私は現在、大人の年齢ではありますが
本書を読ませて頂き、あらためて体験格差というものを
自分の人生と照らし合わせても強く感じました。
私は経済的に恵まれていた家庭でもありませんが
かといって厳しかった方でもありませんでした。
こどもの頃の辛かった事や嫌だった事は
大人になった今、他人やこどもたちに同じような想いをさせる事は避けますし
反対に良い経験については自分の人生のバネや視野の広がりにつながり
その時以降の人生にずっと役立ちます。
一昔前の日本では、一億総中流時代と言われたように
今の日本ほど格差は広がっておらず「お金持ち」という言葉は使うこともあって
「格差」という言葉まで使わなかったように思います。
「格差」という言葉は、ちょうど消費税の導入のタイミング以降から使用するになりましたし
頻度が増えて来たのも「税率があがる」事とも比例するかと思います。
格差の原因はがんばらない人が増えたとかではなく
政治的な理由が一番の原因である事は間違いありません。
ですが、本書ではそういった
政治的は書かれておりませんでして、
よりリアルな、多くのご家族の方々の声や考えの事例が
インタビュー形式で多く書かれております。
ケースバイケースでさまざま声や考えを知る事も出来、衝撃でしたし、
読んでいても、とても辛いものがありました。
親となった「元こども」の方々もですが
やはり今のこどもたちの未来を考えても
「やりたくても出来ない」
「体験を選択したいのに選べない」と言う事を
経済的な理由や、ひとり親など家族的な理由により、
失ってしまう事はこどもたちの事を考えると本当に辛い事実です。
またもう少し大きな視点で言えば
日本の未来にとっても本当に大きな損失でもあります。
海外のように教育や育児にもっと財政を出動させ
大学まで無償化にするなど、家庭の事情に左右されずに
勉強したい子にはしっかり選択出来る環境を与えるなど
ほんとうに未来に向けた政治をしていかなければいけません。
(その経済力もあるのですから)
今のおかしな自民党政権は
低所得者ほど負担の大きい消費税をはじめとした
さまざまな税負担を増やし、そして
円安や物価高になった今でも生活支援や補助としての減税や給付金はゼロと
国民を苦しめ続けています。
それどころか事実上の増税を繰り返す日々で
年々、こどもたちや若者などから
多くの体験や本人たちが望む選択肢をたくさん奪っています。
私はこども頃、とても弱い人間でしたので
ケンカにしても身体にしても強い友達たちが優しくも守ってくれ
守られて育ちました。
弱かった私にとっては本当に救われる日々でした。
その想い出や記憶は大人になった今でも鮮明に覚えていますし
その時の友人たちには何歳になっても今でもずっと感謝しています。
またそういった経験もあり、
「弱い者を助けられるのは強い者」だとも強く思っております。
権力であれ、お金であれ「すべての面で」です。
本書の終盤でも著者により提言なども書かれおりましたが
私たちが社会に入り支援出来る事には限界があり、
もうすでに自助・共助は充分でに出来ているかと思います。
ですので、体験格差のすべての原因でもある
「公助」が変わらなければ
こどもたちや、そのこどもたちのご両親の方々の体験格差も
さらに広まる一方です。
本書では
具体的な体験格差をあらためて知るきっかけにもなりましたし
一方で、自民党政権の腐敗した政治による格差被害を
1人でも多く方の政治への国民参加(選挙)により
日本を訂正しなければ行けないなと、とても強い危機感も感じました。
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体験格差 (講談社現代新書 2741) 新書 – 2024/4/18
今井 悠介
(著)
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習い事や家族旅行は贅沢?
子どもたちから何が奪われているのか?
この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態とは?
日本初の全国調査が明かす「体験ゼロ」の衝撃!
【本書のおもな内容】
●低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」
●小4までは「学習」より「体験」
●体験は贅沢品か? 必需品か?
