●役職
村における能力のこと。より狭義には村人陣営まで限定されることも。
その為、ただの村人は役職がないことになる。
COする場合もあれば、口に出さないものの役職を持っているとにおわせることもある。
逆に村人が役職持ちっぽく動いて本物の役職者を襲撃から守ることも。
●CO
カミングアウトの略で役職持ちであることを宣言する時に使う。しかし虚偽の可能性も高い。狂人のCOで占い師が3人いたりするなんてことも普通にある。
まだ誰も犠牲になっていない時に役職をCOすることをロケットCO、誰かのCOに対して同じ役職をCOする事を対抗CO、占い師(真偽は問わない)から黒を出されてCOすることをCCO(カウンターカミングアウト)という。
●対抗
自分と同じ役職をCOしてきた人物。基本的な村では共有者と人狼以外は1つの役職につくのは1人なので、
CO者から見て対抗の人物は確実に敵陣営である。特に占い師は対抗が出てきやすい役職である。
占い師や狩人は占い理由や護衛日記などで真偽を予想できるが、霊能者は死んだ人間の情報しかない為に対抗が出てくると真偽の判断が難しい。
●A~D.Z
ゲームを行うにあたっての配役設定の事。
基本的に人数とセットで書かれる。
A…標準設定。
B…少人数向けの設定。
C…役職持ちが多い設定。
D…特殊な配役を導入した設定。
Z…自由設定。
となっており、一般的には17A(村7共2占1狩1霊1狼3狂1狐1)や12B(村5占1狩1霊1狼2狂1狐1)
といった配役がメジャーである。
ここに猫又などの特殊な役職を追加する時は村人の数を減らして追加する。
●W/F
それぞれ人狼(wolf)と妖狐(fox)を指す。
残りの人数を確認するのに使う。
(妖狐は基本1人なので「いるかいないか」で判断するが。)
ちなみに狂人は何故かローマ字表記のKで表現する。「Killer」のKという説もあるが、真偽のほどは定かでない。
●人外
人狼と妖狐の陣営の者達を纏めた呼称、つまりは村人陣営の敵陣営。
狂人などの村人である敵陣営は、「白人外」と言われることがある。
●白
人狼でない者のこと。妖狐や狂人もこれに当てはまるが、基本的には村人陣営をさす。
信用を得られる様に動いていく事が大事になる。
●黒
人狼のこと。例外的に狼憑きやコスプレイヤーもこれになる。
基本的に占い師にこれを出されると、信用は下がる。
●黄色
妖狐のこと。
基本的に霊能結果や占い結果では妖狐は白として扱われるが、村によってはこう言われることもある。
●灰色(グレー)
占い師に判定をもらってない人のこと。一般的には役職をCOしていない人に対して言う。
特にどの占い師からも判定をもらっていない場合は「完グレ」と言われる。
占い師はなるべく完グレを減らしていくのが大事な仕事の一つになる。
●暫定
複数いるうちの一部の占い師から白または黒という同じ結果を貰うこと。前者は「暫定白」、後者は「暫定黒」となる。
俗称としては白判定なら「片白」、黒判定なら「片黒」と言う。
村視点ではその人物の真偽は決まっていないため、この人物の言動で占い師の信用が左右されてくることもある。
●パンダ
複数の占い師に異なった判定を貰った人。
霊能が生きている場合はまず吊られて色判定からのライン確認へと続いていく。
●確定
占い師全員から白または黒をもらった人の事で、前者は「確定白」、後者は「確定黒」と呼ばれる。
例外的に共有者も自分の白を証明できるので確定白になる。
占い師が全員偽などのレアケースを考慮しない限りは、その人物を吊るか吊らないかを決定させる事ができる。
●透ける
後述する破綻や予告投票、発言の内容などでプレイヤーの陣営または役職が露呈してしまうこと。
