【はじめてのじんろう】人狼を全く知らない初心者のための簡単ルール・説明書

はじめに―人狼(じんろう)ってどういうゲーム?―

人狼ルール

『人狼(じんろう)』とは、村人陣営人狼陣営の2つに分かれたプレイヤー達が、それぞれの陣営の勝利を目指して戦うゲームです。ゲームの最初に、役職がプレイヤーにランダムに割り振られますが、その役職は、自分だけしか見ることができません。そのため、議論を通じて相手を信用すること又は疑うことによって、自分たちの陣営の勝利を目指していくことになります。

このゲームは、プレイヤー同士の会話が重要が非常に重要となるため、ロールプレイ型のコミュニケーションゲームに位置づけられています。ゲームの性質上、説得や推理がメインとなってくるため、コミュニケーションを相手と取りながら頭も使っていくゲームとなります。

今回は、これだけ押さえておけば問題なくゲームが楽しめるような、人狼のルール説明となっています。人狼には興味があるけど、どのようなゲームかわからないという方は、このルール説明を読んで参加のきっかけにしていただければと思います。


1.―各陣営の勝利条件―

村人陣営

人狼村人

村人陣営は、村人を中心とする陣営です。勝利条件はいたってシンプルであり、『すべての人狼を処刑すること』です。そのため、村人陣営の主たる目的となるのは、人狼を見つけ出し、処刑することです。後に紹介する占い師や霊媒師等からのヒントや議論から得られる考察を生かして人狼を見つけ出しましょう。

人狼陣営

人狼オオカミ

人狼陣営は、人狼を中心とする陣営です。勝利条件は、人狼の数と人間の数が同数となること』となります。そのため、人狼陣営の主たる目的となるのは、村人を上手く誘導し、人狼以外の人物を処刑することです。人狼人狼同士、互いの存在を確認できるため、上手く仲間同士で協力し合うこと、あるいは、仲間ではないように装うことが非常に重要となります。




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2.各基本役職の説明

役職は、大きく村人陣営人狼陣営に分かれます。役職の数は、ローカルルールも合わせればなんと100種類以上もあります。しかし、当然のことながら通常の人狼ゲームであれば、ここであげている役職のみを覚えるだけで問題はないと思います。

 

〜特殊役職はこちら〜

 

村人陣営側

当然のことながら、村人陣営側に何も情報が与えられていないのであれば、ほとんど勘で人狼を当てるゲームになっています。そこで、村人陣営の中には、非常に強力な能力を持った役職もいます。それぞれについて、説明していきたいと思います。

村人(市民):

人狼村人

村人は、何の能力も持っていないただの人間です。ゲームによっては、市民とも呼ばれます。村人は自分が人狼でないことをアピールしつつ、議論を通じて狼を探していくことが、主な役割となります。何の能力も持っていないからこそ、考察力や説得力が重要になってくる役職でもあり、人狼ゲームの楽しさを一番味わえる役職だと考えられます。

初心者のうちは、とにかく自分の意見を言っていくことが基本となります。自分が村人であるかどうかは、自分にしかわかりません。そのため、他のプレイヤーからは「人狼なんじゃないか」と疑われたり、人狼から「あいつを人狼に仕立て上げよう」と画策されることもあります。

最初の頃は、村人はつまらない役職だと思いがちですが、実は最も難しく最も楽しい役職です!

 


プレイする上でのヒント

・村人の強さが村の強さ
・考察力や説得力が試される役職
人狼ゲームの楽しさを一番味わえる最高の役職

占い師(予言者):

人狼占い師

占い師とは、毎晩一人のプレイヤーを選び、その人が人狼かそれとも人狼ではないかを判別することができる能力を持つ役職です。ゲームによっては、予言者とも呼ばれることがあります。占い師は、人狼を見つける大きな手掛かりを持っている役職であるため、非常に重要な役職となります。占い師は、占った人物の役職を知ることまではできず、あくまで人狼かそうでないかという点だけしか判別できないという点に注意が必要です。

また、占い師は、人狼陣営側に嘘をつかれやすい役職でもあります。そのため、自分の他に占い師だと名乗る人物が出てきた場合、その人物はもちろん偽物です。このとき、自分が本物であることは、本物である自分自身しかわからないので、なんとか自分が本物であると説得しましょう。

 

関連記事:自分が占い師だと信じてもらうための方法!

