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カナダで国際結婚する前によく知っていたほうが良かったことベスト10

カナダ

先生の紹介

うに
うに
約6年の海外生活を経て2008年に英国のセラピスト国際ライセンスを取得。
以後、様々な国で主にセラピー系の資格を取りながら現在はカナダに住んでいます。
私生活では2010年に結婚、2児の母として奮闘中。
新しい経験、自分を振り返るような経験を一生体験し続けたい。夢は絶えません。

はじめに

皆さんはカナダに対してどのようなイメージがありますか?私はカナダ東部に移り住み10年を超えましたが、初めの頃は日本又は他の国とのギャップをネガティブに受け取っていたことが多かったんです。

今となってはカナダが段々好きになってきている筆者がどのようにカナダを好印象に切り替えたのかお伝えしながら「カナダで国際結婚する前によく知っておいたほうが良かったことベスト10」をお送りします。

記事の主なポイントは以下のとおりです。

  1. カナダに住むメリット・デメリット
  2. お相手のことをもっと知る方法
  3. こうすればカナダがもっと好きになる!

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね♪

第10位:日本食

様々な国に住みましたがやはり日本食は沢山手に入れば入るほど嬉しいです。そしてそれは地域周辺に住むアジア人の割合と比例していると思います。

日本の文化を離れ現地の文化に溶け込む素晴らしい方々も多くいらっしゃいますが、私は日本の衣食住や文化の概念などが好きで…ある意味日本の推し活が頭から一生離れないと自覚しておりそれを楽しんでいます。

どこでも手に入る日本食はあるの?

カナダは寿司文化のお陰で醤油は大抵の商店で手に入りますが大きなスーパーへ行くとだいたい醤油、米酢、海苔、わさび(なぜか粉が多い)、袋麺、てりやき系調味料、煎餅、日本米等も手に入ります。

最近はハイチュウやぷっちょ等日本のお菓子を置く店舗も増えました。

またアジア系スーパー、オーガニックスーパーへ行くと日本のスーパーでも見たことがないような日本食もたまに売っています。

私は豆腐に使うにがりや梅酢などを日本のスーパーで見たことが無く買ってみましたが、にがりは上手に使えずエプソムソルトの代わりとしてお風呂に使いました。

第9位:友人・コミュニティ

日本からカナダへ移り、生活が始まるとアウェイな環境だと感じる方も多いと思います。

友人やコミュニティを見つけるなど現地に溶け込みたいという意欲を持っているかどうかはとても重要でカナダ生活がそれによって大きく変わると言っても過言ではありません。

ここからは私の視点になるのですが海外に住むからこそ、なるべく沢山の友人や様々なコミュニティに参加する方が何かあったとき役立ちます。

こんな場面のときにそれを実感しました。

特に子供達の喧嘩の時です。カナダ人、日本人、中国人、アフリカ系、ヨーロッパ系等々、お母さんの考え方が微妙に違うので最初に仲良くなっておけばそれを踏まえ相談ができます。そして日本と少し違うな、それも良いなと思ったのが喧嘩させておくという考え方です。

危ないこと以外叱らず時間はかかっても本人同士が仲直りするまで放っておきます。

第8位:趣味・アクティビティ

日本で取り組んでいる趣味やアクティビティが嫁ぎ先にも存在するのか。

そこに無い場合、独自で継続することは可能化、又は似たものがあるのかなど調べておくと良いと思います。

自分が興味を持ちそうな趣味・アクティビティを新しく見つけるのも楽しいですね!

私はCineplexという大手のムービーシアターで「Family day」という激安映画を見られるイベントを知り「さて今週はどんな映画を放映してくれるのかしら?」と調べるのが楽しみになりました。

約4ドルなのでE.T.など古い映画が多いのですがそれがまた面白くハマっています。

どんなアクティビティが盛ん?

私の住む地域のアクティビティは春秋は公園ヨガ、夏はサップ、カヤック、ヨット、冬はクロスカントリー、スノーシュー等が盛んで市が発行する移住者アクセスカード(年間約30ドル)があればそれらの備品を無料で借りることができるんです。

他にも市報などをチェックすると無料の文化交流会があったり、日本の領事館や大使館、又は日系コミュニティセンターのサイトでも色々なイベントを見つけることができますよ!

