[ 80年代男女混合グループ ] | 英国民謡好きの戯言 - 楽天ブログ

英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

全37件 (37件中 1-10件目)

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80年代男女混合グループ

2015/11/14
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  1. At The Dawning Of The Day/On Raglan Road (poem by Patrick Kavanagh)
  2. Bonny Light Horseman
  3. The Sea Maiden
  4. Thomas Leixlip The Proud (O’Carolan)
  5. Dragons (Laine Nunn)
  6. Mrs McGrath
  7. One I Love (Jean Ritchie)
  8. Down By The Salley Gardens (poem by William Butler Yeats)
  9. Three Danish Galleys
  10. Twisting Of The Rope (O’Carolan)
  11. Planxty Fanny Power (O’Carolan)
  12. Bantry Girls’s Lament
  13. Lakes Of Pontchartraine
  14. The Parting Glass

 

Laine Nunnvo, g, autoharp

Alan Nunng, flute, harmonium, mandolin, vo

John Rosefiddle

Nick Dowb, g, backing-vo

enginnered & produced by Robin Brown, Ric Sanders

sleeve design by Gordon Griffin

レイン・ナンとアラン・ナンによるレイン&アラン。

 1982年発表ですが雰囲気はモロに70年代です。

 たおやかで瑞々しい女性ヴォーカルとフルートを中心とした器楽の組み合わせがとろけそうなほどに美しい。

 レインのビューティホーな歌声を聴いているとなんだか昇って行ってしまいそうです。悪いおくすりとかの影響ではなく。

 歌入り曲はそんな彼女の魅力を存分に堪能できる仕様で、アランとゲストのニック・ドウがコーラスを付けるのはアカペラで楽しく歌う6のみです。

 アラン(顔は似てないから夫婦なのかな)が弾くギターがとろとろと切なく素朴です。

 盲目のハーパー、ターロック・オキャロランの作品が多数を占めるインストではフルート独奏を披露していたりして、これが実に幽玄なのですよ。

 そのオキャロランをはじめ、1の詩を書いたパトリック・キャヴァナも8の詩を書いたウィリアム・バトラー・イエーツもアイルランド人。

 アイルランド民謡も何曲か取り上げているからアイルランド出身なのかなあ?と思ったけど録音場所がイングランドなんで英国扱いにしちゃいました。(本当のところはどうなんでしょうね。誰か知ってたら教えて)

 お気に入りはレイン作の5とローナ・キャンベル(イアン・キャンベルの妹)の編曲バージョンだというアメリカ人民謡歌手ジーン・リッチーの作品7

 どっちも私好みのウルトラ美旋律短調でね、聴いているとネガティブ感情は一個も沸いていないのに無性に泣きたくなってくるんだ。

 もっと多くの人に聴いてもらいたい逸品です。

  







Last updated  2015/11/14 06:49:42 PM
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2011/10/08
pererin_teithgan

  1. Y Drws (Arfon Wyn)
  2. Y Gwr O Gefn Brith (Arfon Wyn)
  3. DdoiDi Dei - Alaw Gymreig
    Hawlfraint ? Cwmni Cyhoeddi Gwynn
  4. Draw Dros Y Brynlau (Charli Goodall)
  5. Mae ‘Nghariad I’n Fenws
  6. Symffoni Lawen (Charli Goodall)
  7. Teithgan ? Pererin, Darlun cerddorol ‘Gallwn ninnau ennill y ras
    a cholli’r dydd’
    a. Cychwyniad
    b. Llais y gwynt
    c. Ar garlam
    ch. Diweddglo
  8. Ble’r Wyt Ti’n Myned
  9. Diferion (Charli Goodall)
  10. Mynydd Parys (Arfon Wyn)


Arfon Wyn
vo, 6 string-g
Charli Goodall
vo, 12 string-g, e-g
Einion
bodhran, congas
Llio Haf
flute, key, vo
Aneurin
flute, key, vo

 80年にデビュー作を出しているウェールズの5人組ペレリン(英語だとpilgrim)によるセカンド。
 Llio Haf以外は全員男性、ブックレットの写真を見る限りだとそれなりにキャリアはありそう。(生え際がね、20代じゃないんだよね、うん)

 2人のギタリストによるコンテンポラリー曲と当地のトラディショナルで構成された全10曲。
 各人の担当楽器(ウェールズ語を機械翻訳にかけた。つまり直訳)は上記の通りなのだが、明らかにエレキベース、ドラム、ホイッスルも入っているので念のため。

 歌唱力があるとは口が裂けても言えないものの、マイルドな美声がα波出っぱなしの男性ヴォーカルは非常に心地よいし、時折くっつく男女コーラスもたおやか。
 バウロンやコンガをマーチ風に叩いたかと思えばエレキギターが泣き節を披露し、さらには強風の音や子供の声を効果的に取り入れる。
 パッと聴き小難しいことなどやっていなさそうなのだが、ちょっと注意して耳を傾ければ細部までかなりこだわったサウンドであることがわかる。