予言者・占い師で信用を取れない時はこちらを参考にしてください。

 


プレイする上でのヒント

・人狼を見つけるためのキーパーソン!
・生存者の中から、人間か人狼かを判別することができる。
・人狼陣営の中には、「自分が本物の占い師である」と嘘をつく人もいるかも!

霊媒師(霊能力者):

人狼霊媒師

霊媒師とは、その前日に処刑されたプレイヤーが人狼だったか人狼ではないかを判別することができる能力を持つ役職です。ゲームによっては、霊能力者とも呼ばれることがあります。霊媒師は、残りの人狼の数を把握することができるため、情報を多く持っています。また、村のリーダーとして議論の進め方などを定めていく役割も任されることもあります。

また、自分が本物であるという霊能者が現れる場合があります。この場合には、霊能者と名乗る人物を両方とも処刑するという進行が取られることとなります。これは、霊媒師という役職の特性上、村人から見ると、どちらが本物であるか一切わからないからです。そのとき、「安定進行」という言葉で、なぜか本物である自分のことを村人たちが処刑しようと試みますが、これは偽物と本物をどちらも処刑することで、偽霊媒師である人狼陣営を道連れにするという考え方です。そのため、人狼陣営を道連れにできたという心持ちが非常に重要であると考えられます。


プレイする上でのヒント

・昨日処刑された人物が、人間か人狼か分かる役職!
・村の進行役を任されることもある!
・本物だと確定しやすい役職。

狩人(ボディーガード)

人狼狩人

狩人とは、毎晩誰か一人のプレイヤーを選んで護衛することで、そのプレイヤーを人狼の襲撃から守ることができる能力を持つ役職です。ゲームによっては、ボディーガードとも呼ばれることがあります。非常に強い力を持つ占い師霊媒師は、人狼の襲撃先に選ばれることが多いため、そこを守ることが定石の流れとなります。ただし、自分自身を守ることができず、かつ、連続して前日と同じプレイヤーを守ることはできません。そのため、人狼の心理を読み、上手く護衛することが大事なるため、推理力と考察力が要される役職であると考えられます。

よく狩人と人狼の思考は似ると言われています。これは、狩人が人狼の行動を読んで行動しようとすることで、他のプレイヤーからは人狼に見えてしまうということから起こります。そのため、2日目以後に自分が疑われて処刑されそうになった場合には、自らが狩人であることを表明した方が良いかもしれません。狩人であることを表明するタイミングは非常に難しいです。狩人であることを明らかにすれば、確実に自分が村人陣営であることを表明できますが、狩人は自分を守ることはできないので、人狼に襲撃されてしまいます。そのため、狩人は選択が非常に難しい役職であると考えられます。

 


プレイする上でのヒント

・人狼に襲撃されそうな人物を護衛しよう。
・大抵の場合連続ガードはできない!
・人狼の心理を読もう!

 



人狼陣営側:

人狼陣営側には、村人陣営側と比べて、それほど多くの種類の役職はいません。ここで紹介する役職は、人狼を含めて二つです。人狼陣営側の役職には、村人陣営側の役職のような能力がありません。そのため、多くの場合、騙りに出る(嘘をついて村人側の役職持ちのフリをすること)必要があると考えられます。

関連記事:人狼陣営ではじめてウソをつく時の教科書

人狼陣営ではじめてウソをつくときは、こちらを参考にしてください。

 

人狼:

