韓国市場動向トピックス2024年1〜2月|JNTO(日本政府観光局)
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韓国市場動向トピックス2024年1〜2月

韓国市場動向トピックス2024年1〜2月

1-2月の市場動向トピックス

  • 2024年1月の訪日韓国人数は、対2019年同月比10.0%増の857,000人であった。
  • 2024年2月の訪日韓国人数は、対2019年同月比14.3%増の818,500人であった。
  • 燃油サーチャージの下落、日本各地への地方路線の増便・復便等の影響もあり、訪日外客数は月別で過去最高となった。仁川=青森間の復便、仁川=大分間の復便、仁川=新千歳間の増便等もあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。なお、仁川=鹿児島間等でチャーター便の運航もされた。

1-2月の主なプロモーション活動

夕焼けの指宿で砂むし温泉視察に向かう参加者 写真

夕焼けの指宿で砂むし温泉視察に向かう参加者

八女福島の街並みを散策する参加者 写真

八女福島の街並みを散策する参加者

九州への旅行会社招請を実施

 1月26日から29日まで、韓国の旅行会社7社、7名を九州地域に招請した。2023年10月29日に約4年ぶりに復活したソウル(仁川)=鹿児島便を利用して訪日し、3泊4日で九州をめぐる今回の行程では、「(日本の)伝統、食、茶、酒造、温泉」をテーマに訪問地を選定した。これらは2023年10月より開始している「日本旅行専門家セミナー」(旅行会社向け)のテーマとリンクさせたものであり、招請した7人は、セミナーを受講する旅行会社のツアー造成担当者で、テーマに対する知識や見聞が深まることを期待して選定した。鹿児島では指宿の砂むし温泉、熊本では本格焼酎の蔵元によるジャパニーズ・ウィスキーの蒸留所「嘉之助蒸留所」を見学したほか、佐賀の嬉野、福岡の八女等の日本茶の文化体験をする等、伝統的な観光素材に加えて新しい九州の観光の魅力を視察した。招請終了後の各参加者に対するアンケートでは「あまり知られていないスポットを訪問できてよかった」「テーマを設定した見学をしたことで、テーマごとの旅行商品開発をすることを思いついた」等の感想が寄せられた。またこの招請を受けて、今春以降の商品造成、販売を想定し、企画に移るという回答も見られた。