役職騙りをする人狼や狂人はこれを避けるようにするのがポイントの一つ。
●漏れ
発言の中で考えられる内訳や事実を抜かしてしまう事。
前者は「視点漏れ」、後者は「把握漏れ」と言われる。
人外がミスリードを誘発する為に視点を抜かしたり村人でも何も見えていないがゆえに把握漏れ等をしてしまったりということもあり得るため、一概に失言とは言えないものである。
●ランダム投票
処刑先をある程度絞ってそこから各人に投票をさせること。「ラン」と略される事もある。
「ランダム」投票とあるがランダムなのは「吊り先」であって、「投票」をランダムに行なっていいと言うわけではないので注意。
特にポピュラーなのが占い師から白判定を貰っている人、役職持ちである事をCOした人以外の人にランダムに処刑投票する「グレーランダム(通称グレラン)」。
●指定
後述する進行役の人物が処刑する人物を指定すること。(指定先を複数に分けて投票はその中からランダム投票する事もある。)
ランダム投票とは対極の考えといえるもので、進行役の一存で誰が処刑されるか決まる・投票が固定されるので村人達の意思を明示できないなどのデメリットはあるが、
人外も進行役に合わせなければならない為に人外を吊りやすくなり、人外による民意誘導を阻止できるといったメリットもある。
ちなみに「仮指定」で吊り先候補を提示して、「本指定」で吊る人物を確定すると言うパターンもある。
●予告投票
投票時に役職持ちが「処刑したい人物」以外の特定の人物に投票すること。
主に占い師が「次にこの人を占います」と言う意思表示として占う相手に投票する。
占い先を投票先で明示することで対象以外を占えなくさせることで呪殺が起きた時に占い師の真偽判別に役立つ。
また似た例として自身が襲撃を受けそうだと判断した共有者が「この人がもう一人の共有者だよ。」と半ば遺言に近い形であい方の共有者に投票することがある。
●吊り
昼時間の処刑の通称。
グレラン吊り、役職ローラー、柱吊りなどの村の方向性で色々な吊りパターンが起きる。
猫又などの特例を除けば狼を殺せるのはこのタイミングだけである。
●噛み
夜時間の人狼の襲撃の通称。
噛みのパターンは下の噛み筋や噛み役からある程度の予想ができる。
人狼は人狼を噛めず、妖狐は噛んでも死亡しないので襲撃が起きた場合、特殊な例を除くとその人物は確実に村人になる。
●吠え
夜時間の人狼の会話のこと。当然村人には内容は分からない。
村によっては内容は分からないものの何回発言したかが吠え数で分かる様になっていることもある。
●噛み役
実際に襲撃を実行する人狼の事。
人狼のルールとして襲撃自体は人狼全員で行うのではなく、噛み役1人が襲いに行くというものになっている。
基本的に護衛が入っていそうかいなさそうかを判断して襲撃先を決めるので、死体が無かった場合、襲撃先が妖狐かどうか判定する情報を真っ先に仕入れられる。また、猫又を噛んだりする時に死ぬのもこの狼。
村人視点からは分かりようがないのだが、騙りの数などから予想することは可能である。
●噛み筋
人狼が襲撃していった(噛んだ)人物を日付順に並べたもの。またはその襲撃の流れから見える傾向。
狼の噛みにも正しい推理をしている者を口封じする「意見噛み」、共有や確定白などの(護衛がない限り)確実に人数を減らせる「確白噛み」、
逆に狩人が護衛していない可能性が高いことを狙った「グレー噛み」などと色々と種類があるのでやはりこれも推理材料となる。
●噛みチャレンジ
占い師や霊能者を本物かもしくは狂人かを決め打てていないか、あるいは決め打てているが狩人が生きていて護衛されている可能性がある状況下で人狼がその役職に当たる人物を襲撃すること。
●噛み合わせ