人狼ウルフ
人狼とは、毎晩誰か一人のプレイヤーを選んで襲撃することで、そのプレイヤーを脱落させることができる能力を持つ役職です。占い師に占われると人狼であることが判明してしまうため、人狼であると勘づかれないように行動する必要があります。また、襲撃先と狩人の護衛先が一致した場合には、その日は脱落者がいないという結果となります。

人狼ゲームで、はじめて人狼を引いた瞬間は、この上なく緊張してしまうと思います。しかし、この緊張が人狼ゲームの醍醐味です。場所にもよりますが、初心者の方が失敗してもそれほど責められることはないでしょう。積極的に発言したり、嘘をつき、人狼陣営の勝ちを目指しましょう!

 


プレイする上でのヒント

・占い師に占われると人狼であるとバレてしまう!
・襲撃するときは、本物の占い師・霊能者・狩人を狙おう!
・占い師や霊能者だと嘘をついてもいい!

狂人(裏切者):

人狼狂人

狂人とは、人間であるにもかかわらず人狼陣営側に属する役職です。ゲームによっては、裏切り者多重人格と呼ばれることもあります。この役職は、通常の村人と同じく能力はなく、占い師に占われたとしても村人陣営であるという結果が出ます。しかし、人狼の勝利が自らの勝利であるため、役職騙り(役職であるような振りをすること)や村の議論を混乱させる発言をすることで、人狼優位になるような行動を行うことが重要となります。基本役職の中では、最も難しい役職であり深い思考が要されます。

注意として、対面人狼では、狂人であるとしても村の雰囲気を壊すような過剰な暴れ方をするのは控えた方がいいという点があげられます。例外として、チャット人狼などでは意味のない長文や破綻した論理を繰り返す発言などが許されることがあります。確かに、チャット人狼では無視することができますが、対面人狼ではゲームのバランスを壊してしまう可能性があるので注意が必要です。村の議論を混乱させることも、仕事の一つではありますが、ほどほどに暴れるようにとどまり、空気を読むようにしましょう


プレイする上でのヒント

・自分が「占い師」や「霊媒師」であると嘘をついて村人を混乱させよう!
・人狼陣営の中で、最も自由で重要な役職!
・人狼陣営の醍醐味を味わえる最高の役職。

 




3.人狼ゲームの1日の流れ

人狼ゲームは、夜の時間昼の時間、そして夕方の時間から構成されます。1日目の夜からゲームは始まりますが、1日目の夜に襲撃や占いがあるかは、ゲームによって任意によって設定されます。

 

夜の時間

人狼の夜

夜の時間は、人狼村側陣営の能力者が行動することができる時間です。ここでは、対面形式の人狼を想定して、行動順について述べます。基本的に、夜の時間では顔を伏せ、声を発してはいけません。ゲームマスターの指示に従い、自分の役職名が言われたら顔をあげ、行動が終わったら顔を伏せましょう。

 

人狼の襲撃先の決定

人狼同士で襲撃先を決定します。村の中から1人のプレイヤーを指さし、ゲームマスターにその人を襲撃する旨を伝えてください。

占い師の占い先の決定

プレイヤーを一人指さし、占い先を指定してください。ゲームマスターから、そのプレイヤーが人狼であれば人狼のジェスチャー、村人陣営であれば村人陣営のジェスチャーが与えられます。

霊媒師による能力発動

前日に処刑されたプレイヤーが、人狼であったか村人陣営であったかについての情報がゲームマスターから与えられます。ゲームマスターが、人狼であれば人狼のジェスチャー、村人陣営であれば村人陣営のジェスチャーをします。

狩人による護衛先の決定

一人のプレイヤーを選び、そのプレイヤーを護衛することができます。狩人は、自分以外のプレイヤーを指さすことができますが、同じプレイヤーを連続して護衛することはできません。

