マーク・ストロング

マーク・ストロング; Mark Strong
	2019年
本名	Marco Giuseppe Salussolia
生年月日	1963年8月5日（60歳）
出生地	イングランド・ロンドン
国籍	イギリス
活動期間	1989年 -
配偶者	リザ・マーシャル
著名な家族	息子2人（ゲイブリエル＆ロマン）
主な作品
	『シャーロック・ホームズ』; 『キック・アス』; 『ロビン・フッド』; 『グリーン・ランタン』; 『裏切りのサーカス』; 『ゼロ・ダーク・サーティ』; 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』; 『キングスマン』シリーズ; 『シャザム!』; 『クルエラ』
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マーク・ストロング（Mark Strong, 1963年 8月5日 - ）は、英国の俳優。ロンドン出身。出生名はマルコ・ジュゼッペ・サルッソリア（Marco Giuseppe Salussolia）。

略歴[編集]

ロンドンでイタリア人の父と、オーストリア人の母のもとに生まれる^[1]。「マーク・ストロング」は芸名ではなく、母が息子が仲間外れにならないようにと出生名から改名したものである^[2]。

ドイツ語を流暢に喋ることができ、イタリア語も少し話すことができる。弁護士になるためにドイツ・ミュンヘンの大学に1年在籍したが、演劇の道を志すことを決めロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ・カレッジで英文学と演劇を学ぶ。大学卒業後、ブリストルの演劇学校に通う。

デビュー後は主にイギリス国内のテレビや映画で活躍した。2000年頃からアメリカやイギリスの名作、大作映画に登場した。

2003年にシェイクスピア劇の『十二夜』でローレンス・オリヴィエ賞にノミネート、2015年にはヤング・ヴィック上演ながらイヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出が話題となり、NTLiveでもライヴ上映されたアーサー・ミラー作『橋からの眺め』で主演男優賞（演劇部門）を受賞^[3]^[4]。同作は、ブロードウェイでも上演されて再び絶賛されトニー賞の演劇部門最優秀男優賞候補となっている。

「ハリウッドの悪役イギリス俳優」の代表格であり、そのことをネタにした、ジャガーのコマーシャルにも出演している。

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年	邦題原題	役名	備考	吹き替え
1997	ぼくのプレミア・ライフ Fever Pitch	スティーヴ
1998	イフ・オンリー The Man with Rain in His Shoes	デイヴ・サマーズ
1999	太陽の雫 Sunshine	イシュトヴァン		TBA
2001	エンド・オブ・オール・ウォーズ To End All Wars	ダスティ・ミラー	日本劇場未公開
2001	スーパーファイアー Superstition	アントニオ・ガブリエリ
2003	アンビリーバブル It's All About Love	アーサー
2005	リボルバー Revolver	ソーター		内田聡明
	オリバー・ツイスト Oliver Twist	トビー		青山穣
	シリアナ Syriana	ムサウィ		佐々木誠二
2006	トリスタンとイゾルデ Tristan + Isolde	ウィクトレッド		牛山茂
2007	サンシャイン 2057 SunShine	ピンバッカー		郷田ほづみ
2007	スターダスト Stardust	セプティマス＝第七王子		山路和弘
2008	フラッシュバック Flashbacks of a Fool	マニー・ミーゼル		原田晃
	バビロン A.D. Babylon A.D.	フィン		木下浩之
	ロックンローラ RocknRolla	アーチー		加藤亮夫
	ワールド・オブ・ライズ Body of Lies	ハニ・サラーム		てらそままさき
	善き人 Good	フィリップ・ボウラー		山内健嗣
2009	エンドゲーム〜アパルトヘイト撤廃への攻防〜 Endgame	ニール・バーナード	別題『エンドゲーム』	内田直哉
	ヴィクトリア女王世紀の愛 The Young Victoria	ジョン・コンロイ		仲野裕
	シャーロック・ホームズ Sherlock Holmes	ヘンリー・ブラックウッド卿		加藤亮夫（劇場公開版）大塚明夫（テレビ朝日版）
2010	キック・アス Kick-Ass	フランク・ダミコ		斎藤志郎
	ロビン・フッド Robin Hood	ゴドフリー卿		広瀬彰勇
	ウェイバック -脱出6500km- The Way Back	カバロフ		加藤亮夫
2011	ザ・ガード〜西部の相棒〜 The Guard	クライヴ・コーネル		（吹き替え版なし）
	第九軍団のワシ The Eagle	元兵士ゲルン
	グリーン・ランタン GreenLantern	シネストロ		加藤亮夫
	裏切りのサーカス Tinker Tailor Soldier Spy	ジム・プリドー		加藤亮夫
2012	ジョン・カーター John Carter	マタイ・シャン		藤真秀
	ゼロ・ダーク・サーティ Zero Dark Thirty	ジョージ		内田直哉
	ランズエンド -闇の孤島- Blood	ロバート・シーモア		乃村健次
2013	ビトレイヤー Welcome to the Punch	ジェイコブ・スターンウッド		谷昌樹
2013	記憶探偵と鍵のかかった少女 Mindscape（別題：Anna）	ジョン・ワシントン
2014	リピーテッド Before I Go to Sleep	医師ナッシュ
	イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 The Imitation Game	スチュアート・ミンギス少将		てらそままさき
	キングスマン Kingsman: The Secret Service	マーリン		加藤亮夫
2016	ザ・ブラザーズ・グリムズビー Grimsby	セバスチャン・グレイヴス捜査官
	フォース・プラネット Approaching the Unknown	ウィリアム・D・スタナフォース		（吹き替え版なし）
	ジャドヴィル包囲戦 -6日間の戦い- The Siege of Jadotville	コナー・クルーズ・オブライアン	Netflixオリジナル映画	谷昌樹
	女神の見えざる手 Miss Sloane	ロドルフォ・シュミット		内田直哉
2017	キングスマン:ゴールデン・サークル Kingsman:The Golden Circle	マーリン		加藤亮夫
2017	6日間 6 Days	マックス・ヴァーノン	Netflixオリジナル映画	加藤亮夫
2018	The Catcher Was a Spy	ヴェルナー・ハイゼンベルク		N/A
2018	ストックホルム・ケース Stockholm	グンナー		加藤亮夫
2019	シャザム! Shazam!	Dr.サデウス・シヴァナ		子安武人（劇場公開版）加藤亮夫（ザ・シネマ版）^[5]
2019	1917 命をかけた伝令 1917	スミス大尉		田中正彦
2021	クルエラ Cruella	ジョン		広瀬彰勇
2022	TAR/ター Tár	エリオット・カプラン		安井邦彦
2022	Nocebo	フェリックス
2023	シャザム!〜神々の怒り〜 Shazam! Fury of the Gods	Dr.サデウス・シヴァナ	カメオ出演	子安武人
2023	マーダー・ミステリー2 Murder Mystery 2			谷昌樹
TBA	The Critic	デヴィッド・ブルック	撮影中
TBA	The End We Start From		兼製作総指揮撮影中

