今日の産経ニュースほか(2024年5/18日分)(副題:今日も立民に悪口する他)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ

今日の産経ニュースほか(2024年5/18日分)(副題:今日も立民に悪口する他)(追記あり)

「うまずして何が女性か」上川陽子外相、静岡県知事選応援演説で | 毎日新聞
1)「生む機械」の柳沢*1厚労相(第一次安倍内閣)が批判された後で「女性は生む性」云々発言か(呆)
2)そもそも静岡県知事選と何の関係が?
→自民の候補は「先日当選した亀井候補(島根補選)、酒井候補(衆院東京補選)」「東京の小池都知事」のような女性ではない*2し、選挙の主要争点(リニア新幹線など)も「異次元の少子化対策(岸田政権)の是非」のようなジェンダー問題では無いし、川勝が辞任した差別暴言も「生む機械(柳沢厚労相)」等のような女性差別暴言でも無い。自民党支持女性の会合でも「女性なら自民候補を支持しよう、自民知事を生まずして何が女性か」などという話になる理由が意味不明。意味不明すぎて「お前(上川)は何を言っているんだ?(ミルコ・クロコップ)」「ちょっと何言ってるかわからない(サンドウィッチマンの富沢)」と言いたくなるし、こんなんで、現在、外務大臣の任務が務まってるのかとも言いたくなる。
と言う意味で呆れます。
 しかし

外務省WPS横断組織が発足 上川外相「オール日本で」 - 日本経済新聞2024.1.29
 外務省は29日、紛争予防や平和構築の議論に女性の参加を促す「女性・平和・安全保障」(WPS)を進める横断組織を発足させた。
 WPSは安全保障の議論に女性がより参加することで持続的な平和を構築できるとの考え方に基づき、国連安全保障理事会が2000年の決議で概念を打ち出した。2023年9月に19年ぶりに女性*3として外相に就いた上川氏は主要な外交政策に据える。

女性役割拡大へ上川陽子外相と国連・中満泉氏が協力 - 産経ニュース2024.5.15
 上川陽子外相は15日、国連軍縮担当上級代表の中満泉*4事務次長と外務省で会談した。紛争解決や平和構築の過程で女性の役割拡大を目指す「女性・平和・安全保障(WPS)」の推進に向け協力することで一致した。

と外相として「女性の人権重視」をアピールする御仁がこれとは「外務省の振り付け通りに動いていただけか?」と言いたくもなります。 
 それにしても「パパ活の宮沢*5、吉川*6」「裏金の塩谷*7」「今回の上川*8」と静岡自民はあまりにも酷すぎますね。こんな連中を支持する自民支持層にも呆れますが。
 なお、[B! ジェンダー] 「うまずして何が女性か」上川陽子外相、静岡県知事選応援演説で | 毎日新聞では投票に影響すること(自民候補の落選*9)を恐れてか「何の問題も無い」「自民に批判的な毎日(例えば社説:陸自幹部ら靖国参拝 組織的な行動は不適切だ | 毎日新聞という防衛省官僚の靖国参拝批判)の言いがかり」と強弁する自民信者*10がいますが、通信社配信記事でしょうが、「自民党応援団」産経、読売すら

「うまずして何が女性か」 上川外相、静岡知事選応援で発言 - 産経ニュース
 出産したくても困難な状況にある人への配慮に欠けるとの指摘が出る可能性がある。

上川外相、静岡知事選の応援演説で「生まずして何が女性でしょうか」 : 読売新聞
 出産を願ってもできない人への配慮に欠けるとの指摘が出る可能性がある。

と「毎日同様の批判」なのでそんな詭弁は成り立ちません。
 なお、小生は静岡県民でないので投票できませんし、「当選は厳しいだろう」とは思っていますが、「唯一のリニア新幹線反対派、浜岡原発再稼働反対派(自民は勿論、立民候補(国民民主が相乗り)も推進派)」として「森候補(共産)」の奮闘を祈っています。
【5/25追記】
 三春充希氏ツイートに寄れば、マスコミ調査では、立民>自民>共産の順。但し、立民と自民の差は僅差(覚悟はしてましたが共産はやはり厳しい情勢)。「裏金疑惑の自民を懲らしめたいから勝つ可能性の高い最大野党の立民に」「立民が勝利すれば、都議選での稲田防衛相失言辞任のように、上川外相が引責辞任し、岸田政権の終了が近づく」と言う投票傾向が恐らくあるのでしょうが、「リニア反対」「浜岡原発再稼働反対」の俺個人はそういう価値観には全く賛成しません。
 仮に立民が勝利したら、「反党分子紙屋研究所や松竹は「立民候補に相乗りすべきだった」と言い出しそうですし、逆に立民が負けたら「共産が自民を利した」と言いそうですが「リニア反対」などの筋論を曖昧にすることはむしろ共産支持者の離反を招き、党勢拡大にも悪影響でしょう。


