 無間大 城の 大火 災等、 これ 等 はみ な、 わが 一お の 十 1^ か。 _fb 、仏の 

おつせ つ へさ , しん もつ こ ぎん 

三千 力, 佛說 たりと 雖 もこれ を 信す 可から す。 これな 以て これ を 思 ふに、 爾 前の 諸經 ま、 

じつ じ" け- つ 一ん き や. r- 

實事 なり。 實語 なり。 華 嚴經に 云 はく、 . 

究宽 離, k 妄; 无, 染 如,, 虛空; . . 

仁王^に 云 はく、 

め をして をせ h- 

. 窮, 源盡, 性 妙 知存。 



如 米 滅後五 五 百 i5i 始觀心 木尊抄 



三 〇 七 



d 蓮 上人 文集 



三 OJ ハ 



金 KIS 金 2f 

H 行 I さと リに 

至 S 間の 修行 



ょリ ほに 至る 四 

mat の « も ほか 

1RI は 谷 * れる 



は 水より 出で, 龍 水 は 火より 生す。 心得られ ざれ ども 現證 あれば これ を 用 ふ。 旣 に人界 

の八界 これ を 信す。 怫界: r そこれ を 用 ひざらん。 堯舜 等の 聖人の 如き は、 万民に 於て 倡 

は, , . ぶっか や ぶん ふぎ や i ぼ 30 しょけん ぶっしん しった たいし 

妬 もな し。 人界は 佛界の 一 分な り。 不軽 菩薩 は 所見の 人に 於て 佛身を 見る。 悉達 太子 は 

にんがい じ や 5 JtA* しょ、 -' しん 

人界 より 佛身を 成す。 これ 等の 現證を 以て これ. を 信すべき なり • 

問 ラて云 はく、 敎主釋 尊 は (自, 之 堅固, 之) 三感已 斷の佛 なり。 又 十 方 世界の 國主 一切 

の 菩薩 二乗 人 天 等の 主 なり。 行の 時 は、 梵天 左に あり、 帝釋 右に 侍り, 四 衆 は 部 後に 

從ひ、 金陬後 に^びき、 八 万法藏 を演說 して. 一 切 衆生 を得脫 せし む. かくの 如き 佛陀 

何 を 以て、 われ 等 凡夫の 己 心に 住せし めん や。 又 迹鬥爾 前の 意 を 以て これ を綸 すれば、 

*? , . しじ や- 7 しゃ-. 'がく , 、わ こ もミ G う * たいし じ 

敎主釋 尊 は 始成正 覺の怫 なり。 過去の 因 行 を 尋ね 求 むれば、 或は 能 施 太子、 或は 儒童菩 

晴 或は 尸 si, 或は 薩埵 王子、 或は 三祇百 劫、 或は、 動 # 塵 劫、 或は 无 £-i:m^i、 

しょほ つ しんじ ん てん C や 5 ぎゃ5&,«- 

或は 初發 心畔、 或は 三千 塵點 等の 問、 七 万 五 千 六 千 七 千 等の 佛を 供養し、 功 を 積み 行满 

じて 今の 敎主釋 @ となり 玉 ふ。 かくの 如き 因 の 諸行 は 皆 われ 等が 己 心 所 具の 菩薨界 の 

功 德歟、 栗 位 を 以て これ を 諭 すれば、 敎主釋 尊 は始成 正覺 の佛, 四十 餘 年の 問、 四敎の 

L ,しん じ ひん しゃく も. な えん つ りゃく け ご \ 

色 心 を 示現し、 爾前迹 s:i?Jils^ 經等 み- 演說 して 一切衆生 を 利 し 玉 ふ。 所謂 華厳の s、 十 



一 大事 因緣 I 生 

死 解 股の 大事 

理卽 I 一 W 衆生 

佛 法の 理を 具へ 

ながら 迷に 居 S 

ヶ- 

S 前 llg 迦佛世 

に 出 V* られ. さる 

前 時代、 ヌ佛教 

の 渡来せ ざる 以 

前 を J?M ふ 

道 ±1 支那 i 

の 僭 侶 

四韋陀 I 破 羅!; 

飲の 四聖 書、 梨 

惧 韋陀、 俊 BTI_lt 

陀、 耶ま第 陀、 

阿 他^ 羣陀 

IgaAl ニ乘の 1 

たる 緣覺の 乙 と 

佛說に は 因らず 

して 花の 飛, ひ 葉 

の 散る を 見て 感 

*>- 起し さと 

得るな り 

小權 ー ル荣、 櫬 

大乘 



を 起して これ を 信ぜし め、 阿 鼻の 苦 を 救護し 玉へ。 

な <-ぢ いんん, や け. H もん しん し 0- くそん ; / 

答 へ て 云 はく、 汝旣に 唯 一 大事 因 緣の經 文 を 見^して これ を 信ぜ ざれば、 釋 尊より 已 卩、 

四侬の 菩薩 拉 びに 末代 理卽の われ 等 如何 か汝が 不信 を 護 せんや。 然 りと, も、 こ g みに 

これ を 云 は *i 、佛に 値 ひて 覺ら ざる 者の、 阿難 等の 邊 にして 得道す る 者 これ あれば なり。 

それ 機に 二 あり • 一に は 佛を見 上り、 法 華に して 得道す る あり。 二に は 佛を見 上らす と 

ほっけ ミく SJ5 ぶつぜん だ •, し :& だ-' 5 だ 

も、 法 華に て 得道す る あるな り。 その上、 佛 前の 漢土の 道士、 月 支の 外道、 儒敎 四韋陀 

等 を 以て 綠と なして、 正 見に 入る 者 これ あ. 



又 利根の 菩薩 凡夫 等の、 華 嚴方等 般若の 

諸大乘 經を閗 きし 綠を 以て、 大通 久遠の 下種 を顯 示す る 多々 なり。 例へば、 獨覺の 飛 

けらくん ふ け..' ゆ くわ こ けちんん しふち やく たミ 

花 落葉の 如し。 敎 外の 得道 是 なり。 過去の 下種 結綠 なきものの 權 小に 執著す る 者 は、 設 

あ せう ごん じ け A: しゃう ぎ す JS, へ 

ひ 法 華 經に爐 ひ 奉れ ども, 小 權の見 を 出です j 自見を 以て 正義と 爲 るが 故に、 遠って 法 

せ, r- じょう/ r や、 フ け 一ん おな く" 

華經を 以て、 或は 小 乘經に 同じ、 或は 華厳 大日 經 等に 同じ、 或は これ を 下す。 これ 等 

の諸師 は, 儒家 道の 賢聖 より 劣れる 者な り。 これ 等は且 らくこれ を 置く。 十 界互具 こ 

せきち ラ もく ち- フ がた えん しゅっしゃ、 7 

れを 立つ る は,. 石 中の 火、 木 中の 花、 信じ 難 けれども、 綠に値 ひて 出生 すれば これ を 信 

じんがい ぶっかい す- ち- フ くわら-..' はな -f- 、—へさ 

す。 入界 所 具の 佛界 は、 水中の 火、 火中の 水、 最も 甚 だ 信じ 難し。 然 りと 雖も、 iS 火 



如 來减後 五 K 百 歳 始觀心 本尊 抄 



三 〇 五 



B 蓮 上人 文集 



; 110 四 



无 Kl< に K ら 

sit i なさ » 

ど 



^れ すと も、 委細に これ を 尋ねば これ あろべ しノ 

£^フて云はく、 六道に 於て 分別なら すと 雖も • 粗 これ を 間く に、 これ を備 ふるに 似たり. 

四聖 は 全く A へす • 如何。 

答へ て 云 はく, 前に 人 の 六道 これ を 疑 ふ • 然 りと 雖も、 强ひ てこれ を 言 ひて 相似の 語 

を 出せし なり * 四, 聖 も又爾 るべき か。 試に 道理 を 添加して、 萬が 一 これ を宣 べん。 故に. 

けん なじ や 5 ひん ザん にん-.? I い な む こ A くにん じ A い 

世間の 無常 眼前に あり。 豈に 人界に 一 一 乘界无 からん や。 无 顧の 惡人も なほ 妻子 を 慈愛す, 

ぽ さつ. い ほミけ ゆん が 仁 ぐ もつ しん y わく 

菩薩 界の 一分な り。 但佛 計り 現じ 難し。 九界を 具す る を 以て 强ひ てこれ を 信じ * 疑惑せ 

しむろ こと 勿れ。 法 華經の 文に 人 界を說 いて 云 はく、 

欲, 令, 衆生 開,, 佛知 見; 

涅 «^ 經に云 はく、 

學, 大乗, 者。 酵有, , 肉眼; 名 爲,, 怫眼, 等 云云 • 

まつだい しゅっしゃ a け -ゃ. 7 ぶっ^い ぐ そく 

末代の 凡夫 出 生 して, 法 華經を 信す る は * 人 界に佛 を 具足す ろが 故な り。 

問うて 云 はく、 +界互 具の 佛語 分明な り • 然 りと 雖も * われ 等が 劣 心に, 佛 法界 を 具す 

しん がた しん .J-vf せんだい »y i- いじ ひ 

る こと 信 を 取り 難き 者な り • 今時 これ を 信ぜす ば必す I 鬧提 とならん • 願 はく は大 慈悲 



何 かこれ を 信ぜん。 

答へ て 曰 はく、. 法華經 法師 品に 云 はく 、「難 信 難解」 寶塔 品に 云 はく、 「六 難 九 易 等 云々」 

天台 尺師云 はく、 二 門 悉く 昔と 反すれば 難 信 難解な りと。 章 安 大師 云 はく、 佛 これ を 

將て 大事と 爲す。 何ぞ 解し 易き こと を 得べ けんや 等 云々。 俥敎 大師 云 はく, これ 法華經 

は 最も 爲難信 難解な り、 隨自 意の 故に 等 云々。 

y い くわ こ し 、しふ 1 た は- 1=* ゥ は.1 ぶ..: しん --、 i . , じ, 5 

正 機-正に 說法 それ 在世の 正 機 は 過去の 病 習 厚き 上、 敎主釋 尊、 多 寶佛、 十 方 分身の 諸佛 地 涌 千 界文珠 

を驄 きて 信 解し み ろく V ん a,., しん , > . 、せき,,,, -: 

得 gs 又 その 彌勒等 これ を 抉け て諫曉 せし むる に、 なほ 信ぜざる 者 これ あり 五 千 席 を 去り 又 人 天 

J/ うつ しゃ、 7 ざう い y つ ほふ なん ぢ しゃ.. 'ほふ 

五 千 一 千 移さる。 況んゃ 正 像 を や。 何に 況んゃ 末法の 初 を や。 汝 これ を 信ぜば 正 法に あら じ。 

人の 者 不信 のお vi じ で... もん 6 しやく >- f ひ -<づ 

1 席:!: ほ は 問うて 云 はく、 經文拉 びに、 天台 章 安 等の 解 釋は疑 網な し。 但し、 火 を 以て 水と 云 ひ, 

こと 法 華經に 0- す& しろ た,、, いへ, ど ミ い tfsf- L にん 

墨 を 以て 白し と 云 ふ。 -設 ひ佛說 たりと 雖も、 信 を 取り 難し。 今 數 他面 を 見る に 伹^ 

がい よかい じめん つ- £ いかん 

. 界に 限りて、 餘界を 見す。 自面 も亦復 かくの 如し。 如何 か 信心 を 立てん や。 . 

し ま >M\ ^ ある ミき い.? - た r> ら ある き ひ は 

答 ふ。 數 他面 を 見る に、 或 時 は 喜び、 或 時は瞋 り、 或 時 は 平 かに、 或 時 は 貪り、 或 時 

おろか >、 て 一く ぢ つ 一,、 が き ちくしゃ 5 しゅら 

は癡现 じ、 或. t は滔 曲な り。 瞋るは 地獄、 貪る は餓难 癡は 畜生、 謁曲 なれば 修羅、 鏖 

ぶ は 天、 平 かなる は 人な り。 他面の 色 法に 於て は, 六道 俱 にこれ あり。 四聖 は 冥 伏して 

如 來滅後 五 五 百 歲始觀 心 本尊 沙 三 三 



u 蓮 上人 文集 nio 二 

これ 畜生 界所 具の 十界 なり • 經に云 はく、 

• . 波稚 i 修羅 王 乃至 間 一 偈 一句。 得阿轉 多羅 三 親 三 菩提 等 云云 • 

修羅 界所 具の 十界 なり。 經に云 はく、 

若人 爲怫 故。 乃至 皆 已成佛 道 等 云云 • 

これ 人界所 具の 十界 なり。 經に云 はく、 .. : 

• 大 梵天王 乃至 我等。 亦 如,; 是。 必當, 得 V 作, 佛等 云云, 

これ 天界所 具の 十界 なり。 經に云 はく、 . . 

舍利弗 乃至 花 光如 來等 云云。 , . 

こ. れ聲 閉界所 具の 十界 なめ。 經に云 はく 

其 求,, 綠覺, 者 • 比丘 比丘尼 乃至 合掌 以,, 敬 心, 欲, 間,, 具足 道, 等 云云 • 

これ 卽ち緣 覺界所 具の 十界 なり。 經に云 はべ、 

地 涌千界 乃至 義淨 大法 等 云云。 

これ 卽ち 菩薩 所 具の 十界 なり ノ 

問うて 云 はく、 自他 面の 六 根 共に これ を 見る • 彼此の 十界に 於て は 未だ これ を 見す。 如 



法 華經は 何の 文ぞ。 天台の 11 は 如: r 

法華經 第一 方便 品に 云 はく、 



雖も、 法華經 並に、 天台 大師 所 述の摩 訶庀觀 等の 明 鏡 を 見 ざれば、 自 具の 十 界百界 千 

如, 一 念 三千 を 知らざる なり。 

問うて 云 は- 

答へ て 云 は • 

欲, 令 „ 衆生 開,, 佛 知見, 等 云云 • 

これ は, 九界所 具の 佛界 なり。 壽量 品に 云 はく、 

如, 是 我成佛 已來。 甚大 久遠。 壽命 |H 量 阿僧 紙 劫 常住 不, 威。 諸 善 子。 我 i 仏 r 菩 ii 

道; 所. 成壽 命今猶 未, 盡。 復 倍,, 上數, 等 云云。 

この 經文 は, 佛界所 具の 九界 なり。 經に云 はく、 

提婆達 多 乃至 天 王 如來等 云云。 地獄 界所具 佛界也 

經に云 はく, 

らん は 

一 名 藍 婆 乃至 汝等。 5: 能 護持 法 華 名 者。 福 不可 量 等 云云 • 

これ 餓鬼 界所 具の 十界 なり。 經に云 はく, 

龍 女 乃至 成 等 正覺等 云云, 



如 5- 滅 後お 五 百 歳 始觀心 本尊 抄 



三 9 



日蓮 上人 文集 



-OC 



sol 色 は 有形 

の SS* < ^は « 一 

形の 

外禽 laB お 外の 

寄 

內典 laB* 



國土世 ml 薩土 

i I つの 世界 i 

a て h At- の 

相、 性體 f*l 十 

如是の 1 , 



玉 ひ、 かの 二 說を壞 る。 一 佛 二言 水火な り、 誰か これ を 信ぜん。 これ は 教門の 難 信 難解 

なり. 觀鬥の 難 信 難解と は、 百 界千如 一念 三千 は、 非情の 上の 色 心の 二 法 十 如是 これ; I 

いへ さ げ てんない でん ほんもん 

り。 しかりと 雖も、 木 畫のニ 像に 於て は, 外典. 2: 典俱 にこれ を 許し 本尊と 爲す, その 鸛 



に 於て は、 天台 一 家より 出で たり • 草木の 上に, 色 心の 因果 を g かすん ば、 木 畫の像 を 

本尊に 恃み 奉ろ こと 无益 なり。 



疑うて 云 はく、 草木 國 土の 上の 十 如是の 因果の 二 法 は、 何の 文に 出で たる や- 

レ くれん ifh せけん し SI ぐ わくこく さ 

答へ て 云 はく, . ^觀 第五に 云 はく、 國土 世間 亦 十 種の 法 を 具す。 故に, 國土 相性 體カ 

等と 云々。 88 第 六に 云 はく、 相 は 唯 色に 在り。 性 は 唯 心に 在り。 體 力作 緣は義 色 心 を 

兼ぬ。 因果 は 唯 心に、 報 は 色に あり 等 云々, 金鹑 論に 云 はく、 乃ち これ 一草 一木 一 樣 1 

ぶっし ャ -rs い. < ぐ わ えんれ- 3 ぐ そく 

塵に 各 一 怫性、 各 一 因果 あり。 綠了を 具足す 等と 云々。 

い しゅっしよ ? , 、わん じ < こ-ろい かん 

問うて 云 はく, 出處旣 にこれ を 間く。 觀 心の 心 如何、 

,、れんじ A; こ しん じつ ta ふ f* い く:; ん じん たま 

答へ て 云 はく, 觀 心と は、 わが 己 心 を 観じて、 十 法界 を 見ろ * これ を觀 心と 云 ふ。 餮 へば、 

他 上の 六 根を旯 ろと 雖も、 未だ 自 面の 六 根な 見 ざれば * 自 具の 六 根 を 知らす。 明 鏡 に 向 

ふの 時 始めて 自 具の 六 根 を nl^ るが 如し。 設ひ 諸經の 巾に、 虚々 に 六^ 並に 四聖 を 載す. 



章 安 I « は潘 

13、 智者 大 節の 

高弟, 唐 間の 

人 I 



有情 Etl 人間 畜 

生の 如き こ- 

ある 者の 世界 

非情 1± 砂萃木 

きものの 世界 



こ たづ もの—. ' , 

請 ふ、 尋ね 讀 まん 者 心に 異綠 无れ等 云々。 夫 智者の 弘法 三十 年、 二十 九 年の 間 は、 玄文 

等の 諸 義を說 きて、 五 時. 八 敎百界 千 如 を 明し, 前の 五百餘 年の 間の 諸 罪 を 責め, 拉に、 

ろんし の もら は じ やう あんだいし てん, ちく る, 

天竺の 論師の 未だ 述べざる を顯 す。 章 安 大師 云 はく、 天竺の 大 論な ほその 類に あらす。 

しんだん にんし ゎづら およ こ やく ほっさう のみ 

震旦の 人師 何ぞ勞 はしく 語る に 及ばん。 誇耀 する にあら す。 法相の 然 らしむ る 耳 等 云 々。 

まつが くら け 一 ごん しん t*) ん ぐわん そ ねす び != ちょ 5 はう 

はかなき かな、 天台の 末舉 等、 花嚴 眞言の 元 龃の盜 人に、 一念 三千の 重 寶を盜 み 取られ、 

かへ もんか かね こ _5 な ゆ し ごん 

還って 彼等が 門 家と 成りぬ。 章 安 大師 豫て. この 事 を 知りて 歎いて 云 はく、 斯雷 若し 墮ち 



なば, 將 來は悲 むべ し 云々。 . 

問 ラて云 はく: 百界千 如と、 一念 jl 一千との 差別 如何、 , 

百 界千如 は、 有 愦界に 限り、 一念 三千. は、 情 非情に 亙る。 



签 へ て 云 はく; 

不審して 云 は 

すべ き や. 如何- 

答へ て 云 はく.; 

、れん も. C 



ひ じ? -5 にょぜ さ, ゥ もく ラ じ やう 

非情に 十 如是に 亙るならば、 草木に 心 ありて、 有情の 如ノ 



成佛 をな 



J の 事 難 信 難解な り。 天台の 難 信 難解に 二 あ L 



は敎 門の 難 信 難解、 



一は 觀 門の 難 信 難解な り。 その 敎 門の 難 信 難解と は、 一 佛の 所說に 於て、 爾 前の 諸 經には 



乘閬提 未^に 永く^ 佛 せす。 敎主釋 尊 始めて、 正 覺を成 じ、 法 華 經迹本 二 門に 來 至し 



け きで < 



如 米 滅後五 五 百 歳 始觀心 木尊抄 



二 九九 



日蓮 上人 文集 



二 九 八 



十 如是— 總 ての 

事 精 十 u の 

曹雇 *1 も 有す^ 

ち to 是相、 toHy 



力, .W 是 作、. M 是 

ほ, .8 是緣、 お 是 

菜, .9 是 報、. a 是 

术来究 意 

戮宴 IBS 

玄 c 



二十 五 法 —止觀 

め 修行 i なす C 

に! BII と レて修 

行す M 法め 》& 



答へ て 云 はく、 妙樂云 はく、 故に. 觀の 正しく 觀法を 明す に、 龙に 三千 を 以て 指南と 爲 

す 等 云々。 

疑 ひて 云 はく, 玄義の 第二に 云 はく, 又 一 法^;に九法界を具すれば、 百 法界に 千 如是 等 

云々。 文句 第一に いはく、 一入に 十 法界 を 具 すれば, ー界 又十界 なり。 +界ぉ IT 十 is!- 

くわん おん ゆ 人 

あれば、 卽是 一千 等 云々 • 觀音玄 に 云 はく、 十 法界 交互 なれば 卽ち百 法界 あり * 千 種の 

しゃ. い 4Vr みや, ひふく 5>A ザん みや •, ザん ぐ そく 

性 相 其 伏して、 心に あり。 現前せ すと 雖も、 其 然として 具足す 等:: ム々 * 

し く ん . A や f もく 

問うて いはく, 止觀 前の 四に- 一念 三千の 名目 を 明す か。 

答へ て 云 はく, 妙樊云 はく, 明 さす • 

問うて 云 はく、 その 釋 如何, 

く けつ しくね ム ろん 、 

答 ふ。 ? 決 第五に 云 はく、 若し 止踮に 望めば. 全くい まだ 行 を諡ぜ す。 亦 二十 S:B に歴 

て、 事に 約して 解 を 生す。 方に よく 正修の 方と なる に堪 へたり。 この 故に 前の 六 をば み 

な 解に 場す 等 云々 • 

? まさ C れん ほふ ならび し なん 

又 云 はく、 故に、 .i- 觀の 正しく 觀法を 明す に 至りて、 並に 三千み 以て 指南と なす, 乃ち, 

|f し •J、J' く ,や, > ごくせ つ じょ *4 こま 4 *1 

是修 ® 究竞 の極說 なり, 故に 序の 中に、 「說己 心中 所行 法鬥」 と 云 ふ、 良に 所以 あろ なり、 



法界— {& 宙 s 如 



如 來滅後 五 五 百 歲始觀 心 本尊 抄 



摩訶. i "觀 第五に 云 はく, 

にす を に すれ は を なりに すれ の を にす 

夫 一 心 具,, 十 法界; 一 法界 又 具,, 十 法界, 百 法界 U 一 界 具,, 三十 種 世間; 百 法界 卽 具,, 三千 

種 世間; 此 三千 在,, 一念 心; 若无, 心 而已。 介爾 .sva- 。卽 具,, 三千; 乃至 所以 稱 爲,, 不可 思 

議境; 意 在,, 於此, 等 云云。 ss^is? 



問うて 云 は, 

答へ てい は > 

問うて いは, 

答へ て 云 は, 

問うて 云 は, 

答へ て 云 は, 

問うて 云 は, 



立義に 一 念 三千の 名目 を 明す か。 

妙樂 はく、 明 さす。 

その 妙 樂の釋 如何。 

並に 未だ 一 念 三千と 云 はす 等 云々 • 

し くわん ねん みやう もく 

止觀 一二三 四 等に、 一念 三千の 名目 を 明す か。 

これ 无し。 

その 證 如何。 



如 來滅後 五 五 百 歳 始觀心 木尊抄 



二 九 七 



九 牛の 1 毛 la 

ばかり ふ 意 I 



I 日蓮 上人 文集 二 九 六 

怫 意に 叶 はす、 神慮に も 違す る 者な り • 能々 案 あるべき なり • 人間に 生 を 得る 事 都て 希 

なり • 適 生 を 受けて 法の 邪 正 を 極めて 未来の 成怫を 期せ ざらん 事, 返々 本意に 非ざる 

じ 5- くだい し ご にった,..' そむ W いざん ひろ 

者な り。 又慈覺 大師 御 入唐 以後、 本 師傳敎 大師に 背かせ 給 ひて^ 山に 眞言 を弘 めんが 爲 

9 しゃ ラ い タ 5 てん ひ 55 しょ 

に, 御 祈請 ありし に、 日 を 射る に 日輪 動特 すと 云 ふ 夢想 を御覽 じて、 四百 餘 年の 間, 諸 

人 是を吉 夢と 思へ り。 日本 國は 殊に 忌べき 夢な り。^ の 35 王 日輪 を 的に して 射ろ に侬 て, 

ほろ t* 一 む f 、一ん け よく {- し r よつ 15 

身 亡びたり, 此の 御 夢想 は權 化の 事な りと も、 能々 思惟 あるべき 献。 仍て九 牛の i\r 

註す ると ころ 件の 如し。 . 