真占い師が昼時間に投票や発言で示唆した占い先を人狼が意図的に襲撃する事。
その占いはほぼ無駄に終わる上にグレーも減らない為、村にとっては嬉しくない事態である。
厳密には噛み合わせとは違うが、真占い師と狼あるいは狂人による偽占い師で、真占い師が妖狐と思わしき人物を占い実際に呪殺が出た場合、
わざと偽占い師の占い先に噛み合わせを行う事で、そちらも呪殺による死体に見せかける事でどちらが本物の占い師か分からなくさせると言う使い方もある。
●ローラー
確定白ではない人で疑惑がある人をとりあえず片っ端から吊し上げていくこと。「ロラ」とも言われる。
主に、村のメリットになると判断された場合役職持ち(多くの場合は霊能者)をローラーにかける。
大体のゲームで行われる。
●GS
グレースケールの略で各プレイヤーが上記のグレーの人間に対して発言内容や印象から村人っぽいか人狼っぽいかを判断し、順位付けすること。
下のSGとは全く意味が違うので注意。
●SG
スケープゴートの略で村人が人狼陣営によって疑惑の対象にされたり、人狼に仕立て上げられたりする事。
主に役職の内訳が上手く決められずに混乱している村人や、間違った内訳を主張したりする村人が利用される。
仲間が誰か分からない村人である以上、間違うことは珍しいことではないので責めるのはやめましょう。
●決め打ち
その人が村人か人狼かを決めたり、複数のCOがある役職持ちの中から1人を本物と決めること。
当てられればかっこいいが、決め打ちが間違っていた場合は最悪そのまま敗北ということもある。
●進行
ゲームを進めて行く上での基本となる動きの事で、状況によって様々な進行が生じる。
2日目に占い結果から霊能などを出すか出さないかを決める「白進行」「黒進行」や、
人数次第でPPやRPPに持ち込めるかを判断する「奇数進行」「偶数進行」、
狐が生存濃厚で村が危ない状況になった時に狼に対して交渉する「狐盾進行」などがある。
●進行役
上記の進行を取り仕切る人物。
当然村人が人狼か分からない人物には任せられないので、確定白・あるいは1人しか出てこなかった霊能者が対象になる。
村の運命を背負う事になるので責任重大だが、上手く決めうちが出来れば非常にかっこいいポジションである。
●判定役
最終日に残った人物から人狼を見極めて人狼と思わしき人物に吊り指定を出す人物。
進行役がそのまま判定役になることもあるが進行役は基本的に途中で噛まれて退場することが多いので、生き残っている人物の中で最も村人とみなせる人物が行なうことが多い。
しかしこのポジションに人狼が入ってしまうと村人はほぼ確定で敗北してしまう。
文字通りその人物に勝敗が委ねられる為、責任は非常に大きい。
ちなみに進行役・判定役は村の勝敗を大きく左右する責任重大な立場なので「胃痛役」という通称で呼ばれたりする。
●殴る
人狼ゲームではある人物が別の人物に疑いをかけ、議論を交わすこと。
ただし殴り合いが殺伐としすぎていると物理的な殴り合いに発展することもあり得なくはないので、発言の仕方には注意すること。
●ヘイト
悪目立ちしていたり、言っていることが村人に悪印象を与えるような言動を指す。
主に言葉遣いが荒かったり誰彼構わず疑いをかけたりと言った行動が該当する。
狩人が人狼から噛まれにくくする為に多少ノイズを撒くこともあるが、基本的に嫌われる行為なのであまりやらない方がいい。
ちなみにヘイトを稼ぐような発言が多すぎる人を「リアル狂人(役職の狂人とは違う。)」、「ヘイトを多く稼いでいる」ことを理由に吊ることを「感情吊り」と言う。
●パッション
読んで字の如く「感情」で物を言う事。
より細かく言うと、発言内に攻撃性や説得の意思などの感情要素が見え隠れする言動をとるスタイル。