 ライナーではエレクトリック・フォーク・ロックと謳っているが、フェアポート・コンヴェンションやスティーライ・スパン等が展開しているそれとはまるで違う。
 ヘタレな男性ヴォーカルといい結局は全員死んで終わりそうな英雄譚っぽい雰囲気の楽曲といい短調多数派な曲構成といい…、シンフォ/プログレッシヴ・ロック界のブラジル代表テンパス・フュージットを思い出したのは偶然でも何でもないな。



通販取り扱ってます(2011/10/8現在。品切れ/リンク切れの際はごめんなさい)

【新品CD】 PERERIN / Teithgan







Last updated  2011/10/08 10:37:13 AM
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2011/09/25
capercaillie_the blood

  1. Aignish (J.A. Morrison/Kennedy Fraser)
  2. The Hebrides (Capercaillie)
  3. Arrival Theme (Capercaillie)
  4. Cumha Do Dh’uilleam Siosal
  5. Iona Theme (Capercaillie)
  6. Oh Mo Dhuthaich
  7. Calum’s Road (Capercaillie)
  8. Callinish, Picts, Celts (Capercaillie)
  9. Fear A Bhata
  10. Alasdair Mhiccolla
  11. Dean Cadalan Samhach (J. MacRae)
  12. Lordship Of The Isles (Capercaillie)
  13. Grandfather Mountain (Capercaillie)
  14. Arrival Reprise (Capercaillie)
  15. An Ataireachd Ard (D. MacVicar/J. MacDonald)
  16. Colum Cille (Capercaillie)
  17. ‘s Fhada Leam An Oidhche Ghemhraidh (M. MacFarlane)
  18. Downtown Toronto (Capercaillie)
  19. Maighdeanan Na H-Airidh


Karen Matheson OBE (1963.2.11~)
vo
Anton Kirkpatrick
g
John Saich
b, g
Charlie McKerron (1960~)
fiddle
Donald Shaw
accordion, key
Marc Duff
whistle, bodhran, wind-syn
Rhona MacKay
harp

 84年に1作目をリリースして以来、四半世紀以上経った今でも活動を続けているスコットランドのフォーク・グループ。
 歴代メンバーの中にはアイリッシュ・トラッド界の大定番ドーナル・ラニーの実弟メイナス・ラニーもいるカパーケリーが発表した、テレビ番組「the Gaelic Scots」のサントラがこちら。

 カレン・マシスン(※名前の後ろのOBEは2011年現在のもの)の幽玄な美声が最大の売りだが、それ以上に何か「おおっ!?」と色めき立つような要素はあるのだろうか? 今一度再聴してみよう。
 結論から言うと、やはりカレンの美しすぎる幻想的なシンギングに最も心惹かれた。有名なスコットランド民謡の9などはその真骨頂とも言っていいほどの出来である。
 続く10もカレンのリードを追いかける男声コーラス(女声も控えめに含まれてはいるが)が癖になりそうなウォーキング・ソング?マウス・ミュージック?。こういう曲調は同じケルト圏でもアイルランドにはないものだなあとしみじみ。
 完全無伴奏独唱もあり、またゲール語の響きは相変わらず神秘的だ。

 サントラというと無難に綺麗なだけで音楽的な面白さという点では疑問符が付くイメージがあったのだが、本作は違うようだ。
 看板娘のカレンが不在のインスト曲にも魅力は十二分にある。涼しげで輪郭がくっきりしたギター、スラッピング・ベース、自由に舞うアコーディオン…。汗を飛ばして激走するタイプではないが、表面上はおとなしそうに見せておいて内面には確固たる信念があるようなイメージの音作りがなされている。
 女性ヴォーカルを擁するシンフォ系プログレとしても通用するのではないだろうか。

 現時点での最新作は2008年のスタジオ盤「Roses And Tears」。
 本作にクレジットされているカレン、ドナルド・ショウ、チャーリー・マッケロンの3人に加え、メイナス、マイケル・マクゴールドリックなど8人が参加している。


 http://www.capercaillie.co.uk/








Last updated  2011/09/25 05:18:44 PM
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2011/07/24
golden bough_beyond

  1. Stand In The Light 陽光に立って (Paul Espinoza)
  2. Call Me To The Dance 踊りに誘って (Paul Espinoza)
  3. Lovely Molly いとしいモリー (Paul Espinoza)
  4. Doue Lan a Vadeleh/Ar Serjant Major/Jan en Piet ブルターニュのメドレー
  5. If I Had Wings 翼があったなら (Paul Espinoza/trad)
  6. The Merchant’s Son 商人の息子/Who Made Your Breeches? 誰がそのズボンを縫ったの
  7. The Night Wind 夕べのそよ風 (Paul Espinoza/Margie Butler)
  8. Brothers Of The Sun 太陽の兄弟たち (Paul Espinoza)
  9. One Morning In Spring 春のある朝/Hunting The Hare 兎狩り
  10. The Lark In The Clear Air 澄んだ空にさえずるひばり
  11. Bicycle Of Dreams 夢の自転車 (Paul Espinoza)
  12. Gamal Ralla Reinlander ララ・ラインランダーのガマル
  13. Song Of The Fisher Lassies 魚とりの娘たちの歌 (Ewan MacColl)/Blast Of Wind 一吹きの風
  14. Fond Farewells (Paul Espinoza) 好ましい別れ