慈 a-l 彌 se 菩薩 

のこと、 II 尊滅 

後 五十六 億 七 千 

萬歲を 過, きて こ 

の 世 は W で佛と 

な g 方と. S ふ 



五 眼一肉眼、 1K 

ST 法 》 、一 S 眼、 

佛眼 一 



もんしん じつ ふで じ じ a 'ぎ し,、 ひミ. f 一 

さて は fs: 槃經の 文眞實 にして、 弘法の 筆邪義 ならば、 邪 義の敎 を 信ぜん 人々 は 云 何、 只 一 

. . ぶで せつ ほふ かんが しゃう y はべ t? 

fa 法 大師の 筆と 佛の說 法と 勘 へ 合せて 正義 を 信じ 侍る ベ しと 申す 許りな り。 一 

、つた 力 せつ ほふ しか し P く JIJAJ サ. 3 一 

疑うて 云 はく、 大日 經は 大日 如 來の說 法な り。 若爾 らば 釋 尊の 說法を 以て 大日 如来の 敎ー 

法 を 打た るよ 事, 都て 道理に 相 叶 はす 如何。 一 

答へ て 云 はく、 大日 如来 は 何なる 人 を 父母と して、 何なる 國に 出で 大日 經を說 き 袷 ひけ 一 

> / • しゅっせ しゃくそん い ご じ そん い ん 

る やらん。 もし 父母な くして 出世し 給 ふなら ば、 釋尊 入滅 以後, 慈 糞 出^ 以^、 五十六 j 

ちう かん せつ ほふ A やう もん しょうこ 一 

億 七 千 萬 歳が 中間に 佛 出て說 法すべし と 云 ふ 事、 何なる 經文ぞ や。 若證據 なくん ば 誰 入 一 

ん ひが ご 1*1 V * じ ^ 'けう めい f 一 

か 信すべき や。 かよ. る 僻事 をのみ 構へ 巾す 閒、^ 敎とは 申すな り。 其の 迷謬盡 しがた し。 一 

纔か. 一, 二 ふ 出すな り。 加 之 拉び, に禪宗 念, 佛 等を是 を. 用 ふ. る。, 此 等の 法 は 皆 未 顯羞實 の 一 

. 權教、 不成佛 の. 法, 無間地獄の 業な り。.. 彼. の 行. 人 又 謗; の 者な り。 まで か 御 叶, ふべ 直 

, や.。 . 然るに 儸 主と 成り is ふ 事 は、, 過去に 正 法.^^ ち、 佛. に, 仕 ふるに 依って、 ^小の 王, 皆、 一 

ぼん わ、 >た いしゃく - ぐんが ミ -. r, r-i ゆる , -ー 

梵 王帝釋 日月 四 天 等の 御 計;^ として 郡 鄉を領 し 袷へ り。 所謂 經に云 はく、 , 一 

- もてに ,5 に.. *v の て に す. に の に えりる こミを ミ 一 

我 今 五 服。 明 見,, 二 :ー 切 國王皆 ま 過去 世 侍,, 五 百佛; 得,: 爲,, 帝王お, 等 云云。 、 , 一 



然るに 法 華等ゲ SIS て a き 一 C 禪念拂 等の 孤^に 付き て, iil の 善根 を g せらる よと も、 て 



禱:. 妙 



J 一九 五 



n 蓮 上人 文集 



二 九 四 



豳 -«f 中の * 

* 優れ fe » 

の、 _B 上の 法に 



藥王 今告" 妆。 我所說 諸經。 而 於,, 此經 中: 法 華最第 一 云云 • 



佛 正しく 諸 敎を果 ゆて 其の 中に て 法 華 第 一 と^きお ふ • 佛の說 法と 弘法 大師の Sf と は、 

す, くわ たづ ,は こ ふで SA*5.fl5 そ ^く き ti 

水火の 相 遠な り。 尋ね 究 むべき 事 也 • 此の 筆を數 百年が 間. 凡 愤高佾 是を畢 し、 贵賤上 

下 是を信 じて、 大 S 經は 一切 經の. ^に 第 一 と あがめけ る 事、 佛 意に 叶 は .IV 心 あ iL^N ん人 

xc{ さ だ もし <_c ひかな ふで しん じ p.f ぶづ 

は 能々 甲ん ひ定 むべき なり * 若佛 意に 相 叶 はぬ 筆なら ぱ, 信す とも 豈に 成佛 すべき や。 又 

是を 以て 國土を 祈らん に、 當に 不祥 を 起さ ざろ べき 哉。 又 云 はく、 

震旦 人師 等。 諍 盜,, 醋 亂.; 云云。 

文の 意 は 天台 大師 等 眞言 敎の 醋醐を 盗んで, 法 華 經の醋 糊と 名 づけ 給へ る 事 は、 がの, 

最 第一の 膀事 也. 法 華 經を醋 糊と 名 づけ 給へ る 事 は、 天台 大師 涅 の 文 を軌, へて、 一 

切經の 中に は 法華經 を醋醐 と名づ くと 判じ 給 へ り。 眞首敎 の 天竺より 街 土 へ 渡る 事 は 天 

しゅっせ のち しん^ん ねす 

台 出世の 以後 一 ー百餘 年.^。 されば 1 1 百餘 年の 後に 渡ろ ベ き 眞言の 醍 糊を盜 みて, 法華経 

の 醒醐と 名 づけ 給 ひける か • 此の 事 不審 也 不審 也。 崴言 未だ 渡ら ざろ 以前の 二百 餘 年の 

た- じん しょ. つ こ いづ し、 ね は、 ザ や、 r- 

人々 を盜 人と かき 給へ る事證 據何 れぞゃ • 弘法 大師の 筆 を や 信す ベ. き • 涅 IB^ 經に 法華轻 

を醋 嘶と 說 けろ を や 信すべき。 若 天台 大師 盗人なら ば、 j2s の 文 をば 云 何が", べき • 



斐 源氏に 破られ 畢ん ぬ。 同 六月 十三 日 十四日 宇治橋の 合戰、 同 十四日に 京方 破られ 舉ん 

じ さしの かみ さの .J よにん > 

本院 If 圏 ぬ。 同 十五 日に 武藏夺 殿 六條へ 入り 給 ふ。 諸人 入り 槳ん ぬ。 七月 十一 日に 本院 は 隱 岐の 

中院 I® 土 御門 國へ 流され 給 ひ、 中院は 阿波の 國へ 流され 給 ひ、 第三 院は 3^ 渡の 國へ 流され 給 ふ。 殿上 

院 びミ ちう さつ だ いあく ほふ ぞん- \ お しょ だ.7 

ョ院 li 院 人 七 人 誅殺せられ 舉ん ぬ。 か t る 大惡法 年 を 經て漸 々に關 東に 落ち 下りて、 諸 堂の 別當 

に 仕 ふ ぐ f れん .f- けう ほふ じ やしゃう しろしめ は. フ P 

る 僮 • 供 憎と なり、 連々 と 之 を 行 ふ。 本より 敎 法の 邪 正 勝 劣 をば 知 食 さす, 只三寶 をば 崇 むべ 

おぼしめ し ぜん もち くわん ミぅ A いざん 

き 事とば かり 思 召す 故に、 自然と して 是を用 ひきたれ り。 關 東の 國々 のみなら す、 山 

をん じ やう じ V- す ベった. つ みな おん はから ひ ゆ ゑ な た *4 

東 寺菌城 寺の 座主 別當、 皆 關柬の 御 計 と 成りぬ る 故に、 彼の 法の 檀那と 成り 袷 ひぬ る 

なり。 

問うて 云 はく、 眞言の 敎を 强 に 邪 敎と云 ふ 心 如何。 

答へ て 云 はく、 弘法 大師 云 はく、 第一 大日 經、 第二 華嚴 経, 第三 法華經 と, 能々 此の.^ 第 

h-A 、-か き や- f しょ-.' れつ はん もし 

を 案すべし。 佛は 何 なる 經 にか、 此の 三部の 經の勝 あ を說き 判じ 給へ る や。 若 第 1.K 日 

經、 第二 華 嚴經. 第三 法 華 經と說 き 給へ る經 あるならば 尤も 然るべ し。 其の 義 なくん ば 

甚だ 以て 依 用し 難し。 

法 華 經に云 はく, 

祈 蘭 妙 二 九 一一 1 



ru 蓮 上人 文集 



一九二 



1« 伏一降伏と, 

ふに lar- 



が はざる 故な り * されば 山 鬥 と 王家と は、 松と 柏との ごとし、 菌と 芝と に 似たり • 松 か 

るれば 必す柏 かれ 菌 しほめば 又 芝し ほむ。 王; 11^ の榮は 山の 悦、 王位の 衰は 山の 飲と 見え 

すで くひん ミ 5 A ぽレめ 

しに、 旣に 世, 關 東に 移りし 事 * なにと か 思 食し けん • 

秘法 四 七 一 人の 行者、 承久 「1 一年 辛 巳 四月 十九 日、 京 夷 亂れし 時, 雜 東 調伏の 爲、 瞎« の 

ォんじ み し l,i ふ んの ひ ほふ じ ュん り, ほ ^ ^^J&vnsl^E. pft 

法皇の 宣 旨に 依って 始めて 行 はる • 御 修法 十五 埴之, Isr 一 字 金輪 法 • ! 1 口 .gssssscgf 針 

四天王 法。 觸, の羅院!晴ぉ 於-お ii isK. 1^ &謹 • aiA^. m 

十 壇大疆 法。 ilr4sp.«ii.i 

ぶ sifgvssi^m 法 せ siKsli! 御本尊 一 日 被き 之。 調伏 行 S. 如法 愛染 

ejfe- ヒ和*8 室の 行 法 • 五月 三 曰 ato&ai.E。 大 ほ»正* 一 11 」、 -J-fe。 快 » さ. SPJ.E05« き 正.. -.、 力 せ 修 ほ 力 »? 

王法 ,#;於_,|*«* 二 1 一七 B 被 ^ 修, 之佛^ 法 七 曰? 2 六 字 法 il» 愛染 王法 七日 修 注 正 • 俘« 八 

大威德 法 • 金剛 童子 法 已上 十五 壇 法 了。 

い V- .1--?,'** ん ぐわん みつす ゑ みやこ 5 お? * ザい ぐ 人 

五月 十五 日伊 賀太郞 判官 光季 京に して 討た る • 同 十九 日 嫌 倉に 間え, 同 二十 一日 大勢 軍 

兵 上ろ と えし かば * 殘ろ 所の 法, 六月 八日 之 を 行 ひ 始めら る • 尊 星 王法 太 元 法 礼 

g £1 UK 猶證 SIS: ^ 五月 一 14- 1 m§s 殿が i よ 4=^ ドー 

洛し甲 s^v 源氏 は 山道 を 上ろ。 式部 殿 は 北陸 道 を 上り 給 ふ • 六月 五日 大津を 堅む る 手, 甲 



み き やう もん そら ごミ y やう じ や おこな ひ おろか じ き 

見 ゆるな り。 恐らく は經 文の 虛 言なる か、 行者の 行 の 愚なる か、 時機の かな はざる か 

うたが ごレ や. 7 お -. - a ,7 さんそ 5 おんで し 

と 疑 はれて 後生 もい かんと 覺ゅ。 それ はさて 置きぬ。 御 房 は 山 憎の 御 弟子とう け 給 は 

つみ し つみ で L えい ざん そ 5 ミ ,J- んじ や、 T 

る。 父の 罪 は 子に か ぶり、 師の罪 は 弟子に, かメ るとう け 給 はる。 山の 僧徒の、 菌城山 

門の 堂塔. 佛像經 卷 數千萬 を 燒き拂 はせ 給 ふが、. ことにお そろし く 世間の 人々 もさ わぎ 

棟み あへ る はいかに。 前に. も少々 うけ 給 はり 候 ひ ぬれ ども、 今度 委しく 開き ひらき 候 は 

ふ し A あく そ ラ みこ e ろ てんち 

んノ 但し 不審なる こと は、 かよる 惡佾 どむ なれば、 三寶の 御意に も かな はす、 天地に も 

うけられ 給 はすして、 祈 も 叶 はざる やらん とお ほえ 候.. 5. はいかに。 

こた * ん t . こん e に ほんこく 

答へ て 云 はく、 先々 も 少々. S. し ぬれ ども、 今度 又 あらく. S. すべし。 日本 國に 於て は此 

たいせつ し ゆ ゑ ひミ くち ざいつ 一 ふ さんもん 

の 事大 切なり。 これ を 知らざる 故に 多くの 人、 口に 罪業 をつ くる。 先: つ 山門 はじまりし 

ぶつ ほふ くわん むてん ゎラ ぎよ-' 

事. は、 此の 國に佛 法 渡って 一 1 百 餘年、 桓武 天皇の 御宇に、 傳敎 大師 立て 始め 給 ひしな り。 

-^K^^^ 當 時の 京都 は、 昔聖德 太子 王. 氣 ありと 相し 給 ひし かど も、 天台宗の 渡らん 時 を 待ち 給 ひ 

^ れし由 傳說せ し 問、. 都 をた て 給 はす。 又上宫 太子の 記に 云 はく、、 ノ 

我滅後 二百 餘年。 佛法 日本 可, 弘 云云。 ノ 

^^^,^^11 傳敎 大師 延曆 年中に 叙 山 を 立て 給 ふ。 桓武 天皇 は 平の 京都 をた て 給 ひき。 太 の 記 文た 

祈 禱 . 妙. 二 九 一 



B 蓮 上 入 文 s* 



二. 3- 



市中め 虎 |;« な 

る e- 



の 行者の 新. のかな はぬ 亊は. e るべ からす。 法 華經の 行者 を 諸 の菩陲 人 天 八 部 等 ニ聖ニ 

ら *- つ >fc はべ かふ し0■^' しょお つ しも 

天 十羅刹 等, 千に 一 も 来りて まお り 袷. はぬ 事 侍らば、 上 は釋迎 諸佛を あなづり 奉り. 下 54 

ミが かなら ふじつ -ち 2 おろか -*-^} 

九界 をた,!:^ ら かす 失 あり。 行者 は必 す不實 なり, とも * 智肇は 愚な りと も, 身は不 揮な. り. 

とも、 戒 德は備 へす とも, 南無 妙法 蓬 華經と さば, 必す 守護し 給ぶべし。. 袋き-たな レ 

t. て 金を桧 つる iss- なかれ。 伊 蘭 を 憎まば 栴擅 あるべ からす。 - 谷の 池 を不淨 なりと 嫌 はぐ、. 

蓬.^ 取ら ざろ べし。 行者 を 嫌 ひ 袷 は.. * 誓 を 破り 袷 ひなん。 li- 像旣 に? S ぎぬ れぱ 持戒 は 市 

の 巾の 虎の 如し,。 智者 は麟 角より. も 希な らん。 月 を 待つ まで. は燈 を^むべし • 资珠 のな. 

こん, ごん びやく-.' こく..' しゃ ぼん *-っ 

き 慮に は 金銀 も寶 なり。 C 焉の恩 をば 黑爲に 報すべし。 聖 憎の 恩 をば 凡, 憎に 報すべし. 

とく > ^利 生 を さ づけ 給へ と强 盛に. S. すなら ば、 いかで か 祈 の かな はざる, べき。 . 

だ. r ケ t、 しゃ..' じちけ つ- - 

問って 云 はく, 上に.. か i せ 給 ふ 道理 文 證を拜 見す るに、 まこ, とに 日月の K にお はし. ます 

な ば, 大地に 草木の 生 ふるな.^ ば、 晝 夜の 國土 に あろなら ば、 大地 だに.. f- 反覆せ すば, 

大 梅の 汐 だに も满ち 干るならば、 法 華經を 信ぜん 人 現世の いのり 後生の 善處は 疑な か&^ 

べし。 然 りと 雖も 此の 二十 餘 年が 問の 天台 眞言 等の 名匠、 多く 大事の 祈 をな すに、 はか. 

いの リ i^ てん つたな ^-a 

ばかしく、 いみ じき 祈 ありと もみえ す。 尙 外典の 者 どもよりも、 拙き やうに うち 覺 えて, 



ふ 



_ いはん るゐ け かう 九 じき さい t*J く や 3 

一て が; SIS 行 一 を もつ くしぬべし。 況ゃ 五十二 類 を や。 此の 類 皆 華 香 衣食 を そな へて 最後の 供養と あて 

が ひき。 一 切 衆生の 寶の橋 折れなん とす、 一 切 衆生の 眼ぬ けなん とす、 1 切 衆生の 父母 

ししゃ,"' こ ゑ け だ な, A た 

主君 師匠 死なん とすなん ど. &す聲 ひ *i きし かば、 身の 毛の いよ 立つ のみなら す、 淚を流 

な Am あ; it むね おさ こ ゑ さけ ち な 

す。 淚を ながす のみなら す 頭 をた よき, 胸 を 押へ、 音も惜 ます 叫びし かば, 血の 淚 血の 

汗、 俱尸那 城 は 大雨よりも 繁く ふり、 大河よりも 多く 流れたり き。 是 偏に 法華經 にして 

ほミけ お < こ S じ《 

佛 になり しかば、 佛の恩の報する^?;-かたかりしなり。 か i るな けき の 庭 にても、 法華經 

の敏 をば 舌 を 切るべき よし、 座に 1^、 る まじき よしの- - しり 侍. P き。 迦葉 童子 菩薩 は、 法 

華經の 敬の 國には 霜 雹と なるべし と 誓 ひ 給 ひき。 爾の 時、 佛は 臥より 起きて よろこばせ 

ザん ざ い m ほ しょ ぼ? つ +6 かたき 

給 ひて 善哉 善哉と 讃め袷 ひき。 諸 菩薩 は 佛の御 心 を 推して. 法 華 經の敵 をう たんと さ 

ば、 しばらく も 生き 給 ひなんと 思 ひて 一 一 の 誓は爲 せし なり。 されば 諸 菩薩 諸 天人 等 は、 

法 華經の 敵の 出 * せよ かし, 佛 前の 御 誓 果して, 釋 迦尊竝 びに 多 寶佛諸 佛如來 にも、 ゆ 

ぶつぜん ら?' な レん みや ラ *v し 

に佛 前にして 誓 ひしが 如く、 法 華經の 御た めに は 名 を も 身命 をも惜 まざりけ りと、 思 は 

れまゐ らせんと f J そお ほ すらめ。 いかに. &す 事は遲 きゃらん。 大 地 は 指さば 外る とも、 

廐 空 をつな-ぐ 者 はありと も、 潮の 满 干ぬ 事 はありと も、 日 は 西より 出づ ると も、 法華經 



祈縞炒 



二八 九 



a 蒲 上人 文集 二八 < 

にち-ゆつ なら £ 'らな ち x'y y ,k 

に 現じ, ニ佛 snr の 如く 拉び、 諸佛 大地 に^り, 大山 を あつめた ろごと く、 地 涌 千界の 

菩陲が 空に 星の 如く 列り 給 ひて, 諸 佛の果 分の 功德を 卟き袷 ひし かば. 黉|« を かたぶ 

ひんじん iC た ふ こんろん! 3 ん i! たま ひろ 

けて 貧 人に 與 るが ごとく, 棍络 山の くづれ たろ に 似たり き。 諸人 この 玉 をのみ 拾 ふが 如 

^ ねん めづら しん H*,0 しん, C や 5 

く, 此の 八茵 年が 間 珍しく 貴き 事 心 膝 にも 微り しかば, 諸 菩薩 身命 も惜 ます, 言 を はぐ 

,つ 5- ひ .J や,、. 0,0 ぼん il** ミ びら P 

くます、 誓 をな せし 程に. 屬累 品に して、 釋迦 如来, 黉塔を 出させ 給 ひて 扉 を 押した て 

くに. f もろ. (- した: JI- 

給 ひし かば, 諸 彿は國 々へ 返り 狯 ひき。 諸 の菩陲 等 も 諸佛に 隨ひ泰 りて 返らせ 給 ひぬ • 

5? 一月 《^れ やう やく 心 ほそくな りし 程に、 「郤後 三月 常般 涅槃」 と唱 へさせ 烚 ひし 事 こそ, いほ そく? 

より 後一 一 IB: にし お。, ろ .1- ャ., .OJ- し A^-AJ 

て われ 入 5S ナベ 驚かしたり しかば、 二乗 人 天 等, ことぐ く 法 華 經を聽 開して, 佛 の恩德 心肝に そみ て. 

さぞ しん ふや- つ な A 16 おはせ もし 

身命 を も 法 華經の 御た めに 投 けて, 彿に 見せ 參 らせんと 思 ひしに * 佛の 仰の 如く, 若 

ね t1 ん ひ; 3 おん ミレ 

j5i 獎せ させ 袷 は r、 いかに あさまし からん と、 胸 さはぎ して ありし 程に * 佛の御 年满八 

ミら. 7 ミ-r てん, ちくしゃ ゑ いこくく t なじ や., つ だいが r.f ミり 、一 i 一 ふめつ 

十と 申せし 二月 十五 B の 寅 卯の 時. 束 天竺 舍衛國 俱尸那 城跋提 河の 逢に して, 佛 入 a 

なるべき. ra の 裨 音, 上 は 有 頂, 潢には 三千 大千界 まで ひ V- きたりし こそ, 目 も 暮れ 心 も 

0slt0 消え はて ぬれ。 五天竺十六の大國五^«の^國十千の小國無量の栗?^國等の衆生、 一人 も 

讓め栗 i ま 1 I 一き じで, ゆ . h め f く て-, Lf びん S だい S A e ん 

せレ? S 衣食 を 調へ す, 上下 を きら はす, 牛馬 狼狗鵰 MSH« 等の 五十二 類の 一 類 s»s、 大地 %塵 



身に 代へ て 思 ふ 

I 身よりも 大切 



義を かね デ, I 意 

妹 を 兼有せ ず 



破 句 |天 魔の 王 

の S 

ばし 字 



と 三度まで 聲を惜 まや 呼 はりし かば, いかで か 法 華經の 行者に は 替らせ 袷 は ざるべ き。 

范於 期と 云 ひし もの、 荆柯に 頭 を 取らせ, - 季 礼と 云 ひし もの 徐の 君が 塚に 刀 を かけし、 

^,-くそ^.- ^-, V し んへ んク) 九び す ミ ミ t 

約束 を 違へ じがため なり。 此等は 震且邊 土の 突の 如くなる もの ども だに も、 友の 約束に 

いのち ほろぼ yp^ y いひ だい 

命 を も 亡し、 身に 代へ て 思 ふ 刀 を も 塚に 懸 くる ぞ かし。 まして 諸大 菩薩 は 本より 大悲代 

受 苦の 誓 深し。 佛 の御諫 なしと も, いかで か 法 華經の 行^ を 捨て 給 ふべき。 其の上 我が 

じ や i ぶつ .7 へ おん _ ごん い 3 おつ ぜん てい い ,3f 

成 佛の經 たる 上、 佛 態^に 諫め 給 ひし かば, 佛 前の 御 誓 丁寧 也。 行^^^を助け給ふ事疑ふ 

ベから す。 佛は人 天の 虫, 一切衆生の 父母な り。 而も 開 導の 師也。 父 a なれ ども 賤 しき 

しゅくん ぎ しゅくん おそろ へん 

父母 は 主君の 義を かねす。 主君 なれ ども 父母なら ざれば、 畏 しき 邊も あり。 父母 主君な 

れ ども 師匠なる 事 はなし。 諸 佛は又 W 尊に てまし ませば、 主君に て はまし ませ ども、 裟 

婆^ 界に 出で させ 給 は ざれば、 師匠に あらす。 又 「其屮 衆生 悉是 吾子」 とも, 名 乘らせ 給 は 

す。 釋迦 佛獨, 主師 親の 三義を かね 給へ り。 しかれ ども 四十 餘 年の 間 は、 提婆達 多 を 篤 

し ん ;,^ ?っ くわ ぶん をし 

り 給 ひ * 諸の 聲開を そし, り、 菩薩の sK- 分の 法 門 を 惜み給 ひし かば、 佛 なれ ども、 よりよ 

り は 天魔 破 旬ば しの * 我等 をな やます かの 疑、 人に はい は ざれ ども、 心の中に は 思 ひし 

£ じ ま う り 0-、 つ ぜん ^*5たふこ く-? 

^ 此の 心 は 四十 餘 年より 法 華 經の始 るまで 失せす。 而るを 靈山八 年の 間に, 寶塔虛 空 



祈禱妙 



二八 七 



to 蓮 上人 文集 I 二 < 六 

もろ ( だいち み じ..' ミ ラゲく ぐわん ほん はべ 

諸 の 大地 街 塵の 如くなる 諸 菩薩 は、 等覺の 位まで、 せめて 元 品の 無明 計り もちて 侍る 

E 分 可 ー aE,> が、 釋迦 如来に 値 ひ 奉りて 元 品の 大石を わらん と 思 ふに、 敎主釋 尊 四十 餘 年が 間 は 「因 

"<^|:|^"<^?^^^」と&して、8^^のが德を說き顯し袷はす, されば 妙覺の 位に 登る 人 一 

■->^-fi»c^ い り や, つ ぜん 11.0 ぶつじよ .ゥ& ゃラ .0 くわぶ .c 

人 もなかり き。 本意な かりし 事な り。 而 るに 靈山八 年が 問に、 「唯 一 佛乘 名 爲果 分」 と說 

■K-t .Ac's, ビ <ら は もろ C め * つかく G ぼ しゃか にょらい ひミ し攀 il せん 

き 顯し袷 ひし かば、 諸の 菩薩 皆 妙覺の 位に 上りて, 釋逸 如来と 悟り 等しく、 須彌 山の頂 

に 登って 四方 を 見る が 如く、 長夜に 日輪の 出で たらん が 如く、 明くなら せ 給 ひたりし か 

ば、 佛の 仰せ 無くと も 法 華 經を弘 めじ、 又 行者に 替ら じと はお ほしめ すべ からす。 されば 

が ふ あ、 - しん A や ん しゃむ じ や, っだ.!.' ふ しゃくしん,? 5 た-?、 わ うせ つし ,や、? . 力、 ふ 

我 不愛身 命但惜 無上 道 • 不惜 身命 當 廣說此 經」 等と こそ 誓ひ耠 ひし か, 其の上:! 父の 

釋 迎怫、 悲 母の 多 寶佛、 慈悲の 父母 等、 同じく 助 證の十 方の 諸佛 一座に 列ら せ 給 ひて、 月 

と 月と を 集めた ろが 如く * 日と 日と を拉 ベた ろが 如く まし ましし 時 

告, 諸 大衆; 我 威 度 後 • 誰 能 護 n 持讀, 誦 此. k 今 於 佛 前- 自説- 誓言; 