上川外相、静岡知事選での「うまずして何が女性か」発言撤回 「指摘を真摯に受け止め」 - 産経ニュース
 「選挙への悪影響」や外相辞任(実際、都議選の失言で稲田*11は防衛相辞任に追い込まれた)を恐れてでしょうが、さすがに上川が発言を撤回しました。上川を擁護してた自民信者連中が自分のアホさを「反省するか」と言えば「都合が悪いので黙り」でしょう。


上川外相「うまずして」発言 SNSで「曲解」批判相次ぐ 専門家「状況を考慮する必要」 - 産経ニュース
 明らかな差別発言を「曲解」とは産経もいつもながら「無茶な擁護も大概にしろ」ですね。
 しかも専門家云々としながらも記事内では「マスコミ論に詳しい大学教授(いわゆる産経文化人でしょうが)」という正体不明の存在。名前を出さない時点で「産経も内心では無理がある擁護と思ってるのだろう」と思いますね。


再発防止へ女性の視点採用 自民、ダンサー問題報告書で「青年局の存在意義すら問われる事態」 - 産経ニュース
 「女性の視点」は勿論大事ですが、この件に話を限れば「そこまでの話じゃねえだろ?」「女性の視点がなくても、まともな人間はそういう非常識なことをしないから」と呆れます。


立民・泉氏、首相になりたいなら共産支援は一切受けず維新と組むしかない 平井文夫 ニュース裏表 - 産経ニュース
 自民応援団として政権交代など期待してないくせに良くも言ったもんです。
 産経的には「共産と組んで自民と対決」されるよりは「維新と組んで自民補完勢力」になってくれた方が嬉しいだけの話です。
 そもそも1)補選での維新敗北後は維新支持率は低下傾向にある上、
 2)それでも、維新が立民を激しく敵視してるのに共闘なんか成り立つわけも無い。共闘不成立の原因は立民よりむしろ「立民を敵視する」維新にあります。


大関霧島が休場 2度目のかど番 - 産経ニュース
 カド番なので休場すれば、大関陥落ですし、既に照ノ富士貴景勝(「再出場→勝ち越し」とならない限り、次の場所がカド番)が休場なので、休場は避けたかったのでしょうが、まるで勝てませんからね。いったん休場して体調を整えた方がいい、今のまま出続けても、負け越しによる陥落は避けられないとの判断でしょう。


<産経抄>「こんな政党」と「こんな人たち」 - 産経ニュース

 朱に交われば赤くなるというが、小沢一郎*12衆院議員も立憲民主党お家芸であるブーメラン投げ*13が随分と達者になったとみえる。自民党のパーティー収入不記載事件で、衆院政治倫理審査会に出席するかどうかは本人の意思に委ねられている件について15日、X(旧ツイッター)でかみついていた。
▼「それでもまだ、こんなふざけた政党を支持できますか?」。
 これにあきれたのが、東京地検特捜部検事の経験もある山下貴司元法相だった。自身のXにこんな投稿をした。
 「いや、#小沢さん出てないでしょ政倫審に。#20億円超の虚偽記載やった陸山会の代表だったけど」。
 陸山会は小沢氏の資金管理団体である。