その場の勢いに応じた発言になりやすく、発言内容よりも言動で真偽を判断されることもしばしば。
●センサー
大雑把に言えば「勘」あるいは「根拠が薄い状態」のこと。
占い師の占い先や狩人の護衛先などで対象を選びきれず、これに頼る事もある。
他にも人狼が役職の内訳を予想する時もこれで選ぶ事もある。
熟練者になるとセンサーも研ぎ澄まされてくるので、意外と馬鹿にできないものである。
●ライン
特定の人物、特に占い師と霊能者の間に結果の一致が起きている状態。
基本的に陣営が一致していることが多いので、真偽を決めて偽だと決め打ち出来れば一気にゲームを有利に出来る。
ちなみに真偽にズレが発生した場合は「ラインが切れる」と言う。
●誘導
「この人は人外じゃないか?」や「今日はこう言う方針で行くのがいいんじゃないか?」と確定白以外が、言う事で特定の人物を吊らせようとする事。
基本的に人外だと疑われる可能性があるが、理由がしっかりしていれば通る事もある。
ある意味では村人にせよ人外にせよ腕の見せ所である。
●塗り
誘導の一種。ある人物に対して理由を並べて「村人っぽい」「人狼っぽい」といった思考開示をすること。
前者は「白塗り」あるいは「擦り寄り」、後者は「黒塗り」と言う。
村人が本心からそう言っている場合もあれば、人狼のSG作りあるいは仲間を庇ったりするために使うこともある。
敢えて逆の事を言って狼に誘導させたりするという応用技もある。
●ロック
ロックオンの略。特定の人物に対して「人外なんじゃないか?」集中攻撃をしたり自分の考えに対して固執したりする事。
これもある意味では誘導の一種である。
ある意味視野が狭いとも取れる行動なので具体的な理由を挙げないとまともに取り合ってくれないこともある。
●ブラフ
あえて自分の思っていることとは反対の事を言って相手の反応を見たり、失言を誘発させる誘導の一種。
ただし状況によってはそれを本心と取られることもある為、勘違いをされないように気を使う必要がある。
●アピール
自分がした行動から「自分は○○だ」と主張すること。
主に自分が村人だと主張する「村アピール」、自分が真役職と主張する「真アピール」などがある。
他にも役職を避けさせないためのブラフのアピールなど、様々なバリエーションがある。
●柱
特定の状況下でプレイヤーが自ら吊られに行く事。
基本的には狐の勝利を阻止するために人狼が取ったり、グレランでの役職保護のために村人が取ることが多い。
●潜伏
役職者が名乗り出ないこと。
共有者潜伏の目的は主に占い師を騙った狼を吊しだすことが目的。
占い師を騙った狼はこれをやられるとかなり黒を出し辛くなる。
ただし、噛まれてしまう危険もあるので占い師や霊能者は村の中で真位置を確定したい役職である上に、
「大事な情報を持っているのにそれを個人の理由で公開しなかった」訳でもあるので、潜伏を選ぶと信用は下がる事が多い。(配役や状況によっては例外もある。)
●寡黙
議論時間中にほとんど喋らないでいること。
情報を透けさせない為やうまく思考を口にできないなどの理由で寡黙になる者もいるが、
思考を落とさない人物は必要経費として序盤に吊られることがあるので、些細なことでもいいので思考は出しておく方がいい。
●多弁
寡黙とは反対に多くの発言をしていくこと。
思考開示を積極的に行なっているとも取れるが、村をミスリードさせたい人外にも取れるので、こちらは占われる可能性が高くなる。
もちろん中身のない事を述べている場合は吊られる可能性の方が高い。
●中庸
多弁と寡黙の中間で、発言を多すぎず少なすぎない量でしている人物。
村の中では目立ちすぎない位置になる為、寡黙よりも吊られにくく多弁よりも占われにくい位置になる。