、さ な た じ * つまん しょだい ぽ r- つ 

と 三度まで 諫めさせ 給 ひしに、 八方 四百 萬 憶那由 柁の國 土に 充满せ させ 給 ひし 諸大 菩薩、 

身 を 曲け 低頭 合 掌し、 俱に 同時に 聲を あゆて, 

く G のに さに したて つも 

世靠教 ;當,, 具 舉行; 



t く 、か, iss , / 、 しゅっけ じんで, <だ い ゑ あつまり なん V- ち つ. is くら 

宿世の 敏と 甲,? ひしに 出家の 後に 人 天 大會の 集たり し 時、 佛に 汝は癡 人、 唾 を 食へ る 

者と 詈られ し 上、 名聞 利 養 深 かりし 人 なれば、 佛の、 人に もてなされし を 1^ みて、 我が身 

千 H§ 佛 21 に は 五 法 を 行 じて 佛 よりも 尊け になし * 鐵 をのして 千輻 輪に つけ、 螢火 を 集めて? 5彭ぃ 

十二 相の 1 、足 . ,か 3.1 づ せん かい >ちャ5 ;,, つで し 

なし、 六 萬 寳藏、 八 萬 寳藏を 胸に 浮べ、 象 頭 山に 戒揚を 立て、 多くの 佛 子 を さそ ひと 

白 syl 佛 三十 二 、 つめ さく A あし ね れん ひ びくに 

相の レ 、眉間の り 爪に 责を 塗り、 佛の御 足に 塗らむ と 企て、 蓮華 比丘尼 を 打殺し 、大石 を^って 佛の 

の f .^S5 ぴ > つぶさ おか けっく てん ぢく あつ なら ,,ん《 

御 指 を あやまちぬ。 具に 三 逆 を 犯し, 結句 は 五 天竺の 惡人を 集め、 佛竝 びに 御 弟子 檀 S 

: 、 ほさ びん は しャら わ 5 おんだ. C な りゃう おく 

等に あた をな す 程に 頻婆. 娑羅王 は佛の 第一の 御 檀那 也、 一日に 五 百 輛の車 を 送り、 日 

日に 佛拉 びに 御 il?; 子 を 供養し 奉りき。 提婆 そね む 心 深く して、 ifc 世が 子 を II ら ひて、 

父 を 終に 一 尺の 釘 七つ を もて 磯 になし 奉りき。 終に 王舍 城の 北門の 大地 破れて 阿 S^:K 

城に 墮ち にき。 三千 大千 世界の 人 一 人 も是を 見ざる 事な かりき。 されば 大地 微塵 劫 は 過 

ぐと も、 無 間大城 をば 出づ ベから すと こそ 思 ひ 候 ふに、 法華經 にして 天 王如來 とならせ 

給 ひける にこ そ 不思議に 尊 けれ。 提婆達 多. 佛 になり 給 は. r、 語ら はれし 所の 無量の i 

にん ごふしよ かん みな:; 5 ゆん; n く はな これ ひミへ おし ミく 

人、 一 業 所感 なれば、 皆 無間地獄の 苦 は 離れぬ らん。 是 偏に 法華經 の恩德 也。 されば 提 

婆 達多拉 びに 所從の 無量の 眷屬 は. 法 華經の 行者の 室 宅に こそ 住 はせ 袷 ふらめ と :4 し。 



祈禱紗 



二八 五 



日 蓬 上人 文集 



二- <四 



たミ てんじゃ ラ じ や,.' ぶつ のぞみ .95 ちく i> せん 

る さ ざり しに, 設ひ 人間 天上の 女人な りと も, 成佛の 道に は 望な かりし に, 龍畜 下賤の 

身た ろに、 女人と だに 生れ、 年 さへ いまだ 長け す、 ゎづ かに 八 歳な りき • かたぐ 思 ひ 

も 寄ら ざり しに、 文殊の 敎化 によりて 海中に して、 法師 提 婆の 中間 ゎづ かに 资塔 品を說 

じ こく こミ だいて 5 くわ おんち 4- ら 

かれし 時刻に 佛 になり たりし 事 は、 ありがたき 事 也。 一代 超過の 法華経の 御 力に あらす 

さ ふら め,?. n く か- r' せんこ-.' しんい けん , や ラ りき 

ば、 いかで かかく は 候 ふべき。 されば 妙樂は 「行 淺功深 以顯經 力」 とこ そ 書かせ 給へ- 

龍 女 は 我が 佛に なれる 經 なれば、 佛 の御諫 なくと も、 いかで か 法 華經の 行者 を 捨てさせ 

. じ 5 ん だんぶ つ 6 

給 ふべき, されば 自讚歎 佛の偈 に は、 

我 閬,, 大乗 敎; 度,, 脫苦 衆生, 等。 

た ** ち^-ひ しょしょ ラ ひ く しょせん ひ し, c; しょそく hif ちく 

*s 窒 IntJ こそす よませ させ 給 ひし か • 龍 女の 誓 は 其の 所從の 「非 口 所宣。 心 所 測」 の 一 切の 龍畜の 

漏られ 誓な り。 娑竭羅 龍王 は 龍 畜の身 なれ ども、 子 を 念 ふ 志 深 かりし かば, 大海 第一 の寳如 

意 寶珠を も 娘に とらせて、 卽身成 佛の御 布施 にせさせ つれ • 此の 珠は直 三千 大千 世界に 

ク た ほ だい H たった しゃ じ よらい ,>- ,t こく ぽん わ. r- わ 

替 ふろ 珠 なり。 提婆達 多 は 師子頰 玉に は 係、 釋迦 如来に は 伯父. U りし 料 傲 王の 御子、 阿 

なん そんじゃ あ じ ザん もんち や •> 'じャ はら てんりん じャ うわう なんん ん だい 

難 尊者の 舍兄也 • 善 間 長者の むすめの 股な り。 轉輪聖 王の 御 一 門、 お 閻浮提 には賤 しから 

ざる 人 也 • 在家に まし ましし 時 は、 夫妻と なるべき b 輪 多羅 女 を 悉達 太子に 押し 取られ、 



び しゃもん てん わ, r- 

四 王 天の 四十 四日 也。 されば、 日月 拉 びに 毗 沙門 天 王 は、 佛に おくれた てまつ りて 四十 

たいしゃく ぼんてん まミけ き 

四日、 いまだ 一 一月に たらす。 帝 II 梵天なん どは佛 にお くれ 奉りて 一 月 一 時に も すぎす。 

ぶつぜん おんち かひ じ し Ai じ やうぶ つ おん わす ぎ や, つ 

ゎづ かの 問に、 いかで か佛 前の 御誓拉 びに 自身 成 佛の御 經の恩 をば 忘れて、 法 華 經の行 

じャ す こ W ほ け き や- 

者 をば 捨てさせ 給 ふべき なんど、 思 ひつら ぬれば たのもしき 事な り。 されば 法 華 經の行 

いの ひ r き f かたち そ す み-つ 

者の, 祈る 祈 は, 響の 音に 塵す るが ごとし。 影の 體に 添へ るが ごとし。 澄める 水に 月のう 

つるが ごとし。 方 諸の 水 を まねく がごと し。 磁石の 鐵を吸 ふが ごとし。 琥 ffi の 塵 をと る 

がごと し。 あきらかなる 鏡の 物の 色 を 浮ぶ るが ごとし。 世間の 法に は、 我が 思 はざる 事 

も なら &友 も, 父母 生 君 師匠 妻子、 おろか ならぬ 友なん どの e- す 事 は、 恥 ある 奢 は、 意に は あは ざ 

h£ みやう り -,. 'レな いのち はべ いか おこ 

^^^i^l0 れ ども, 名利 を も 失 ひ、 壽 ともなる 事 も 侍る ぞ かし。 何 に況ゃ 我が 心から 起り ぬる 事 は、 

の £ぁ る も S ししで, *.1 はんよ 9 けんにん 

壽 ひ.: は, る I 命 父母 主君 師匠なん どの 制止み 加 ふれ どもな す 事 あり。 されば、 范於 期と 云 ひし 賢人 は、 

を ふに 至る こ 5 けいか めた き さつ や 4 く つ. oy じょ 

と 我 ガ頸を 切りて たにこ そ、 荆軻と 巾せ し 人に は與 へき。 季 札と 中せ し 人 は 約束の 劍を徐 

つ 力 り ゃ,飞 ぜん ゑ じ や..' そくしん じ v.f 'ぶつ hilil よ 

の 君が 塚の 上に 懸けたり き。 而 るに 靈山會 上に して 卽身 成佛 せし 龍 女 は、 小 乘經に は 五 

しゃ ラ くも じラ きづな つよ きら りゃく こふし ゆぎ ャ 5 

障の 雪 厚く、 三從の 紲 强 しと 嫌 はれ、 四十 餘 年の 諸 大乘經 に は、 或は 歴劫修 行に たへ す 

便 I すな はもと : 1 い-, めい じつ じょ 二ん じ や ラ: * つ 

寅む と 捨てられ 或は 「初 發心時 便 成 正覺」 の 言 も、 有名 無實 なりし かば、 女人 成 佛もゅ 

祈禱妙 二 三 



日蓮 上人 文集 



一一 八 二 



天子— 天人め t 



會上 |我 法鹏 B 

5 



下の 资塵數 の 菩薩、 三 四 天下 一 一四 天下 一 四 天下の 裰廣數 の 菩薩、 復八 世界 微塵 數の 衆生、 

め う おん ほん ふ bAXA 

藥王 品の 八 萬 四千の 菩薩、 妙 音 a§ の 八 萬 四千の 菩薩、 又 四 萬 二 千の 天子、 池 E 門 品の 八 萬 

だ ら に ほん め. r- さ..' ごん わ V 'ほん が-,' が しゃ 

四千、 陀羅 2^ 品の 六 萬 八 千 人、 妙 莊嚴王 品の 八 萬 四千 人、 勸發 品の 河沙 等の 菩麇、 三千 

大千 世界 街塵數 等の 菩薩、 此 等の 菩薩 を 委しく 數 へば、 十 方 世界の 微塵の 如し。 十 方 世 

界の 草木の 如し。 十?:^ 世界の 星の 如し, 十 方 世界の 雨の 如し" 此等は 皆 法 華經 にして 佛 

になら せ 給 ひて、 此の 三千 大千 世界の 地上 地下 疏 空の 中に まします。 葉 尊者 は雞足 山, 



六の 伦化 天に、 四天王 は 須彌の 腰に、 日月 衆 星 は 我等が 眼 



にあり。 文殊 師利は 清涼 山に あり。 地蔵 菩薩 は 伽羅 陀山 にあり。 觀音は 補陀落 山に あり- 

彌勒 菩薩 は 先 率 天に、 難陀 等の 無量の 龍王 阿修羅 王 は 海底 海畔 にあり • 帝 釋は仿 利 天に • 

梵王 は冇頂 天に 

に 見えて、 頂 上 を 照し 給 ふ。 江 神 河 神 山 神 等 も 皆 法 華 經の會 上の 諸 尊 也。 佛 法華経 を 

ねんす 5 にん ん じ * じか p-*- け たて *4 つ 

とかせ 袷 ひて 年 數ニ千 二百 餘 年な り. 人間 こそ 壽も 短き 故に、 佛をも 見 奉り 候 ふ 人 

も 侍らね、 天上 は 日數は 永く 壽も 長ければ, 併ながら 佛を拜 み 法 華 經を聽 ^せる 天人 か 

お a U ん ^人 ヒ ち S- 

ぎり 多くお はする 也。 人間の 五十 年 は 四 王 天の 一日 一 夜な り。 此の 一 ロー 夜 を はじめ 丄 

して、 三十日 は 一月、 十二月 は 一年に して 五 百 歳な り • されば 人 Si の 二 千 二百 餘年 は,. 



山の こと 

分別 功徳 品の I 

分別 功 德品は 見 

え fe るの 意 以下 

之 はなち ふ 



ち-.' てん \0 く 5 し! --ら y しゃくつ せ A はじ ミ ^ 

中天 竺王舍 城の 丑 寅、 省 簡 崛 山と 申す 山に して、 法 華 經を說 き 始められて、 八 年まで 說ー 

さう てん J ゥくく し なじ ャ ftt つ だいが ほミり よ J 

かせ 給 ひて 束 天竺 倶尸那 城 菩提 河の 邊 にして、 御 年 八十と せし、 I 一月 十五 日の 夜半に ノ; 

おんね はん い しか おんさ ミ り た * 】 

御淫藥 に 入らせ 給 ひき。 而り といへ ども、 御 悟 をば 法 華 經と說 き 置かせ 給へば、 此の M 

の 文字 は卽 ち釋迦 如来の 御 魂 也。 一 一の 文字 は 佛の御 魂 なれば、 此經を 行 ぜん 人 を ぱ,, i 

釋迦 如來、 我が 御 眼の 如く まほり 給 ふべ し。 人の 身に 影の そへ るが ごとく 添 はせ:^ ふ も 



ん。 いかで か 祈と ならせ 給 はざる べき。 一切の 菩薩 は * 又始 華嚴經 より 四十 餘 年の 間, 

.ほミ け .»«- は ラベん ぼん 

佛 にならん と 願 ひ 給 ひし かど も かな はすして、 法 華經の 方便 品の 略 開 三顯ー の 時、 

求, 佛諸 菩薩 大數 右,, 八 萬; 又 諸 萬 億圃轉 輪聖王 至。 合掌 以 一一 敬 心; 欲.; 閒,, 具足 道; と 願し 

が、 廣 開三顯 ーを閒 て、 菩薩 閗,, 是法, 疑 網 皆 己斷" 

と 説かせ 給 ひぬ。 其 後 自界伦 方の 菩薩 雪の 如く 集り 星の 如く 列り 給 ひき。 寶塔 品の 時 十 

しょぶ つ むへん ぐ そく たま も A じゅ ひ りゃう ぐ そく 

方の 諸佛 各々 無邊の 菩薩 を 具足して 集り 給 ひき。 文殊 は 海より 無 i の 菩薩 を 具足し、 又 

な S だ しょほ さつ が-' が しゃ ぢ い f ふんべつく さく ぼん 

八十 萬 億 那由伦 の 諸 菩薩、 又 過八恆 1: 沙の 菩薩, 地 涌 千界の 菩薩, 分別 功德 品の 六 百 八 

な ゆ だ が, つが しゃ ** 仁み ぢんず 

十 萬 億 那由陀 恆河沙 の 菩薩、 又 千倍の 菩薩、 復ー 世界の 微塵 數の 菩薩、 復 三千 大千 世界 

ま た こく Oj ぼ さつ 

の 微塵 數の 菩薩、 復ニ 千中國 土の 微塵 數の 菩薩、 復 小千國 土の 微塵 數の 菩薩、 復四四 天 



祈禱紗 



二八 



日蓮 上人 文集 



1 :JS 



四 ffll 須, 山の 

四方 は 人の 住む 

州 あ B 'とす 



元 ftusl 豫 4 

根本の * よ <a 



金 i ひき *TIK 

金 4 出レ たる tJ 



し ゆみ せん めぐ じち りん しゅ じ や-..' も ふ b んゎ 5 

とく, 須彌山 を 八 山の 囘 るが 如く, 日輪 を 四 州の 衆生の 仰. ぐが 如く、 輪 王 を 萬 民の 仰ぐ 

が 如く、 仰がれ させ 給 ふ は、 法華經 の恩德 にあら す や。 されば 佛は法 華 經に誡 めて 云 は 



不, 須 B 復 安,, 舍利; liti*^ 經云。 諸佛 所, 師 所謂 法 也。 是故 如来 恭敬 供養 等 云云, 

法 華 經には 我が 舍利を 法 華 經に拉 ぶべ からす、 ! 5ti 獎經に は 諸佛は 法華経 を iSiilS すべ 

しと 說か せ 袷 へ り。 佛 此の 法 華經を さとりて、 佛に 成り、 しかも 人に 說き iw か せ 給 はすば、 



佛種 を斷 たせ 給 ふ 失 あり。 此の 故に 釋迦 如来 は 此の. 盜婆^ 界に 出で て說 かんとせ させ 給 

切 衆生の 身に 入りて、 彿を あだみ て說か 



ひし を, 元 品の 無明と 巾す 第 六 天の 魔王が, 



せ參ら せじと せし なり。 所謂 波 璃 王の, 五 IC 人の 釋子を 殺し、 鴦崛 摩羅が 佛を追 ひ、 提 

婆が 大石を 於ち、 旅 遮 婆羅門 女が 鉢 を 股に ふせて、 佛の 御子と 云 ひし、 婆羅門 城に は, 



f 



怫を 入れ 奉る 者 は 五 百 兩の金 を ひきき。 されば 道に は荆棘 をた て, 井に は 糞 を 入 

に は 逆 木 を ひけり、 盒には^1|^を人れし、 皆是怫 をに くむ 故に。 華 色 比丘尼 を 殺し. 目せ 

は 竹 杖 外 S3 に 殺され, 迦留陀 夷 は 糞に 埋れ し、 智 佛を あだみ し 故な り。 而れ ども, aw 

なん おん ミし t< じ 1.^ 

さまぐ の 難 をまぬ がれて、 御 年 七十 一 ー歲、 佛法 を說き 始められて 四十 I 一年と S. せし にノ 



を 食して 氣カ をます。 其の 恩 を 報ぜ すん ば あるべ からすと. & して、 衣 をぬ ぎて 梅に 懸け 

わ-.' ゐ ん A ち かつ の ザ 二 

て さりぬ。 王 尹と 云 ひし 者 は, 道 を 行く に 水に 渴 しぬ。 河 をす ぐるに 水 を飮ん で、 錢を 

河に 人れ て是を 水の 直とす。 龍 は 必す裝 装 を 懸けた る 憎 を 守る。 佛 より 裝裟を 給び て 龍 

ぐうじ ャ 5 あい レ ^ こんじ て 5 なん ゆ ゑ こんじ て,.' け. T や 5 

宮城の 愛子に 懸けさせて 金翅 鳥の 難 をまぬ かる i 故 也。 金翅鳥 は必す 父母 孝養の 者 を 守 

しゅみ せん あいし .1- しへ け- フ や. 

る。 龍 は 須彌山 を 動して 金翅 鳥の 愛子 を 食す。 金 翅鳥は 佛の敎 によて 父母の 孝養 をな す 

そ 5 さん は し はみ りラ g ゑ かなら も ザん 

者、 佾 のとる 生 飯 を 須彌の 頂に 置きて 龍の 難 をまぬ がるよ 故 也。 天 は 必す戒 を 持ち 善 を 

修 する 者 を 守る。 人間界に 戒を 持た す, 善を修 する なければ、 人間界の 人 死して 多く 

しゅら だ う しゅら た ぜぃ おつ 一り かなら なか かい も ぞ A しゅ 

修羅道に 生す。 修羅, 多勢 なれば、 驕を なして 必す天 を 犯す。 人間界に 戒を 持ち 善を修 

お ほ てん しゃう しゅら おそれ 

する の荐 多ければ、 人 死して 必す 天に 生す。 天 多ければ 脩羅恐 をな して 天 を 犯さす。 故 

ぜん しう t も いか ぱん ^*ぃミく すぐ ち 

凡-, 地! -;, g に戒を 持ち 善を修 する 者 をば、 天 必ゃ之 を 守る。 何に 況ゃニ 乘は六 凡より 戒德も 勝れ 智 

ダ 畜生 阿條 ゑ かし,; じ やうぶ つ ほ け ,や. 7 す 

養 賢き 人々 なり。 いかで か 我が 成 佛を遂 けたらん 法 華 經を行 ぜん 人 をば 捨 つべき や。 又 

聲聞 00 -菩 a さつ ぼんぶ き や. i ? や., こふ ぁひ.;: 

"ぽ 1 と 一 切の 菩薩 竝に 凡夫 は佛 にならん がた めに、 四十 賒 年の 經經を 無量 劫が 問行ぜ しか ども、 

佛に 成る 事な かりき。 而るを 法 華 經を行 じて 佛と 成りて、 今 十 方 世界に おはします。 佛 

一一 一十 二相 —佛 K ;,. つ さう しゅが ラ そな し S じ や- 7 つき ほレ * ぐ 

存? 0111 十一 一の 佛の 三十 二相 八十 種 好 を 具へ させ 給 ひて、 九界の 衆生に 仰がれて、 月 を 星の 囘れ るが ご 

よ き 姿 

祈禱鈔 二 七 九 



日蓮 上人 文集 



二 七 八 



山 • 但レ t マ , 

ャ山 K て、 指レ 

fen- しか 



衣。 及 諸 臥 具 種種 潘藥; 牛 頭 栴擅及 諸 珍寶。 以 起,, 塔廟; 寶衣 布, 地。 如, 斯等 事" 以用 供養 • 

てす まも 二 じ もこ ミ 

於- 恆渉 劫, 亦不, 能, 報 等 云云 • 

此の 經文 は四大 聲閒- か、 譬喻 品を聽 開して 佛 になるべき. E を 心得て, 佛と法 華經の 恩の 

ミ じょ, r- おん; 5 a , • もい 

報じ かたき 事を說 けり。 されば 二乗の 斜爲に は 此の 經を 行す る 者 をば、 父母よりも 愛 

し h-f7 げん しん A や, 7 , おぼしめ しやり 3 つ レ よだい しゃ, つ- 0V 

子よりも、 兩 眼よりも、 身命よりも、 大事に こそ 甲^ 召 すらめ。 舍利弗 目 連 等の 諸 大聲聞 

さんたん ぎ や-,' じ や r P t 

は, 一代 聖敎 いづれ も讃歎 せん 行者 を 捨てお ほす 事 は 有る ベから すと は 思へ ども、 爾前 

の諸經 は、 すこし, 怨みお ほす 事 も 有らん。 「於, ー佛法 中-巳 如,, 敗 種」 なんど, したよ かに 

い *• し た ** 攀 ゑ けく わ 5 じょら い A や •7?;' にょらい や、..' よらい r • 

誠め られ給 ひし 故 也. 今の 華 光如 来, 名 相 如来、 普 明 如来なん どならせ 絵 ひたる 事 は 

は n,i こんろん さん づ ら い こ-ち おは, 

おも はざる 外の 幸な り。 例せ ぱ崐 3« 山の 崩れて、 突の 山に 入りた る 心地して こそ 在し ぬ 

h 'や..' 沙 もん 515 じ * ふ ぐ じ ミく * しょ; y い . 

らめ。 されば 領 の 文に 云 はく T 無上 寶珠不 求 自得 等 云云」 されば 一切の 二乗 界 法 華 

y ゃミ じャ. まほ -.-fc.?- ひ ちくしゃ 5 おん, は::'. h 

經の 行者 を 守り 焓 はん 事 は 疑 あるべ からす。 あやしの 畜生なん ども、 恩 をば 報す る 事に 

さ ふら yb, tb. かなら T ,つね つ. i* A€ 

候ふぞ かし • 雁と 申す 鳥 あり、 必す 母の 死なん とする 時 孝み-なす • 狐 は 塚 を 蹄に せす, 

畜生す ら猶 此の 如し。 況ゃ 人類 を や。 されば 王 養と:: ム ひし 者. 道 を 行きし に飢ゑ 疲れた 

りしに, 路の邊 に 梅の 樹 あり、 4=^ 、の實 多し • 赛 とりて ft して、 氣 やみぬ • 我 此の 梅の 實 



大地 微塵 劫 i 

地 を 微塵に 碎き 

し 救 ほどの 劫 * 

無 大時 



禱 鈔 



本朝 沙門 日蓮 撰 



け つ 一ん しう ほっさう し- 7 ?ん ろんしう し, し •> てん:; 一い し ,7 、のり 

問うて 云 はく 華 嚴宗、 法相 宗、 三論 宗、 小乘の 三宗, 奠言 宗, 天.^ロ宗の,.祈をなさんに- 

いづれ か驗 あるべき や。 

答 へ て 云 はく、 佛說 なれば いづれ も 一 往は 祈と なる ベ し。 ffi 法 華經を もてい のらむ 祈よ 

かなら 

必す 祈と なる ベ し。 

S ^うて 云 はく, 其の 所以 は 如何。 

答へ て 云 はく、 ニ乘は 大地 微塵 劫 を 經て先 四 味の 經を 行す とも 成佛 すべから す。 法華經 

は須 の 問. 此を 間いて 佛 になれ り。 「若 爾 者舍利 弗迦紫 等の 千 二百 萬 二 千」 :i じて 一 

切の 二 乘界の 佛は必 す 法 華經の 行者の 祈 を かな ふべ し。 又 行者の $1« にも 替る べし。 故に 

しん 少 ぼん 

信 解 品に 云 はく、 

世 尊大 恩。 希 打 事; 憐愁敎 化。 利,, 益 我等; 無量 億劫" 誰 能 報 者。 手足 供給。 頭頂!^ 仏。 

一 切 供養。 皆チ? お 報。 若以 頂戴。 兩肩荷 負。 於,, 植沙 劫; 盡, 心 恭敬。 又以, r 美 膳 無量 f 寳 



析 m 妙 



二 bb 



u 蓮 上人 文集 二 七 六 




よ も ざい なけ か rJ»J や 3 

云。 佛法は 時に 依るべし。 日蓮が 流罪 は 今生の 小 苦 なれば 歎し からす。 後生に は 大樂を 

.) よろこ 

a*- くべ けれ ズ 大 に 兌 ズ し。 



開 目 妙 下, 二 七 五 



日蓮 上人 文集 



二 七 四 



御 心の 屮を 推す るに、 父母の 一子の 大 苦に 植ふを 見ろ よりも 强 盛に こそ 見えた る を、 法 

然痛 はしと も 思 はで, 末法に は 法 華 經の門 を 堅く 閉ぢて 人 を 入れ じと 堪き、 狂兒 をた ほ 

ら かして * 寶を 捨てさす ろ やうに, 法 華經を 抛て させけ る 心 こそ、 無慚に え 候へ. 我 

が 父母 を 人の 殺す に、 父母に 告 けざる べし や。 惡 子の 醉 狂して 父母 を 殺す を 制せざる ベ 

しゃ。 惡人寺 塔に 火 を 放たん に 制せざる べし や。 一子の 重病 を灸 せざる べし や • 日本の 

istll^^J と を せざる 者 はかくの ごとし •「 無 慈 詐親是 彼怨等 云云』 日 建 は 日本 國, 



の^^ss^に艇し。 父母 也 • 一, 恥 天台宗の 人 は 彼等が 大怨敏 なり * 「爲彼 除 惡卽是 彼 親等 云 一 

云 J- 無道, 仏の 者. 死 を はなる よ 事 はなき なり * 敎主釋 尊の、 一切の 外道に 大惡 人と 爲 

詈 せられ させ 拾 ひ, 天台 大師の 南北 拉 びに 得 一に 三寸の舌 もて 五 3< の 身 を 断つ と、 傳敎; 

大師 e 南京の 諸人に * 最澄 未だ 唐 都 を 見す 等と いはれ させ 給 ひし • 皆 法 華 經のゅ ゑ なれ 一 

ズ、 i ならす。 愚人に 春めら れ たる は 第一の はぢ なり。 曰 蓬が 御 勸氣を 被れば 天台 眞言 一 

よろ 二 ま ひ y" ん ,くわい ,,-5;, そん しゃ f{ 一 

の 法師 等悦 しく や 思 ふらん • かつ は無漸 なり、 かつ は奇恢 なり • 夫釋尊 は^ 婆に 人り 一 

は に 入り, 傳敎は 尸郝に 入り、 提婆師 子 は 身 をす つ • 薬 王 は臂を やく • 上官 は 手 一 

のぬ を i ぐ • ss¥ 蘼は肉 をうる * 樂法は 骨を峯 とす * 天台の 云 はく, 「適, 時 而已等 云 一 



ソ でんて *- 



一 11 密, I 口に s 言 

を 唱 へ、 身に 印 

を 結 • ひ、 意に 觀 

法 を こ 1>チ53£ 行 



の 二人 出来して, 念 佛宗禰 宗を舆 行す。 法然云 はく、 法 華經は 末法に 入りて は 5^ 有 一人 

まくし お rc しか. f け.っ^? べつでん ort こく さ じう 

得^ 千 中 無 一等 云云。 大日 云 はく, 敎外 別傳等 云云。 此の 兩義國 土に 充满 せり。 天台 眞 

ぞん にんな へつらお こミ い. C? しゅ ねこお. V 

首の舉^!?:等 念佛禪 の欖那 を諛ひ 怖づる 事、 犬の 主に 尾 を ふり、 ねす みの 猫を怕 るよ 

がごと し。 國王將 軍に みやつ かへ、 破佛 法の 因緣、 破國の 因綠を 能く 說き 能く 語るな り。 

天台 魔; 首の 舉者等 今生に は 餓鬼道に 墮ち 後生に は 阿 鼻 を 招く ベ し。 設ひ 山林に まじ はつ 

て、 一念 三千の 觀を こらす とも、 空 閑に して 三 密の油 を こ ほさす とも, ^^機を知らす攝 

祈の 二 鬥 を辨 へす ば、 いかで か 生死 を 離るべき。 

il うて 云 はく、 念 佛# 禪宗等 を 責めて、 彼等の あだまれ たる、 いかなる 利益 か ある や。 

答へ て 云 はく、 、€ 槃經に 云 はく、 

善 比丘 見,, 法 者; gg 不,, 呵責 駅 遣 舉處; f 知お 人 佛法中 怨* 若 能靳遣 呵責 舉處。 是 

我^ チ眞聲 ii 也^ 云云。 壞,, 亂佛 法, 佛法巾怨。無,慈^^親是彼怨。能糾治者。是護,^§聲^ 

眞我 子。 爲. 彼 除. 惡。 卽是彼 親。能呵責者。是我^9;子。不,, 新 遣, 者 # 法 "中" II? 云云。 

夫 法 華 經の寶 塔 品を拜 見す るに、 釋迦多 寶十方 分身の 諸 佛の來 集 は、 なに 心ぞ。 「51^1^^ 

住 故 來至此 等 云云, r 三 佛の未 來に法 華 經を弘 めて、 未來の 一 切の 佛, f に與 へんと B 说す 



開: H 妙; *• 



七 三 



H 蓮 上人 文集 二 七 二 

あるべ き ゆ ゑな り。 日本 國の當 世 は 惡國か 破 法の 國 かと 知る ベ し。 

問うて 云 はく * 摄受の 時折 伏 を 行す ると、 折伏の 時 攝受を 行す ると 利 盆 あろべ しゃ * 

答へ て 云 はく、 涅 151^ 經に云 はく、 

迦葉 菩薩 ,:n, 佛言。 如来 法身 ま剛不 壌。 而未, 能お,, 所 因, 云 何 • 佛言。 迦甲 3J, 能 護,, 持 正 

法, 因, 故。, 成,, 就 是#蜊 身; 迦葉我 護持 正 法 因 緣. 今 得 就 是 金剛 身 常住 不壞; 

