いいなづけ (マンゾーニの小説)

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いいなづけ
I Promessi sposi
作者 アレッサンドロ・マンゾーニ
イタリアの旗 イタリア
言語 イタリア語
ジャンル 歴史小説 長編小説
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いいなづけ:I Promessi sposi)は、アレッサンドロ・マンゾーニの長編小説。1827年に刊行された。イタリアではダンテの『神曲』とならぶ国民文学とされる。

17世紀のスペイン統治下の北イタリア農民の姿を描いた歴史小説であるが、マンゾーニはこの小説の執筆を通して近代イタリア語を完成させたと評価されており、イタリア統一運動(リソルジメント)を文化的側面から支える役割も担った。また、1630年頃にミラノを襲った黒死病(ペスト)の記述でも注目されている。

あらすじ[編集]

いいなづけのルチーアと離ればなれになったレンツォは、警察に追われる身に。一方ルチーアにも更に過酷な試練が。卓抜な描写力と絶妙な語り口で、時代の風俗、社会、人間を生き生きと蘇らせる大河ロマン。 伊文学の最高峰、完結篇。飢饉やドイツ人傭兵隊の侵入、ペストの蔓延などで荒廃を極めるミラーノ領内。物語はあらゆる邪悪のはびこる市中の混乱をまざまざと描きながら、感動的なラストへと突き進む。

日本語訳[編集]

フェデリコ・バルバロと尾方寿恵共訳が『婚約者』のタイトルで岩波文庫で刊行、長年この版本のみだった。
1989年に平川祐弘訳が河出書房新社で『いいなづけ-17世紀ミラーノの物語』を刊行。読売文学賞日本翻訳出版文化賞ピーコ・デッラ・ミランドラ賞を受賞し高い評価を得たこともあり、このタイトルが周知されている。

  • フェデリコ・バルバロ、尾方寿恵訳 『婚約者』 岩波文庫 全3巻、1973年(度々重版) ISBN 4003270517 ほか
  • 平川祐弘訳『いいなづけー17世紀ミラーノの物語』河出書房新社、1989年 ISBN 4309201342。新版(上・下)、1991年
  • 平川祐弘訳『いいなづけー17世紀ミラーノの物語』 河出文庫 全3巻、2006年 ISBN 4309462677 ほか