●「サッカーがしたい」「うちは無理だよね」
●なぜ体験をあきらめなければいけないのか
●人気の水泳と音楽で生じる格差
●近所のお祭りにすら格差がある
●障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁
●子どもは親の苦しみを想像する
●体験は想像力と選択肢の幅を広げる
「昨年の夏、あるシングルマザーの方から、こんなお話を聞いた。
息子が突然正座になって、泣きながら「サッカーがしたいです」と言ったんです。
それは、まだ小学生の一人息子が、幼いなりに自分の家庭の状況を理解し、ようやく口にできた願いだった。たった一人で悩んだ末、正座をして、涙を流しながら。私が本書で考えたい「体験格差」というテーマが、この場面に凝縮しているように思える。
(中略)
私たちが暮らす日本社会には、様々なスポーツや文化的な活動、休日の旅行や楽しいアクティビティなど、子どもの成長に大きな影響を与え得る多種多様な「体験」を、「したいと思えば自由にできる(させてもらえる)子どもたち」と、「したいと思ってもできない(させてもらえない)子どもたち」がいる。そこには明らかに大きな「格差」がある。
その格差は、直接的には「生まれ」に、特に親の経済的な状況に関係している。年齢を重ねるにつれ、大人に近づくにつれ、低所得家庭の子どもたちは、してみたいと思ったこと、やってみたいと思ったことを、そのまままっすぐには言えなくなっていく。
私たちは、数多くの子どもたちが直面してきたこうした「体験」の格差について、どれほど真剣に考えてきただろうか。「サッカーがしたいです」と声をしぼり出す子どもたちの姿を、どれくらい想像し、理解し、対策を考え、実行してきただろうか。」――「はじめに」より
子どもたちから何が奪われているのか?
この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態とは?
日本初の全国調査が明かす「体験ゼロ」の衝撃!
【本書のおもな内容】
●低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」
●小4までは「学習」より「体験」
●体験は贅沢品か? 必需品か?
●「サッカーがしたい」「うちは無理だよね」
●なぜ体験をあきらめなければいけないのか
●人気の水泳と音楽で生じる格差
●近所のお祭りにすら格差がある
●障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁
●子どもは親の苦しみを想像する
●体験は想像力と選択肢の幅を広げる
「昨年の夏、あるシングルマザーの方から、こんなお話を聞いた。
息子が突然正座になって、泣きながら「サッカーがしたいです」と言ったんです。
それは、まだ小学生の一人息子が、幼いなりに自分の家庭の状況を理解し、ようやく口にできた願いだった。たった一人で悩んだ末、正座をして、涙を流しながら。私が本書で考えたい「体験格差」というテーマが、この場面に凝縮しているように思える。
(中略)
私たちが暮らす日本社会には、様々なスポーツや文化的な活動、休日の旅行や楽しいアクティビティなど、子どもの成長に大きな影響を与え得る多種多様な「体験」を、「したいと思えば自由にできる(させてもらえる)子どもたち」と、「したいと思ってもできない(させてもらえない)子どもたち」がいる。そこには明らかに大きな「格差」がある。
その格差は、直接的には「生まれ」に、特に親の経済的な状況に関係している。年齢を重ねるにつれ、大人に近づくにつれ、低所得家庭の子どもたちは、してみたいと思ったこと、やってみたいと思ったことを、そのまままっすぐには言えなくなっていく。
私たちは、数多くの子どもたちが直面してきたこうした「体験」の格差について、どれほど真剣に考えてきただろうか。「サッカーがしたいです」と声をしぼり出す子どもたちの姿を、どれくらい想像し、理解し、対策を考え、実行してきただろうか。」――「はじめに」より
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2024/4/18
- 寸法10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- ISBN-104065353637
- ISBN-13978-4065353639
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商品の説明
著者について
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事。1986年生まれ。兵庫県出身。小学生のときに阪神・淡路大震災を経験。学生時代、NPO法人ブレーンヒューマニティーで不登校の子どもの支援や体験活動に携わる。公文教育研究会を経て、東日本大震災を契機に2011年チャンス・フォー・チルドレン設立。6000人以上の生活困窮家庭の子どもの学びを支援。2021年より体験格差解消を目指し「子どもの体験奨学金事業」を立ち上げ、全国展開。本書が初の単著となる。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2024/4/18)