Paul Espinoza
vo, g, octave-mandolin, accordion, vo-arrangements
Margie Butler
vo, celtic folk harp, recorder, tin whistle, bodhran
Florie Brown
violin, nickelharpa, vo-harmonies

Pablo Carcamo
double-b
Hungarian folk group, Meta: Zsolt Nagy (viola), Albert Mohacsy (double-b), Istvan Beran (tarogato)

produced by Golden Bough
executive producer Horst Tubbesing
cover photo Klaus Stemmler

 1980年にポール・エスピノザとマーギー・バトラーのデュオとしてスタートしたゴールデン・バウの6作目。81年のデビュー作の時点では現テンペストのリーフ・ショルビエもいました。
 ノルウェー民謡が収められているのはオスロ出身のリーフの影響なのかしらねぇ?(しかしこの日本語解説文はちょっといただけない。見た目も歌声もかなりむさ苦しいリーフを「女性歌手」と誤記しているんだもん)

 庶民的で美しい歌声の女性歌手とちょっぴりショボン声の男性歌手がいて、無伴奏シンギングもあればインストもあり。
 日本じゃあまり知られてなさそうなバンドだけどこれ、相当聴きやすいよ。5なんかはティム・ハート&マディ・プライアを彷彿させるしね。…そうか、ポールの少々鼻にかかった親しみやすい歌い方がティムに似ているんだな。滑らかなマーギーの歌声もマディっぽいし。

 インストもいいなぁ。
 9の後半部や12のアコーディオンなんてかわいすぎる!

 5のメロディはどのトラッドのものを使っているのかなあ。パッと聴きは“スパニッシュ・レディ”ぽいんだけども。
 ヴォーカル・ハーモニーが滋味渋な7はストーン・エンジェルあたりが歌っていても違和感ないかも…なんかこのポール・エスピノザって人の書いてる曲、トラッド臭しまくりだよ。

 全体的に穏やかでソフト、そして適度に優雅でアダルトな雰囲気に支配されたアルバムです。
 これはほかの作品も要チェックだわ。


 http://www.goldenboughmusic.com/



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Last updated  2011/07/24 08:29:29 PM
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2011/06/10
rosengarten

  1. Gavotten ガヴォット (P.F. Caroubel)
  2. Slafest Du Friedel Ziere? 眠っているのかい、愛しい友よ (Dietmar v. Aist/H. Ziegler)
  3. Ein Neuer Tanz アイン・ノイアー・タンツ(新しい舞曲) (H. Ziegler)
  4. Sie Gleicht Wohl Einem Rosenstock 彼女は薔薇のようだ
  5. Schafertanz シェーファータンツ(羊飼いの踊り) (T. Susato)
  6. Ich Zoch Mir Einen Valken 私は一羽の鷹を買っていた (Der von Kurenberg/H. Ziegler)
  7. Gruss Gott Dich Schoner Maien/Tantz 今日は、麗しき5月よ/舞曲
  8. Mein Gmuth Ist Mir Verwirret/Tourdion 私の心は、ちりぢりに乱れてしまった (H.L. Habler/P. Attaingnant)
  9. Allemanden アレマンド (T. Susato)
  10. Ich Sach vil Wunneclichen Stan 私は、たくさんの美しいものを見た (Reinmar v. Hagenau/H. Ziegler)
  11. Ach Elslein, Liebes Elselein エルスライン、愛するエルスライン
  12. Volte ヴォルテ (M. Praetorius)
  13. Merseburger Zauberspruch メルゼブルグの呪文 (anon/H. Ziegler)


カリン・ツェレニー
vo, g, streichmelodion、mandolin, per
ハンネス・ツィーグラー
vo, g, bouzouki, mandolin, dulcimer, hurdy gurdy, tin whistle
ハンス・ビンダー
b, vo
アンドレアス・ユングヴィルス
recorder, crumhorn, cornett
ヨハネス・ランクマイアー
recorder, crumhorn, glockenspiel

ルディ・シュテーガー
per

produced by Rosengarten

 困った。アンドレアス・ユングヴィルスの表記がわからない。
 名はAndreasって調べなくてもわかるけど姓がねえ。
 …1人だけだとバランス悪いから全員片仮名表記にしとこ。

 もひとつおまけにグループの詳細も不明!
 ローゼンガルテンって検索してもバラ園ばかりヒットするんだもの。
 いつから活動しているのか、これが何作目なのかもわかりません…どなたか無知な私に教えてください。

 気を取り直して聴きましょう。

 初期のブラックモアズ・ナイト+第2次ジョン・レンボーン・グループって感じの音楽を繰り広げています。
 リコーダーやクルムホルンを操るメンバーが5人中2人もいるけど、グリフォン臭はあんましないなあ。女性ヴォーカルが入っているからかな?