⑤朝

夜の時間の行動が全て終わった後、ゲームマスターから襲撃された人が発表され、そのプレイヤーがゲームが脱落します。仮に、襲撃先と護衛先と被った場合は、ゲームマスターからは「本日の犠牲者はいなかった」旨が通知されます。このとき、議論を開始してくださいと言われるまで、誰も話してはいけません。また、脱落したプレイヤーはその時点以降の議論に参加することはできません。

昼の時間

人狼昼

昼の時間は、誰が人狼かを探すための議論を行う時間です。ゲームマスターが指定した時間の中で、誰を夕方の時間に処刑するか決めましょう。議論が白熱することもありますが、時間が来たら議論を中止する必要があります。時間配分に十分に気を付けて、時間内に誰を処刑するか決定しましょう。

 

夕方の時間

人狼夕方

 

夕方の時間は、プレイヤーを処刑するための投票をする時間です。ゲームマスターの指示に従い、一斉に投票するプレイヤーに指をさしてください。このとき、最も投票の多いプレイヤーが処刑されることとなります。もし、同票となった場合には再度投票を行います。再度投票を行ったにもかかわらず、再び同票になった場合には、そのプレイヤーは二人とも処刑されてしまいます。

 

4. 人狼ゲームにおける禁止行為とその理由

人狼ゲームでは、絶対にやってはならない行動がいくつかあります。このやってはならない行動は、嘘をつくつかない以前に、「ゲームが成立しない」原因となるものです。「ゲームが成立しない」とは、ゲームのバランスが崩壊してしまったり、そもそも人狼ゲームの意図と全く異なる結果が生じることをいいます。

当記事では、禁止行為について基本的なことについて触れた後、メタ行為を注意事項として簡潔に述べます。

(1)ゴースティング・開眼

開眼およびゴースティングとは、他人の役職を不正に把握する行為をいいます。開眼は対面人狼で発生するいたってシンプルな不正です。夜の時間は、自分の指定された時間でしか、目を開けることができません。もし、これを破ってしまえば、役職の匿名性が削がれてしまいます。例えば、村人陣営であれば全ての人狼を把握することができますし、人狼陣営であれば狩人や真の占い師を容易に把握することができます。これでは、ゲームのバランスは完全に崩壊してしまいます。

ゴースティングも同様に、オンライン上の人狼で行われる不正です。アプリを複数の端末で同時にプレイすることや、友人同士で参加しお互いの役職を公開し合うことがあげられます。近年では、人狼配信の数が増加していることから、配信者の配信を見ることによって、特定のプレイヤーの役職を把握するといった不正が行われています。

これらの行為は注意事項ではなく、禁止事項です。自分の役職や他人の役職は、ゲーム内の能力によってのみ把握されるべきであり、それ以外で知ることができてしまえば、ゲーム性は崩壊します。そのため、必ず気をつけるべき事項となります。

 

(2)利敵行為

利敵行為とは、相手の陣営の得になるような行為を行うことをいいます。人狼ゲームのバランスは、自分の陣営の勝利を目指すことではじめてバランスが保たれています。そのため、相手陣営が得をするような行為を行ってしまうと、バランスは崩壊してしまいます。

たまに、ふざけてみようと考えて、占い師なのに人狼であると表明したり、村人なのに狂人であると表明するプレイヤーが現れます。真剣に考えがあってそのような行動を取ったのであれば、説得できることもあるかもしれませんが、状況によってはその村が壊れてしまうことにもつながります。

そのため、人狼ゲームをやるからには、自分の陣営の勝利を目指すよう心がけましょう。

 

(3)メタ行為(諸説あり)

メタ行為については、禁止事項ではなく注意事項に挙げさせていただきます。というのは、メタ行為は、場合によっては許容されること、あるいは、推奨されることがあるためです。したがって、状況に応じて、控えるべきかどうか変わると考えられることから、禁止事項からは除外させていただきます。

メタ行為については、以下の記事で議論していますので、ご参考にしてください。

【人狼エッセイ5月号】"メタ"はなぜ嫌われるのか?【いとはき】

 


まだまだ記事は続きます!

 

 

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