しかし逆に言えば吊りも占いも避けたい人外がこの位置に来る可能性は高いので油断はできない。
一般的なイメージとして、「吊られやすい 寡黙 ⇔ 中庸 ⇔ 多弁 占われやすい」と言う感じになる。
(もちろん実際は占い師や村の方針で必ずこうなるという保証はないが。)
●ノイズ
なんの情報にもならないか村に利のない発言、あるいは内訳などの判別をつけるのを妨害するような発言。村人視点では厄介なことこの上ない。
よく破綻した役職CO者が発言する時に「この人物は敵で確定している」と言う理由から発言をノイズ扱いしてしまいがちだが、
敵だからといって何もかも嘘をつくとは限らない為、ノイズで片付けてしまうのは意外と危険だったりする。
(ただし鵜呑みにするのは当然NGである。)
●RP
ロールプレイの略で自分の役職を悟られたくない人が議論とは全く関係のない誰かの真似をしたりすることで全く情報を落とさないこと。
基本的には議論初日などに行われることの多い行動の一種ではあるのだが、長々と続けるとノイズ扱いされる。
また類似例に歌の歌詞などを読み上げたり掲示板にコピペしたりする「詩人プレイ」というものもある。
●飼う
露呈した人狼を妖狐が勝つのを防ぐためにすぐには処刑せず、しばらく残しておく事。
ただし猫又がいる村で位置を予想されていると夜時間に噛み逃げされてしまう可能性がある。
●FO
フルオープンの略で初日に共有者・占い師・霊能者と言う、はっきりさせておいた方がいい役職を持つ者を全員開示すること。露呈人外数を把握でき、グレランでの役職持ちの人物を吊る危険性を軽減できる。
だが、人狼達に狩人などの潜伏していた方がいい役職の位置の特定がしやすくなるというデメリットもある。
なお別の用法としては共有者2人が同日に両方COすることもFOと呼ばれ、片方だけが出る事をHO(ハーフオープン)と言う。)
●役欠け
初日の犠牲者が何らかの役持ちであったこと。
ただし人狼や妖狐のような人外や、猫又のような死んだ瞬間に誰かを道連れにするような役職は落ちない。
狩人の場合は抑止力になることもあるが、占い師を落とされた日には洒落にならない。
●役落ち
役欠けと類似の状況でCOしていない役持ちがグレランで吊られたり、夜に襲撃されて死んでしまう事。
内訳を決めづらくなったり、乗っ取り警戒をしなければならないので村側にとってはあまり好ましい状況ではない。
ちなみに上記の役欠けと合わせて「潜伏死」、あるいは「ゲゲゲ」と言われる事がある。
●抱え落ち
占い師・霊能者・狩人が役落ちする事で情報が村に公開されなくなってしまう事。
この危険がある為、占い師と霊能者。特に占い師は初日にCOをすることが推奨される。
●GJ
グッジョブの略で、狩人が人狼の襲撃から仲間を守る事に成功すること。
状況によっては吊り余裕が増える上に狩人視点では守った人物が村人であると言う情報が得られるため、村にとっては当然プラスに働く。
しかし妖狐が生存している場合、妖狐が人狼に噛まれた(通称「狐噛み」)のかGJなのかで議論になることもある。
●破綻
騙りに出ている役職の人物が、自身のミスにより偽だと分かってしまうこと。
普通はミスとして扱われるのだが、状況によってはわざと破綻して飽和を避けたり、役職ローラーを遅らせるなどの高等技術もある。
●囲い
人狼による偽占い師が仲間の人狼に対して「村人である」と言う事。
序盤の吊りからその人物を守れるが、偽だとバレた時は囲われた相手も危険に晒されるので、ある意味これをする偽占い師は騙りのスキルが問われる。
●逆囲い
上記の逆で人狼による偽占い師が仲間の人狼に対して「人狼である」と言うこと。
