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人狼(ゲーム)

登録日:2011/09/10 Sat 23:07:07
更新日:2023/10/31 Tue 23:44:16
所要時間:約 38 分で読めます




人狼とは

アメリカのゲームメーカーLoony Labs.より2001年に発売されたパーティーゲーム「Are You a Werewolf?」(汝は人狼なりや?)

及び、そこから多種多様に派生した同タイプのゲームの総称である。

●目次

【概要】


このゲームは複数名(人数は10~15くらいで行われることが多い)で行いプレイヤーはそれぞれ村人と村人に化けた人狼という役割を持ち、
自分の正体がバレないようにお互いに正体を探りあう。
ゲームは半日単位で進行し、昼パートには全プレイヤーの投票により決まった人狼容疑者の処刑が、夜パートには人狼による村人の捕食が行われる。
村人の勝利条件は「人狼を全て処刑すること」、人狼の勝利条件は「生き残っている村人と人狼の数を同じにする」ことである。
どちらかが勝利条件を満たした、あるいはこれから満たされることが100%確定した瞬間にその陣営が勝利となる。

村人になりきってロールプレイを楽しむか、淡々とゲームを進めるか、疑心暗鬼の中の推理を楽しむか。プレイヤーによって楽しみ方は人それぞれ。
ゲームによってはプロローグやエピローグが語られたりもし、凝ったものだとマルチルートになっていることも。

この手のゲームとしては珍しく、明確な著作権が存在しないため、各社から好き勝手に「人狼」を冠したキットが販売されている。
というか裏側から区別できない役職カードさえあればプレイできるため手作りすらできるし、極論事前の役職分担が明確なら別にトランプや花札で代用しても問題なくプレイ可能である。


【役割】


役割は大きく分けると「村人」と「人狼」であるが、さらに細かく分けることができる。
また色々なローカルルールがある為、場所によっては微妙に呼び方が違ったり、役割が省かれたり、追加されたりすることがあります。

以下、比較的よく見られる役割とその呼び方。

◆村人陣営


村人
村人陣営の大多数。
打倒人狼ではあるがレベル0の無能力者である。
村人陣営の総称で「村人」という言葉を使うこともあるので、ややこしさ回避のために「素村」などの呼称が用いられることが多い。
ややこしくなるのを避ける為に、(最終日を除いて)村人の役職騙りを禁止する村もある。

占い師
村人陣営で基本的に1人。
1日1回対象のプレイヤーが村人であるか人狼であるか知ることができる(役職まではわからない。)このゲームの鍵的存在。
初日に食われると超悲惨。

霊媒師
村人陣営で基本的に1人。
処刑された人が村人だったか人狼だったかが知ることができる。
能力の都合上、騙りが出たら基本的にローラーされ、出なかったら胃痛役を任されるという気苦労の絶えない役職。愛称は「ボロ雑巾」。

狩人
村人陣営で基本的に1人。騎士と呼ばれることも。
1日1回指定したプレイヤーを人狼から守ることができるが自分は守れない。
狩人が守った人は確定白になれる。(もっとも狂人や下に書く妖狐という敵陣営である可能性も否定はできないが。)
護衛相手とその理由の記録、いわゆる「狩人日記」を夜時間のうちに書いておくと、複数狩人が出てきた時に内容で真偽を考察される上での重要なポイントになる。
村のルールによっては「2日(あるいはそれ以上)連続で同じ人物を護衛する(いわゆる鉄板護衛)ことはできない」場合もある。

猫又
人じゃないのに村人陣営で基本的に1人。
必ずいる役職というわけではないものの、知名度の高い役職である。
夜時間に襲ってきた人狼を自分諸共道連れに出来る。
逆に昼間に処刑されると生き残っている人物からランダムに1名を選んで道連れにする。
いずれも死んだ瞬間に他の人が後を追って死ぬので、人外は猫又を騙りにくくCOして対抗が出てこなければ、ほぼ確実に真役職として残される。
処刑されない程度に発言して注目を浴び、狼に狙われるよう仕向けるかがポイント。

