原点は、地球儀を夢中でみていた自分
ウィフのアップサイクル（創造的再利用）にも関心を示したように、ディーンさんは支援活動だけでなく、環境問題などSDGs（持続可能な開発目標）が大きな関心事だという。
「便利な生活をしているとついつい忘れてしまいがちですが、環境問題など、考えなければいけない問題は多々あります。ウィフではないですが、次世代のためにもこの社会がよくなるような活動を続けていかないと考えることは多いですね」と話す。
撮影／森清
その原体験となっているものは一体何なのだろうか。
「幼い頃から地球儀が好きで、地球儀をみながらよく遊んでいたんです。日本はここで、世界はこんなにも大きくひとつなんだということもそこで感じました。ここに行ってみたいとか、あっちもいいなと、きっとあれこれ想像していたんでしょうね」
夢中で地球儀をみながら、世界にはどんなところがあるんだろうと、想像の翼を広げていたディーンさん。まさに、ディーンさんの冒険の始まりはそこだったのかもしれない。そして、その夢はディーンさんの手で叶えられたのだ。
「でも、こういった夢が持てるのも、地球があってこそ、健康があってこそだと思うんですね。僕は、海外を巡ってそのことを自分自身で実感してきました。だからこそ、多くの人たちの夢や冒険を実現させるためにも、負のスパイラルに陥っている人たちのことを考え、環境を考え、地球を考えることも必要だと思うのです。今回の映画もそんな仲間たちを応援する気持ちや協力する気持ちが描かれています。トーマスの映画が気づきのきっかけになってくれたら、うれしいですね」
俳優、ミュージシャン、映画プロデューサー。1980年福島県生まれ。2004年に香港でモデルの活動をスタート。映画『八月の物語』(05)の主演に抜擢され、俳優デビュー。2006年に台北へ拠点を移しドラマ・映画・TVCFに出演。2009年には音楽制作の拠点をジャカルタに置き、2011年から日本での活動も開始。2015年以降は東京を拠点に、アジアの縦軸で活動中。
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『映画 きかんしゃトーマス 大冒険！ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル』
公開：2024年4月19日(金)から全国ロードショー
原作：「汽車のえほん」ウィルバート・オードリー
監督：キャンベル・ブライヤー
脚本：クレイグ・カーライル、ダニエル・シェアストロム
声の出演：田中美海、越乃 奏、古賀英里奈、大久保瑠美、山藤桃子、山下七海、土師亜文、竹内恵美子
ゲスト声優：ディーン・フジオカ、やす子
https://movie2024.thomasandfriends.jp/
撮影／森清 ヘアメイク／礒野亜加梨 スタイリング：渡辺慎也（Koa Hole inc.）