下記の身内切りの一種で、わざと仲間を減らさせることで繋がりを見えにくくさせる意図がある。
●身内切り
狼が仲間の狼をわざと切り捨てるようなアクションを取る事。
上記の逆囲いの他にも仲間の狼にわざと「コイツ怪しい」と言うなどのものがある。
村人から信用を得られればかなりゲームが有利になるが、信用勝負を捨てて機械的にローラー等を進めてきた場合は切り捨てられた狼の事も加わって厳しくなる。
●誤爆
狂人などの狼が誰か分からない偽占い師が、人狼に対して「人狼である」と言ってしまうこと。
基本的には失敗なわけだが、霊能結果とズレなくなる為真の占い師と見てもらえる可能性も出てくるということから、全くの悪手とは限らない。
●特攻
初日に偽占い師が村人に黒判定を出す事。
黒を出された人物は嫌でも目が行く為、人狼がそれをして他の人狼から目を逸らさせる為に行ったり、狂人が自分の存在を狼に伝える、いわゆる「狂アピ(狂人アピールの略。)」の為に行うなど、意図は様々。
ただし後者は上記のように誤爆の可能性を抱えているので注意が必要。
●吊り縄
その日から最終日までに処刑できる人数の事。
基本的には人数によって決まっている(例:初日の昼時間で12人なら吊り縄は5。)のだが、平和によって増えたり通常の襲撃に加えた妖狐呪殺などで減ったりすることもある。
●吊り余裕
上記の吊り縄から残っている(と想定される)人外の数を引いた残りの数。
マイナスになった時点で不確定要素が関わらない限り村の負けが確定(通称「絶望村」。)するので、村人達は処刑をする時にはこの数は念頭に置いておく必要がある。
●バファリン
仕事や家事に問題が起きた、急な用事が出来たなど、不意の事態で継続困難になった人物を殺すこと。
半分は優しさです。
●死者
ローカルルールによっては生存者に聞こえない場所で見守っている。(通称「墓下」。)
ぶっちゃけトークや推理、実況など好きにできるため「死んだ方が楽しい」なんて言うプレイヤーもいる。気楽である。
●LW
ラストウルフの略で、最後に残った人狼のこと。
人狼にしてみれば追い詰められた状況にもなっている。
しかし狐が残っていればここを処刑した瞬間、狐の勝ちになるため、村人も安心はできない。
これを利用して人狼が狐勝利を匂わせて村側に交渉する「LWCO」と言うものもある。
●初日
ゲーム開始日、特に最初に村人同士の話し合いをする最初の日の事。
ルールによって1日目は昼に始まるか夜に始まるかが異なるので、議論初日は1日目になる場合と2日目になる場合の2パターンがある。
まだ露呈している情報が少なくCO者が複数いても真偽を決め打てる程発言量もないので、ネタを込めたノイズが行き交ったりして創作村などではカオスな状況になる。
●最終日
昼時間で生き残っている村人の数が3人または4人になる予定の日のこと。
もちろん人狼の残りの数や妖狐の存在によって最終日の前に決着がついてしまうこともあり得る。
前者は投票による処刑が行われた時点で狼が処刑されようがされまいが即ゲーム終了だが、後者は処刑後に狼が残った状態でも狩人が生存していた場合、護衛成功によるゲーム続行があり得る。
●引き分け
特定の条件を満たすことで起きて、全陣営の勝利が消えること。文字通り引き分けなので敗北にもならない。
なお妖狐のような第三陣営はすでに落ちて敗北した状態で引き分けになっても敗北のままである。
特定の条件でポピュラーなのは「村の中で最多得票者が複数いる結果起こる再投票が規定回数(一般的には4回。)を超えて起きた時」が多いが、
再投票せずに抽選に移る村の場合は当然これが起きないので引き分け自体がルールに組み込まれない。
●詰み
将棋で言う「詰み」同様に勝敗が確定した状況で、特に村人が勝利が確定した状況にそう呼ばれることが多い。