善 子 護,, 持 正 法, 者。 不. 受,, 五戒; 不. 修,, 威儀; 持,, 刀劍 弓箭; 如, 1 是種種 £ 法。 然 故 

は すこ ミ v_ M する 二. -- の,? 'き はし V るこミ V に * ^ 

不, f 師 子吼; 不, ?ぉ 降,, 伏 非法惡 人; 如, 是 比丘" 不, 能, 自利 及 利,, 衆生; 當, 知是, 

樂解怠 懶惰。 P 齓 、持, 護 行; 當^ 是人 C 所,, 能く 爲; 乃至 時 有,, 破戒 者; £ 是語, 

I 已。 成 共 ST 害,, 是 法師; 是說法 者 • 設 復命 終 故 名 n 持戒 自利 利 佗, 等 云云 • 

i じ や-, あん 

# 安の 云 はく, 

取捨 得, 宜。 不, 可,, 一 向, 等 • 

. 天台 云 はく、 

時 而已等 云云。 

fc« vio たね おろ 一! は ii か、 .7 かた i ふ 

謦 へば 秋の 終に 種子 を 下し 田皇を 耕さん に、 稻米を 得ろ こと 難し。 建 仁 ハ卟屮 に 法然大 n 



. 問 M 大經. 親,, 付國 王; 持, 弓帶, 箭。 摧, 伏惡 人; 此經遠 = 離 豪勢 一 謙 一 ^ 慈善。 剛柔 碩 乖。 

云: 異ク 合。 大經偏 論,, 折 a^; 住 = 1 子 地; 何.^ S 無,, 攝受; 此經偏 明,, 攝受; 頭 破 七 

分。 非, 無,, 折伏; 一 端; 適, 時 而已等 云云。 

涅槃 經の疏 に. いはく、 ■ 

出家 在家 護, 法。 取 = =K 元 心 所爲; P 事存, 理。 匡弘- 大敎; 故 一一 a= 護持 正 法; 不, 拘>- 小節; 

r^lliTk- 修 威儀; 昔時 平 而 法弘。 應, 持, 戒勿" 持, 杖。 今時 檢 而法 翁。 應" 持.' 杖勿レ 持レ 

V に なれ は しにす 4- じ なれ は しにすな てき.!' にす 

戒。 今昔 俱險 應,, 俱持, k 。今昔 俱平 應-, 俱 持,, 戒。 取捨 得 ,寫 不, 可 》 一向, 等 云云。 

汝が 不審 をば 世間の 舉者 多分 道理と 思 ふ。 いかに 諫曉 すれ ども 日蓮が 弟子 等 も 此を思 ひ 

すてす、 一 闡提 人の ごとくなる ゆ ゑ. に、 先づ 天台 妙樂 等の 釋を 出して、 かれが 邪 難 を 防 

ぐ。 夫攝 iK 折伏い 中す 法 門 は、 水火の ごとし。 火 は 水 を 厭 ふ。 水 は 火を惡 む。 攝受の 者 は 

わら しゃくぶく せ ふじゅ かなし じミま ん せ ふじゅ さき 

折 K を 笑 ふ。 折 伏の 者は攝 受を悲 む。 無智 悪人の 國 土に 充満の 時 は 攝受を 前と す。 安 

じ は.,' ぼ ふ しゃくぶく じャ 1 y や-つ ほん _ 

樂行 品の ごとし。 邪智謗 法の 者の 多き 時 は 折伏 を 前と す。 常 不輕 品の ごとし。 譬 へば 

熱き 時に 寒 水 を 用 ひ、 寒き 時に 火 を このむ がごと し。 草木 は 日輪の 眷屬、 寒月に 苦 を 得。 

諸 水 は— 月輪の 所從、 熱 時に 本性 を 失 ふ。 末法に 攝受 折伏 あるべし。 所謂 惡國破 法の 兩國 

開 目 妙 下 二 七 一 



日蓮 t 人文 集 二 七 

けん。 拙き のなら ひ は 約束せ し 事 を、 ま, J との 時 は 忘る なる ベ し。 妻子 を不 使と 思 ふ 

ゆ ゑ、 現 身に わかれん 事 をな けく らん。 多生 瞎 劫に 親み し 妻子に は 心と 離れし か、 佛道 

い ゥ しん? < やぶ fc-o.., ザん 

のために i れ しか、 何時も 同じ わかれ なるべし。 我が 法 華經の 信心 を&ら すして 塞 山に 

へ A ち P- *. んし, r じ けん ^ら * こ, ろ し 

參 りて 返りて 導け かし。 疑うて 云 はく、 念彿 者と 禪宗等 を 無 間と 巾す は 誇 ふ 心 あり • JSE 

羅道, にや 墮 つべ かるらむ. 又 法華経の 安樂 行 品に 云 はく、 

不 e 樂 說,, 人 及經典 過; 亦不 ^ 軽,, 慢諸餘 法師, 等 云云。 

汝 此の 經 文に 相違す る ゆ ゑに 天に すてられた るか。 答へ て 云 はく、 止 觀に云 はく, 

夫佛 Is 說。 f ぎ 一 折 • 安樂 行不稱 長短; 是 摄義。 大經 執-, 持 刀 杖; 乃至 首, 是 折義。 

雖,, 與奪殊 ,途。 俱 令,, 利益, 等 云云。 

弘 決に 云 はく、 

夫 佛兩說 等 者。 大 持 刀 杖- 者。 第三 云。 P 正 法- 者, 不, 受- 五戒; 不" ま, 威 乃至 

下 文 仙 豫國王 等 文。 又 新醫禁 若 有,, 更爲; P 斷- 其 首; 如" 是等文 • 拉是 折。 伏 破 法 

之 人; 一 切經 响不, 出,, 此 二-等 云云。 

文句に 云 はく、 . 



八不 IKir 不 

滅、 不去、 不來、 不 

. 不異、 K. 斷、 

五輪 I 地、 水、 火, 

風、 空 

一分の 慧 解 I 少 

しの 理解 .ー 

解 股一迷 を はな ■) 

れて さとりに 進 

むこと 



して 頭 を M ねらる. - なり。 梵天と は 佛界に 生る をい ふなり。 引業と中すは佛!^^までか 

はらす。 日本 漢土の 萬國の 諸人 を 殺す とも。 五 逆 謗 法なければ 無間地獄に は墮 ちす。 餘 

の惡 道に して 多 歳を經 べし。 色 天に 生る よこと * 萬戒を 持て ども、 萬 善を修 すれ ども、 

さんぜん ほんて 八れ..' 5 ろ いん じ ひ 

散 善に て は 生れす。 又 梵天王と なる 寧, お 漏の 引 業の 上に 慈悲 を 加へ て 生すべし。 今此 



ひんに よ お fe つ 5! しお,.' さ 5 じ e-a' あ 

の 貧 女が 子 を 念 ふゆ ゑに 梵天に 生る。 常の 性 相に は 相違せ り。 章 安の 二 は あれ ど. 



詮 



ねん 



すると ころ は 子 を 念 ふ 慈 念より 外の 事な し。 念 を 一度にす る定に 似たり。 專ら子 を 念 ふ 一 

又 慈悲に もに たり。 かるが ゆ ゑに 伦 事な けれども 天に 生る ぶか。 又佛 になる 道 は, 華 驚 

5.0 しん ほっかい ふ ほっさ, > S なしき しんごん りん,、, T,-i» じつ ム 

の 唯 心 法界、 三論の 八不、 法相の 唯識、 眞言の 五輪 觀等 も、 實には 叶 ふべ しと もみえ す *ー 

但 天台の 一 念 三千 こそ, 佛 になるべき 道と み ゆれ。 此の 一 念 三千 も 我等 一 分の 慧解 も;^ 

し。 "I れ ども 一代 經^ 中には, 此の 經 計り 一念 三千の 玉 をいだ けり。 餘經の 理は玉 に 一 

にたる 黃石 なり。 沙を しほる に 油な し。 石 女に 子の なきが ごとし。 諸經 は、 智者 猶佛! Jli 

ならす。 此の 經は 愚人 も 佛因を 種う ベ し T 不求解 脫解脫 自至等 云云」 我拉 びに 我が 弟子、 一 

諸 難 ありと も 疑 ふ 心なく ば, 自然に 佛界 にい たるべし。 天の 加護な き 事 を 疑 は ざれ パー 



現世の 安穩 ならざる 事 をな け かざれ。 我が 弟子に 朝夕 敎へ しか ども, 疑 を 起して 皆す て 



開 目 妙 下 



ニー 六 九 



日蓮 上人 文集 n 六 八 : 

t -C ぶ ら い t .V うじ や-. - 二く さ そ いな A ^ 

よく 榨 めざれば 油 少き がごと し。 今、 cn 莲强 盛に 國 土の 謗 法 を 貴 むれば、 此の 大難の 来 一 

こんじ や 5 ** ね くろがね も くろ 

る は 過去の 重罪の、 今生の 護法に 招き 出せる なるべし • 鐵 は 火に 埴は ざれば 黑し * 火と 一 

合 ひ ぬれば 赤し。 木 を もって 急流 を揭 けば 波 山の ごとし。 睡 れろ師 子に 手 をつ くれば. Ki 

に吼 ゆ。 涅樂 経に 云 はく、 一 

譬 如,, 貧 女.; Mi お,, 居 家 救護 之 者; 加 復 病苦 飢浪 所, m. 遊行 乞丐..。 _ 佗客舍 1 寄 n 4^ i.j 

子; 是客舍 主。 靳逐令 ZH^。 其產 未, 久。 m 抱 _„疋 兒; 欲, P 柁國; 於,, 其 中路; 遇., 惡氣 雨;. 寒 一 

苦拉 至。 多爲" 姣忙蜂 螫#蟲 之 所,, 唼食; 逕, 一 € 恆河; 抱, 兒而 度。 お 水 漂疾。 而 不,, 放 拾; 於 ■: 

母子 遂北ハ 俱沒。 如, 是 女人。 慈 念 功 德命終 之 後。 生,, 於 ^:-天; 文殊 師 利ぶ 右お, 善 男子; 欲" -ー 

,護,, Ey. 彼 貧 女 在,, 於 很河; 愛,, 念 子; 而捨, 身命; 善 子 • 護法 菩薛! ^應, 如, 是ゅー 

寧 桧,, 身命; 如, 是之 人。 雖 ネ^,, 解脫; 解脫自 .gfe 貧 女不, 求,, 梵天 t 梵天 自 一? 等 I 

此の 經文 は、 章 安 大師 三 障 を もって 釋し 給へ り, それ を 見るべし。 貧 人と は I- 財の なき 一 

なり。 女人と は 一分の 慈 あろ 者 也 • 客 舍とは 稳土也 • 一子と は 法 華經の 信心 了 因の 子 也: 

舍主新 逐とは 流 せらる- ぉ產 未久 とはい まだ 信じて ひさし からす。 惡 風と は 流罪の 孰 一 

宣 なり, 紋 等と は 有 諸 無智 人惡ロ 罵詈 等 也 。母子共 沒とは 終に 法 華 の 信心 を やぶらす j 



輕易 I 輕ん t あ 

などる こと 



111 ほ 1 さとり を 

さ ife ぐ さもの 

111 つ、 煩惱、 業、 

報 

四 魔 1 さとり を 

さ a たぐ さもの 

四つ、 天魔、 死 

M、 煩惱 魔、 五 



けいせんみ うし P 

「輕賤 情 膝 等 云云」 一 不餘年 



句 を 我が身に 合せん 。「或 被,, 輕易, 等 云云」 法 華 經に云 は 

が 問の 輕慢 せらる。 或は 「形 狀 醜陋」 又 云 はく 「衣服 不足」 は 予が身 也。 「飮 食蟲 疎」 は予 

が 身 也 T 求 財 不利」 は 予が身 也。 「生 貧賤 家」 は 予が身 也。 「或 遭 王 難 等」 此の 經文疑 ふべ し 

や。 法 華 經に云 はく、 「數 見,, 擯出」 此の 經 文に 云 はく, 「種種 等 云云」 r 斯由 護法 功 德カ故 

等」 と は. 摩 訶止觀 の 第五 に 云 はく、 

なる は は むる こミ ぜ して を れ ほかけ ず の を 

散 善 微弱。 不, P f 動。 今 修,, 止觀; 健 病不, 0. 動, 生死 輪, 等 云云。 

又 云 はく、 

三 障 II 魔パ 紛然 競 起 等 云云。 

ひ し あくわ- ジ ぎ や じ や 丸 じき 5 は かず 

我 無始より このかた、 惡 王と 生れて 法 華經の 行者の 衣食 田 島 等 を 奪 ひとりせ しこと 數し 

らす。 常世 日本 國の 諸人の、 法 華經の 山寺 を 倒す がごと し。 又 法 華經の 行者の 頸 を 剣ぬ 

ること^=:;ハの數をしらす。 此 等の 重罪 El^ せる も あり、 いまだ 果 さざる も あるらん。 果すも 



餘殘 いまだ 盡 きす。 生死 を 離る よ 時 は必ゃ 此の 重罪 を 消し はてて 出 離すべし。 功 德は淺 

さや- r. つ A »> んぢ よう t- 一ん き や, r- こ おこ くろがね や 

輕 なり、 此 等の 罪 は 深 重なり。 權經 を行ぜ しに は、 此の 重罪い まだ 起ら す、 鐵 を 熱く 

に甚 うきた は ざれば 败 れて旯 えす。 度々 槌 むれば きす あら はる。 痲子 をし ほる に、 つ 



開 目鈔下 



二 六 七 



R 蓮 上人 文集 



二 六 六 



* 子 l§i 



わ vvcjn め 世 は 

あら はる i 乙 i 



こつ A-AJ 



? 蘭 I 合 ひふ だ 



Lit-., --- »> んレ こふ たい 

すて 給た . にも 逢へ、 身命 を 期と せん。 身 子が 六十 劫の 菩薩の 行 を 退せ し、 乞 眼の 

サ タノ た く *><んだ いつ-つ ぢ ん あくち しき 

婆羅門の 責を堪 へざる ゆ ゑ、 久 遠大 通の 者の 三 五の 塵 を ふる、 惡 知識に 植 ふゆ ゑな り • 

つ す ごふ くらる 

善に 付け 惡 につけ、 法 華 經を捨 つる は 地獄の 業なる べし。 大願 を 立てん • 日本画の 位 を 

ゅづら む, 法華轻 をす てて 觀經 等に ついて 後生 を 期せよ、 父母の 頸 を ねん • 念佛 申さ 

すば、 なんどの 種々 の 大難 出来す とも, 智者に 我が 義 やぶられす は 用 ひじと なり。 其の 

ち り われ しら わ it もく われ 

外の 大難、 風の 前の 塵なる べし。 我 日本の 柱と ならむ、 我 日本の 眼目と ならむ, 我 日本 

の 大船と ならむ 等と、 誓 ひし 願 やぶる ベから す。 

疑うて 云 はく. いかにと して 汝. か 流罪 死罪 等 を?!?! 去の 宿 習と しらむ • 

しきぎ や、 フ けんぎ ^ra OA 

答へ て 云 はく, 銅鏡 は 色 形を顯 はす。 秦王驗 の 鏡 は、 現在の 罪を顯 はす, 佛 法の 鏡 は 

過去の 業因 を 現す。 般泥ー 但經に 云く、 

善 男子。 通 去. V て^, 無量 諸 罪 種種 惡業; 是諸罪 報" 或 被- > 軽易; 或形狀 醜陋" 衣服 不" 足。 

も 二 hua n Q 一は ひ に のみの < らん 1- C る はれ 

飲 4*6 疎 • 求, 財不, 利 • 生,, 貧賤 家 邪見 家; 或 遭- 王 難; 及餘 種種 人間苦 報 • 現世 軽 受, 斯 

由,, 護法 功德 力, 故 云云。 

此の 終 文、 曰 ja- か 身に 宛も符 契の ごとし • » 疑の 冰 融けぬ。 千 萬の 難 も 由な し。 一 一の 



上品— 最上 位、 

こ isi て は K. 信 

者の 最上なる も 

の を M ふ 

現 罰 I この 世に 

牛; き 居る 間 の 



迎葉 菩薩 Ay 佛言。 世 尊 云 何 未, 發,, 菩薩 心, 者。 得,, 菩薩 因, 等 云云, 

佛 此の 問 を 答へ て 云 はく、 

はく に て くこ ミ の をて ミ す こ さな V せん をの にて 

佛告- 迦葉; 若お, 聞,, 是大涅 獎經; 言." 我不 5 用. 發,, 菩提心; 誹,, 謗 正 法; 是人卽 時 於,, 

のに て の S- たち を す て くった なし んはづ をに つが を 

f 羅;^ 像; 心中 怖畏。 羅刹語 言。 咄 善 刃 子。 汝 今若チ 發,, 菩提心; f 斷, 汝命; 

是人惶 怖。 寤已卽 發,, 菩提 之 心; f R 是 人是大 菩薩, 等 云云。 

甚 うの 大惡 人なら ざろ 者が、 正 法 を 誹謗 すれば、 卽 時に 夢み て ひるが へる 心 生す。 又 

こ もくし やくせん しゃ 5 し S ふミ に みやう し S おでい し の 

云 はく 、「枯木 石山 等」 又 云 はく、 「燋 種雖, 遇,, 甘 雨, 等」 又 「明 珠^ 泥 等」 又 云 はく、 如, 人 

手 創 捉,, #藥 一等 •」 又 云 はく、 「大雨 不, 住, 空 等 云云」 此 等の 多くの 譬 あり。 詮 すると ころ、 

じ はじし ゃラ a けんつ) く お it ん はつ 

上品の 一 閬提 人に なり ぬれば、 順次 生に 必す無 間 獄に墮 つべき ゆ ゑに 現 罰な し。 . 例せば 

夏の 榮、 殷の S の 世に は天變 なし。 重科 有って 必す世 亡ぶべき ゆ ゑ か。 又 守護神 此の 國 

を捨 つる ゆ ゑに 現 罰な きか。 謗 法の 世 をば. W 護 神す てて 去り、 諸 天守る ベから す。 かる 

が ゆ ゑに 正 法 を 行す る ものに 驗 なし。 還って 大難に 爐ふ べし。 金 光明 經に云 はく, 

修,, 善業, 者。 日日 衰减等 云云。 

みく こく もくじ つぶさ り ふしゃ、.' あんこく ろく せん てん 

惡國惡 時 これな り。 具に は 立 正安國 論に かんがへ たるが ごとし。 詮 すると ころ. は、 天 も.. 



開 目鈔下 



1 一六 五 



R 蓮 上人 文集 



二 六 w 



化 use 天 *| ず 

人 白 «=K 



此等は 



W- しゃ ,仁の てんじん はく *t よ- **- んも 

乗の 持 者に あらざる か。 北 軒の 天神、. R 民 易 は 流せら ろ。 資人 にあらざる か。 



あん ザん しゃ 5 ^ ^.7 つ A ぎ 7 

事の 心 を 案す ろに, 前生に 法 華經誅 |§ の 罪な きもの、 今生に 法 華搭を 行す。 これ を 世間の 

失に よせ、 或は 罪な きを 怨 すれば、 忽 に I 罰 あるか。 修羅が 帝釋を 射ろ • 令 翅 鳥阿簿 池に 

入ろ 等、 必す 返って 一時に 損する がごと し。 天台 云 はく、 

今 我 疾苦。 皆. a, 過去; 今生 倏福。 報 在 ^ 將来, 等 云云, 

心地 觀經に 云 はく。 

んミ の 4* よ の Aw の よ の 4- 

欲, 知,, 過去 因.; 旯,, 其 現在 果; ^ 知,, 未来 sif; f 其 現在 因, 等 云云。 

不輕 品に 云 はく、 

お 罪 畢已等 云云。 C 

不軽 菩薩 は 過去に 法華経 を 謗 じ 給 ふ 罪 身に 有る ゆ ゑに、 瓦 石 を 蒙る とみえたり • 又 顧 次 

しゃう ぢ お x?rv- い ^>ん はつ せん :,- い U ん , 

生に 必す 地獄に 墮 つべき 齐は 重罪 を 造る とも 現 罰な し。 一 閣提人 これな り • 涅集 经に云 

まく "- 

迦棻菩 菌 白, 佛 -ー=: バ世尊 如,, 佛所說 ;大涅 光 • 入-於 一 切 衆生 毛孔, 等 云云。 

又 云 はく、 - ん 



一 乘— 法華經 を 

さナ 

竹 杖 ー 竹 杖 外道 



又、 



ベ れて なるこ ミ ミ くな らん の の 

頭 破 作,, 七 分; 如,, 何 梨樹 枝; 



又 云 はく、 

亦 於,, 現世, 得,, 其 福 報, 等。 ^ 

又 云 はく、 

て す る の 》s* 4* せ ほ V は にもせ よは にも あれ こ ts の *T 

若 復見, 受,, 持是經 典, 者; 出,, 其過惡 ; 若實。 若 不實。 此人 現世 得,, 白 癩病, 等 云云。 

答 へ て 云く、 汝が 疑 大に吉 し 序に 不審 を晴 さん。 不輕 品に 云 はく 「惡ロ 罵詈 等」 又 云 はく 

或 以= 杖 木 瓦 石; 而 打,, 擲之, 等 云云。 

涅槊經 に 云 はく、 「若 殺 若 害 等 云云」 法 華 經に云 はく、 • 

而此經 者。 如來 現在。 猶 多,, 怨嫉, 等 云云。 

佛は 小指 を提 婆に 傷ら れ、 九橫の 大難に 値 ひ 給 ふ。 此は法 華經の 行者に あらす や。 

ぼ さつ じょ, つ も くれ. C ちく ぢ p-r- き べつ 

菩薩 は 一乗の 行者と いはれ まじき か。 目 連 は 竹 杖に 殺さる。 法 華經記 刻の 後な り。 付 法 

だい ほ L じ モんじ や こ, 3 

藏の第 十四の 提婆、 菩薩 第 I 一十 五の 師子 尊者の 一 一人 は 人に 殺されぬ。 此等は 法 華經の 行者 

に は あらざる か。 竺の道 生 は 蘇 山に 流されぬ。 法 道 は 火 印 を 面に やいて に うつさる。 



開 目 鈔 下 



二 六 三 



日蓮 上人 文集 1 一六. 二 

そ も(《 ぞく あくく め り たれ や f f^f7 

いか V. せんい か V* せん • 抑 たれ やの 人 か 衆 俗に 惡ロ 罵詈 せらる i。 誰の 佾か刀 杖 を 加 

へらる 气 誰の 佾をか 法 華 經のゅ ゑに ハム 家 武家に 奏する。 誰の 情か數 見擯 出と 度々 流 

さる i。 日蓮より 外に 日本 國に取 出さん とする に 人な し 。日蓮 は 法 華經の 行者に あらす。 

てん たれ じつ ご だい 

ヌ これ をす て 給 ふゆ ゑに、 誰 をか當 世の 法 華經の 行者と して 佛語を W 語と せん • 佛と提 

婆と は 身と 影との ごとし。 生 々 に 離れす。 聖德 太子と i 寸屋と は 蓮華の 花菓 同時なる が 

かなら *?JCJ でき 

ごとし。 法 華經の 行者 あらば 必す三 類の 怨敏 あるべし。 三 類 はすで にあり。 法華経の 行者 

は 誰な るら む。 求めて 師 とすべし。 一眼の 龜の浮 木に 植 ふなるべし。 有人 云 はく、 當世 

に な人ぢ 

の 三頻は ほ, i 有る に 似たり。 但し 法 華經の 行者な し。 汝を法 華 經の行 とい はんとす 

れば大 なる 相違 あり。 此の 經に云 はく、 

のの てさん を も へ も. C は す. こミ • 

天 諸 童子。 以 爲,, 給 使; 刀 杖不, 加。 棄不, P 害。 

又 云 はく、 

若. k 悪罵 • 口 則 閉塞 等。 

又 云 はく、 

現世 安 ST 後生,, 善處, 等 云云。 



聖境を 推 ナるは 

己が 智の分 は あ 

らす 

解微 I 理解の 力 

少さこ と 

I ふさの 

it 微笑の 故事, I 



令法久 住. Is 法 

を 久しく 此の 土 

にと, SA»* ちしむ 



夫 昔 像 法の 末に は讓命 修圓等 奏狀を さよけ て傅敎 大師 を讒 奏す。 今 末法の 始には 良 觀 

ねんみ y しょ ちう しゃ、 ひ ぐんけ .tJ-A でき 

念 阿 等^ 書 を 注して 將軍 家に さ. -ぐ。 あに 三 翻の 怨敵に あらす や。 當世の念佛^!^等、 天 

台 法華宗の 檀那の 國王, 大臣, 婆羅門、 居士 等に 向って 云 はく、 法 華 經は理 深、 我等 は 解 

み t - • いた ? あさ i かう す. しゃう き ャ5 ひ こ h ぶん 

微 法 は 至って 深く 機 は 至って 浅し 等と e. し 疎む る は T 高推聖 境 非 己智 分」 の 者に あ 

らす や, 禪宗の 云 はく、 法 華 經は月 を さす 指、 禪宗は 月 也、 月 を 得て 指な にか せん。 禪 

こ-ろ こミは ミ さ いご 

は佛の 心、 法 華 經は佛 の 言 也。 佛、 法 華 經簿の 一 切 經を說 かせ 給 ひて 後 、最後に 一 ふさの 

華 を もって 迦築 一 人に さづ く。 其の しるしに 佛 の御袈 装を迦 薬に 付屬し 乃至 付 法藏の 一 一 

そ しか, 4\ だ いまう-一 > か. つす. W しひ さ 

十八 六祖 までに 傳ふ等 云々。 此 等の 大 妄語 國中 を誑醉 せしめて 年 久し。 又 天台 眞言の 高 

そいへ え くら ミん よく く Jt ぶけ おそ しょう 

佾等, 名 は 其の 家に 得 たれ ども 我が 宗に昏 し、 貪欲 は 深く 公家 武家 を 恐れて 此の 義を證 



伏し 讃 歎す。 昔の 多寶 分身の 諸 佛は法 華經の 令法久 住を證 明す。 今 天台宗の 碩德 は理深 

け み につ ほんごく た V- ミ くび r. 

解 微を證 伏せり。 かるが ゆ ゑに 日本 國に但 法 華經の 名のみ あって 得道の 人 一人 もな し。 



誰 を か 法 華經の 行者と せん。 寺 塔を燒 きて 流罪 せらる i 佾侶 は數を しらす。 公家 武家に 

護うて 憎まる 丄咼倂 これ 多し。 此等を 法 華經の 行者と いふべき か。 佛 語むな しから ざれ 

をんで き じうまん き< ひん やぶ 

ば 三 類の 怨敵す でに 國 中に 充満せ り。 金言の 破るべき かの ゆ ゑに、 法 華經の 行者な し。 



開 目鈔下 



11 2 



H 蓮 上人 文? 



二 六 〇 



> 'レて aeM め修 

行 もの 



昔鄴洛 禪師。 名 ,河 海; 住 ^il 方 雪 仰。.^ t "&陌 成, 群。 隱 l.ssr 亦 有 =何< 利 盆.? 