- 発売日 : 2024/4/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4065353637
- ISBN-13 : 978-4065353639
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 321位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1位子どもの文化
- - 5位コミュニティ (本)
- - 8位社会病理
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月5日に日本でレビュー済み
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2024年5月18日に日本でレビュー済み
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「体験格差」というネーミングから、親の体験の豊かさは子に影響するのか、という興味を持って読んだ。
一応、「所得に関係なく」親が子供時代の体験が乏しければ、子供が体験ゼロになる割合も上がるというデータも示されているものの、しかしながら結局のところはシングルマザー家庭を代表例とする貧困家庭へとフォーカスしている印象を受けた。
ひとり親による経済的貧困により習い事やお出かけや野外活動への余裕がなく、また、子を習い事に通わせるにしても、働き詰めで時間的余裕のないひとり親にとっては、送り迎えなどの時間的負担が大きい。
「体験格差」といっても結局は経済的格差なのだろう。お金がないから習い事を諦めるケースが紹介されていたが、親の体験が貧困なため子供に体験させる発想が浮かばない(例えば、私は釣りをしたことがないから、子供に釣りを体験させられない)のとは違うようだ。
そのため「体験格差」は新たな概念というより、経済格差の別の側面である印象を受けた次第である。
一応、「所得に関係なく」親が子供時代の体験が乏しければ、子供が体験ゼロになる割合も上がるというデータも示されているものの、しかしながら結局のところはシングルマザー家庭を代表例とする貧困家庭へとフォーカスしている印象を受けた。
ひとり親による経済的貧困により習い事やお出かけや野外活動への余裕がなく、また、子を習い事に通わせるにしても、働き詰めで時間的余裕のないひとり親にとっては、送り迎えなどの時間的負担が大きい。
「体験格差」といっても結局は経済的格差なのだろう。お金がないから習い事を諦めるケースが紹介されていたが、親の体験が貧困なため子供に体験させる発想が浮かばない(例えば、私は釣りをしたことがないから、子供に釣りを体験させられない)のとは違うようだ。
そのため「体験格差」は新たな概念というより、経済格差の別の側面である印象を受けた次第である。
2024年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子どもたちの体験したい(保護者の体験させたい)という希望を何が阻んでいるのか、全体像が把握できる。
私自身体験活動を提供している身だが、体験自体はもちろん情報の発信や他の事業所との連携など含めて、今後の在り方を考えさせられた。
私自身体験活動を提供している身だが、体験自体はもちろん情報の発信や他の事業所との連携など含めて、今後の在り方を考えさせられた。
2024年5月9日に日本でレビュー済み
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本著の中で紹介されている松岡亮二さんの「教育格差」がエビデンスベースの力作であったのに対し、今井悠介さんの「体験格差」はエピソードベースの熱作となっている。
著者の熱量には心を揺さぶられた。読後は「私も何か子どもの体験格差を縮小できるような取組を行いたい。」と感想を持った。
今は自分自身が子育てでとても忙しく、すぐに何かの取組を行えるわけではないが、いずれは自分の得意分野であるネイチャーゲームや金融教育を通じ、子どもたちの体験格差を解消できる取組に参画したいと、心の中に仄かな炎が灯った。
なお、他の方のレビューにあるように、実は私ももう少しエビデンスベースの著作を期待していた。
しかし、著作のねらいは「子どもに関わる社会活動家の増加」にあり、それは整然としたエビデンスを提示することではなく、自身の熱量を著作ぶつけ、読者に共感をしてもらうことで達成できるものである。
そういう意味で、本著はねらい通りの内容となっているのではないだろうか。
著者の熱量には心を揺さぶられた。読後は「私も何か子どもの体験格差を縮小できるような取組を行いたい。」と感想を持った。