 でもカリン・ツェレニーはキャンディス・ナイトやジャッキー・マクシーとは違うタイプ。
 声質ももわっとしているし、あまり覇気というものが感じられないんだ。だらけているとかそういうのではなくて曲のメロディがそうさせているというか。
 ハンネス・ツィーグラーもこれまたあまり巧くなく鬱々とした歌い方です。
 そうだなあ、むしろストーン・エンジェルを聴いている時の感触のが近いかもしれない。ちょっと宗教音楽っぽい部分があるとことかね。

 器楽曲の方はと言いますと、古楽器てんこ盛りで特に木管縦笛類がよく聴こえてきます。
 控えめな打楽器をうまいこと配置してバランスを取ってるよ。

 前述の2グループとは取り上げている作曲家もあちこちかぶってますね。
 ピエール・アテニャンとティルマン・スザートの曲はブラックモアズ・ナイトでも聴くことができるし、5と8の後半部はJRGも演奏してる(あっちではトラディショナル扱いになってるけど)。

 これらのトラッドは当地のものだよね?
 あのへんの国って吸収合併がすさまじいからよくわからん。神聖ローマ帝国とかさ。もうわかんないことだらけだぜ。

 あ、10はペンタングルの“ア・メイド・ザッツ・ディープ・イン・ラヴ”(70年の「クルエル・シスター」収録)にかなり似ているぞ。

 ラストのクルムホルンのしつこさが素晴らしすぎて泣けてきた。







Last updated  2011/06/10 09:12:07 PM
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2011/01/09

pyewackett

  1. Amoroso (Italy)
  2. Hey We To The Other World (William Lawes)
  3. Bedlam City
  4. Grays Inn Maske (or “Mad Tom”)
  5. Tam Lin
  6. The Merry Go Round Broke Down (Cliff Friend/Dave Franklin)
  7. Ce Mois De Mai (Clement Janequin)
  8. The B De B/Borborygmi/The Bear Dance (Belgium)
  9. The Well Below The Valley
  10. The Grey Cock (or “The Lover’s Ghost”)
  11. Dan And The Wombat (Pyewackett)


Ian Blake (1955.12.9~)
vo, recorder, clarinet, b-clarinet, soprano sax, whistle, b, syn, p
Rosie Cross (1954.10.6~)
vo, bassoon, hammer dulcimer, tambourine
Mark Emerson (1958.8.15~)
vo, violin, viola, old grey whistle
Bill Martin (1955.5.3~)
vo, p, prepared-p, syn, g, accordion
Micky Barker
ds

produced by Pyewackett & Andrew Cronshaw
sleeve from “The Phases of the Night” by Max Ernst

 パイワケットの2作目。大好きなアルバムです。
 ラビリンスに載っている安かったからと買ってみたのだけど、大当たりってやつですわ。

 木管縦笛の響きが実に典雅でね。
 リコーダー入りでトラッドをやっているというとフィリップ・ピケットやグリフォンがすぐに思い浮かぶけど、ピケット先生ほど学術的ではないしグリフォンとも微妙に違う。
 部分部分では似通っているところもありますが、もっと柔らかでおっとりしている感じかな。そして庶民的。
パイワケットって近寄んなオーラがまったく出ていないだ。(ピケット先生なんて本格派すぎて気安く声かけられるイメージじゃないしさ)

 歌入りと歌なしのバランスはちょうどいいです。
 シンセサイザーの使用も必要最小限だから「シンセ使い過ぎ! 無駄な電子音でぶち壊しじゃねーかよ!」状態とは無縁ですよ。

 ロージーが歌っているシャンソンの7はマディ・プライア&カーニヴァル・バンドのようですねえ。声質が似ているし使用楽器もかぶっている…と、以前に書いたマディ&カーニヴァルのレビューを読み返してみたら似たようなこと書き綴っていました。あはは。
 もう1人のメインシンガーであるビル・マーティンはマーティン・カーシーを彷彿とさせる朗々とした歌唱でして…、もっと評価されてほしいしもっと表舞台に出てきてほしいわ。

 イアン・ブレイクとビルはロンドン大学で出会ったらしいけど、正規の音楽教育は受けたのかしら。
 特にイアン。彼のリコーダーは「学校が休みの日にちょこちょこ練習してました」ってなレベルとは思えないのよ。

 1曲目の15世紀イタリアの舞曲におけるミッキー・バーカーのドラムは本気でかっこよすぎる。
 装飾音っていうのかな、合間合間に速叩きをしているんだけど、きちっと揃っていて正統派というか輝ける真面目加減というか。
 サポートメンバーとするにはもったいないくらいの働きをしてくれています。

