「過去は振り返らない」井上真央、デビュー30年…現場で出会いと別れを繰り返し「新鮮な気持ち」 : 読売新聞

「過去は振り返らない」井上真央、デビュー30年…現場で出会いと別れを繰り返し「新鮮な気持ち」

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BS松竹東急の特別ドラマ「夜のあぐら ~姉と弟と私~」で主演

 3月から放送を開始したBS松竹東急で、開局記念の特別ドラマ「夜のあぐら ~姉と弟と私~」が9日午後9時から放送される。3人の 姉弟(きょうだい) を中心に、家族との「つながり」を描くヒューマンドラマだ。主演の井上真央は、「自分の家族や思い出に、重ね合わせてもらえるような作品になった」と思いを込める。(文化部・松田拓也)

秋子(井上)は真夜中に実家に忍び込み、金庫を盗み出すことになる(C)BS松竹東急/角川大映スタジオ
秋子(井上)は真夜中に実家に忍び込み、金庫を盗み出すことになる(C)BS松竹東急/角川大映スタジオ

父の遺産、愛人から守ろうとする3姉弟

 原作と原案は芥川賞作家・長嶋有の短編小説。主人公の次女・秋子を演じた井上が、長女・春子役の尾野真千子と初の姉妹役に挑んだ。弟・雪雄役は村上虹郎。監督・脚本は映画「鈴木家の (うそ) 」などの野尻克己で、井上は「最初に台本をいただいた時、監督は『春子が尾野さん、雪雄は虹郎くんのイメージ』と言っていた。『かなえばいいな』と思っていて、現場でそろったら想像以上の面白さがありました」と手応えを語る。

 秋子はピアノ講師を辞めて漫然と過ごす中、春子からひきこもりの雪雄と共に呼ばれ、死期が迫る父の遺産を愛人から守ろうと、協力を求められる。気乗りしないまま、騒ぎに巻き込まれた秋子は、これまで気づかなかった姉や弟の一面を知る。そして真夜中に実家に忍び込み、金庫を盗み出すことになる――。

姉弟の思い知り、最後は希望につながる

「秋子の一面が出るシーン」と、小学生の時に少しだけ習ったピアノを猛練習して撮影に臨み、最初から最後まで弾ききった(C)BS松竹東急/角川大映スタジオ
「秋子の一面が出るシーン」と、小学生の時に少しだけ習ったピアノを猛練習して撮影に臨み、最初から最後まで弾ききった(C)BS松竹東急/角川大映スタジオ

 実生活で井上は長女、尾野は末っ子、村上は長男で、3人とも人生経験とは異なる役柄を演じた。これがむしろ良かったという。「『妹や弟ってこんな感じだよね』と客観的に観察が出来た。3人の時と2人でいる時は空気も変わって面白かった。尾野さんが作られた春子を前に、妹として甘える感じも、演じながら出てきました」と振り返る。

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2905150 0 エンタメ・文化 2022/04/09 06:07:00 2022/04/09 09:26:45 2022/04/09 09:26:45 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220408-OYT1I50090-T.jpg?type=thumbnail

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