第7位:医療制度の違いを知る

カナダの医療制度は原則無料のため患者のトリアージ(ふるい分け)があり、待ち時間が非常に長いです。筆者は妊娠中ぎっくり腰になり救急車で運ばれたのが夜6時過ぎ、トリアージで痛みはさっきより引いたと言ったので検診は次の日の朝8時過ぎでした…待ち時間が長すぎて途中で帰る人も何人かいらっしゃいました。

また精密医療機器の少なさから日本の感覚だと昔の治療法だなと思うことがあります。

例えば私が3年ほど前にカナダで受けたアレルギーテストは血液検査が一般的な日本と違い、背中全体に枡目を書きそこに様々なアレルゲンを塗り大きなカバーをして3日後に炎症が出来ている部分で判断していました。

〜追記〜

この記事を書いて約2週間後、自宅の階段で転び左足の人差し指から骨が出ていました。救急車が到着したのは約10分後、救急病棟に着いた後はすぐレントゲンを撮り骨の位置を戻し縫ってもらいました。

再度レントゲンを撮ると先生が「ごめん、来たときより骨の位置が悪くなってる。」と言いながら再度処置、その後違う階にある整形外科へ移動しギブスをはめてもらい1週間後にレントゲンと抜糸を控えています。病院の滞在時間は約6時間でとても早い診療でした。

救急病棟で言われたのは処置した場所は48時間洗えない、ギブスは寝る時だけ外せるよとのことでしたが、整形外科では1週間洗えずギブスも取ってはいけないという指示がありました。場所によって言う事が違うのはカナダならどこでもよくあることなので疑問に感じたら再度確認してくださいね。

治療代は永住権保有者は無料ですが救急車の搬送代だけ後で請求が来ます。(保険でカバー可能)薬代は病院やクリニックで処方箋を貰い実費となります。ギブスは無料でした。ちなみに義理の弟がカナダに遊びに来た際、指の傷口を切開してもらいましたが7ヶ月経った今も請求は来ていないそう…

良いところはある?

永住権がある人は基本、医療費無料なところだと思います。

その代わり病院や医師の選択権がほぼ無いのでデメリットでもあるのですが考え方を変えると医療に頼りすぎず結果自分自身で健康維持をしていこうというモチベーションにも繋がります。

実際私の周りは健康志向の人が多く、体を動かすアクティビティによく誘ってもらうので有り難いです。

他は長期的な治療が必要なシチュエーションを早い段階から考えられる点でしょうか。日本に住んでいたときよりも持病や遺伝の病気について深く考えるようになりました。

第6位:同じ職種でも形態や給料が違う

私はカナダでセラピストとして働いています。

項目は医療従事者となり日本と比べるとお給料も責任も増えましたが聞いた話によると歯科衛生士や清掃業も他の国々と比べるとカナダは比較的お給料が良いそうです。

ウエイター・ウエイトレスさんも良い環境で良いサービスが出来るとチップだけで生活も可能ですよ。

カナダに行って勉強するのが不安…という場合

国際結婚をしてカナダに移り住む場合、成人になってから移る場合が殆どだと思いますがカナダには職業訓練校と同じようなシステムや専門学校があり、学校へ行き直し専門職に就くのは日本よりも達成しやすい環境だと思います。

大学についても日本と比べると何歳から通っても問題無しという印象です。

そこで私を含め多くの移民が言語の問題と向き合うことになるのですが私のように日本語以外自信が無い場合はカナダに住む自身をよく知った上で自分に出来る仕事を考えると、そこに行くまでのステップも見えてくると思います。

私が行ったセラピスト系の学校は言語上達よりも心体のことを深く知る必要があり興味があったので頑張って勉強が出来ました。

お金の部分についてはカナダ各州が必要とする職種に限り生活費位の助成金を貰いながら無料で勉強できる学校もあるんですよ。

ということは、何歳からでもキャリアアップに挑戦できるので自分の将来を想像しながら調べてみるのも良いですね。

第5位:婚前確認

色々な婚前確認がありますが私が特に話しておけば良かったと思うことは里帰りの頻度です。

お相手の国に住むような話が出たらこちらについても話し合っておくと後で問題になることは少ないと思います。

そして、ただでさえ違う国で育った2人が結婚するので婚前確認出来ることは沢山やっておいて損はない印象です。

他にどんな婚前確認がある?