 確かに小沢にそんなことを言う資格はないでしょう。しかし「政倫審に出ろ」は「小沢以外の野党各党(立民、共産、社民、れいわなど)の政治家」「マスコミ各社」等も言ってる。
 彼らにとっては「小沢とわしらと何の関係も無い」と言う話です。そもそも「自らに不正が無い」なら出ることには何ら問題は無いはずです。出ないのは「不正の自白」以外何物でも無い。
 というか「細川首相の佐川ヤミ献金疑惑」「鳩山首相故人献金疑惑」「小沢民主党幹事長の西松疑惑」(役職は全て当時)など「自民が野党の時」には散々「証人喚問」「参考人招致」「政倫審」だのと「金の疑惑」について与党攻撃していたくせに、自分が与党になるや逃げ腰の自民と、自民に迎合する産経はあまりにも醜悪です。
 それにしても産経が
【1】「泉執行部(泉*14代表、岡田*15幹事長など)について金銭疑惑を指摘したくても、指摘できない」のか
【2】経済秘密保護法案、改定防衛省設置法案等、自民党提出法案の多くに賛成する泉執行部を「自民にとって、都合のいい存在」と見なし、むしろ「泉執行部から距離を置く小沢氏」を「泉執行部の邪魔をしかねない迷惑な存在」と評価して叩いているのかはともかくここで「小沢ガー」と立民党主流とは言えない小沢氏をあげつらう点が興味深い。


与野党は「伝統重視」で足並み 国民の理解がカギ - 産経ニュース

 自民党日本維新の会などの主要政党*16は男系継承など「伝統重視」の見解を打ち出している。
 立民関係者は「(ボーガス注:立民党の示した党見解での)『歴史と伝統』とは男系継承*17という意味だ」と解説。奈良時代に非皇族の僧が天皇になろうとしたとされる道鏡事件などに触れ、「明確な決まりが皇位の無用な争いを避けてきた。与党だろうが野党だろうが尊重しなければならない」とも強調した。

 「立民関係者=泉代表、野田*18最高顧問(元首相)などの右派」でしょうが今時「皇位争い」「道鏡」とは、どんだけ時代錯誤なのか(呆)。
 こういう点が俺が「立民を支持できない大きな理由」です。

【参考:道鏡

道鏡 - Wikipedia
 孝謙天皇に寵愛されたことから、天皇と姦通していたとする説や巨根説が唱えられた。しかし、これは平安時代以降になって唱えられるようになったもので、信頼の置ける同時代の一次史料はない。
 江戸時代には姦通説や巨根説を元に「道鏡は座ると膝が三つでき」「道鏡崩御崩御と称徳言い」「道鏡に根まで入れろと詔」という川柳が詠まれた。

道鏡、実は「悪人」の事績乏しく 名誉回復願い坐像 時を刻む - 日本経済新聞
 悪名ばかり先行するが、道鏡に野心家らしい臭みはむしろ薄い。
「強権的な専制を敷くといった悪人ならではの事績にも乏しければ、大経典を筆写奉納するといった、宗教指導者らしい目立った功績もない。どちらかといえば時代の奔流に踊らされたシンデレラボーイだった」。
 こうみるのは古代史が専門の瀧浪貞子*19京都女子大名誉教授だ。
 その理由ともいえるのが道鏡のスピード出世だ。退位していた孝謙上皇の病気を治した功績により、763年に「少僧都(しょうそうづ)」になる。翌年「大臣禅師」、翌々年に「太政大臣禅師」、その次の年には「法王」にまで上り詰める。大臣禅師以降はいずれも当時の制度にない僧位・僧階で、道鏡のために用意された。
 この間、孝謙上皇は譲位先の淳仁天皇を廃して、出家したまま764年に再び即位する。重祚(ちょうそ)後は称徳天皇となり、西大寺創建に着手するなど仏教に重点を置いた政治を進める。理想政治の補佐役に登用されたのが道鏡だった。天皇に準ずる待遇が約束された。
 ただ、称徳天皇の寵愛を一身に集め、高位高官の廷臣らの拝賀も受けるほどになると、道鏡を見る視線は日に日に厳しくなった。頂点に達したのが、宇佐八幡宮大分県宇佐市)の神託事件だった。
 「道鏡皇位につかせれば天下太平になるだろう」との託宣がもたらされた。この真偽をたしかめに、和気清麻呂が派遣されたが、清麻呂が持ち帰ったのは「天皇の跡継ぎには必ず皇族を立てよ」という託宣だった。これを受けて道鏡はあえなく失脚。770年に称徳天皇が亡くなると、下野国(栃木県)に配流され、2年後に生涯を終える。
 「皇位に臣下がつくことはない」という大原則は、この事件を起点に根を下ろしていく。

