2023年度上半期経常収支は過去最大の黒字!

eBayで落札できました、しかも、入札額よりもかなり安く! 

と書きましたが、未だに落札したメダルが発送されていません。

落札が11月10日金曜日午前4時(フランス現地時間木曜日午後8時)

今日が11月15日水曜日なので金・月・火の平日3日を過ぎても発送がないことになります。

 

これまでのeBay出品者はHandling timeに何日以内に出品と記載されているのですが

今回のeBay出品者はHandling timeそのものの記載がなくDelivery:配送予定日しか記載なし。

そこで

発送はいつ頃ですかと英語で質問したのに返答がなく

続いて、英語とフランス語の併記で質問したのに、やはり、返答がありません・・・

 

この出品者の評価を見ると、100% positive feedbackと非常に良いのですが

Neutral:良くも悪くもないという評価が過去にあったので調べてみると

Please pay attention to the communication with the buyer.

買い手の連絡に注意を払ってください。

zéro réponse aux messages

メッセージに対する反応はゼロ

3 DEMANDES DE RENSEIGNEMENTS SANS REPONSES

3回情報提供を求めたが返答なし

というコメント・・・どうやら、無返答の常習犯のようです。

 

それでも、Neutral 4, Negative 0, Positive 107ですから

悪質出品者というわけでないため、おそらく、待っていれば

いつかは発送してもらえると思うのですが・・・何の返答もなく待つ身はとても辛い!

 

ヤフオク!でも全く返答がない、とか、返答が非常に遅い出品者はいます。

ただ、海外取引となると、やはり、時差と言葉の問題があるので

発送されないなどのトラブルに発展するとやっかいでしょう。

一応、eBayや決済に用いたPayPalには買い手保護の対策はありますが・・・

 

追記

eBayポータルサイトにある問い合わせ↓から

https://eportal.ebay.co.jp/portals/inquiry_input

発送がいつになるか、3回も問い合わせたのですが、返答がありませんので

売り手に返答するように要請していただけないでしょうか?

とお願いしていたところ

システム仕様上、買い手に代わり売り手に連絡することはできない

と誠に残念な返答がありました・・・返答があっただけマシ?

配送予定日を過ぎても配送されない場合、未着リクエストを開くことが可能

ともありましたが、配送予定は11月21日〜12月29日なので

ほぼ年内は待つしかなさそうです。

コインの本で紹介した、この↓本の第1版42ページ

 アンティーク・コインで資産を防衛せよ

とんでもないエピソードが書かれていました。

アメリカの1790年代の10ドル金貨を、***(本文では明記)に貸したところ

無断で転売されてしまった・・・

自慢のコインを貸すものではないというエピソードですが、誰にも似た経験はあるでしょう。

例えば、自慢していたものにキズを付けられたとか・・・

他人の羨望を買うような自慢をすれば、結局、自分に害が及ぶ危険があります。

こうしたことを避けるには大切なものを他人に自慢してはいけないのです。

自分が金・銀・プラチナ地金+コイン&メダルを収集していることは妻しか知りません。

 

しかしながら、コレクターの性(さが)でしょう。

”ひょっとしたら自分しか持っていないのでは?”と思うような逸品は自慢したい!

自分以外のコレクターはどうしているのでしょうか?

 

①匿名のブログで自慢する

②なんでも鑑定団で自慢する:贋作と鑑定されてしまう可能性もありますが

③伴侶に自慢する

妻に自慢すると、必ず、聞かれます・・・「いくら使ったの?」

コレクターには、なかなか、辛い質問です。

最近は過去に入手したものが倍以上に高騰しているのですが

それを自慢すると・・・「いつ売却するの?」

売却するつもりがないので、これまた、辛い質問です。

 

とりあえず、今考えていることは逸品のみ選別して「お宝コレクション」を造ること。

いつか、「お宝コレクション」を博物館で展示できれば面白いかも・・・と想像しています。

もっとも、「お宝コレクション」ではネーミングのセンスがないので他の名前を思案中。

エウメネスの戦いの後、その2で紹介したセレウコス朝シリアの少年王アンティオコス6世。

わずか4歳で国王となり6歳で亡くなりましたが、王位を将軍トリュフォンが引き継いだため

彼がアンティオコス6世を暗殺したとも言われています。

そのトリュフォンを討伐したのがアンティオコス7世でした。

 

Seleucid Empire, 138-129 BC, Tetradrachm, 16.58g (Silver), AU, Stike 5/5, Surface 4/5