臨終 皆悔等 云云。 一 

弘の 七に 云 はく、 , 

鄴 洛禪師 #,鄴 在,, 相 州; § 齊魏 所, 都。 大 興,, 佛法; 0mz 一 王,,化^=;、地; 護:, 時人 意; 不, W!J 

せ、 名; 洛卽洛 陽 等 云云。 " 

六 卷の般 泥!^ 經に云 はく, 

不. f 究 究處- 者。 不" f 彼 一 閬提 究. sil- 恶 業- f ぶ 云。 一 

妙樂云 はく * 一 

第三 鐄甚。 轉難, 識故 、 一 

無 吸の 者、 一^の 者, 邪 の 者 は 末法の 始の三 類 を 見る ベから す • 一分の 佛眼を 得る. fe^ 

の此を 知ろ べし。 ^ 

向 國王大 は 婆羅門 居に 云云。 1 

束 春に 云 はく、 一 

向,, 公 ほ; 毀" 法 人 等 云云。 一 



丈 六, -1 丈 六 

尺、 生身の 佛の 

身長、 但し 尺度 

が 遠 ふと 知る ぺ 



の しまで に り t じ はりて に する 

自,, 漢明帝 夜 夢; 洎, i 乎陳 朝; 豫= 厠 禪門; 衣鉢 傳授者 等 云云。 

補注に 云 はく, 

衣鉢 俥授者 指" - 達磨, 等 云云。 

止の 五に 云 はく、 

又 一 種禰 人。 乃至 盲 跛師徒 1 一。 倶墮落 等 云云。 

止の 七に 云く、 

の のの なら の なら の は. n- の の& はく はる 

, 九 意不, 與,, 世間 文字 法師, 共; 不 K 與,, 事相 禪師, 共; 一 種 禪師唯 有,, 觀心 一 意; 或淺 或惯。 

餘九全 無, 此。 非 =慮 言; 後 賢 有, 眼 者。 當= 證知 > 也。 

弘の 七に 云 はく、 

£ は に くして ふ ^ の ミは なら は を pa V 

文字 法師 者。 內 無,, 觀解; 唯 構,, 法相; 事相 禪師 者。 不, 閑,, 境智; 鼻 膈止, 心。 乃至 根本 有 

漏定 等。 一 師唯 有觀心 一 意 等 者。 此且與 而爲, 論 奪 S 觀解俱 開。 世間 禪 人偏 尙,, 理觀; 旣 

んぜ ,5.1 て, でし, でて ,?* し の- i して て 》J ミて *1* し 

不 ^ 諳鈇。 以 fe 消 V 經。 數,, 八 邪 八 風, 爲,, 丈 六佛; 合- > 五陰三^!灿 ; 名, 八 邪; 用 = 六 入- 爲= 

ミて をす ミ く する は を 力 なり く. J や sl» 

六 通; 以,, 四大, 爲,, 3 諦; 如. 此解 ^ 經。 m 中 之 m。 何淺 可, 論 等 云云。 

止觀の 七に 云 はく、 



開 目鈔下 



二 五 九 



日蓮 上人 文集 



二 五八 



睡城 I 近 江 三并 

寺、 天台宗 寺 鬥 

宗 

爾 nil 主に 舅 纏 

*- も 斥ナ、 法相 

宗 

建 仁 I 京 《is 

SI 嫌き、 藝 



鶴 長 觸 



五分 法 

め實も さナ 



服,, i- 猶 如,, 獵師細 親 徐行; 如,, 猫 伺 k 。常唱 =是 首; 我 得,, 羅漢; 外 現,, 内懐,, i 

くた る * で の じは して M し の 5| 仁ち, じして せん 4* 

^ 受,, 瘂法, 婆羅門 等; 實 非,, 沙門; 現- 沙門 像; 邪見 琉盛。 誹,, 謗 正. 法, 等 云云。 

妙樂云 はく, 

第三 最甚。 以,, 後後 者轉 難" 識故等 云云。 

東 春 云 はく、 

第三 或 有 阿 練 若 下 三偈。 卽是 出家 處 •nslf, 一 切惡 人. -等 云云。 

東 春に r 卽是 出家 虚 摄,, 一 切惡人 一等」 と は • 當世 日本 國には 何 の虚ぞ や。 叙 山 か 圊城か 

ま-., じ Hi 一 けんにん じ けんちゃ、,' じ ^しら か つち f 

東 寺 か 南都 か 建 仁 寺 か 壽福寺 か 建 長 寺 か, よくく ts- ぬべ し。 延曆 寺の 出家の 頭に 甲胄 

をん じ や i じ ぶ. つ しん M だへ がい V 'や...' たい 

をよ ろ ふ を さすべき か • 闳城 寺の 五分 法身の 膚に鎖 杖を帶 せる か。 彼等 は經 文に 衣 在 

r、 & せ レょ, 、ザ や, r によ C- ミら かん おも てんなん しき こ け 

空 閑と 指す に は 似す、 爲世所 恭敬 如 六 通 羅漢と 人 思 はす。 又榑 isft とい ふべ しゃ, 華 

洛 には聖 一等, 鎌 食に は良觀 等に 似たり。 人を怨 むこと なかれ。 眼 あらば 經 文に 我が身 

を.^0せょ。 止觀の 第一 に 云 はく、 - 

.^sf 明 i 前代 未, 閗等 云云。 

弘の 一 に 云 はく、 



- i- あ, く しゃ i ぜん に ザん ゑん さ5 たいめ ミ ぜったいめ 5 な i あく きつ 

相 待 ISS 一 邪 や j 但法 華の み 正 善 也。 爾 前の 圓は、 相 待 妙、 絕待 妙に 封 すれば 猶惡 也。 前 三 敎に攝 

すれば 猶惡 道な り。 爾 前の ごとく 彼の 經の 極理を 行す る猶惡 道な り。 況 ゃ觀經 等の 猶 if 

嚴 般若 經 等に 及ばざる、 小 法 を 本と して, 法 華 經を觀 經に取 入れて, 還って 念 佛に對 し 

て閣 拠閉捨 せる は、 法然拉 びに 所 化の 弟子 等 檀那 等 は 誹謗 正 法の 者に あらす や。 釋迦多 

寶十 方の 諸佛 は、 法 をして 久しく 住せし めんが 故に こ i に來 至し 袷へ り。 法 然竝に 日本 

ね, e ぶっしゃ!? つ まつ ほふ めつ じん しやう , でんで き 

國の念 佛者等 は 法 華經は 末法に 念佛 より 前に 滅 ますべし と。 豈 に 三聖の 怨敵に あらす や。 

第三 は 法 華 經に云 はく、 

は り に してて に ために の て ^てフるこ!;) に ら t こミ, で せら ならん の の 

或お,, 阿 練 若; 衣 在,, 空 閑; 乃至 與,, e 衣; 說. 法 爲„ 世 所,, 恭敬; 如,, 六 通 羅漢, 等 云云 。 

六 卷の般 泥; m 經に云 はく、 

4?,^,, 羅漢, 一 間提; 而 行,, 惡業; 似,, 一 閬提, 阿羅漢。 而 作,, 慈心; あ, 似,, 羅漢, 一 闡提, 者。 

是諸 衆生 誹,, 謗 方 等; 似,, 一 閬褪, 阿羅漢 者。 毀,, 呰聲 s; 廣¥ 一 方 等; 語,, 衆生, 我 與,, 

汝等, 倶是 菩薩。 所以 者 何。 一切 皆 有,, 如來 法, 故。 然彼 衆生 謂,, 一 闡提, 等 云云。 

涅 |!_經 に 云 はく, 

の て のにに る. して にに し を レて , !' せん を 

我 涅槃 後。 於,, 像 法屮; 當, 有,, 比丘; 似,, 像 持 律; 少 讀,, 誦經 典; 貪,, 嗜飮 食; 長,, 養 其 身; 雖, 



閲 HI 妙 下 



二 K 七 



H 蓮 上人 文集 



二 五六 



IS 出の 大 SI* 

榮 め IS 廳 fes 

を h A 



云」。 道^と 傳敎と 法 然と!; て; -と いづれ 此を 信すべし や • 彼 は 一 切 經に證 文な し • 此は正 

しく 法華經 によれり。 其の上 B 本國 一同に 叙 山の 大師 は 受戒の 師 なり。 何ぞ 天魔の つけ 

ほふ おん てい す ち しゃ せ t*,rp く 

る 法 然に心 をよ せ. 我が 剃 頭の 師を なけ 捨 つる や。 法然 智者なら ば何ぞ 此の 釋を 選擇に 

載せて 和 せざる。 人の 理を隱 せる 者な り。 第二の 惡世中 比丘と 指さろ よは 法然 等の 無 

. ^邪見の 者な り。 涅 § に 云 はく、 

我等 悉 名,, 邪 a- 之 人, 等 云云。 

妙樂云 はく, 

自 指,, 三敎, 皆 名,, 邪兒, 等 云云。 

. ^觀經 に 云 はく、 

大經 云。 自" 此之前 我等 皆 名,, 邪見 之 人, 也。 邪豈 非, 惡等 云云 • 

弘诀に 云 はく, 

邪 刖是惡 。是 故當, 知。 唯圓爲 ,善。 復 お,, 二 意; 一 者以, 顧 善" 以, 背爲, 惡。 相 待 意 也 ,以, 著 

第 恶以, 達 SJr 相 待絕待 俱須, 離 へ恋。 圓著 尙恶。 況復^ 耶等 云云。 

ゆ ザん. c,、 たい V んだ. A け. 7 

外道の 善惡は 小乗 經に對 すれば 皆惡 追。 小乗の 善道 乃至 四 味 三敎は 法華経に 封 すれば 皆 



是 時當, 有,, 諸 惡 比丘; 乃至 是諸惡 人。 雖& 讀,, 誦如, 是經 典; 减,, 除, .k 來深 義.: 等 云 

云。 . 

止 觀に云 はく、 

、は くして に nilT が じ ,はレ J. ふ レ W : 

若 無, 信 高 推,, 聖境, 非,, 己智 分; 若 無. 智 起,, 增 上慢; 謂,, 己 均" 佛~ 等 云云。 

道 綽禪師 が 云 はく、 

に .0 はるに 

二. S, 理深 解微, 等 云云。 . 

法然云 はく、 

諸行 非, 機 失, 時 等 云云。 

記の 十に 云 はく、 

く は り せん して ら の なるこ £ を り, で に 二 せん V -- して ,、 こミ > て 

恐 人 謬 解 者。 不 ま, 初心 功德 之大; 而 推,, 功 上位, 蔑,, 此 初心; 故, 今 示,, 被 行淺功 深; 以 

顯=經 力, 等 云云。 

傳敎 大師 云 はく, 

正 像 稍 過已。 末法 太 有, 近。 法 華 一 乘機。 今 正是其 時。 何以, ^1 

安樂 行 品に 云 はく、 「末世 法 滅時也 等 云云」。 慧 心の 云 はく. 日本一 州圓機 純一な り 等 云 

開 目 妙 下 二 五 五 



日蓮 上人 文集 



二 五 四 



後に 彼の 聖言 此の 國 にわた つて 衆生 を 1: すべし。 彼の ゎづ かの 外典の 一 毫未新 見 思の 者、 

しかれ ども 一 千年の こと を 知る。 はたして 佛敎 一 千 一 十五 年と 申せし 後漢の 第一 一明 帝の 

永 平 十 年 T 卯の 年佛法 漢土に わたる。 此は 似る ベ くもなき 釋迦多 賓十方 分身の 佛の稗 前 

の 諸 菩薩の 未来 記な り, 當世 日本 國に三 類の 法 華 經の敏 人な かるべし や. されば 佛、 付 

法 asls- に 記して 云 はく、 我が 威 後に 正 法 一 千年が 問 我が 正 法 を弘む ベ き 人 1 1 十四 人, 

次 に相續 すべし • 迦葉 阿難 等 はさて sa きぬ、 一 kn 年の 脇 比丘、 六 百年の 馬 鳴, 七 百年の 

龍樹 菩薩 等. 一分 もた が はす、 すでに 出で 烚 ひぬ。 此の 事い がんが 空し かるべき。 此の 

事 違せば 一 經皆 相違すべし。 所謂 舍利 弗が 未来の 華 光如 来、 葉の 光明 如来 も皆妄 1^ 

: ザん V や. フ でし や- 'ぶ 9 しょし ^-..-.a ん い Q や C ^'.7 

となるべし。 爾 前 返って 一定と なって 永 不成佛 の諸聲 聞な り * 犬 野 干 をば 供養す とも 

阿 I 等 をば 供養す ベから すと なん, いかんが せんいかん がせん, 第一の 有 諸 無智 人と 云 

ふは經 文の 第二の 惡世中 比が と、 第三の!^ 衣の 比丘の 大擅那 等と 見えたり, 隨 つて 妙樂 

大師 は 「俗衆 等 云々. r 東 春に 云 はく 「向-公 虚-等 云々」。 第二の 法 華 經の怨 故 は、 經に云 はく、 

惡世中 比丘。 邪智心 詔: r 未, 得 謂,, 爲得; 我慢 心 充满等 云云。 

.y.-!^ 徑に 云ぶ く, 、! 



六 種に 震動 I 

i 、涌. S. 吼、 

整 

大史. I1W 



と。 分別 功 5^1 品に 云 はく T 惡世 末法 時」 と。 藥王 品に 云 はく、 「後 五 百 歳 等 云云」 と。 正 法 華! 

經 の勸說 品に 云 はく. 「然後 末世」 と, 又 云 はく. 「然 後來 末世 等 云云」 と。 添 品 法 華 經に云 i 

はく、 「等」。 天台の 云 はく、 像 法の 中の 南 三 北 七 は 法華經 の怨敏 なり, 傳敎の 云 はく、 i 紀 

する 一 .1 タん で, なり かれら ふ AiiJC,-5 

の 末^ 都 六宗の SHq! は 法 華の 怨敵 等 云々。 彼等の 時 はい まだ 分明なら す。 此は敎 主 釋尊多 

寶佛、 寶 塔の 巾に H 月の 竝ぶ がごと く、 十 方 分身の 諸佛樹 下に; &を 列ね たりし 中 にして 二 

正 法 一千 年、 像 法 一千 年、 二 千年す ぎて 末法の 始に、 法 華經の 怨敵 三 類 あるべし と、 八 < 

十お 億 那巾伦 の 諸 菩薩の 定め 給 ひし、 虚妄と なるべし や。 當世は 如 來威後 二 千 二百 餘年ー 

なり。 大地 は 指せば 外る とも、 春 は 花は晚 かすと も、 三 頻の敵 人必す 日本 國 にあるべし。 一 

さるに て は 誰々 の 人々 か 三 類の. M なる らん。 又 誰 人 か 法 華經の 行者な りと 指された るら j 

ん覺 束な し。 後の 三 類の 怨敵に 我等 入りて や あるらん。 又 法 華經の 行者の s: にて や ある 一 

4 ぽっケ しラ せ. r 'わ, フ llrtf かう いん そら しき く,? つき 一 

らん 覺束 なし。 周の 第 II 昭 王の 御宇 二十 SS- 甲 寅 四月 八日の 夜中に、 天に 五色の 光 氣南ー 

北に 亙って 晝の ごとし。 大地 六 種に 震動し、 雨 ふらす して 江河 井池の 水 まさり、 一切の 一 

草木に 花 さき 菓 なりたり けり。 不思議な りし 事な り。 昭王大 に 驚き 大史 蘇. m 占って 云 は 一 

く、 西方に 聖人 生れたり。 昭 王 問うて 云 はく、 此の 國 いかん。 答て 云 はく、 事な し、 一 千年の 一 



開 ほ鈔下 



二 五三 



日蓮 上人 文集 1 1 £ 二 

等 云云。 

はつない お 人き や 5 

六 卷の般 泥 経に 云 はく, 

て たる じ す, V たる じ もて 3 ん h' ミ tt fc6 IJ 

有 ,似,, 阿羅漢, 一間 提; 而 行,, 惡業; 似 = 1 閬提, 阿羅漢。 而 作,, 慈心; 冇, 伊 羅漢- -i 

者。 是諸 衆生 誹,, 謗ん, 方 等; 似- 一 閬 指- 阿羅漢 者 。毀- _ 呰聲 S; 廣 說,, 方 等; 語。 衆生, 言. 我 與= 

汝等, 菩薩。 所以 者 何。 一 切 皆 有 = 如来 性, 故。 然彼 衆生 謂- 一 間 提-等 云云, 

涅 に 云 はく, , 

我 s!« ^後。 乃至 正 法 威 後 。於,, 像 法 中; 常, 冇= 比丘; f 像 持 律; 少読 = 誦經; f 嗜飮 食; 長- 

t V すま をく の す .t- が し の ふが を に へんの t たり- i : V に は パし 

養 其 身; 雖, 服,, 裝娑; 猶 如-, 饑師細 親 徐行; 如- - 貌伺" 鼠。 常, 是言; 我 得- 羅漢 外 現。 お 

懷,, 貪嫉; 如, 受, i 法-婆羅門 等; 實 非- 沙門; 現, - 沙門 像; 邪見 斑 正 法-等 

云云。 

そ e じゅぶ 人 n たんミ^-じ^^ん ならび ザん h- つねん ぶっしゃ し •、 め. < 

夫綮 峯雙 林の 日月, 毗 束 春の 明鏡に、 當世の諸宗拉に國巾の祥律念彿^K;が醜面を浮べ た 

るに 一 分 も 暴な し。 妙法 華 經に云 はく、 

於怫 滅度 後 恐怖 惡世 中。 

安樂 行 品に 云 はく、 「於 後惡 世」 と。 又 云 はく, 「於 未 世 中」 と。 乂云 はく、 「於 後 末^ 法 欲 威 時」 



記の 八に 云 はく、 

文 三 初 一 行。 通 明,, 邪 人; 卽 俗衆 也。 次 一 行 。明,, 道 門 增上慢 者; 三 七 行 。明,, 優聖. I? 上慢 者; 

のじめ は し ぶの は, たりに :.! しての の はたき をり に 

此三 中。 初 者 可. 忍。 次 者 過, 前。 第三 最甚。 以,, 後後 者輔難 k 故 等 云云。 

S ,つし 3 ん ち さ ほふし 

東 春に 智度 法師 云 はく、 

初 冇諸下 五行。 第一 一 偈 忍,, 三業 惡; 是外惡 人。 次 惡世下 一 偈。 是上慢 出家 人。 第三 或 有 阿 

よりの は のにす の 4- く よりの はて にり をす 

練 若 下 三偈。 卽是 出家 處。 攝,, 一 切惡 人, 等 云云。 又 云。 常 在 大衆 下兩行 U 向,, 公處, 毀, 法 謗 

X 等 云云。 

涅獎經 の 九に 云 はく、 、 

善 男子 。有- 一 閬提; 作,, 羅漢 像; 住,, 於 空 處; 誹,, 謗 方 等 大乘經 典; 諸 凡 夫人 見已。 皆 謂,, 

眞 阿羅漢 是大 菩薩, 等 云云。 

云 はく、 

爾時 是經, 於 =閻 浮提; 當,, 廣 流布; 是 時當, 有,, 諸惡 比丘; 抄- 略 是經; 分 作 = 多分; 能滅, 正 

法 色香 美味; 是諸惡 人。 雖„復 讀,, 誦如, 是經 典; 減, 除如來 深密? J 義; 安,, 置 世 問 莊嚴 文飾 

無義之 語; 抄" 前著 抄, 後 。前後 著^。 中 著,, 前後; f 知 如. 是諸惡 比丘。 是魔 伴侶 

開 目. 鈔下 二 五一 



lu 蓮ヒ 人文 集 二 五 

ひがたし。 何に 況ゃ 父母 を や。 5: 文の みあって 義 なし。 今 法 ^い 時 こそ、 女人 成佛の 時、 

sc*glK 悲 母の 成 佛も顯 はれ、 達 多の 惡人 成佛の 時、 慈父の 成 佛も顳 はるれ。 此の 經は內 典の 孝 se 

m の S.R と k ふ いさめ い じ 7 ff お? ろ くわん V 'ぼん ぐ ^^,,7 , ?., ぶ. 7 :: , いだ . 

ブ ris 也。 一 一箇の 諫 了ん ぬ。 已上 五箇の 鳳 詔に 驚きて 觀持 品の 弘經 あり。 明 鏡 の 經文を 出して 

當 世の 禪 律念佛 者、 竝 びに 諸 擅 那の誇 法 をし らし めん。 日蓮と いひし 者 は 去年 九月 十二 日 

ね 3.5 くび は これ こん a く .h へ -0 ミし * つち 5 しも , .7 

子 丑の 時に 預 刎ねられぬ。 此は 魂魄 佐 渡の 國に いたりて 返 年の 二月 雪中に 書して 有錄の 

ねく ち. V ろ & 

弟子 へ 贈れば. 畏 しくて 怕 しからす。 見ん 人い かにお ぢ ぬらむ。 此は釋 逸 多寳十 方の 諸佛 

& らい A ゃラ 5 や i ^ A I . 

の 未来 日本 國當世 をう つし 給 ふ 明鏡な り。 記念と もみるべし。 勸持 ag に 云 はく 

ベから. 7 らお, P ひし て の のじ じく C んの G の .》 

唯 願不, 爲, 慮。 於- 佛威度 後 恐怖 惡世 中; 我等 常,, 廣說; 有, 諸 無智 人 &「) 口 篤詈等 • 及 

ふ. を にぶの の は じして てんごく に だ おも ひ 乙れ た h- ミ の せん はん f 

. 加,, 刀 杖, 者; 我等 皆當, 忍。 惡世中 4ii 。邪智 心 詔 曲。 未, 得 謂,, 爲得; 我慢 心充满 • 或 有, 阿 

JJ じんて て に てす ミの t する を す. が じ JJt めに の て 、7 もこ S に 

tslsr 練 若, 消 衣 • 在,, 空 閑, 自謂, 行,, 眞道; 軽,, 賤 人間, 者; 貪-, 著 利 養, 故。 與 * 白衣 _ 爲- 世 

BISBIC 意 寺 る, こ S を せな- ゥ A の のの 3 4* じひ をて. に -て 3 んが ミ.; -を じ 

?i 所,, 恭敬; 如,., 六 通 羅漢; 是人 懐,, 惡心; 常 念-, 世俗 事; 假-, 名 阿 練 若; 好 出 = 我等 過; 常 在- 

IwkTlw 衣の 乙 の じ すろ がらん.、 - をに て のじ • して r M • V は A: め 

i 大衆 中, ^ 毀,, 我等, 故。 向,, 國王 大臣 婆羅門 居士 及餘 比丘 衆; lfe._ 謂- 是 邪見 

CW V のに じくんの て M せん を の, ^ 

人 說,, 外道 諭議; m 劫惡世 中。 多 有-, 諸 so 怖; 惡鬼 入-其 身; .篤,, 詈 毀, 辱 我; 淘世 S 比丘。 不 

, 知,, 佛 方便 隨宜所 說法ー 惡ロ而 «s!Jr ぉ數 見,, 擯 等 云云。 』 



に 進む 

攀 一 例 諸, 1 1 つ 

を A-i- て 多くの 

ものの 例と し 示 



法 華 經の時 1 法 

華 11 の 行 はる i 

時 



ゆ ゑな り。 彼の 人々 は 天台 傳敎 に歸せ させ 給 はすば 謗 法の 失脫れ させ 給 ふべ しゃ。 當世 

ミ いのち こうだい f*t 

日本 國に 第一に 常め る 者 は 日蓮なる べし。 命 は 法華經 にたて まつる。 名 をば 後代に 留む 

ねし もろ C か じん したが しゅ & せん 3 ん じん 

べし。 大海の 主と なれば 諸 の 河 神皆從 ふ。 須彌 山の 王に 諸の 山祌 したが はざる べし や。 

なん い はうた ふ ほん ち. H くせ. rt 、ウへ 

法 華經の 六雜九 易を辨 ふれば 一 切經 よまざる にした がふべ し。 寳塔 品の 三 筒の 勅宣の 上 

に提婆 品に 二 筒の 諫曉 あり。 提婆達 多 は ー閬提 なり、 天 王 如來と 記せら る。 涅槃 經 四 十 

ゆ A しょ-つ ぜんしゃ- r 'あじゃせ ぎ やく は. ぼ ふ かしら よ, cv 

卷の 現證は 此の 品に あり。 善 星 阿闍世 练の 無量の 五 逆 謗 法の 养の 一 を あけ 頭 を あけ 萬 を 

を さめ 枝 をした がふ。 一切の 五 逆 七 逆 謗 法 閬提天 王如來 にあら はれ 了ん ぬ。 棄藥變 じて 

かんろ し 9 み h- うによ これ じ や、 つぶつ 

甘 IS となる 衆 味に すぐれたり。 龍 女が 成佛此 一人に は あらす、 一切の 女人の 成佛を あら 

いぜん もろ { . 

はす、 法華已 前の 諸 の 小 乘經に は 女人の 成佛を ゆるさす。 諸の 大乘經 に は成佛 往生 を 

ゆるす やう なれ ども、 或は 改 n の成佛 にして 一 念 三千の 成佛 にあら ざれば、 有名 無 實の成 

佛 往生な り。 舉 一例 諸と e. して 龍 女が 成佛は 末代の 女人の 成 佛往 生の 道 を ふみ あけた 

るなる べし。 儒家の 孝養 は 今生に かぎる。 未來の 父母 を 抉け ざれば、 外 家の 聖賢 は 右. 

ひじつ げ だ-つ くわ ふ し ぷも たす みち n せ たす 

無實 なり。 外道 は 過 未 を 知れ ども 父母 を扶 くる 道な し。 佛道 こそ 父母の 後世 を 抉く れぱ。 

な い ぜん ミ 5 だいしゃ, つじよ 5 ^iくだ,f^ 

聖 Si の 名 は あるべ けれ。 しかれ ども 法 華經已 前^の 大小 乘 の經 {11^ は 自身の 得 猶 かな 



開 目紗下 



二 四 九 



日蓮 上人 文集 



二 四 八 



五 >_S—S18t; 同 



ズ »|18* な 》 



空の ごとくなる 理に逑 はざる べし や。 敎の淺 深 を 知ら ざれば 理の淺 深 を辨ふ ものな し, 

卷を 隔て 文 前後 すれば 教門の 色辨 へがた ければ、 文 を 出して 愚者 を扶 けんと 思 ふ • 王に 

小 王 大王、 一 切に 少分全 分, 五 乳に 全瑜分 喻を辨 ふべ し • 六 波 羅密經 は 有情の 成佛 あって 

無性の 成佛 なし, 何に 況ゃ i< 遠 實成を あかさす 。猪 經, が 五.^ に 及ばす • 何に 況ゃ法 華 

經の迹 門 本 門に 翻す ベ しゃ。 而 るに 日本の 弘法 大師 此の 經 文に まど ひ 袷 ひて 法 華 經を笫 

四の 熱 蘇 味に 入れ 給へ り。 第五の 總持 門の 醒醐味 すら isi*^ 經に 及ばす、 いかにし 給 ひける 

天台 等 を 盗人と かき 給へ り。 r 惜哉 古賢 不嘗 醒献」 

等と 自 せられたり。 此等 はさて id く。 我が 一 門の^!^のために記す。 伦人は 信ぜ ざれば 

ぎゃく 41 ん たい し け は. ャ -0 わた f 

逆緣 なるべし。 1 滞 をな めて 大海の 潮 を 知り、 一華 を 見て 春 を 推せよ。 萬 里 を 渡って 宋 

に 入らす とも、 三箇 年を^て 靈山 にいたら すと も、 龍榭の ごとく 龍 {S に 入らす とも, 無 

著 菩薩の ごとく 彌勒 菩薩に 値 はすと も、 二 所 三^に 値 はすと も。 一代の 勝 劣 はこれ をし 

へび - つち こ けん * く .J* らす ねん x?,' ,つ, よ-ひ 

れ るな ろべ し。 蛇 は 七日が. s: の 洪水 をし ろ 龍の 眷 a? なる ゆ ゑ * 烏 は 年中の 吉凶 を しれり、 

おん や, 7 し ば 一 ミ くひ ミ 

過去に 陰腸師 なりし ゆ ゑ。 烏 は 飛ぶ 德 人に すぐれたり • 日 蓬 は 諸 經の勝 劣 を しること 華 

嚴の 澄觀、 三論の 嘉&、 法相の 慈 恩、 眞言の 弘法に すぐれたり • 天台 isKS 跡 をし のぶ 



やらん。 而るを 震旦 人師爭 盜醒翻 



九 山 1 須彌 山の 

周圉山 九つ あり 

て 之 をめ ぐる 



しょさ だ こ から する は の を これ;: し の のに せに もの M さ 

所作 未-, 爲難; 信,, 是 法-者 爲甚 難。 十佛 廑衆 生類" 一 劫 供,, 養諸樂 具: 彼 之功德 未: 爲 

れりミ ずる は の を これ なり のの を して せん せ., • ,y の より b 

,勝" 信,, 是 法-者 爲 殊勝。 十 佛剎塵 諸 如來。 一 劫 恭敬 而 供養。 若 能 受,, 持此 品, 者。 功德 於, 彼 

爲,, 最勝, 等 云云。 

淫槃經 に 云 はく, 

是 諸大乘 方等經 典。 雖 S 復 成,, 就 無量 功德; 欲. 比,, 是經; 不, 得, 爲, 喩。 百倍 千倍 百 千 萬 倍。 

. 乃至 算數 譬喻 所, 不, 能, 及。 善 男子。 譬 如, 從, 牛 出, 乳。 從 t A^.^.^ 出,, 生 蘇; A 生 

し. り す. は なり る する こミ i > の.. く ろが Z 

蘇- 出,, 敦蘇; 從,, 孰 蘇, 出,, 醋,; 醍§ 最上。 若 有, 服 者。 衆 病 皆 除。 所お 諸 藥悉入 ¥¥1 善 

男子。 佛亦 如も丐 從, 怫 出,, 於 ± 一 部經; 從,, 士 一部 經, 出,, 脩 多羅. - 修 多羅, 93,, 方 等 經.; 

從,, 方 等經- 出,, 般若 波羅蜜; 從. - 般若 波羅蜜- 出,, 大淫 tji 一 猶 如,, 醍醐 %r 醍醐 5r#,ift 

性, 等 云云。 

r : ► , . . い こんた ラ ttA い ,c ひたい つき ほし せん しゅ,? 

