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今夜はジャズな気分

#4 お得なパスで現代ジャズに心ゆくまで浸かる

ジャズの聖地・ニューヨーク。毎晩この街のどこかで、ベテランから新人まで多くのアーティストが熱いセッション繰り広げる。老舗や隠れた名店などがひしめき合うこの街で、ジャズが聴けるおすすめスポットをジャズドラマーの三上麟太郎さんが案内する。


お得なパスで現代ジャズに心ゆくまで浸かる

今回紹介するスポットは、ジャズギャラリー。その名の通り、同店はクラブやバーではなく、ジャズのコンサートを行う会場として1995年より営業を続けている。

「現代のニューヨークのジャズシーンを牽引する若手アーティストのライブに力を入れている印象があります。我々ミュージシャンにとっても大切な会場の一つです」と三上さんは話してくれた。

同店は、メンバーシップ制度があり、月額または年額で一定の金額を支払うことにより、各ライブの入場料が、無料もしくは割引きになる。また、例年6月頃〜9月頃には、60ドルほど支払えば、期間限定で指定されたいくつかのライブが観れるというユニークな「サマーパス制度」を導入している。毎週のようにジャズライブを観たい! 思うジャズファン、音楽好きの方には特におすすめ。

 

/三上さん注目のライブ情報/

Harish Raghavan Quintet

5月31日(金)〜6月1日(土)

午後7時30分〜/9時30分〜

南インドにルーツをもつ米国人のジャズベーシスト、ハリシュ・ラガヴァンを迎える。アートのような存在感を見せつける彼のベースラインは圧倒的なステージ。

 

Jazz Gallery

1158 Broadway, 5th floor

jazzgallery.org


三上麟太郎rintaro-mikami.com

1995年、東京都生まれ。ジャズドラマー、パーカッショニスト、作曲家。21歳で渡米し、ニュースクール大学を卒業後はニューヨークを拠点に活動。2023年9月には自身初となるリーダーアルバム『First Fish』をリリース。Canopus Drumsのエンドーサーを務める。

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