表:アンティオコス7世 裏:戦いの女神Athena

エウメネスの戦いの後、その4でレポートしたように

Athena:アテナは右手に勝利の女神Nike:ニケを持ちながら左腕で槍と盾を保持しています。

 

なお、アンティオコス7世と称していますが、6世の子供でも兄弟でもありません。

家系図↓を見るとアンティオコス6世の母親がアンティオコス7世の妻になっていますが

その事情は非常に複雑です。

クレオパトラ・テアはプトレマイオス朝の出身で初めはアンティオコス6世の父と結婚。

しかし、父アレクサンドロス1世がプトレマイオス朝と対立したため離縁。

アレクサンドロス1世が王位を巡ってアンティオコス7世の兄に敗北すると

王位についた兄デメトリウス2世と再婚。

このデメトリウス2世の対立王として将軍トリュフォンが擁立したのが

アレクサンドロス1世の子であったアンティオコス6世でした。

デメトリウス2世が隣国パルティアの捕虜となってしまうと弟アンティオコス7世と再々婚。

アンティオコス7世はアンティオコス6世から対立王位を簒奪していたトリュフォンを討伐し

ようやく、セレウコス朝シリアの単独王となりました。

その後、パルティアからメソポタミアとメディアの奪回を目指しましたが

パルティアの反撃により死亡、セレウコス朝の支配領域は首都アンティオキア周辺のみとなり

アンティオコス7世の死から66年後の紀元前63年にセレウコス朝は滅亡しました。

アンティオコス7世はセレウコス朝にとって最後の花火のような王だったと言えるでしょう。

年度とは日本独特の区分であり上半期は4〜9月を指しますが

2023年度上半期経常収支は過去最大の黒字を記録しました。

https://www.nikkei.com/

但し、円建て12.7兆円での記録です。

国際収支の推移を見ても分かる通り、貿易収支の赤字が縮小し所得収支の黒字が拡大したこと

ドル円相場↓を見ても分かる通り、円安が進行したことが要因でしょう。

 

日本の経常収支は今年1月に比較可能な1985年以降で最大の赤字を記録してから

参照:今週は金1g9000円台維持:本日2本目

2月~9月と8か月連続して黒字を記録しているので見事な回復ぶりとは言えます。

もっとも、縮小したとはいえ貿易収支が赤字であり所得収支の黒字に支えられているということは

日本国内で稼いでいるというより海外で稼いでいることになるので

日本の労働者にとって儲かっている感じは乏しいですし、現に

国内総生産(Gross Domestic Producat)は世界3位から4位に転落する見込みです。

参照:10月初旬に為替介入はなかった模様

 
とはいえ、日本に海外から外貨が入ってきている状態が続いているわけです。
民間にしろ政府にしろ、ドルやユーロが高い今のうちにを売っておくべきでは?
そうすれば、円もジリジリと高値になっていくでしょう!
 
PS
eBayで落札できました、しかも、入札額よりもかなり安く!
非常に幸運でした・・・稀少で美しいメダル、いずれ紹介します。

ディアドコイの一人であるリュシマコス(ディアドコイと古代コイン)が

トラキア王国で発行したテトラドラクマ銀貨(エウメネスの戦いの後、その4)は

デザインが素晴らしかったためか、トラキア王国が紀元前281年に滅んでからも

他の国で発行され、今ではリュシマコス・タイプと呼ばれています。

 

今回はBithynia:ビテュニア王国の都市Chalcedon:カルケドンで発行されたもの

very rare - only two examples noted:極めて稀少−わずか2例のみ記録あり
と説明されていたものをオリジナルと比較しながら紹介します。

 

(左)オリジナル

Kingdom of Thrace, BC305-281, Tetradrachm, 15.81g (silver)
Ch XF, Strike 5/5, Surface 1/5, Fine Style, scratches
(右)カルケドン発行
Kingdom of Bithynia (Chalcedon), BC260-220, Tetradrachm, 16.79g (silver)
Ch XF, Strike 5/5, Surface 2/5
後に造られたカルケドン発行のテトラドラクマ銀貨は精緻に欠ける出来映えですが
それでも、オリジナルの特徴をよく再現していると思います。
 
なお、ビテュニア王国は小アジア(アナトリア半島)で栄え
カルケドンはボスポラス海峡の東岸に位置していたため商業が盛んであったと思われます。
おそらく、取引決済用に今回のようなテトラドラクマ銀貨が発行されたのでしょう。