ひとつは、平成元年の3月まで、商品切手を発行すると、印紙税(確か6%)が課税されたが、500円券に関しては課税されなかったため、税金の負担の少ない500円券は結構発行されていました。
東京23区、札幌市、立川市、八王子市、町田市、川崎市、横浜市、長野市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、和歌山市、神戸市、北九州市、福岡市、熊本市(他にもひょっとしたらあったかもしれません)は、さらに商品切手発行税というのも課税されていて、その税金を客負担か否かで商品券とギフトカードを分けていたところもあります。
ただ、伊勢丹は新宿、立川、八王子以外(例えば、吉祥寺や松戸など)では500円、1,000円のギフトカードの販売はされていなかったのですが、東急百貨店は、課税都市でない吉祥寺店やきたみ東急百貨店でもギフトカードの販売はありました。
>また商品券の他にギフト券も存在しますが、同じようにお釣も出ますし違いがわかりません。
西武百貨店の場合は、昭和の時代に発行したギフトカードは、発行当時は西武百貨店以外では使えなかったです。
昭和の時代は、商品券は、ファミリーマート、西友、パルコなどセゾングループの他社でも使えたのですが、ギフトカードは使えませんでした。ただ、平成になってから、商品券もギフトカードもデザインが同じになり、ほぼ同様に使えるようになりました。
今では昭和時代のギフトカード(一部西武以外で利用できないものもありますが)でもそごうでも使えるようにはなっています。
三越の場合、商品券では、当時は提携店の近鉄百貨店、さいか屋、岡島百貨店等でも使えましたが、ギフトカードは提携店では使えませんでした。
他にも伊勢丹の場合、商品券は、銀座松屋、丸井今井、藤崎、名鉄、阪神等の提携店では使えたのですが、ギフトカードは当時の伊勢丹グループでは使えたのですが、提携店では使えませんでした。(尚、現在は、伊勢丹の場合商品券とギフトカードは通用店が異なり、商品券なら三越、ジェイアール京都伊勢丹、岩田屋、丸井今井等でも使えますが、ギフトカードは、京都伊勢丹、三越では使えません。三越も同様で、今は商品券でしたら伊勢丹、丸井今井、岩田屋、プランタン銀座、うすい百貨店で使えるのですが、ギフトカードは三越以外では使えないです。)
東急百貨店も商品券は、東急グループ各社でも使えますが、ギフトカードはグループでも他社(東急ストア、109など)での利用は出来ないですし、未だに外商では使えないです。株主優待券との併用も利きません。
>現在ギフト券は発行されていませんでしたが、これはいつまで発行されていて、どういう経路で流通しているのでしょうか?
東京23区の場合は、大半の店では平成5年3月までの販売のはずです。
ただ、京王百貨店のように1,000円のギフトカードを今でも発行しているところもあります。(京王の場合は、ギフトカードのほうが加盟店が多く、ギフトカードは京王ストア、啓文堂書店、京王観光などで使えますが、商品券の場合は、リモーネ、京王アートマン、京王ショッピングセンターでは使えるのですが、京王ストア、啓文堂書店、京王観光等では使えません。)
百貨店ではありませんが、東急ハンズもギフトカードを発行しています。
あとは、最近はほとんど発行していないですが、無額面のギフトカード、商品名が指定された(ネクタイ、ワイシャツ、家具、紳士服、靴、婦人服など)ギフトカードもかつてはありました。
こういった券も、各種優待が利かない場合もあり、商品券よりは使い勝手が良くないです。
結局、区別していたのは、税金が絡んでいたためで、それ以外の使い勝手等は、発行会社によって異なります。
比較的縛りがきつかったのは、東急百貨店、松屋銀座、松坂屋、東武百貨店、井筒屋、阪神百貨店、京成百貨店
縛りはきつかったが最近はそうでもないところ 小田急百貨店、西武百貨店、そごう、三越、伊勢丹、岩田屋
あまり大差がないところ 近鉄百貨店、髙島屋、京阪百貨店、大丸、丸栄、阪急百貨店