愛希れいか

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まなき れいか
愛希 れいか
生年月日 (1991-08-21) 1991年8月21日(32歳)
出身地 日本の旗 日本 福井県坂井市
身長 167cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ
活動期間 2009年 -
活動内容 2009年:宝塚歌劇団入団、月組配属
2011年:娘役へ転向
2012年:月組トップ娘役就任
2018年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
事務所 アミューズ
公式サイト 愛希れいかオフィシャルファンクラブ
主な作品
宝塚歌劇
ロミオとジュリエット
ベルサイユのばら
1789-バスティーユの恋人たち-
グランドホテル
エリザベート
舞台
エリザベート
ファントム
フラッシュダンス
ドラマ
青天を衝け
大奥
備考
宝塚歌劇団卒業生
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愛希 れいか(まなき れいか、1991年[1]8月21日[2] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団月組トップ娘役[2]

福井県坂井市[3]坂井中学校出身[3]。身長167cm[4]。血液型A型[5]。愛称は「ちゃぴ」[4][6]

所属事務所はアミューズ[2]

来歴[編集]

2007年、宝塚音楽学校入学。

2009年、宝塚歌劇団に95期生として入団[7][1]。入団時の成績は14番[7]宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で男役として初舞台[7][1]。その後、月組に配属[7][1]

2011年5月30日付で娘役へと転向[8]。同年の「アルジェの男」で新人公演初ヒロイン[9][4]。続く「アリスの恋人」(バウホール日本青年館)で、バウホール・東上公演初ヒロイン[10][11]

2012年、霧矢大夢蒼乃夕妃トップコンビ退団公演となる「エドワード8世」で、2度目の新人公演ヒロイン[9][11]。同年4月23日付で月組トップ娘役に就任[4][12]龍真咲の相手役として、同年の「ロミオとジュリエット」でトップコンビ大劇場お披露目[13][6]

2016年に龍が退団後は、天海祐希に次ぐスピード就任となった珠城りょうを2人目の相手役に迎え[14]、翌年の「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」で新トップコンビ大劇場お披露目。同公演の演出家トミー・チューンには、「言葉の壁がなければブロードウェーにも立てる」と高く評価された[12]

2018年の「愛聖女(サントダムール)」で、娘役としては異例となるバウホール公演初主演[14][12][4]。トップ娘役のバウホール主演は、月影瞳以来17年ぶりのこととなった[12][14]。同年11月18日、「エリザベート」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[6][4]。トップ在任期間はトータル6年7か月に渡り[4]花總まり遥くららに次ぐ歴代3番目を記録した[2][15]。同年12月よりアミューズ所属となり、芸能活動を再開[2]

2019年の東宝ミュージカル「エリザベート」で、退団後初舞台[2][16][6]。自身がサヨナラ公演で演じたタイトルロールのエリザベート役を再び演じることとなった[16]

人物[編集]

3歳からクラシックバレエを習い始め、小さい頃から歌ったり踊ったりすることが好きだった[5]

小学3年の時に、地元に来た宙組全国ツアー公演「エクスカリバーシトラスの風」を観て、宝塚のファンになった[5][17]

学生時代は、バレエと両立できる放送部に所属していた[5]

中学卒業時に音楽学校を受験し、1回で合格した[18]

音楽学校時代は、1年目の予科生は娘役として授業を受けていたが、身長が伸びたこともあり、2年目の本科生になる前に男役に転向した[17]。その後、周囲から娘役転向を勧められたこともあったが、入団後に龍真咲から「絶対に娘役の方がいい」と言われたことなどがきっかけとなり、入団3年目に娘役へ再び転向した[18]

愛称の「ちゃぴ」は本名の響きに由来する[17]

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

月組男役時代[編集]

月組娘役時代[編集]

月組トップ娘役時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年3月、蒼乃夕妃ミュージック・サロン『VERY BEST OF ME』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』[19]
  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年9月、愛希れいかミュージック・パフォーマンス『Wonder of Love』 主演[20]
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[21]
  • 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

ドラマ[編集]

TV出演[編集]