テレビ[編集]

放映年	邦題原題	役名	備考	吹き替え
1993	第一容疑者3 朽ちた野望 Prime Suspect 3	ラリー・ホール	テレビ映画
1996	炎の英雄シャープ Our Friends in the North	トスカー・コックス	9エピソードに出演
1997	ジェーン・オースティンのエマ Emma	ナイトリー	テレビ映画
2000	E.O.D. 重爆物処理班 Bomber	クリス・フォーサイス	テレビ映画	津田英三
2003	キング・オブ・ファイヤー Henry VIII	トマス・ハワード	テレビ映画
2018	ディープ・ステート Deep State	マックス・イーストン	8エピソードに出演
2019	ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス The Dark Crystal: Age of Resistance	オードン	Netflixオリジナルシリーズ、声の出演 4エピソードに出演	ボルケーノ太田
2019	テンプル駅地下診療所のDr.ミルトン Temple	ダニエル・ミルトン	8エピソードに出演	（吹き替え版なし）
2020	Home Game	ナレーター	8エピソードに出演	N/A
TBA	Dune: The Sisterhood	皇帝ジャヴィコ・コリノ

日本語吹き替え[編集]

『ロックンローラ』以降、大半の作品で加藤亮夫が担当し、ほぼ専属になっている^[6]。

この他には、谷昌樹や内田直哉、てらそままさき、広瀬彰勇なども複数回担当している。

出典[編集]

^ Mark Strong Speed-the-plow Times interview
^ Mark Strong: how I put the fear factor into Sherlock Holmes
^ “「ジェシカおばさんの事件簿」女優、89歳でローレンス・オリヴィエ賞を受賞”. シネマトゥデイ (2015年4月15日). 2015年4月16日閲覧。
^ “2015年ローレンス・オリヴィエ賞が決定”. シアターガイド (2015年4月16日). 2015年4月17日閲覧。
^ “『シャザム！』新吹替が決定、草尾毅がザッカリー・リーヴァイ演じる”. THE RIVER (2021年8月31日). 2021年8月31日閲覧。
^ (日本語) 待望の声優が集結！『シャザム！』新録版プロデューサーに直撃 2023年6月7日閲覧。

外部リンク[編集]

[1] Mark Strong Speed-the-plow Times interview

[2] Mark Strong: how I put the fear factor into Sherlock Holmes

[3] “「ジェシカおばさんの事件簿」女優、89歳でローレンス・オリヴィエ賞を受賞”. シネマトゥデイ (2015年4月15日). 2015年4月16日閲覧。

[4] “2015年ローレンス・オリヴィエ賞が決定”. シアターガイド (2015年4月16日). 2015年4月17日閲覧。

[5] “『シャザム！』新吹替が決定、草尾毅がザッカリー・リーヴァイ演じる”. THE RIVER (2021年8月31日). 2021年8月31日閲覧。

[6] (日本語) 待望の声優が集結！『シャザム！』新録版プロデューサーに直撃 2023年6月7日閲覧。

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典拠管理データベース
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