【子育て】「絵本」がことばと心を育ててくれた|かぼちゃ
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【子育て】「絵本」がことばと心を育ててくれた

小学生の時にASDの診断を受けた長男の「ことばの獲得」に重要な役割を果たしたのは、なんといっても「絵本」でした。

目と目を合わせることは難しくても、「一緒に同じものを見る」ことはできました。

そして、読んで欲しい本を持って来て膝の上に座り、読んで欲しいとせがむようにもなりました。読み聞かせの時間は私たち親子にとっての大切な時間でした。本を仲立ちにして愛着も深まっていったように思うのです。


長男と次男ー本の好みの違い

ASDの診断を受けていた長男と、とても繊細なところのある次男とでは、小さい頃から好みの本も違っていました。

長男は、図鑑的な本やことば遊びのある本が好み。
次男は、ストーリー性があって優しい本が好み。

長男4歳、次男2歳の時ぐらいからは、一冊の本を二人に読み聞かせをするようになりましたが、主に次男の好みのストーリー性のある本を読んでいました。私もその方が好きなもので…。

何度も読んでいるうちに長男もその面白さに気づいたのか、ストーリーのある本も好きになっていきました。兄弟がいるというのはありがたいことです。
長男は、自分の好みの本は、ひとりの時に見ていました。

現在の長男の本棚には、図鑑的なものとストーリーとが混在しています。

本棚の一部

ことばを育ててくれた絵本たち

特に思い出深い絵本や雑誌をできるだけ時系列にご紹介します。

いないいないばあ(松谷みよ子)

みんな大好き「いないいないばあ」
やっぱり松谷みよ子さんのがいいなぁ。

マミイ(月刊誌)

すでに廃刊になってしまった「マミイ」。0~2歳を対象にした月刊誌でした。大きな写真や絵がたくさん載っていました。
長男が生まれて初めて自分から興味を示したのはこれ。
写真を指さし、ひとつひとつ名前を言ってほしがりました。

ベビーブック

対象年齢は「マミイ」と同じか少し上なのですが、キャラクターがたくさん登場し、少しごちゃごちゃした感じが長男には不評でした。
もう30年も前のことですから、今はわかりませんが…。

おひさま(月刊絵本雑誌)

残念ながらこちらも廃刊になってしまいましたが、子どもたちも私も大好きな絵本雑誌でした。

「ぶらぶらばあさん」シリーズや「へんてこライオン」シリーズなど、今もよく覚えています。

「ぶらぶらばあさん」、絵がシュール。なのに子どもは好きでした。意外。

「へんてこライオン」、長新太さん作。

電車の図鑑、ポケモンの図鑑 多数

コレクションのように本棚にズラッと並んでおりました。それらを何度も何度も、ボロボロになるほど読んでいました。(もっぱら長男が)

ノンタンシリーズ

小型本なので病院の待ち時間や長時間の移動時などに重宝しました。本があればしばらく静かにできました。

五味太郎さんの絵本

五味太郎さんの絵本はことば遊びがあって絵が印象的で、どれも大好きでした。


言葉図鑑(全10巻)は、特にASDのお子さんにピッタリの絵本だと思います。息子が大きくなってからは、勤務していた支援学校の小学部に持って行きました。大人が読んでも面白いですよ!
1:うごきのことば  
2:ようすのことば  
3:かざることば(A)
4:かざることば(B) 
5:つなぎのことば 
6:くらしのことば 
7:たとえのことば
8:かくれたことば
9:しっぽのことば
10:なまえのことば

の10巻があります。


「はじめてのおつかい」「こんとあき」

特に次男が好きだった本2冊です。つられて長男も好きになっていきました。
次男は、「はじめてのおつかい」の主人公みいちゃんが困っている場面を飛ばしてほしがりました。共感力が高すぎて辛くなるようでした。

「かいけつゾロリ」シリーズ

自分で読めるようになって二人ともドはまりしたのは「かいけつゾロリ」シリーズ。新刊が出るたびに買っていました。今でも新刊が出続けていますね!

「ハリーポッター」シリーズ

かいけつゾロリの後が「ハリーポッター」でした。もう絵本は卒業です。
実は私の父が最初に読み、「すごく面白いから孫に読ませたい」とすべての漢字にふりがなを振ってくれたのです!

「おじいちゃんからのプレゼント。ふりがなも振ってあるよ!」と息子に渡しましたが、さすがにその分厚さと字の小ささに圧倒されて、しばらく置きっぱなしになっていました。

仕方がないので私が読んでみたところ、めちゃめちゃ面白いじゃないですか!
本当にめちゃめちゃ面白そうに読んでいたからでしょうか。
長男が読み始め、次に次男が読み始めました。

それからは私も含めて3人で「ハリポタ」にドはまり。
次男などは全巻3回ずつ読み返していました。

支援学校 小学部で人気のあった絵本たち

私が(特別)支援学校の小学部に勤務していたころ、子どもたちに大人気だった絵本たちもご紹介します。

「だるまさん」シリーズ

支援学校の教員をしておられた かがくい ひろし さんの絵本。
「だるまさん」「だるまさん」「だるまさん」が特に有名です。
何回読んでも子どもたちは引き込まれます。
そしてだるまさんのまねっこ遊びを楽しみます。
楽しみながらコミュニケーションのことばも身につく素晴らしい本だと思います。現場で日々子どもたちと接してこられたかがくい先生だからこそ作れた絵本。

へんしんシリーズ

子どもたちにとっては「ことば遊び」が面白くてたまらない本。
喜ぶ子どもたちをみていると、大人も楽しくなっちゃう本。

カッパが「かっぱ かっぱ かっぱ」といいながらトンネルに入ると
「ぱかっ ぱかっ ぱかっ」とウマになって出てきちゃいました


「へんしん」シリーズ公式サイトはこちら↓

ぞうくんのさんぽ

わかりやすさと優しい絵柄と最後のオチが子ども心をくすぐります

はらぺこあおむし

とにかく色がきれいで、穴から覗くと何かおいしそうな食べ物が見えて、そして最後に蝶になる。子どもも大人もウキウキしますよね。



いや~絵本っていいですね~。
ことばと心が豊かになります。
子どもも大人も😊

みなさんがお好きだった絵本は何ですか?
お子さんのお気に入りの絵本は何ですか?
今の療育施設や(特別)支援学校などで人気の絵本は何ですか?
コメントでご紹介いただけると嬉しいです!
よろしくお願いします😊


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