広告・CM出演[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 花總まりとWキャスト。
  2. ^ 木下晴香とWキャスト。
  3. ^ 柚希礼音とWキャスト。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 愛希れいか 公式プロフィール アミューズオフィシャルサイト。
  2. ^ a b c d e f g 愛希れいか「男性との共演は未知の世界」元宝塚娘役トップが本格始動”. サンスポ. 2019年1月7日閲覧。
  3. ^ a b 『宝塚おとめ 2018年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、50頁。ISBN 978-4-86649-049-6
  4. ^ a b c d e f g h i j 11月退団へ最初も最後もエリザベート/愛希れいか 日刊スポーツ。
  5. ^ a b c d 『To The Future/宝塚GRAPH 2011年6月号』 阪急コミュニケーションズ、2011年、65頁。
  6. ^ a b c d e f 「小2で将来の道を決めた」ファンからタカラジェンヌへ。元宝塚歌劇団 月組トップ娘役・愛希れいかさんスペシャルインタビュー vol.1 Domani。
  7. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 121.
  8. ^ 『2011年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2012年、85頁。ISBN 978-4-484-12505-3
  9. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 319.
  10. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 243.
  11. ^ a b c d e f g 〜月組〜愛希れいかさんインタビュー 宝塚歌劇団プロジェクト。
  12. ^ a b c d e f 異例!宝塚で17年ぶりの娘役主演舞台 月組トップ娘役・愛希れいか熱演”. デイリースポーツ. 2018年7月1日閲覧。
  13. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 202.
  14. ^ a b c d 月組トップ娘役・愛希れいか異例のプレ・サヨナラ””. 日刊スポーツ. 2018年7月1日閲覧。
  15. ^ a b 愛希れいか、退団前最後の公演を前に「私にしかできないエリザベートを」”. スポーツ報知. 2018年5月8日閲覧。
  16. ^ a b 2019年版「エリザベート」に花總まり&愛希れいか、古川雄大はトート役に”. ステージナタリー. 2019年1月7日閲覧。
  17. ^ a b c 『みー・だい・ちーの清く楽しく美しく/宝塚GRAPH 2013年8月号』 阪急コミュニケーションズ、2013年、48-49頁。
  18. ^ a b 平松澄子の麗しの歌劇 月組娘役トップ・愛希れいか 華麗なる転身「ミー&マイガール」でヒロインのサリーに挑戦”. MSN産経ニュース. 2013年7月22日閲覧。[リンク切れ]
  19. ^ 第52回「宝塚舞踊会」('13年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  20. ^ 愛希れいかミュージック・パフォーマンス「Wonder of Love」('15年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  21. ^ 第54回「宝塚舞踊会」('17年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  22. ^ 城田優が自信、“希望と絶望が入り混じった最高のエンタメ”「ファントム」開幕 ステージナタリー。
  23. ^ プロモーション映像&グループショット初解禁!アフタートークショーも開催決定!愛希れいか単独初主演&演出・岸谷五朗のミュージカル『フラッシュダンス』9月から東京・名古屋・大阪で上演 WEBマガジン【ジャラス】。
  24. ^ 「イリュージョニスト」成河を迎え上演決定、アイゼンハイム役は海宝直人に ステージナタリー。
  25. ^ 宝塚版「エリザベート」25周年記念コンサートの出演者発表、歴代出演メンバーがずらり ステージナタリー。
  26. ^ 運命に翻弄された女スパイの物語「マタ・ハリ」再び、柚希礼音&愛希れいかのWキャストで ステージナタリー。
  27. ^ ヒロインは宮沢りえ、唐十郎×金守珍「泥人魚」に磯村勇斗・愛希れいか・風間杜夫ら ステージナタリー。
  28. ^ ミュージカル『エリザベート』トート役に山崎育三郎・古川雄大・井上芳雄、東京ほか全国4都市で ファッションプレス。
  29. ^ 愛希れいか主演ミュージカル「マリー・キュリー」演出は鈴木裕美、共演に上山竜治ら ステージナタリー。
  30. ^ 「イリュージョニスト」フルバージョン2025年に上演、海宝直人らキャスト&スタッフ続投 ステージナタリー。
  31. ^ “大島優子、愛希れいか、駒井蓮ら初大河「青天を衝け」追加キャスト/一覧”. 日刊スポーツ (株式会社日刊スポーツ新聞社). (2021年10月18日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202110180000474.html 2021年10月18日閲覧。 
  32. ^ "愛希れいか:元宝塚トップ娘役が民放ドラマ初出演 「潜水艦カッペリーニ号の冒険」で二宮和也の思い人に". MANTANWEB. MANTAN. 25 November 2021. 2021年11月25日閲覧
  33. ^ 二宮和也の思い人…元宝塚トップ娘役・愛希れいか民放ドラマ初出演”. 産経ニュース (2021年11月25日). 2021年11月25日閲覧。
  34. ^ "特集ドラマ「アイドル」放送決定のお知らせ". ドラマ情報. 日本放送協会. 17 June 2022. 2022年6月17日閲覧
  35. ^ “ドラマ「大奥」幕末編に古川雄大、愛希れいか、瀧内公美が出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年6月12日). https://natalie.mu/eiga/news/528381 2023年6月12日閲覧。 
  36. ^ “ドラマ「大奥」Season2の放送開始日は10月3日、主題歌はAimerの「白色蜉蝣」”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年8月29日). https://natalie.mu/eiga/news/538759 2023年8月29日閲覧。 
  37. ^ ニュースリリース2016年 オリックス公式サイト。
  38. ^ 100年史(人物) 2014, p. 53.
  39. ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.
  40. ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、81頁。ISBN 978-4-908135-34-7
  41. ^ 『2018年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、87頁。ISBN 978-4-86649-090-8

参考文献[編集]

外部リンク[編集]