今は自分自身が子育てでとても忙しく、すぐに何かの取組を行えるわけではないが、いずれは自分の得意分野であるネイチャーゲームや金融教育を通じ、子どもたちの体験格差を解消できる取組に参画したいと、心の中に仄かな炎が灯った。
なお、他の方のレビューにあるように、実は私ももう少しエビデンスベースの著作を期待していた。
しかし、著作のねらいは「子どもに関わる社会活動家の増加」にあり、それは整然としたエビデンスを提示することではなく、自身の熱量を著作ぶつけ、読者に共感をしてもらうことで達成できるものである。
そういう意味で、本著はねらい通りの内容となっているのではないだろうか。
2024年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで数値化されていなかった子供の体験に着目したのはすごく興味深い。ただ始まったばかりの調査ゆえ、その後どうなるというところがあまり深く言及されていない。その辺は今後に期待するとして、読む価値はあると思う。
2024年4月22日に日本でレビュー済み
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期待していただけに、がっかり。本のテーマ「体験格差」、前書きで、小学生が正座して「サッカーをさせてください」と母親に懇願するという胸に刺さるエピソード。で、買って読んだわけだが、正直いって期待はずれ。
筆者が助成金を使って、三菱UFJ系のシンクタンクに委託したアンケート結果の羅列、インタビューが本の7〜8割を占めており、正直、筆者のホームページで公開されている調査結果資料を読めば済む内容、というよりそちらの方が全体像をつかみやすい。
アンケート結果によると体験格差は年収格差が原因であると思えるが、インタビューを読むとシングルマザーのワンオペ問題が原因と受け取れるというチグハグさ。また筆者によるインサイトは乏しく、その代わり筆者団体サービスの宣伝っぽい記載には、ちゃっかり多くの紙面を割いている。
これで、書籍といえるのだろうか?
「体験格差」、そしてその解消は重要なテーマだと思う。実際のところ、経済同友会が今年2024年夏サービス開始を目指して、「こどもの体験格差解消プラットフォーム」を立ち上げて、日本全国の機運を盛り上げていこうという矢先に、内容の薄い本の出版 ...残念です。
筆者が助成金を使って、三菱UFJ系のシンクタンクに委託したアンケート結果の羅列、インタビューが本の7〜8割を占めており、正直、筆者のホームページで公開されている調査結果資料を読めば済む内容、というよりそちらの方が全体像をつかみやすい。
アンケート結果によると体験格差は年収格差が原因であると思えるが、インタビューを読むとシングルマザーのワンオペ問題が原因と受け取れるというチグハグさ。また筆者によるインサイトは乏しく、その代わり筆者団体サービスの宣伝っぽい記載には、ちゃっかり多くの紙面を割いている。
これで、書籍といえるのだろうか?
「体験格差」、そしてその解消は重要なテーマだと思う。実際のところ、経済同友会が今年2024年夏サービス開始を目指して、「こどもの体験格差解消プラットフォーム」を立ち上げて、日本全国の機運を盛り上げていこうという矢先に、内容の薄い本の出版 ...残念です。
2024年4月22日に日本でレビュー済み
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子どもが正座して「サッカーがしたいです」と言ったのは、漫画『スラムダンク』の名シーン、「バスケがしたいです」のマネですね。でも、これ、親も著者も知らないみたい。本書の冒頭、まずこれが悲しかった。本書を購入する人の中で、新聞広告などでこのエピソードが引用されているのを見て、スラムダンクと関わりがある話かなと思って買っている人は少なくないと思われます。が、そうではありません。
本書はいちおう参考にはなります。貧困家庭などとそれ以外の家庭で子どもの体験に格差が生じていることの。しかし、これを、なくそうというお考えには賛成できません。たとえば「逆境」が、後の爆発のエネルギー源になったという話はそこら中に転がっています。矢沢永吉さんとか、加山雄三さんとか。ね。
本書はいちおう参考にはなります。貧困家庭などとそれ以外の家庭で子どもの体験に格差が生じていることの。しかし、これを、なくそうというお考えには賛成できません。たとえば「逆境」が、後の爆発のエネルギー源になったという話はそこら中に転がっています。矢沢永吉さんとか、加山雄三さんとか。ね。
2024年4月30日に日本でレビュー済み
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大人が、子どもたちを育てるとき、家庭でも、社会でも、沢山の体験を用意してあげることが必要です。地域での大人と子どものふれあいが少なくなっている現代、もう一度立ち止まって大人の役割を考えてみようと思いました。