 2曲目以降もちらっと補足しておこう。
 2:18世紀ロンドンのコーヒーハウスで歌われていた酒飲み歌。
 3:悪名高きベツレヘム病院についての歌。
 4:ジョン・プレイフォードの「イングリッシュ・ダンシング・マスター」からのチョイス。
 5:妖精奇譚ってやつかな。スコットランドのバラッドでフェアポート・コンヴェンションの演奏はかなり有名。日本語版の絵本も存在しています。
 6:1937年に書かれた歌で、メリケンアニメのルーニー・テューンズのテーマ曲として有名。アンプス&ダンプスみたいなかわいい歌。
 7:16世紀初め頃のシャンソン。
 8:16世紀ベルギーの舞曲。
 9:チャイルド・バラッド21番。テーマは殺人、近親□姦(←伏字にしないとダメって怒られた)…マーダー・バラッドです。プランクシティが同名のアルバムを73年にリリースしています。
 10:これも別タイトルがいくつか存在しているチャイルド・バラッド(248番)。
 11:16世紀の2つの舞曲を基にしたオリジナル。

 パイワケットのアルバムはこれ含めて計4枚出ているみたい。
 見かけたら即買うことにします。


 マイスペース
 フレンドのコーナーを見るとメンバーの名前が。みんな現役なんだねえ。
 ビル・マーティンのブログのリンクにあるサム・マーティンての絶対息子だな。音楽関係ないし。カクテルだし。

 イアン・ブレイク公式サイト
 現在はオーストラリアに住んでます。







Last updated  2011/01/09 03:46:06 PM
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2010/10/14


★右側フリーページのアルファベットは索引になっています★

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  1. Three Piece Suite+ (Barraclough/Baker/Hale/Lee/Metcalfe/Shephard)
  2. Hot Dog~ (Cox)
  3. Wildest Dreams+ (Cox)
  4. Let’s Take A Trip To Paris+ (Baker/Cox)
  5. The Right Thing To Do* (Cox)
  6. Pioneering+ (Cox/Dyer/Appleton)
  7. I’d Like To Get Twenty Minutes on My Own With Pamela Ewing~ (Hale)
  8. Help Us Through ‘Till Judgment Day* (Cox)
  9. Guarantee* (Cox)
  10. Boogie Woogie Piggie+ (Jacobs)
  11. I Just Telephone Upstairs+ (Audrey Call)
  12. Indian Boogie~ (Cox)
  13. Oh Dear Boy~ (Cox)
  14. Busy Line Of My Own~ (Baker/Cox)
  15. Just For A Moment~ (Cox)
  16. Deep In The Heart Of Texas+ (Hershey/Swandler)

tracks 5, 8, 9 taken from the album Pretty Slick, Huh? 1979
1, 3, 4, 6, 10, 11, 16 Lounge Music 1980
2, 7, 12-15 Manhattan Roll 1982
all tracks except 5, 8, 9 licensed from Telephone Bill & the Smooth Operators
5, 8, 9 licensed from Swamp Productions

Chris Cox
vo, g, e-b
Nick Barraclough
vo, g, banjo, smoker’s Cough
Gerry Hale
vo, mandolin, e-mandolin, fiddle, g
Anne Baker
vo, per, ds, mandolin
Steve Reynolds
vo, key
Andy Metcalfe
vo, key, accordion
Richard Lee
string-b
Steve Brooks
per, bongos
Tony Shephard
ds
David Hartley
pedal steel
Morris Windsor
ds
string quarted arranged by Harvey Brough; played by Jonathan Evans Jones, Adam Lively, Catherine Marwood and Deborah Thorne

+ produced by Andy Metcalfe & Telephone Bill
~ produced by Ted Hayton & Telephone Bill
* produced by Bob & John Hardman

 キッシング・スペルが放つ(存在感は)B級タレント軍団、テレフォン・ビル&ザ・スムース・オペレーターズ。って誰だよ。10人中9人は確実にそう思ってるよ。くるみゆべしが大好きなこの私も知らないよ。

 蝶ネクタイにイブニングドレスで横並びをし、ぱっぱっぱや~♪と裏声混じりで高らかに歌い、陽気なピアノが転がるこの出だし。
 てっきり古い時代のアメリカンかと思っていたら違いました。
 曲調がねー、あんたら絶対にビーチ・ボーイズ好きでしょ? バーズで一番好きなのは「ロデオの恋人」だよね?
 と疑わずにはいられないのですよ。(たとえがベタベタですまんです)

 リードで歌えるメンバーがいっぱいいるのは強み。
 アン・ベイカーは大人の女って感じだけど少し頼りなげでフェミニンな感じもする声で、スティーヴ・レイノルズはパブ・ロッカーみたいな声。ジェリー・ヘイルはAORが適役な感じの声…。
 みんなで歌うとやっぱりミュージカル調で、この戯言レビューに出てきがちな「ひとりひとりの歌唱力は疑問符だけどみんなで歌うとたらまん魅力」タイプとは違うみたい。
 ま、こういうのも好きだしアルバム全体の内容もすごく良かったのだけど。