共有者
村人陣営で基本的に2人1組。
共有者はお互いが共有者だということを認識できる。スタート時から1人だけ村人陣営か人狼陣営かわかる状態なので彼らの立ち回りはかなり重要。
人狼陣営は共有者を騙るのはリスクが大きすぎるので、役職COと同時に白判定される。
この二人か霊能者が主に村での指定、進行を務める。


◆人狼陣営


狂人
村人ではあるが人狼陣営で基本的に1人。
その為、勝敗条件では村人としてカウントされるが人狼陣営の勝利が自分の勝利なので、村人陣営の捜査を撹乱するのが目的。
(狂人自身は誰が人狼なのかは分からないし、人狼も狂人が誰なのか分からない。)
占い・霊媒では村人と出るため厄介。
狂人が霊媒師や占い師に化けて荒らしてからがこのゲームの本当のスタート。
ただ目立ちすぎると人狼に食われます。
この役職の動きが狼の勝敗を決めるといっても過言ではなく、それだけに人気の高い花形役職。

人狼
人狼陣営で人数は1~3人くらい。
夜パート毎に村人を1人捕食することができる。人狼が複数いても捕食ができるのは1回につき1人だけであり、なおかつ襲撃を担当するのは1人である。人狼同士はお互いを認識できる。
いかに村人の信用を勝ち取るかが焦点で、そのためには時に味方を切り捨てる覚悟も必要。

◆その他


村長(ゲームマスター)
GMの略称が一般的。ゲームの司会及び進行役で1人。誰がどの役割か全部知ってる。オフラインでは必要不可欠(PCやスマホのアプリで代用もできる)。ローカルルールによっては指示を出したりも。

【ゲームの主な流れ】



昼パート
捕食された村人の確認

議論し、誰を処刑するか決める。時間制限有り

投票でプレイヤーを1名処刑(「吊り」とも言う。)

夜パート
狩人は護衛対象を指定。占いや霊媒もこのタイミング*1

人狼同士で誰を襲撃(「噛み」とも言う。)するか相談

村人襲撃(狩人の護衛対象と同じだったら襲撃失敗)

朝。GMによる死亡者確認、および勝敗確認終了後に昼パートへ


以上を繰り返し、人狼と村人の人数で勝敗が決まるまで続ける。
ローカルルールでは初日に提示された時間を迎えるとタイムアップな場合も。


死亡
死亡するとゲームから除外され、発言ができなくなる。
墓場と呼ばれる場所で雑談に興じる場合も。(通称「墓下会話」。)
下でも述べるが、死亡の方法は例外を除くと昼間の「処刑」と夜間の「襲撃」に分かれ、それぞれ全く違う性質を持っている。



上記の通り多数のローカルルールやローカル役職が存在し、同じゲームでありながらその場の特有の駆け引きなどがあったりする。
多いのは特有のジョブや能力の有無、媒体によるルールの最適化など。少し珍しいところでは第三勢力などもある。

【ローカル役職】










【ローカルルール】


自殺
狂人の能力。夜に自殺する事が出来る。

役欠け
NPCである第一犠牲者が役職を持っている。つまり、ゲーム開始時点で村には占い師や霊能力者、狩人がいない可能性が生まれるし、全員揃っている可能性もある。

返り討ち
狩人を襲った場合、人狼が死亡。

意図的襲撃失敗
襲撃先を「なし」にするか、処刑と襲撃が同時に起こる村で襲撃先を処刑先に合わせることであえて死体なしにすることが出来る。

処刑無し
処刑の前に処刑を行うかの投票をする。過半数で処刑中止。

騎士団到着
タイムアップ。提示されたパート終了時、村人陣営生存で村人勝利。この場合、人狼陣営が強力になる事が多い。

突然死
通称凸死。チャット形式の人狼で処刑投票を期間内に行わなかったり、オンライン形式の人狼ゲームにて切断すると突然死扱いになる。
酷いときには狼全員が突然死し、処刑投票をしていないにもかかわらず狐が勝者になったりすることもある。
たとえ狂人であっても突然死は迷惑行為にあたるので絶対に避けよう。


【基本用語】




【関連ゲーム】

この人狼ゲームをモチーフにしたゲームも多い。








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最終更新:2023年10月31日 23:44

*1 その為占い師が襲撃されても、狐を占っていれば翌日にその死体は出る。