最初にレンタル・レコード店を見つけたのはお茶の水のマンションの1室で営業している某店でした。

それまではレコードを買うか、エアチェック(という言葉は死語ですか?)してカセットに録音して音源を入手(友人との貸し借りもありましたけど)してました。

そんなところにこのレンタルレコード店の出現には狂喜乱舞したものです。

僕が見つけたのはお茶の水の某店でしたが、日本初(*)のLPレコード・レンタル店「黎紅堂(れいこうどう)」の開店は80年6月に三鷹市で、ということなので、さほど時間差はありません。

レンタル料金ですが350円で2泊3日(黎紅堂では1泊2日で250円だったらしい)くらいではなかったかと思うのですが・・・
その後お茶の水界隈に黎紅堂支店が開業したと思ったら、直後に当時池袋界隈に住んでいましたが、
立教大学の近くにも開店(ここは黎紅堂ではなかった、と思います)したのでその後はここを利用していました。

ここは会員登録すると好きなアイテムを2点入荷してくれる、という素晴らしい特典があったのでキンクスのOne For The Roadを入荷してもらいました。
僕以外にレンタルした客はいたのでしょうか・・・?
そしてもう1点がなぜか清野由美さんというシンガーのアルバムでした。
たぶんカワイイと思ったから聞いてみたかったんだと思います。

one for the road seino yumi

その頃にレンタルしてカセットに録音した音源は今では相当数処分してしまって
いますが、残っているモノから最近気に入っているスティーヴ・クロッパーの81年のソロ・アルバムPlayin' My Thangから2曲紹介したいと思います。


playin' my thang

このひとはBooker T. & MG'sのギタリストですが、ソロ・アルバムも何枚か出ていますし、プロデューサーでもあり、ブルースブラザースバンドのギタリストでもり。。

このPlayin' My ThangはCD化されてないらしいです。
正直タイトル曲以外は今ひとつの出来ではないかと個人的には思うのです。
というのもAORなのですね 全般に。
TOTOのD.ペイチが参加した曲もあるし。

ただタイトル曲はめちゃくちゃカッコいいです。
彼はロッド・スチュワートAtlantic Crossingにも参加していますが、このアルバムのThree Time LoserやStone Cold Soberといった僕の好きなナンバーと同じようなミドル・テンポのロックン・ロールですね。
こんな感じの他にもあったらどなたか教えてください。


彼のギターは、たいしたことはやってないように感じるのですが、テレキャスのトーンでのシンプルなフレーズが実に・・・  かっこイイというしかないのです。

1曲だけでは寂しいのでデヴィッドペイチも参加したGive 'Em What They Want
を追加してみます。

1. Give 'Em What They Want
2. Let The Good Times Roll
3. Playin' My Thang
4. Fly
5. Sandy Beaches
6. With You
7. Feet
8. Why Do You Say You Love Me
9. Ya Da Ya Da

から3と1を。

動画はBlues Brothers Band & Paul Rogers - The dock of


(*)日本初については、その後ご指摘をいただき、どうもそれ以前にレンタルを始めたショップが存在していたようです。

いいかげんな記述で申し訳ありませんでした。