 検索エンジンかけまくっててもアメリカ人疑惑がなかなか晴れなかったけど、それでも7を聴くと英国人なんだなー、と思える。
 マンドリンが音頭をとるこのインスト、疾走感あってさりげなくかっこいい。ストリングベースがまたいい味出してるのだ。

 クリス・コックスのマイスペースを見ていたら、影響を受けた音楽のトップにスティーリー・ダンの名前が。
 なるほどねー、だからこのサウンドなのかもね。洗練されてるっつーかさりげなくお洒落なんだよね。2着で1万円のスーツなんて絶対に着そうにないというかね。

 それにしても13は美メロだなあ…。

 過去形バンドかと思ってたら違った。ごめんなさい。


《着せ替えしてますか?》


小窓にデジタルじゃない時計が表示されるのがお気に入り

私はしていません。生まれたままのつるっとした姿で使っています。


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Last updated  2010/10/14 06:45:28 PM
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2009/06/13


★右側フリーページのアルファベットは索引になっています★


~~~~~~~~~~~~~~~~~


clannad_fuaim

  1. Na Buachailli Alainn 素敵な彼ら (Ciaran O Braonain/Pol O Braonain)
  2. Mheal Si Lena Glorthai Me 魅惑の声 (Ciaran O Braonain/Pol O Braonain)
  3. Bruach Na Carraige Baine 白い岩の岸辺
  4. La Brea Fan Dtuath ブラリ日和 (Ciaran O Braonain)
  5. An tUll リンゴ (Ciaran O Braonain/Pol O Braonain)
  6. Strayed Away 迷走 (Thom Moore)
  7. Ni La Na Gaoithe La Na Scoilb? 風吹きゃ飛ばず (Ciaran O Braonain/Pol O Braonain)
  8. Lish Young Buy A Broom リッシュ・ヤング・バイ・ア・ブルーム
  9. Mhorag’s Na Horo Gheallaidh 私のモーラグ (Ciaran O Braonain/Pol O Braonain)
  10. Buaireamh An Phosta 結婚騒動 (Ciaran O Braonain/Pol O Braonain)


Maire Ni Bhraonain (1952.8.4~)
harp, vo
Ciaran O Braonain (1954.3.4~)
double-b, g, syn, p, mandolin, vo
Pol O Braonain (1956.4.22~)
flute, g, tin whistle, vo
Eithne Ni Bhraonain (1961.5.17~)
key, vo
Padraig O Dugain (1949.1.23~)
mandola, mouth organ, vo
Noel O Dugain (1949.1.23~)
g, vo
Neil Buckley
clarinet, soprano sax, alto sax
Noel Bridgeman
per
Pat O’Farrell
e-g

produced by Nicky Ryan
photography Edmund Ross Studios Dublin

 最後の最後で血族グループの真打登場です。
 ドニゴール出身の、というよりアイルランドから登場した音楽一家、クラナド
 ブレナン家の妹エンヤがついにその姿を現しました。(慣れ親しんだEnyaとは違う綴りだが…読み方は一緒なのかね?)
 ここ日本ではエンヤ=アイルランド音楽の代表格、クラナド=萌え萌えアニメという図式が出来上がっていますが、当地でのクラナドの扱いはどうなんでしょう?
 90年代以降はポップス化しているとの噂だからと手を出せずにいる人、多いのでしょうか。

 クラナドはこれまでに2作目3作目を聴き、とりわけ血族ならではの息ぴったりなコーラス・ワークに興奮しっぱなしでした。
 アーバンな雰囲気なんて求めてないんでモダン路線のクラナドは興味ないのだけど、エンヤが唯一参加した82年の「フアム」は田舎っぺを残しつつだいぶ都会に近付いている様子。

 さらさら流れる多重鍵盤が都会進出の一因かなあ。
 音数が多くなってるのとヴォーカル処理に手間をかけていそうなのもあるかもしれない。

 告白しますと、私はエンヤには思い入れはまったくと言っていいほどなく、クラナドは70年代にリリースしたものを最優先で聴きたいんですよね。
 これは日本盤だし890円だし、帯文句を読む限りでは期待できそう…ってな理由で買い物かごに放り込んだの。

 いざ聴いてみたら想像していたよりは好盤だったけど、それでも「デュラマン」にお熱な私には「フアム」は洗練されすぎてる。
 9の無伴奏混声コーラスにはハッとさせられたけど、これ以上都会っ子になってしまっては手に負えません。

 まあでも2でかっぺな男声が聴けるので良しとしますよ!(4人のうち誰が歌ってるんだ。ペテン師みたいな風貌のキアランか?)
 トラディショナルを歌う男性歌手ってのは、基本的にかっぺ声じゃないとドキドキしないのです。