*1:小渕内閣国土庁長官、森、小泉内閣金融担当相、第一次安倍内閣厚労相等を歴任

*2:まあ、「女性なら、男性候補の自民では無く、同じ女性の亀井候補を支持しよう(島根補選)」等「女性なら女性候補を支援するのが当然」という話でも無いですが。問題はあくまでも「主張内容」であり、ジェンダー問題限定ですら「男性の山添候補(共産)より女性の生稲候補(自民)、蓮舫候補(立民)の方が女性にとってジェンダー平等の意味で有益(参院東京選挙区)」等の話では無い。なお、政党が擁立した、静岡知事選有力3候補(自民、立民、共産)は全員男性です。

*3:なお、過去の女性外相は田中真紀子と川口順子(いずれも小泉内閣

*4:著書『危機の現場に立つ』(2017年、講談社)、『未来をつくるあなたへ』(2021年、岩波書店

*5:第三次安倍内閣防衛大臣政務官、岸田内閣防衛副大臣を歴任

*6:菅内閣復興大臣政務官

*7:麻生内閣文科相自民党総務会長(谷垣総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)等を歴任

*8:第三次、第四次安倍、菅内閣法相等を経て岸田内閣外相。外相就任後、露出が多くなったことで突如、「首相にふさわしい人(マスコミ世論調査)」で上位に躍り出た上川ですが、こんな発言をするようでは例えば「野田聖子自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相など)」の方がましだと思います。

*9:勿論どうなるかは分かりませんが

*10:明らかな失言ですら、自民党なら、このようにかばう連中(自民の岩盤支持層?)には心底呆れます。大体、上川を擁護してる連中には「女性なら女性党首(福島社民党党首や田村共産委員長)の政党を支持しよう」と社民や共産の支持者が言っても受け入れるんか?と言いたいですね(まあ自民支持連中は勿論受け入れないのでしょうが)。勿論これは「仮定の話」であり、俺が知る限りそんな発言をした「社民や共産の支持者」はいませんが

*11:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相等を歴任

*12:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)等を歴任

*13:ネット上でも指摘がありますが、むしろ「ブーメラン」は野党時代に「政倫審に出ろ」などと小沢氏らの疑惑を攻撃していた癖に今は逃げ腰の自民の方でしょう。というか問題は「真相解明(場合によっては刑事処罰)と再発防止(政治資金規正法の改正等)」であって、そうした本筋を外し「ブーメラン」云々で「どっちもどっち」でごまかそうとする産経には呆れます。ロシアが「米国はイスラエルの無法を非難しろ」「イスラエルに甘い米国に批判されるいわれはない」といって、自らのウクライナ侵攻を居直るのと同様の醜態でしか無い。

*14:国民民主党国対委員長政調会長立憲民主党政調会長等を経て立憲民主党代表

*15:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代行、立憲民主党常任顧問等を経て立憲民主党幹事長

*16:ウヨの産経らしいですが主要政党というより「ウヨ政党」でしょう。

*17:なお、共産は「男系継承に固執することに正当な理由は無い」と評価し、女系天皇を容認する立場(例えば、「女性天皇も女系天皇も認められるべきだ」共産 志位氏 | 注目の発言集 | NHK政治マガジン(2019.6.6)、赤旗女性天皇は憲法に照らして合理性持つ/「皇位継承問題」有識者会議報告 小池書記局長が会見(2022.1.19)、男性限定 憲法に反する/皇位継承全体会議 小池書記局長が言及(2024.5.15) 参照)。以前は「女性天皇女系天皇容認」であるかのような立民の言動でしたが、結局「立民を仕切るのは女性天皇女系天皇に否定的な右派政治家」のようです。「自民、維新、国民民主よりはマシ」とはいえ、左派どころか「リベラル保守」ですら支持しがたい右派政党に今、立民はなってると言っていいでしょう。

*18:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)等を経て立民党最高顧問

*19:著書『最後の女帝・孝謙天皇』(1998年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー:正確には「奈良時代で最後の女帝」ですね。現時点で最後の女帝は「江戸時代の後桜町天皇」になります(女性天皇 - Wikipedia参照))、『女性天皇』(2004年、集英社新書)、『光明皇后』(2017年、中公新書)、『藤原良房・基経』(2017年、ミネルヴァ日本評伝選)、『持統天皇』(2019年、中公新書)、『聖武天皇』(2022年、法蔵館文庫)、『桓武天皇』(2023年、岩波新書)等