此 等の 經文を 法 華 經の已 今 當六難 九 易に 相對 すれば、 月に 星 をなら ベ、 九 山に 須彌を 合 

K ちょ" T- くわん じ おんか じ b-v こ. c«* ふ ぶつ. f-ll 

せた るに^たり。 しかれ ども 華厳宗の 澄 觀、 法相 三論 眞言 等の 慈 恩嘉祥 弘法 等の 佛眼 

の ごとくなる 人猶 此の 文に 惑へ り。 何に 況ゃ盲 眼の ごとくなる 當 世の 學者等 勝 劣 を辨ふ 

べし や。 黑 白の ごとく あきらかに、 須彌 芥子の ごとくな ろ 勝^ 猶 まどへ り。 いはん ゃ窳 



開 目鈔下 



二 四 七 



遍 I 



日蓮 上人 文集 二 ™n 六 

大日 經 第一 に 云 はく 

秘密 主大乘 行。 發,, 無緣 乘心; 法 無,, 我 性; 何以 故。 如,, 彼 往昔 如 r 是 修行者 ^ 觀, #i の k 

らゃ *v る ミ **ま ろしの 

賴耶; 知,, 自性如 P 幻 等 云云。 

又 云 はく、 

秘密 主 彼 如, 是 捨,, 無我; 心 主 自在 免,, 自 心本不 生.: 等 云云。 

又 云 はく、 

所謂 空 性 離., 於 根 境; 無 相 無,, 境界; 越,, 諸戯 譲; 等,, 同 成 乃至 極 無 自性等 云云 • 

又 云 はく、 

大日 糞 告,, ? Si 密主, 言。 秘密 主 云 何 菩提。 謂 如, 實 知,, 自心, 等 云云。 

華厳 緩に 云 はく, 

の し -0 こミ るこミ んミ V 6 V i^t しる > たナ .7 る V 

1 切 世界 諸 群生。 求 = 聲 閗乘; 求,, 緣覺- 者 IS! 復少。 求,, 大乘, 者甚 希有。 求,, 大乘, 

これく く *-.0 の, J- これ だし やく レ お,、 ねんし くの し ヒ せん して V 

者猶爲 易。 能 信,, 是法, 爲甚 難。 能受 持。 正 憶念。 如 k 修行。 真實 解。 若 以,, 三千 大 千界; 頂 

戴 一 劫 身不, 動。 彼 之 所作 未,, 爲難; 信,, 是法, *? 爲甚 難。 大 千塵數 衆生 類。 一 劫 伴、,, 養 諸樂 

^ V だ これ れ する はの を こ e なり て 4- し ぶつす r-l" て に るこミ M-i>J> 

fl 彼 之功德 未,, 爲勝; 信,, 是法, 者爲 殊勝。 若以, 掌 持,, 十佛 利; 於,, 琉{„^.:屮,住 一 劫。 彼 之 



五 法藏。 譬 如,, 乳 酷 生 蘇 熟 蘇 及 妙 醋醐; 總持門 者。 譬 如,, 醋糊; 酲關之 味 乳 酷 i ん徴妙 第 

一 。 能 除,, 諸 病; f 諸^ 情 身心 安樂; 總持門 者。 契經 等屮最 爲,, 第 一 ; 重罪, 等 云云。 

解 深 密經に 云 はく、 

爾時 勝義生 菩薩。 復庐佛 言。 世 尊 初 於,, 一 時;. 在,, 波羅 斯 仙人 墮處施 巾 唯 l;b5。 

する をのて たいの を じ; i まひき を t>i ii にして これけ ぅニ して の の より しミ るこミ 

趣聲 iw 乘, 以 n 四諦 相, 時,, 正 法 輪; 雖, 是甚奇 爲 希お。 一 切 世 11 諸 天人 等。 先 無, 有, 

能 如:' 法轉 者; 而 於,, 彼 時; 所, 1: 法 輪" 有 上 有容。 是 未了 義。 是諸諍 論 安足處 所。 世 尊 在 

昔。 第二 時 中。 唯爲, 發趣 修,, 大 乘,^ ;侬, 一 切 法 皆無 自性。 無 生 無 減。 本來寂 靜。" 自性 

JSi 槃;、 以,, 縢密 相; 特, 正 法 輪; 雖, 更甚 奇甚爲 希有; 而 於,, 彼" „ 所,!! 法 輪。 亦是有 上。 

有, 所 _ ぉ受, 猶 未,, 了義; 是諸諍 論 安足處 所。 世 尊 於,, 今 第三 時 中; 1^ 爲, 發,, 趣 一 切乘, 

.1 の は にして の なろ に て の を じた ♦* ふ を 

一 切 法 皆無 自性。 無 生 無滅。 本來寂 靜自性 stiir 無自性 性; 以,, 顯了 相; 轉= 正 法 輪; 第 一 

にして これけ うなり の たま ふ じし て しんの なり 5T の あんそくの 1! 

^奇 最爲 希お。 于 X 「^尊 所&法 輪。 無上 無.; T 是眞 了義。 非,, 諸 諍 論 安足處 所, 等 云云。 

大 般若 經に云 はく、 

て の する のに く して し じんじんの り しゅに の する の もて 

隨 T 所,, 聽 ii, 世 出世 法; 皆 能 方便。 會,, 入 般若 甚深 理趣; 諸 所,, 造作, 世閒業^^1.。 亦 以,, 般 

若, f 入 法 性; 不, 見, 一 .s.^ 法 性, 者, 等 云云。 

開 目 妙 下 二 四 五 



=ii 卜-人文 集 二 四 ra 

縱右. 0P 諸經 1\ 一王.; 不, 云, 已今 當說最 P 第 一 - 等 云云。 

又 云 はく、 

已 今お 妙。 於, 迷。 謗 法 之 罪 苦。 流,, 長 劫, 等 云云。 

お ク> ろ .:* らフ そ しゃく こ r € ぃ44 ぐ しゃら いんし、 

此の 經釋に 驚いて 一 切經^ に 人師の 疏釋を 見る に 狐疑の 冰 融けぬ。 今 illc の 愚 等 印 &: 

言の あろ を恃み て、 眞言 宗は 法華經 にす-ぐれ たりと おも ひ、 慈资. K 師 等の 眞 首 勝れたり と 

仰せられ ぬれば なんど 思へ る はいふに 甲斐な き 事な り。 密嚴經 に 云 はく、 

*f 一 -. たり きの の は ひじ nc9 

十 地 華厳 等 大樹 與,, 神 迪勝& 3 餘經; 皆 從,, 此經, 出。 如 ,是§ 板經。 一 切 経屮勝 f W 云 * 

大雪 經に云 はく、 

是|§^卽是諸避特輪聖王。 何以故 uy 經典 巾。 宣,, 說 衆牛實 性怫性 住 法 故 等 云云, 

六 波 雜密經 に 云 はく、 

» r! ; のみ i ん H-r して す ま に!* そ U ん 

所謂 過去 無# 諸 佛所說 正 法。 及 我 今 所, 說, 所謂 八 萬 四 千 諸 妙法 ST 接 sk 分; 一索 胆 

らん 二 itr-:* や に. * ゎブ だる t Mtf* んにャ はふ ふつ 二 まなり を b て t f じ や i を レ 

0. 1 一 毗柰& • 三阿吡 達磨。 四 般若 波羅蜜。 五陀羅 足鬥。 此五種 藏。 效,, 化 4;: 情; 若 彼 有 

不. 熊受= 持 契 経 調伏 對法 般若; 或 造, 諸 惡業四 霞 八 靈"ん 無 間 罪 1^, 方 等 徑- 

一 問提等 種種 重罪; 使, 0. 銷^» 速疾 i 頓 悟, 樂; 而爲, 彼 說,,; 諸 陀羅尼 «; 此 



£ ほ?:! べきと こそ 候 ひ ぬれ。 龍樹 菩薩の 十住毗 婆沙 論に 云 はく、 

^0 不, 侬,, 脩 多羅 黑論; 侬,, 倏 多羅 白ま 等 云云。 

天台 大師 云 はく、 

與,, 倏 多羅, 合, 錄而 用, 之。 無, 文 無, 義。 不, 可,, 信受, 等 云云。 

俥敎 大師 云 はく、 

して にれ ザる こミ くでん を , 

依,, 憑 佛說; 英っ 信,, ロ傳, 等 云云 • 

圓 珍智證 大師 云 はく、 

依, 文 可, 傳等 云云。 

上に あぐる ところの 諸 師の釋 皆 一 分經 論に 侬 つて 勝 劣を辨 ふやう なれ ども, 皆 自宗を 堅 

しんじ S みやう!? たに S よく- 0; しじ や f しょ れつ しゃう _ご んこダ ほふ もん ぶつ 

11.^ く 信受し 先師の 謬 義を糾 さざる ゆ ゑに、 曲會 私情の 勝 劣な り。 莊嚴 己義の 法 門な り。 佛 

Ss むは" 自己 减 後の 犢 子方 廣、 後漢已 後の 外典 は、 佛 法外の 外道の 見よりも、 三皇五 帝の 儒 書よりも 

^^^^^n 邪見 强盛 なり。 邪法 巧な り。 華厳 法相 眞言 等の 人師 天台宗の 正義 を 嫉むゅ もに 實經の 文 

と を會 して 權義に 順せ しむる こと 强盛 なり。 しかれ ども 道心 あらん 人、 偏黨 をす て 自佗宗 

もら そ あな づ に こんた. フミ. フ しか. 5\ 

を 諍 はす、 人 を 蔑る 事な かれ。 法 華 經に云 はく、 已今當 等 云云 妙樂云 はく。 



具 t きひ 六 

しゅれ 膽撃赚 iS 

撃蒙讓 レレし I 

しし レ * * 'm 
' * 中 善 正 世 
人 B C 、法に 
根 誇に 主 HI 使 



H 蓮 上人 文集 二 四 二 

答へ て 云 はく、 華厳宗の 社 願, 智僳、 法 i、 觀 等の 三 藏 大師 讚んで 云 はく、 華 港 經と法 

華 經と六 難の 内、 名 はニ經 なれ ども 所說 乃至 理 これ 同じ。 四 門 觀別見 魔 諦 同の ごとし。 

法相の 玄奖三 i、 慈 恩 大師 等 讀んで 云 はく、 深 密經と 法華経と は、 同じく 唯識の 法鬥に 

して 第三 t„ ^の 敎, 六 難の €: なり。 三輪の 吉 等讀ん で 云 はく、 般若 經と法 華經と は名異 

體 同ニ經 一法な り。 善 無 畏三 載 金剛 智三 si 不空三 藏等讀 んで云 はく、 大日 經と 法華経と 

は理 同じ。 同じく 六 難の 内の 經 なり。 日本の 弘法 護んで 云 はく、 大日 經は六 難 九 易の 内 

し o-.?- しょせつ a& ? * つし A だいじち によらい 

にあら す • 大日 經は 迦所說 の 一 切經の 外、 法身 大日 如来の 所說 なり。 

,— よ-ひ n ん にょらい しょせつ i* ん い レ., ぐれん そ -ゥ 

又 或 人 云 はく、 華 嚴經は 報 身 如来の 所 說六難 九 易の 内に は あらす。 此の 四 宗の元 ffl 等、 

かやう に 讚み ければ、 の 流 をく む數 千の 舉徒等 も 又 此の 見 を 出です。 

日 莲执 いて 云 はく、 上の 諸人の 義を 左右な く 非な りと いは 當 世の 諸人 を 向く ベ から 

ひ ォ つく こくし * す 人 そ 5 たヷ C ふ さ f*- ん 3 い, y 

す • 非に 非 を かさね 結句 は國 主に 讒 奏して 命に 及ぶべし • 但し 我等が 慈父 雙林 最後の 御 

,- ご, i- .^v t ひ ミじ よら すれ しょん K ん t い ん ふ 

遠 言に 云 はく、 法に 侬 つて 人に 依ら ざれと 等 云云。 不侬人 等と は 初 依 二 依 三 侬第四 依 普 

>、biM, 'ゆ *, 一 i ジく て に y もち 

發 文殊 等の 等覺の 菩薩が 法 門 を 說き給 ふと も、 經を 手に 握ら ざらん をば 用 ふ ベから す 

了義徑に依りて不了義^2^に侬らざれと定めて經の中にも了義不了義经を糾明して信受す 



左お な く I 無 》1 

作 は, わけな,^ 



¥聲一- 一歩に し 

<0 となる ベ 》< 



我!! lb さめさ 

とし 

眼前— 目前、 確 

明なる を 5 ふ 



西 王 母が s々l 

一一 一千 年に 一度^^ 

おき SW る 

?w 公 I 漢の高 ffl 

宗 盛一平の 宗 Ig 

金窈 all 力 

と. 5 ふ 鳥、 el 中 

の 大王と. S ふ 



難; 若 佛滅後 於- 惡世 中; 能 說,, 此經; 是刖 《| 難。 假 使劫燒 負 乾 in 人, 燒け。 亦 

これ しミせ のに て をに も の かん これ しの て 二 I か し 

爲難; 我 滅度 後。 若 持,, 此經; 爲„ 一 人, 說。 是刖爲 難- 諸 善 男子。 於,, 我 減 後 T 誰 能 護,, 持讀, 

誦 此經; 今 於,, 怫前; 自説,, 誓言, 等 云云。 

第三の 諫敕 也。 第 四 第五の ニ箇の 諫晓. 提婆 品に あり。 下に 書くべし。 此の 經 文の 心 は 

眼前 也。 靑 天に 大日 輪の 懸れ るが ごとし。 .Hffi に 鬚の あるに 似たり。 而れ ども 生 盲の 者 

と邪^の^^^と 一 眼のものと、 各 謂 自師の 者、 邊執 家の 秆は 見が たし。 萬 難 をす てて 道心, 

しも み * いわ う ぼ その も t h- ん わ-.' し 3 つ 化 う さんお あ 

あらん 者に 記しと „i めて 見せん。 西 王 母が 園の 桃、 輪 王 出世の 優 暴 if よりも 値 ひがたく、 

は t こラ かんさ xh'ih むね もり あ iT, つ し ♦* ヒ ひ し$ら た, し P く 

沛 公が 艰 羽と 八 年 漢土 を あらそ ひし、 賴 朝と 宗 盛が 七 ij^ 秋津島に 戰 し、 條羅 と帝釋 と、 

金翅 鳥と 龍王と 阿耨 池に 諍 へ る も 此には 過ぐ ベ からすと 知る ベ し。 日本 國に 此の;^ 顯る 

る こと 二度な り。 傳敎 大師と 日蓮と なりと 知れ。 無 眼の もの は 疑 ふべ し。 力 及ぶ ベから 

かんさ りうぐ う てんじゃ、..' しょ •< 'れつ 

す。 此の 經文は 日本 漢土、 月 氏、 龍官、 天上、 十 方 世界の 一 切 經の勝 劣 を, 釋 迦多黉 

十 方の 佛來 集して 定め 給 _ ふなる ベ し。 

I け ご, はう f き や .7 はんじ 3- き や- > じん A つき や 5 りャ -r-r?- き ャ. r- だいにちき 0- ラ ね ♦* んぎ や. 7 、 

問うて 云 はく、 tS 嚴經 方 等經、 般若 經、 深 密經、 榜 伽經、 大 曰經, 涅!!^經等は九^^の 

內か六 難の 內か。 



閲. m 妙 下 



二 四 



日蓮 ヒ人 文集 二 四。 

知識と は 知るべき や。 

こ.,, 》 冬;了 は..' ぽ. < し.;; めん 

答へ て 云 はく、 私の 言 を 出す ベから す。 經釋の 明 鏡 を 出して 謗 法の 醜 面 をう かべ、 其、 

の • が を 見し めん。 生 ilii は 力 及ばす。 法 華 終の 第 四寶塔 品 に 云 はく、 

のじ ての ち- -, e- t ふ に 力 二 たて ♦* つる のして の のちの 

爾時多 寶怫, 於,, 衆 塔 中 「分,, 半 座; 舆_> 釋迦牟 尼佛; 爾^^大衆0«^, . 一 一如 來 在- 七黉 塔中師 

子。 座の. 跏跌 坐; 以,, 大 音聲- も 告-, 四 衆; 誰 能 於- 此 娑婆 S 土; 成說 r 妙法 華經; 今 正 

Kb. して し^-ら 二 二 4* て して .J しめん ミ るこミ 

是時。 如 來不, 久。 常: 人 = J5ti 槃; 佛欲, 以- 此 妙法 華經- 付展有 * 在 等 云云。 

第一 の敕宣 なり。 又 云 はく, 

の- 1 してて んミ V て 4*- ばく C した まふまして のじ にの りた へり 

爾晚^ 尊。 欲-重 宣,, 此義; 而說、 eg 言。 聖主世 尊 雖,, 久 滅度; 在,, 寶塔 中; 尙爲, 法 來* 諸 

人 云 何 * 不 r 軋て ひ 法。 "又 我ゲ 身ぎ 直諸佛 恽沙 等- 來。 欲. 法。 各捨- 妙 土 及 弟子 衆 

の の を わんが, でして くせ に し fc** へ a L の ,、が .10 > て P: ふ • C 

天人 龍神 諸 供養 事; 令 = 法 久 住- 故。 来- 至 此; 譬 如- 大! * 吹- 小お 枝- 以- 是カ 便- f 

A して ,、 せ く f^ に のか し せん *?* てに H *>• 

法 久住; 告-, 諸 大衆; 我 滅度 後。 誰 能 護- 持 讀 a 誦 此經; 今 於 = 怫前; 自說- 暂首ー 

第二の 風 詔 也。 

およ ひ の ひる & & 4- の .> 'に せよ れ はこれ き teh, くこす V 

多寶 如来 及 與我身 所 化佛。 笋知 „此 意; 諸 善 男子。 各 蹄 思 怖。 此 爲 難爭。 {4 發,, 大願; 諸 

餘" "ffiss 如. - £ぉ7 此等; 未. 足- is; 若 掊= 須 彌.; P 方 無數彿 土; 亦 未- S 



に 値 ひたて まって 自宗の 失 をし るなる べし。 されば 諸經 の諸佛 菩薩 人 天 等 は 彼 彼の 經經 

にして 佛 になら せ 給 ふやう なれ ども、 實には 法華經 にして 正覺 なり 給へ り。 釋迦諸 沸の 

丄 S じ?;、 ひひ へん そうぐわん *s んもく い ま すでにまん ぞくす もん わ こミ よし お 

衆生 無 邊の總 願 は 皆此經 において 満足す T 今者已 満足」 の 文 これな り。 予 事の 由 を 推し 

はか け h ん くわん ざ やう し sy や 3 し a,- 一 

計る に 華嚴觀 經 大日 經等 をよ み 修行す る 人 をば、 その 經經 の彿 菩薩 天 等 it 護し 給 ふら 

, * つ かひ * た r く. んぎ や...' X ぎ や、 ゥ じゃミ 5 て た、, 

ん 疑 あるべ からす。 但し 大日 經觀 經 等 を讀む 行者 等 法 華經の 行者に 敲對 をな さば、 彼 

の 行者 をす てて 法 華經の 行者 を 守 護すべし。 例せば、 孝子、 慈父の 王 I となれば 父を捨 

てて 王に 參る。 孝の 至 也。 佛法も 又 かくの ごとし。 法華經 の諸佛 菩薩 十 ;^、 日蓖を 守 

護し 給 ふ 上、 淨土宗 の 六方の 諸佛 1 1 十五 菩薩、 眞言 宗の千 二百 等 七 宗の諸 尊 守護の Mi、 

にちれん た で 乞.? r-,- 、し 

日蓮 を 守 護し 袷 ふ ベ し。 例せば 七宗の 守護神が 傳敎 大師 を まほ り 給 ひ しが ごとしと 思 ふ。 

日蓮 案じて 云 はく、 法 華 經のニ 處三會 の 座に まし ましよ 日月 等の 諸 天 は、 法 華經の 行者 

しゅったい じしゃく てつ ,》 ,7 つ す ゆ か. I 

出來 せば 磁石の 鐵を吸 ふが ごとく、 月の 水に 遷 るが ごとく、 須臾に 來 りて 行者に 代り 佛 

おんち かひ はた 、t W ぶら 

前の 御 誓 を 5!^ させ 給 ふべ しと こそ 覺ぇ候 ふに、 今まで 日 莲を訪 ひ 給 はぬ は、 日蓮 法華經 

の 行者に あらざる か。 されば 重ねて 經文を 勘 へ て 我が身に あてて 身の 失 を 知る ベ し。 

疑って 云 はく、 當 世の 念佛宗 禪宗等 をば 何なる 智眼を もって 法 華 經の敵 _1^、 一 切 衆生の g 

W 目鈔下 二三 九 I 



to 蓮 上人 文集 I 一三 八 

眞言 禪 門華嚴 三論 乃至 若 望,, 法 華 等, 是接引 門 等 云云。 

ザん ひ 6 3、 つ 4! ん 》* せめ じ やけ 人 こ 》- ち 

善 無 畏三 蔵の 閻魔の 貴に ぉづ からせ 給 ひし は 此の 邪見に よる。 後に 心 を ひるが へし 法 華 

經に歸 伏して こそ、 この K をば 脫れ させ 給 ひし か。 其の後善無畏5H<^等, 法 華經. J 兩 3^ 

ち, つ あ- ^ t いざ 5 こんが i 'ちゃ 5y や、 r' 9 、-•> 

の 中央に Is きて 大王の ごとくし、 胎藏の 大日 經. 金剛の 金剛 頂經 をば 左右の 臣下の ごと 

につ ほん こ,.' ぼ ふ f?7 ミ3 け r 一ん. J-f 

お 相 I 無形の 教 くせし これな り。 日本の 弘法 も敎 相の 時 は 華厳宗に 心 をよ せて 法 華 終 をば 第 八に g きし 

理 Jsatth- の 有 じ さ 5 じつ, 01 しんが i んち. M. フ くれ,, V 'や,., -ミ 5 つ 1、 り や.,;!' い ち5《5 

形の 奉 相に 5 かど も 事相の 時には 實慧- 眞雅、 圓澄、 光定 等の 人々 に 傳へ烚 ひし 時, 兩界の 中央 

に 上の ごとく 置かれたり • 例せば 三論の 嘉祥は 法 華 玄十卷 に 法華^ "ゲ第 四時 會 一 一 破 一 一と 

*,、 だ き ふ. -、 M 、. さ. <し J J- く 13 J. * 

? Ist^s^ 定 むれ ども、 天台に 歸 伏して 七 年つ かへ, 廢講散 衆して 身 を 肉 構. t なせり。 法相の 慈 

は法苑 林七卷 十一 ー卷に 1 乗が 便四乘 E 實 等の 妄言 多し。 しかれ どもお m の 第 四に は 

.^ャ5々 ん わ. • * し、 7 ふ «-^5 ,ん h- ゃラ は、 ブ こ.' ろ てんだい P ふく ちょ く £\ 

兩存 等と 我が 宗を 不定に なせり • 言 は兩方 なれ ども 心 は 天台に 歸 伏せり • 華厳の 澄觀 

しょ .C ひたい ぷぅ く..." JJ 

は 華厳の 疏を 造りて 華嚴法 華相對 して 法 華 を?^ 便 とかけ るに 似 たれ ども. 

て をす e のり ふ- » り るこミ ザ 

彼 宗以, 之爲, 實。 此宗立 義理 無" 不" 通 等。 

、 <tr かへ こ、 ひ ぼ ふ ,き や 5 おもて 

と 力け る は 悔い 遠す にあら す や。 弘法 も 又 かくの ごとし • 翁 鏡なければ 我が 面な みす、 

おなければ 我が 弗 を 知らす • 眞言 等の 諸 宗の舉 者 等 我が 弗み-しら ざり し 程に、 傳敎 大海 



種 ag 股— IK 台宗 

にて 衆生 をして 

法 華 を 解せ レむ 

る! 一一 照 序、 下種、 

00. 得 股 

起 PII 先 秦の奸 

臣 か 



、む 如 一 K々l 、むけ 

たくみなる 董细 

の 如し 



s« 發 l§ps ほが ひ 



理 同事 勝一法 華 

と大 B と は理詒 

は 同 ^なる も 印 

B; 言の 有形の 點 

が 大日 經腠 ると 

? ふ 



眞言 華厳 等の 經經に は 種熱脫 の三義 名字す ら猶 なし。 何に 況ゃ 其の 義を や。 華嚴 眞言 經 

しゃ ラレよ ぢ そくし A じャ、 7 ぶつ • きャう くわ こ かく しゅ だつ て 5 

等の 一 生 初 地の 卽身 成佛等 は、 經 は權經 にして 過去 を隱 せり。 種 を しらざる 脫 なれば 超 

高が 位に の ほり、 道 鏡が 王位に 居 せんとせ しが ごとし。 宗宗 互に 權を諍 ふ。 予此を あら 

まか しゅよ てんじん ぼ 3 つ しゅじ :j じ や, フ 

そ はす。 徂經に 任すべし。 法 華經の 種に 侬 つて 天 親 菩薩 は 種子 無上 を 立てたり。 天台の 

いちねん ないし しょ そん しゅじ みな 

一 念 三千 これな り。 華嚴經 乃至 諸 大乘經 大日 經 等の 諸 尊の 種子 皆 一 念 三千な 



天台 智 



:; によ こ 



しゃだいし え ちょ-!' くわん 

者 大師 一人 此の 法 門 を 得 給へ り。 華厳宗の 澄觀 此の 義を 盗んで 華嚴經 の 「心 如ェ 畫師」 の 

たまし ひ じょ ラさ ぶつく , す <J じつ じゃラ ほふ もん ザん ひ る 

文の 神 とす。 眞言 大日 經 等に は 二 乘作佛 久遠 實成 一念 三千の 法 門 これな し。 善 無 畏三 

藏が儘 旦に來 りて 後、 天台の t 觀を 見て 智發 し、 大日 經の 「心 實相我 一切 本初」 の 文の 

たまし ひ ねす かんじん いん かざ 

神 に 天台の 一 念 三千 を 盗み 人れ て 眞言 宗の 肝心と して, 其の上に 印と 3 具 首と を 飾り、 法 

華經と 大日 經 との 勝 劣 を 判す る 時、 理 同事 勝の 釋を つくれり。 兩界の 曼荼羅の 二 乘作佛 

十 界互具 は 一定 大日 經 にあり や、 第一の 誑 惑な り。 故に 傳敎 大師 云 はく、 

新来 眞言 家。 刖 泯,, 華受之 相承; 舊到 華厳 家」 刖 隱,, 影響 之軏模 等, 云云。 

. あ しう し #4 わた 、フた よ f え,;. てい 

俘 W の 島なん どに 渡って 「ほの ぐ」 とい ふ 和歌 は, われ 詠みたり なんど. m. す は、 夷體 

もの んミ がくしゃ りゃうし よく わしゃ V- 

の^!^はさこそと思ふべ し。 漢土曰本の學^!^又かくのごとし。 良 諝和尙 云 はく. 



