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(Sittin’ On) The Dock of the Bay(ドック・オブ・ベイ) – Otis Redding(オーティス・レディング)和訳

目次

曲の紹介

【曲 名】(Sittin’ On) The Dock of the Bay(ドック・オブ・ベイ)
【アーティスト】Otis Redding(オーティス・レディング)
【作詞・作曲】Steve Cropper(スティーヴ・クロッパー)、Otis Redding(オーティス・レディング)
【概 要】この曲は、1967年にレコーディングされたが、その数日後の1967年12月10日にツアーに向かう自家用飛行機の事故で、オーティスは26歳で亡くなった。

彼の死後、1968年1月にシングルとしてリリースされると、全米ビルボード1位を記録する大ヒットとなった。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では26位にランキングされている。

【記事参照元】 (Sittin’ On) The Dock of the Bay-Wikipedia
【原詞引用元】Otis Redding–(Sittin’ On) The Dock of the Bay Lyrics-Genius

曲の解釈

この曲は彼の死後に発表され、初めて全米ビルボード1位を記録した彼の名作となりました。
そう思ってきくと、オーティスの魂の叫びが聞こえてくる気がします。

曲の内容は、おそらく黒人の男性が職もなく日がな一日、サンフランシスコ湾の埠頭で出入りする船を眺めてる情景を歌っています。
曲調はブルースではありませんが、詞はまさにブルースのような絶望、哀しみを表現しています。

彼自身がサンフランシスコのボートハウスで出入りする船舶を観てインスピレーションを得たようですが、彼の内面が表現されているように思えます。

とてもシンプルな曲ですが、とても深い名曲だと思います。

[Sittin' On] The Dock Of The Bay (Take 2)

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

(Sittin’ On) The Dock of the Bay

Sittin’ in the mornin’ sun
朝日の中、座り込んで
I’ll be sittin’ when the evenin’ come
日が暮れても、座り込んでいるだろう
Watching the ships roll in
船が入ってくるのを眺めながら
And then I watch ’em roll away again, yeah
それから、また出ていくのを見るのさ

I’m sittin’ on the dock of the bay *1
埠頭に座り込んでいる
Watching the tide roll away
潮が引いていくのを眺めながら
Ooh, I’m just sittin’ on the dock of the bay
ああ、埠頭に座り込んでいる
Wastin’ time
時を潰しながら

2)
I left my home in Georgia

ジョージアの家を出て
Headed for the ‘Frisco bay *2
フィスコ湾へ向かった
‘Cause I’ve had nothing to live for
なぜなら、生きがいなんて何もなかったし
And look like nothin’s gonna come my way *3
何も期待できないと思えた

So I’m just gonna sit on the dock of the bay
だから、埠頭に座り込んでいる
Watching the tide roll away
潮が引いていくのを眺めながら
Ooh, I’m sittin’ on the dock of the bay
ああ、埠頭に座り込んでいる
Wastin’ time
時を潰しながら

Look like nothing’s gonna change
何も変わりそうにない
Everything still remains the same
すべては、元のまま
I can’t do what ten people tell me to do
10人がかりでやれと言われても、できやしない
So I guess I’ll remain the same, yes

だから変わりようがないのさ、きっと

3)
Sittin’ here resting my bones
ここに座って骨休めさ
And this loneliness won’t leave me alone
この孤独は、俺を一人ぼっちにはしない
It’s two thousand miles I roamed
2千マイルも彷徨って
Just to make this dock my home
この埠頭を故郷にできたのさ

Now, I’m just gonna sit at the dock of the bay *4
今も、相変わらず埠頭に座り込んでいる
Watching the tide roll away
潮が引いていくのを眺めながら
Ooh-wee, I’m sittin’ on the dock of the bay
ああ、埠頭に座り込んでいる
Wastin’ time

時を潰しながら

キーワード

*1 the dock of the bay : “dock”は「波止場」「船舶のドック」ですが、座るイメージから「埠頭」としました。
*2 the ‘Frisco bay :”Frisco” はサンフランシスコの別名なので、正式には「サンフランシスコ湾」
*3 nothin’s gonna come my way : 直訳では「何も俺に(いいことが)起きない」ですが、文脈から「何も期待できない」としました。
*4 I’m just gonna sit at the dock of the bay:”be going to”は「~することになっている」の意味で、「相変わらず埠頭に座り込んでいる」としました。

アーティストの紹介

【名 前】Otis Redding(オーティス・レディング)
(出生名:Otis Ray Redding Jr. )
【生 誕】1941年9月9日
【出身地】アメリカ、ジョージア州ドーソン
【概要】
彼は家族を養うために15歳で学校をやめて、リトル・リチャーズのバックバンドで働いた。
1958年にジョニー・ジェンキンスのバンド、ピネトッパーズに加入し、歌手兼ドライバーとして南部をツアーで廻った。

1962年に彼の最初のヒットシングル「These Arms of Mine」がスタックス・レコードよりリリースされた。
1964年に初のデビュー・アルバム「Pain in My Heart」がリリースされた。

当初はアフリカ系アメリカ人だけに人気が集まったが、次第にアメリカのポップ音楽ファンに知られるようになった。
ロサンゼルスのナイトクラブ「Whisky a Go Go」で演奏し、ロンドン、パリなどの主要都市でヨーロッパツアーを行った。

1967年にはモントレー・ポップ・フェスティバルで演奏した。

残念ながら、1967年12月9日にバンド・メンバーと共に自家用飛行機で移動中に墜落事故で亡くなった。

この事故の直前にレコーディングした、「(Sittin’ On) The Dock of the Bay」は、Billboard Hot 100とR&Bチャートの両方で初のナンバーワンレコードとなった。

彼の音楽は今でも多くの人々に愛されており、「(Sittin’ On) The Dock of the Bay」は、今でも多くの人に歌い継がれている。

代表アルバム

1965年 Otis Blue/オーティス・ブルー

1968年 The Dock of the Bay/ドック・オブ・ザ・ベイ

1993年 The Very Best of Otis Redding, Vol. 1/ザ・ベリー・ベスト・オブ・オーティス・レディング

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