スペイン・カタルーニャ州、独立派が議会選で敗北-中央与党系が勝利
Jorge Valero、Clara Hernanz Lizarraga-
カタルーニャ社会党の得票率は約28%に達し、42議席を確保した
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過去10年余りで初めて独立派主導でない州政権が発足する可能性
スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)で12日に実施された州議会選挙(定数135)で、中央政府のサンチェス首相の社会労働党系で、反独立の「カタルーニャ社会党」が最大議席を獲得し、勝利を収めた。
サルバドール・イジャ氏率いるカタルーニャ社会党の得票率は約28%に達し、42議席を確保した。同党の連立工作が成功すれば、過去10年余りで初めて独立派主導でない州政権が発足することになるが、失敗すれば再選挙もあり得る。
アラゴネス州首相の少数政権を支えてきた独立派の「カタルーニャ共和左派(ERC)の得票率は14%にとどまり、議席を20に減らした。独立を問う住民投票を強行した後、国外に逃れたプチデモン元州首相派の「カタルーニャのための連合」(得票率約22%)は、独立派で最も多い35議席を得た。
原題:Socialists Win Catalan Election But Region Heads for a Stalemate(抜粋)
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