関 HI 紗下 



二三 七 



n 蓮 上人 文集 



三 二 六 



の 乙と、 但レ K 

は 法身 i 本 

llfn ナ るな 5 



宗 なり。 法相 三論 は勝應 身に 似た ろ佛を 本尊と す。 天 王の 太子 我が 父 は 侍 と 思 ふが ご 

とし。 華 嚴宗眞 一一 C 宗は釋 尊 を 下 ゆて 盧舍那 の 大日 等 を 本尊と 定む。 天子た る 父 を 下け て 

種 姓 もな き 者の 法王の ごとくな るに 附 けり。 淨土宗 は 釋迦の 分身の 阿彌柁 佛を冇 綠の佛 

と 思 ひて 敎主を 捨てたり。 禪宗 は, 下賤の 者 一分の 德 有って 父母 を 下ぐ るが ごとし。 佛 

A な まよ い Ik- ん きんじ. > 

を さけ 経 を 下す 此皆 本尊に 迷へ り。 例せば 三皇已 前に 父 を しらす 人 皆 禽獸に 同ぜし がご 

とし • || 量 品 を しら ざろ 諸 宗の者 は畜に Si じき 不知 恩の なり。 故に 妙樂云 はく, 

の に て -r じ s ら Att*i ら れ tt 4 の ,を ふ に ら に 

一 代敎 中。 未,, 會顯, 遠。 父母 之養。 不 苛, 不, 知。 若不 ^ 知,, 父壽之 遠; m 迷-, 父統之 邦; 徒 

謂,, 才能; 全 非,, 人 子, 等 云云。 

妙樂 大師 は 唐の 末、 天寶 年中の 者 也。 三論 華厳 法相 眞言 等の 諸宗拉 に侬經 を 深く 見廣 

く 勘 へ て赛量 品の 佛を しらざる 者 は 父統の 邦に 迷 へ る 才能 あろ 畜生と かけるな り。 所謂 

さいの 5 ち ti?o ん し. ごんし 5 んひ & y.l-T? じんし ち t 

ネ 能と は 華厳宗の 法竊, 澄觀、 乃至 眞言 宗の善 無 畏三 藏等は 才能の 人師 なれ ども 子の 父 

でん i*.*- だい-.' け AT みつ 4z わ A そ し うく 

を しらざる がごと し。 傳敎 大師 は 日本 顳密の 元祖、 秀句に 云 はく、 

伦宗所 侬經。 雖, 有,, 一 分佛 母義; 然 但有, 愛 SB, 厳義; 天台 法華宗。 具.. 嚴 愛義; 一 切资 

聖 舉無舉 及 發= 菩 2^ 心, 之 父 等 云云。 



ざ" しん けんじん しこつ わ. r- しゃく たま ふ S しん お i い ** ぢ よくせ がく 

し 讒臣 は 資人を かくす。 人 讒れば 黃石も 玉と 見え、 諛臣も 賢人 かと 覺ゅ。 今獨 世の 學 

しゃ、, - ^ん> . な じゅ りゃう ほん もて あそ てんだい t5 ひ! w,f ヒ ぼら か 

者 等 彼等の 讒 義に隱 されて 壽量 品の 玉 を 1^ ばす。 又 天台宗の 人々 も 誑 されて 金石 

1 同の 思 をな せる 人々 も あり。 佛久 成に まし まさす ば 所 化の 少 かるべき 事を辨 ふべき な 

も! 6 し みづ け お ぼ けち えん 

り。 月 は 影を慳 まざれ ども 水な くばう つるべ からす。 佛 衆生 を 化せん と覺 せど も、 結綠ラ 

て 』 さ; れい もろ— しゃ, f もん しょち しょ ぢ .5 のぼ にぎん じ て- 7 じ ョ 

自調自 度— 自利 すければ 八 相 を 現せす。 例せば 諸 の聲 開が 初 地 初 庄には 上れ ども 爾 前にして 自調自 度 

のみ を *5 が ゆて み らい ,J しじ や... 

なりし かば 未 來の八 相 を 期す るなる べし。 しかれば 敎主 釋尊始 成なら ば、 今 此の世界の 

ル_» クノの „^ん たい こっしよ 5」 ぶつで し h-T,? t ナ 

なり 梵帝 日月 四 天 等 は 劫 初より 此の 土を領 すれ ども 四十 餘 年の 佛 弟子な り。 靈山八 年の 法 華 

けち-^ しゅい ま しゅくん おも く in5 へだ く ,s* 乞 じつ じ やう 

結 綠の衆 今まゐ りの 主君に 思 ひっかす、 久 住の 者に 隔てら る V かごと し。 今 久遠 實成ぁ 

やくし じょら い さいば、.' あ み だ にょらい くわ., y おん * いし 

ら はれ ぬれば、 東方の 藥師 如來の 日光 月光、 西方 阿彌陀 如来の 觀音勢 至、 乃至 十 方 世界 

の 諸 佛の御 弟子、 大日 金陬頂 等の 兩 部の 大日 如 來の御 弟子の 諸大 菩薩、 猶 敎主釋 尊の 御 

I * ふんじん • 又 しょけ いか し さ こっしよ 

弟子 也。 諸 佛釋迦 如来の 分身た る 上 は、 諸 佛の所 化. E. すに 及ばす。 何に 況ゃ此 土の 劫 初 

しゅしゃ、 フ けうし S しゃくそん しか ほか 

よりこの かたの 日月 衆 星 等 敎主釋 尊の 御 弟子に あらす や。 而るを 天台宗より 外の 諸宗 

ほんもん まさ くし 卞じ や、 ひじつ りっし ラ だん タ つじ ゃミ だう 

煩 惱を斷 は 本尊に 惑へ り。 俱 舍成實 律宗は 三十 四心斷 結成 道の 釋尊を 本尊と せり。 天 尊の 太子が 

^i:』 ゎぺ た ふ おも け ん しう レ. o*JA しラ さんろんし,. - ほっさ、 7 しう 

迷惑して 我が身 は 民の 子と 思 ふが ごとし。 華厳宗 眞言 宗 三論 宗法 相宗 等の 四宗は 大乘の 

開 H 紗下 二三 五 



as 成正受 Isf 下 

谷 IK 文の 1 匂づ 

つ i 引く 



裏 上 I 遠 畢裏上 

の 

知行 |» 六 天の 

魔王め 支 U せ S 

一め 世 葬 



rM 蓮 上人 文集 二三 四 . 

然善 男子。 我 實成佛 已來。 無量 無 邊百千 萬 億 那由佗 劫 等 云云。 

bA しょ しょじ や 5 じ 了み や. 7 し ざ おつ じ H 

此の 文 は 華厳 經の三 處の始 成 正覺、 阿 含 經に云 はく、 初 成、 淨名經 の始 坐佛樹 大日 經 

に 云 はく、 1& 六 年、 大日 終の 我 昔 坐 道場 等. 仁王 經の 二十 九 年、 無量 ili の 我 先 道場, 

法 華經の 方便 品に 云 はく、 我始坐 道場, 等 を 一 言に 大疏妄 なりと あろ 文な り • 此 過去 常に 

A なレ やく そん P ザん しゃくもん かた なら かくし くぎ や 5 

顯ろ i 時、 諸佛皆 i 尊の 分身な り • 爾前迹 門の 時 は、 諸佛釋 尊に 肩を竝 ベて 各修 各行の 

a 八 * ん しゃくそん iu いまけ ,ん は. Ac や 』 

佛 なり。 かるが ゆ ゑに 諸佛を 本尊と する 者 釋尊等 を 下す。 今 華厳の 臺上、 方 等 般若 大日 

み& けん it く じ や,,' だ .ゥ だいぼん て A: わう てん ちぎ や、..' 

緩 等の 諸佛 は皆釋 尊の 眷屡 なり。 佛 三十 成 道の 御 時は大 梵天王, 第 六 天 等の 知行の 娑婆 

じ ザん しゃくもん が., さ i *w 

世界 を 奪 ひ 取り 絵 ひき。 今 爾前迹 門に して 十 方を淨 土と 號 して 此の 土を稳 土と 說 かれ 

5 こ タ ほん さ す. じゃく ,、 *1* ん 

し を 打ち かへ して, 此の 土 は 本土な り、 十 方の 淨土は 垂迹の 稳土 となる。 佛は 久遠の 佛 

なれば 船が 伦 方の 大菩 81? 敎主釋 尊の^ 弟子な り。 一 切 経の 中に 此の <1 量 品 まし まさす 

ば、 天に 日月の、 國に 大王の. 山河に 珠の, 人に 紳 のなからん がごと くして あるべき を。 

け f 一 V ごんし.? ち しゃ ちょ- »' くわん や-.' じ おん こ ia-* ら わ "つ 一ん レ 5 つ 

Is 眞言 等の 權宗 の智 il< ?と覺 しき、 澄觀、 嘉&、 慈 恩、 弘法 等の 一 注 權宗の 人々 は 

l#t '一ら し き d-.T- 5.v^.v け.,' し 31 は *7 じん A.** じん 

の 依 I- を讃歎 せんた めに、 或は 云 はく、 華嚴 終の 敎主は 報 身, 法華経 は應 身と. 或 

む A や V へん .ok..* ぶん. し, くも 

は 云 はく, 法 華壽量 品の 佛は 無明の 邊域、 大日 經の佛 は 明の 分 位 等 云々 • 雪 は 月 を かく 



SBls! 月光 I 二人 

共に 大臣たり き 



賴 王-, 轉輪聖 王 

e こと、 世界 

1 の 大王 



徒 事 婆 品 を 

明 はせ すば s の 

領解 は 出 * ^ずと 



L , ころ *T- a ぐ 4i つくお 5 *s はな し ゃ-7 

錮め 母 を 殺さん とせし が, 者 婆 月 光 に 威され て 母 を 放ちたり し 時、 佛を請 じたて まつ 

つて、 まづ第 一 の 問に 云 はく、 

我 宿 何 罪。 生,, 此惡 子; 世尊復 冇,, 何等 因綠; 與,, 提婆達 多, 共 爲,, 眷屠, 等 云云。 

せ そん た て の いんえん だいじ りん わ 5 5 

此の 疑の 中に 世尊復 有,, 何等 因緣, 等の 疑は大 なる 大事な り。 輪 王 は 敬と 共に 生まれす、 

たいしゃく き ミも ぶつ ひり やう こふ じひ じャ だいな, f . かへ 

帝釋は 鬼と 北ハ ならす。 佛は 無量 劫の 慈悲 者な り。 いかに 大怨 と共に はまし ます。 還って 

しか くわん ST- や 5 さく じ S 

佛に はまし まさ さる かと 疑 ふなるべし。 而れ ども 沸 答へ 給 はす。 されば 觀 經を讀 誦せ 

だい は ほん い たづら-, y せ ふ Et^ さつ ミひ 

ん人、 法 華 經の提 婆 品へ 入らす ば 徒 事なる べし。 大涅槃 經に迦 葉 菩薩の 三十 六の SI も 

これに は 及ばす 。されば 佛 此の 疑を晴 させ 給 はすば、 一代の 聖敎は 泡沫に 同じ、 一切 衆 

ざ フ か * じ S り や .7 ほん たいせつ ぶつじ S.C や、 ひほん 

生 は 疑 網に 羅る べし。 壽 量の 一品の 大切なる これな り。 其の後 佛壽量 品を說 いて 云 は 

く 

一 切 世間 天人 及 阿修羅。 皆 謂, 今释迦 牟尼佛 出,, 釋 氏宮; 去,, 伽耶 城, 不, 遠。 坐,, 於 道場, 

得, 阿耨 多羅 三貌三 菩提, 等 云云。 

はじめ じゃくめつ だ..' ぢャ 5 

此の 經文 は始 寂 减道榻 より、 



あ, C らくぎ やう ほ A : 

經の 安樂 行 品に いたる までの 



切の 大 菩薩 等の 所 



知 を あけた るな り。 



開 目 妙 下 



日蓮 上人 文集 1 : 三 一 

人々 ならん と 思へば- 我 か 善知識な りと 仰せられ しかば, さも やと ラち思 ひき. 其の後 

た、, は ぼ. 3 びやくろ ち らい *! しか 

の. K 寳坊. R 鷺池 等の 来 會の大 菩薩 も然の ごとし • 此の 大菩 js- は 彼等に は 似るべく もな き 

ふ ?だ おんし レゃ T S れいしょ ほつ だ うしん 

舊 りたり ゆに まします。 定めて 釋 尊の 御 師匠 かなん ど 愛しき を、 令初發 道心と て 幼稚の 

け,ゅ お ほ 、r たが ひ 

もの どもな りし を敎 化して: 子と なせり なんど 仰せ あれば、 大 なる 疑なる べし。 日本 

しゃう ミく; i いし じん わ 5 ょ5 めいてん わ う くだら こ ft もろこし ら,, 'じん 

の聖德 太子 は 人 王 第三 十 1 1 代用 明 天皇の 裨 子な り。 御 年 六 歳の 時 百 濟高魔 土より 老人 

わ たいし ぉュ がっし や 5 

どもの 渡りたり し を, 六 歳の 太子 我が 弟子な りと 仰せ ありし かば、 彼の 老人 ども 又 合掌 

ミ し s-t ふしぎ tt てん あるひ ち 

して 我が 師 なり 等 云々。 不思議な りし 事な り • 外典に 申す • 或 人道 を ゆけば 路の ほとり 

は^ わかもの こ S 

に 年 三十 計りなる 若者が 八十 計りなる 老人 を とらへ ておちけ り, いかなる 事ぞと 問へば, 

此の 老翁 は 我が 子 也なん ど. m. すと 語る に • も 似たり。 されば SP 勒菩蕹 等 疑 ひて 云 はく、 

h- レ て *J やく CAO-t る こミ 1** f から して に た へ b- ず. こミを 

世 尊 如来 爲,, 太子, 時。 出,, 於 釋 is; 去,, 伽耶 城, 不, 遠。 坐,, 於 道場; 得, 成,, 阿轉 多羅 

三 親 三 菩拔; 從, 是 已來始 過,, 四十 餘年; 世 糞 云 何 於,, 此 少時; 大作,, 佛事, 等 云云。 

はじめ s £ *rfct;^ ひ fi' ザ H はら 

1 切の 菩羅、 始 華嚴經 より 四十 餘年 會會に 疑 を 設けて、 一 切 衆生の 疑 網 を 暗す 中に, 

だい だ: T しゃ. rJ-JA: い ま .9 やく こふし つじ や 5 

此の 疑 第一 の 疑な ろべ し • 無量 義 経の. K 莊厳 等の 八 萬の 大士 四十 餘 年と 今との 歴劫疾 成 

て- 7 くわ くれん ひり や じ & だい ひ ぶにん 6 じ やせ わ- 7 だい a わ -7 い ** 

の 疑に も 超過せ り • 觀 無量 壽 經に 韋提希 夫人の 阿阇世 王が 提婆 に腾 されて 父の 王を禁 



せ、 因綠, 等 云云。 

天台 云 はく, 

自,, 寂 場, 已降。 今 座 已往十 方 大士來 會不, 絕。 雖, 不, 可, 限。 我 以,, 補處 智力; 米 f 見 米 f 知る。 

れぞも て に * タも るに してに しに じく も せ 

而 於,, 此衆; 不, 識>, 一人; 然我 遊,, 戯十 方; P 奉 諸佛; 大衆 快 所,, 識知, 等 云云。 

妙樂云 はく, 

智 人知, 起。 蛇 自識, 蛇 等 云云。 

ゃラ しゃく ふ A- & やう せん し ぞ f これら 

經釋 の 心 分明な り。 詮 すると ころ は、 初 成 道より このかた 此土十 方に て此 等の 菩薩 を 

たて ♦* つ のた ♦* 

見 奉らす、 きか す と. E. すなり。 佛 此の 疑 を 答へ て 云 はく、 

阿 逸多汝 等。 昔 所, 未, 見 希。 我 於,, 是裟婆 世界; 得,, 阿耨 多羅 三 親 三 菩提, 已。 敎,, 化 示" 

しての のな して, で めたり こさ の を 

導是諸 菩薩; 調,, 伏 其 心; 令, 發,, 道 意, 等。 

のた ♦* 

又 云 はく、 

て ^ やう ぼ だ-い ゆに してて ザろ こミを 'じ の をして ち L て をむ て 3 ^ 

我 於,, 伽耶城 菩提樹 下; 坐 得. 成,, 最 正覺; 轉,, 無上 法 輪; 爾乃 敎,, 化 之; f 初 發,, 道心; 

今 皆 住,, 不退; 乃至 我 從,, 久遠, 來。 敎,, 化是等 衆, 等 云云。 

こ-; み -^; お ほい け ごんき や- f ミき ほふ a! r- むり や.?' あつま 

此 に彌勒 等の 大 菩薩 大に疑 ひ 思 ふ。 華 嚴經の 時、 法 養 等の 無量の 大 菩薩 集る。 いかなる 

開 目 妙 下 二三 1 



H" 蓮 上人 文集 二三 

たい えい. ケん にち h- ん あま A r s t て ♦* つ 

此の 菩薩に 對 すれば as? 眼の ものの 日輪 を 見る がごと く、 海人が 皇帝に 向 ひ 奉 るが ごと 

し • 大公 等の 四 i. &衆 中に 在つ しに 似たり。 商 山の 四 皓が惠 帝に 仕へ しに ことならす. 

y t だ-つ そん ケラ の 4> 人ち しき 

36 々堂々 として 尊 高 也。 釋迦 多寳十 方の 分身 を 除いて は 一 切 衆生の 善知設 ともた のみ 奉 

りぬ ベ し。 彌勒 菩提心に 念 言す らく、 我 は佛の 太子の 御 時より 三十 成 道、 今の S 山まで 四 

fc- ひだし .f* い お ラオ 4 い A なし じ や ilsaj 

士 一年が 間 此界の 菩薩 十ガ 世界より 来 集せ し 諸 大菩藏 皆 知りたり。 又 十 方の 淨稳 土に 或 

は 御 使、 或は 我と 遊 |g して 其の 國々 に大菩 薩 を 見 間せ り。 此の 大菩薩 の御師 なんど はい 

かなろ 佛 にて や あるらん。 よも 此の 釋迦 多寳十 方の 分身の 佛陀に は 似るべく もな き佛に 

あめ たけ りミ こミ し 51 な A いけ 

てこ そお はすら め • 雨の 猛きを 見て 龍の 大 なる 事 を 知り、 華の 大 なろ を 見て 池の ふかき 

こと はがんぬべし。 此 等の 1^ 菩薩の 来る 國、 又 誰と 申す 佛に植 ひたて まつり * いかなる 

だい まふ しふし-!.' 5仁 が ふ しん こ *1 いだ » 

大法 を か 習 修し烚 ふらんと 疑 ひし、 あまりの 不審 さに 音 を も 出す ベ くもな けれども 佛 

»-, 

力 にゃあり けん、 « 勒菩 薩 疑 ひて 云 はく 

Q のの tt より tt り だて のの- まくの しゃ •r じんの は れ<- に > V, ぶ 

無量 千 萬 I 大衆 諸 菩薩。 昔 所, 未,, 會見; 是諸 大威德 精 進 菩薩 衆。 誰爲, せ、 說, 法 敎 

けして せ. て. J- に て ほっしんし せ も h の を J- よ- 9 fc だて の *** は へ の " 

化而 成就 • 從, 誰 初發心 • 稱,, 揚 何佛 法; 世 尊 我 昔 来 未, せ 見,, 是事; 願 說,, 其 所 從國土 之 

名號; 我 常 遊-, 諸國; 未- 曾 見 = 是事; 我 於- 此衆 中; 乃チ 識-- 1 人; 忽然 從" 地 出。 顔說- 



始成 ー 始めて 成 

Jf3 してより 



對営 I 比較に 同 

M^a—次に佛と 

なるべき 候輔地 



眼 も あはせ I 目 

にも 兑 得, さる こ 



け しん しん ゑん ♦* ん せんぶつ 

其の 化身 三 身圓满 の古佛 にあら す。 大品經 の 千佛、 阿 彌陀經 の 六方の 諸佛 いまだ 來 集の 

だいし ふきや. つ ぶつ *4 た ふんじん こんく わう みやう ゃラ け しん そう 

經 にあら す。 大集 經の來 集の 佛又 分身なら す。 金 光 明 經の 四方の 四佛の 化身な り。 總 

かくし S かく ゲ や-,.' じん a 一ん まん あつ ミ じゅり やう 

じて 一 切經の 中に 各修 各行の 三 身 圓满の 諸佛を 集めて 我が 分身と は說 かれす。 これ 壽量 

ほん ん じょ しじ やう こふ こふ ミラい ザん あつ ふんじん ミ 

品の 遠 序な り。 始成 四十 餘 年の 釋 尊が 一 劫 十 劫等已 前の 諸佛を 集めて 分身と 說 かる。 さす 

び や, フミ- 7 いしゅ に おびた r しじ やう i ミけ しょけ じ-.' i ん 

が 平等 意趣に も 似す、 夥 しく 驚かし。 又始 成の 佛 ならば 所 化 十 方に 充満す ベから ざれ 

ミく そな じ ゆん ん5 てんだい 

ば、 分身の 德は備 はりたり とも 示現して 盆な し。 天台 云 はく, 

にしに ろ きこ ミ. -5* 

分身 旣多。 當, 知 成佛久 矣等 云云, 

おさろ こ e ろ . ぢ ^'5 かい t! い IP しゅつ らい しゃくそん 

大會の 驚きし 意 を 書かれたり * =K の 上に 地 涌 千 界の大 菩薩 大地より 出來 せり。 釋 尊に 第 

みで し ふ t, ん もんじゅ に け つ 一ん はんにゃ はうた ふ ほん らい 

一 の 御 弟子と 覺 しき 普賢 文殊 等に も 似るべく もな し。 華 嚴方等 般若 法 華 經の費 塔 品に 來 

集せ る大 菩薩、 大日 經 等の 金剛 薩埵 等の 十六の 大 菩薩なん ども、 此の 菩薩に 對當 すれば 

獼 1 の 群る 中に 帝 釋の來 り 袷 ふが ごとし。 山人に 月 卿 等の 雜居 るに ことならす。 補處の 

彌 抓す ら猶 迷惑せ り。 何に 況ゃ S 〈の 已下を や。 此の 千 世界の 大 菩薩の 中に 四 人の 大聖 ま 

いは ゆる じ やうぎ ャラ U べんざ 7 じ や. ふ f あんり ふぎ ゃラ こ く..' りゃう ぜん 

します。 所謂 上 行、 無邊 行、 淨 行、 安立 行なり。 此の 四 人 は 羸 空靈 山の 諸 菩薩 等 眼 

も あはせ 心 も % ばす。 華厳 經の四 菩薩、 大日 經の四 菩經、 金剛 頂 經 の 十六 大 菩薩 等 も、 



開 目鈔下 



ニニ 九 



蓮ヒ人 文集 



ニニ- < 



a;— 日 天 月 天 

共に 天上界の 天 

人と *r < た るな 



SH 子 C 林 IW 廐 I 

八 W-af 下 s 



開 目鈔下 



又ゲ * より、 】そ£^&:難 も も敎主 ss^^^h にて は 候 へ 。 されば 塔 u§ 

に は^ is 大菩庫 を I* け k か!: 免 子等と 覺すゅ も に、 諫曉 して 云 は く, 

告.; 諸 %: あ 我 威 度 後 誰 能く ま 持讀- 誦此經 一 今 於- 佛前ー 自說" 誓 首 一 

と はした i かに 化せ 下せし か。 又諸大 菩薩 も, 

如.; 大風 吹-小 樹 枝-等。 し. 

と5isi^sfi-大H^に隨ひifeの大海へ引くがごとく佛には隨ひまゐらせしか。 而れ ども 靈 

K-l 参^^ i7t しょ ラ 1* ん はうた ふ 、r へき ご 

山 日 i しくて si^ の ごとく 現なら す ありし に、 證 前の 賓 塔の 上に 起 後の 寅 塔 ありて T 方 

の 來集 せる 我が^ 射な りと 名のらせ 袷 ひ、 寳塔 は窳 空に 釋迦多 を竝 ベ、 日月 

の やて ひ&? i*" せる がごと し • i^sl<1< い は S を つらね、 分身の 諸^ は 大地の 上賓樹 の H^- 

». J yA^^T れん *- *?* しさ は f ぶつ 4 の— くじ t / 、 か 

の師 子の に まします。 華厳 經の 蓬華藏 世 は 十方此 土の 報佛 各々 に國々 にして 彼 《^ 

の^^.-に來りて-ぉ5^^?9のらす、 の^ぎの 界へ ゆか t 但法禁 等の 大 菩薩の み 互 

にお せり。 大日 經 料, Sri の 八 葉 九 尊 三十 七 尊 等 大日 如来の 化身と はみ ゆれ ども、 



衆生 無 as t I 

衆生 は 限りなく 

多き も 1* 願レて 

覺に 度す ぺ しと 



.Ja, じャラ しゃり ほつ **ラ せんだい しゅじ や-,' U へんせいぐ わん e_J こ- 

衆生と 申す は舍利 弗, 衆生と 申す は 一 閬提、 衆生と 申す は 九 法界。 衆生 無 逢 誓願 度此に 

満足す。 

ミ つ をす しめん W の をして く くして から なるこ ミ き のろの せし にし 

我 本 立,, 誓願; 欲, 令, 一 切 衆 如-我等 無 * 異。 如,, 我 昔 所 P 願。 今 者 已满足 等 云云。 

諸大 菩薩 諸 天 等 此の 法 門を聽 いて 領解して 云 はく, 

我等 從 H 來。 數 {,g= 世 尊說; 未, 曾閒, 如, 是深妙 之 上 法, 等 云云。 

傳敎 大師 云 はく、 

我等 從, 昔來。 數間世 尊說。 謂 昔 聞, 法 華 經前說 * 華厳 等 大法, 也" 未:, 曾 聞- 如, 是深妙 之 

上 法; 謂 未, 閒,, 法 華經唯 一 佛 乘敎, 也 等 云云。 

け つ 一ん は 、ひさう はんにゃ じん みつだい にち ごうが しゃ しょだい じょ ラき や、 つ 

華厳 方 等 般若 深密 大日 等の 怔河沙 の諸大 乘 經は, いまだ 

こつ „i*fo じょ、 < 'さぶ つく なんじつ じ や, フミう き りゃう ゆ 

綱: <E^.U る 一 一 乘作佛 久遠 實成等 をい ま, お t|| かす" 領解 り。 



かんじん 

代の 肝心た る 



ぎ 二 千の 大 



* 開 目 妙 上 



ニニ 七 



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行 篇っを 修《 
のめ 餐行萬 

ぁ大 n レ行 

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ゆ S すそ 》 
« と S の 蘭 



日蓮 上人 文集 ニニ 六 I 

さった る t ふ A だ *- やそ t らん ザん じ & yi a け 9-7 ^-んじ人し.<ごん 

は 麇達 磨 分 陀利. a» 多攢と 申す。 善 無 畏三 載の 法 華經の 肝心 眞言に 云 はく, 

y や ytit.' さ 人 そ ^ rsi5 あらき ャち 「豳 Mr- さつ. 9 K&t r£4t4j ふん, に 9 »*. IVT-fJ * たらん C や 'ん 

sfraHi § 羅 乞叉爾 as〕 薩喱達 摩 IS 法〕 浮 陀嚜逸 S 蘇 駄覽§ 若 Is 吟 

4 あ S 〔s〕 0i 〔s〕 i 

しんごん てつ t ふ .i ん じん しんごん さつり だ &* 

此の 眞言 は. 南 天竺の! «&3 の 中の 法 華經の 肝心の 眞言 也。 此の 眞言の 中に 陲噬 達磨と 中 

レゃ、 ,3 ふ ?っ しゃ 5 め 5 これな iv 

す は 正 法な り。 薩と 申す は 正 也。 正 は 也 妙 は 正 也 正 法 華 妙法 華是 也。 又 妙法 蓬 華經の 

な ひ じお f ぐ f r^A^f もろ 1 

上に 南無の 二字 を sa けり • 南無 妙法 建 華径 これな り。 ^と は 具足 * 六と は 六 度 萬 行, 諸 

ぐそく き .1- で, ぐ * く 

の菩蕹 の 六 度 萬 行 を 具足す る やう を iw かんと 思 ふ * 具と は 十界互 具足と 申す は 一 8^ に 十 

界 あれば 當 に 餘!^ あり、 满 足の 義 なり。 此の 経 一部 八卷ニ 十八 ag 六 萬 九 千 三百 八十 四 

C A な じ そな ?5 し ぶっだ A な 二 ぶつ けん 

字、 一 一に 皆 妙の 一字 を備 へて 三十 二相 八十 種 好の 佛陀 なり。 十 界に皆 己 の a^ss を顯 

す • !^ェはく、 

倚 具,, 佛果; 餘 果亦辨 f 等 云云 • 

ほ £ け の; i4* 

彿此を 答へ て 云 はく、 

r クー 4- して ;- ぶつち けん 

欲. 令,, 衆生 開,, 佛 知見, 等 云云 • 



しゃり ほつ おさろ しょてんり.., じんだい ぼ さつ ミ もよ は 

りし を, 舍利弗 等 驚きて 諸 天 龍祌大 菩薩 等 を 催して、 

. 諸 天 龍神 等。 お数 如 恨沙; 求, 佛諸 菩薩。 大数お,, 八 萬; 又 諸 萬 億 國轉輪 聖王至 合掌 以,, 

敬 心, 欲, & 具足 道, 等。 

と は請ぜ しなり。 文の 心 は 四 味三敎 四十 餘 年の 問、 いまだ il かざる 法 門う け 給 はらんと 

請せ しなり。 此の 文に 欲 間 具足?? 3 と 巾す は、 大經に 云く、 , 

薩者 名,, 具足 義, 等 云云。 

無 依 無 得 大乘四 論 義 記に 云 はく、 . 