村人の「詰み」は残っている人外が複数COや占い結果で全員露呈し、それらを残りの吊り縄で全て吊れる状況になった時が該当する。
人狼の「詰み」は以下に記述するPPの状況がそれに当てはまる。
妖狐などはこの状況に持っていくのは非常に難しい…というかほぼ不可能と考えていい。
●PP
パワープレイの略で、妖狐が既にいない状況で狂人等を含めた人狼陣営が村人陣営よりも多くなった時に起きる。
人狼陣営全員が役職をCOして投票時に票を合わせること。
この状況になった時に村人が勝つには、人狼騙りをして信用勝負をするしか方法はない。
(この様な特殊な状況に限って、通常の村人の役職騙りが許される事がある。)
通常狼陣営に当てはまるのは人狼と狂人だけなので、昼時間の残り人数が奇数の場合に起きる。(上の最終日の場合、残り人数が3人の時。)
なお極めて特殊なパターンとして猫PPというものがあり、「猫又・狂人・人狼」の3人でPPとなって猫又が処刑される場合は吊られた時点ではまだ人狼勝利にはならず、
直後に起きる道連れで人狼が処刑された場合は村人陣営の勝利となる。
人狼の勝利条件を一度クリアしているにも関わらず、直後に村人陣営の勝利に切り替わる極めて稀有な例である。
●RPP
ランダムパワープレイの略で、妖狐が既にいない状況で狂人を含めた人狼陣営が村人陣営と同数になった時に起きる。
人狼陣営全員が役職をCOして投票時に票を合わせること。しかし当然人狼COをする者がいる為、村人はその人狼CO者の内1人に票を合わせる為、投票時は必ず同数票になる。
残りの人狼がLWのみだった場合は村の中でのルールによって再投票による引き分けを狙う場合の確実な負け回避、もしくは投票によるランダム処刑になる場合による50%のギャンブルでの勝利を狙う。
残りの人狼が2匹以上なら場合はランダム処刑については村人側が処刑されればそのまま勝利。
人狼が処刑されても翌日に再びRPPが行われるという、村人陣営にはかなり厳しい展開になる。
PPと違って残り人数が偶数の場合に起きる。(上の最終日の場合、残り人数が4人の時。)
●半PP
狂人等を含む狼陣営と村陣営+妖狐陣営が同数の場合に昼に狂人と調整して、かつ村の票を1人でもばらけさせる事で投票の決定権を握り、好きな所を吊れる様にすること。
狐が誰かを把握している必要がある為、PPやRPPよりも確実性が下がる。
RPP同様、残り人数が偶数の場合に起きる。
ちなみに村によってはRPPの事を半PPという事もある。
●おうどん
「妖狐陣営の勝利」の別称。
つまり、妖狐が生存している状況で村人か人狼が勝利条件を満たす事で特に後者は「飽和」と呼ばれる。
その性質上人狼を根絶やしにするか、逆になるべく吊らさない様にするかで狐の動きが決まっていく為、飽和の方法が何かを考えるのも大事になる。
●利敵行為
読んで字のごとくである。自陣営が不利になる、もしくは敵陣営に有利な言動をとることである。「素村騙り」もこの一種である。
なお身内切りなどの戦術上有効で、かつ陣営間で了解がとれている場合はこれに該当しない。
人狼においてはどの様な理由があっても利敵行為は禁止されており、サーバー上の人狼の場合最悪アカウントを停止させられる。
単なる愉快犯はもちろん論外だが、たとえ考えがあったとしても、このゲームは個人戦ではなく、かつ「自陣営の勝利の為に最大限動く」ために行動するので、自分勝手な判断がゲームを破綻させてしまう事もある。
事前に参加者で禁止行為等の確認を行うのは必須である。
●リア狂
リアル狂人のこと。
上記の利敵行為を繰り返す、空気を読まずセクハラ発言をするなど、関わるべきでない人のこと。
黙って通報しよう。