お金の管理、親戚・家族付き合い(これは国柄によって本当に様々!)、子供の育て方、宗教等…細かいことでは「なぜそんな熱心に子供に日本語を覚えさせるのだろう?」と疑問に思うパートナーもいたり私達側でも同じようにお相手側に思うことがあったりします。

私はかなり楽観主義なのですがこの感覚の違いにより何度も痛い目に合いました。

婚前確認については言い合いになることもあるかもしれないですが思いつくことはなるべく話し合いをして皆さんに幸せな海外生活を始めてほしいと思っています。

第4位:宗教

第5位でも少し書きましたがお相手が信仰している宗教があればご結婚前によく知っておく必要があると思います。

どのくらい信仰しているのか、徹底的にそれを守っているのかどうかでお相手の言動がある程度読めることもあるからです。

どんな問題が起こるのか

例えば年上の人を熱心に敬う宗教を信仰している場合、義両親の言うことが絶対となることもあり後から色々気付くという場合も少なくありません。

それ以外でも宗教から来る問題は様々で後から気付いた場合、抵抗したり言うことを聞いたり又はお相手に寄り添って自分も改めるということになるのですが、宗教との争いにもなり得るので特にお相手のご家族がお相手側に立ってしまった場合、精神的にとてつもない労力を要します。

なのでそういったことはお互い独身のうちに話し合ったり考えたりするほうが良いと私は思うのです。

お相手との考え方の違いだけだとまだゴールが見えるのですがお互いの背後に宗教が絡んでくるととても複雑です。

ただこの問題は結婚初期に起こりやすく、解決すれば再度問題になることは少ないです。

第3位:家族・友人への接し方

出来るだけお相手が親しい友人やご家族と一緒にいてリラックスしている姿をチェックしてみてください。

家族構成や親戚付き合い、家に人の出入りは多いか、そのご家庭に入ったつもりで自分は合っているか合っていないか考えてみると良いと思います。

そして、お相手が自分だけに優しい場合は気をつけたほうが良いかもしれません。

筆者の嫁ぎ先は親戚付き合いが多くイベントも日本の様式と少し異なるので先に知っておいて損は無いなと思った事の1つです。

合わせる?合わせない?

私は一生合わせることが出来ると思うことは合わせ、出来ないと思うことは話し合いをしました。

もちろん、途中で無理になったこともありその時はその都度話し合いをしています。

この問題は私自身だけでなく周りでもよく聞きく問題のひとつです。

第2位:1人になったときの構え

お相手とは死ぬまで添い遂げたい…でも万が一、様々な理由で1人になってしまった場合のことを考え脳内でシュミレーションしておくのも無駄では無いと思います。

カナダで暮らし続けるのか日本に帰るのか、様々な手続きは1人でできるのか、業者に頼む場合はどこが良い、相場など頭の片隅に置いておくことをオススメします。

ずっと一緒!自信があるとしても…

例えば意見のぶつかり合いがあってどうしても自分(達)の未来が見えなくなった場合、この片隅に置いておいた感情を思い起こすことでやっぱり一緒にいたいと思うこともあれば1人になる決心がつく場合もあると思うんです。

子供がいると後者のチョイスは難しいのでどうしたら皆が幸せでいられるか考えられる力をつけるのは大切なことと思います。

第1位:気候・土地柄

実はこれが乗り越えるのに一番大きな壁でした。

私が育った日本の環境は海のある暖かい場所で移住先は海の無い寒い場所。

最初の頃は何故こんな場所へ嫁いでしまったのだろうと思いましたがゆっくり時間をかけ寒い気候と海以外の自然を楽しむようになれました。

実は今も環境は日本の地元のほうが好きなんです。

でも子供や自分達にとってカナダに住むベネフィットを色々頭に並べるとそう悪くないなと思えます。

サクっと気分を変えたい時はどうする?

気候や環境がストレスになり気分を変えたい時はインドアのアクティビティがおすすめです。

私が最近気に入っているのは映画やハワイアンなカフェで冬の休日はよく利用しています。アーチェリーバトルや脱出ゲームなどができる面白い施設も増えました。

いつも陽気な気候で開放的な場所はとても魅力的。でも冬はしっかり寒いメリハリの効いたカナダも悪くないですよ。

さいごに

手を上げ乾杯をする男女

最終的に私はなぜ気持ちを切り替えられたのか。

やはり、カナダ生活を楽しむ!と決めたのが良かったです。やりたいことは後から付いて来ました。

もし、カナダに来てめげそうになったら諦めるを1つでも減らす工夫をしてみてください。

例えば美味しいお寿司が好きだけど身近で手に入らない場合自分がしたこと。

お店を探索しながら日本へ行った時の楽しみとしておく、5時間ドライブしてお寿司を食べに行く、個人でも寿司ネタを買える安いサイトを探す、情報を募るなどなど…とにかく思いつきで動いていました。

そうしているうちに立ち寄れる距離に美味しいお寿司屋さんが出来て大将さんとネタについてお話ができたり、全ては後でやってよかったと思う経験になりますので皆さんが楽しくカナダ生活を送れるよう願っています。

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