 ああっ声量足りてないんじゃ!?ライブ前は手のひらに汗びっしょりなんじゃ!?と思わせた方が勝ちなのよ!
 ポール・ブレイディみたく歌唱力抜群の場合は声質がユニークじゃなきゃダメなのよ!

 トラディショナルはたったの2曲、外部の曲が1曲で残りはみんなキアランとポールの作品。
 だが。トラッドだろうが他作だろうが自作だろうがさらっと聴き流す程度じゃ違いがわかりません。
 8はティム・ハート&マディ・プライアの録音でさんざん聴いている歌なのに、見事にクラナド色に染まっていて初めて耳にするようです。
 ゲール語で歌ってるからかな。ゲール語の歌ってどういうわけだか既聴感がものすごく強いんだよね。

 激烈愛聴盤にはならないけど、数曲取り出して聴きまくる可能性は高いアルバムです。

 ウィキのトリビアによると。
 ブレナンさんとこは9人きょうだいだそうですよ。
 モイアが長子、キアラン3番目、ポール5番目、エンヤ7番目。

 公式サイト:http://www.clannad.ie/



<明日のケーキは>

ほうれん草で作ってみようっと。
ぬっふっふふふふ。


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Last updated  2009/06/13 08:56:28 PM
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2007/11/02

  1. Pilvien Paimen 雲の羊飼
  2. Uni Tullee 眠りがやってくる
  3. Kun Poijat Ne Menoo Ameriikkahan 若者はアメリカへ
  4. Tuulin Luulin トゥーリン・ルーリン
  5. Sinisiiro Kultakiiro (Kansanlaulun pohjalta M. Kontio, trad) シニシーロ・クルタキーロ(鳥)
  6. Iltakaste 夜露 (Hannu Syrjalahti)
  7. Lunastettava Neito 囚われた娘
  8. Kaksitoistavuotisna 12歳の頃 (trad, suom sanat R. R. Ryynanen)
  9. Tytot Nuoret Huolettomat 悩みのない若い娘たち
  10. Velisurmaaja 兄弟殺し
  11. Kun Luoja Linnut Loi 神が鳥たちを創造した時
  12. Kaikk Ilot Mie Unohin 忘れてしまった全ての楽しみ
  13. Nikunakua ニクナクア (M. Kontio kansansoitteen pohjalta)
  14. Nuku Lapsi 眠れ (trad, Liisa Laaveri)


リーサ・レーヴェリ
ヴォーカル
エーヴァ・レーナ・サリオラ
ヴォーカル、カンテレ
ハンヌ・シリイエラーティ
ヴォーカル、カンテレ
マティ・コンティオ
ヴォーカル、カンテレ、ギター、マンドリン、ドムラ、ハーモニカ、バンジョー
タピオ・サロ
ダブルベース
セポ“パロニ”パークナイネン
樺笛、フルート、ピッコロ
アンテロ・ペイヴェレイネン
パーカッション

 フィンランドのラウルプー
 実はこのアルバムは結構前に入手していたんだけど、英国産じゃないからってレビュー候補からは外していたの。
 でもハウゴー&ホイロップヴェーセンを出したんなら…とラウルプーも出すことにしたわけ。
 ちなみに私が所有する盤でフィンランド産はこれ1枚だけです。
 放言レビューに載せられそうなものならほかにあるかもしれないけどね。

 クレジットされているのは7人、しかしジャケに写るのは5人。
 誰が正式メンバーなのかわからーん!

 まあとにかく、ラウルプーの特徴は歌い手が4人いること、カンテレ奏者(兼任含む)が3人いることかな。
 カンテレってチター属の楽器なんだけど、音色が本当に繊細で優美なんだ。
 耳にする機会が多いアイルランドのハープよりもさらにナイーブ。だけど芯はしっかり通ってる。

 笛類も効いてます。
 フルートなんてもう何度も聴いている楽器だけど、まるで初めて耳にする楽器のように新鮮な音。
 ほんわかと暖かく緩やか、どこか切ない。

 フィンランドのトラッドってなじみが薄いのだけど、こうして聴いていると英国トラッドとの共通点や違いが見えてきて面白い。
 フィンランド民謡は一聴すると単調で(一節がかなり短い)、メロディラインも一度聴いたらすぐ覚えられそうなものが多いみたい。
 ここは英国民謡も一緒。
 違うのは静の中にある力強さっていうかな…
 静かに綺麗に進行しているようでいて、内面はパワーを湛えているというかね。
 それとこっちは同じ短調でも切なさの種類が違う。
 向こうは郷愁感にも似た気持ちになるけど、こっちは誰もいない荒れ果てた地に佇んでいるような気持ちになります。(そういう地に佇んだことはないけどさ)

 10はいかにもトラッドって感じのタイトルだなー、と訳詞を読んでみると、兄が妹を殺し、それを母親に告白する“ルーシー・ウォン”とほぼ同じ内容。
 きっと元々は同じ歌で、それが少しずつ形を変えながら各地に広まっていったんだろうな。

 書いておきたいことがもうひとつ。
 このバンド、コーラスが素晴らしいです。
 男女混声なんだけど、アカペラのみでも絶対にやっていけそうです。
 聴き取りまったく不可能な言葉で歌われているからか、ミスティック度も増してるよ。
 50年代のフィールド録音やワーキング・ソングっぽい雰囲気も感じたなあ。