沙者譯 云, 六。 胡 法以, 六 爲_, 具足 義> 也 等 云云。 

41C 藏の疏 に 云 はく、 

妙^ 翻 爲,, 具足, 等 云云。 

天台の 玄義の 八に 云 はく、 

薩者 梵語 此翻, 妙 等 云云。 

付 法 藏の第 十三 眞言 華厳 諸宗の 元祖 本 地 は 法 雪 自在 王 如 來* 迹 に龍猛 菩薩 初 地の 大聖の 

大智度 論 千卷の 肝心に 云 はく、 薩とは 六 也 等 云云。 妙法 蓮華 經と す はぎ 語 也。 月 支に 



B 淨. J ノダ A 



ニニ 四 



S0 1 丄 i 

a 暑 IK 法畢の 1 

* に B ナベ *i 



二 敎は又 別 圓の枝 流な り。 別 圓ニ敎 を 知る 人 必す蔵 通 ニ敎を しるべし。 人の 師と 申す は 

こミ t さ ふら れい にん でん ひ ^5 

弟子の しらぬ 事を敎 へ たるが 師 にて は 候 ふなり。 例せば 佛 より 前の 一 切の 人 天外 道 は 一 1 

天 三 仙の 弟子な り。 九十 五 種まで 流派したり しか ども 三 仙の 見 を 出です。 敎主釋 尊 も か 

な- ゥ ^ だ、 rs く y や-?.? ャ 5 ^> く く,, 'むじ や si,.- が h, 

れに 習ひ傳 へて 外道の 弟子に てまし ませし が、 苦行 樂行 十二 年の 時、 苦 空 無常 無我の 理 

を さとり 出で て、 J そ, 外道の 弟子の 名おば 離れさせ 給 ひて 無 師智と は 名のらせ 辁ひ しか, 

又 人 天 も 大師と は 仰せ まゐら せし か。 されば 前 四 味の 間 は 敎主釋 尊- 菩薩 等の 御 弟子 

もんじ • しょき c-.-- ふ せつ じ ミ 

なり。 例せば 文殊 は 釋尊九 代の 御師と C. すが ごとし。 つね は 諸 経に 不說 一字と 説かせ 袷 

ふ もこれ なり。 佛 御年七十ニの年、摩媒5;^^國68^ 山と巾す山にして無甭;義經をとかせ給 

し *< ふ お 3 A けん. J ん じつ 

ひしに, 四十 餘 iJJ- の 經經を あけて 枝楚 をば 其の 中に 收 めて, 四十 餘年未 親 asff と 打消し 給 

これ こ ミ? しょ, •,: い? i ?っ しょてん にん. ひ あわて じつ ザ しゃ 5 

ふは此 なり。 此の 時 こそ 諸 大菩陲 諸 天人 等 は 周章て 實義を 請 ぜんと は. E- せし か。 無量 義 

こミ ごん ま こミ たミ つき 

終に て實 義と覺 しき 事 一言 ありし かど も、 いまだ 實 なし • 謦へぱ 月の出 でんと して 其の 

仁ち ミぅ ざ 人 ひか. いざん しょに Af*! しろ A , は-つ べん ほん 9xcrr 

束 山に かくれて 光 西 山に 及べ ども、 諸人 月體を 見ざる がごと し。 法華經 方便 品の 略 開 

* 'やく ほんぐ わい の はじめ awy す こ- 1 ね ぉづ - 

三顳 一の 時、 佛略 して 一念 三千 心中の 本懐 を 宣べ^ ふ。 始の事 なれば 時 烏の 音 を 窓 惚れ 

たろ 者の 一 音き i たるが やうに、 月の 山の 半 を 出で たれ ども 薄雪の s へる がごと く幽な 



華嚴會 座— 華膀 

の 教理 * 說 かれ 

たる 場 

遏去因 位— 過去 

はて 佛 になる 修 

行 をして 居られ 

し 間 を .3 ふ 

先 佛— 舞 a 佛以 

前に 已に佛 とな 

9 居 ちれし..? の 

別 Ml 附錄 「四 

教」 麥看 



色 も か はら 

全 <同ゎ きの 意 



藏 通 ー 同上 



だ說敎 もなかり しに、 法 養 菩薩、 功德林 菩薩、 金剛 幢 菩薩、 金剛 藏 菩薩 等なん ど 申せし 

六十 餘の大 菩薩、 十? -の諸 佛の國 土より 敎主釋 尊の 御前に 來り給 ひて、 SB 菩薩、 解脫 

ぐ わつ! i ラ こ ひ おもむ ^5 ぎ や、 フ *1 か- r- ぢ ほふ もん これら しょ 

月 等の 菩薩の 請に 赴いて 十 住 十 行 十 囘向十 地 等の 法 門 を 說き給 ひき。 此 等の 大 菩薩の 所 

せ P , * : なら もろ {■ きた, ほふ タ| 

說の法 門は釋 尊に 習 ひたて まつる にあら す。 十 方 世界の 諸 の 梵天 等も來 りて 法を說 く。 

»J やく そん なら そ, f け 一 ごん &1 13 てんり, f い ^„^ん ±> だつ 

又釋 尊に 習 ひたて まつらす。 總 じて 華嚴會 座の 大 菩薩 天 龍 等 は、. 釋尊已 前に 不思議 解脫 

に 住せる 大 菩薩な り。 釋 尊の 過去 因 位の 御 子に や 有らん、 十方世界の先佛の御^?;子に 

けラ しゅし じ や 5 でし め 1 ごん はう さ v ほんじ ャ けラ 

や 有らん。 一代 敎主始 成の 正 覺の佛 の 弟子に は あらす。 阿 含 方 等 般若の 時, 四 敎を佛 の 

說き給 ひし 時 こそ 漸く 御 弟子 は 出来して 候 へ 。 此 も又佛 の自說 なれ ども 正 說には あらす。 

ゆ ゑいかん となれば、 方 等 般若の 別 圓ニ敎 は、 華 嚴經の 別 圓ニ敎 の義趣 を^です。 彼の 

別 圓ニ敎 は 敎主釋 尊の 別 圓ニ敎 に は あらす、 法 養 等の 別 圓ニ敎 なり。 此 等の. K 菩薩 は 人 

A おんし せ そん しょせつ ちゃ. フ 

目に は 佛の御 弟子 かと は 見 ゆれ ども、 ft の御師 ともい ひぬ ベ し。 世 尊 彼の 菩薩の 所 說を聽 

間して、 智發 して 後 重ねて 方 等 般若の 別 圓を說 けり。 . 色 も か はらぬ 華厳 經の別 圓ニ敎 な 

これら し 0- くそん かず ぜんち しき ミ 

り。 されば 此 等の 大 菩薩 は 釋 尊の 師 なり。 華厳 經に此 等の 菩薩 を數 へて 善知識と 說 かれ 

し はこれ なり。 善知識と 申す は 一 向師 にも あらす 一 向 弟子に も あらす ある 事な り。 藏通 



閲目鈔 上 



HI 蓮 上人 文集 ニニ 二 

满 月の 處 する がごと く、 靑 天に 日輪の 戀り給 ふが ごとく. 世 尊 法 久後要 當說眞 實と照 させ 

けく わ, *'に よらい くわう A や..' にょらい r せ ふ にち h- ん ゆつ h- ん 

給 ひて、 華 光如 來、 光明 如來 等と、 舍 利弗迦 等 を赫々 たる 日輪 明々 たる 月輪の ごと 

p*. ひも A" r- ふら い-. よらい めつ、 > 

く、 鳳 文に しろし 龜 鏡に 浮べら れて 候へば こそ、 如来 威 後の 人 天の 諸植那 等に は、 佛陀 

A-4 つき をし な ひ 

の ごとく は 仰がれ 袷 ひし か。 水す まば 月影 を惜 むべ からす、 風 ふかば 草木 靡かざる べし 

や。 法 華經の 行者あるなら ば、 此 等の 聖社は 大火の 屮を 過ぎても 大 石の 中 を 通りても 訪は 

V *.4 に ふ V 'や *7 いぶか 

せ 袷 ふべ し。 迦 葉の 入定 もこと にこ そ よれ。 いかにと なりぬ るぞ 不審し とも 5. すば かり 

つ 一 さい /、わ. ゥ せんる ふ f^^ y や,.' じャ 

! S なし。 後 五 151 威の 當ら ざる か • 廣宣 流布の 妄語と なるべき か。 日 isr か 法 華經の 行者なら 

^^^^^^^ け., ない くだ し f ks L ャ、 い? 

^^^^.^^^ ざる か • 法 華經を 敎內と 下して 別 傳と稱 する 大 妄語の^ を 守り 袷 ふべき か • 捨閉閣 抛と 

^ff^^^^^ 定んで 法 華 經の門 をと ぢょ。 卷を なけす てよ と 彫 付けて 法 華 堂 を 失へ る养 を.: 護し 給 ふ 

のぼ ダレ ち !- ひ \c よくせ しょてん くだ じつ 

?s§ べき か。 佛 前の 誓 はありし かど も、 獨 世の 大難の はけし さ をみ て 諸 天下り 給 はざる か * 日 

月 天に まします、 須彌山 今 も 崩れす、 海 潮 も 減す、 四季 も かたの ごとく 遠 はす。 いか 

になり ぬる やらん と大 疑いよ く 積り 候 ふ。 又諸大 菩薩 天人 等の ごとき は爾 前の 経經に 

して 記錢を 得る やう なれ ども、 水中の 月 を 取らん とする がごと く、 影 を 體と思 ふが ごと 

いろ ち cry 、一 お 人 ふだ 

く、 色 形の みあって W 義も なし。 义怫の 御 恩 も 深くて 深から す • 世 尊 初 成 逍の時 はい ま 



ぁミ .-r てん へん しラ ん ラ さかん 

^を 止むべき 者に は あらす。 されば 天に は 日月 衆 變 をなず、 地に は 衆 夭 盛な りなん ど 

訴ふ。 堪 べしと もお ほえ ざり しに、 又う ち 添 ふ 禍 と佛陀 にもう ち 副 ひがたくて ありし 

にん でんだ ぃォ ^ み ぎり v*h-( 二 ゑ お ぼ 

なり。 人 天 大會の 衆 會の砌 にて、 時々 呵喷の 音 をき t しかば、 いかに あるべし とも 覺ぇ 

す。 只狼狠 つる 心の みなり。 其の上 大の 大難の 第一な りし は、 淨名經 の、 

其 施, 汝者不 V 名,, 福 田; 供,, 養汝, 者 墮,, 三恶 道, 等 云云。 

あんら ん おは ひ 

文の 心 は佛菴 羅苑と 申す ところに 御 坐せ しに、 梵天 帝釋 日月 四 天 1 ー界諸 天地 神 龍神 等 無 

數恨沙 の 大會の 中に して 云 はく、 須 菩提 等の 比丘 等 を 供養 せん 天人 は三惡 道に 墮 つべ し • 

> しゃう もん く ゃラ みこ WS! 

此等 をう ち聽く 天人 此 等の 聲聞を 供養すべし や。 誇す ると ころ は佛の 御言 を 用 ひて 諸の 

ニ乘を 殺害せ させ 給 ふかと 見 ゆ。 心 あらん 人々 は 佛をも 疎みぬべし。 されば 此 等の 人々 

ついで たす 

は佛を 供養した てまつ りし 序に こそ、 ゎづ かの 身命 を も 抉け させ 給 ひし か。 されば 事の 

あん ミ しょせつ 

心 を 案す るに 四十 餘 年の 經經 のみ 說 かれて、 法 華八箇 年の 所說 なくて 御 入滅なら せ 袷 ひ 

たれ そんじゃ く f7 が ? f 

たら まし かば、 誰の 人か此 等の 尊者 をば 供養し 奉るべき。 現 身に 餓鬼道に こそお はすべ 

しか vri- し S ん だいにちり, レ せう めつ さう ろ 

けれ。 而 るに 四十 餘 年の 經經 をば、 束 春の 大日 輪 寒冰を 消滅す るが ごとく、 無量の 草 露 

を 大風の 零落す るが ごとく、 一 言 一 時に 未 顯眞寳 と 打ち消し、 大風の 黑: 窗を卷 き 大虛に 

開 目 妙 上 ニニ 一 



H 蓮 上人 文集 



ニニ 〇 



のこと、 乙 u 

色目 ..<< わか 

<}!»-さ衣なるが 

本 «た るに 由る 

白 貴族 

武士の 持ち物 

九 asl 九 5B の 1« 

凡て, 零 i 害し 

IKtts れん i せ 

し *> の やおへ し 

t の 

C 子. -W 弟子, 

以下 は asR 子の 

醪に as ひし. * の 

llMlm 水、 X 

奉, 戰爭 

一 七 雇 

肩, 2r<* 



思 ふに、 今 諸の 大靜間 はもと 外道 婆羅門の 家より 出で たり。 又 の 外道の 長者な りし 

かば 諸 王に 歸依 せら, れ、 諸 撩那に 尊 まろ。 或は 種 姓 高貴の 人 も あり、 或は 富 福 充满の や 



から も あり • 而 るに 彼 彼の 熒 官等 をう ち 捨て 慢心の 幢 を 倒して、 俗 服を脫 ぎ、 壞 色の 

ふん, やくほつ きう せん て に V- ひんに A こつがい 

糞 衣 を 身に まと ひ、 白拂 弓箭 等 を うちすてて、 一 鉢 を 手に 握り, 贫人 乞丐なん どの ごと 

せ そん ふ-'.,' たく え じ * ふ-ぼしく 

くして^ 尊に つき 奉り、 &雨を 防ぐ 宅 もな く、 身命 をつ ぐ 衣食 >T> ^少なり しあり さまなる 

に、 五天 四海 皆 外 5!^ の 弟子 擅那 なれば、 佛 すら 九潢の 大難に あ ひ 袷 ふ, 所謂 提婆 が大石 

ft じ ゃ* わ 5 はな * f K. わ 5 *.* やく こ人づ 》-.^ レ. t!- もんに よ、 

を、 とばせし、 阿簡世 王の 醉象を 放し、 阿耆多 王の 馬麥、 婆羅門 城の 漿栴 si 婆羅門 女が 鉢 

を 股に がせし • 何に 況ゃ所 化の 弟子の 數難& す 計りな し。 無量の 釋子は 波 ssi に 殺さ 

れ- 千 萬の 存 1^ は醉 象に ふまれ、 華 色 比丘尼 は提 婆に がいせられ、 迪盧提 尊者 は isll 糞に 

ちく i つやう *r' へ f1 し のく 

うづ まれ. 目键 尊者 は 竹 杖に がいせら る。 其の上 六師 同心して, 阿阁 世、 婆 斯匿王 等に 

讒奏, して 云 はく、 は閻浮 第一の 大惡 人な り • 彼が いたる 處は 三災 七難 を 前と す。 一 

b め たに せん し »も< く さん し く 

海の 衆 流 を 集め 大山の 衆 木 を あつめた るが ごとし。 ffisl がと ころに は 衆惡を あつめたり 

y ォ ふしゃ り まつ もの さき く タ 

所謂 迦菜舍 利 弗 目連須 菩提 等な り • 人身 を 受けた る 者 は 忠孝 を 先と すべし。 彼等 は SJ„i 罃 

けう くん もち い わ うは ふ *A そむ さんりん 

にすかされて父母の敎訓をも用ひす、家を出で王法の^1„^をも背ぃて山林にぃたろ。 一 国に 



o ui?^ て じしく を は * します て の ,5- して した ♦* ふ t にも か く ザ, あらん 

g; の S 人? f 其 中 ー應, 受„ 供養: 世 尊大 恩。 以,, 希有 事; 憐懲敎 化 利 „ 盆 我等; 無量 億劫 誰 能 報 者。 

,5.. もて し を もて し t もて す V- も じ 55* ろこミ はて し に し て て じ して で 

手足 供給。 頭頂 禮敬。 一 切 供養。 皆不, 能, 報。 若以 頂戴" 兩肩荷 負 於,, 恆沙 劫; f 心恭 

敬。 又 以,, 美 膳 無量 寶衣及 諸 臥 具 種種 湯藥; 牛 頭 梅 擅 及 諸 珍寶以 起,, 塔廟; 寶衣 布, 地。 

き の もて する こミ てす! *- も じ じ は >^ろ こ S-J 

如, 斯等 事以用 供養。 於,, 恆沙 劫, 亦不. 能, 報 等 云云。 

いく そ ほく も か しゃく にん でんだ い ち じょく 

j^li^l ぼ 諸の 聲聞等 は 者 前 四 味の 經經に 幾 許 の呵啧 を 蒙り、 人 天 大會の 中に して 恥辱 がまし 

I ふ き 事 其の 數を しらす。 しかれば 迦 M 尊者の 滞 泣の 音 は 三千 を ひ r かし、 須菩提尊^1<;は亡 

て はつ ぼんじき ぐ わへい きら 

然として 手の 一 鉢 をす つ。 舍利^ は 餓食を 吐き 富樓 那は畫 瓶に 糞 を 入る と 嫌 はる。 世 尊、 

ろく や をん .3 ん だん おん-ご A ほ, 

鹿野苑に して は 阿 含 經を讃 歎し. 一 一 百 五十 戒を師 とせよ なんど 慇 穀に譽 めさ せ 給 ひて、 

い しょせつ そし んさ. f-iO ミが れい 

今 又い つの まに 我が 所說 をば 斯う は 謗らせ 給 ふと、 二言 相違の 失と も 申しぬべし。 例せ 

なん ぢぐ にん ひミ つ はき めり むね 

ば 世 尊, 提婆達 多を汝 愚人、 人の 唾 を 食 ふと 罵詈せ させ 給 ひし かば, 责箭の 胸に 入る が 

お, く さん ぶつ だ こく ぽん わ、 フ 

の 俗 ごとく 思 ひて うらみて 云 はく, 崔曇は 佛陀に は あらす、 我 は斜飯 王の 嫡子、 阿難 尊者が 

名 くさん あ け .f くん ほさ に 八 でんだ い ゑ これ 

兄、 權曇 がー 類な り。 いかに 惡 しき 事 ありと も內々 敎訓 すべし。 此等 程の 人天大 會に此 

;. くわ A ん だいにん ぶつ Si 9?Krl め かたき 

程の 大禍を 現に 向 ひて 申す もの, 大人 佛陀の 中に あるべし や。 されば 先々 は 妻の 敲, 今 

f 4 しゃ -f-a.- せ t だい, でんで き 

は 一座の かたき、 今日より は: iJl 々世々 に大 怨敵と なるべし と 誓 ひし ぞ かし。 此 み-もって 

開 E 妙 上 ニー 九 



:= "蓮 上人 文集 1 二八 

榮糾々 々とこ そ 申せ。 下賤の 者 癩病の 者 も 荣衬の ごとしと いはれ ぬれば 罵れたり と 股た 

つなり。 千 二百 無量の 聲聞は 法華經 まし まさす ば 誰か 名 を もき くべき。 其の 音 を も 習 ふ 

お *ls£ssl べき。 一千の 聲閒 一切 經を 結集せ りと も、 見る 人よ も あら じ。 まして 此 等の 人々 を緣像 

をな して 編 If ナ ほん * ん こ 8; ひミへ おんちから ら かん sfx 

る こと 木像に あら はして 本尊と 仰ぐ ベ しゃ, 此 儡に 法 華 經の御 力に よって 一 切の 羅漢 歸侬 せら 

れ させ 給 ふなろ ベ し。 諸の 聲閒法 華 を 離れさせ 給 ひなば 魚の 水 を はなれ 猿の 木 を はなれ 

小兒の^^をはなれ民の王をはなれたるがごとし。ぃかでか法華經の行者を捨て袷ふべき。 

諸 の聲 間は爾 前の 經經 にて は, 肉眼の 上に 天眼 餘眼を 得 • 法華経に して 法服 佛眼 備れ 

り • 十? - 世界す ら猶照 見し 給 ふらん。 何に 況ゃ 此の^ 婆 世界の 中、 法 華 經の行 を 知 

t ミひ __0 くにん ご. A ねん こふ ないし おくこう 

見せられ ざるべ しゃ。 設 日莲惡 人に て, 一 言 一 一言 一年 二 年 一 劫 一 一 劫 乃至 百 千 萬 德劫此 等 

-?、 く め り f^^i しんれ,.' 

の聲 開を恶 口 罵晉し 奉り、 刀 杖 を 加へ まるら する 色な りと も, 法 華經を だに も 信仰した 

ろ 行者なら ば 捨て 袷 ふべ からす • 譬 へば 幼稚 の 父母 を詈 る、 父母 これ を捨 つる や • 臬 

鳥が 母 を 食 ふ、 母 これ をす てす。 破鏡 父 を 害す、 父 これにした がふ。 畜生す ら猶 かくの ご 

は i と-し。 大 SB 華經の 行者 を捨 つべ しゃ。 されば 四. K 聲閒の 領解の 文に 云 はく, 

^cl^ ^1 いまに なりて の, V むべ し して 5> になり ての にく 

5<ま| ま 我等 今者眞 是聲閒 • 以,, 佛 道聲, 令,, 一 切 我等 今 者&; 阿羅 j_r 於,, 諸 世 問 天人 魔梵; 普 



^;^帝l^ii^天と帝 

lg と 



八 相 I 沸の 一 生 

に 八つ の 様子 を 

現出す る もの 



W の SI— 夏の 國 

の 惡王、 放の SS 

王に 亡 さる 

K の^ I 殷の國 

の 超 王、 周の 武 

王 は. y さる 



これ を 書く 上、 疑を强 くして 答 を 構 ふべ し。 季 札と いひし 者 は 心の 約束 をた がへ じと、 

わう つるぎ じょくん はか わう じゅ か は の A んザに 

王の 重寶 たる 劎を徐 君が 墓に かく。 王 壽と云 ひし 人 は 河の 水 を 飲みて 金の 鵞目を 水に 人 

こ- 7 いん はら し S くん これら おん は. 7 

れ。 公亂 とい ひし 人 は 腹 を さいて 主君の 肝 を 人る。 此等は 賢人な り。 恩 を 報す るなる ベ 



し。 況ゃ舍 利 粥迦紫 等の 大聖 は 二百 五 十戒 三千の 威儀 一つ も かけや、 見 思 を斷じ 三界 を 

離れた る 聖人 也。 梵帝諸 天の 導師 一切衆生の 眼目な り。 而 るに 四十 餘 年が 問 永 不成佛 と 

嫌 ひすて 架 てられて ありし が、 法 華經の 不死の 良藥 をな めて 燃 種の 生 ひ 破 石の 合 ひ 枯木 

の 華 葉なん どせ る. かごと く、 佛 になる べしと 許されて、 いまだ 八 相を唱 へす。 いかで か此 

ぢ, 1 おん ほ i ひ ひ ぉミ ふ ち おん まう 

の經の 重恩 をば 報ぜ ざらん。 若 報ぜす ば 彼 彼の 賢人に も 劣りて 不知 恩の 畜生なる べし。 毛 

f かめ あ,!' わす こんめいち ほう みや、 ひしゅ 

寶が龜 は 镇の恩 を 忘れす。 昆明 池の 大魚は 命の 恩  前の 御 誓言 をと けんと こそ すべきに, 其の 義 なき は 

我が身 法 華經の 行者に あらざる か: 此の 疑 は 此の 書の 肝心、 一期の 大事 なれば、 ほ々 に 



那 c 柁— 梵語 千 

億、 ffi 億^と 謁 



もぁづ かるべし と存 すれ ども、 一分の 驗も なし。 いよく 重科に 沈む。 遠って 此の 事 を 

ST.- や、 ひじ や しょてん! ^ ん じん こ 3 

計り みれば 我が身の 法 華經の 行者に あらざる か。 又 諸 天 善 神 等の 此の 國を すてて 去り 給 

へる か。 かたぐ 疑 はし。 而 るに 法 華經の 第五の 卷勸持 品の 二十 行の 偈は日 蓬 だに も此 

、つま ほ せ そん な ゆだ だ、,, は 

の國に 生れす ば、 殆 世 尊は大 妄語の 人、 八十 萬 億那. の菩 薩 は提 婆が 疏誑 罪に も墮 

ちぬべし。 經に云 はく 

有 諸 無智 人惡ロ 罵詈 等。 加,, 刀 杖 瓦 石 等, 云云。 



今の 世 を 見る に 日蓮より 外の 諸佾 たれの 人 か 法華經 につけて 諸人に 惡ロ 罵詈せられ 刀 杖 

1 , にちれん & らいき あくせ ちう ひ く じ 0- ち し 八 

等 を 加ら る.. 者 ある。 日莲 なくば 此の 一 偈の未 來記は 妄語と なりぬ。 「惡世 中 比丘 邪智心 

詔 曲。」 又 云 はく 「奥 白衣 說法爲 世 所 恭敬 如 六 通 羅漢」 此 等の 經文は 今の 世の lis 都 禪宗律 

ほふし せ そん たい ご ひ W な ら もんこ じ 、 *4 

宗 等の 法師な くば, 世 尊 は又大 妄語の 人。 「常 在 大衆 中 乃至 向國王 大臣 婆羅門 居士 等」 今 

の 世の 憎 等 日蓮