ザルツブルクとその近郊への春の旅|ゴール花
見出し画像

ザルツブルクとその近郊への春の旅

 オーストリアのザルツブルクに旅行してきました。今回は2度目の訪問です。20年前に友達とクリスマスマーケットに行った時は弾丸ツアーで、寒かったことしか覚えていません(笑)。でも今回はザルツブルクだけに6泊7日しましたので、たっぷり時間がありました!おかげでザルツブルクの近郊の街にも足を伸ばすことができました。今回の目的は観光ではなく、ハイキングだったのですが、悪天候の日は観光もしました。春だったので町には桜が咲いていて、遠くのアルプスには雪がかかっていて、コントラストが素敵でした。


ザルツブルクの町

 ザルツブルクと言えば、モーツァルトの生誕地で音楽の町として有名です。それに映画サウンド・オブ・ミュージックの舞台としても有名です。まさにこの世界でした。

 人口は15万人ほどの小さな町ですが、世界中から観光客が来ていました。ドイツ語でSalzは「塩」、Burgは「お城」です。でも綺麗な方のお城(Schloss)じゃなくて、砦としてのお城の方です。

 旧市街には城塞が山の上に堂々とあり、その下にたくさんの教会や庭やショッピング街があります。町の真ん中にはザルツァッハーという川が流れています。メイン通りはモーツァルトの生家があるゲトライデ通りです。ゲトライデとは「穀物」の意味です。食べ物関係の地名が面白いですね。

 お城まではケーブルカーがあるのですが、歩いて登りました。次の日は川の向かい側にある山(Kapzinerberg)にも登って、別の角度からお城を楽しみました。そして普通観光客は行かない城塞の裏側にも行きました。裏側はアルプスがよく見えて、穴場でした。少し長野県みたいでしたよ。

ミラベル宮殿とホーエンザルツブルク城塞
城塞の後はアルプスの自然が広がっている
モーツァルトの生まれた家。黄色くてかわいい。
モーツァルトの住居の中
モーツァルト像

 町中にモーツァルトがいました。銅像やらキャラクターやら。有名なモーツァルトクーゲル(Mozartkugel)という丸いチョコレートも食べました。偽物が多い中、本物と謳っている物を食べました。Fürstという店の手作りバージョン(青い銀紙)のと機械製造バージョンの金色の銀紙のを両方食べましたが、やはり手作りバージョンの方がダントツ美味しかったです。でも小さいのに一つ2ユーロぐらいして、高かったです。

ザルツブルク近郊の町

 市内から150番のバスに乗って、日帰りで東のザルツカンマーグートという湖水地帯に行ってきました。自動販売機でTagesticket(24時間チケット)を買うこともできますし、直接バスの運転手からチケットを買うこともできました(そうすると少し高くなります)。向かったのはWolfgangsee(ヴォルフガング湖)のStorblという町とバード・イシュルという町です。

 天気に恵まれて、綺麗な湖を見ることができました。湖畔に整備された散歩コースがあって、そこを歩きました。春なのに日差しが強くて、帽子を持って来なかったことを後悔しました。お肌がやばいと思い、お土産屋さんで安い帽子を購入しました。

 まだシーズンではなく、しかも平日だったので、フェリーも登山電車も運行してなくて残念でした。でも静かで、観光客も少なくて良かったです。

Stroblの湖畔
このように整備された湖畔の道が続きます。
ザンクト・ヴォルフガングという湖畔の町
エメラルドグリーンの水に感動

名物の食べ物

 印象的だった食べ物はこちらです。

ウィーナーシュニッツェル。でかい!小牛のみ使用されています。
チーズブレッツェルも大きかった。でも小さいのより柔らかくて好き。
チーズ入り団子。ドイツにチーズ入りはないので、珍しかった。
オーストリアのスイーツといえばこれ、カイザーシュヴァルン。ホットケーキをぐちゃぐちゃにしたようなもの(笑)。温かくいただきます。
一番古いカフェTomaselliでザッハトルテと生クリーム入りのコーヒーをいただいた
意外にもインド人が多いので、インド料理が本格的で美味しい!

 そして塩専門の店にも行って、ザルツブルク近郊の町で作った岩塩も買いました。塩大好きです。よくお土産に塩を買ってしまいます。

観光客の味方ザルツブルクカード

 これを買うと、乗り物とか観光名所への入場が無料になります。24時間で28ユーロ(シーズン中はもっと高い)なんて高いなあと初めは思いましたが、モーツァルトの生家や博物館やレジデンツなどをハシゴすると、すぐ元が取れます。自然博物館が面白かったです。

まとめ

 元山岳部のゴール花としては、山があるところが好きです。休みがあると、山に呼ばれるのです。今まではスイスに行くことが多かったのですが、今回はオーストリアの山も素敵なことを発見しました!物価もスイスよりずっと安いですし、ユーロ圏ですし、人も親切ですし、ドイツ語も通じるし、かなり気に入りました。次はチロルの方にも行ってみたいなあ。

 この記事で皆様にもザルツブルクの魅力をお伝えできたのなら、嬉しいです。


この記事が参加している募集

休日のすごし方

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?