 そういう点は濃ゆいスコットランド民謡に通じるかもね。

 スキップしてそうな曲や早朝が似合いそうな曲、葬送の時に歌われそうな曲などバラエティ豊か。
 優雅な演奏と幻想的な歌声がすんごく良い!

 これが何作目に当たるのか、またこれ以外に出している作品はあるのか…
 全然わかりません。でも知りたい。そして安く売ってたら買うぞ。
 久々に聴いてクオリティの高さに驚いちゃったもんね。


ごはんごはんごはんごはんごはんごはん

<今日の私>

そんなわけで忙しくなる前にあがいておきます。
明日までに「L」のレビューを全部載せるのが目標!

ところでさ。体調がすぐれないと満腹中枢も麻痺するのかなあ?
今日は朝は少し食べ過ぎたけど昼はなし(昼寝してた)、夜はたこ焼き4個だけ。
だけど全然空腹感がないの。
普段だったらおなかが盛大な音楽を奏でるのにね。


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Last updated  2007/11/02 08:22:58 PM
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2007/09/26

  1. Farewell To Ireland さらばアイルランド (air)/Paddy’s Green Shamrock Shore
  2. Edwards Conners
  3. The Kilnamartyr Emigrant キルナマータの移民
  4. reels: Staten Islan/The Greenfields Of America アメリカの緑なす野
  5. Sliabh Gallion Braes スリー・ガラン・ブレーズ
  6. Cragie Hills クレイギー・ヒル
  7. The Farmer Michael Hayes 農夫マイケル・ヘイズ
  8. reels: The Maid Of Mount Cisco シスコ山の乙女/Farewell To Connaught さらばコノート/Farewell To Ireland さらばアイルランド
  9. The Greenfields Of America アメリカの緑なす野


Dolores Keane
John Faulkner
Eamonn Curran

produced by John & Dolores, Seamus O’Neill & Carsten Linde

 ドロレス・ケージョン・フォークナー、それにイーモン・カランで録音されたアルバム。
 実際にはこの3人以外にも参加者いるかもしれないけど、クレジットが甘いのでわっかりません。

 それにしても…

 どうしてこんなに泣きたくなってくるんだろう?
 悲しい気持ちになるわけじゃない。
 旋律が滅茶苦茶悲しげってわけでもない。

 きっと本作が本当の意味で琴線に触れる音楽だからなんだろうね。

 ドロレスはアイルランドを代表する歌手の1人だけど、ジョンもピンで歌う曲があります。
 彼の歌声がこれまた素朴で気取りがなくて沁みるんだよね~。
 ドロレスの落ち着いたアルトよりもジョンの親しみやすい庶民ボイスの方が好きって人もいるんじゃないかな。

 人名がタイトルになっている2、7、9での訥々としたジョンの歌は癖になりそうです。
 彼も無伴奏独唱を披露することができる実力派シンガーなのだ。

 ドロレスの歌い手としての魅力を存分に楽しめる無伴奏独唱もちゃんと3に用意されています。
 また、5はドロレスがリードでバックに男声が加わるこれまた無伴奏シンギング。
 完成度高すぎ!
 まったく人間の声だけでこんな素敵な音楽に仕立て上げることができるなんて…。

 楽器のクレジットがないから聴き取れた範囲だけど、ブズーキ、イーリアンパイプ、スプーン、ボーンズ、フィドル、ホイッスル、バウロン、マンドリン、ギター(おそらく12弦)など。

 だけど全体的に歌入り曲では楽器は控えめで、歌ものの時はあくまでも歌を楽しみましょうって感じだね。

 インストのメドレー4はパイプ奏者のイーモンが主導権を握っています。
 おなじくリールのメドレー8最初の曲はフィドル、2番目の曲はホイッスル、3番目の曲はパイプが主役。

 収録されているのは故郷を発ちアメリカやカナダに移民したアイルランド人たちの歌。
 タイトル曲の“さらばアイルランド”はエアとリールの2バージョン収録されているね。
 “アメリカの緑なす野”も2バージョン収録されてる。
 その他、1の後半の曲は超定番だし6もよく耳にします。

 個人的にアイルランド産インスト曲御三家の一角を担っているタイトル曲につられて買ったんだけど、ここで聴くことができるメロディはボシィ・バンドなんかでなじんだものとは違うみたい。
 でも全体のクオリティはかなり高いから気にしない!

 ドロレスとジョンのデュオ作はこれ含めて3枚聴いたけど、本作が一番好きかもしれないなあ。





食事食事食事食事食事食事

<今日の私>

今月22日に賞味期限が切れたジャワ風カレー。(レトルト200g)
タイミングがあわなくていまだ未開封のままです。
今月中には食べないとなー


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Last updated  2007/09/26 08:46:59 PM
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