「ヘイ、メン!」
「ヘイメ~ン」
「ヨー!メン!」
よく聞くフレーズだけど、何と言っているのだろうか?
あなたの顔に凹凸が少ないから、では決してありません。
意味はなく、呼びかけや挨拶で使います。
しかし、発音のしかたで「感情」を幾通りも表現できる、便利なフレーズです。
「よぉ」「おっす」「やあ諸君!」のようなものかも。
Hey man(ヘイメン)とYo man(ヨーメン)の意味
Hey,man!
「Hey man」は、あいさつ・呼びかけの言葉。
親しみのある関係、くだけた関係の場合によく使うフレーズです。
「おぃ!」
「やぁ!」
「うっす!」
「ちいーっす」
といったもので、挨拶代わりの掛け声です。
挨拶以外には、
・会話の途中、沈黙の途中の雰囲気を変える「hey man」
・「落ち着けー」の意味が込められた「hey man」、
・悪い言葉を言う代わりに「ヘイ、メーーーーン ↑↑↑↑」と叫ぶ場合もあります。
また、
・挨拶はしたくないけれど、一応挨拶をする時も「hey man」
・ただ「イケてない奴」を皮肉る意味でも使います。
会話の最初が「ヘイ、メーーーン ↓↓↓↓」と下がり調子だと、失敗や気分の悪い話が続く感じです。
逆に「ヘィメン」と短く発音してから話しだすと、
「ねえちょっと」と、何か返事を求めた会話が始まる予感がします。
いろんなシチュエーションに用いることができる言葉です。
アメリカでは頻出ですが、
イギリスでは「Hey,mate!(ヘイ、メイト!)」と使うことも多いようです。
Heyとはどんな意味?
「やあ!」に相当する「Hi!(ハイ、ハーイ)」の挨拶ことばをくずしたのが「Hey!(ヘイ)」。
「Hi,there!」だと、「こんにちわ」ですが
「Hey,there」「Hey,man」だと、もっと親しい感じがします。
人名でもあります。
「Heyman」さん、「Heymann」さん、「Heymans」さんと、普通に多く見かける人の名前。
Yo,man! もあいさつ言葉 Hey man!との違い
「Yo man!(ヨーメーン)」も
Hey man!同様、あいさつ・呼びかけの言葉。
Yo manを会話の冒頭で使う場合は、hey manより、もっと感情が乗った感じです。
なんらかの気持ちを伝える前に、"Yo man,~~"と始めるときも。
「Yeah,man(ヤーマン)」だと、
「せやなぁー」「そうだねー」といった、相づちに近い肯定の意味があります。
Hey manもYo manも
「かしこまった」場所では控える表現です。
目上の人や上司に使うのも注意が必要です。
母国語が英語の方だと、会話の冒頭と最後にやたら「メン」をつけて話す人がいます。
単に口ぐせなのでしょうね。
話の調子(リズム)を「メン」で取っている感じです。
「Oh man」「Oh boy」の意味
「Oh man(オーメーン)」や「Oh boy(オーボーイ)」もよく聞くフレーズですね。
オーメン、オーボーイの意味は「あらら」でしょうか。
「マジ?」
「あちゃー」
「やれやれ」
「しもたー」「なんてこった」
「あらら」「あぁぁぁぁ」と、いった感じです。
嬉しさの表現として使うことも。
この場合「マジか!」「やったー」というニュアンス。
弱く短くだと、少し驚いたくらいの感情表現に。
強くハッキリ、もしくは強く伸ばしたりすると、
強い気持ちで「なにか、あったの?」となります。
発する言葉の調子で、感情表現も変わってくるフレーズですね。
女性でもよく使う表現です。
また、女性に対しても「man」を使います。
Oh,man!と叫んでいるのではなく
「Omen=前兆、予兆」という意味の英語です。
「My oh my(マイオーマイ)」「Oh dear(オー、ディアー)」だと
「あら、まぁ」
「あらあら」「おやおや」という意味です。
若者より年を召した方が使う印象です。
「dude(デュード)」の意味
言葉の冒頭や最後に「man」が入るフレーズを紹介してきました。
「man」に代わって、「dude(デュード)」を使うこともあります。
19世紀にイギリスで発生した言葉で、
初期の頃は洒落男(ダンディ)という意味合いを持っていたのが
そこはかとなく「田舎者」的なニュアンスも含んで使われるようになり、
のちに、スケボーやサーファーの人が互いを呼び合う言葉になっていきました。
男性が男性を呼ぶときに使うのが主だったのが、
今は女性も使うこともあり、垣根はなさそうです。
「お前ー」「おーい」という呼びかけ、挨拶のほか
「アイツってスゲーよな」と会話に使うなど。
会話の最初や最後に「dude」を入れて、調子をとったり、
人の名前を呼ぶ前、親しい人に挨拶する時にも「Dude!」を使います。
「Hey man!」と同じで、
強い調子で言うと、攻撃的な言葉になります。
~メンのまとめ
ヘイメーン!
ヨーメーン!
オーメーン!
オーボーイ!
デュード!
挨拶、喜び、がっかり、感嘆、話の切り替え、口ぐせ。
使うトーンで、いろいろな意味に使えるのが共通点でした。
どれも、俗語、スラングとなるので
親しい間柄で用い、フォーマルな場所では使わない言葉です。
言い方や使う場所に注意したいですね。
以上、「~メン」がつく言葉
英語のフレーズ言葉についてのまとめでした。