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海外勤務永井 初芽

シンガポール事務所 所長
2006年度入構(キャリア採用)

インバウンドのプロフェッショナルとして、
多様化するニーズにマッチする
新たな日本の魅力発信を手がける。

担当業務

  • シンガポール市場における訪日プロモーション(オンラインキャンペーン・イベント等)
  • 調査事業や定期的な関係者ヒアリング等による市場動向把握
  • 在星関係者とのネットワーク構築
  • インバウンド関係者によるシンガポール向け事業サポート(コンサルティング・集客等)
  • 事務所運営業務全般(会計・労務・総務等)

入社動機

前職で旅行会社に勤めていた頃、法人団体の営業担当でした。そこで外国人学生に対する奨学金支援を行う団体様の担当になり、関連イベントの実施に携わりました。当日同行させていただく中、たくさんの留学生とお話できる機会があり、その経験から多くの刺激を受けました。海外の方の感性が新鮮で、みんな口を揃えて日本が好き!といってくれることにも喜びを感じました。日本が好きといわれると、日本人である自分自身のアイデンティティまで肯定されるようで誇らしささえ感じました。そんな経験があり、もっと海外の方に日本を知ってもらいたい、インバウンドの仕事がしたいという想いが高まりJNTOへの転職を決意しました。

現在の仕事内容

シンガポール事務所は、日本人スタッフ4名、現地採用スタッフ5名の少人数体制で運営しています。その中で、一般観光とMICEの2チームに分かれ、それぞれプロモーションを行っています。実は今回のシンガポール事務所への赴任前に、2011年にも本部で同事務所の担当をしており、シンガポール市場に向けたプロモーションにも携わっていました。赴任後、ここ数年でシンガポール人にとって以前よりずっと日本旅行が身近になっていることを直に感じ、嬉しくなりました。現在はオンライン会議も普及し、シンガポールにいながら、日本はもちろん、世界中のキーパーソンとも繋がりやすくなり、ワークスタイルにも変化が生じました。また、これまでの旅行業界関係者との関わりに加えて、食関連、文化関連等様々な企業の方との連携機会が増え、JNTOとしての業務の幅が広がっていることを感じています。

仕事の面白さと難しさ

約15年前は、年間で10万人ほどのシンガポール人が訪日していましたが、2019年12月には初めて単月で10万人を超えました。市場の成熟に伴い、日本を何度もリピートしていただくためにどういったプロモーションを行うべきかという戦略の策定はより難しく、また、面白くなっています。現在は、多様化するリピーターのニーズにマッチするようターゲットを細分化し、テーマを絞った発信をすることに力をいれています。最近の事例として、アニメ・マンガ愛好者向けをターゲットとしたプロモーションも実施しました。私自身はこの分野の知識に疎く、新たに学んだことも多かったのですが、現地採用スタッフの中にアニメの情報感度が高い職員がいたので、頼りにしていました。それぞれの得意なことを活かしてプロジェクトを作り上げています。

忘れられないエピソード

コロナの感染拡大を受けて、これまで当たり前だったことができず、シンガポール事務所でも在宅勤務などのイレギュラー対応をせざるを得ない状況になりました。勤務環境やスタッフの心の持ちようも不安定な中、それぞれが工夫をしながら仕事をしてくれていることに、所長として、深い感謝を伝えたいです。これまで取り組んできたことを諦めなくてはいけないことも多かったにもかかわらず、事務所のスタッフが同じ方向を向いて、前向きに職務を遂行してくれています。私の中に、みんなで壁を乗り越えてきたという実感が強くあり、それは全員に共通している感情だと思っています。みんな真面目で頑張り屋。チームとして、個性がありつつもまとまりがあって、プロフェッショナルとしての責任感を持っている人ばかり。そのパワーの原動力は、日本が好きということと、私たちを頼りにしてくださる旅行会社やエアライン、自治体などからの期待に応えたいという想いです。私たちに何ができるか、何をすべきかをいつも一緒に考えられる仲間と共に働けることに喜びを感じています。

これからの目標

JNTOは、ほかに代わりがない機関。「日本政府観光局」はJNTOしかないため、私たちがやらないと前に進まないこともたくさんあると感じています。日本の自治体のオンライン勉強会などに登壇させていただく機会もありますが、まだまだ自分自身の力不足を痛感することも多く、この道のプロフェッショナルには程遠いと感じています。定年退職を迎えた尊敬できる先輩は、私から見ると知識量と経験値の高さが抜群でしたが、いろいろ調べたり、実際に足を運んで見に行ったりと常に学ぶことを怠らない方でした。新しいことを吸収することをとても楽しんでいらしたことも印象的。私もその方のようになりたいと思いますし、そのための自己研鑽にも励みたいと考えています。そして「永井さんに相談しに行こう!」と頼られる存在になりたいです。また、インバウンドのプロになると同時に、小さなことでもいいので担当市場における新しい価値の創造やちょっとした仕掛け人、火付け役のような役割も果たしてみたいと思っています。

1日の流れ

  • 9:00

    出社。メールチェックや、その日の予定を確認。

  • 10:00

    事業パートナーとのミーティング。現状の情報交換および今後の連携可能性について意見交換。

  • 11:00

    本部からの依頼に基づき資料作成。パワーポイント・エクセル・ワードでの書類仕事も多いです。

  • 12:00

    同僚とランチ。シンガポールに来てから辛い物を食べる頻度が増えました。

  • 13:00

    講演のためのプレゼンテーション準備。視聴者やテーマに応じて最善の内容を考えます。

  • 15:00

    オンライン所内ミーティング。在宅勤務が増え、コミュニケーションの手法も多様に。
    多いと1日に5-6件オンラインミーティングがあることもあります。

  • 17:00

    会計書類、所内立案文書の決裁。

  • 18:00

    終業。リフレッシュタイム。今はお茶とテニスの習い事をしています。

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