オリジナルメンバーのアンディー・ワードがバンドを離れて、実質ラティマーのソロとなったアルバム。
前作NUDEでコンセプトアルバムを復活させ、POP路線からかつてのファンタジープログレへ回帰するのかと
オールドファンを期待させたが、残念ながら本作は、コンセプトアルバムではなく、小曲集的なアルバムと
なっている。
そのため、発売当時はなんとなくガッカリしたことを記憶している。しかし、その後Camelのライブでは必ず
演奏される Sasquatchは必聴です。しかも、この曲ではキーボードにPeter Bardensが久しぶりにCamelで演奏
するなど、多彩なゲストも、このアルバムの魅力のひとつです。
この頃、アンディー・ワードはひどいアルコール中毒でバンド活動をすることができず、バンドを
離れたようで、 Camelogueは、当時のラティマーの心情を歌ったものなのでしょう。
いろいろな意味で、このアルバムはその背景を知れば知るほど深みを感じさせるアルバムです。
もちろん、個々の曲は秀逸です。